JPS6059102A - フイツト性にすぐれたパンテイストツキングまたはストツキング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性エラストマー、特に特定の７Ｊ？リエ
ステル系エラストマーの加工糸から編成されたフィツト
性にすぐれたノぐンテイストツキンク°またはストッキ
ング（以下、両者を総称してストッキングという。）に
関するものである。

従来よりストッキングを構成する熱可塑性合成［１とし
てはナイロン６、ナイロン６６、ボ１ノテトラメチレン
テレフタレート等のし）わゆる非弾性繊維、あるいは、
ポリウレタン等の弾性を有する合成繊維と前記非弾性繊
維との複合糸力（広く用し１られている。そして、前者
の非弾性熱可塑性合成繊維を用いる場合には、通常仮撚
加工力（施さり。

捲縮および、または、トルクによりストッキング。

にフィツト性を付与させている。

ここで、捲縮とトルクを有する仮撚加工糸（まウーリイ
加工糸とよばれ、一方トルクのみを有する仮燃加工糸は
トルクタイプ加工糸とよばれている。

現在、市販されているストッキングは、これら加工糸に
より構成されているものが最も多い。その理由は、安価
に？！ｌ造できることであり、また、ストッキング性能
の面からみると、ウーリー加工糸を用いたストッキング
はフリーサイズ性に富み、また、トルクタイプ加工糸を
用いたストッキングは透明性が高いというそれぞｔ］に
長所を有するためである。しかし、これらのストッキン
グは、着用中に熱可塑性合成繊維がゝゝへたる“ために
、１シワ、やゝゝタルミ１、が生じるという欠点、即ち
、フィツト性に劣る欠点があった。

かかる欠点を解消するために、鉋維自身が弾性を有する
ポリウレタン系弾性糸と非弾性繊維糸とを複合した複合
糸を用いて、フィツト性全改良したストッキングが市販
されている。

該複合糸としては、１本のフィラメントに偏心弾性繊維
に非弾性也占４で捲回したカバーリングタイプとがある
。前者の場合は、特殊な紡糸設備が必要となるためにコ
スト高になり、またストッキング性能の面でも強度が低
く耐久性に劣る欠点がある。また、後者の場合は生産性
の低し１カツく−リング工程を必要とするためやはりコ
スト高となり、またカバーリングするために必然的にカ
ッぐ−リングタイプの糸条は太くなり地厚なストッキン
グとなる欠点がある。

以に述べたように、従来の加工糸では満足なフィツト性
のストッキングは得られずまたフィツト性を改良したコ
ンジュゲートタイプ、カックー１ノンゲタイブでは、コ
スト高になる上にストッキング゛の他のｉＲ要な特性、
例えば、透明性、編立性などを損ｌＣうものであった０ 本発明者らは種々検討を１１コた結果これらの欠点を解
消したもので、特殊なポリエステル系弾性糸を用いるこ
とにより、優れたフィツト性を有するストッキングを低
コストで得ることに成功した０すなわち、本発明は、パ
ンティストッキングまたはストッキングの少なくともレ
ッグ部が７・−ド＋−＆゛−ｒ・　ＬＬｌ’ｆ　蔀壬体
・′ン貞ルゼソ酸典＃ン了ルキレングリコールｌｆ！Ｕ
基とからなるポリエステルまたはその共重合体を５０〜
９５重骨％、ソフトセグメントとして分子量３５０〜４
０００のポリーｅ−カブ四ラクトンまたはその共重合体
５０〜５重飢％からなる融点が１６０℃以上のポリエス
テルエステルブ四ツク共重合体から製造された弾性糸の
にすぐれたストッキングである。

ここでストッキングの特性として透明性を例与する場合
には、主たる編成糸をトルクタイプ加工糸とすることに
より実現可能であり、またフリーサイズ性を付与する場
合には、主たる編成糸をウーリイ加工糸とすることによ
り実現可能である。

本発明の重要な要件の一つは該ストッキングを構成する
編成糸に特定のポリエステル・エステルブロック共重合
体を使用することである。Ｗ’Ｕブロック共重合体は、
芳香族ジカルボン酸残基とアルキレングリコール残基と
からなるホリエステルまたはその共重合体５０〜９５重
景％をハードセグメントとし、分子ｍ３５０〜４０００
のポリ−ε−カプロラクトンまたはその共重合体５０〜
５重飛％をソフトセグメントとするものである。芳香族
ジカルボン酸残基としては、テレツタルミｓ基、イソフ
タル酸残基、２，６−ナフタレンジカルボン酸残基など
があるがテレフタル酸残基が６０モル％以上を占めるの
が好ましい。また、アルキレングリコール残基としては
、エチレングリコール残基、プロピレングリコール残基
、テトラメチレングリコ−／ｌ’歿Ｘ’、シクロヘキサ
ンジメタツール残基す５゛ どかあるが、エチレングリコール残基また（オテトラメ
チレングリコール残基が６０モル％以上であるのが好ま
しい。ハードセグメントおよびソフトセグメントのいず
れもがこれらの残基の１種または２押具」＝が共重合さ
ねていてもよい。またソフトセグメントのエステル単位
としては、ポリ−６−カプロラクトン単位の他、４０モ
ル％までのエナントラクトン単位、カブリロラクトン単
位等の１種または２種以上が共重合されていてもよい。

