JPS6055586B2 - ろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金 - Google Patents
ろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金Info
- Publication number
- JPS6055586B2 JPS6055586B2 JP57210508A JP21050882A JPS6055586B2 JP S6055586 B2 JPS6055586 B2 JP S6055586B2 JP 57210508 A JP57210508 A JP 57210508A JP 21050882 A JP21050882 A JP 21050882A JP S6055586 B2 JPS6055586 B2 JP S6055586B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- brazing
- aluminum alloy
- corrosion
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/28—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 950 degrees C
- B23K35/286—Al as the principal constituent
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金に関し、
さらに詳しくは、ろう付後においても高強度を保持し、
かつ、耐蝕性に優れたろう付用高強度耐蝕アルミニウム
合金に関するものである。
さらに詳しくは、ろう付後においても高強度を保持し、
かつ、耐蝕性に優れたろう付用高強度耐蝕アルミニウム
合金に関するものである。
アルミニウムまたはアルミニウム合金のろう付は、自動
車用熱交換器を主な対象として広く行なわれており、そ
の材料として、カーエアコン、コンデンサー、エバポレ
ーターおよびエンジン用す’イルクーラーに、1000
系、3000系のアルミニウム材料が使用されている。
しかし、最近になつて、ラジエーターヘのアルミニウム
合金の使用が増大してきており、そして、高強度が要求
されるため、3000系においてもA]−Mn−Mg系
合金か或いは6000系の合金が使用されている。
車用熱交換器を主な対象として広く行なわれており、そ
の材料として、カーエアコン、コンデンサー、エバポレ
ーターおよびエンジン用す’イルクーラーに、1000
系、3000系のアルミニウム材料が使用されている。
しかし、最近になつて、ラジエーターヘのアルミニウム
合金の使用が増大してきており、そして、高強度が要求
されるため、3000系においてもA]−Mn−Mg系
合金か或いは6000系の合金が使用されている。
特に6000系合金は時効性のアルミニウ合金であり、
高強度ろう付用合金として6951合金はJIS規格に
ブレージングシート用芯材として規格化されていて、主
としてラジエーター用ヘッダー材料として使用されてい
る。
高強度ろう付用合金として6951合金はJIS規格に
ブレージングシート用芯材として規格化されていて、主
としてラジエーター用ヘッダー材料として使用されてい
る。
しカルながら、この6951合金は、ろう材の侵蝕を受
け易く、また、耐蝕性においても同程度の強度レベルの
合金中においては比較的良好ではあるが、未だ充分満足
できる性能にはほど遠いのである。
け易く、また、耐蝕性においても同程度の強度レベルの
合金中においては比較的良好ではあるが、未だ充分満足
できる性能にはほど遠いのである。
さらに、自動車熱交換器等においては、軽量化、コンパ
クト化を図るために材料を薄肉化する要請が強く、ろう
付用材料として、高強度、かつ、優れた耐蝕性を有する
アルミニウム合金が切に要望されているのである。
クト化を図るために材料を薄肉化する要請が強く、ろう
付用材料として、高強度、かつ、優れた耐蝕性を有する
アルミニウム合金が切に要望されているのである。
本発明は上記に説明した現在ろう付用アルミニウム合金
として使用されてい、る6951合金の種々の問題点に
鑑み、この6951合金より強度が高く、かつ、耐蝕性
を大幅に改善したろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金
を提供するものである。
として使用されてい、る6951合金の種々の問題点に
鑑み、この6951合金より強度が高く、かつ、耐蝕性
を大幅に改善したろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金
を提供するものである。
本発明に係るろう付用高強度アルミニウム合金は、(1
)CUO.3〜2.0重量%、MgO.l〜0.4重量
%、SiO.l〜1.喧量%を含有し、残MAIおよび
不純物からなり、Si/Mgの重量%比が1以上である
ことを特徴とするろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金
を第1の発明とし、(2)CUO.3〜2.0重量%、
MgO.l〜0.4重量%、SiO.l〜1.0重量%
を含有し、さらに、ZrO.O5〜0.5重量%、Cr
O.O5〜0.5重量%、MnO.O5〜0.5重量%
の内から選んだ1種または2種を含有し、残部A1およ
び不純物からなり、Si/Mgの重量%比が1以上であ
ることを特徴とするろう付用高強度耐蝕アルミニウム合
金を第2の発明とし、(3)CUO.3〜2.咀量%、
MgO.l〜0.4重量%、SlO.l〜1.0重量%
、NiO.O5〜0.5重量%を含有し、残部Nおよび
不純物からなり、Si/鞠の重量%比が1以上であるこ
とを特徴とするろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金を
第3の発明とし、(4)CUO.3〜2.0重量%、M
gO.l〜0.4重量%、SlO.l〜1J重量%、N
iO.O5〜0.5重量%を含有し、さらに、ZrO.
