JPH0239895A - ジペプチドの連続製造法 - Google Patents

ジペプチドの連続製造法

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JPH0239895A
JPH0239895A JP19016088A JP19016088A JPH0239895A JP H0239895 A JPH0239895 A JP H0239895A JP 19016088 A JP19016088 A JP 19016088A JP 19016088 A JP19016088 A JP 19016088A JP H0239895 A JPH0239895 A JP H0239895A
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Ryuichi Matsuno
松野 隆一
Kazuhiro Nakanishi
一弘 中西
Akira Takeuchi
彰 竹内
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、N−置換アスパラギン酸とフェニルアラニン
低級アルキルエステルとを反応させてジペプチドを連続
的に製造する方法、詳しくは固定化金属プロテアーゼを
充填したカラムを利用した上記ジペプチドの連続的製造
方法に関する。
従来技術とその問題点 近年、蛋白分解酵素の逆反応を利用して有用ペプチドを
合成しようとする試みが活発になってきている。かかる
蛋白分解酵素を利用する反応では、合成反応と分解反応
とが平衡し、この平衡に関与する化合物を系外に除くこ
とにより平衡を移動させることができ、都合のよいこと
にペプチドの合成反応系(平衡系)においては多くの場
合、合成される縮合物の方が原料とする基質よりも疎水
的で、水に対する溶解度が低く、この事実を利用してペ
プチド合成が行ない得る。また最近、水と2相をなす有
機溶媒を加えて生成物を抽出により糸外に除き、平衡を
合成側に移動させる方法が種々提案されている。
ところで酵素法ペプチド合成において、酵素は繰返し利
用されるのがコスト的に有利であり、この面及び安定性
の面から、該酵素を固定化して利用しようとする研究が
なされてきているが、生成物が沈澱として析出すること
を利用した上記方法では、沈澱生成物と固定化酵素との
分離が困難でおることが実用上大きな障害となっている
。これに対し、系に有@溶媒を加えて生成物を溶解した
り、抽出したりすると固定化酵素の使用が可能になると
考えられ、この着想から例えばクールらは固定化α−キ
モトリプシンを用いて、水−ジクロロメタン2相系にお
いてジペプチドの合成を行なっている(P、Kuhl、
 A、Konnecke、 G、Doring、 H。
Daumer、 H,−D、Jakubke、 Tet
rahedron Letters。
Vol、21.ρ、893〜896’(1980))。
更に、N−置換アスパラキン酸とフェニルアラニン低級
アルキルエステルとからジペプチドを製造する方法にお
いて、両者を水と混和しない有機溶媒中、水分を含有す
る固定化金属プロテアーゼ(サーモライシン等)の存在
下で反応させる方法も提案(待聞昭55−135595
)されている。
この方法は、酵素が有機溶媒中で活性が極めて低く且つ
不安定でおるため、固定化酵素の細孔内に水を含ませ、
そこで酵素反応を行なわせるものでおる。これは見かけ
上有機溶媒の単一相系反応であるが固定化酵素内部を水
相と考えると、水の容量が有機溶媒容量よりかなり少な
い水−有機溶媒2相系での反応とも考えられる。
本発明者らも上記水−有機溶媒2相系でのペプチド合成
につき鋭意検討を重ねてきたが、かかる合成反応では一
般に酵素の種類は勿論のこと、原料とする基質相互の関
連、2等基質の保護基の種類、用いる有機溶媒の種類と
その濃度乃至使用量(対水比)等の変化により、合成さ
れるペプチドの収率、反応速度等は大きく左右され、ま
た上記各因子の組み合せに依存して使用酵素の失活乃至
活性低下が甚しく、未だに各因子の最適な組み合せは解
明されておらず、従来提案された方法といえども、たま