なおハードセグメントおよびソフトセグメントの共重合
成分としては、上記例示のものに限定さｉ］るものでは
なく、特にイソフタル酸、ダイマーｍ１３．５−ジ（カ
ルボメトキシ）ベンゼンスルホン６５金應塩を共重合成
分として使用したものが共重合成分を用いる場合にはコ
スト低減又は染料性向上の面で実用上有用である。これ
らの中で最も好ましいのはポリテトラメチレンテレフタ
レートをハードセグメントとし、ポリ−ε−カプロラク
トンをソフトセグメントとするポリエステル・エステル
ブロック共重合体である。ハードセグメントとしての上
記結晶性芳香族ポリエステルとソフトセグメントとして
の上記ポリラクトンとの共−ｆｔ　合比率（重量）は、
６５：３５〜９０：１０が好ましく、さらに好ましくは
７０：３０〜８５：１５がよい。その理由は、ストッキ
ングを借成する加工糸を製造するに際し、ソフトセグメ
ント量が多くなると仮撚加工性が低下し、ソフトセグメ
ン）　Ｕ＋が少な過ぎると弾性体としての性質が十分に
発揮できないからである。また該ポリラクトンの数千！
Ｊ分子Ｐ！は、繊維の融点を高める点、及び、特に４Ｒ
，ｔｌｉ的に７１１られるストッキングの伸縮性を得る
点から３５Ｃ）〜４００　（ｌが好節で、１＝１す、さ
らに好ましくけ６００へ−２０００がよい。

本発明に用いられるポリエステル・エステルブロック共
重合体特性で更に必要な要件は該共重合体のｐｊｌ１点
が１６０℃以上であることである。その理由は・融点が
１６０℃未満の重合体は枦して分子量が小さくて強度が
不十分であり、ストッキングとしての耐久性が乏しくな
るからである。好ましくは、１９０℃以上である。ここ
で、融点とはＰｅｒｌｃｉｎＦ：１ｍｅｒ　霞ｉ１ｐ　
Ｉ）ｉｆｆｅｒｅｎｔｌａｌ　Ｓｃａｎｎｌｎｇ　Ｃａ
ｌｏｒｉｍｅｔｅｒ　（１）ＳＣ−１ｒｌ型）によって
昇温速度１０１：７分の冬作でＨ”＋定した吸熱ピーク
温度をもって表した値である。尚、」二記ポリエステル
・エステルブロック共重合付、にけ必要に応じて耐熱剤
、抗酸化剤、耐光剤、σ′１はソ゛剤、つや消し剤（ｒ
ｔｏ、）　Ｑを添加してもＪ：い。

ｆ（手本発明のストッキングの編成糸であるポリコース
チル０エステルブロツク共重合体について詳述したが、
本発明の目的とするフィツト性に優ｔまたストッキング
を得るためには、該重合体を溶融紡糸した後、同時又は
遂次、延伸仮燃を施ず必要がある。ここで延伸仮撚条件
は、通常のナイロンと同様枦々の範囲から逝択できるが
、製品となるストッキングの特性から以下のようにする
のが望ましい。

ｆｉ＋　フィツト性の他に透明性、編目美しさを強調し
たストッキングの場合は、トルクタイプ加工糸とする。

すなわち、フィラメント数を１〜３本／Ｙａｒｎで仮撚
加工することにより加工された糸には［Ｆ’がないトル
クのみ有するトルクタイプ加工糸となり、それ故透明性
、編目美しさにずぐｔまたストッキングがｇＢ遣可能と
なる。ここでトルクタイプ加工糸のトルクレベルは通常
のナイロン６と同ｗ、３００〜１０００Ｔ／Ｍとするの
が、編目美しさの点から好ましい。

（２）　フィツト性の他にフリーサイズ性を強ＲＮ　し
たストッキングの場合はウーリイタイプ加工糸とする。

すなわち、フィラメント数を４〜１５本／Ｙ＊＋ｒｎで
仮撚加工することにより加工された糸には捲縮とトルク
を有するウーリイ加工糸となり、それ故フィツト性の他
にフリーサイズ性にすぐれたスト・ッキングが製造可能
となる。ここで捲縮の程度を表わす伸縮復元率は、２０
％以上好ましくは４０％以上とするのが望ましい。