O5〜0.5重量%、CrO.O5〜0.5重量%、M
nO.O5〜0.5重量%の内から選んだ1種または2
種を含有し、残部Alおよび不純物からなり、Si/M
gの重量%比が1以上であることを特徴とするろう付用
高強度耐蝕アルミニウム合金を第4の発明とする4つの
発明よりなるものである。
)CUO.3〜2.0重量%、MgO.l〜0.4重量
%、SiO.l〜1.喧量%を含有し、残MAIおよび
不純物からなり、Si/Mgの重量%比が1以上である
ことを特徴とするろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金
を第1の発明とし、(2)CUO.3〜2.0重量%、
MgO.l〜0.4重量%、SiO.l〜1.0重量%
を含有し、さらに、ZrO.O5〜0.5重量%、Cr
O.O5〜0.5重量%、MnO.O5〜0.5重量%
の内から選んだ1種または2種を含有し、残部A1およ
び不純物からなり、Si/Mgの重量%比が1以上であ
ることを特徴とするろう付用高強度耐蝕アルミニウム合
金を第2の発明とし、(3)CUO.3〜2.咀量%、
MgO.l〜0.4重量%、SlO.l〜1.0重量%
、NiO.O5〜0.5重量%を含有し、残部Nおよび
不純物からなり、Si/鞠の重量%比が1以上であるこ
とを特徴とするろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金を
第3の発明とし、(4)CUO.3〜2.0重量%、M
gO.l〜0.4重量%、SlO.l〜1J重量%、N
iO.O5〜0.5重量%を含有し、さらに、ZrO.
O5〜0.5重量%、CrO.O5〜0.5重量%、M
nO.O5〜0.5重量%の内から選んだ1種または2
種を含有し、残部Alおよび不純物からなり、Si/M
gの重量%比が1以上であることを特徴とするろう付用
高強度耐蝕アルミニウム合金を第4の発明とする4つの
発明よりなるものである。
本発明に係るろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金の、
含有成分と成分割合について説明する。
含有成分と成分割合について説明する。
Cuはアルミニウム合金の強度を向上させる元素である
ことはよく知られているが、耐蝕性を著しく阻害すると
考えられていた。しかし、本発明者の実験の結果によれ
ばろう付時の加熱により耐蝕性劣化を抑制できることが
わかり、さらに、Cuは電位を貴に移行させ通常のアル
ミニウム合金と組合せて用いると陰極防蝕効果が得られ
る。従つて、CuがMg,.Siと共存含有されている
場合にはCu含有量が2.轍量%を越えるとろう付時の
加熱による耐蝕性の劣化を防止できず、また、含有量が
0.鍾量%未満では電位を貴に移行させることができず
、かつ、強度向上に寄与しなくなる。よつて、Cu含有
量は0.3〜2.喧量%とする。例えば、ラジエーター
において、チューブ、ヘツ)ダプレート、タンク等のク
ーラント通路の主部材にCu含有アルミニウム合金を用
い、フィン等の副部材に純アルミニウム、3000系、
600唯等の通常のアルミニウム合金を用いた組合せで
は、Cu含有アルミニウム合金の電位が貴となるので、
フ・イン等が犠牲陽極となり、Cu含有アルミニウム合
金の腐蝕が抑制されるのである。MgはSiと金属間化
合物Mg2Siを生成して時効硬化性を付与する元素で
あり、6000系合金の主成分として知られているが、
多量に含有されるとろ・う付時のろう付性が悪く、ろう
材の侵蝕を受け易く、さらに耐蝕性が低下するので、含
有量は0.4重量%を越えて含有させず、また、0.1
重量%未満では時効硬化による強度向上が得られない。
ことはよく知られているが、耐蝕性を著しく阻害すると
考えられていた。しかし、本発明者の実験の結果によれ
ばろう付時の加熱により耐蝕性劣化を抑制できることが
わかり、さらに、Cuは電位を貴に移行させ通常のアル
ミニウム合金と組合せて用いると陰極防蝕効果が得られ
る。従つて、CuがMg,.Siと共存含有されている
場合にはCu含有量が2.轍量%を越えるとろう付時の