たま好結果が得られる場合はおっても、再現性に乏しく
、また連続反応を行なう時にはrlpiの失活が著しく
、工業的実施のための連続化は実際上不適当でおること
を確認した。
本発明者らは引き続く研究の結果、有機相に対する水相
の容積比を1/1前後とし、N−置換フ工二ルアラニン
を有機相に、N−11換アスパラギン酸を水相に添加溶
解させることにより、酵素の失活が抑制(エマルジョン
調製時及び反応の進行を通じて基質の分配による系内D
Hの変動が好ましい範囲に保持される)され、反応系内
基質濃度の向上、反応速度、反応収率の向上等を計り、
しかも固定化酵素を繰返し使用して、非常に効率よく目
的とする所望のジペプチドを収得できるという新しい事
実を発見し、この知見を基礎とする発明を完成した〔特
公昭60−33840号参照〕。
更に本発明者らは上記方法の改良法として、上記と同様
の両基質を水と混和しない有機溶媒に溶解した原料液中
に、固定化金属プロテアーゼを懸濁させ、1宛拌下に上
記原料液を反応系内に供給しつつ反応を行なわせ、反応
液を連続的に回収するジペプチドの連続製造法をも確立
した〔特公昭62−1719@公報参照〕。
本発明者らが開発した上記連続法は工業的実施に適当な
ものではめったが、カラムを利用するものではなく、尚
理想的な連続合成法とはいえず、しかも該方法はこれを
単にカラムを利用する方法に応用したところで、酵素の
失活が著しく、経時的に目的ペプチドの収量が低下し、
工業化は不適なものであった。
問題点を解決するための手段 本発明は、本発明者らによる先の発明に引き続き開発さ
れたものでおり、カラム利用による理想的ジペプチド連
続製造法を提供するものである。
即ち本発明はN−置換アスパラギン酸とフェニルアラニ
ン低級アルキルエステルとを反応させてジペプチドを製
造するに当り、水と混和しない有機溶媒中にカルシウム
イオンを含む緩衝液と上記両基質とを溶解させて基質溶
液を調製し、該基質溶液を固定化金属プロテアーゼを充
填したカラムに連続的に供給して温度30℃以下で反応
を行なわせ、上記反応の間カラムを間歇的に洗浄してチ
ャシネ1ノングを防止することを特徴とするジペプチド
の連続製造法に係る。
本発明方法において一方の基質とするN−置換アスパラ
ギン酸におけるN−置換基は、ペプチド合成反応に開用
されるアミン基保護基でおり、その例としては代表的に
はベンジルオキシカルボニル基を例示できる。他の代表
的保護基としては例えばp−メトキシベンジルオキシカ
ルボニル基、t−ブトキシカルボニル基等を例示できる
。他方の基質とするフェニルアラニン低級アルキルエス
テルの低級アルキル基も亦憤用されるアミノ酸のカルボ
キシル保護基であり、その具体例としては炭素数1〜4
のアルキル基、特にメチル基を好ましく例示できる。2
等原料基質は通常り体であるが、DL体であってもよく
、この場合り体のみが反応に関与する。
本発明方法では、まず上記両原料基質をカルシウムイオ
ンを含むII液と共に、水と混和しない有機溶媒に溶解
して基質溶液を調製する。ここでカルシウムイオンを含
む緩衝液としては、例えば代表的にはCaC92を含む
MES[(2−シアノモルホリノ)エタンスルホン[−
NaO+−11衝液を例示できる。これは約20〜50
mMの範囲のCaCQ2を含有するのがよく、そのpH
は特に限定されないが通常約6前後でおるのが適当でお
る。該緩衝液は水と混和しない有機溶媒中に、一般に飽
和濃度まで、好ましくは約2.5%前後の濃度で溶解さ
れて用いられる。また上記水と混和しない有機溶媒とし
ては、代表的には酢酸エチルを例示できる。
上記基質溶液における両原料基質の使用量、即ち基質溶
液中の各基質濃度は、適宜に決定され、反応速度の面か
らはできるだけ高濃度とするのが好ましいが、通常フェ
ニルアラニン低級アルキルエステルでは約40〜200
mM濃度、好ましくは約100mM濃度前後となる範囲
とするのがよく、これと反応させるべきN−置換アスパ
ラギン酸では上記フェニルアラニン低級アルキルエステ
ル濃度の約1/3〜1/2倍濃度となる範囲とするのが
適当でおる。
本発明方法では、次いで上記の如くして調製される基質