伸縮復元率は、カセ取りした試料に（２／１００　（グ
／ｄ＋２／ｌ　ｏ　ｙ／ｄ）の荷重をかけて水中に入れ
、２分後の長さを測りｔ３とし、次に２／１゜ｙ　／　
ｄノ荷重を取り除き２／１０００　ｆ／ｄ（Ｄ荷重下で
の長さを測り１１とした時の（／＝ｉ　−４ｔ　）　／
ｊｌ　Ｘ１００（％）をいう。

以上述べたような、特定のポリエステル・エステルブロ
ック共重合体の仮撚加工糸を主たる編成糸として通常の
ストッキング製造工程（編立、プレセット、縫製、染色
ファイナルセット）を経たストッキングＣＪ１伸長回復
率がたて、よこ両方向ともに８０％以上有するフィツト
性の優ねたものになるのである。ここで、伸長回復率と
は、ストッキングの膝部分について、イ′ンストロンク
１＠試験梶で、経方向および緯方向。っがみ較６ｃｍ、
試料長５■、す［張速度２０の７分、チャート４）度２
０　ｅｙｔｔ　７分の条件で５００！定荷重伸長（伸長
→回復→再伸長）を行ない次式により算出したものであ
る。

伸長回復率−（ａ−ｂ　）／ａＸ１００ａ：　５００ｆ
定荷重伸長時のチャート上のＬ５￥さく鍔） ｂ：再伸長時の立上りまでのチャート上の長さくＣｒｎ
） 以上記載したように本発明の特徴は、特定の重合体を溶
融紡糸し、通常の延伸・仮空加工を厘；こした弾性糸を
ストッキング編成糸として供給することにあり、該糸で
編成されたストッキングｉｔ、従来のストッキングでは
得られなかった優れたフィツト性を有し、しかも、低コ
ストで製造できる。

以下、実施例により本発明のストッキングを説明するが
、本発明はもとより下記実施例により制約を受けるもの
ではない。

実施例１ ボＩＩテトラメチレンチレフタレ−）７０ｋ、ξ−カプ
ロラクトン３０ＫＦを反応容器に則り、Ｎ、／ＳＳ−後
２３０℃で橙拌しながら２時間溶融反応させた徘、貫穿
下で未反応ε−カプロラクトンを除宍した。何られたポ
リエステル型ブロツク共重合体は環元比粘度１．１６３
　、バＩ；点は２０８℃であった。このブロック共重合
体をスクリュ一式押出機により紡糸湿度２５０℃、ノズ
ル孔径０．４ｍｍｚ紡糸速度５００　ｍ、　７分で溶融
紡糸し、５０デニール／ｌフイラメントの未延伸糸を春
取った。該未延伸糸を８００７ｎ　７分の速度で仮撚を
行ない、Ｓおよび２両方向についてトルク１ｌＱｅｏｏ
回／　？＋＋のトルクを有する２０デニール／１フイラ
メントのトノ【クタイプ加工糸をｔσた。該トルクタイ
プ加工糸を４０ゲ一ジ編機でＳ、Ｚ交互に祁５威してス
トッキングを編成し、縫製、染色、ファイナルセットを
施こし製品化した移、伸長回復率を測定したところたて
方向９２％、よこ方向９０襲の伸長回復率であった。

更に該ストッキングを着用テストしたところ偏口が美し
く、透明性が高く、また、しわ、たるみの生じないフィ
ツト性に優れたものであった。

実施例２ 実施例１のブロック共取合体を使い、スクリュ一式押出
機により紡糸湿度２５０℃、ノズル孔径０゜３５闇・紡
糸速度１０００　ｔｎ　７分で溶Ｓ紡糸し、５０デニー
ル１５フイラメントの未延伸糸を巻取った。該未延伸糸
を８００ｍ／分の速度で延伸４ＪＸ撚を行ない、Ｓおよ
び２両方向にトルクを有する工５デニール１５フィラメ
ントのウーリイ加工糸をｒけた。該ウーリイ加工糸を実
施例１表同様にストッキングを仰成し伸長回復率を測定
したところたて方向８９％、よこ方向９１％であった。

また同様ニ着用テストしたところ、同一サイズ？″″Ｓ
ナイズの人から、Ｌ−リーイズの人まで着用でき、優れ
たフィツト性をもつものであった。

実施例３ ポリエチレンテレフタレート７０１４９、ご−カ１Ｆ’
　５　クトン３０　Ｋｇ　ヲｆｉ応容器に取り、Ｎ、バ
ージ径２３０℃で擁拌しながら２時間溶融反厚さ七だ後
、真空下で未反応と一カブロラクトンレ陥去したー得う
れたポリエステル型ブロツク共重合体は環元比粘度１．
１６６　、融点は２１３℃であった。このブロック共重
合体をスクリュ一式押出機により紡糸温度２５０℃、ノ
ズル孔径０．４調、紡糸速度ｓｏｏｍ／分で溶融紡糸し
、５０デニール／１フイラメントの未延伸糸を巻取った
。該未延伸糸をｓｏｏｍ／分の速度で仮撚を行ない、Ｓ
および２両方向についてトルク数６００回／ｍのトルク
を有する２０デニール／１フイラメントのトルクタイプ
加工糸を得た。該トルクタイプ加工糸を４０ゲ一ジ編機
でＳ。

