JP2829571B2 - 耐火パネルの支持構造およびその支持構造を備えた耐火パネルの取付構造 - Google Patents

耐火パネルの支持構造およびその支持構造を備えた耐火パネルの取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は耐火パネルを外壁構成
材として建物躯体に取付けるために耐火パネルを建物躯
体に支持する支持構造、およびその支持構造を備えた耐
火パネルの建物躯体への取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図11に示すようにたとえば軽量
気泡コンクリ−ト板から成る耐火パネル52の表面側に
金属製の被覆パネル53を被着して成る複合耐火パネル
51を、長手方向を水平方向に向けて建物躯体である柱
54に取付けるには、柱54の左右両側に上下方向に延
びる通しアングル56,57を溶接し、さらにこれらの
通しアングルに受アングル58を溶接して支持構造部5
9を形成しておき、この受けアングル58上に耐火パネ
ル52の両端部下面を載せて1乃至複数段のパネル重量
を支持し、耐火パネル52の両端部を、連結金物18の
ボルト19による締結によって通しアングル56,57
に連結している。
【0003】上記の取付構造においては、通しアングル
56,57の柱54への溶接は、アングル先端部の溶接
61と、アングルに適宜の上下間隔で穿設した長穴62
内の溶接63をおこなえば、建屋側(屋内側)からの溶
接も可能である。しかし受けアングル58は図12にも
示すように、水平溶接部64と垂直溶接部65の溶接を
必要とし、このうち垂直溶接部65は建屋側からは施工
できず、パネル取付面の外方に足場を組んでこの足場上
から溶接作業をおこなう必要があり、足場組みのための
工期と費用を必要とし、また足場上での溶接作業は面倒
であるうえ危険を伴い、好ましいものではなかった。
【0004】また建物外壁面のコ−ナ−部においては、
図13に示すように建物の柱71に受けアングル72を
溶接して支持構造部73とし、この受けアングル72上
に前記と同様な複合耐火パネル74,51の一端部下面
を載せて前記従来構造と同様に支持し、柱71に固設し
た短尺アングル製の支持材75に、パネルにボルト締め
した取付板76を溶接して取付ける構造が一般に採用さ
れているが、上記の受けアングル72も、図14に示す
ように水平溶接部77および両側の垂直溶接部78の溶
接が必要で、前記の足場上からの溶接作業が必要であり
前記のような問題点を有するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点を解決するもので、溶接作業のために足場を組む
必要がなく、建屋側から安全かつ容易にパネル支持構造
部の形成および耐火パネルの取付をおこなうことができ
る、耐火パネルの支持構造および取付構造を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の第1の発明の
耐火パネルの支持構造は、垂直辺部に建屋外方に向かう
水平辺部を連設した水平方向に延びる短尺のアングル材
の一端部側に前記垂直辺部とこれに続くコ−ナ−部を垂
直に切欠いた切欠部を形成して成る受けアングルの前記
切欠部を、一辺部を建屋外方側に位置させて建物の柱に
固着した上下方向に延びる通しアングルの前記一辺部に
嵌合させ、前記水平辺部上面と前記通しアングルの一辺
部外面、および前記垂直辺部の切欠部側端面と前記通し
アングルの一辺部先端とを、それぞれ溶接したことを特
徴とする。
【0007】またこの出願の第2の発明の耐火パネルの
支持構造は、上下方向に延びる短尺のアングル材から成
る取付アングルの一辺部外面側に、水平方向に延びる受
けアングルの一辺部を重ね合せて溶接して成る支持金具
の前記取付アングル部の内側面を、建物の柱のコ−ナ−
部に嵌合させ、前記取付アングルの上端面と前記柱の側
面とを溶接したことを特徴とする。
【0008】またこの出願の第3の発明の耐火パネルの
取付構造は、建物の隣り合う柱のそれぞれに、一辺部を
建屋外方側に位置させかつ一辺部先端を互いに対向させ
て上下方向に延びる通しアングルを固着し、各通しアン
グル部に請求項1記載の耐火パネルの支持構造を設ける
とともに、1乃至複数枚段積みされた耐火パネルの両端
部下面を前記各支持構造の受けアングル上に載せ、前記
耐火パネルの長手方向両端部を連結金物によって前記通
しアングルに連結したことを特徴とする。
