JPS6045596A - ジペプチド類の製造法 - Google Patents
ジペプチド類の製造法Info
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- JPS6045596A JPS6045596A JP15342583A JP15342583A JPS6045596A JP S6045596 A JPS6045596 A JP S6045596A JP 15342583 A JP15342583 A JP 15342583A JP 15342583 A JP15342583 A JP 15342583A JP S6045596 A JPS6045596 A JP S6045596A
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- Japan
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- reaction
- substituted
- water
- phenylalanine
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はN−置換フェニルアラニン又はN〜置換アスパ
ラ4′:、/酸とフェニルアラニジ低級アル+ルエステ
ルとを反応させてジペづチド類を得る改良された方法に
関する。
ラ4′:、/酸とフェニルアラニジ低級アル+ルエステ
ルとを反応させてジペづチド類を得る改良された方法に
関する。
近年蛋白分解酵素の逆反応を利用して有用ぺづチドを合
成しようとする試みが活発になってきている。かかる蛋
白分解酵素を利用する反応は、合成反応と分解反応とが
平衡する平衡反応であり、平衡に関与している化合物を
系外に除くことにより平衡を移動させることが可能であ
る。都合のよいことにぺづチドの合成反応系(平衡系)
においては、多くの場合合成される縮合物のほうが原料
とする基質よりも疎水的にので、水に対する溶解度が低
く、多くの酵素法へづチド合成はこの事実を利用して行
なわれている。また最近水と2相をなす有機溶媒を加え
て生成物を抽出により系外に除き、平衡を生成側に移動
させて反応を行なう方法が種々提案されている。
成しようとする試みが活発になってきている。かかる蛋
白分解酵素を利用する反応は、合成反応と分解反応とが
平衡する平衡反応であり、平衡に関与している化合物を
系外に除くことにより平衡を移動させることが可能であ
る。都合のよいことにぺづチドの合成反応系(平衡系)
においては、多くの場合合成される縮合物のほうが原料
とする基質よりも疎水的にので、水に対する溶解度が低
く、多くの酵素法へづチド合成はこの事実を利用して行
なわれている。また最近水と2相をなす有機溶媒を加え
て生成物を抽出により系外に除き、平衡を生成側に移動
させて反応を行なう方法が種々提案されている。
ところで酵素法ぺづチド合成において、酵素はくり返し
て再使用しなければコスト上問題があり、また安定性の
面からも酵素を固定化し工業化を可能にしようとする研
究がなされて来た。しかしながら生成物が沈殿として析
出することを利用した上記方法では、沈殿生成物と固定
化酵素との分離が困難なため実用上大きな障害となる。
て再使用しなければコスト上問題があり、また安定性の
面からも酵素を固定化し工業化を可能にしようとする研
究がなされて来た。しかしながら生成物が沈殿として析
出することを利用した上記方法では、沈殿生成物と固定
化酵素との分離が困難なため実用上大きな障害となる。
これに対し、系に有機溶媒を加えて生成物を溶解したり
、抽出したりすると固定化酵素の使用が可能になると考
えられ、この着想からたとえばクール等は固定化α−1
=1)りづシンを用いて、水とジクロ0メタシとの2相
系においてジペつチドの合成を行っている[ P、 K
uhl、 A、 Kδnnecke、 G、 D’or
ittg、 H。
、抽出したりすると固定化酵素の使用が可能になると考
えられ、この着想からたとえばクール等は固定化α−1
=1)りづシンを用いて、水とジクロ0メタシとの2相
系においてジペつチドの合成を行っている[ P、 K
uhl、 A、 Kδnnecke、 G、 D’or
ittg、 H。
Daumer+ H,−D、 Jakubktt、 T
etrahedron Letters。
etrahedron Letters。
Vol、2+、pp893〜896 (+980))。
更に、N−置換アスパラ甲シ酸とフェニルアラニン低級
アル+ルエステルとからジペづチド類を製造する方法に
おいて、両者を水と混和しない有機溶媒中、水分を含有
する固定化金属−5oテイナ−1!(サーtライシシ等
)の存在下で反応させる方法も提案されている(特開昭
55−135595 )。
アル+ルエステルとからジペづチド類を製造する方法に
おいて、両者を水と混和しない有機溶媒中、水分を含有
する固定化金属−5oテイナ−1!(サーtライシシ等
)の存在下で反応させる方法も提案されている(特開昭
55−135595 )。
この方法は、酵素が有機溶媒中で活性が極めて低く、か
つ不安定であるため、固定化酵素の細孔内に水を含ませ
、そこで酵素反応を行なわせるものである。これは見か
け上有機溶媒の単一相系反応であるが固定化酵素内部を
水相と考えると、水の容量が有機溶媒容量よりかなり少
々い水−有機溶媒2相系での反応とも考えられる。
つ不安定であるため、固定化酵素の細孔内に水を含ませ
、そこで酵素反応を行なわせるものである。これは見か