Ｚ交〃に編成してストッキングを編成し・縫製・染色、
ファイナルセットを施こし製品化した後、伸長回復率を
測定したところたて方向９１％、よこ方向９０％の伸長
回復率であった。更に該ストッキングを着用テストした
ところ絹目が美しく、透明性が島＜、また、しわ、たる
みの生じないフィツト性に優れたものであった。

実施例４ 実施例３のブロック共重合体を使い、スクリュ一式押出
機により紡糸温度２５０℃、ノズル孔径０３５．９、紡
糸速度１ｏｏｏｍ／分で溶融紡糸し、５０デニール１５
フイラメントの未延伸糸を巻取った。該未延伸糸をｓｏ
ｏｍ／分の速度で延伸仮撚を行ないＳおよび２両方向に
トルクを有する１５デニール１５フイラメントのウーリ
イ加工糸を得た。該ウーリイ加工糸を実施例１と同様に
ストッキングを作成し伸長回復率を測定したところ、た
て方向８９％、よこ方向９１％であった。また同様に着
用テストしたところ同一サイズでＳサイズの人から、Ｌ
サイズの人まで着用でき、優れたフィツト性をもつもの
であった。

特許出願人　東洋紡績株式会社 手　続　補　正　書 昭和５９年２月６日 −１； ゛）： 特許庁長官　若　杉　和　夫　殴 Ｌ　事件の表示 昭和５８年特＝’ｒ願第１６８９９１号２　発明の名称 フィツト性にすぐれたノくンテイスドンキングまたはス
トッキング ８　補正をする者　′ 事件との関係　特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目２番８号 ４　補正の対象 （１）明細書第８頁第１４行の「６５：３５〜９０：　
１０」を［５０：５０〜９５：５Ｊと重圧する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　パンティストッキングまたはストッキング。 の少１．【くともレッグ部がノＸ−ドセク゛メントとし
   て、芳’ｆｆ族ジカルボン噛残基とアルキレンダ１ノコ
   ール残基とからなるポリエステルまた６まその共重合体
   ５（）〜９５重景％、ソフトセグメントとして分子１１
   ３５０〜４０００のポリ−ε−カプロラクトンまたはそ
   の共重合体５０〜５重Ｒ％からなる融点力（１６０℃以
   上のポリエステルエステルブロック共重合体から製造さ
   れた弾性糸の仮撚加工糸を主たる編成糸として編成され
   ており、かつ、該、＜ンテイストッキングまたはストッ
   キング゛の伸長回復率力（たて、よこ両方向ともに８０
   ％以上であることを特徴とするフィツト性にすぐれた〕
   ぜンテイストッキングまたはストッキング。 特許請求の範囲第１項記載のフィツト性にすぐれタバン
   テイストソキングまたはストッキング。 （３）主たる編成糸がウーリイ加工糸である特許請求の
   範囲第１項記載のフィツト性にすぐれたパンティストッ
   キングまたはストッキング。 促し、融点：　Ｐｅｒｋｉｎ　Ｅｌｍｅｒ　９１、Ｉ）
   ＩｆｆｅｒｅｎｔｌａｌＳｃａｎｎｉｎｇＣａｌｏｒｌ
   ｒｎｅｔｅｒ　（ＤＳＣ−ＩＢ型）によって昇温速度１
   ０℃／分 の条件で測定した吸熱ピーク温度 をもって表わした値をいう。 伸長回（シ率；ストッキングの膝部外につい゛ｃ１イン
   ストロン引張試Ｐ様で、１方 向および緯方向のっがみｌｌｊ・ｌ　６　ＣＴｎ・試料
   長５ａ、引張Ｉｔ’　Ｌ’Ｊ’　２０　ｃｍ　／　ｒｔ
   ｎ　。 チャート速度２０　ｔｙｎ　／　ｍｉｎの条件で５００
   ｆの定荷重をかけ、伸長−回 得一再伸長を行ない、軟式により 算出する。 （ａ−ｂ　）／　ａＸｊ　００　（％）−’　Ｋ　ｎ　
   ｎ　Ｏ中＃ｆＤ　／ＩＩ７　Ｊｉ　ＩｔＪ５　ｆ）”＋
   　ａ−−２−ト上の長さく副） ｂ：再伸長時の立上りまでのチャ ート上の長さくｃｒｎ）