JPS59223301A - フイツト性に優れたパンテイストツキングまたはストツキング - Google Patents
フイツト性に優れたパンテイストツキングまたはストツキングInfo
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- JPS59223301A JPS59223301A JP9922183A JP9922183A JPS59223301A JP S59223301 A JPS59223301 A JP S59223301A JP 9922183 A JP9922183 A JP 9922183A JP 9922183 A JP9922183 A JP 9922183A JP S59223301 A JPS59223301 A JP S59223301A
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- JP
- Japan
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- stockings
- elongation
- recovery rate
- length
- pantyhose
- Prior art date
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- Granted
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Socks And Pantyhose (AREA)
- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱可塑性ニジストマー、特に特定のポリエステ
ル拳ポリエーテル系エラストマーの捲縮加工糸から編成
されたフィツト性に優れたウーリイタイプのパンティス
トッキングまたはストッキング(以下、両者を総称して
ストッキングという。)K関するものである。
ル拳ポリエーテル系エラストマーの捲縮加工糸から編成
されたフィツト性に優れたウーリイタイプのパンティス
トッキングまたはストッキング(以下、両者を総称して
ストッキングという。)K関するものである。
従来よりストッキングを構成する熱可塑性合成繊維糸と
しては、ナイロン6、ナイロン66、ポリテトラメチレ
ンテレフタレート等のいわゆる非弾性繊維糸、あるいは
、ポリウレタン等の弾性を有する合成繊維糸と前記非弾
性繊維糸との複合糸が広く用すられている。
しては、ナイロン6、ナイロン66、ポリテトラメチレ
ンテレフタレート等のいわゆる非弾性繊維糸、あるいは
、ポリウレタン等の弾性を有する合成繊維糸と前記非弾
性繊維糸との複合糸が広く用すられている。
非弾性熱可塑性合成繊維糸を用いる場合には、通常仮撚
加工が施され、捲縮およびまたは、トルクによジストッ
キングにフィツト性を付与させている。ここで捲縮とト
ルクを有する仮撚加工糸はウーリイ加工糸とよばれ、一
方トルクのみを有する仮撚加工糸はトルクタイプ加工糸
とよばれている。
加工が施され、捲縮およびまたは、トルクによジストッ
キングにフィツト性を付与させている。ここで捲縮とト
ルクを有する仮撚加工糸はウーリイ加工糸とよばれ、一
方トルクのみを有する仮撚加工糸はトルクタイプ加工糸
とよばれている。
現在、市販されているストッキングの多くは、ウーリイ
加工糸によシ編成されている。その理由は、安価に製造
できることであシ、またストッキング性能の面からフリ
ーサイズ性に富んでいるためである。しかし該ストッキ
ングは、構成するウーリイ加工糸の捲縮が“へたる”た
めに、伸縮復元率や伸長回復率が”劣シ、着用中に“シ
ワ°や“クルミ”が生じる欠点を有している。すなわち
フィツト性に劣る欠点があった。かかる欠点を解消する
ために、繊維自身が弾性を有するポリウレタン系弾性糸
と非弾性繊維を複合糸として、フィツト性を改良したス
トッキングが編成されている。該複合糸としては、1本
のフィラメントに偏心芯鞘型に配置したコンジュゲート
タイプと芯糸の弾性繊維に非弾性センイ全捲回したカバ
ーリングタイプとがある。前者の場合は、特殊な紡糸設
備が必要となるためにコスト高になシ、またストッキン
グ性能の面でも強度が低く耐久性に劣る欠点がある。後
者の場合は、生産性の低いカバーリング工程金必要とす
るためやは9コスト高となシ、またカバーリングするた