溶液を、固定化金属プロテアーゼを充填したカラムに供
給して、該カラム内で咳液中の両基質と固定化酵素とを
接触反応させる。ここで用いられる固定化酵素としては
、例えば代表的にはサーモライシン等の金属プロテアー
ゼを常法に従い適当な支持体に固定した各種のものをい
ずれも使用できる。上記支持体としてはメルコーゲル[
Herckogel SI  1000人、メルク()
tel”ck)社製]、アンバーライトIRC50[ロ
ーム アンド ハース(Rohm and )laas
 Co、)社製]、タウエックスMWA [ダウケミカ
ル(Dow Chemical Co、 )社製]、ダ
ウエックスMSC[同上社製]、アンバーライトXAD
2[ロームアンドハース社製]、アンバーライ1−XA
D7[同上社製]、アンバーライトXAD8 [同上社
製]等の多孔性イオン交換樹脂担体を例示できる。これ
らの内ではアンバーライトXAD7が最も好ましい。上
記支持体へのサーモライシン等の固定は、当分野でよく
知られている各種方法に従うことができ、特にグルタル
アルデヒド架橋法によるのが好ましい。該グルタルアル
デヒド架橋法におけるグルタルアルデヒド濃度は、従来
一般に採用されている2〜3%に比して約4〜6倍の高
濃度、特に約12.5%前後とするのがよく、サーモラ
イシン等は例えばNaBr等の適当な溶液に溶解して支
持体に吸着後固定ざぜるのが好ましい。この方法によれ
ば同酵素を水溶液として支持体に吸着させる場合に比し
溶液濃度を約50倍高くでき、支持体単位当りの酵素吸
着量を増加でき、通常の方法に比べ活性、安定性の高い
固定化サーモライシンを得ることができる。
かくして調製される固定化サーモライシンは、通常支持
体1C](湿潤重量)当り、サーモライシン0.02〜
0.5Qを固定されており、そのQ当りの力価(合成活
性〉は約0.15〜3.0単位/湿潤qである。尚この
合成活性は、後記実施例1と同一操作により酵素反応さ
せて生成するジペプチド量を高速液体クロマトグラフィ
ーにより測定して求められるものであり、その1単位と
は40°C下に1分間に1μモルのジペプチドを生成す
る固定化酵素量(湿潤重量)をいう。
本発明では特に上記固定化サーモライシン等の固定化金
属プロテアーゼを充填したカラム内での基質反応を、温
度30℃以下、好ましくは約25℃前後で行なうことを
必須の要件とし、この温度条件の採用及びこの温度下で
のカラム反応に引続くカラムの間歇的洗浄操作の採用に
より、カラム内基質、反応生成物及び固定化酵素、該固
定化酵素内pHが、それぞれカラム内で実質的に均−乃
至一定となり、酵素の失活が確実に防止され、迅速且つ
高収率で目的とするジペプチドを連続的に合成、収得で
きるのである。
上記カラムの間歇的洗浄操作は、前記反応の間にチャン
ネリングが起こらないものとすることを前提として、適
宜実施することができる。この洗浄操作に用いられる洗
浄液としては水、緩衝液例えばMES−NaOH緩衝液
等、水と混和しない有機溶媒例えば酢酸エチル等のいず
れをも利用できるが、基質溶液の調製に利用される例え
ば20m M  Ca CQ 2を含む0.01M−M
ESNaOH緩衝液が好ましく、特に上記緩衝液で飽和
された酢酸エチル等の有機溶媒と該有機溶媒で飽和され
た上記緩衝液との併用が最も好ましい。
また上記洗浄操作は前記連続反応による白濁沈澱物の生
成が認められる以前の適当な時期に行なわれるのが望ま
しく、これは通常連続反応3日位までに少なくとも1回
、好ましくは約1日に1回の間隔で行なわれるのがよい
。洗浄操作はカラムに上記洗浄液を通じることにより実
施でき、その際の温度条件は30℃以下、好ましくは2
5℃前後とされるのがよく、また通液のための空間速度
(SV)は約5〜20/時間程度、通液時間は約10〜
60分程度とすることかできる。
本発明の好ましい一実施態様によれば、まず酢酸エチル
中にフェニルアラニンメチルエステルを100mM濃度
で、N−ベンジルオキシカルボニル−アスパラギン酸を
40mM11度で、20mMCaCG!2を含む0.0
1M  MES−NaOH緩衝液(pH6,0>を2.
