JPS6045850B2 - ヒト副腎皮質刺激ホルモンの製法 - Google Patents

ヒト副腎皮質刺激ホルモンの製法

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JPS6045850B2
JPS6045850B2 JP55176185A JP17618580A JPS6045850B2 JP S6045850 B2 JPS6045850 B2 JP S6045850B2 JP 55176185 A JP55176185 A JP 55176185A JP 17618580 A JP17618580 A JP 17618580A JP S6045850 B2 JPS6045850 B2 JP S6045850B2
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    • C07K14/695Corticotropin [ACTH]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒト副腎皮質刺激ホルモン(humanAd
renocorticotropicHormone9
以下hACTHと略称する。
)の製法に関する。hACTHは、ヒト下垂体前案細胞
が産生するホルモンでステロイドホルモンの産生促進、
インシュリン分泌促進作用を有する。
本発明者は、hACTHの大量供給を目ざして鋭意研究
を続けたところ、意外にも、hACTH産生能を有する
ヒト由来のリンパ芽球様細胞が、その増殖速度が大きく
、細胞当りのhACTH産生量も大てhACTH産生細
胞として好適であることを見い出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は、hACTH産生能を有するヒト由
来のリンパ芽球様細胞をヒト以外の温血動物体内に移植
し、または、その温血動物の体液の供給を受けながら増
殖させた細胞からhACTHを産生せしめることを特徴
とするhACTHの製造方法に関するものである。本発
明の方法は、イソヒドロで培養させる場合とは違つて、
hACTHの産生量が大であるだけでなく、高価な血清
などを含む栄養培地が不要または大幅に節約でき、更に
細胞増殖中の維持管理も極めて容易である。
すなわち、hACTH産生能を有するヒト由来のリンパ
芽球様細胞をヒト以外の温血動物体内に移植し、または
その動物の体液の供給を受けることのできるチャンバー
に収容し、通常の飼育をすれは、温血動物体から供給さ
れる栄養物を含有する体液を利用してその細胞が容易に
増殖しうるのである。
更にイソヒドロで培養させる場合と比較して、この細胞
の増殖が安定していること、その増殖速度の大きいこと
、得られる細胞量の大きいこ・と、更には細胞当りのh
ACTH産生量の大きいことが特徴である。本発明て使
用するヒト由来のリンパ芽球様細胞は、hACTH産生
能を有し、かつヒト以外の温血動物の体内に移植して容
易に増殖するものであれ・ばよい。
例えは、下垂体前案細胞、下垂体腫瘍細胞、下垂体色素
嫌性腺腫細胞などの本来hACTH産生能を有する細胞
及び膵ランゲルハンス島癌細胞、肺癌細胞などの異所性
hACTH産生能を有する細胞からHACTH産生遺伝
子を、ポリエチレングリコールやセンダイウイルスなど
を利用する細胞融合の手段や、DNAリガーゼ、制限酵
素(ヌクレアーゼ)、DNAポリメラーゼなどの酵素を
利用する遺伝子組換えの手段などによつて導入したヒト
由来のリンパ芽球様細胞または異所性HACTH産生能
を有するヒト由来のリンパ芽球様細胞などが好適である
これらリンパ芽球様細胞の利用は、ヒト以外の温血動物
に移植する時、その宿主動物の細胞と混りにくい軟腫瘤
を形成しやすく、摘出後の分散も容易なので生きたヒト
リンパ芽球様細胞の採取に極めて有利である。
このようなヒトリンパ芽球様細胞には、ヒト白血病もし
くはヒト悪性リンパ腫由来の細胞株が適しており、例え
ばナマルバ(Namalva)細胞、BALL−1細胞
、NALL−1細胞、TALL−1細胞、JBL細胞な
どの公知ヒト由来細胞株が、特に有利に使用しうる。
本発明におけるHACTHの製造方法に使用する温血動
物は、HACTH産生能を有するヒト由来のリンパ芽球
様細胞が増殖しうるものであればよく、例えば、ニワト
リ、ハトなどの鳥類、イヌ、ネコ、サル、ヤギ、プタ、
ウシ、ウマ、ウサギ、モルモツト、ラット、ヌードラツ
ト、ハムスター、普通マウス、ヌードマウスなどの咄乳
類などか使用できる。
これらの動物にヒト由来のリンパ芽球様細胞を移植する
と、好ましくない免疫反応を起すおそれがあるので、そ
の反応をできるだけおさえるため.に、使用する動物は
できるだけ幼若な状態、すなわち卵、胚、胎児、新生期
、幼少期のものの方が好ましい。
また、これら動物に、例えば、約200〜600レムの
エツクス線若しくはガンマ線を照射するか、ま.たは抗
血清若しくは免疫抑制剤などを注射するなどの前処置を
ほどこして、免疫反応を弱めて移植してもよい。
使用する動物がヌードマウス、ヌードラツトなどの免疫