加熱による耐蝕性の劣化を防止できず、また、含有量が
0.鍾量%未満では電位を貴に移行させることができず
、かつ、強度向上に寄与しなくなる。よつて、Cu含有
量は0.3〜2.喧量%とする。例えば、ラジエーター
において、チューブ、ヘツ)ダプレート、タンク等のク
ーラント通路の主部材にCu含有アルミニウム合金を用
い、フィン等の副部材に純アルミニウム、3000系、
600唯等の通常のアルミニウム合金を用いた組合せで
は、Cu含有アルミニウム合金の電位が貴となるので、
フ・イン等が犠牲陽極となり、Cu含有アルミニウム合
金の腐蝕が抑制されるのである。MgはSiと金属間化
合物Mg2Siを生成して時効硬化性を付与する元素で
あり、6000系合金の主成分として知られているが、
多量に含有されるとろ・う付時のろう付性が悪く、ろう
材の侵蝕を受け易く、さらに耐蝕性が低下するので、含
有量は0.4重量%を越えて含有させず、また、0.1
重量%未満では時効硬化による強度向上が得られない。
よつて、Mg含有量は0.1〜0.4重量%とする。望
ましくはMgO.l〜0.35重量%である。SiはM
gと金属間化合物Mg2Siを生成して時効硬化性を付
与する元素であり、Mgと同様に6000系合金の主成
分として知られているが、このSiはMgとは異なりろ
う付時のろう付性、ろう材の侵蝕、耐蝕性の低下の度合
は非常に小さく、かつ、Mg2Siの金属間化合物を形
成するMg<5Siとの重量比よりS1を過剰とするこ
とにより時効の際の強度を向上させることができるが、
含有量が1.0重量%を越えるような多量となるとろう
付時のろう材の侵蝕、ろう付性、耐蝕性が低下するのを
抑制することができず、また、含有量が0.1重量%未
満では時効硬化による強度向上が得られない。よつて、
Si含有量は0.1〜1.轍量%とする。Si/Mgの
重量%を1以上とするのは、M勃(過剰となるとろう付
時のろう材の侵蝕、ろう付性、耐蝕性を著しく低下させ
るので、Si/Mgの重量%比をMg2Si金属間化合
物組成より高くし(通常はMg2Sif)Si/Mgは
0.58である。)、即ち、1以上として上記の種々の
問題点を除くもので、Si/Mgの重量%比は望ましく
は1.25以上、より好ましくは1.3以上にSiを過
剰に含有させることはより耐蝕性が向上するのである。
Zrはアルミニウムと金属間化合物ZrAl3を形成し
て微細に分布しサブグレインを強化して再結晶を抑制す
る作用があり、圧延、押出等の加工により繊維状組織と
なり、ろう付時の加熱を受けても結晶粒は等軸晶となら
ず加工方向に伸びた偏平粒となつており、ろう材の侵蝕
が抑制され、かつ、粒界腐蝕感受性が改善されるが、含
有量が0.05重量%未満ではこのような効果は期待で
きず、また、0.5重量%を越えて含有されると巨大晶
出物を生成して加工性を低下させる。
ましくはMgO.l〜0.35重量%である。SiはM
gと金属間化合物Mg2Siを生成して時効硬化性を付
与する元素であり、Mgと同様に6000系合金の主成
分として知られているが、このSiはMgとは異なりろ
う付時のろう付性、ろう材の侵蝕、耐蝕性の低下の度合
は非常に小さく、かつ、Mg2Siの金属間化合物を形
成するMg<5Siとの重量比よりS1を過剰とするこ
とにより時効の際の強度を向上させることができるが、
含有量が1.0重量%を越えるような多量となるとろう
付時のろう材の侵蝕、ろう付性、耐蝕性が低下するのを
抑制することができず、また、含有量が0.1重量%未
満では時効硬化による強度向上が得られない。よつて、
Si含有量は0.1〜1.轍量%とする。Si/Mgの
重量%を1以上とするのは、M勃(過剰となるとろう付
時のろう材の侵蝕、ろう付性、耐蝕性を著しく低下させ
るので、Si/Mgの重量%比をMg2Si金属間化合
物組成より高くし(通常はMg2Sif)Si/Mgは
0.58である。)、即ち、1以上として上記の種々の
問題点を除くもので、Si/Mgの重量%比は望ましく
は1.25以上、より好ましくは1.3以上にSiを過
剰に含有させることはより耐蝕性が向上するのである。
Zrはアルミニウムと金属間化合物ZrAl3を形成し