け上有機溶媒の単一相系反応であるが固定化酵素内部を
水相と考えると、水の容量が有機溶媒容量よりかなり少
々い水−有機溶媒2相系での反応とも考えられる。
本発明者らも上記水−有機溶媒2相系でのべづチド合成
につき鋭意検討を重ねてきたが、かかる合成反応では一
般に酵素の種類は勿論のこと、原料とする基質相互の関
連、2等基質の保護基の種類、用いる有機溶媒の種類と
その濃度乃至使用量(対水比)等の変化により、合成さ
れるぺづチドの収率、反応速度等は犬きく左右され、ま
た上記各因子の組み合せに依存して使用酵素の失活乃至
活性低下が甚しく、未だ上記各因子の最適な組み合せは
解明されておらず、従来提案された方法といえども、た
またま好結果が得られる場合はあっても、再現性に乏し
く、工業的実施には不適当であることを確認した。本発
明者らは従って特に基質トしてN−置換フェニルアラニ
ル又はN−置換アスパラ4.7酸とフェニルアラニジ低
級アル+ルエステルとを選択し、之等をサーtライシシ
によりぺづチド合成させる系につき、更に引き続き検討
を重ねた。その過程でN−ベシジルオ士ジカルボニルー
L−フェニルアラニジとL−フェニルアラニジメチルエ
ステル塩酸塩とを基質とし、之等両基質を有機相例えば
酢酸エチル溶液に溶かし、これを予めトリス塩酸塩緩衝
液でpH7,5に調整した水中に分散させて有機相に対
する水相の容積比を堀とした所、上記各基質の各相への
分配によって水相のpHが速やかに低下し、寸−tライ
シンの安定化pHの下限とされる約5.5をも下回り、
かかる水−有機溶媒2相系では、サー七うイシシの著し
い失活が起ることを確めた。即ち従来公知の固定化酵素
の細孔内に水を含ませて利用する方法(特開昭55−1
15595号)では、固定化酵素内部のpHは、実際に
は測定できないが、自然に上記と同様にかなシ低下する
可能性があシ、これによる酵素の失活が著しく、固定化
酵素利用による本来の目的である反応の連続化は回部で
あると考えられた。本発明者らは引き続く研究の結果、
上記酵素の失活の程度と共に、ジペづチド合成の反応速
度、反応収率等が、各基質を有機相と水相とのいずれに
添加溶解させるかに依存して、また調製されるエマルジ
ョシの有機相と水相との容積比に依存して、特に有機相
に対する水相の容積比を4前後とすることにより、また
N−皿換フ工二ルアラニシを有機相に、N−置換アスパ
ラ甲ン酸を水相に添加溶解させることにより、酵素の失
活が抑制(エマルジョシ調製時及び反応の進行を通じて
基質の分配による系内p IIの変動が好ましい範囲に
保持される)され、反応系内基質濃度の向上、これによ
る反応速度、反応収率の向上を計り得、しかも固定化酵
素を繰返し使用して、非常に効率よく目的とする所望の
ジペづチドを収得できるという新しい事実を発見した。
につき鋭意検討を重ねてきたが、かかる合成反応では一
般に酵素の種類は勿論のこと、原料とする基質相互の関
連、2等基質の保護基の種類、用いる有機溶媒の種類と
その濃度乃至使用量(対水比)等の変化により、合成さ
れるぺづチドの収率、反応速度等は犬きく左右され、ま
た上記各因子の組み合せに依存して使用酵素の失活乃至
活性低下が甚しく、未だ上記各因子の最適な組み合せは
解明されておらず、従来提案された方法といえども、た
またま好結果が得られる場合はあっても、再現性に乏し
く、工業的実施には不適当であることを確認した。本発
明者らは従って特に基質トしてN−置換フェニルアラニ
ル又はN−置換アスパラ4.7酸とフェニルアラニジ低
級アル+ルエステルとを選択し、之等をサーtライシシ
によりぺづチド合成させる系につき、更に引き続き検討
を重ねた。その過程でN−ベシジルオ士ジカルボニルー
L−フェニルアラニジとL−フェニルアラニジメチルエ
ステル塩酸塩とを基質とし、之等両基質を有機相例えば
酢酸エチル溶液に溶かし、これを予めトリス塩酸塩緩衝
液でpH7,5に調整した水中に分散させて有機相に対
する水相の容積比を堀とした所、上記各基質の各相への
分配によって水相のpHが速やかに低下し、寸−tライ
シンの安定化pHの下限とされる約5.5をも下回り、
かかる水−有機溶媒2相系では、サー七うイシシの著し
い失活が起ることを確めた。即ち従来公知の固定化酵素
の細孔内に水を含ませて利用する方法(特開昭55−1
15595号)では、固定化酵素内部のpHは、実際に
は測定できないが、自然に上記と同様にかなシ低下する
可能性があシ、これによる酵素の失活が著しく、固定化
酵素利用による本来の目的である反応の連続化は回部で
あると考えられた。本発明者らは引き続く研究の結果、
上記酵素の失活の程度と共に、ジペづチド合成の反応速
度、反応収率等が、各基質を有機相と水相とのいずれに
添加溶解させるかに依存して、また調製されるエマルジ
ョシの有機相と水相との容積比に依存して、特に有機相
に対する水相の容積比を4前後とすることにより、また
N−皿換フ工二ルアラニシを有機相に、N−置換アスパ
ラ甲ン酸を水相に添加溶解させることにより、酵素の失
活が抑制(エマルジョシ調製時及び反応の進行を通じて
基質の分配による系内p IIの変動が好ましい範囲に
保持される)され、反応系内基質濃度の向上、これによ
る反応速度、反応収率の向上を計り得、しかも固定化酵
素を繰返し使用して、非常に効率よく目的とする所望の
ジペづチドを収得できるという新しい事実を発見した。
本発明は上記知見を基礎として完成されたものである。
即ち本発明は、N−置換フェニルアラニル又はN−置換
゛Pスパラ甲シン酸フェニルアラニン低級アル+ルエス
