JPH07127163A - 複合耐火パネルの取付方法 - Google Patents

複合耐火パネルの取付方法

Info

Publication number
JPH07127163A
JPH07127163A JP30105493A JP30105493A JPH07127163A JP H07127163 A JPH07127163 A JP H07127163A JP 30105493 A JP30105493 A JP 30105493A JP 30105493 A JP30105493 A JP 30105493A JP H07127163 A JPH07127163 A JP H07127163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
angle
mounting
fireproof
welded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30105493A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Abe
修 阿部
Yukio Arashi
幸雄 嵐
Satoru Watanabe
渡邊  悟
Mitsuhiro Ishida
光弘 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUMURAGUMI KK
NGK Insulators Ltd
Matsumura Gumi Corp
Original Assignee
MATSUMURAGUMI KK
NGK Insulators Ltd
Matsumura Gumi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATSUMURAGUMI KK, NGK Insulators Ltd, Matsumura Gumi Corp filed Critical MATSUMURAGUMI KK
Priority to JP30105493A priority Critical patent/JPH07127163A/ja
Publication of JPH07127163A publication Critical patent/JPH07127163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 足場を組むことなく、建屋側からの作業によ
りパネル支持構造部を形成して複合耐火パネルの取付を
おこなう。 【構成】 H形鋼製の柱5に、上下方向に間隔をおいて
取付板6を溶接し、上下方向に延びる通しアングル1
1,12を、頭部に回り止めを施されたボルト23への
ナツトがけにより、取付板6にボルト締めするとともに
該通しアングルの先端縁部11a,12aを取付板6に
溶接し、受けアングル13の垂直辺部を前記通しアング
ルにボルト締めするとともに該通しアングルの先端縁部
11b,12bを受けアングル13に溶接し、1乃至複
数枚段積みされた複合耐火パネルの耐火パネル2部の両
端部下面を受けアングル13により支承するとともに、
耐火パネル2の長手方向両端部を連結金物によつて前記
通しアングルに連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、耐火パネルの表面側
に被覆パネルを被着した複合耐火パネルを、長手方向を
水平方向に向けて建物躯体に取付ける取付方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すようにたとえば軽量気
泡コンクリート板から成る耐火パネル42の表面側に金
属製の被覆パネル43を被着してなる複合耐火パネル4
1を、長手方向を水平方向に向けて建物躯体である柱4
5に取付けるには、柱45の左右両側に上下方向に延び
る通しアングル51,52を溶接し、さらにこれらの通
しアングルに受けアングル53を溶接して、支持構造部
を形成しておき、この受けアングル53上に耐火パネル
42の両端部下面を載せ、耐火パネル42の両端部を連
結金物28により通しアングル51,52に連結してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記の取付方
法においては、通しアングル51,52と柱45の溶接
部55および受けアングル53と通しアングル51,5
2との溶接部56は、いずれも屋内側からは施工でき
ず、パネル取付面の外方に足場を組んでこの足場上から
溶接作業をおこなう必要があり、足場組みのために工期
と費用を必要とし、また足場上での溶接作業は面倒であ
るうえ危険を伴い、好ましいものではなかつた。
【0004】この発明は上記従来の問題点を解決するも
ので、溶接作業のために足場を組む必要がなく、建屋側
から安全かつ容易にパネル支持構造部を形成してパネル
の取付をおこなうことができる、複合耐火パネルの取付
方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の複合耐火パネ
ルの取付方法は、耐火パネルの表面側に被覆パネルを被
着した複合耐火パネルを長手方向を水平方向に向けて建
物躯体に取付ける取付方法であつて、一方のフランジ面
を建屋外方側に向け他方のフランジ面を建屋内方側に向
けて立設したH形鋼製の柱に、該柱の対向するフランジ
端部間に架け渡す形で、上下方向に間隔をおいて取付板
を溶接し、上下方向に延びる通しアングルを、前記取付
板を貫通し該取付板の裏面側において頭部に回り止めを
施されたボルトへのナツトがけにより、前記取付板にボ
ルト締めするとともに該通しアングルの先端縁部を前記
取付板に溶接し、受けアングルの垂直辺部を前記通しア
ングルにボルト締めするとともに該通しアングルの先端
縁部を前記受けアングルに溶接し、1乃至複数枚段積み
された前記複合耐火パネルの耐火パネル部の両端部下面
を前記受けアングルにより支承するとともに、前記耐火
パネルの長手方向両端部を連結金物によつて前記通しア
ングルに連結することを特徴とする。
【0006】この発明における耐火パネルとしては、軽
量気泡コンクリート板、押し出し成形セメント板などが
用いられる。また被覆パネルとしては、銅板、ステンレ
ス板、カラー鉄板、アルミニウム板、ほうろう引きアル
ミニウム板、ほうろう引き鉄板、ほうろう引きアルミニ
ウムメツキ鋼板、合成樹脂被覆鋼板、合成樹脂板などが
用いられる。
【0007】
【作用】この発明の複合耐火パネルの取付方法において
は、H形鋼製の柱に溶接した取付板に、通しアングルを
ボルト締めと溶接とにより固着し、この通しアングルに
受けアングルをボルト締めと溶接とにより固着すること
により、パネル支持構造部が形成され、上記ボルト締め
と溶接はいずれも建屋側からおこなうことができ、足場
を組む必要はない。
【0008】
【実施例】以下図1乃至図7によりこの発明の一実施例
を説明する。図中、1A〜1Cは複合耐火パネルで、軽
量気泡コンクリート板(ALC板)から成る耐火パネル
2の表面側に、浅い箱状の金属パネルから成る被覆パネ
ル3を被着して成る。また5は建物躯体であるH形鋼製
の柱で、一方のフランジ面5aを建屋外方側に向けて、
他方のフランジ面5bを建屋内方側に向けて、立設され
ている。
【0009】6は上下方向に間隔をおいて柱5の左右両
側に溶接した取付板で、柱5の対向するフランジ端部5
c,5d間に架け渡す形で、柱5の立設前に先付溶接7
されている。8は取付板6に穿設した水平方向に延びる
長穴である。また11および12は柱5に取付けられて
上下方向に延びる通しアングル、13はこれらの通しア
ングルに取付けられる受けアングルで、この両者によつ
てパネル支持構造部15が形成される。