【0009】またこの出願の第4の発明の耐火パネルの
取付構造は、建物の隣り合う柱のうちの一方の柱に、一
辺部を建屋外方側に位置させかつ一辺部先端を他方の柱
に向けて上下方向に延びる通しアングルを固着し、この
通しアングルに請求項1記載の耐火パネルの支持構造を
設け、他方の柱に請求項2記載の耐火パネルの支持構造
を設けるとともに、1乃至複数枚段積みされた耐火パネ
ルの両端部下面を前記両支持構造の受けアングル上に載
せ、前記耐火パネルの長手方向両端部を連結金物によっ
て、前記一方の柱の通しアングル、および前記他方の柱
に固着され一辺部を建屋外方側に位置させかつ一辺部先
端を前記一方の柱に向けた上下方向に延びるアングル
に、それぞれ連結したことを特徴とする。
【0010】この発明における耐火パネルとしては、軽
量気泡コンクリ−ト板、石綿セメント硅酸カルシウム
板、石綿セメント板、石膏板、グラスファイバ−補強石
膏板などの耐火パネルの単板、またはこの耐火パネルの
単板の表面側に被覆パネルを被着した複合耐火パネルが
用いられる。そしてこの被覆パネルとしては、銅板、ス
テンレス板、カラ−鉄板、アルミニウム板、ほうろう引
きアルミニウム板、ほうろう引き鉄板、ほうろう引きア
ルミニウムメッキ鋼板、合成樹脂被覆鋼板、合成樹脂板
などが用いられる。
【0011】またこの発明において、上下、水平、垂直
等の各方向は、柱などの建物躯体に取付ける状態あるい
は、取付けた状態における方向を指すものとする。
【0012】
【作用】この発明の耐火パネルの支持構造においては、
受けアングルと通しアングルの溶接によって受けアング
ルは通しアングルに固着され(第1の発明の場合)、ま
た支持金具の柱への溶接によって支持金具は通しアング
ルに固着されて(第2の発明の場合)、耐火パネルを支
持する受けアングルをそなえた支持構造部が形成される
が、上記各溶接はいずれも建屋側からおこなうことがで
き、支持構造部形成のために足場を組む必要はない。
【0013】第3の発明の耐火パネルの取付構造におい
ては、建屋側からの溶接により形成される第1の発明の
支持構造によって支持された耐火パネルは、柱に固着し
た通しアングルに連結金物によって連結され取付状態に
保持される。この連結作業も建屋側からおこなうことが
でき、この連結作業のためにも足場を組む必要はない。
【0014】また第4の発明の耐火パネルの取付構造に
おいては、建屋側からの溶接により形成される第1の発
明および第2の発明の支持構造によって支持された耐火
パネルには、柱に固着した通しアングルおよびアングル
に連結金物によって連結され、取付状態に保持される。
この連結作業も建屋側からおこなうことができ、この連
結作業のためにも足場を組む必要はない。
【0015】
【実施例】以下図1乃至図4により、この発明の一実施
例を説明する。図中、1A〜1Cは複合耐火パネルで、
軽量気泡コンクリ−ト板(ALC板)製の耐火パネル2
の表面側に、浅い箱状の金属パネルから成る被覆パネル
3を被着して成る。また4は建物躯体である柱(間柱)
で、図示しない建物躯体の横桁に、上下端部を固着して
ある。
【0016】6,7は柱4に固着した上下方向に延びる
通しアングルで、その一辺部6a,7aを建屋外方側に
位置させ、かつ隣り合う柱4,4の通しアングル6,7
の一辺部の先端6b,7bが互いに対向するように各柱
4に溶接されている。この溶接、すなわち上下方向に延
びる溶接部8と通しアングルの他辺部に上下に間隔をお
いて穿設した長穴9内の溶接部10の溶接施工は、建屋
側からおこなうことができる。
【0017】一方11,12は受けアングルで、図4
(A)に示すように受けアングル11は、垂直辺部11
aに建屋外方に向かう水平辺部11bを連設した水平方
向に延びる短尺のアングル材の一端部11c側に、垂直
辺部11aの一部(図中巾Wの部分)およびこれに続く
コ−ナ−部11d(図中アングル肉厚と等しい巾t×巾
Wの部分)を垂直に切欠いて、切欠部13を形成させて
成り、受けアングル12はこれと左右対称を呈するもの
である。
【0018】この受けアングル11を用いて支持構造部
16を形成するには、図4(B)に示すように通しアン
グル6の一辺部6aに受けアングル11の切欠部13を
嵌合させ、受けアングル11の垂直辺部11aの切欠部
13側の端面13aと通しアングル6の一辺部6aの先
端6bとを溶接14し、受けアングル11の水平辺部1
1bの上面部と通しアングル6の一辺部6aの外側面と
を溶接15して、受けアングル11を通しアングル6に
固着する。受けアングル11の水平出しおよび溶接1