テルとを反応させてジペづチド類を製造するに当り、(
a)N−置換フェニルアラニンを水と混和しかい有機溶
媒に添加した液を、フェニルアラニジ低級アル+ルエス
テルを含有する水中に分散させるか又は(b) N−置
換アスパラ甲シ酸とフェニルアラニジ低級アル+ルエス
テルとを添加した水中に、水と混和しない有機溶媒を分
散させて得られ、水相と有機相との容積比が約l:lで
ある水中油型エマルジョンを固定化サーtライシシと接
触させることを特徴とするジペづチド類の本発明方法に
おいて一方の基質とするN−置換フェニルアラニル又は
N−置換アスパラ干ン酸におけるN−置換基は、ぺづチ
ド合成反応に慣用されるアミノ基保護基であり、その例
としては代表的にはベンジルオ士ジカルボニル基を例示
できる。
゛Pスパラ甲シン酸フェニルアラニン低級アル+ルエス
テルとを反応させてジペづチド類を製造するに当り、(
a)N−置換フェニルアラニンを水と混和しかい有機溶
媒に添加した液を、フェニルアラニジ低級アル+ルエス
テルを含有する水中に分散させるか又は(b) N−置
換アスパラ甲シ酸とフェニルアラニジ低級アル+ルエス
テルとを添加した水中に、水と混和しない有機溶媒を分
散させて得られ、水相と有機相との容積比が約l:lで
ある水中油型エマルジョンを固定化サーtライシシと接
触させることを特徴とするジペづチド類の本発明方法に
おいて一方の基質とするN−置換フェニルアラニル又は
N−置換アスパラ干ン酸におけるN−置換基は、ぺづチ
ド合成反応に慣用されるアミノ基保護基であり、その例
としては代表的にはベンジルオ士ジカルボニル基を例示
できる。
他の代表的保護基としては例えばp−メト+シベンジル
オ士ジカルボニル基、を−づト十ジカルボニル基等を例
示できる。他方の基質とするフェニルアラニジ低級アル
+ルエステルの低級アル+ル基も亦慣用されるアミノ酸
のカルボ+シル保設基であり、その具体例としては炭素
数1〜4のアル十ル基、特にメチル基を好ましく例示で
きる。2等原料基質は通常り体であるが、DL体であっ
てもよく、この場合り体のみが反応に関与する。また本
発明において有機相の媒体として利用する水と混和しな
い有機溶媒としては、具体的には酢酸エチルを挙げるこ
とができる。水相の媒体は通常水であるが、これは好ま
しくは例えばトリス塩酸緩衝液等の適当ガ緩衝液とする
のがよい。
オ士ジカルボニル基、を−づト十ジカルボニル基等を例
示できる。他方の基質とするフェニルアラニジ低級アル
+ルエステルの低級アル+ル基も亦慣用されるアミノ酸
のカルボ+シル保設基であり、その具体例としては炭素
数1〜4のアル十ル基、特にメチル基を好ましく例示で
きる。2等原料基質は通常り体であるが、DL体であっ
てもよく、この場合り体のみが反応に関与する。また本
発明において有機相の媒体として利用する水と混和しな
い有機溶媒としては、具体的には酢酸エチルを挙げるこ
とができる。水相の媒体は通常水であるが、これは好ま
しくは例えばトリス塩酸緩衝液等の適当ガ緩衝液とする
のがよい。
本発明の好ましい一実施態様によれば、N−置換フェニ
ルアラニルを添加溶解した有機相をフェニルアラニジ低
級アル+ルエステルを添加溶解し他の好ましい実施態様
によれば、基質を添加せず有機溶媒のみから成る有機相
を、N−置換アスパラ4.7酸及びフェニルアラニン低
級アル+ルエステルを添加溶解した水相に分散させて水
相と有機相との容積比が約Illである水中油型エマル
ジョシとする。
ルアラニルを添加溶解した有機相をフェニルアラニジ低
級アル+ルエステルを添加溶解し他の好ましい実施態様
によれば、基質を添加せず有機溶媒のみから成る有機相
を、N−置換アスパラ4.7酸及びフェニルアラニン低
級アル+ルエステルを添加溶解した水相に分散させて水
相と有機相との容積比が約Illである水中油型エマル
ジョシとする。
上記いずれの場合にも各基質の使用量は、できるだけ高
濃度となる量、通常各媒体の飽和溶液付近、好ましくは
40〜400 mM濃度となる量とされるのがよい。尚
各基質は溶液状態であることを原則とするが、飽和量を
越えて用いる場合でも、反応によシ次第に消費され、こ
れに伴って溶解が進行するため、分散液状態でも利用で
きる場合がある。
濃度となる量、通常各媒体の飽和溶液付近、好ましくは
40〜400 mM濃度となる量とされるのがよい。尚
各基質は溶液状態であることを原則とするが、飽和量を
越えて用いる場合でも、反応によシ次第に消費され、こ
れに伴って溶解が進行するため、分散液状態でも利用で
きる場合がある。
上記によシ得られる各水中油型エマルジョシ中において
は、各基質は一定の濃度比で各相中に分配され、水相は
酢酸エステル飽和液とな勺、また有機相も水もしくはト
リス塩酸緩衝液飽和液となる。本発明はこのように反応
に関与する各基質を水相と有機相とのいずれかに添加す
ると共に、上記有機相容積に対し水相の容積を上記所定
の割合として、水中油型エマルジョシを調整する時には
、該エマルジョシ中において各基質は水相と有機相とに
一定の割合で分配され、これらは酵素反応の経過に伴い
次第に濃度低下が起るに拘らず、反応系pHを所望の値
に維持し、酵素の失活を確実に防止して、迅速に且っ高
収率で目的とするジペづチドが収得されることを見い出
し完成されている。
は、各基質は一定の濃度比で各相中に分配され、水相は
酢酸エステル飽和液とな勺、また有機相も水もしくはト
リス塩酸緩衝液飽和液となる。本発明はこのように反応
に関与する各基質を水相と有機相とのいずれかに添加す
ると共に、上記有機相容積に対し水相の容積を上記所定