【0010】20は通しアングル11,12を取付板6
にボルト締めするための締結具で、図6に示すように、
柱5のフランジ間寸法より小さい巾寸法Wと、取付板6
の高さ寸法以上の長さLを有する裏板21に、水平方向
に延びる長穴22を穿設してこの長穴に締結用のボルト
23を挿通するとともに、この裏板21の裏面側に、ボ
ルト23の頭部二面巾より少量大きい開口巾Sを有する
コ字状折曲板から成る回り止め部材24を、長手方向を
水平方向に向けて溶接したものである。
【0011】また28は、鋼板を稲妻形に折曲形成した
連結金物で、耐火パネル2部を通しアングル11,12
に連結するためのもので、締付用のボルト29は、耐火
パネル2部に埋込固着された図示しないナツトにねじ込
まれる。
【0012】上記構成の各部材を用いて複合耐火パネル
1A〜1Cを柱5に取付けるには、先ず図6に示すよう
に、締付具20を柱5の取付板6裏面側から挿入して、
図7に示すようにボルト23を長穴8から突出させた状
態で、建屋側からの溶接31により裏板21を取付板6
に固着する。次いで通しアングル11,12の一辺部を
ナツト25を用いて取付板6にボルト締めし、通しアン
グルの先端縁部11a,12aを取付板6に屋内側から
溶接32する。
【0013】上記のナツト25の回動操作時には、締結
具20の回り止め部材24によりボルト23の回り止め
がおこなわれるので、取付板6の内側へ手を挿入するこ
となく、表側だけからの回動操作により、ボルト23に
よる締付をおこなうことができる。
【0014】次に垂直辺部13aを下向きにした受けア
ングル13を、ボルト33により通しアングル11,1
2の屋外側辺部にボルト締めし、通しアングル11,1
2の他方の先端縁部11b,12bを、受けアングル1
3の垂直辺部13aの裏面に、屋内側から溶接34す
る。
【0015】以上によつてパネル取付用のパネル支持構
造部15が形成されたので、長手方向を水平方向に向け
た複合耐火パネル1Aの耐火パネル2の両端部下面を、
受けアングル13の水平辺部13b上に載せ、耐火パネ
ル2の両端部を、連結金物28のボルト29による締結
により、通しアングル11,12に連結する。必要に応
じて受けアングル13の水平辺部13b上にライナをは
さんで位置調整後、連結金物28の通しアングル11,
12への溶接等をおこなつて、複合耐火パネル1Aの取
付を終了する。
【0016】次にこの複合耐火パネル1Aの上に、上段
側の複合耐火パネル1Bを載せ、連結金物28による通
しアングル11,12への連結をおこない、さらに上段
側の複合耐火パネル1Cについても、複合耐火パネル1
B上に載せて同様な工程で柱5への取付けをおこなう。
そしてこれらのパネルの上段側については、新たな複合
耐火パネル1A〜1Cを同様にして取付ければよい。
【0017】上記の各作業はすべて建屋側から容易にお
こなうことができ、屋外側に足場を組むことは不要であ
る。なお各被覆パネル3間の目地部36には、常法に従
つてコーキング材を充填すればよいが、この充填作業は
作業用ゴンドラ等を用いておこなうことができる。
【0018】また上記実施例では、複合耐火パネルの3
段積分を1個の受けアングル13で支承するようにした
が、この受けアングル13による支承は、3枚以外の複
数枚のパネルごとにおこなつてもよいし、全パネルにつ
いて(パネル1枚ごとに)おこなうようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
H形鋼製の柱に溶接した取付板に、通しアングルをボル
ト締めと溶接とにより固着し、この通しアングルに受け
アングルをボルト締めと溶接とにより固着することによ
り、パネル支持構造部を形成するようにしたので、建屋
側からのボルト締めと溶接作業によつて安全かつ容易に
パネル支持構造部を形成して複合耐火パネルの取付をお
こなうことができ、足場を組む必要がないので工期の短
縮と費用の節減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す複合耐火パネル取付
部の建屋側から見た正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【図5】図4のD−D線断面図である。
【図6】図1における締結具の取付方法を示す斜視図で
ある。
【図7】図1における締結具の取付状態を示す斜視図で
ある。
【図8】従来の複合耐火パネルの取付部の水平断面図で
ある。
【符号の説明】
1A…複合耐火パネル、1B…複合耐火パネル、1C…
複合耐火パネル、2…耐火パネル、3…被覆パネル、5
…柱、5a…フランジ面、5b…フランジ面、5c…フ
ランジ端部、5d…フランジ端部、6…取付板、7…先
付溶接、11…通しアングル、11a…先端縁部、11
b…先端縁部、12…通しアングル、12a…先端縁
部、12b…先端縁部、13…受けアングル、13a…
垂直辺部、20…締結具、23…ボルト、25…ナツ
ト、28…連結金物、29…ボルト、31…溶接、32
…溶接、33…ボルト、34…溶接。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 悟 名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日本碍子 株式会社内 (72)発明者 石田 光弘 名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日本碍子 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火パネルの表面側に被覆パネルを被着
    した複合耐火パネルを長手方向を水平方向に向けて建物
    躯体に取付ける取付方法であつて、一方のフランジ面を
    建屋外方側に向け他方のフランジ面を建屋内方側に向け
    て立設したH形鋼製の柱に、該柱の対向するフランジ端
    部間に架け渡す形で、上下方向に間隔をおいて取付板を
    溶接し、上下方向に延びる通しアングルを、前記取付板
    を貫通し該取付板の裏面側において頭部に回り止めを施
    されたボルトへのナツトがけにより、前記取付板にボル
    ト締めするとともに該通しアングルの先端縁部を前記取
    付板に溶接し、受けアングルの垂直辺部を前記通しアン
    グルにボルト締めするとともに該通しアングルの先端縁
    部を前記受けアングルに溶接し、1乃至複数枚段積みさ
    れた前記複合耐火パネルの耐火パネル部の両端部下面を
    前記受けアングルにより支承するとともに、前記耐火パ
    ネルの長手方向両端部を連結金物によつて前記通しアン
    グルに連結することを特徴とする複合耐火パネルの取付
    方法。
JP30105493A 1993-11-05 1993-11-05 複合耐火パネルの取付方法 Pending JPH07127163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30105493A JPH07127163A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 複合耐火パネルの取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30105493A JPH07127163A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 複合耐火パネルの取付方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07127163A true JPH07127163A (ja) 1995-05-16

