JPS6045186B2 - 新規ベンズヒドリルスルフイニル誘導体 - Google Patents

新規ベンズヒドリルスルフイニル誘導体

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JPS6045186B2
JPS6045186B2 JP51118908A JP11890876A JPS6045186B2 JP S6045186 B2 JPS6045186 B2 JP S6045186B2 JP 51118908 A JP51118908 A JP 51118908A JP 11890876 A JP11890876 A JP 11890876A JP S6045186 B2 JPS6045186 B2 JP S6045186B2
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JP
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benzhydrylsulfinyl
acid
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JP51118908A
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ルイ・ラフオン
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Cephalon France SAS
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Laboratoire L Lafon SA
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D295/00Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms
    • C07D295/04Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms
    • C07D295/08Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms
    • C07D295/084Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms with the ring nitrogen atoms and the oxygen or sulfur atoms attached to the same carbon chain, which is not interrupted by carbocyclic rings
    • C07D295/088Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms with the ring nitrogen atoms and the oxygen or sulfur atoms attached to the same carbon chain, which is not interrupted by carbocyclic rings to an acyclic saturated chain
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C317/00Sulfones; Sulfoxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D233/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings
    • C07D233/04Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D233/20Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with substituted hydrocarbon radicals, directly attached to ring carbon atoms

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はベンズヒドリルスルフイニル誘導体とその製法
およびその医療への応用に関する。
本発明は一般式1[式中、nは1、2または3であり、
RはC(=0)−NHOH.sC(=NH)−NHOH
l2−Δ2−イミダゾリニル、モルホリニルまたはピペ
リジニルである]で示される新規ベンズヒドリルスルフ
イニル誘導体およびその付加塩を提供するものである。
付加塩としては酸類との付加塩および第4級アンモニウ
ム塩があげられる。本発明による一般式1の化合物は一
般式■〔式中、nは前記と同意義であり、R″はRと同
意義であるかRに変換し得る基を表わす。
〕で示されるスルフィドを過酸化水素で、好ましくは酢
酸媒質中で酸化することにより製造することができる。
酸化反応は酢酸中、濃過酸化水素水、即ち少くとも11
喀量強度(重量比で少くとも33%の過酸化水素を含有
