JPH0330252Y2 - - Google Patents

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JPH0330252Y2
JPH0330252Y2 JP1983092241U JP9224183U JPH0330252Y2 JP H0330252 Y2 JPH0330252 Y2 JP H0330252Y2 JP 1983092241 U JP1983092241 U JP 1983092241U JP 9224183 U JP9224183 U JP 9224183U JP H0330252 Y2 JPH0330252 Y2 JP H0330252Y2
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aluminum
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bulging
raw
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JPS59196406U (ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D22/00Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
    • B21D22/10Stamping using yieldable or resilient pads
    • B21D22/105Stamping using yieldable or resilient pads of tubular products
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D51/00Making hollow objects
    • B21D51/16Making hollow objects characterised by the use of the objects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は膨出部を有するアルミ缶に関する。さ
らに詳しくは、使用する材料が少なくても機械的
強度が高く、しかも不良品が発生しない、膨出部
を有するアルミ缶に関する。 〔従来の技術〕 従来よりりアルコール飲料、炭酸飲料、ジユー
スなどの容器として使用されている金属缶に種々
の変形加工を加えて意匠性を向上させることが行
なわれている。 そのような金属缶として、たとえば特開昭50−
101181号公報に記載されたものがある。この金属
缶は、胴部の周囲に膨出した凸状部を設けたもの
であり、その製法はつぎのようである。 まずブランクを絞り加工などで成形した素缶を
作り、つぎに素缶の側壁内外面に合成樹脂系の被
膜を形成し、そののち素缶を雌型内に入れるとと
もに素缶内に弾性部材を挿入して加圧し、いわゆ
るバルジ加工により前記凸状部を膨出させるもの
である。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、アルミニウム製の素缶につい
て、安易に上述のようなバルジ加工を施すと、ア
ルミニウムの機械的強度が低いため、缶蓋を巻き
締める際に必要な缶軸方向の強度が損なわれた
り、さらに膨出加工時に缶胴部が割れたりするな
どの問題が生じる。 そこで本考案はバルジ加工によつて成形しても
不良品が発生することなく膨出部を形成しうるア
ルミ缶を提供することを目的とする。 また本考案は使用する材料が少ないにもかかわ
らず機械的強度が高く、しかも意匠的に優れた形
状の膨出部を有するアルミ缶を提供することを目
的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、胴部と底部が継目なく連続し、かつ
該胴部の厚さTが0.11〜0.20mmであるアルミ缶で
あつて、前記胴部外周の全体または胴部を環状に
取り囲む帯域に膨出部が形成され、該膨出部の膨
出率Xおよび膨出角θが、膨出率Xを横軸、膨出
角θを縦軸とする座標面上のA,2,2,B,1
2,2,C,12,170T−11.7および
D,2,170T−1.7の4点を結んでえられ
る台形状の領域内にあることを特徴とする膨出部
を有するアルミ缶を要旨とするものである。 なお本明細書においてアルミ缶とは、アルミニ
ウム板から形成されるもののみならず、アルミニ
ウム合金板から形成されるものも含む概念であ
る。 また実用新案登録請求の範囲にいう膨出率Xと
は、膨出加工されたのちの最大膨出部の直径(た
とえば第1図のd1)ともとの直径(たとえば第1
図のd2)との差d1−d2をもとの直径d2に対する百
分率で表わしたものであり、膨出角θとは膨出開
始部(たえば第1図のP)と最大膨出部Qとを結
ぶ直線Sと缶軸Oとのなす角度であり、単位は度
である。 〔作用〕 本考案における前記膨出率X、膨出角θおよび
胴部の板厚Tの間の関係は第5図のグラフに詳細
に示されている。 第5図において横軸は膨出率Xであり、縦軸は