Family

ID=17892308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30105493A Pending JPH07127163A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 複合耐火パネルの取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07127163A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010180541A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Sumitomo Metal Mining Siporex Kk 壁パネルの取付構造
CN106013517A (zh) * 2016-06-01 2016-10-12 东南大学 一种装配式钢筋混凝土剪力墙及其制作方法
JP2020051180A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 住友金属鉱山シポレックス株式会社 軽量気泡コンクリートパネル用の取付け金物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010180541A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Sumitomo Metal Mining Siporex Kk 壁パネルの取付構造
CN106013517A (zh) * 2016-06-01 2016-10-12 东南大学 一种装配式钢筋混凝土剪力墙及其制作方法
JP2020051180A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 住友金属鉱山シポレックス株式会社 軽量気泡コンクリートパネル用の取付け金物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07127163A (ja) 複合耐火パネルの取付方法
JP2000110287A (ja) 外壁パネルの取付け金具集成体
JPH0224975B2 (ja)
JP3598221B2 (ja) バルコニーにおける外壁の取付構造
JP2550497Y2 (ja) バルコニー腰壁構造
JP2557161B2 (ja) パラペット付屋根ユニット
JPH0611289Y2 (ja) 壁パネル
JP3176820B2 (ja) コーナーパネル
JPH0670334B2 (ja) パネル取付構造
JPS6328249Y2 (ja)
JPS6135606Y2 (ja)
JP2549264Y2 (ja) 建築用金属パネル取付用下地材
JPH0139282Y2 (ja)
JP4067194B2 (ja) 壁パネルの取付構造及びその取付方法
JP2567573Y2 (ja) コーナーパネルの取付構造
JPH0332163Y2 (ja)
JPH0543127Y2 (ja)
JPH0738511Y2 (ja) 屋根パネルと小屋裏界壁パネルの支持金具
JP2002235396A (ja) 垂壁パネルの取付構造
JP2568039B2 (ja) ベランダ構造
JP3522949B2 (ja) 独立柱部の天井構造
JP2609809B2 (ja) 建 物
JP2829571B2 (ja) 耐火パネルの支持構造およびその支持構造を備えた耐火パネルの取付構造
JPH0542188Y2 (ja)
JPH0420634A (ja) パネル取付構造