する水)のものを用いて行う。この酸化反応に際しては
かなり大量の相当するスルホニル誘導体の生成を避けな
ければならない。事実、もし酸化反応を100℃で1時
間乃至それ以上110〜12熔量強度の過酸化水素を用
いて行うと実質的にスルホニル誘導体のみが得られる。
従つて、スルフィニル誘導体のみを得るには、反応を5
0℃またはそれ以下で(一般に反応時間は1時間もしく
はそれ以上)実施しなければならない。これは発熱反応
であるので、外から加熱しなくても酢酸中で反応体を混
合するだけで温度が370〜45℃に上昇する。下記の
反応式に従い、最初に一般式■のベンズヒドリルスルフ
イニル化合物(ここにR″は窒素含有の基Rの前駆 物
質であり、特にシアノ基、アミノ生成物、カルボキシル
基またはカルボキシレート基である)を生成せしめ、つ
いでRを生成せしめるかまたは導入することができる。
この反応は自体公知のものである。
下記の実施例1″にはこの方法を工業的規模で実施する
場合の操作法について述べる。
過酸化水素および一般式■のスルフィドはほぼ化学量論
的量を用いるのが望ましい。
下記の実施例で原料物質としてのスルフィドおよび一般
式1の塩基から付加塩を製造する方法(例えは有離塩基
を無機または有機酸と反応させる)について述べる。
用いられる酸としては塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、
硫酸、蟻酸、マレイン酸、フマル酸、シユウ酸、アスコ
ルビン酸、クエン酸、酢酸、メタンスルホン酸、p−ト
ルエンスルホン酸、乳酸、コハク酸、安息香酸、サリチ
ル酸、アセチルサリチル酸、リンゴ酸、酒石酸、グルタ
ミン酸およびアスパラギン酸などがあげられる。本発明
による医薬組成物は一般式1で示される化合物またはそ
の非毒性付加塩の少くとも1種を適当な生理的に許容し
得る賦形剤と混合して製造される。
表1に合成された本発明の化合物のいくつかをあげる。
本発明の他の特徴は以下の実施例により、明らかとなる
であろう。また実施例は本発明をこれに限定するための
ものではない。なお、融点はケフラーベンチ(K6fl
erbench)で測定した。実施例1ベンズヒドリル
スルフイニルアセトヒドロキサム酸コード番号:CRL
4OO28 (a)ジフェニルメタンチオール 中央に攪拌器、両側頚上に滴下ロード及び冷却器を備え
た500m1の三ロフラスコに、チオウレア(15.2
fI;0.2モル)及び脱塩水(150m1)を入れ、
内温を50℃に上昇させる。
加熱を続けながらこれに、ブロモジフェニルメタン(4
9.4y;0.2モル)を一度に添加する。およそ5分
間環流させた後、得られた透明な溶液を20℃まで冷却
し、この温度を維持しながら2.5N一NaOH(20
0m1)を滴下する。次いで、再び昇温して還流温度に
3紛間保持した後、常温(15〜25゜C)に戻し、反
応水溶液を濃塩酸(45m1)で酸性化する。上部の油
状物質をジエチルエーーテル(250m1)で抽出し、
得られた有機層を水(80T11t)で4回洗浄した後
、硫酸マグネシウムで乾燥し、ジフェニルメタンチオー
ルの粗生成体(399)を得る。収率、97.5%。(
b)ベンズヒドリルチオ酢酸 マグネテイツクスターラー及び冷却塔を備えた250m
1のフラスコに、ジフェニルメタンチオール(10y;
0.05モル)及びNaOH(2f;0.05モル;脱
塩水60m1中に溶解)を順次加え、1紛間攪拌した後
、クロロ酢酸(7f;0.075ζモル)、錠剤状Na
OH(3y;0.075モル)及び脱塩水(60m1)
から調整した溶液を一度に添加する。
得られた水溶液の温度を1紛間で50℃とし、エーテル
(50m1)で洗浄してデカンテーシヨンに付した後、
濃塩酸で酸性化して沖過する・と、ベンズヒドリルチオ
酢酸(10.2y)を得る。融点、129〜130℃。
収率79%。(C)ベンズヒドリルチオ酢酸エチルエス
テルベンズヒドリルチオ酢酸(10.2V;0.039
5モル)、無水エタノール(100m1)及び硫酸(2
mL)から成る混合物を7時間加熱還流する。次いで、
エタノールを減圧下に留去し、得られた油状残渣をエチ
ルエーテル(100m1)に取り、この溶液を水及び炭
酸ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、更に、洗浄水が
中性のPH値を示す様になるまで水洗する。硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒留去すると、ベンズヒドリルチオ酢
酸エチルエステル(10.5゜f)を得る。収率、93
%。d)ベンズヒドリルチオアセトヒドロキサム酸:ベ
ンズヒドリルチオ酢酸エチルエステル(10.8y;0
.0378モル)をメタノール40m1に溶解した溶液
、ヒドロキシルアミン塩酸塩(5.25f;0.075
6モル)をメタノール40mtに溶解した溶液、及び、
錠剤状水銀化カリウム7.5y(4).0134モル)
をメタノール40m1に溶解した溶液をそれぞれ調製し
、必要に応じ、加熱して透明な溶液とする。
40℃以下の溶液温度で、水酸化カリウムのメタノール
溶液をヒデロキシルアミン塩酸塩のメタノール溶液に注
入する。