の割合として、水中油型エマルジョシを調整する時には
、該エマルジョシ中において各基質は水相と有機相とに
一定の割合で分配され、これらは酵素反応の経過に伴い
次第に濃度低下が起るに拘らず、反応系pHを所望の値
に維持し、酵素の失活を確実に防止して、迅速に且っ高
収率で目的とするジペづチドが収得されることを見い出
し完成されている。
しかるに上記各基質の添加方法を本発明以外の組み合せ
とする時や水相と有機相との容積比を上記割合以外のも
のとする時には、いずれも各相間の分配平衡が乱れ反応
系pHが反応の進行に伴い低下し、このpH低下によシ
酵素反応が阻害されたり、酵素活性が低下し、良好力結
果は得られガい。
とする時や水相と有機相との容積比を上記割合以外のも
のとする時には、いずれも各相間の分配平衡が乱れ反応
系pHが反応の進行に伴い低下し、このpH低下によシ
酵素反応が阻害されたり、酵素活性が低下し、良好力結
果は得られガい。
特に酵素活性の低下は、該酵素の繰返し利用を困難とす
るものであり、固定化酵素利用による本来の目的である
べづチド合成の連続化、工業化を不可能とするものであ
る。
るものであり、固定化酵素利用による本来の目的である
べづチド合成の連続化、工業化を不可能とするものであ
る。
本発明方法では、上記の如くして調整される所定の水中
油型エマルジョンを固定化サーモライシンと接触させ、
これにより各基質の酵素による縮合反応を行なわせる。
油型エマルジョンを固定化サーモライシンと接触させ、
これにより各基質の酵素による縮合反応を行なわせる。
ここで用いられる固定化サーモライシンは、寸−七ライ
シンを常法に従い適当な支持体に固定した各種のものを
いずれも使用できる。上記適当な支持体としては例えば
メルコーゲル(Merckogel SI I 000
λ、メルク(EMerck )社製)、アシパーライト
IRC50(CJ−ム アシド ハース(Rohm
and Haas Co、 ) 社製)、タウエックス
NWA (タウケミカル(DowChemical
Co、 )社製)、タウエックスMSC(同上社製)、
アシパーライト XAD 2 (ローム アシド ハー
ス社製)、アシバーうイトXAD 7 (同上社製)、
アンバーライト XAD 8 (同上社製)等の多孔性
イオシ交換樹脂担体を例示できる。これらのうちではア
ンバーライト XAD 7が最も好ましい。上記支持体
へのサーモライシンの固定は、通常当分野でよく知られ
ている各種方法に従い行なうことができるが、特にクル
タルアルヂしド架橋法によるのが好ましい。この場合サ
ーモライシンをエチレシクリコール溶液に溶解して支持
体に吸着後固定させるのが好ましく、この方法によれば
同酵素を水溶液として支持体に吸着させる場合に比し溶
液濃度を約30倍高くでき、支持体単位当りの酵素吸着
量を増加できる利点がある。
シンを常法に従い適当な支持体に固定した各種のものを
いずれも使用できる。上記適当な支持体としては例えば
メルコーゲル(Merckogel SI I 000
λ、メルク(EMerck )社製)、アシパーライト
IRC50(CJ−ム アシド ハース(Rohm
and Haas Co、 ) 社製)、タウエックス
NWA (タウケミカル(DowChemical
Co、 )社製)、タウエックスMSC(同上社製)、
アシパーライト XAD 2 (ローム アシド ハー
ス社製)、アシバーうイトXAD 7 (同上社製)、
アンバーライト XAD 8 (同上社製)等の多孔性
イオシ交換樹脂担体を例示できる。これらのうちではア
ンバーライト XAD 7が最も好ましい。上記支持体
へのサーモライシンの固定は、通常当分野でよく知られ
ている各種方法に従い行なうことができるが、特にクル
タルアルヂしド架橋法によるのが好ましい。この場合サ
ーモライシンをエチレシクリコール溶液に溶解して支持
体に吸着後固定させるのが好ましく、この方法によれば
同酵素を水溶液として支持体に吸着させる場合に比し溶
液濃度を約30倍高くでき、支持体単位当りの酵素吸着
量を増加できる利点がある。
かぐして調製される固定化サーモライシンは、通常支持
体lr(湿潤重量)当り、サーモライシ)0.02〜0
.11を固定されており、そのf当シの力価(合成活性
)は約0.5〜!、5単位/湿潤1である。尚この合成
活性は、後記実施例1と同一操作により酵素反応させて
生成するジペづチド量を高速液体り0マドシラフイーに
より測定することによりめられるものであり、その1単
位とは40℃下、初期水相側p H7,5の条件下に1
分間にlμ七ルのジベづチドを生成する固定化酵素量(
湿潤重量)を言う。
体lr(湿潤重量)当り、サーモライシ)0.02〜0
.11を固定されており、そのf当シの力価(合成活性
)は約0.5〜!、5単位/湿潤1である。尚この合成
活性は、後記実施例1と同一操作により酵素反応させて
生成するジペづチド量を高速液体り0マドシラフイーに
より測定することによりめられるものであり、その1単
位とは40℃下、初期水相側p H7,5の条件下に1
分間にlμ七ルのジベづチドを生成する固定化酵素量(
湿潤重量)を言う。
本発明による上記固定化サーモライシンとエマlLIジ
Bシとの接触は、エマルジョン中に固定化酵素を添加し
攪拌する方法もしくは同定化酵素、水相を構成すべき水
溶液及び有機相を構成すべき有機溶媒溶液を同時に適当
な容器に加え攪拌する方法等のいずれによっても行なう
ことができる。また反応を連続化させる際には上記固定
化酵素を適当なカラ乙に充填し、これに上記エマルジョ