4,15は、いずれも建屋側から容易に行うことができ
る。受けアングル12の通しアングル7への溶接も、同
様にしておこない支持構造部17を形成させる。そして
この実施例においては、上下方向に複合耐火パネルの3
枚(段)ごとに、受けアングル11,12の固着により
支持構造部16,17を設ける。
【0019】以上によりパネル支持用のパネル支持構造
部16,17を形成後、長手方向を水平方向に向けた複
合耐火パネル1Aの両端部下面を、受けアングル11,
12の水平辺部11b,12b上に載せ、耐火パネル2
の両端部を、稲妻形に屈曲成形した連結金物18のボル
ト19による締結により、通しアングル6,7に連結す
る。必要に応じて受けアングル11,12の水平辺部上
にライナをはさんで位置調整後、連結金物18の通しア
ングル6,7への溶接等をおこなって、複合耐火パネル
1Aの取付を終了する。
【0020】次にこの複合耐火パネル1Aの上に、上段
側の複合耐火パネル1Bを載せ、連結金物18による通
しアングル6,7への連結をおこない、さらに上段側の
複合耐火パネル1Cについても、複合耐火パネル1B上
に載せて同様な工程で柱4への取付けをおこなう。そし
てこれらのパネルの上段側については、上段側の支持構
造部16,17の受けアングル11,12を用いて新た
な複合耐火パネル1A〜1Cを同様にして取付ければよ
い。なお図2において2aは、複合耐火パネル1Cの耐
火パネル2の両端部上面に設けた切欠で、受けアングル
11,12との干渉を避けるためのものである。
【0021】上記の各作業はすべて建屋側から容易にお
こなうことができ、屋外側に足場を組むことは不要であ
る。なお各被覆パネル3間の目地部20には、常法に従
ってコ−キング材を充填すればよいが、この充填作業は
作業用ゴンドラ等を用いておこなうことができる。
【0022】また上記実施例では、複合耐火パネルの3
段積分を1組の受けアングル11,12で支承するよう
にしたが、この受けアングルによる支承は、3枚以外の
複数枚のパネルごとにおこなってもよいし、全パネルに
ついて(パネル1枚ごとに)おこなうようにしてもよ
い。
【0023】次に図5乃至図8により、この発明の他の
実施例を説明する。壁面コ−ナ−部に設置され複合耐火
パネル21A〜21Cは、折曲部23aをそなえた金属
パネルから成る被覆パネル23を、軽量気泡コンクリ−
ト板製の耐火パネル22の表面側に被着して成り、複合
耐火パネル1A〜1Cは前記実施例と同構造を有する。
24は建物躯体である柱で、基礎上に立設されている。
【0024】26,27は柱24に固着した上下方向に
延びる通しアングルで、その一辺部26a,27aを建
屋外方側に位置させ、上下に間隔をおいて配置したブラ
ケット28により、柱24の側面に溶接されている。通
しアングル26の一辺部26aの先端26bは、隣り合
う柱4に向けてあり、またこの柱4には前記実施例と同
じ通しアングル7が固着してある。なお通しアングル2
7の一辺部27aの先端27bも、図示しない隣り合う
柱4に向けてある。
【0025】一方31,32は支持金具で、図8(A)
に示すように支持金具31は、上下方向に延びる短尺の
アングル材から成る取付アングル33の一辺部33aの
外側面に、水平方向に延びる受けアングル34の一辺部
34aを重ね合せて上下部を溶接35して成り、この溶
接は工場にておこなえばよい。支持金具32は支持金具
31と左右対称形状を有するものである。
【0026】この支持金具31を用いて支持構造部36
を形成するには、図8(B)に示すように支持金具31
の取付アングル33の内側面を、柱24のコ−ナ−部に
嵌合させ、取付アングル33の上端面および側端面と柱
24の屋内側側面24aとを溶接38して、支持金具3
1を柱24に固着する。この溶接38は、建屋側からお
こなうことができる。
【0027】なお柱24の屋外側側面24bは建屋外面
側に位置するため、図14に示す従来例と同様に受けア
ングル34単体を直接この屋外側側面24bに水平を出
しながら溶接固着することは、屋外側に設けた足場がな
ければ極めて困難である。これに対して上記のように工
場製作され受けアングル34と取付アングル33の相対
位置関係が精度良く仕上がった支持金具31を、柱24
に取付けるには、専ら取付アングル33部のみに注目し
て溶接作業をおこなえばよいので、建屋側からの作業だ
けで支障なく溶接・取付をおこなうことができるのであ
る。
【0028】支持金具32の柱24への溶接も同様にし
