JPS6056573B2 - 金属製薄肉耐圧容器の口金付蓋製造方法 - Google Patents
金属製薄肉耐圧容器の口金付蓋製造方法Info
- Publication number
- JPS6056573B2 JPS6056573B2 JP1589279A JP1589279A JPS6056573B2 JP S6056573 B2 JPS6056573 B2 JP S6056573B2 JP 1589279 A JP1589279 A JP 1589279A JP 1589279 A JP1589279 A JP 1589279A JP S6056573 B2 JPS6056573 B2 JP S6056573B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- lid
- manufacturing
- metal thin
- lids
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は小型のビール樽をアルミニウム合金の薄板て
形成する場合等に適した口金付蓋製造方法に関する。
形成する場合等に適した口金付蓋製造方法に関する。
ビール樽のような耐圧容器の蓋は椀形の鏡板形状にす
るのが設計上有利である。
るのが設計上有利である。
このような形状て口金一体のものは通常プレス多段絞り
加工により製作される。即ち素材の金属製薄板円板に多
段絞り等の前絞り加工と、形状寸法出しのための引張り
成形加工（最終型付け）を加え、断面が滑らかな円弧と
なるように仕上げている。そしてプレス加工は通常第１
絞りの絞り率を５０〜６０％、第２絞りより絞り率を８
０％以上にするのが最も絞り加工性が良いとされている
。しかし従来の如く多段に絞り加工した後最後に形状と
寸法出しのための引張り成形加工（最終型付け）を行う
場合は、多段の前絞り加工終了時に椀形蓋本体の外面に
できる複数個の同心の環状凸部（これらは直径の異なる
パンチの先端外周縁部で形成される部分）をその湾曲方
向と逆方向に反り返さなければならず、一旦引き延ばさ
れた素材表面組織が逆に圧縮応力を受ける形になり、シ
ョックマークが発生し、著しく商品価値が低下する。こ
のショックマークはあたかも傷のように見え、外観が低
下するばかりでなく耐蝕性低下の原因となる。又ショッ
クマークは蓋本体の内面にも同様に発生するため、素材
としてエポキシ系樹脂のコーティングを内外両面に有す
るアルミニウム合金薄板を採用した場合には、ショック
マークの部分でコーティングが剥離したり腐蝕が起るた
め用途か制限され、異物混入をきらう食品用等には使用
不能となる。従つて食品用としてアルミニウム合金薄板
を使用する場合は、プレス加工後にアルマイト処理、塗
装等の表面処理を要し、コストアップが避けられなかつ
た。 本発明は多段絞り加工により得られる複数個の環
状凹凸部を椀形蓋本体にそのま）残すことによりショッ
クマークの発生を防止しようとするもので、次に図面に
より説明する。
加工により製作される。即ち素材の金属製薄板円板に多
段絞り等の前絞り加工と、形状寸法出しのための引張り
成形加工（最終型付け）を加え、断面が滑らかな円弧と
なるように仕上げている。そしてプレス加工は通常第１
絞りの絞り率を５０〜６０％、第２絞りより絞り率を８
０％以上にするのが最も絞り加工性が良いとされている
。しかし従来の如く多段に絞り加工した後最後に形状と
寸法出しのための引張り成形加工（最終型付け）を行う
場合は、多段の前絞り加工終了時に椀形蓋本体の外面に
できる複数個の同心の環状凸部（これらは直径の異なる
パンチの先端外周縁部で形成される部分）をその湾曲方
向と逆方向に反り返さなければならず、一旦引き延ばさ
れた素材表面組織が逆に圧縮応力を受ける形になり、シ
ョックマークが発生し、著しく商品価値が低下する。こ
のショックマークはあたかも傷のように見え、外観が低
下するばかりでなく耐蝕性低下の原因となる。又ショッ
クマークは蓋本体の内面にも同様に発生するため、素材
としてエポキシ系樹脂のコーティングを内外両面に有す
るアルミニウム合金薄板を採用した場合には、ショック
マークの部分でコーティングが剥離したり腐蝕が起るた
め用途か制限され、異物混入をきらう食品用等には使用
不能となる。従つて食品用としてアルミニウム合金薄板
を使用する場合は、プレス加工後にアルマイト処理、塗
装等の表面処理を要し、コストアップが避けられなかつ
た。 本発明は多段絞り加工により得られる複数個の環
状凹凸部を椀形蓋本体にそのま）残すことによりショッ
クマークの発生を防止しようとするもので、次に図面に
より説明する。
第１図は本発明により製造した口金付蓋１０の垂直断
面図て、中心線０、に対し左右対称てあるため主として
右側について説明する。
面図て、中心線０、に対し左右対称てあるため主として
右側について説明する。
素材ブランク１１は例えば厚さＯ、５Ｔｎｍ）直径Ｄの
アルミニウム合金（５０５２Ｓ）製薄板円板て、両面に
３〜４μのエポキシ系樹脂コーティング４図示せず）を
有する。この素材をブレス型によりＡｂｃの形状に成形
