JPH021335Y2 - - Google Patents

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JPH021335Y2
JPH021335Y2 JP1981018837U JP1883781U JPH021335Y2 JP H021335 Y2 JPH021335 Y2 JP H021335Y2 JP 1981018837 U JP1981018837 U JP 1981018837U JP 1883781 U JP1883781 U JP 1883781U JP H021335 Y2 JPH021335 Y2 JP H021335Y2
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JP
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sided frame
building wall
shaped
frame
wall
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JP1981018837U
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JPS57133777U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエレベータの出入口枠を構成する三方
枠を建屋壁に固定する場合に適したエレベータの
出入口装置に関するものである。
エレベータの乗場部には縦枠及び横枠から形成
された三方枠が取付けられている。この三方枠は
建屋壁の昇降路に貫通して開口する穴に据付けら
れるが、この開口部と三方枠の隙間は建築基準法
で定められた不燃材を用いて塞ぐ必要がある。第
1図及び第2図は従来用いられている三方枠の取
付け構造の一例を示すものであり、図中、1は建
屋壁、2はエレベータの乗場部に取付けられる三
方枠、3は三方枠2と建屋壁1との隙間を塞ぐモ
ルタル、4は溶接片5をボルト6にて三方枠2に
固定する固定金具である。7は建屋壁1に配筋さ
れている鉄筋、8は三方枠2を建屋壁1に固定す
るため溶接片5と鉄筋7を継ぐ接続棒、9はモル
タル3を止めるモルタルせき板、10はモルタル
3の上に塗られる仕上げ壁である。
ここで、上記三方枠2を建屋壁1に取付ける場
合の施工法を説明すると、従来では、一般的に第
1図及び第2図に示すように、建屋壁1の穴(A
×B)に三方枠2を組込んで芯出しを行ない、建
屋壁1の鉄筋7と三方枠2の溶接片5を接続棒8
を介して溶接によつて固定する。そして前記建屋
壁1の開口部と三方枠2の隙間を塞ぐためにモル
タルせき板9を取付け、次いでその隙間部にモル
タル3をつめた後、仕上げ壁10を施し、最後に
モルタルせき板9を取外している。
しかしながら、この従来の取付け作業では次の
ような欠点があつた。
(1) 三方枠を溶接により固定するため芯出し(前
後左右のたおれ)作業を同時に行ない、しかも
溶接をしなければならず、芯出し固定に多くの
時間が必要になり、また溶接時のアークなどで
作業に危険が伴なう。
(2) 三方枠を溶接により固定するため、その溶接
時に歪みが発生したり、溶接スパツターなどに
よる極部歪みが発生し、意匠品としての三方枠
が損傷したり、その手直しに多くの時間が必要
になる。
(3) 三方枠の形状や開口部の隙間の大きさによつ
ては三方枠内に多量のモルタルを詰込まなけれ
ばならず、作業時間が多く必要になつたり、モ
ルタルの重量による変形のおそれもある。
(4) 営業運転中に三方枠の変更などを要して取替
えるとき、モルタルの取外し及び鉄筋の切断等
があり、復旧に多くの日数が必要になる。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、三方枠の固定に溶接を用いることなく、ボル
ト締めにより行なうことにより、上記した従来の
欠点を解消したエレベータの出入口装置を提供す
ることを目的とするものである。
以下、第3図によつて本考案の実施例を詳細に
説明する。図中、第1図及び第2図と同符号は同
一部分を示し、11は断面がL字状に形成された
三方枠固定金具としてのL字形金具であり、この
L字形金具11はその基部11aが建屋壁1の開
口部壁1aと対向する三方枠2の一側面に当接さ
れて固定金具4及びボルト6により固定されてい
る。この場合、L字形金具11の折曲部11bは
三方枠2の表面と同一直線上に位置されており、
その基部11aには取付け穴が、そして折曲部1
1bには長穴がそれぞれ設けてある。12は建屋
壁1と三方枠2との間にこの隙間を塞ぐように設
けられた建屋壁固定金具としてのL字形金具であ
り、この基部12aの先端部が三方枠2の表面と
L字形金具11の折曲部11bに接合されてい
る。この基部12aには前記L字形金具11の折
曲部11bにあけられた長穴と対応して長穴が設
けてある。13は前記各L字形金具11,12の
長穴に対しこのL字形金具12の表面側から挿入
されたボルトであり、このボルト13とナツト1
4の組合せにより三方枠2がL字形金具11を介
してL字形金具12に固定されている。15はL
字形金具12の折曲部12bが建屋壁1の開口部
壁1aに当接されて該L字形金具12を固定する
ためのコンクリート鋲である。
次に上記実施例の施工法を説明する。ここで、
三方枠2の一側面にはL字形金具11が固定金具
4及びボルト6により固定されて三方枠2が図示
しないしきいに据付けられているものとする。ま