ンを流すか、該エマルジョンを構成すべき水相及び有機
相成分を順次流すことによっても行なうことができる。
Bシとの接触は、エマルジョン中に固定化酵素を添加し
攪拌する方法もしくは同定化酵素、水相を構成すべき水
溶液及び有機相を構成すべき有機溶媒溶液を同時に適当
な容器に加え攪拌する方法等のいずれによっても行なう
ことができる。また反応を連続化させる際には上記固定
化酵素を適当なカラ乙に充填し、これに上記エマルジョ
ンを流すか、該エマルジョンを構成すべき水相及び有機
相成分を順次流すことによっても行なうことができる。
上記接触時の温度jpH条件等は、用いる酵素の至適作
用条件、通常pH約6〜8、温度20〜40℃とされる
のがよい。また攪拌はゆるやかな条件で攪拌するか、或
は振盪しながら行々うのが望ましく、これは反応時間中
連続する必要はなく、断続的に行なうこともできる。
用条件、通常pH約6〜8、温度20〜40℃とされる
のがよい。また攪拌はゆるやかな条件で攪拌するか、或
は振盪しながら行々うのが望ましく、これは反応時間中
連続する必要はなく、断続的に行なうこともできる。
上記本発明方法において上記固定化サーモライシンの使
用量は特に制限されず、支持体に固定化された酵素の量
、その活性等に応じて適宜決定され、これが多いと反応
時間が短縮され、また少ないとそれだけ反応時間が長く
なる。通常固定化サーモライシン濃度は0.2〜17湿
潤/mノとされる。
用量は特に制限されず、支持体に固定化された酵素の量
、その活性等に応じて適宜決定され、これが多いと反応
時間が短縮され、また少ないとそれだけ反応時間が長く
なる。通常固定化サーモライシン濃度は0.2〜17湿
潤/mノとされる。
この酵素の使用により通常約3〜15時間で反応は完結
する。
する。
上記反応によシ得られるジペプチドは、有機相に溶解し
ており反応終了後、該有機相を分取し、濃縮晶析させる
か又は抽出等の操作を行なうことにより容易に分離する
ことができ、これは更に通常の単離精製手段により精製
することもできる。
ており反応終了後、該有機相を分取し、濃縮晶析させる
か又は抽出等の操作を行なうことにより容易に分離する
ことができ、これは更に通常の単離精製手段により精製
することもできる。
また残りの固定化サーモライシシを含む水相には、新た
に有機溶媒、基質等を本発明方法に従い添加することに
より、繰返し使用することができる。
に有機溶媒、基質等を本発明方法に従い添加することに
より、繰返し使用することができる。
かくして本発明方法によれば、N−置換フェニルアラニ
ンとフェニルアラニジ低級アル+ルエステルとの反応に
よりN−置換フェニルアラニルーフェニルアラニン低級
アル中ルエステルを、またN−置換アスパラ4ニア酸と
フェニルアラニジ低級アル+ルエステルとの反応により
N−置換アスパル千ルーフェニルアラニジ低級アル+ル
エステルを夫々効率よく収得でき、之等は生理活性を有
する種々のべづチドの合成反応試薬として、また特に後
者は砂糖の約200倍の甘さを持つ合成甘味剤であるL
−アスパルチル−L−フェニルアラニジメチルエステル
の前駆体として有用なものである。
ンとフェニルアラニジ低級アル+ルエステルとの反応に
よりN−置換フェニルアラニルーフェニルアラニン低級
アル中ルエステルを、またN−置換アスパラ4ニア酸と
フェニルアラニジ低級アル+ルエステルとの反応により
N−置換アスパル千ルーフェニルアラニジ低級アル+ル
エステルを夫々効率よく収得でき、之等は生理活性を有
する種々のべづチドの合成反応試薬として、また特に後
者は砂糖の約200倍の甘さを持つ合成甘味剤であるL
−アスパルチル−L−フェニルアラニジメチルエステル
の前駆体として有用なものである。
以下本発明を更に詳しく説明するため実施例を挙げる。
尚実施例においては、以下の方法によシ調製した固定化
サー℃ライシシを用いた。
サー℃ライシシを用いた。
〈固定化サーtライシシの調製〉
1.2〜2.42のサーtライシ″−/(大和化成株式
会社製、力価9470PU/■)を、40係工チレンク
ライコール80m1!を含む0.05 M )リス塩酸
塩緩衝液(p H7,5,16,6mM Ca2+を含
む)120mlに溶解し、この液に固定化担体であるア
シパーライト XAD −2(ローム・アシド・ハース
社製)25f(湿潤重量)を加え、4℃で17時間静か
に振盪を行ないながら酵素を担体に吸着させた。
会社製、力価9470PU/■)を、40係工チレンク
ライコール80m1!を含む0.05 M )リス塩酸
塩緩衝液(p H7,5,16,6mM Ca2+を含
む)120mlに溶解し、この液に固定化担体であるア
シパーライト XAD −2(ローム・アシド・ハース
社製)25f(湿潤重量)を加え、4℃で17時間静か
に振盪を行ないながら酵素を担体に吸着させた。
振盪終了後、上澄み液20mA’を除去し、酵素蛋白量
をビューレット法で定量した所、約65%の酵素量が担
体に吸着されていた。
をビューレット法で定量した所、約65%の酵素量が担
体に吸着されていた。
更に上記で得た固定酵素懸濁液に25%タルタールアル
デヒド溶液50ゴを加え、4℃で約3時間振盪を行ない
、その後冷却した0、IM)リス塩酸塩緩衝液(p H
7,5,5mM Ca”+を含む)約ltで洗浄して、
固定化サー七うイシシを得た。
デヒド溶液50ゴを加え、4℃で約3時間振盪を行ない
、その後冷却した0、IM)リス塩酸塩緩衝液(p H
7,5,5mM Ca”+を含む)約ltで洗浄して、
固定化サー七うイシシを得た。
実施例 !