膨出角θである。座標面上に左上から右下にかけ
て描かれている斜線Lは縦軸上の切片が170T+
0.3で傾きが−1の直線すなわち式 θ=−X+170T+0.3 で与えられる直線であり、膨出率X、膨出角θ、
胴部の厚さTが直線Lよりも上側または右側の範
囲では、缶軸方向の強度が劣り、缶蓋を巻き締め
する際に必要である缶軸方向への座屈荷重80kgf
よりも小さくなる。 横軸に平行な直線Mは膨出角θが2゜のばあいを
示しており、膨出角θが直線Mの下側の範囲で
は、充分な塑性変形が与えられず、半径方向の剛
性が高くならない。また外観上も素缶11のばあ
いとほとんど区別がつかない。 縦軸に平行な直線N1,N2はそれぞれ膨出率X
が2%および12%のばあいを示しており、膨出率
が直線N1よりも左側であれば、充分な塑性変形
が与えられず、外観も素缶11のばあいと区別が
つかない。また膨出率Xが直線N2よりも右側の
ばあいには、膨出加工時に缶胴部が割れて成形が
非常に不安定となり実用性に欠ける。 結局本考案における膨出率X、膨出角θおよび
胴部の厚さTは、第5図に示される座標面上の
A,2,2,B,12,2,C,12,170T
−11.7およびD,2,170T−1.7の4
点を結んでえられる台形状の領域R内にあること
が必要であり、そのばあいに限り本考案に特有の
効果、すなわち胴部の厚さが0.11〜0.20mmの薄い
アルミ缶であるにもかかわらず半径方向の剛性が
高く、缶軸方向の座屈荷重が充分であり、しかも
取り扱いやすい外形を有し、変化に富んだ外観を
呈しうるという効果を奏しうる。 〔実施例〕 つぎに本考案のアルミ缶を図面を参照しながら
説明する。 第1図は本考案のアルミ缶の一実施例を示す縦
断面図、第2〜4図はそれぞれ本考案のアルミ缶
の他の実施例を示す一部切欠正面図、第5図は本
考案のアルミ缶における膨出率、膨出角および厚
さの関係を示すグラフ、第6〜8図はそれぞれ第
2図に示されるアルミ缶の各成形工程における金
型の断面図である。 第1図において二点鎖線で示されているほぼ円
筒状の素缶11は、アルミ板から衝撃押出加工や
DI加工などによつて胴部2と底部3が継目なく
連続するように成形された缶であり、本考案のア
ルミ缶1には素缶11の胴部2を半径方向外側に
膨出させてなる膨出部4が形成されている。本実
施例においては口部5近辺に素缶11と同じ直径
d2の部分が残されており、しかも底部3近辺も素
缶11と同形状である。そして素缶11と同形状
の部分と膨出部4の境界である膨出開始部Pから
最大膨出部Qにかけて緩いテーパ状に膨出されて
いる。 なお本考案のアルミ缶1の形状は第1図のもの
に限るものではなく、たとえば第2〜3図のよう
に最大膨出部Q近辺がほぼ円筒面状に形成されて
いてもよく、あるいは第4図のように胴部2の外
周に環状の膨出部4が2カ所形成されていてもよ
いし、さらに環状の膨出部2ケ所の間に缶軸方向
のリブを設けてもよい。 本考案の膨出部を有するアルミ缶1は、たとえ
ばつぎのような方法で成形される。 まず第6図に示されるようにアルミプレートな
どからDI加工などによつて有底円筒状に形成さ
れている素缶11を分割可能な雌型12内に挿入
する。素缶11の形状は単純な円筒形状のほか、
たとえば底部3近辺の胴部2をテーパ状に形成し
ておいてもよく、また前記DI加工ののちに口部
5近辺にネツキング加工およびフランジ加工を施
しておいてもよい。 つぎに雌型12内に挿入されている素缶11の
内部にウレタンゴムなどの耐圧性の弾性部材13
を挿入する。弾性部材13には空気抜き孔14を
有するマンドレル15の軸心16を摺動自在に挿
入しておくのが好ましく、それにより弾性部材1
3が半径方向に均一に押圧され、しかも弾性部材
13と素缶11の内面の間に空気を閉じ込めるこ
とがない。 ついで第7図に示されるようにマンドレル15
を矢印V方向に押圧し、弾性部材13を半径方向
外側に膨拡せしめる。 素缶11の胴部2は弾性部材13の膨拡に伴な
つて雌型12の内周壁12aに沿うように塑性変
形され、所望の膨出部4を有するアルミ缶1が形
成される。その際素缶11の胴部2は弾性部材1
3と雌型12に挾まれた状態で円周方向に引張り
歪みを生ずると共に軸方向に圧縮歪みを生ずる。
したがつて第1図の最大膨出部Q近辺における円
周方向の歪速度と口部近辺の歪速度のバランスが
大きく異なるときは、亀裂を生じたり(引張り歪
み速度が高すぎるばあい)、座屈を生じる(圧縮
歪み速度が高すぎるばあい)ため、それらの歪速
度のバランスをとるのが好ましい。 そのような歪速度のバランスを調節するため、
前記弾性部材13と素缶11の間に、膨出率、形
状、弾性部材の性質、アルミ缶の材質および表面
状態に応じた粘度を有する潤濶剤を介在せしめて
おき、弾性部材とアルミ缶の間に適切なすべりを
生じさせるのが好ましい。 アルミ缶を成形したのちは、第8図に示される
ように雌型12を分割し、アルミ缶1を取り出
す。 なお本考案における膨出部を成形する方法は、
前記弾性部材を使用する方法のほか、分割金型を
素缶の内部に挿入し、拡張させるエキスパンジヨ