5%濃度でそれぞれ溶解させて原料液を調製し、次いで
この原料液を、予め酢酸エチル飽和の0.01M  M
ES−NaOH緩衝液(20mM  CaCQ2含有、
pH6,0>で平衡化した固定化サーモライシン約5g
を充填したガラスカラムに、約7.5mQ/時間の一定
流量(固定化酵素容積基準のSV:約1.75/時間)
で供給し、約25°Cの温度で連続反応を行ない、この
反応巾約24時間毎に1回30分の割合で、0.01M
  MES−NaOH緩衝液(20mMCaCQ2含有
、DH6,0>で飽和された酢酸エチル及び酢酸エチル
で飽和された同緩衝液でそれぞれカラムを洗浄(流速=
50mQ/時間、5V=15/時間)シテチャンネリン
グを防止する。
上記により約500時間以上に亘って常に安定して95
%を越える高収率で効率よく目的とするジペプチドを得
ることができる。
上記によりカラム出口から流出する反応液は、目的とす
るジペプチド、即ちN−置換アスパラギン醒−フェニル
アラニン低級アルキルエステルを有機溶媒溶液として含
有しており、該反応液からの目的ジペプチドの分離は、
例えば上記有機溶媒溶液を分取し、濃縮晶析させるか又
は抽出等の操作を行なうことにより容易に実施できる。
かくしてjqられるジペプチドは更に通常の単離精製手
段により精製することができる。
かくして本発明に従い得られるジペプチドは、生理活性
を有するペプチド類の合成反応試薬として、また砂糖の
約200倍の甘さを持つ合成甘味剤であるL−アスパル
チル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパル
テーム)の前駆体として有用でおる。
実   施   例 以下、本発明を更に詳しく説明するため実施例を挙げる
。尚実施例においては、以下の方法により調製した固定
化サーモライシンを用いた。
〈固定化サーモライシンの調製〉 サーモライシン(大和化成株式会社製、力価9470P
tJ/mg)7.5CIを、5M−NaBr及び16.
6mM  CaCG!2を含む1 /40Mトリス塩酸
塩緩衝液(1)H7,5>120m12に水冷下に溶解
し、この液に固定化担体であるアンバーライ1〜XAD
−7(ローム・アンド・ハース社製)30g(湿潤重量
)を加え、4℃で17時間静かに撮盪を行ないながら酵
素を担体に吸着させた。上澄液の残存酵素蛋白遣をビュ
ーレット法で定量した所、初発酵素量の約70%の酵素
が担体に吸着されていた。
上記上澄液75鵬を除去した残りの固定酵素懸濁液に2
5%グルタールアルデビド溶液75回を加え、4°Cで
約3時間1辰盪して架橋反応を行なった後、冷却した0
、1Mトリス塩酸塩緩衝液(pH7,5,5m M  
Ca CQ 2含有)約12及び1M−NaCQを含む
同緩漬液約1Qで交互に2回洗浄して、固定化サーモラ
イシンを得た。
得られた固定化酵素は4°Cで保存した。
実施例 1 モレキュラーシーブ3A1/10(和光紬薬工業社製)
で脱水された酢酸エチル200m12に、20mM−C
aCQ2を含む0.OIM−YES[2−シアノモルホ
リノエタンスルホン酸、同仁化学研究所製]−NaOH
緩衝液(pH6,0)5+nQと、L−フェニルアラニ
ンメチルエステル(L−PheOMe 、シグマ社1u
>3.58q(100mM>及びN−ベンジルオキシカ
ルボニル−し−アスパラギン酸(Z−Asp) 2.1
40(40mM>とを溶解して基質溶液を調製した。
一方、予め固定化酵素(湿重量5g)を酢酸エチル飽和
の20mM−CaCQ2を含む0.01M−MES−N
aOl−1緩衝液(pH6,0>で平衡化し、これをガ
ラスカラム(11mm直径×150mm、山善株式会社
〉に充填した。
上記固定化酵素を充填したガラスカラムに、前記基質溶
液を約7.5鴨/時間(固定化酵素容積基準の5V=1
.75/時間〉の一定流法で供給し、25°C下に連続
反応を開始した。
上記連続反応中、23.5時間毎に1回、20mM  