ず、L字形金具12の各基部12a、折曲部12
bを三方枠2の表面一部、建屋壁1の開口部壁1
aにそれぞれ当接させてL字形金具12を建屋壁
1と三方枠2との隙間に位置させる。すると、L
字形金具11の折曲部11bにあけられた長穴と
L字形金具12の基部12aにあけられた長穴が
重なり合い、これら長穴にボルト13を挿入して
L字形金具11にL字形金具12をボルト13及
びナツト14にて仮固定し、三方枠2の前後方向
の芯出しを行なう。そして、前記L字形金具12
をコンクリート鋲15で開口部壁1aに固定し、
次いで三方枠2の左右方向の芯出しを行なつた
後、上記ボルト13及びナツト14を本締めして
L字形金具11にL字形金具12を強固に固定す
る。これによつて、三方枠2の芯出しが完了する
と同時に、建屋壁1と三方枠2との隙間が前記L
字形金具12で塞がれるため、このL字形金具1
2がモルタル詰め用のせき板を兼ね、その取付け
も完了する。最後に前記L字形金具12の表面に
仕上げ壁10を施し、三方枠2の取付けが完了す
る。なお、L字形金具12を建屋壁1の開口部壁
1aに固定する場合、コンクリート鋲15の他に
アンカーボルトにて固定してもよい。
このように上記実施例によると、三方枠2の固
定に溶接を用いることなく、一組のL字形金具1
1,12の組合せによるボルト締めによつて三方
枠2を建屋壁1の開口部壁1aに固定できるの
で、溶接による三方枠の変形や意匠面への損傷な
どがなくなる。また、L字形金具11,12は三
方枠2の取付けの他に建屋壁1と三方枠2との隙
間を塞ぐ機能を有しているので、専用のモルタル
用せき板やその取付作業が不要になり、作業が容
易になる。さらに、三方枠をその表面上において
固定することにより、モルタルの使用量を大幅に
減少できる。さらには、三方枠2をボルトにより
固定するため、営業運転中などにおいて三方枠2
を変形させたときなどはその取替えが容易にでき
る。さらには、ナツト14をスペシヤルナツトに
することにより、作業が乗場側から全て行なえる
ため、作業者の安全性を向上させることもでき
る。なお、このスペシヤルナツトとは、例えば、
クリツプ状に形成された板がL字形金具11の折
曲部11bにクリツプされて固定され、このクリ
ツプ状の板にさらにナツトが固定されて構成され
たクリツプナツト等の俗称であり、ボルト13を
回す際に通常行われるナツトの固定を不要とする
戻り止めナツトを意味するものである。
以上説明したように、本考案にかかるエレベー
タの出入口装置は、三方枠の固定に溶接を用いる
ことなく、ボルト締めによつて行なうことによ
り、溶接による三方枠の変形や損傷がなくなり、
また三方枠の取付け作業やその取替え作業が容易
になるとともに、作業を乗場側から行なうことが
可能になつて安全性が増し、さらにモルタルの使
用量を大幅に減少できるとともに三方枠の取替え
が容易に行えるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はエレベータの出入口装置を示す正面
図、第2図は従来用いられているエレベータの出
入口装置の一例を示す第1図の一部断面図、第3
図は本考案によるエレベータの出入口装置の一実
施例を示す第2図相当の断面図である。 1……建屋壁、2……三方枠、11……L字形
金具(三方枠固定金具)、12……L字形金具
(壁固定金具)、13……ボルト、14……ナツ
ト、15……コンクリート鋲。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エレベータの乗場部に開口部が設けられた建屋
    壁、 上記開口部に組込まれた縦枠及び横枠からなる
    三方枠、 この三方枠に一辺がボルト固定され、この一辺
    は上記建屋壁に対し離隔して設けられた第1のL
    字形金具、 この第1のL字形金具の他辺に一辺がボルト固
    定され、他辺が上記建屋壁の上記開口部壁に直接
    固定されて上記三方枠と建屋壁との間の隙間を塞
    ぐ第2のL字形金具、 上記第1のL字形金具と三方枠との固定側に対
    向する側の上記第2のL字形金具の面を覆う仕上
    げ壁 を備えたことを特徴とするエレベータの出入口装
    置。
JP1981018837U 1981-02-13 1981-02-13 Expired JPH021335Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981018837U JPH021335Y2 (ja) 1981-02-13 1981-02-13

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JP1981018837U JPH021335Y2 (ja) 1981-02-13 1981-02-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57133777U JPS57133777U (ja) 1982-08-20
JPH021335Y2 true JPH021335Y2 (ja) 1990-01-12

Family

ID=29816791

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JP1981018837U Expired JPH021335Y2 (ja) 1981-02-13 1981-02-13

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