不全動物の楊合には、成長したものであ・つても免疫反
応が弱いので、これら前処置を必要とすることなく、培
養株化されたヒト由来のリンパ芽球様細胞が移植でき、
急速に増殖するので、特に好都合である。
また、ヒト由来のリンパ芽球様細胞を、例えば先ずハム
スターに移植し、増殖させた後、この細胞を更にヌード
マウスに移植するなどのように、ヒト以外の温血動物間
で移植して、ヒト由来のリンパ芽球様細胞の増殖をより
安定化したり、更にそれらから産生されるHACTH量
を増加させることも自由である。
この場合、同種間、同属間は勿論のこと、同綱間、同門
間移植であつてもよい。ヒト由来のリンパ芽球様細胞を
移植する動物体内ノの部位は、移植した細胞が増殖しう
る部位であればよく、例えば尿液腔、静脈、腹腔、皮下
など自由に選ばれる。また、直接動物体内にヒト由来の
リンパ芽球様細胞を移植することなく、動物細胞の通過
を阻止・しうる多孔性の濾過膜、例えば孔径約10−7
〜10一痛を有するメンブランフイルター、限外濾過膜
またはホローフアイバーなどを設けた公知の各種形状、
大きさの拡散チャンバーを動物体内、例えば腹腔内に埋
設して、動物体からの栄養物を含゛む体液の供給を受け
つつ、そのチャンバー内で培養株化されたヒト由来のリ
ンパ芽球様細胞を増殖させることができる。また、必要
に応じて、この拡散チャンバー内の栄養物を含む体液を
動物体内のそれと接続して潅流させるようにした拡散チ
ャンバーを、例えば動物体表に取付け、拡散チャンバー
内のヒト由来のリンパ芽球様細胞の増殖状態を透視でき
るようにすることも、また、この拡散チャンバー部分の
みを着脱交換できるようにして動物を層殺せずに寿命一
杯細胞を増殖させて、動物個体当りの細胞生産量を更に
高めることもできる。
これらの拡散チャンバーを利用する方法は、ヒト由来の
リンパ芽球様細胞が動物細胞と直接接触しないので、ヒ
ト由来のリンパ芽球様細胞のみが容易に採取できるだけ
でなく、好ましくない免疫反応を起す心配も少ないので
、免疫反応を抑制する前処置の必要もなく、各種温血動
物を自由に利用できる特徴を有している。
移植した動物の維持管理は、その動物の通常の飼育を続
ければよく、移植後と言えども特別の取扱いは何ら必要
としないので好都合である。
ヒト由来のリンパ芽球様細胞を増殖させるための期間は
通常1〜加週である。このようにして得られるヒト由来
のリンパ芽球様細胞数は、動物個体当り約107〜10
12、またはそれ以上に達することも見いだした。換言
すれば、本発明で使用するHACTHの製造方法により
増殖させたヒト由来のリンパ芽球様細胞数は、動物固体
当り移植した細胞数の約1σ〜107倍、またはそれ以
上にも達し、インビトロで栄養培地に接種して増殖させ
る場合の約101〜1Cf倍、またはそれ以上にも達し
て、11ACTHの製造のためにはきわめて好都合であ
る。
このようにして増殖させたヒト由来のリンパ芽球様細胞
にHACTH誘導剤を作用させてHACTHを産生させ
る方法は自由であ。
例えば、腹腔内の腹水に浮遊状で増殖したヒト由来のリ
ンパ芽球様細胞を採取し、また皮下で増殖した腫瘤を摘
出し、分散させた後採取し、この細胞を約20〜40′
Cに保つた栄養培地に細胞濃度が約101〜103/M
tになるように浮遊させ、これにHACTH誘導剤を約
1〜5(2)間作用させることによつて、HACTHを
誘導生成させればよい。HACTH誘導剤としては、H
ACTHの産生を促進する物質であれば自由に用いられ
、例えば、バソプレツシン、メトロピン、インシュリン
、グルカゴン、細菌性エンドトキシン、、セロトニン、
プロプラノロールなどが適宜利用される。なお、本発明
によつて、HACTHの産生と同時に多量の色素胞刺激
ホルモン(HumanMelanOcyte−Stim
ulating−HOrrTlOne,以下HMSHと
略称する。
)およびまたはヒトリポトロピン(HllrTlanL
ipOtrOpicHOrmOne,以下HLPHと略
称する。)を産生することを見いだした。このようにし
て誘導生成されたHACTHlhMSHおよびHLPH
は、公知の精製分離法、例えば、塩析、透析、泊過、遠
心分離、濃縮、凍結乾燥などを行なうことによつて容易
に精製分離し、採取することができる。
更に高度の精製を必要とする場合には、例えば、イオン
交換体への吸着・脱着、ゲルろ過、アフイニテイクロマ
トグラフイー、等電点分画、電気泳動などの公知の方法
を更に組み合せればよく、最高純度のHACTHを採取
することも可能である。このようにして得たHACTH
は、単一物質で、またはこれにその他の一種若しくは二
種以上の物質を含有せしめ、例えは、注射薬、外用薬、
内服薬、診断薬などとしてヒトの疾患、例えば下垂体前
葉機能低下症などの予防、治療に有利に利用できる。
HACTHの産生量は、S.Matsukuraeta
l.,J.Llb.Clln.Med.,■01.77
,490〜500(1971)に記載されているラジオ
イムノアツセイ法に準じて測定し、11ACTHの重量
で表示した。HMSHおよびHLPHの産生量は、K.