ン方式、缶内部に水や油などの圧力媒体を圧入
し、缶を拡張させる液圧方式、缶内部に瞬間的に
強い磁場を形成し、缶表面に現われる誘導電流に
基づく磁場と反撥させて拡張させる磁波成形方式
など種々の方法を採用しうる。 また叙上のごとく成形されたアルミ缶1に対
し、缶蓋を取りつけるために口部5にネツキング
加工およびフランジ加工を施すばあい、ネツク部
の直径は最大膨出部の直径よりも約5〜10mm程度
小さくするのが好ましく、それにより樽形状の意
匠効果を一層強調することができる。しかも缶蓋
を小さくすることができるため材料を節約するこ
とができる。 また前記膨出開始部(第1図のP)には半径1
mm以上のアール部を設けるのが好ましく、それに
よりアルミ缶表面または内面保護皮膜を傷つける
ことがない。 さらにアルミ缶1の底部3直径を巻締めしたば
あいの缶蓋の内径よりも小さくし、かつテーパ部
を設けるのが好ましく、それにより膨出部4の意
匠効果を一層強調することができ、しかもアルミ
缶同士を安定した状態で積み重ねることができ
る。 つぎに実施例および比較例をあげて本考案のア
ルミ缶の作用効果を説明する。 第1表に示される実施例1〜8および比較例1
〜5のアルミ缶には、アルミ合金板(JIS記号
A3004)の板厚0.44mm、直径135mmの円板を絞り
加工で直径81mmの有底筒状に成形され、さらにア
イアニング加工で胴部の厚さ0.11mm,0.12mm,
0.14mm,0.18mm,0.20mmに成形された素缶が使用
されている。素缶には洗浄したのちエポキシ系塗
料で内面塗装を施し、ポリエステル系塗料で外面
塗装を施した。このものを第6〜8図の手順にし
たがつて成形した。膨出率、膨出角および厚さの
組み合わせにより、実施例1〜8および比較例1
〜5の合計13コのアルミ缶をえた。それらのアル
ミ缶を缶軸方向に押圧し、座屈荷重を測定した結
果を第1表に示す。なお比較例1〜5は第5図に
示す直線Lの右側に位置するものであり、いずれ
も実用新案登録請求の範囲に規定する領域を外れ
ている。
〔考案の効果〕
本考案の効果はつぎのとおりである。 使用する材料が少なくてすむ。 座屈強度が高く、缶蓋の巻き締め加工が容易
である。 缶胴部が膨出しているので、一見して特異な
デザインを認識させることができ、商品価値を
高めうる。 缶胴割れなどの不良品が発生しない。 膨出率と膨出角を管理するだけで製造できる
ので、製造ならびにアルミ缶の強度管理が容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のアルミ缶の一実施例を示す縦
断面図、第2〜4図はそれぞれ本考案のアルミ缶
の他の実施例を示す一部切欠正面図、第5図は本
考案のアルミ缶における膨出率、膨出角および厚
さの関係を示すグラフ、第6〜8図はそれぞれ第
2図に示されるアルミ缶の各成形工程における金
型の断面図である。 図面の主要符号、1……アルミ缶、2……胴
部、3……底部、4……膨出部、11……素缶、
A,B,C,D,L,M……座標面上の点、N1
N2……座標面上の直線、O……缶軸、P……膨
出開始部、Q……最大膨出部、R……領域、T…
…胴部の厚さ、θ……膨出角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胴部と底部が継目なく連続し、かつ該胴部の厚
    さTが0.11〜0.20mmであるアルミ缶であつて、前
    記胴部外周の全体または胴部を環状に取り囲む帯
    域に膨出部が形成され、該膨出部の膨出率Xおよ
    び膨出角θがそれぞれ膨出率Xを横軸、膨出角θ
    を縦軸とする座標面上のA,2,2,B,12,
    2,C,12,170T−11.7およびD,
    2,170T−1.7の4点を結んでえられる台
    形状の領域内にあることを特徴とする膨出部を有
    するアルミ缶。
JP1983092241U 1983-06-15 1983-06-15 膨出部を有するアルミ缶 Granted JPS59196406U (ja)

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JPS59196406U JPS59196406U (ja) 1984-12-27
JPH0330252Y2 true JPH0330252Y2 (ja) 1991-06-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50101181A (ja) * 1974-01-09 1975-08-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50101181A (ja) * 1974-01-09 1975-08-11

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JPS59196406U (ja) 1984-12-27

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