めに必然的にカバーリングタイプの糸条は太くなり、地
厚なストッキングとなる欠点がある。
加工糸によシ編成されている。その理由は、安価に製造
できることであシ、またストッキング性能の面からフリ
ーサイズ性に富んでいるためである。しかし該ストッキ
ングは、構成するウーリイ加工糸の捲縮が“へたる”た
めに、伸縮復元率や伸長回復率が”劣シ、着用中に“シ
ワ°や“クルミ”が生じる欠点を有している。すなわち
フィツト性に劣る欠点があった。かかる欠点を解消する
ために、繊維自身が弾性を有するポリウレタン系弾性糸
と非弾性繊維を複合糸として、フィツト性を改良したス
トッキングが編成されている。該複合糸としては、1本
のフィラメントに偏心芯鞘型に配置したコンジュゲート
タイプと芯糸の弾性繊維に非弾性センイ全捲回したカバ
ーリングタイプとがある。前者の場合は、特殊な紡糸設
備が必要となるためにコスト高になシ、またストッキン
グ性能の面でも強度が低く耐久性に劣る欠点がある。後
者の場合は、生産性の低いカバーリング工程金必要とす
るためやは9コスト高となシ、またカバーリングするた
めに必然的にカバーリングタイプの糸条は太くなり、地
厚なストッキングとなる欠点がある。
以上述べたように、従来のウーリイ加工糸ではフィツト
性の優れたストッキングは得られず、また、フィツト性
を改良したコンジュゲートタイプ、カバーリングタイプ
では、らスト高になる上に、編地が地厚となり、ストッ
キングの他の重要な特性を損なうものであった。
性の優れたストッキングは得られず、また、フィツト性
を改良したコンジュゲートタイプ、カバーリングタイプ
では、らスト高になる上に、編地が地厚となり、ストッ
キングの他の重要な特性を損なうものであった。
本発明は、種々検討を・重ねた結果これらの欠点を解消
したもので、特殊な熱可塑性合成繊維のウーリイ加工糸
で、優れたフィツト性を有するストッキングを得ること
に成功した。
したもので、特殊な熱可塑性合成繊維のウーリイ加工糸
で、優れたフィツト性を有するストッキングを得ること
に成功した。
すなわち、本発明はパンティストッキングまたはストッ
キングの少なくともレッグ部がハードセグメントがポリ
テトラメチレンテレフタレート単位を60モルチ以上含
有するポリエステル単位50〜90重量%とソフトセグ
メントとして分子量500〜4000のポリテトラメチ
レンエーテルグリコール単位を60モルチ以上含有する
ポリアルキレンエーテルグリコール単位10〜50重量
%から成る融点が160℃以上のポリエステルポリエー
テルブロック共重合体から成る繊維であって、全繊度が
5〜60デニール、フィラメント数が4〜15本、スナ
ール数が50〜1000個/rrLであって、伸縮復元
率が少なくとも20チ以上の捲縮加工糸を主たる編成糸
として編成されておシ、且つ、該ストッキングの少なく
ともレッグ部上部における伸長回復率がたて、よこ両方
向ともに、少なくとも80%以上であるフィツト性に優
れたパンティストッキングまたはストッキングである。
キングの少なくともレッグ部がハードセグメントがポリ
テトラメチレンテレフタレート単位を60モルチ以上含
有するポリエステル単位50〜90重量%とソフトセグ
メントとして分子量500〜4000のポリテトラメチ
レンエーテルグリコール単位を60モルチ以上含有する
ポリアルキレンエーテルグリコール単位10〜50重量
%から成る融点が160℃以上のポリエステルポリエー
テルブロック共重合体から成る繊維であって、全繊度が
5〜60デニール、フィラメント数が4〜15本、スナ
ール数が50〜1000個/rrLであって、伸縮復元
率が少なくとも20チ以上の捲縮加工糸を主たる編成糸
として編成されておシ、且つ、該ストッキングの少なく
ともレッグ部上部における伸長回復率がたて、よこ両方
向ともに、少なくとも80%以上であるフィツト性に優
れたパンティストッキングまたはストッキングである。
ここで、融点、スナール数、伸縮復元率および伸長回復
率は次のようにして算出する。
率は次のようにして算出する。
融点:
Perkin E1mer製、Differentia
l Scanning Calorimeter(DS
C−IB型)によって昇温速度10℃/分の条件で測定
した吸熱ピーク温度をもって表わした値をbう。
l Scanning Calorimeter(DS
C−IB型)によって昇温速度10℃/分の条件で測定
した吸熱ピーク温度をもって表わした値をbう。