Abeetal.,J.Clln.Invest.,V
Ol.46,l9O6〜1916(1967)に記載さ
れているラジオイムノアツセイ法に準じてヒトβ−MS
Hを用いて両ホルモンの全量を測定し、次いで、ゲル泊
過分画によつて得られるヒトβ−MSHおよびヒトβ上
PHの量比から求めた。以下、2〜3の実施例を述べる
実施例1 肺癌患者から摘出、細切、分散させて得たヒト肺癌細胞
とリンパ芽球様ナマルバ細胞(Namalvacall
)とを140mMNaC1,54mMKCI,1mMN
aH2P04,2rr1MCaC12を含有する塩類溶
液にそれぞれ約101/mlになるようにフラスコ中に
浮遊させ、これに予め紫外線で不活化したセンダイウイ
ルスを含有する前記塩類溶液を氷冷下で混合17、約5
分後に3rC恒温水槽に移して、約3紛間攪拌しつつ細
胞融合を起させ、リンパ芽球様ナマルバ細胞にHACT
H産生能を導入した。
このリンーパ芽球様ナマルバ細胞を成長したヌードマウ
スの腹腔内に移植した後、通常の方法で5週間飼育した
。皮下に生じた腫瘤約15gを摘出し、細切した後、ト
リプシン含有の生理食塩水に懸濁して細胞を分散させた
。この細胞を牛脂児血清10V/v%ノを補足したEa
rle培地199(PH7.2)で洗浄した後、Mt当
りグルカゴンを0.1μgを存在せしめた同培地に細胞
濃度約1Cf′/mlになるように浮遊させ、35℃で
2(転)間保つてHACTHを産生させた。その後、細
胞を超音波処理し、得られる上清を用7いてHACTH
..hMSHおよびHLPHの産生量を測定したところ
、浮遊液T!Ll当りそれぞれ250μGl58OμG
l4Oμgであつた。対照として、ヒト肺癌細胞をヌー
ドマウスに直接移植した後、通常の方法で5週間飼育し
、皮下に生じた腫瘤約5gを摘出し、細切、分散させて
得た細胞を用いて同様にHACTHを誘導生成させた後
、HACTH,.hMSHおよびHLPHの産生量を測
定したところ、浮遊液Mt当りそれぞれ600r1g、
1.2μgおよび350r1gであつた。
実施例2 下垂体色素嫌性細胞腺腫患者から摘出、細切、分散させ
て得たヒト色素嫌性腺腫細胞とリンパ芽球様JBL細胞
とを実施例1の方法に準じて細胞融合させ、リンパ芽球
樹BL細胞にHACTH産生能を導入した。
この細胞を、ウサギから公知の方法で調製した抗血清を
予め注射し免疫反応を弱めた新生児ハムスターの皮下に
移植し、その後通常の方法で3週間飼育した。皮下に生
じた腫瘤約10gを摘出し、細切した後、コラゲナーゼ
含有の生理食塩水に懸濁して細胞を分散させた。
この細胞をヒト血清5V/v%を補足したEagleの
最少基本培地(PH7.2)で洗浄した後、ml当りバ
ソプレツシンを3μU存在せしめた同培地に細胞濃度約
1Cf′/mlになるように浮遊させ、37℃に151
1寺間保つてHACTHを産生させた。次いで、実施例
1と同様にホルモン産生量を測定したところ、HACT
H..hMSHおよびHLPHは浮遊液ml当りそれぞ
れ380pg1740μGl5lOμgであつた。対照
としてヒト色素嫌性腺腫細胞をハムスターに移植した後
、3週間飼育し、皮下に生じた腫瘤約3gを摘出し、細
切、分散させて得た細胞を用いて同様にHACTHを産
生させ、ホルモン産生量を測定したところHACTH,
.hMSHおよびHLPHは浮遊液ml当りそれぞれ7
50r1g1560ngおよび430r1gであつた。
実施例3 新生児ラットの静脈内へ、実施例1の方法に準じてHA
CTH産生能を導入したリンパ芽球様.BALL−1細
胞を移植した後、通常の方法で4週間飼育した。
生じた腫瘤約30gを摘出し、細切し、分散させた。
この細胞を子牛血清10V/v%を補足したRPMIl
6亀培地(PH7.4)で洗浄した後、セロトニン61
mM存在せしめた同培地に細胞濃度約107/mlにな
るように浮遊させ、30℃で4時間保つてHACTHを
産生させた。次いでホルモン産生量を求めたところ、H
