JPS6043225B2 - 竪型遠心鋳造用鋳型 - Google Patents
竪型遠心鋳造用鋳型Info
- Publication number
- JPS6043225B2 JPS6043225B2 JP10569980A JP10569980A JPS6043225B2 JP S6043225 B2 JPS6043225 B2 JP S6043225B2 JP 10569980 A JP10569980 A JP 10569980A JP 10569980 A JP10569980 A JP 10569980A JP S6043225 B2 JPS6043225 B2 JP S6043225B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molten metal
- centrifugal casting
- casting
- vertical centrifugal
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は孔付きのボールまたは異形リング等の環状鋳造
物を砂型、例えばシェル型、CO2型、フラン型等によ
り堅型多段遠心鋳造する鋳型に関するものである。
物を砂型、例えばシェル型、CO2型、フラン型等によ
り堅型多段遠心鋳造する鋳型に関するものである。
従来孔付きボールまたは異形リング等の環状鋳造物の複
数個取り遠心鋳造法としては、予め円筒ケース内に前記
鋳造物が連続して一体としてできる鋳型(金型あるいは
黒鉛型)をつくり、それに遠心力を与えて製品重量に見
合つた溶湯を注入する方法が良く知られている。
数個取り遠心鋳造法としては、予め円筒ケース内に前記
鋳造物が連続して一体としてできる鋳型(金型あるいは
黒鉛型)をつくり、それに遠心力を与えて製品重量に見
合つた溶湯を注入する方法が良く知られている。
この方法は鋳造後鋳造物を個別に切断分離する必要があ
り、またその後の切削加工に多くの工数を要する欠点が
ある。又本発明者等は黒鉛、セラミックまたは金型等の
−分割永久鋳型を横型あるいは堅塁遠心鋳造に用い、鋳
造物を多数分割して鋳造する方法につき先に提案(特公
昭51−46483)しているが、この鋳造方法におい
ては分割永久鋳型を使用しているので鋳造後の型はらし
の際の鋳型の取扱いは慎重に−おこなわねばならず、型
ばらしに手間がかかる。また従来の堅型遠心鋳造法にお
いては正確な量の注湯を行わないと内径寸法にバラツキ
を生じる欠点があつた。
り、またその後の切削加工に多くの工数を要する欠点が
ある。又本発明者等は黒鉛、セラミックまたは金型等の
−分割永久鋳型を横型あるいは堅塁遠心鋳造に用い、鋳
造物を多数分割して鋳造する方法につき先に提案(特公
昭51−46483)しているが、この鋳造方法におい
ては分割永久鋳型を使用しているので鋳造後の型はらし
の際の鋳型の取扱いは慎重に−おこなわねばならず、型
ばらしに手間がかかる。また従来の堅型遠心鋳造法にお
いては正確な量の注湯を行わないと内径寸法にバラツキ
を生じる欠点があつた。
たとえば第1図に示す永久鋳型20を用いた堅塁遠心鋳
造装置において、取鍋16からタンデツシユ15の注入
された溶湯17は回転している下段の鋳型部分9−1を
遠心力により満した後、鋳型仕切部10をオーバーフロ
ーして上段の鋳型部分9−2を満す。このような遠心鋳
造法においては製品重量に見合つた溶湯17の湯量を正
確に計つて準備しない鋳造物の内径寸法が一定しない。
すなわち、溶湯17の量が少なすぎると上側の製品は肉
厚が不足した不良品となり、湯量が多すぎると肉厚が過
大となるとともに上側および下側の製品が連続してしま
い、製品の切断分離およびその後の機械加工に多大の手
間を要する。本発明は上記従来の欠点を解消するもので
、注湯量を正確に計量しなくても一定した内径寸法の鋳
造物が得られ、型ばらしおよび製品の切断分離が容易な
堅型遠心鋳造用鋳型を提供しようとするものである。
造装置において、取鍋16からタンデツシユ15の注入
された溶湯17は回転している下段の鋳型部分9−1を
遠心力により満した後、鋳型仕切部10をオーバーフロ
ーして上段の鋳型部分9−2を満す。このような遠心鋳
造法においては製品重量に見合つた溶湯17の湯量を正
確に計つて準備しない鋳造物の内径寸法が一定しない。
すなわち、溶湯17の量が少なすぎると上側の製品は肉
厚が不足した不良品となり、湯量が多すぎると肉厚が過
大となるとともに上側および下側の製品が連続してしま
い、製品の切断分離およびその後の機械加工に多大の手
間を要する。本発明は上記従来の欠点を解消するもので
、注湯量を正確に計量しなくても一定した内径寸法の鋳
造物が得られ、型ばらしおよび製品の切断分離が容易な
堅型遠心鋳造用鋳型を提供しようとするものである。
以下本発明を2図および第3図に示す実施例により詳述
する。
する。
図において1は堅塁遠心鋳造装置、2は回転台、3は回
転台2にボルトで固定したケース、4は簡単で確実に鋳
型の芯出しができる位置決め用の環状の定盤、5は鋳型
を固定する位置決め兼用のプタ、6はプタ固定用コツタ
ー、7はシェル型固定用の外枠、8はシェル型(CO2
型、フラン型等の砂型でも良い)、9−1および9−2
は製品である孔付きボールの外形に対応する形状の鋳型
部分、10および11は鋳型仕切部、12は湯溜り部、