スナール数:
200crnの東の中心にtooWIf/デニールノ錘
りを吊し、糸の両端を合せて把持し、自由に糸を回転さ
せて糸のトルクを完全に解散して、この時化じた1mm
クシ撚数全いう。
りを吊し、糸の両端を合せて把持し、自由に糸を回転さ
せて糸のトルクを完全に解散して、この時化じた1mm
クシ撚数全いう。
伸縮復元率:
カセ取りした試料に(2/1000 r/a + 2
/10r/a )の荷重をかけて水中に入れ、2分後の
長さを測9Liとし、次に2/10 t/aの荷重を取
り除き2/1000 r/dの荷重の下での長さを測シ
11とした時の(Li−At )/li名)をいう。
/10r/a )の荷重をかけて水中に入れ、2分後の
長さを測9Liとし、次に2/10 t/aの荷重を取
り除き2/1000 r/dの荷重の下での長さを測シ
11とした時の(Li−At )/li名)をいう。
伸長回復率:
インストロン引張試験機で、経方向および緯方向のつか
み幅6cm、試料長5cm、引張速度2゜crnZ順、
チャート速度20 cm/簡の糸付で500Pの定荷重
をかけ、伸長−回復一再伸長を行な−、次式によシ算出
する。
み幅6cm、試料長5cm、引張速度2゜crnZ順、
チャート速度20 cm/簡の糸付で500Pの定荷重
をかけ、伸長−回復一再伸長を行な−、次式によシ算出
する。
(a−b )/aX 100 (% )a : 50(
H’定荷重伸長時のチャート上の長さく砿) )ン:再伸長時の立上9までのチャート上の長さく 、
n) 本発明の重要な特徴の一つは該ストッキングを構成する
ウーリイ糸に特定のポリエステル・ポリエーテル・ブロ
ック共重合体を使用することである。該ブロック共重合
体としては、ポリテトラメチレンテレフタレート単位(
i760モル係以上、好tL<H80モル%以上含有す
るポリエステル単″[位をハードセグメントとし、ポリ
テトラメチレンエーテルグリコール単位t−60モル%
以上好ましくは80モル%以上含有するポリエーテルを
ソフトセグメントとするブロック共重合体である。ポリ
エステル単位としてはポリテトラメチレンテレフタレー
ト単位の他、40モル%までの割合でポリメチレンテレ
フタレート単位、ボリプロビレンテレンタレート単位、
ポリエチレンイソフタレート単位等の1種または2種以
上が共重合されていてもよい。また、ポリエーテル単位
としてはポリテトラメチレンエーテルグリコール単位の
他、40モル%までのポリエチレンエーテルグリコール
単位、ポリアルキレンエーテルグリコール単位、ポリへ
キサメチレンエーテルグリコール単位等の1種または2
種以上が共重合されていてもよい。
H’定荷重伸長時のチャート上の長さく砿) )ン:再伸長時の立上9までのチャート上の長さく 、
n) 本発明の重要な特徴の一つは該ストッキングを構成する
ウーリイ糸に特定のポリエステル・ポリエーテル・ブロ
ック共重合体を使用することである。該ブロック共重合
体としては、ポリテトラメチレンテレフタレート単位(
i760モル係以上、好tL<H80モル%以上含有す
るポリエステル単″[位をハードセグメントとし、ポリ
テトラメチレンエーテルグリコール単位t−60モル%
以上好ましくは80モル%以上含有するポリエーテルを
ソフトセグメントとするブロック共重合体である。ポリ
エステル単位としてはポリテトラメチレンテレフタレー
ト単位の他、40モル%までの割合でポリメチレンテレ
フタレート単位、ボリプロビレンテレンタレート単位、
ポリエチレンイソフタレート単位等の1種または2種以
上が共重合されていてもよい。また、ポリエーテル単位
としてはポリテトラメチレンエーテルグリコール単位の
他、40モル%までのポリエチレンエーテルグリコール
単位、ポリアルキレンエーテルグリコール単位、ポリへ
キサメチレンエーテルグリコール単位等の1種または2
種以上が共重合されていてもよい。
なお、ハードセグメントおよびソフトセグメントの共重
合成分としては、上記例示のものに限定されるものでは
なく、特にイソフタル酸、ダイマー酸、3.5−ジ(カ
ルボメトキン)ベンゼンスルホン酸金属塩を共重合成分
として使用したものが共重合成分を用いる場合にはコス
ト低減又は染色性向上の面で実用上有用である。これら
の中で最も好ましbのはポリテトラメチレンテレフタレ
ートをハードセグメントとし、ポリテトラメチレンエー
テルグリコールをソフトセグメントとするポリエステル
・ポリエーテルブロック共重合体である。