する。次に絞り径Ｄ１のパンチ（形状Ｄｅｆ）で第１絞
り加工を行い、滑らかな山形断面の環状凸部ｅを形成す
る。この凸部ｅの外周は滑らかな山形断面の環状凹部ｂ
に連続する。次に絞り径Ｄ２のパンチ（形状Ｇｌｌｌ）
で第２絞り加工を行い、滑らかな山形断面の環状凸部ｈ
を形成する。この時前工程でできた凸部ｅはそのま）残
り、凸部Ｅ，ｈの間には滑らかな山形断面の環状凹部ｊ
ができる。引続き絞り径Ｄ３，Ｄ４・・・のパンチによ
り環状凸部Ｋ，ｌ，ｍを形成し、これにより椀形蓋本体
には各絞り加工時のパンチの先端外周縁でできる環状凸
部Ｅ，ｈ，ｋ，ｌ，ｍがそのま）残り、断面は滑らかな
波形に連続する。口金１２は蓋本体中央部をＭｎＯｐｑ
ｒＯのように成形することにより得られる。
アルミニウム合金（５０５２Ｓ）製薄板円板て、両面に
３〜４μのエポキシ系樹脂コーティング４図示せず）を
有する。この素材をブレス型によりＡｂｃの形状に成形
する。次に絞り径Ｄ１のパンチ（形状Ｄｅｆ）で第１絞
り加工を行い、滑らかな山形断面の環状凸部ｅを形成す
る。この凸部ｅの外周は滑らかな山形断面の環状凹部ｂ
に連続する。次に絞り径Ｄ２のパンチ（形状Ｇｌｌｌ）
で第２絞り加工を行い、滑らかな山形断面の環状凸部ｈ
を形成する。この時前工程でできた凸部ｅはそのま）残
り、凸部Ｅ，ｈの間には滑らかな山形断面の環状凹部ｊ
ができる。引続き絞り径Ｄ３，Ｄ４・・・のパンチによ
り環状凸部Ｋ，ｌ，ｍを形成し、これにより椀形蓋本体
には各絞り加工時のパンチの先端外周縁でできる環状凸
部Ｅ，ｈ，ｋ，ｌ，ｍがそのま）残り、断面は滑らかな
波形に連続する。口金１２は蓋本体中央部をＭｎＯｐｑ
ｒＯのように成形することにより得られる。
口金先端の閉断面部分は、素材を一旦Ｐｑｑ″のように
筒状に成形して先端を適宜トリミングした後、ロール成
形によりＱｑ″部分を外側へ丸めてＱｒＯ部分を作る。
蓋本体の外周縁部には、この蓋１０を筒状の容器本体１
３と接続するための筒状フランジ１４、外向きフランジ
１５、折返しフランジ１６を一体に有する。容器本体１
３の端部に設けたフランジ１７とフランジ１５を合わせ
た状態でこれらのフランジ部分にロールによるシーミン
グ加工を施す。第２図はシーミング加工済の状態を示す
拡大断面図である。口金１２及びフランジ１４〜１６部
分は、蓋１０の椀形本体部分を絞り加工する前に予め成
形しておくこともてきる。このように本発明は金属製薄
肉円板に絞り径の！異なるパンチの先端外周縁で滑らか
な山形の同心の環状凹凸部を１工程て１個すつ順次多段
に絞り加工して断面が滑らかな波形に連続した椀形の蓋
本体を形成し、引続き又は予め中央部に口金を形成する
金属製薄肉耐圧容器の口金付蓋製造方法である。
筒状に成形して先端を適宜トリミングした後、ロール成
形によりＱｑ″部分を外側へ丸めてＱｒＯ部分を作る。
蓋本体の外周縁部には、この蓋１０を筒状の容器本体１
３と接続するための筒状フランジ１４、外向きフランジ
１５、折返しフランジ１６を一体に有する。容器本体１
３の端部に設けたフランジ１７とフランジ１５を合わせ
た状態でこれらのフランジ部分にロールによるシーミン
グ加工を施す。第２図はシーミング加工済の状態を示す
拡大断面図である。口金１２及びフランジ１４〜１６部
分は、蓋１０の椀形本体部分を絞り加工する前に予め成
形しておくこともてきる。このように本発明は金属製薄
肉円板に絞り径の！異なるパンチの先端外周縁で滑らか
な山形の同心の環状凹凸部を１工程て１個すつ順次多段
に絞り加工して断面が滑らかな波形に連続した椀形の蓋
本体を形成し、引続き又は予め中央部に口金を形成する
金属製薄肉耐圧容器の口金付蓋製造方法である。
従つて本発明によると、口金付蓋１０の椀形本体部分は
、多段絞り加工により断面が滑らかな波形に連続した複
数個の環状凹凸部を同心に有する構造となるため、絞り
径の異なるパンチの先端外周縁でできる滑らかな山形の
環状凸部Ｅ，ｈ，ｋ，ｌ，ｍがすべてそのま）表面に残
り、椀形蓋本体部分の剛性が増し、強度が向上する。即
ち環状凹凸部が補強作用を行う。又本発明によると凹凸
を除くための最終型付け加工（引張り成形加工）を行わ
ないため、直径の異なるパンチの先端外周部で一旦形成
された環状凸部Ｅ，ｈ，ｋ，ｌ，ｍは逆方向に湾曲され
ることがなく（均らされることがなく）、従つて凸部Ｅ
，ｈ・・・の形成時引張応力を受けて変化した組織は、
その後逆の圧縮応力を受ける恐れがなく、表面のコーテ
ィング層は剥離することなくそのま）残る。内面につい
ても同様である。これによりショックマークを防止する
ことができ、蓋の外面においてはショックマークによる
外観低下の恐れがなく、蓋の内面においてはコーティン
グ層の剥離、食品への混入、腐食作用の発生する恐れは
なくなる。このように本発明によると口金付蓋を樹脂等
のコーティング板で製作することが可能となる。強度も
大幅に向上する。
、多段絞り加工により断面が滑らかな波形に連続した複
数個の環状凹凸部を同心に有する構造となるため、絞り
径の異なるパンチの先端外周縁でできる滑らかな山形の
環状凸部Ｅ，ｈ，ｋ，ｌ，ｍがすべてそのま）表面に残