て微細に分布しサブグレインを強化して再結晶を抑制す
る作用があり、圧延、押出等の加工により繊維状組織と
なり、ろう付時の加熱を受けても結晶粒は等軸晶となら
ず加工方向に伸びた偏平粒となつており、ろう材の侵蝕
が抑制され、かつ、粒界腐蝕感受性が改善されるが、含
有量が0.05重量%未満ではこのような効果は期待で
きず、また、0.5重量%を越えて含有されると巨大晶
出物を生成して加工性を低下させる。
よつて、Zr含有量は0.05〜0.5重量%とする。
Cr,.MnはZrと同時にサブグレインを強化し再結
晶を抑制する作用があり、さらに、絞り加工性を高める
効果があるが、含有量が0.05重量%未満ではこのよ
うな効果が期待できず、また、0.5重量%を越えて含
有されると粗大な金属間化合物を生じて加工性が低下し
、かつ、粒界腐蝕感受性が逆に低下するようになる。
Cr,.MnはZrと同時にサブグレインを強化し再結
晶を抑制する作用があり、さらに、絞り加工性を高める
効果があるが、含有量が0.05重量%未満ではこのよ
うな効果が期待できず、また、0.5重量%を越えて含
有されると粗大な金属間化合物を生じて加工性が低下し
、かつ、粒界腐蝕感受性が逆に低下するようになる。
よつて、Cr..MIl含有量はそれぞれ0.05〜0
.5重量%とする。Niは強度向上に寄与する元素であ
り、さらに、電位を貴な方向に移行させる作用があるが
、含有量が0.05重量%未満ではこの効果が少なく、
また、0.5重量%を越えて含有されるとろう付時にお
けるろう材の侵蝕が増大するようになる。よつて、Ni
含有量は0.05〜0.5重量%とする。本発明に係る
ろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金は上記の含有成分
および成分割合であり、このアルミニウム合金に適用す
るろう材(ブレージングシートの皮材等)として、Si
を含むアルミニウム合金が使用できる。即ち、(1)真
空ろう付法 N−Si−Mg系合金、N−Si−Mg−Bi系合金(
2)フラックスろう付法に−Si系合金 (3)雰囲気ろう付法 に−Si−Bi系合金 等があり、使用するろう付法によりろう材を選択すれば
よく、Si含有量も対象合金、用途により主に7〜1鍾
量%のものが使用される。
.5重量%とする。Niは強度向上に寄与する元素であ
り、さらに、電位を貴な方向に移行させる作用があるが
、含有量が0.05重量%未満ではこの効果が少なく、
また、0.5重量%を越えて含有されるとろう付時にお
けるろう材の侵蝕が増大するようになる。よつて、Ni
含有量は0.05〜0.5重量%とする。本発明に係る
ろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金は上記の含有成分
および成分割合であり、このアルミニウム合金に適用す
るろう材(ブレージングシートの皮材等)として、Si
を含むアルミニウム合金が使用できる。即ち、(1)真
空ろう付法 N−Si−Mg系合金、N−Si−Mg−Bi系合金(
2)フラックスろう付法に−Si系合金 (3)雰囲気ろう付法 に−Si−Bi系合金 等があり、使用するろう付法によりろう材を選択すれば
よく、Si含有量も対象合金、用途により主に7〜1鍾
量%のものが使用される。
従つて、本発明に係るろう付用高強度耐蝕アルミニウム
合金において使用するろう材は、Siを含むアルミニウ
ム合金とするのがよい。
合金において使用するろう材は、Siを含むアルミニウ
ム合金とするのがよい。
そしてこのろう材は皮材としてアルミニウム合金の両面
或いは片面にクラッドされて使用される。本発明に係る
ろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金はアルミニウム合
金ブレージングシートの芯材として、また、単体として
何れにも充分使用することができるものである。
或いは片面にクラッドされて使用される。本発明に係る
ろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金はアルミニウム合