合成分としては、上記例示のものに限定されるものでは
なく、特にイソフタル酸、ダイマー酸、3.5−ジ(カ
ルボメトキン)ベンゼンスルホン酸金属塩を共重合成分
として使用したものが共重合成分を用いる場合にはコス
ト低減又は染色性向上の面で実用上有用である。これら
の中で最も好ましbのはポリテトラメチレンテレフタレ
ートをハードセグメントとし、ポリテトラメチレンエー
テルグリコールをソフトセグメントとするポリエステル
・ポリエーテルブロック共重合体である。
ハードセグメントとしての上記芳香族ポリエステルとソ
フトセグメントとしての上記ポリアルキレンエーテルグ
リコールとの共重合比率(重量)は65:35〜95:
5が好ましく、さらに好ましくは75:25〜90:1
0がよい。すなわち、通常、熱可塑性エラストマーとし
て化成品用途で使用される共重合比率に比べてハードセ
グメントの量が多いのが特徴である。その理由はストッ
キング全構成するウーリイ加工糸を製造するに際し、ソ
フトセグメント量が多くなると、仮撚加工性が低下して
ウーリイ加工糸を製造し得なくなるからである。また、
該ポリアルキレンエーテルグリコールの数平均分子量は
、繊維の融点を高める点1及ヒ、特に最終的に得られる
ストッキングの伸縮性を得る点から500〜4000が
好適であシ、さらに好ましくは1000〜2000がよ
い。
フトセグメントとしての上記ポリアルキレンエーテルグ
リコールとの共重合比率(重量)は65:35〜95:
5が好ましく、さらに好ましくは75:25〜90:1
0がよい。すなわち、通常、熱可塑性エラストマーとし
て化成品用途で使用される共重合比率に比べてハードセ
グメントの量が多いのが特徴である。その理由はストッ
キング全構成するウーリイ加工糸を製造するに際し、ソ
フトセグメント量が多くなると、仮撚加工性が低下して
ウーリイ加工糸を製造し得なくなるからである。また、
該ポリアルキレンエーテルグリコールの数平均分子量は
、繊維の融点を高める点1及ヒ、特に最終的に得られる
ストッキングの伸縮性を得る点から500〜4000が
好適であシ、さらに好ましくは1000〜2000がよ
い。
本発明に用いられるポリエステル−ポリエーテルブロッ
ク共重合体特性で更に、必要な要件は該共重合体の融点
が160℃以上であることである。
ク共重合体特性で更に、必要な要件は該共重合体の融点
が160℃以上であることである。
その理由は、融点が160℃未満の重合体は概して分子
量が小さくて強度が不十分であり、ストッキングとして
の耐久性が乏しくなるからである。
量が小さくて強度が不十分であり、ストッキングとして
の耐久性が乏しくなるからである。
好ましくは190℃以上である。ここで、融点とはIP
erkin E1mer製Differential
ScanningCalorimeter (D S
C−I B型)によって昇温速度10℃/分の条件で測
定した吸熱゛ピーク温度をもって表わした値である。尚
、上記ポリエステル・ポリエーテルブロック共重合体に
は必要に応じて耐熱剤、抗酸化剤、耐光剤、難燃剤、つ
や消し剤(Tie、 )等を添加してもよい。
erkin E1mer製Differential
ScanningCalorimeter (D S
C−I B型)によって昇温速度10℃/分の条件で測
定した吸熱゛ピーク温度をもって表わした値である。尚
、上記ポリエステル・ポリエーテルブロック共重合体に
は必要に応じて耐熱剤、抗酸化剤、耐光剤、難燃剤、つ
や消し剤(Tie、 )等を添加してもよい。
以上、本発明のストッキングの編成糸であるポリエステ
ル・ポリエーテルブロック共重合体について詳述したが
、本発明において更に重要な要件の一つは、ストッキン
グの編成糸であるウーリ、イ糸の全繊度が、5〜60デ
ニールであって、かつフィラメント数が4〜15本であ
って、スナール数が50〜1000個/mであって、さ
らに、伸縮復元率(OR)が少なくとも20%以上、好
ましくは40%以上であることである。伸縮復元率を上
記範囲に限定した理由は、伸縮復元率が20−未満では
、製品となるストッキングの伸縮性が不足して十分なフ
ィツト性が得られないためであυ、伸縮復元率を20チ
以上好ましくは40%以上にすることによυ、通常のス
トッキング製造工程を経て得られるストッキングであっ
ても、従来品よシも伸長率が犬きくまた伸長回復率も優
れた、フィツト性の良好な製品となるのである。また、