次いで、およそ5〜10℃の温度で、ベンズヒドリルチ
オ酢酸エチルエステル溶液を添加して、1紛間反応させ
た後、塩化ナトリウムを戸去し、得られた透明な溶液を
1時間、ほぼ常温に保持する。その後、メタノールを減
圧留去し、得られた油状残渣を水(100mt)に取り
、この水溶液をへ塩酸で酸性化する。析出したヒドロキ
サム酸の結晶を泊取し、水洗後、乾燥する。収量、9.
1y0収率、87.5%。融点、118〜120℃。:
)CRL4OO28 ベンズヒドリルチオアセトヒドロキサム酸(10.4y
;0.083モル)を酢酸100m1中で11喀量強度
の過酸化水素水(3.8m1;0.038モル)の存在
下に40℃で2時間の酸化反応に付す。
反応終了後、酢酸を減圧留去し、得られた油状残渣を酢
酸エチル(60m1)に取る。析出した結晶を戸取し、
酢酸エチル−イソプロパノールの混合溶媒(容量で3:
2)で再結晶して精製すると、CRL4OO28(8f
)を得る。融点、159〜160℃。73%。
水に対する溶解度、く1yIe0υ施例1″本実施例は
、前記実施例1の目的化合物であるベンズヒドリルスル
フイニルアセトヒドロキサム酸の工業的規模での製造方
法に関するものである。
(a)ベンズヒドリルチオ酢酸の製造 20′の反応容器中で、チオウレア(1.003k9)
を48%臭化水素酸(5.72e)および水(イ).8
80e)に溶解し、60℃に加熱して、ベンズヒドリル
(2.024k9)を添加する。
更に温度を95℃に上昇させ、次いで、室温(15〜2
5℃)まで放冷する。析出した結晶をp取し、水洗した
後、水(5.5′)中でペースト状とし、苛性ソーダ水
溶液(3.5e;d=1.33)を入れた20eの反応
容器中に移す。これを70℃に加熱し、クロロ酢酸(1
144y)を水(2.2′)に溶解した溶液を徐々に添
加する。添加終了後、3紛間還流させ、次いで室温まで
放冷する。(これによりベンズヒドリルチオ酢酸が得ら
れるが、分離は行なわない)。(b)ベンズヒドリルス
ルフイニル酢酸の製造前記(a)て得られた反応溶液中
に、13喀量強−度の過酸化水素水(1430e)を約
30℃で3時間て注入し、次いで、水(22e)を添加
する。
不溶物質を炉去した後、塩酸(d=1.18)で酸性化
し、ろ過、水洗して水でペースト状とし、乾燥すると、
ベンズヒドリルスルフイニル酢酸を得る。(c)ベンズ
ヒドリルスルフイニル酢酸メチルエステルの製造前記(
b)で得られた酸を、水(6e)を入れた20fの反応
容器に入れ、これに、苛性ソーダ水−溶液(1.11;
d=1.33)及び炭酸水素ナトリウム(1.848k
9)を加え、更に、ジメチル硫酸(2.1f)を添加す
る。
1時間後、結晶化させて、得られた結晶を戸取、乾燥、
洗浄すると、ベンズヒドリルスルフイニル酢酸メチルエ
ステルを得る。
(d)ベンズヒドリルスルフイニルアセトヒドロキサム
酸(CRL4OO28)の製造20fの反応容器中に、
水(8.3e)、苛性ソータ水溶液(3.3e;d=1
.33)及びヒドロキシルアミン塩酸塩(1.529k
9)を入れ、これに、前記(c)で得られたエステルを
加えて、4時間攪拌する。
この溶液を、水(17f)、塩酸(3′;d=1.18
)及び塩化メチレン(41)から成る混合物中に加えて
攪拌する。得られた結晶を枦取し、水(9′)、次いで
塩化メチレン(5′)と混和してペースト状とした後、
一定重量となるまで真空乾燥器中で30℃で乾燥する。
クロロホルムで再結晶して、ベンズヒドリルスルフイニ
ルアセトヒドロキサム酸を純物質として得る。通算収率
、53%。融点、158〜160℃。こ施例2 ベンズヒドリルスルフイニルアセトアミドキシム塩酸塩
(C6H5)2CH−SO−CH2−C(=NH)NH
OH●HClコード番号CRL4OO48Oベンズヒド
リルーチオアセトリトリルジフエニルメタンーチオール
209(イ).1モル)、無水エタノール50m1およ
び1N水酸化ナトリウム溶液100m1(0.1モル)
をマグネチツクスタラーを備えた250m1容量のフラ
スコに入れる。
室温で1紛間放置した後、クロルアセトニトリル6.9
1m1(0.11モル)を滴下し、更に30分間放置す
る。反応が終了したらエタノールを減圧下で留去し、水
不溶性のニトリルを酢酸エチル150m1で抽出する。
有機層を水50mtで3回洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。溶媒を留去し残渣の油を最少量のイソプ
ロパノールに溶解するとベンズヒドリルーチオアセトニ
トリル13.3yが分離してくる。融点77−78℃。
収率、55.6%。1)ベンズヒドリルーチオアセトア
ミドキシム塩酸塩重炭酸カリウム11y(イ)泪モル)
、ヒドロキシルアミン塩酸塩7.65q(0.11モル
)および脱塩水50m1をマグネチツクスタラーおよび
凝縮管を備えた250mL容量の一ロフラスコに入れる
炭酸ガス発生による泡立ちが終つたら、ベンズヒドリル
ーチオアセトニトリル13.3y(イ).0556モル
)をブタノール200mtに溶かした溶液を一度に加え
、反応混合物を水−ブタノール共沸混合物の還流温度で
3時間保つ。反応が終了したら溶媒を減圧下に留去し、
残留油を酢酸エチル150m1に溶解し、有機層を50