等容積の0.25 M トリス塩酸塩緩衝液(5mMC
a”+を含む)と、酢酸エチルとを分液漏斗を用いて平
衡化(40℃)させ、酢酸エチルで飽和されたトリス塩
酸塩緩衝液と、同緩衝液で飽和された酢酸エチル溶液と
を調製した。
a”+を含む)と、酢酸エチルとを分液漏斗を用いて平
衡化(40℃)させ、酢酸エチルで飽和されたトリス塩
酸塩緩衝液と、同緩衝液で飽和された酢酸エチル溶液と
を調製した。
上記で得た酢酸エチル飽和のトリス塩酸塩緩衝液12
mlに、L−フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩0
.2064 f (0,96Eすtル)を加えて溶解し
、6N塩酸でpHを7.5 (40℃)に調整して水相
側基質溶液を調製した。
mlに、L−フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩0
.2064 f (0,96Eすtル)を加えて溶解し
、6N塩酸でpHを7.5 (40℃)に調整して水相
側基質溶液を調製した。
一方、上記で得たトリス塩酸塩飽和の酢酸エチル溶液+
21/に、N−べ、7ジルオ+ジカルボニル−L−フェ
ニルアラニンo、2874 t (0,96ミリtル)
を溶解して、有機相側基質溶液を調製した。
21/に、N−べ、7ジルオ+ジカルボニル−L−フェ
ニルアラニンo、2874 t (0,96ミリtル)
を溶解して、有機相側基質溶液を調製した。
次いで予め酢酸エチルで飽和した0、 25 M I−
リス塩酸塩緩衝液(pH7,5,5mM Ca2+を含
む)で平衡化した固定化酵素0.32.12又は2y(
いずれも湿潤重量)を、夫々パイセル瓶に秤取し、これ
に上記で調製した水相側基質溶液4d及び有機相側基質
溶液4mlを加え、40℃で振盪を折力い、エマルジョ
シ状態で反応を行なわせた。
リス塩酸塩緩衝液(pH7,5,5mM Ca2+を含
む)で平衡化した固定化酵素0.32.12又は2y(
いずれも湿潤重量)を、夫々パイセル瓶に秤取し、これ
に上記で調製した水相側基質溶液4d及び有機相側基質
溶液4mlを加え、40℃で振盪を折力い、エマルジョ
シ状態で反応を行なわせた。
反応中経時的に振盪を中断し、バイヤル瓶をしばらく静
置して有機相と水相とを二相に分け、有機相側溶液10
0μtをす、7づリシクして、生成物量の測定を行につ
だ。
置して有機相と水相とを二相に分け、有機相側溶液10
0μtをす、7づリシクして、生成物量の測定を行につ
だ。
生成物量は、上記す′Jづり、/り液を蒸発乾固後、残
渣をアセトニトリル−水混合溶液(70:30、pH2
,5)に溶解し、以下の条件下高速液体りDマドグラフ
法により定量した。
渣をアセトニトリル−水混合溶液(70:30、pH2
,5)に溶解し、以下の条件下高速液体りDマドグラフ
法により定量した。
装 置:高速流体クロマトグラフ
(高滓製作所製 LC−3A型)
カラム:内径10mxX長さ300u
充填剤:TSK−GEL LS−410K(0DS−シ
リカ 東洋曹達社製) 溶 媒ニアtトニトリルー水(60:40、リン酸でp
Hを2.5に調整) 検 出:紫外吸収C2C254n 結果を第1図に示す。第1図において横軸は反応時間(
時間)を、縦軸は生成物収率(@を示す。
リカ 東洋曹達社製) 溶 媒ニアtトニトリルー水(60:40、リン酸でp
Hを2.5に調整) 検 出:紫外吸収C2C254n 結果を第1図に示す。第1図において横軸は反応時間(
時間)を、縦軸は生成物収率(@を示す。
また図においてmは固定化酵素0.31使用の場合、(
2)は同If使用の場合及び(3)は22使用の場合を
夫々示す。
2)は同If使用の場合及び(3)は22使用の場合を
夫々示す。
第1図より、上記本発明方法によれば、N−ベシジルオ
士ジカルボニルーL−フエ=ルアラニル−L−フェニル
アラニジメチルエステルを、比較的短時間に高収率で収
得できることが判る。
士ジカルボニルーL−フエ=ルアラニル−L−フェニル
アラニジメチルエステルを、比較的短時間に高収率で収
得できることが判る。
比較例 l
実施例1と同様にして調製したトリス塩酸塩飽和酢酸エ
チル溶液8dにL−フェニルアラニジメチルエステル塩
酸塩0. +376 f CO,64Eす[ル)と、N
−ベンジルオ+ジカルボニルーL−フェニルアラニン0
.19169 (0,64ミリモル)とを溶解して有機
相側基質溶液を調製した。
チル溶液8dにL−フェニルアラニジメチルエステル塩
酸塩0. +376 f CO,64Eす[ル)と、N
−ベンジルオ+ジカルボニルーL−フェニルアラニン0
.19169 (0,64ミリモル)とを溶解して有機
相側基質溶液を調製した。
次いで予め酢酸エチル飽和のトリス塩酸塩緩衝液(p