金ブレージングシートの芯材として、また、単体として
何れにも充分使用することができるものである。
次に本発明に係るろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金
の実施例を比較例と共に説明する。
の実施例を比較例と共に説明する。
実施例第1表に示す含有成分と成分割合のアルミニウム
合金を通常の溶製法により作つて試料を作成した。
合金を通常の溶製法により作つて試料を作成した。
NO.l〜9は本発明に係るろう付用高強度耐蝕アルミ
ニウム合金(単に本発明合金ということがある。)、N
O.lO〜14は比較合金、NO.l5はJIS695
l合金、NO.l6はJIS3OO38金である。この
第1表の各合金を使用し、合金単体およびに−1?i−
1.5Mg合金よりなるろう材を片面に10%クラッド
したブレージングシートの夫々1.2T1g1&厚の材
料を作成した。(1)ろう付加熱後の機械的性質 上記の単体材料を、5×10−5T0rI′真空中、
595℃×2分間加熱後、27℃/分の冷却速度で室温
まで冷却した。
ニウム合金(単に本発明合金ということがある。)、N
O.lO〜14は比較合金、NO.l5はJIS695
l合金、NO.l6はJIS3OO38金である。この
第1表の各合金を使用し、合金単体およびに−1?i−
1.5Mg合金よりなるろう材を片面に10%クラッド
したブレージングシートの夫々1.2T1g1&厚の材
料を作成した。(1)ろう付加熱後の機械的性質 上記の単体材料を、5×10−5T0rI′真空中、
595℃×2分間加熱後、27℃/分の冷却速度で室温
まで冷却した。
次にこの供試材よりJIS5号試験片を作製して引張試
験を行なつた。その結果を第2表に示す。(2)ろう付
時のろう材の芯材への侵蝕量 上記のブレージングシー
ト1およびA3OO32t材2を第1図aのように、逆
T字型に組合わせ、5刈0−5T0rI′真空中、59
5℃×2分間のろう付を行なつた後、第1図B,cに示
すようにろう材3の芯材4への侵蝕量1を金属顕微鏡に
より測定し、その結果を第3表に示す。
験を行なつた。その結果を第2表に示す。(2)ろう付
時のろう材の芯材への侵蝕量 上記のブレージングシー
ト1およびA3OO32t材2を第1図aのように、逆
T字型に組合わせ、5刈0−5T0rI′真空中、59
5℃×2分間のろう付を行なつた後、第1図B,cに示
すようにろう材3の芯材4への侵蝕量1を金属顕微鏡に
より測定し、その結果を第3表に示す。
(3) (1)項で得た材料を供試材とし、0.5NN
aC1、2(代)、大気開放の液中で飽和カロメル電極
を照合極として自然電位の測定を行なつた、その結果を
第4表に示す(MVvsSCE)。
aC1、2(代)、大気開放の液中で飽和カロメル電極
を照合極として自然電位の測定を行なつた、その結果を
第4表に示す(MVvsSCE)。
)(4)(2)項で得た材料を供試材とし、JISH8
68lに準するCASS試験を行ない1000時間後の
最大侵蝕深さを測定した。
68lに準するCASS試験を行ない1000時間後の
最大侵蝕深さを測定した。
その結果を第5表に示す。この実施例から明らかである
が、本発明に係るろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金
は、(1)JIS695l合金より優れたろう付後強度
を有する。
が、本発明に係るろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金
は、(1)JIS695l合金より優れたろう付後強度
を有する。
(2)ろう付時のろう材の芯材への侵蝕が小さくろう付
性に優れる。
性に優れる。
(3)耐蝕性はJ■S695l合金に比べて大幅に改善
される。
される。
というろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金として優れ
た性能を有するものである。
た性能を有するものである。
第1図はろう付時のろう材の芯材への侵蝕量を測るため