m1の水で2回洗浄した後無水硫酸マグネシウムで乾燥
する。硫酸マグネシウムを泊過し、塩化水素のエーテル
溶液を加えるとアミドキシム塩酸塩が析出する。ベンズ
ヒドリルーチオアセトアミドキシム塩酸塩15.3gを
得る。アンモニアを加えると有離塩基を得る。融点11
7C1収率89%。(c)CRL4OO48ベンズヒド
リルーチオアセトアミドキシム塩酸塩15.4y(イ)
.05モル)を精製氷酢酸120mt中、110容量強
度の過酸化水素5TrLt(0.05モル)を用いて、
45℃で1時間酸化する。
酸化反応が終つたら酢酸を減圧下に留去し、残留油を脱
塩化水300m1にとり、動物性炭を通して水性溶液を
通して水性溶液を沖過した後アンモニアを加えてアルカ
リ性とする。アミドキシム塩基の結晶(融点143℃)
を炉取し乾燥後100m1のアセトンに溶解し、塩化水
素のエーテル溶液を加えると塩酸塩が析出する。CRL
4OO48を11.5yの収量で得る。150℃から分
解、収率71%。
無機塩素の定量(フオルハルト法)計算値10.92% 実測値11.17% 水に対する溶解度100g1e 実施例3 2−(2−ベンズヒドリルスルフイニルーエチル)−Δ
2−イミダゾリン塩酸塩コード番号CRL4OO66 (a)ベンズヒドリルーチオプロピオンイミノエチルエ
ステル塩酸塩3−クロルプロビオニトリル9.2m1(
0.2モル)を、ベンズヒドリルーチオール20y(0
.1モル)をエタノール75m1および1N水酸化ナト
リウム溶液110mtに溶かした溶液に冷却下、攪拌し
ながら加える。
混合物を30℃で1時間攪拌し、エーテルで抽出し、抽
出液を水で洗い乾燥後p過する。エタノール10m1を
炉液に加え、混合物を乾燥HClガスで飽和する。絽時
間放置し−た後エーテル100m1を加え混合物を沖過
すると生成物23Vを得る。融点70−75゜C0(b
)2−(2−ベンズヒドリルーチオエチル)一Δ2−イ
ミダゾリン塩酸塩前記のイミノエステル塩酸塩15.5
g(0.046モル)およびエチレンジアミン3.5m
1をエタノール100mtを溶かした溶液を還流下に2
時間加熱する。
減圧下に蒸留乾固し濃塩酸1〜2滴を加えた水に溶かし
エーテルで抽出する。濃NaOHを加えて析出した塩基
を枦取し水で洗う。
生成物11yを得る。収率81%、融点102−103
℃。c)CRL4OO662−(2−ベンズヒドリルー
チオエチル)−Δ2−イミダゾリン塩酸塩11.6y(
イ).035モル)を酢酸35mLに溶解し、11喀量
強度の過酸化水素3.5mLを用いて50℃で1時間酸
化する。
混合物を減圧下に蒸留乾固し、残渣をアセトンに溶解し
てろ過する。生成物をイソプロパノールから再結晶する
とCRL4OO66が通算収率40%で得られる。白色
粉末、融点162−164℃(分解)起施例4 N−〔2(ベンズヒドリルスルフイニル)一エチル〕−
モルホリン塩酸塩コード番号CRL4O22l l)N−〔2−(ベンズヒドリルーチオ)一エチル〕−
モルホリン塩酸塩チオ尿素7.6V(0.1モル)およ
び脱塩水100m1をマグネチツクスタラー、滴下ロー
ドおよび凝縮管を備えた500m1の三ロフラスコに入
れ、50℃に加熱した後クロルジフェニルメタン20.
25ダ(18m1,.0.1モル)を一度に加える。
溶液が透明になるまで還流した後20℃に冷却し、2.
5NNa0H200m1を滴下する。このようにして生
成したナトリウムベンズヒドリルチオレートを含む溶液
を1時間還流する。
50℃にした後2−クロルエチルーモルホリン塩酸塩1
8.6y(0.1モル)を水80mtに溶解したものを
滴下する。
反応混合物の温度を還流温度に保ち2時間反応させる。
反応混合物を冷却し、生成した油をエーテルで抽出し、
このエーテル溶液をNHCl7OmLで3回抽出する。
酸性媒質中で目的化合物が沈澱してくる。沖取し、イソ
プロパノールで再結晶する。このようにしてN−〔2−
(ベンズヒドリルーチオ)一エチル〕−モルホリン塩酸
塩26.6yを得る。融点176℃ クロルジフェニル
メタンに対する収率76%。(b)CRL4O22l 前記て得た塩酸塩24.8y(0.0711モル)を精
製酸70mtに溶解し、12熔量強度の過酸化水素6.
4m1で酸化する。
反応は40℃で1時間半かけて行う。酢酸を減圧下に留
去し、残留油をエーテルに溶かしアセトンを加えるとC
RL4O22lが析出する。収量18.9y1融点16
6−168℃、通算収率52%塩算の定量(フオルハル
ト法) 計算値9.7% 実測値9.7% 実施例5 N−〔2−(ベンズヒドリルスルフイニル)−エチル〕
−ピペリジン塩酸塩コード番号CRL4O222 実施例4に従つて製造するとN−〔2−(ベンズヒドリ
ルーチオ)一エチル〕−ピペリジン塩酸塩(融点174
−176℃)を得る。
このスルフィドを過酸化水素で酸化してCRL4O22
2を得る。融点206−210゜C(分解)。通算収率
約50%。塩素の定量(フオルハルト法)計算値9.7
5% 実測値9.8% 実施例6 3−(ベンズヒドリルスルフイニル)−プロピオノヒド
ロキサム酸コード番号CRL4O26O (a)メチル3−(ベンズヒドリルチオ)−プロピオネ
ートナトリウムベンズヒドリルーチオレートの0.1モ
ル溶液を強アルカリ媒質に溶解して製造する(実施例?