CaCQ2を含む0.01M−MESNaOH緩衝液(
pH6,0>で飽和された酢酸エチルで15分間、次い
で同緩衝液で15分間それぞれカラムを洗浄する操作(
流速:各5QmQ/時間、温度=25°C)を行なった
上記連続反応中、適当な時間間隔てカラム出口の反応液
をサンプリングし、下記に示す条件で高速液体クロマト
グラフィーを行ない、生成物量を定量した。
〈高速液体クロマトグラフィー〉 試 料二カラム出口でサンプリングした基質溶液を真空
乾燥後、アセトニトリル−水 混合溶媒(70:30、リン酸でpH 2,5に調整)に溶解して調製した。
装 置:高速流体クロマトグラフ (島津製作所製 LC−3A型) カラム;内径4.6mmx長ざ150mm充填剤:コス
モシル(Cosmosil) 5CIB−P(ODS−
シリカゲル) 溶 媒ニアセトニ]〜リルー水(60: 40、リン酸
でpHを2,5に調整) 検 出二紫外吸収(2541m) 溶出溶媒流速:0.8誰/分 結果を第1図に示す。第1図において横軸は連続反応時
間(時間)を、@XINIは生成物収率(%)を示す。
第1図より明らかな通り、本発明方法によれば500時
間以上に亘って、95%以上の収率が維持された。
比較例 1 実施例1において反応の温度を40℃とする以外は同様
にして、連続反応を実施した。
カラム出口で反応液をサンプリングし、実施例1と同一
条件で高速液体クロマトグラフィーを行ない、生成物量
を定量した。その結果、目的ジペプチドの収率は、反応
時間の経過と共に低下し、150時間後には約80%に
低下した。
比較例 2 実施例1においてカラム洗浄操作を実施しない以外は同
様にして、連続反応を行なった。
その結果を第1図と同様にして第2図に示す。
第2図より、反応初期においては約97%の収率が認め
られたが、80時間経過後より収率低下の見られること
か判る。また160時間後にはカラム内自沈の蓄積によ
るチャンネリングが著しくなり、液の流れが著しく遅延
され、連続反応困難となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1に示す方法における連続反応時間と収
率の関係を示ずグラフであり、第2図は比較例2に示す
方法にあける同グラフでおる。 (以 上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)N−置換アスパラギン酸とフェニルアラニン低級
    アルキルエステルとを反応させてジペプチドを製造する
    に当り、水と混和しない有機溶媒中にカルシウムイオン
    を含む緩衝液と上記両基質とを溶解させて基質溶液を調
    製し、該基質溶液を固定化金属プロテアーゼを充填した
    カラムに連続的に供給して温度30℃以下で反応を行な
    わせ、上記反応の間カラムを間歇的に洗浄してチヤンネ
    リングを防止することを特徴とするジペプチドの連続製
    造法。
JP19016088A 1988-07-28 1988-07-28 ジペプチドの連続製造法 Granted JPH0239895A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020015742A (ko) * 2000-08-23 2002-03-02 신철수 단백질 가수분해효소를 이용한 아스파탐 전구체의 제조방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6229996A (ja) * 1985-07-30 1987-02-07 Hiroshi Ooshima N−保護l−アスパルチル−l−フエニルアラニン低級アルキルエステルの製造方法

Patent Citations (1)

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