ACTHおよびHMSHは浮遊液ml当りそれぞれ73
0μgおよび940μgであつた。対・照として肺癌細
胞をラットに移植した後、4週間飼育し、生じた腫瘤約
5gを摘出し、細切、分散させて得た細胞を用いて同様
にHACTHを産生させた。次いで同様にホルモン産生
量を測定したところHACTHおよびHMSHは浮遊液
Mt当りそれぞれ650ngおよび1.8μgであつた
。実施例4成長した普通マウスに約400レムのエツク
ス線を照射してマウスの免疫反応を弱めた後、その皮下
に実施例2の方法に準じてHACTH産生能を導入した
リンパ芽球様NALL−1細胞を移植し、通常の方法で
3週間飼育した。
皮下に生じた腫瘤約15gを摘出し、分散させて得られ
た細胞を実施例J2と同様に処理してHACTHを産生
させた。次いで、ホルモン産生量を測定したところ、H
ACTHおよびHLPHは浮遊液Mt当りそれぞれ48
0μgおよび350pgであつた。対照としてヒト色素
嫌性腺腫細胞をマウスに移植した後、3週間飼育し、生
じた腫瘤約5gを摘出し、細切、分散させて得た細胞を
用いて同様にHACTHを産生させた。
次いでホルモン産生能を求めたところ、HACTHおよ
びHLPHは浮遊液ml当りそれぞれ520ngおよび
790ngであつた。実施例5孔径約0.5ミクロンの
メンブランフイルターを設けた内容量約10m1のプラ
スチック製円筒型拡散チャンバー内に、実施例1の方法
に準じてHACTH産生能を導入したリンパ芽球様TA
LL一1細胞を生理食塩水て浮遊させ、これを成長した
ラットの腹腔内に埋設した。
このラットを通常の方法で4週間飼育した後、この拡散
チャンバーを取り出した。
これにより得られたTALL−1細胞の濃度は約7×1
Cf3/mlであつて、インビトロでの炭酸ガスインキ
ュベーター中で培養する場合の約1σ倍以上にも達する
ことがわかつた。この細胞を実施例3と同様に処理して
HACTHを産生させた。次いで、ホルモン産生量を求
めたところ、HACTH..hMSHおよびHLPHは
浮遊液ml当りそれぞれ280μg、770μgおよび
160pgであつた。対照としてヒト肺癌細胞を同様に
拡散チャンバー内に収容し、ラット腹腔内に埋設して同
様に4週間飼育し、細胞濃度約107/mlを得、この
細胞を用いて同様にHACTHを産生させ、ホルモン産
生量を求めたところ、HACTH,.hMSHぉょびH
L.PHは480r1g12.3μgおよび250r1
gであつた。
実施例637℃で5日間保つたニワトリの受精卵に、実
施例1の方法に準じてヒト肺癌細胞からHACTH産生
能を導入したリンパ芽球躬BL細胞を移植した後、37
℃で1週間保つた。この卵を割卵した後、増殖細胞を採
取し、実施例2と同様に処理してHACTHを産生させ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヒト副腎皮質刺激ホルモン産生能を有するヒト由来
    のリンパ芽球様細胞をヒト以外の温血動物に移植し、ま
    たはその温血動物の体液の供給を受けながら増殖させた
    細胞からヒト副腎皮質剌激ホルモンを産生せしめること
    を特徴とするヒト副腎皮質刺激ホルモンの製法。 2 ヒト副腎皮質刺激ホルモン産生能を有するヒト由来
    のリンパ芽球様細胞をヒト以外の温血動物に移植し、ま
    たはその温血動物の体液の供給を受けながら増殖させた
    細胞からヒト副腎皮質刺激ホルモンおよび色素胞剌激ホ
    ルモン若しくはヒトリポトロピンのいずれかを産生せし
    めることを特徴とするヒト副腎皮質刺激ホルモン含有複
    合ホルモンの製法。
JP55176185A 1980-07-30 1980-12-13 ヒト副腎皮質刺激ホルモンの製法 Expired JPS6045850B2 (ja)

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