に示した方法)。
ナトリウム3ークロルプロピオネート(3−クロルプロ
ピオン酸0.15モル(16.3y)とNa2CO3O
.O75モル(7.6y)を水に溶解して得る)の0.
15モル溶液を上記の溶液に約60℃で加える。加熱し
て沸騰させ、半時間還流した後冷却し、活性炭を用いて
枦過した後濃塩酸で酸性化すると3−(ベンズヒドリル
ーチオ)−プロピオン酸16.0yが析出する。融点8
8−90℃、クロルジフェニルメタンに対して収率59
%上記酸の16y(0.059モル)を1・2ージクロ
ルエタン40m1に溶解し、メタノール10m1および
濃塩酸0.1m1をこれに加えることにより相当するメ
チルエステルを製造する。
混合物を還流温度で約5時間加熱し、冷却後傾斜法で水
層を捨て、有機層を重炭酸ナトリウム飽和水溶液、次い
で水で洗液が中性PHになるまで洗浄する。無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した後溶媒を留去すると、エステル1
5.7y(イ).055モル)が透明な黄色油として得
られる。酸に対する収率93%、クロルジフェニルメタ
ンに対する収率55%。))3−(ベンズヒドリルーチ
オ)−プロピオノヒドロキサム酸上記エステル0.05
5モル(15.7y)をメタノール50m1に溶解し、
ヒドロキシルアミン塩基(ヒドロキシルアミン塩酸塩0
.15モル(10.4y)をナトリウムメトキシド0.
15モルて中和して製造する。
)0.15モルの溶液に加える。混合物を室温(15〜
25゜C)に柘時間放置し、塩化ナトリウムを沖取し、
メタノールを留去する。残渣を水性アルカリに溶かし活
性炭を倫いて沖過し、戸液に濃塩酸を加えて酸性化する
と、目的とするヒドロキサム酸(8.3y)が得られる
。ベンゼンから再結晶すると精製ヒドロキサム酸7.6
yを得る。融点106−108℃、エステルに対する収
率48%。ニ)CRL4O26O 上記ヒドロキサム酸0.0264モル(7.6y)を無
水CH3COOH27mlに溶解し、12熔量強度の過
酸化水素2.4mtと反応させる。
混合物を40一45℃で1時間半反応させ、酢酸を留去
し残渣を酢酸エチル50m1に溶解する。CRL4O2
6Oが析出する。イソプロパノールから再結晶して7.
1fを得る。融点159−160℃、酸化収率羽%、通
算収率23.5%。実施例73−(ベンズヒドリルスル
フイニル)−プロピオンアミドキシム塩酸塩 コード番
号CRL4O26l (a)3−(ベンズヒドリルチオ)−プロピオニトリル
ナトリウムベンズヒドリルーチオレート(実施例槃参照
)の0.1モル溶液を製造し、β−クロルプロビオニト
リル977!l(0.115モル)を60−70℃で加
える。
混合物を半時間還流下に加熱した後冷却し、油をエーテ
ルで抽出する。工ーテル溶液を水で洗い乾燥する。溶媒
を留去するとニトリル24.5yが透明な緑色油として
得られる。収率97%(b)3−(ベンズヒドリルーチ
オ)−プロピオンアミドキシム塩酸塩上記ニトリル24
.5yを1−ブタノール約100m1に溶解する。
ヒドロキシルアミン塩基0.25モルの水50m1溶液
(ヒドロキシルアミン塩酸塩17.4gを重炭酸ナトリ
ウム21yで中和して得られる)をこの溶液に加える。
混合物をブタノ−ルー水(2:1)の共沸混合物の還流
温度で少くとも4時間加熱する。この間、厳しく攪拌す
る。冷後、ブタノールを留去し残渣を水に溶解し中和す
ると(3−ベンズヒドリルーチオ)−プロピオンアミド
キシムが析出する。このようにして塩基(白色粉末、ア
ルコールに可溶、融点106−108℃)19.1yを
得る。相当する塩酸塩は塩基の水性懸濁液にPHが酸性
になるまで塩酸を加えることにより得られる。塩酸塩は
この加熱した媒質には溶解するが冷却することにより析
出する。3−(ベンズヒドリルーチオ)−プロピオンア
ミドキシム塩酸塩18.4yを得る。
融点186−188℃、通算収率57%。(c)CRL
4O26l 上記塩酸塩18.4y(0.057モル)を酢酸60m
Lに溶解し、12熔量強度の過酸化水素5.2m1を用
いて40−45℃て約1時間半酸化する。
酢酸を留去し、残渣を酢酸エチルに溶解すると、CRL
4O26lが析出する。
水から再結晶すると17.3yが得られる。融点164
−166℃、通算収率51%。実施例8 4−(ベンズヒドリルスルフイニル)−ブチルアミドキ
シム塩酸塩 コード番号CRL4O277実施例7の方
法に従い以下のものが順に製造できる。
4−(ベンズヒドリルーチオ)−ブチロニトリル(透明