り、椀形蓋本体部分の剛性が増し、強度が向上する。即
ち環状凹凸部が補強作用を行う。又本発明によると凹凸
を除くための最終型付け加工（引張り成形加工）を行わ
ないため、直径の異なるパンチの先端外周部で一旦形成
された環状凸部Ｅ，ｈ，ｋ，ｌ，ｍは逆方向に湾曲され
ることがなく（均らされることがなく）、従つて凸部Ｅ
，ｈ・・・の形成時引張応力を受けて変化した組織は、
その後逆の圧縮応力を受ける恐れがなく、表面のコーテ
ィング層は剥離することなくそのま）残る。内面につい
ても同様である。これによりショックマークを防止する
ことができ、蓋の外面においてはショックマークによる
外観低下の恐れがなく、蓋の内面においてはコーティン
グ層の剥離、食品への混入、腐食作用の発生する恐れは
なくなる。このように本発明によると口金付蓋を樹脂等
のコーティング板で製作することが可能となる。強度も
大幅に向上する。
第１図は本発明により製造した口金付蓋の垂直断面図、
第２図は第１図に示す口金付蓋を容器本体に接続した部
分の断面拡大図てある。 １０・・・・・口金付蓋、１２・・・・・口金、Ｅ，ｈ
，ｋ，ｌ，ｍ・・・・・・環状凸部。
第２図は第１図に示す口金付蓋を容器本体に接続した部
分の断面拡大図てある。 １０・・・・・口金付蓋、１２・・・・・口金、Ｅ，ｈ
，ｋ，ｌ，ｍ・・・・・・環状凸部。
Claims (1)
- １ 金属製薄肉円板に絞り径の異なるパンチの先端外周
縁で滑らかな山形の同心の環状凹凸部を１工程で１個ず
つ順次多段に絞り加工して断面が滑らかな波形に連続し
た椀形の蓋本体を形成し、引続き又は予め中央部に口金
を形成する金属製薄肉耐圧容器の口金付蓋製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1589279A JPS6056573B2 (ja) | 1979-02-13 | 1979-02-13 | 金属製薄肉耐圧容器の口金付蓋製造方法 |
| US06/118,108 US4313545A (en) | 1979-02-13 | 1980-02-04 | Metallic pressure vessel with thin wall |
| DE19803005378 DE3005378A1 (de) | 1979-02-13 | 1980-02-13 | Druckbehaelter aus metall |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1589279A JPS6056573B2 (ja) | 1979-02-13 | 1979-02-13 | 金属製薄肉耐圧容器の口金付蓋製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55107638A JPS55107638A (en) | 1980-08-18 |
| JPS6056573B2 true JPS6056573B2 (ja) | 1985-12-11 |
Family
ID=11901432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1589279A Expired JPS6056573B2 (ja) | 1979-02-13 | 1979-02-13 | 金属製薄肉耐圧容器の口金付蓋製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6056573B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2083382B (en) * | 1980-09-08 | 1984-06-20 | Metal Box Co Ltd | Forming can bodies |
| US6857304B2 (en) | 1999-08-30 | 2005-02-22 | Daiwa Can Company | Bottle-shaped can manufacturing method |
| JP4578751B2 (ja) | 1999-08-30 | 2010-11-10 | 大和製罐株式会社 | ボトル型缶の製造方法および成形加工工具 |
| JP3521402B2 (ja) * | 1999-11-26 | 2004-04-19 | 武内プレス工業株式会社 | 高い密閉性を保持できるねじ付金属缶 |
| CZ16877U1 (cs) * | 2003-12-17 | 2006-09-21 | Crown Packaging Technology Inc. | Opetovne uzavíratelná nádoba |
-
1979
- 1979-02-13 JP JP1589279A patent/JPS6056573B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55107638A (en) | 1980-08-18 |
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