の材料を組合せた側面図と一部拡大図である。 1〜供試材、2〜組合せ材、3〜ろう材、4、〜・芯材
、1〜侵蝕深さ。
の材料を組合せた側面図と一部拡大図である。 1〜供試材、2〜組合せ材、3〜ろう材、4、〜・芯材
、1〜侵蝕深さ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Cu0.3〜2.0重量%、Mg0.1〜0.4重
量%、Si0.1〜1.0重量%を含有し、残部Alお
よび不純物からなり、Si/Mgの重量%比が1以上で
あることを特徴とするろう付用高強度耐蝕アルミニウム
合金。 2 Cu0.3〜2.0重量%、Mg0.1〜0.4重
量%、Si0.1〜1.0重量%を含有し、さらに、Z
r0.05〜0.5重量%、Cr0.05〜0.5重量
%、Mn0.05〜0.5重量%の内から選んだ1種ま
たは2種を含有し、残部におよび不純物からなり、Si
/Mgの重量%比が1以上であることを特徴とするろう
付用高強度耐蝕アルミニウム合金。 3 Cu0.3〜2.0重量%、Mg0.1〜0.4重
量%、Si0.1〜1.0重量%、Ni0.05〜0.
5重量%を含有し、残部Alおよび不純物からなり、S
i/Mgの重量%比が1以上であることを特徴とするろ
う付用高強度耐蝕アルミニウム合金。 4 Cu0.3〜2.0重量%、Mg0.1〜0.4重
量%、Si0.1〜1.0重量%、Ni0.05〜0.
5重量%を含有し、さらに、Zr0.05〜0.5重量
%、Cr0.05〜0.5重量%、Mn0.05〜0.
5重量%の内から選んだ1種または2種を含有し、残部
Alおよび不純物からなり、Si/Mgの重量%比が1
以上であることを特徴とするろう付用高強度耐蝕アルミ
ニウム合金。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57210508A JPS6055586B2 (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金 |
US06/884,655 US4788037A (en) | 1982-11-30 | 1986-07-15 | High strength, corrosion-resistant aluminum alloys for brazing |
US07/198,215 US4908184A (en) | 1982-11-30 | 1988-08-05 | High strength, corrosion-resistant aluminum alloys for brazing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57210508A JPS6055586B2 (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59100251A JPS59100251A (ja) | 1984-06-09 |
JPS6055586B2 true JPS6055586B2 (ja) | 1985-12-05 |
Family
ID=16590525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57210508A Expired JPS6055586B2 (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4788037A (ja) |
JP (1) | JPS6055586B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4908184A (en) * | 1982-11-30 | 1990-03-13 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | High strength, corrosion-resistant aluminum alloys for brazing |
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