油)4−(ベンズヒドリルーチオ)−ブチルアミドキシ
ム(融点78−80℃)相当する塩酸塩(融点132−
133℃)CRL4O277(融点200−204)C
(分解))実施例94−(ベンズヒドリルスルフイニル
)−ブチロヒドロキサム酸 コード番号CRL4O27
8実施例6と同様に操作して、以下の化合物を得る。
4−(ベンズヒドリルーチオ)一酪酸(融点91一97
C)エチル4−(ベンズヒドリルーチオ)−ブチレート
(油状)4−(ベンズヒドリルーチオ)−ブチロヒドロ
キサム酸(融点110℃)CRL4O278(融点14
3℃) 薬理実験の結果を以下に列挙する。
この実験結果から一般式1の化合物は中枢神経系に対し
て活性を有することがわかつた。実施例A CRJ.4OO28についての実験 毒性 マウスに胃内投与した場合のLD5Oは1950m91
k9であつた。
マウスに腹腔内投与した場合、256mgIkg、51
2m91k9および1024Tn91k9の各投与量で
は死亡率は0であつた。マウスにおける腹腔内投与によ
るLD5Oは2048TfL91k9かあるいはそれ以
下である。胃内投与のLD,値と腹腔内投与の場合のL
D5O値が近似しているということはこの化合物が腸管
関門を通過しやすいことを示唆しており、このことはい
かなる投与量を用いた場合も実験動物に興奮がみられた
ことから益々明らかである。
アポモルフィンとの相互作用 一群六匹からなるラットにアポモルフィン0.5m91
k9を皮下注射し、3紛後にCRL4OO28を投与し
た。
アポモルフィンによる常同行動に対してなんら作用を示
さなかつた。後述する表■に示した方法によつて実験し
た結果を表■に示す。
表■の結果を解析すると、CRL4OO28投与により
3紛以内に運動充進がみられ、これは1時間後に最高値
に達し、4時間で消失することがわかる。
運動に対する影響 1 自発運動 CRL4OO28は16mgIk9投与量から動物の運
動活性を増大させる。
この効果はCRL4OO28の代表的な活性作用である
ので、動力学的により詳しく研究した。ゴム溶液および
化合物溶液に関する表■に示した方法に従つて、マウス
12匹からなる群と24匹からなる対照群にCRL4O
O28を64m9′K9ゴム溶液として種々の時間帯に
わけて投与した。2残留運動 自発運動活性は室に慣れて来た動物では減弱するので、
CRL4OO28の興奮作用はより明らかとなる。
3酸素圧低下 攻撃後の運動回復 酸素欠乏後のマウスにCRL4OO28を512、12
8および32m9′K9投与したところ、対照群に比し
て著しい運動活性を示した。
上記の実験結果から、CRL4OO28は動物の精神薬
理面において刺激作用、即ち興奮、過反応性、運動充進
作用を示すことがわかつた。
CRL4OO28がアンフエタミン様または精神興奮剤
タイプの薬物に近似しているかどうかを調べるためアン
フエタミン、カフエインとの比較実験を行つた。
結果を表■に示す。アンフエタミンの相互作用 アンフエタミン(2m91k9、腹腔内投与)を、ラッ
ト6匹にCRL4OO28を投与した後30分後に注射
した。
ラットにおけるアンフエタミンによる常同性に対し、C
RL4OO28は全く作用を示さなかつた。即ち、アン
フエタミンの作用を助長しなかつた。レセルピンとの相
互作用 6匹のマウスからなる群に、CRL4OO28を投与す
る4時間前にレセルピン2.5m91k9を腹腔内投与
した。
1 体温に対する作用 レセルピンの体温下降作用に対し、 CRL4OO28の256および64m9Ik9投与は
部分的に拮抗した。
2 眼瞼下垂に対する作用 レセルピンによる眼瞼下垂に対しCRL4OO28は拮
抗しなかつた。
オキソトレモリンとの相互作用 6匹のマウスからなる群にCRL4OO28を投与し3
紛後にオキソトレモニン0.5mg1k9を腹腔内投与
した。
1 体温に対する作用M オキソトレモニンによる体温低下作用に対し、CRL4
OO28は25賑16および4m91k9投与でわずか
に拮抗を示したが、64m91k9では拮抗しなかつた
2 跳躍に対する作用 オキソトレモニンによる跳躍に対し、 CRL4OO28は全投与量においていく分拮抗を示し
た。
3 末梢コリン作働性症候に対する作用 オキソトレモニンによる唾液分泌、流涙および脱糞に対
しCRL4OO28は何ら作用を示さなかつた。
フォープレートテスト、牽引および電気刺激に対する作
用20匹のマウスからなる群を用い、CRL4OO28
を投与して3紛後に実験した。
CRL4OO28の高投与量(256および64m91
k9)では痛みを伴う通過の数が増加し、低投与量(4