本願発明のストッキングは、前述した糸における伸縮復
元率とともに、ストッキングの少なくともレッグ部上部
における伸縮回復率も重要な要素であり、その部位にお
ける伸長回復率がたてよと両方向ともに80%以上であ
ることが必要である。また、前記部位における伸長率は
たて16.よと方向とも250%以上であることが望ま
しい。
ル・ポリエーテルブロック共重合体について詳述したが
、本発明において更に重要な要件の一つは、ストッキン
グの編成糸であるウーリ、イ糸の全繊度が、5〜60デ
ニールであって、かつフィラメント数が4〜15本であ
って、スナール数が50〜1000個/mであって、さ
らに、伸縮復元率(OR)が少なくとも20%以上、好
ましくは40%以上であることである。伸縮復元率を上
記範囲に限定した理由は、伸縮復元率が20−未満では
、製品となるストッキングの伸縮性が不足して十分なフ
ィツト性が得られないためであυ、伸縮復元率を20チ
以上好ましくは40%以上にすることによυ、通常のス
トッキング製造工程を経て得られるストッキングであっ
ても、従来品よシも伸長率が犬きくまた伸長回復率も優
れた、フィツト性の良好な製品となるのである。また、
本願発明のストッキングは、前述した糸における伸縮復
元率とともに、ストッキングの少なくともレッグ部上部
における伸縮回復率も重要な要素であり、その部位にお
ける伸長回復率がたてよと両方向ともに80%以上であ
ることが必要である。また、前記部位における伸長率は
たて16.よと方向とも250%以上であることが望ま
しい。
ことで伸長率および伸長回復率とは、ストッキングのレ
ッグ部上部について、インストロン引張試験機で、つか
み幅6cm、試料長5crn1引張速度20 cm/m
、チャート速度20 cm/mの条件で5002定荷重
伸長回復(伸長→回復→再伸長)を行ない、次式によシ
算出したものである。
ッグ部上部について、インストロン引張試験機で、つか
み幅6cm、試料長5crn1引張速度20 cm/m
、チャート速度20 cm/mの条件で5002定荷重
伸長回復(伸長→回復→再伸長)を行ない、次式によシ
算出したものである。
伸 長 率= a15Xl oo (% )伸長回復率
=(a−b)/axloO(%)a : 50(l定荷
重伸長時のチャート上の長さくan) b:再伸長時の立上シまでのチャートの長さくcrn) 以上記載したように本発明は、特定の重合体を溶融紡糸
し、通常の延伸、仮撚加工を施こし、伸縮復元率を20
%以上好ましくは4096以上とすることによシ、従来
製造できなかった優れたフィツト性を有するストッキン
グ全提供するものであり、伸長回復率80%以上という
該ストッキングの優れたフィツト性は、仮撚加工による
捲縮の伸縮性と重合体の弾性による伸縮性との相乗効果
が表われるものと推定される0 以下実施例により、本発明のストッキングを示すが、本
発明はもとより下記実施例により制約を受けるものでは
ない。
=(a−b)/axloO(%)a : 50(l定荷
重伸長時のチャート上の長さくan) b:再伸長時の立上シまでのチャートの長さくcrn) 以上記載したように本発明は、特定の重合体を溶融紡糸
し、通常の延伸、仮撚加工を施こし、伸縮復元率を20
%以上好ましくは4096以上とすることによシ、従来
製造できなかった優れたフィツト性を有するストッキン
グ全提供するものであり、伸長回復率80%以上という
該ストッキングの優れたフィツト性は、仮撚加工による
捲縮の伸縮性と重合体の弾性による伸縮性との相乗効果
が表われるものと推定される0 以下実施例により、本発明のストッキングを示すが、本
発明はもとより下記実施例により制約を受けるものでは
ない。
実施例:
テレフタル酸(TPA)と等量の1,4ブタンジオール
と数平均分子[1000のポリテトラメチレンエーテル
グリコール(PTG)とを、TPA/か10モル比が1
5.0となるように調合し、酸化防止剤(イオノックス
330、シェル・オイル社製商品名)0.15重量%、
触媒0.05重量%と共にオートクレーブに仕込み、攪
拌下に加熱して140〜230℃まで昇温しでエステル
交換反応を行ない、生成したメタノールは系外に留去し
た。
と数平均分子[1000のポリテトラメチレンエーテル
グリコール(PTG)とを、TPA/か10モル比が1
5.0となるように調合し、酸化防止剤(イオノックス
330、シェル・オイル社製商品名)0.15重量%、