H7,5又は8.5に調整、5 mM Ca2+を含む
)で平衡化した固定化酵素をグラスフィルターを通して
吸引済過して付着液を除去後、その夫々If(湿潤重量
)/i−バイヤル瓶に秤取し、これに上記有機相側基質
溶液今mlを加えて反応を開始しく40℃)、以後実施
例1と同様にしてサンづリシク及び生成物収量を定量し
た。
H7,5又は8.5に調整、5 mM Ca2+を含む
)で平衡化した固定化酵素をグラスフィルターを通して
吸引済過して付着液を除去後、その夫々If(湿潤重量
)/i−バイヤル瓶に秤取し、これに上記有機相側基質
溶液今mlを加えて反応を開始しく40℃)、以後実施
例1と同様にしてサンづリシク及び生成物収量を定量し
た。
結果を第2図に示す。第2図において横軸及び縦軸は第
1図と同じであり、図中(1)は初期pH8,5の場合
及び(2)は同p H7,5の場合を夫々示す。
1図と同じであり、図中(1)は初期pH8,5の場合
及び(2)は同p H7,5の場合を夫々示す。
実施例 2
実施例1と同様にして、40℃下に酢酸エチルで飽和さ
れた0、 05 M )リス塩酸塩緩衝液(5muCa
2+を含む)及び同緩衝液で飽和された酢酸エチル嬉液
を調製した。
れた0、 05 M )リス塩酸塩緩衝液(5muCa
2+を含む)及び同緩衝液で飽和された酢酸エチル嬉液
を調製した。
上記酢酸エチル飽和のトリス塩酸塩緩衝液4dにL−フ
ェニルアラニジメチルエステル塩酸塩o、06r88
y (0,32ミリtル)と、N−ベンジルオ士ジカル
ボニルーL−アスパラ甲ンe 0.0855f(0,3
2Eり七ル)とを溶解させ、更に6N塩酸でpHを6.
5に調整して水相側基質溶液を調製した。
ェニルアラニジメチルエステル塩酸塩o、06r88
y (0,32ミリtル)と、N−ベンジルオ士ジカル
ボニルーL−アスパラ甲ンe 0.0855f(0,3
2Eり七ル)とを溶解させ、更に6N塩酸でpHを6.
5に調整して水相側基質溶液を調製した。
次に上記水相側基質溶液に、予め酢酸エチル飽和0.0
5Mトリス塩酸塩緩衝液(5tnM’Ca”+を含む)
で平衡化された固定化酵素1?と、トリス塩酸塩飽和の
酢酸エチル溶液4−とを加え振盪下エマルジョシ状態で
反応を開始(40℃)シ、以後実施例1と同様にしてサ
ンづリシクし、生成物(N−べ、7ジルオ+ジカルボニ
ル−L−アスパラチル−L−フェニルアラニジメチルエ
ステル)を定量した。
5Mトリス塩酸塩緩衝液(5tnM’Ca”+を含む)
で平衡化された固定化酵素1?と、トリス塩酸塩飽和の
酢酸エチル溶液4−とを加え振盪下エマルジョシ状態で
反応を開始(40℃)シ、以後実施例1と同様にしてサ
ンづリシクし、生成物(N−べ、7ジルオ+ジカルボニ
ル−L−アスパラチル−L−フェニルアラニジメチルエ
ステル)を定量した。
結果を第3図に示す。第3図において横軸及び縦軸は第
1図と同じである。
1図と同じである。
比較例 2
実施例2と同様にして得たトリス塩酸塩飽和の酢酸エチ
ル溶液4dに、L−フェニルアラニンメチルエステル塩
酸塩0.0688 r (0,32ミリtル)と、N−
べ、7.;ルオ牛ジカルボニルーL−アスパラ千シ酸0
.0855 f (0,32ミリモル)とを溶解して有
機相側基質溶液を得た。
ル溶液4dに、L−フェニルアラニンメチルエステル塩
酸塩0.0688 r (0,32ミリtル)と、N−
べ、7.;ルオ牛ジカルボニルーL−アスパラ千シ酸0
.0855 f (0,32ミリモル)とを溶解して有
機相側基質溶液を得た。
次に、予め酢酸エチル飽和のトリス塩酸塩緩衝液(pH
8,5,5mu Ca2+を含む)で平衡化した固定化
酵素をクラスフィルターを通して吸引済過して付着液を
除去後、そのIF(湿潤重量)をパイセル瓶に秤取し、
これに、上記有機相側基質溶液41nlを加えて振盪し
、反応を開始した(40℃)。サンづり、7り及び生成
物の定量を実施例1と同様な方法で行なった結果を第4
図に示す。
8,5,5mu Ca2+を含む)で平衡化した固定化
酵素をクラスフィルターを通して吸引済過して付着液を
除去後、そのIF(湿潤重量)をパイセル瓶に秤取し、
これに、上記有機相側基質溶液41nlを加えて振盪し
、反応を開始した(40℃)。サンづり、7り及び生成
物の定量を実施例1と同様な方法で行なった結果を第4
図に示す。
実施例 3
この例では実施例2と同様の反応に用いた固定化酵素を
繰返し利用して同様の反応を行につた。
繰返し利用して同様の反応を行につた。
即ち実施例2と同様にして酢酸エチル飽和トリス塩酸塩
緩衝液8mlにL−フェニルアラニジメチルエステル塩
酸塩0.13769 (0,64:l:り七ル)と、N
−ベシジルオ士ジカルボニルーL−アスパラfシ酸0.