.1即′Kg)では通過の数がわずかに減少し、無投与
では運動量を著しく減少させた。
電気刺激による痙車に対しては高投与量(256mgI
k9)でわずかに拮抗を示した。この比較実験の結果か
ら、以下の点によつてCRL4OO28はアンフエタミ
ン様の化合物と異ることがわかつた。
(1)常同性がないこと、(2)アポモルフィンおよび
アンフエタミンの作用の助長作用がないこと、(3)レ
セルピンに対する顕著な拮抗作用のないこと、およびマ
ウスにおける特異(?)な群毒性が実質的にないこと。
従つて、以下の様な違いはあるがカフエインにより近い
精神興奮剤として扱われる。(1)アポモルフィンの効
果を助長する作用のないこと(2ルセルピンによる体温
下降作用に顕著な拮抗を示さないこと(3)電気刺激や
酸素圧低下の効果を悪化させないこと。
実施例B 他の化合物についての実験 (1)CRL4OO48(実施例2)は中枢神経系にの
み作用する。
オキソトレモニンに対し、散瞳作用なしに拮抗作用を示
す。マウスにおいてアンフエタミン様化合物による常同
性を助長し、接触による過反応性を増す。(2)CRL
4OO66(実施例3)は中枢神経系に対する作用の他
にカラゲニン浮腫に対する抗浮腫作用を示す。(3)C
RL4O22l(実施例4)は三環式抗うつ剤に似た精
神薬理的スペクトラムを示す。
即ち、(1)抗レセルピン作用、(2)抗オキソトレモ
リン作用、(3)アンフエタミン様化合物による常同性
の(代謝的)助長作用、(4)電気刺激による痙皐拮抗
作用、(5)著しい散瞳作用、(6)高投与量における
体温降下作用さらにこの化合物は(a)フォープレート
テストにおいてある作用を示す。
これはイソプラミンやアミトリプチリンと似ているがノ
ルトリプチリンとは似ていない。(b)毒性量に近に投
与量で晋静を示し、これはイミプラミンやノルトリプー
チリンと似ているがアミトリプチリンとは似ていない。
最后に室に慣れたマウスの運動活性を回復する。CRL
4O22lを腹腔内投与した場合のLDOは512mg
Ikgより高い。(4)CRL4O222(実施例5)
は中枢神経系に作用一し次の様な精神薬理スペクトラム
が観察される。
(1)アンフエタミンによる常同性の延長作用、(2)
オキソトレモリンに対するおだやかな作用、(3)抗レ
セピン作用がないこと、(4)マウスにおける自発運動
の克進(1mg1k9の低用量にお.いてのみ)および
マウスにおける残留運動の刺激作用(8m91kg用量
において)、CRL4O222をマウスに腹腔内投与し
た場合、LDOは128m91k9より高い。(5)C
RL4O26O(実施例6)は低毒性の化合物であり、
マウスに腹腔内投与した場合のLDOは1024m91
kgより高い。
向精神作用においては以下の様な特徴が動物においてみ
られる。(1)ラット、マウスにおいて運動減弱を伴つ
た鎮静がみられる。(2)マウスにおける自発運動の減
弱、(3)ラット、マウスにおける過反応性。(6)C
RL4O26l(実施例7)は次の様な精神薬理作用を
示す。
(1)ラットにおいてアンフエタミンによる常同性の延
長作用、(2)レセピンによる体温下降作用の増強(レ
セルピンによる眼瞼下垂には影響しない)、(3)オキ
ソトレモリンに対するおだやかな作用、(4)マウスに
おける自発運動の克進(投与量2、8および32mgI
kgにおいて)CRL4O26lをマウスに腹腔内投与
した場合のLDOは256m91k9より大である。(
7)CRL4O277(実施例8)は中枢神経系に対す
る作用を有する。精神薬理面の作用を以下に示す。(1
)高投与量で以下の作用を示す。体温下降、運動性減弱
、レセルピンおよびオキソトレモリンの体温降下作用の
助長、電気刺激の致死効果の助長、(2)中投与量で自
然の状態よりは興奮性であるが常におだやかな強さの作
用、即ち過反応性、アンフエタミン効果の助長作用およ
び不連続な残留運動充進。CRL4O277をマウスに
腹腔内投与した場合のLDOは512mg1k9より大
である。
(8)CRL4O278(実施例9)は中枢神経系に対
して活性を有する。
マウスに腹腔内投与した場合のLDOは1024m91
k9以上である。以上の記載から明らかな様に、本発明
に係る化合物群は中枢神経系に対して活性を有し、中枢
神経系障害の治療剤として有用である。従つて、本発明
の主要な目的の一つは、かかる中枢神経系障害の治療剤
を提供することにある。本発明に係る治療剤は、一般式
1で示される化合物と適当な賦形剤および/または補助
剤、例えばコーンスターチ、カルボキシメチルセルロー