触媒0.05重量%と共にオートクレーブに仕込み、攪
拌下に加熱して140〜230℃まで昇温しでエステル
交換反応を行ない、生成したメタノールは系外に留去し
た。
その後、減圧しつつ、240℃まで昇温しで100分間
保持して重合全行ない、融点215℃のポリエステル・
ポリエーテルブロック共重合体A’に得た。この共重合
体、中のPTG含量は、24チであった。このブロック
共重合体をスクリュウ式押出機罠よシ紡糸温度250℃
、ノズル孔径0.35■、5ホール、紡糸速度500
m1mで溶融紡糸し、50デニール15フイラメントの
未延伸系全捲取った0該未延伸糸2soom/−の速度
で延伸仮撚を行ない、伸縮復元率45%、スナール数8
40個/mのウーリイ加工糸を得た。該ウーリイ加工糸
を40ゲ一ジ編機にかけて、ストッキングを編成し、縫
製、染色、ファイナルセラトラ施こし製品化した後、伸
長回復率を測定したところ、経方向92チ、緯方向90
%の伸長回復率であった。また上記測定における伸長率
は、経方向370%、緯方向358%であった。更に該
ストッキングを着用テストした結果、フィツト性にすぐ
れ、しわ、たるみが生じず、感触、手触りもソフトで柔
らかく、透明感にすぐれたものであった。
保持して重合全行ない、融点215℃のポリエステル・
ポリエーテルブロック共重合体A’に得た。この共重合
体、中のPTG含量は、24チであった。このブロック
共重合体をスクリュウ式押出機罠よシ紡糸温度250℃
、ノズル孔径0.35■、5ホール、紡糸速度500
m1mで溶融紡糸し、50デニール15フイラメントの
未延伸系全捲取った0該未延伸糸2soom/−の速度
で延伸仮撚を行ない、伸縮復元率45%、スナール数8
40個/mのウーリイ加工糸を得た。該ウーリイ加工糸
を40ゲ一ジ編機にかけて、ストッキングを編成し、縫
製、染色、ファイナルセラトラ施こし製品化した後、伸
長回復率を測定したところ、経方向92チ、緯方向90
%の伸長回復率であった。また上記測定における伸長率
は、経方向370%、緯方向358%であった。更に該
ストッキングを着用テストした結果、フィツト性にすぐ
れ、しわ、たるみが生じず、感触、手触りもソフトで柔
らかく、透明感にすぐれたものであった。
比較例:
15デニール15フイラメントのナイロン6ウー IJ
イ加工糸により編成されたパンティストッキングの市販
品について、実施例1と同じ部位における経方向及び緯
方向の伸長回復率を測定したところ、経伸長回復率77
%、緯伸長回復率75チで、伸長率は経279 %、緯
268%であった。
イ加工糸により編成されたパンティストッキングの市販
品について、実施例1と同じ部位における経方向及び緯
方向の伸長回復率を測定したところ、経伸長回復率77
%、緯伸長回復率75チで、伸長率は経279 %、緯
268%であった。
該ストッキングのフィツト性は実施例のものに比べて劣
るものであった。
るものであった。
特許出願人 東洋紡績株式会社
、]
手 続 補 正 書
昭和59年2月6日
L 事件の表示
昭和58年特許願第99221号
2 発明の名称
フィツト性に優れたパンティストッキングまたはストッ
キング 8 補正をする者 事件との関係 ・特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 5」をl+so:5o〜90:lO」と訂正する。
キング 8 補正をする者 事件との関係 ・特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 5」をl+so:5o〜90:lO」と訂正する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 パンティストッキングまたはストッキングの少なくとも
レッグ部が、ハードセグメントとしてポリテトラメチレ
ンテレフタレート単位を60モルチ以上含有するポリエ
ステル単位50〜90重量%、ソフトセグメントとして
分子量500〜4000のポリテトラメチレンエーテル
グリコール単位を60モルチ以上含有するポリアルキレ
ンエーテルグリコール単位10〜50重量%から成る融
点が160℃以上のポリエステルポリエーテルブロック
共重合体からなる繊維であって、全繊度が5〜60デニ
ール、フィラメント数が4〜15本、スナール数が50
〜1000個/mであって、伸縮復元率が少なくとも2
0チ以上の捲縮加工糸を主たる編成糸として編成されて