171f(0,64ミリtル)とを溶解させ、更に6N
塩酸でpHを6.5に調整して水相側基質溶液を調製し
た。
緩衝液8mlにL−フェニルアラニジメチルエステル塩
酸塩0.13769 (0,64:l:り七ル)と、N
−ベシジルオ士ジカルボニルーL−アスパラfシ酸0.
171f(0,64ミリtル)とを溶解させ、更に6N
塩酸でpHを6.5に調整して水相側基質溶液を調製し
た。
次にこの溶液に、予め酢酸エチル飽和の0.05Mトリ
ス塩酸塩緩衝液(5mM Ca2+を含む)で平衡化さ
れた固定化酵素2fとトリス塩酸塩飽和の酢酸エチル溶
液8mA’とを加え、攪拌下エマルジョシ状態で反応を
開始した(40℃)。尚反応は攪拌器及びガラスフィル
ターの付いたガラス容器中で行なった。
ス塩酸塩緩衝液(5mM Ca2+を含む)で平衡化さ
れた固定化酵素2fとトリス塩酸塩飽和の酢酸エチル溶
液8mA’とを加え、攪拌下エマルジョシ状態で反応を
開始した(40℃)。尚反応は攪拌器及びガラスフィル
ターの付いたガラス容器中で行なった。
反応開始後5時間の生成物(べ、7ジルオ十ジカルボニ
ル−L−アスパラチル−L−フェニルアラニジメチルエ
ステル)の収率は約27チであった。
ル−L−アスパラチル−L−フェニルアラニジメチルエ
ステル)の収率は約27チであった。
その後反応容器に付したガラスフィルターにより外液を
除去し、新たに上記と同様にして調製した水相側基質溶
液8ml及びトリス塩酸塩飽和の酢酸エチル溶液8ml
を加え、再度反応を行なった。
除去し、新たに上記と同様にして調製した水相側基質溶
液8ml及びトリス塩酸塩飽和の酢酸エチル溶液8ml
を加え、再度反応を行なった。
上記の如くして6回繰返して夫々5時間づつ反応を行な
った。最終反応(第6回目)kおける生成物の収率は2
4..4%であり、第1回反応における収率の約90チ
を保持していた。
った。最終反応(第6回目)kおける生成物の収率は2
4..4%であり、第1回反応における収率の約90チ
を保持していた。
第1図乃至第4図は夫々本発明方法(実施例1及び2)
及び比較方法における経時的ジペづチド収率を示すグラ
フである。 (以 上) 第1図 反応・時開(hr) 第20 反応・時開(hr) 第3図 及0脣(、hr) 第4「1 反応時間(hr)
及び比較方法における経時的ジペづチド収率を示すグラ
フである。 (以 上) 第1図 反応・時開(hr) 第20 反応・時開(hr) 第3図 及0脣(、hr) 第4「1 反応時間(hr)
Claims (1)
- ■ N−置換フェニルアラニン又はN−置換アスパラ甲
シ酸とフェニルアラニジ低級アル中ルエステルとを反応
させてジペづチド類を製造するに当り、(a) N−置
換フェニルアラニンを水と混和しない有機溶媒に添加し
た液を、フェニルアラニジ低級アル+ルエステルを含有
する水中に分散させるか又は(b) N−置換アスパラ
f!シ酸とフェニルアラニジ低級アル+ルエステルとを
添加した水中に、水と混和しない有機溶媒を分散させて
得られ、水相と有機相との容積比が約l:1である水中
油型エマルジョシを固定化サー七うイシシと接触させる
ことを特徴とするジぺづチド類の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15342583A JPS6033840B2 (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | ジペプチド類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15342583A JPS6033840B2 (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | ジペプチド類の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6045596A true JPS6045596A (ja) | 1985-03-12 |
JPS6033840B2 JPS6033840B2 (ja) | 1985-08-05 |
Family
ID=15562224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15342583A Expired JPS6033840B2 (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | ジペプチド類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033840B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01256900A (ja) * | 1988-04-07 | 1989-10-13 | Mitsubishi Electric Corp | 音響装置用振動板 |
JPH0279993A (ja) * | 1987-12-11 | 1990-03-20 | Fan Shun Mou Ii Yuu Shen Kun Tsu | L,l−ジペプチドアスパルテームの製法 |
JPH0565267U (ja) * | 1992-02-21 | 1993-08-31 | 克己 小川 | クッション枕と枕用芯材 |
-
1983
- 1983-08-22 JP JP15342583A patent/JPS6033840B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0279993A (ja) * | 1987-12-11 | 1990-03-20 | Fan Shun Mou Ii Yuu Shen Kun Tsu | L,l−ジペプチドアスパルテームの製法 |
JPH01256900A (ja) * | 1988-04-07 | 1989-10-13 | Mitsubishi Electric Corp | 音響装置用振動板 |
JPH0565267U (ja) * | 1992-02-21 | 1993-08-31 | 克己 小川 | クッション枕と枕用芯材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6033840B2 (ja) | 1985-08-05 |
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