ス・ナトリウム、ポリビドン、グリセリン、ステアリン
酸マグネシウム、タルク、乳糖、グリコールポリオキシ
エチレン400ヘニ酸化チタン、ポリメタクリレート、
燐酸二カルシウム、ポリアクリ.レートなどを常法に従
つて混合、製剤化することにより製造することができる
この様な治療剤は通常、経口投与するのが望ましく、従
つて、好ましい投与型態は錠剤、カプセル剤、丸剤など
である。一旦の投与量は、患者の年令、体重、疾病の重
篤度、あるいは化合物の種類などの種々の要因によつて
変化するが、通常50〜1500m9、好ましく″は6
00〜1200mgの範囲にある。製剤例1 ベンズヒドリルスルフイニルアセトヒドロキサム酸(実
施例1で得た化合物)300部、コーンスターチ2(4
)部、ラクトース1叩部および燐酸二カルシウム(至)
部を均一に混合する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、nは1、2または3であり、RはC(=O)−
    NHOH、C(=NH)−NHOH、2−Δ^2−イミ
    ダゾリニル、モルホリニルまたはピペリジニルである]
    で示される新規ベンズヒドリルスルフイニル誘導体およ
    びその付加塩。 2 ベンズヒドリルスルフイニル−アセトヒドロキサム
    酸である第1項に記載の化合物。 3 ベンズヒドリルスルフイニル−アセトアミドキシム
    およびその付加塩である第1項に記載の化合物。 4 2−(2−ベンズヒドリルスルフイニルエチル)−
    Δ^2−イミダゾリンおよびその付加塩である第1項記
    載の化合物。 5 N−[2−(ベンズヒドリルスルフイニル)−エチ
    ル]−モルホリンおよびその付加塩である第1項記載の
    化合物。 6 N−[2−(ベンズヒドリルスルフイニル)−エチ
    ル]−ピペリジンおよびその付加塩である第1項に記載
    の化合物。 7 3−(ベンズヒドリルスルフイニル)−プロピオノ
    ヒドロキサム酸である第1項に記載の化合物。 8 3−(ベンズヒドリルスルフイニル)−プロピオン
    アミドキシムおよびその付加塩である第1項に記載の化
    合物。 9 4−(ベンズヒドリルスルフイニル)−ブチルアミ
    ドキシムおよびその付加塩である第1項に記載の化合物
    。 10 4−(ベンズヒドリルスルフイニル)−ブチロヒ
    ドロキシム酸である第1項に記載の化合物。 11 一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I [式中、nは1、2または3であり、RはC(=O)−
    NHOH、C(=NH)−NHOH、2−Δ^2−イミ
    ダゾリニル、モルホリニルまたはピペリジニルである]
    で示される新規ベンズヒドリルスルフイニル誘導体およ
    びその付加塩を製造するにあたり、一般式II▲数式、化
    学式、表等があります▼II [式中nは前記と同意義、R′はRと同意義であるかR
    に変換し得る基を表わす。 ]で示されるスルフィドを過酸化水素で酸化し、要すれ
    ばR′をRに変換し、そして/または得られた遊離塩基
    をその付加塩に変換せしめることを特徴とする新規ベン
    ズヒドリルスルフイニル誘導体およびその付加塩の製造
    法。 12 酸化反応を酢酸媒質中、少くとも110容量強度
    の過酸化水素を用い、50℃乃至それ以上の温度で実施
    することを特徴とする第11項記載の製造法。 13 R′がCOOHであり、過酸化水素で酸化した後
    生成したベンズヒドリルスルフイニル−アルキルカルボ
    ン酸を低級アルカノールでエステル化し、生成したエス
    テルをNH_2OHで処理してRがC(=O)−NHO
    Hであるヒドロキサム酸に導くことを特徴とする第11
    項記載の製造法。 14 一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I [式中、nは1、2または3であり、RはC(=O)−
    NHOH、C(=NH)−NHOH、2−Δ^2−イミ
    ダゾリニル、モルホリニルまたはピペリジニルである]
    で示される新規ベンズヒドリルスルフイニル誘導体また
    はその非毒性付加塩の少くとも1種と、生理的に許容し
    得る賦形剤とからなる、中枢神経系障害の治療剤。
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