おり、且つ、該パンティストッキング又はストッキング
の少なくともレッグ部上部における伸長回復率がたて、
よこ両方向ともに80チ以上であること′f:特徴とす
るフィツト性に優れたパンティストッキングまたはスト
ッキング。 但し、融点: Perkin E1mer製、Differentia
l Scannirg Calorimeter(DS
C−IB型)によって昇温速度10℃/分の条件で測定
した吸熱ピーク温度をもって表わした値をいう0 200clnのマルチフィラメント系の中心に100■
/デニールの錘を吊し、糸の両端を合せて把持し、自由
に糸を回転させて糸のトルクを完全に解散して、この時
化じた1mJ5の撚数をいう0 伸縮復元率: カセ取シした試料に(2/1000 r/a + 2
/10t/d )の荷重をかけて水中に入れ、2分後の
長さを測りtlとし、次に2/10 f/dの荷重を取
シ除き2/1000 i/aの荷重下での長さを測ルt
tとした時の(tt −4t )/li X 100(
和をいう。 伸長回復率二 インストロン引張試験機で、経方向および緯方向のつか
み幅+3z、試料長5cn1、引張速度2゜c1n/順
、チャート速度20儒/−の条件で50(1の定荷重を
かけ、伸長−回復一再伸長を行ない、次式によシ算出す
る。 (a−b )/aX100 (%) a : 50(l定荷重伸長時のチャート上の長さくc
ln) b:再伸長時の立上シまでのチャート上の長さくcrn
)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9922183A JPS59223301A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | フイツト性に優れたパンテイストツキングまたはストツキング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9922183A JPS59223301A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | フイツト性に優れたパンテイストツキングまたはストツキング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59223301A true JPS59223301A (ja) | 1984-12-15 |
JPH0373642B2 JPH0373642B2 (ja) | 1991-11-22 |
Family
ID=14241602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9922183A Granted JPS59223301A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | フイツト性に優れたパンテイストツキングまたはストツキング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59223301A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1378183A1 (en) * | 2001-03-19 | 2004-01-07 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Underwear |
-
1983
- 1983-06-02 JP JP9922183A patent/JPS59223301A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1378183A1 (en) * | 2001-03-19 | 2004-01-07 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Underwear |
EP1378183A4 (en) * | 2001-03-19 | 2004-05-26 | Asahi Chemical Ind | UNDERWEAR |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0373642B2 (ja) | 1991-11-22 |
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