ておこない、支持構造部37を形成させる。また他方の
柱4の通しアングル7には、前記実施例と同様に受けア
ングル12を溶接して支持構造部17を形成させる。
【0029】以上によりパネル支持用の支持構造部1
7,36を形成後、長手方向を水平方向に向けた複合耐
火パネル1Aの両端部下面を、支持構造部17の受けア
ングル12の水平辺部12b上、および支持構造部36
の支持金具31の受けアングル34の水平辺部34b上
に載せ、複合耐火パネル21Aの両端部を、連結金物1
8のボルト19による締結により、通しアングル7,2
6に連結する。必要に応じて各受けアングルの水平辺部
上にライナをはさんで位置調整後、連結金物18の通し
アングル7,26への溶接等をおこなって、複合耐火パ
ネル21Aの取付を終了する。
【0030】次にこの複合耐火パネル21Aの上に、上
段側の複合耐火パネル21Bを載せ、連結金物18によ
る通しアングル7,26への連結をおこない、さらに上
段側の複合耐火パネル21Cについても、複合耐火パネ
ル1B上に載せて同様な工程で柱4,24への取付けを
おこなう。そしてこれらのパネルの上段側については、
上段側の支持構造部17,36を用いて新たな複合耐火
パネル21A〜21Cを同様にして取付ければよい。な
お図6において22aは、複合耐火パネル21Cの耐火
パネル22の両端部上面に設けた切欠で、受けアングル
12,34との干渉を避けるためのものである。
【0031】また図5および図7における複合耐火パネ
ル1A〜1Cも、支持構造部37および通しアングル2
7と、図示しない隣り合う柱に設けた受けアングル11
および通しアングル6等を用いて、上記と同様にパネル
の支持および取付をおこなうことができるが、その詳細
な説明は省略する。
【0032】上記の各作業はすべて建屋側から容易にお
こなうことができ、屋外側に足場を組むことは不要であ
る。なお各被覆パネル23,3間の目地部40には、常
法に従ってコ−キング材を充填すればよいが、この充填
作業は作業用ゴンドラ等を用いておこなうことができ
る。
【0033】また上記実施例では、複合耐火パネルの3
段積分を1組の受けアングル12と支持金具31の受け
アングル34で支承するようにしたが、この受けアング
ル12,34による支承は、3枚以外の複数枚のパネル
ごとにおこなってもよいし、全パネルについて(パネル
1枚ごとに)おこなうようにしてもよい。また上記実施
例における通しアングル26,27のかわりに、上下方
向に延びる短尺のアングルを上下方向に断続的に配置
し、それぞれをブラケットにより柱24に固着して用い
てもよい。
【0034】この発明は上記各実施例に限定されるもの
ではなく、たとえば前記受けアングル12を図9に示す
ように垂直辺部12aを上向きに、パネル支承部である
水平辺部12bを下側にして通しアングル6に溶接し
て、上記実施例に対して受けアングルの向きが上下逆で
ある第1の発明の支持構造を形成し、これを第3および
第4の発明に用いることもできる。同様に図10に示す
ように、パネル支承部である水平辺部34bを下側にし
て受けアングル34を取付アングル33に溶接した支持
金具31を用いて、上記実施例に対して受けアングルの
向きが上下逆である第2の発明における支持構造を構成
し、これを第4の発明に用いることもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
支持構造部形成のための溶接は建屋側からおこなうこと
ができるのでこの溶接作業のために足場を組む必要はな
く、また耐火パネルの通しアングルやアングルへの連結
金物を用いた連結作業も建屋側からおこなうことができ
るので、この連結作業のためにも足場を組む必要がな
く、足場を組むことなしに建屋側から安全かつ容易に耐
火パネルの支持構造部の形成および耐火パネルの取付を
おこなうことができ、工期の短縮化および費用の低減化
に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す耐火パネルの取付部
の建屋側から見た正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図4(A)は図3における受けアングルの斜視
図、図4(B)はこの受けアングルの通しアングルに対
する溶接状態を示す斜視図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す耐火パネルの取付
部の建屋側から見た正面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】図5のD−D線断面図である。
【図8】図8(A)は図7における支持金具の斜視図、
図8(B)はこの支持金具の柱に対する溶接状態を示す
斜視図である。
【図9】第1の発明の支持構造の他の実施態様を示す図
4(B)相当図である。
【図10】第2の発明の支持金具の他の実施態様を示す
図8(A)相当図である。
【図11】従来の耐火パネルの取付部の水平断面図であ
る。
【図12】図11における受けアングルの通しアングル
に対する溶接状態を示す斜視図である。
【図13】従来の耐火パネルの壁面コ−ナ−部における
取付部の水平断面図である。
【図14】図13における受けアングルの溶接状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1A…複合耐火パネル、1B…複合耐火パネル、1C…
複合耐火パネル、2…耐火パネル、4…柱、6…通しア
ングル、6a…一辺部、6b…先端、7…通しアング
ル、7a…一辺部、7b…先端、8…溶接部、10…溶
接部、11…受けアングル、11a…垂直辺部、11b
…水平辺部、11c…一端部、11d…コ−ナ−部、1
2…受けアングル、12a…垂直辺部、12b…水平辺
部、13…切欠部、14…溶接、15…溶接、16…支
持構造部、17…支持構造部、18…連結金物、19…
ボルト、21A…複合耐火パネル、21B…複合耐火パ
ネル、21C…複合耐火パネル、22…耐火パネル、2
4…柱、26…通しアングル、26a…一辺部、26b
…先端、27…通しアングル、27a…一辺部、27b
…先端、31…支持金具、32…支持金具、33…取付
アングル、33a…一辺部、34…受けアングル、34
a…一辺部、35…溶接、36…支持構造部、37…支
持構造部、38…溶接。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直辺部に建屋外方に向かう水平辺部を
    連設した水平方向に延びる短尺のアングル材の一端部側
    に前記垂直辺部とこれに続くコ−ナ−部を垂直に切欠い
    た切欠部を形成して成る受けアングルの前記切欠部を、
    一辺部を建屋外方側に位置させて建物の柱に固着した上
    下方向に延びる通しアングルの前記一辺部に嵌合させ、
    前記水平辺部上面と前記通しアングルの一辺部外面、お
    よび前記垂直辺部の切欠部側端面と前記通しアングルの
    一辺部先端とを、それぞれ溶接したことを特徴とする耐
    火パネルの支持構造。
  2. 【請求項2】 上下方向に延びる短尺のアングル材から
    成る取付アングルの一辺部外面側に、水平方向に延びる
    受けアングルの一辺部を重ね合せて溶接して成る支持金
    具の前記取付アングル部の内側面を、建物の柱のコ−ナ
    −部に嵌合させ、前記取付アングルの上端面と前記柱の
    側面とを溶接したことを特徴とする耐火パネルの支持構
    造。
  3. 【請求項3】 建物の隣り合う柱のそれぞれに、一辺部
    を建屋外方側に位置させかつ一辺部先端を互いに対向さ
    せて上下方向に延びる通しアングルを固着し、各通しア
    ングル部に請求項1記載の耐火パネルの支持構造を設け
    るとともに、1乃至複数枚段積みされた耐火パネルの両
    端部下面を前記各支持構造の受けアングル上に載せ、前
    記耐火パネルの長手方向両端部を連結金物によって前記
    通しアングルに連結したことを特徴とする耐火パネルの
    取付構造。
  4. 【請求項4】 建物の隣り合う柱のうちの一方の柱に、
    一辺部を建屋外方側に位置させかつ一辺部先端を他方の
    柱に向けて上下方向に延びる通しアングルを固着し、こ
    の通しアングルに請求項1記載の耐火パネルの支持構造
    を設け、他方の柱に請求項2記載の耐火パネルの支持構
    造を設けるとともに、1乃至複数枚段積みされた耐火パ
    ネルの両端部下面を前記両支持構造の受けアングル上に
    載せ、前記耐火パネルの長手方向両端部を連結金物によ
    って、前記一方の柱の通しアングル、および前記他方の
    柱に固着され一辺部を建屋外方側に位置させかつ一辺部
    先端を前記一方の柱に向けた上下方向に延びるアングル
    に、それぞれ連結したことを特徴とする耐火パネルの取
    付構造。
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