13は鋳型仕切部1に付けられたスリット、14−1お
よび14−2はシェル型8の鋳型部分9−1および9−
2の内壁面に設けられた案内溝、15はタンデツシユ、
16は取鍋、17は溶湯である。
転台2にボルトで固定したケース、4は簡単で確実に鋳
型の芯出しができる位置決め用の環状の定盤、5は鋳型
を固定する位置決め兼用のプタ、6はプタ固定用コツタ
ー、7はシェル型固定用の外枠、8はシェル型(CO2
型、フラン型等の砂型でも良い)、9−1および9−2
は製品である孔付きボールの外形に対応する形状の鋳型
部分、10および11は鋳型仕切部、12は湯溜り部、
13は鋳型仕切部1に付けられたスリット、14−1お
よび14−2はシェル型8の鋳型部分9−1および9−
2の内壁面に設けられた案内溝、15はタンデツシユ、
16は取鍋、17は溶湯である。
かかる装置において、取鍋16からタンデツシユ15を
通して注入された溶湯17は、下段の鋳型部分9−1に
鋳込まれる。
通して注入された溶湯17は、下段の鋳型部分9−1に
鋳込まれる。
この時シェル型8は竪型遠心鋳造装置1によつて回転力
が与えられているため、溶湯17は鋳型部分9−1の内
壁の方に飛び出し内壁に押し付けられる。その際溶湯1
7は鋳型部分9−1に内癖に設けた3本の案内溝14−
1の抵抗を受け鋳型部分9−1と共にすみやかに回転し
、溶湯17の一部は前記3本の案内溝14−1に沿つて
上昇し、かつ上昇する溶湯が抵抗となつて他の溶湯とも
誘導するため溶湯17の流入初期において案内溝14−
1近傍に多く溶湯が流れる。鋳型部分9−1の内壁に付
けられた3本の案内溝14−1は鋳型仕切部10に設け
られた3つのスリット13(貫通孔でもよい)に導かれ
ているため、案内溝14−1近傍の溶湯17はスリット
13を通過して上段の鋳型部分9−2にすみやかに流入
する。溶湯17をさらに注入し続けることにより溶湯は
下段および上段の鋳型部分を満たした後、鋳型仕切部1
1をオーバーフローして湯溜り部12に至る。この湯溜
り部12の設置により余分な溶湯17を注入しても鋳造
物の内径寸法は一定に確保される。すなわち鋳型仕切部
11をオーバーフローした溶湯が環状の湯溜り部12を
満たす迄の注湯量にすればよく、注湯量の許容差は十分
大きくとることができるのである。また余分な溶湯17
は鋳造物の内径表面を流れる湯溜り部12に至るため内
面の鋳肌は良好となる。このようにして鋳込の終了した
シェル型8は外枠7と共にクレーンで吊上げ、反転させ
てシェル型8を外枠7から落下させて崩壊し孔付きボー
ル鋳俗品を取り出す。
が与えられているため、溶湯17は鋳型部分9−1の内
壁の方に飛び出し内壁に押し付けられる。その際溶湯1
7は鋳型部分9−1に内癖に設けた3本の案内溝14−
1の抵抗を受け鋳型部分9−1と共にすみやかに回転し
、溶湯17の一部は前記3本の案内溝14−1に沿つて
上昇し、かつ上昇する溶湯が抵抗となつて他の溶湯とも
誘導するため溶湯17の流入初期において案内溝14−
1近傍に多く溶湯が流れる。鋳型部分9−1の内壁に付
けられた3本の案内溝14−1は鋳型仕切部10に設け
られた3つのスリット13(貫通孔でもよい)に導かれ
ているため、案内溝14−1近傍の溶湯17はスリット
13を通過して上段の鋳型部分9−2にすみやかに流入
する。溶湯17をさらに注入し続けることにより溶湯は
下段および上段の鋳型部分を満たした後、鋳型仕切部1
1をオーバーフローして湯溜り部12に至る。この湯溜
り部12の設置により余分な溶湯17を注入しても鋳造
物の内径寸法は一定に確保される。すなわち鋳型仕切部
11をオーバーフローした溶湯が環状の湯溜り部12を
満たす迄の注湯量にすればよく、注湯量の許容差は十分
大きくとることができるのである。また余分な溶湯17
は鋳造物の内径表面を流れる湯溜り部12に至るため内
面の鋳肌は良好となる。このようにして鋳込の終了した
シェル型8は外枠7と共にクレーンで吊上げ、反転させ
てシェル型8を外枠7から落下させて崩壊し孔付きボー
ル鋳俗品を取り出す。
2つの孔付きボールはスリット部で連続しているが、こ
れはエメリーソーで簡単に切断し分離できる,また湯溜
り部12内で固化した金属環は型ばらし時の落下の衝撃
により孔付きボール鋳造品から簡単に分離する。
れはエメリーソーで簡単に切断し分離できる,また湯溜
り部12内で固化した金属環は型ばらし時の落下の衝撃
により孔付きボール鋳造品から簡単に分離する。
なお上記実施例においては鋳型部分の内壁に任意角度ね
ん回させ案内溝14を設け鋳型仕切部にスリット13を
設けたので、初期の溶湯17の一部が鋳型部分9−1お
よび9−2にすみやかに流入するため、注湯開始時に溶
湯17が鋳型底部18ではね返りスプラッシュとなつて
鋳型部分の内壁に付着したものを、温度降下の少ないう
ちに溶湯17に溶け込ませて湯じわ等の欠陥を未然に防
ぐという効果を有するが、本発明は上記案内溝およびス
リットを設けない鋳型にも適用できる。
ん回させ案内溝14を設け鋳型仕切部にスリット13を
設けたので、初期の溶湯17の一部が鋳型部分9−1お
よび9−2にすみやかに流入するため、注湯開始時に溶
湯17が鋳型底部18ではね返りスプラッシュとなつて
鋳型部分の内壁に付着したものを、温度降下の少ないう
ちに溶湯17に溶け込ませて湯じわ等の欠陥を未然に防
ぐという効果を有するが、本発明は上記案内溝およびス
リットを設けない鋳型にも適用できる。
この場合は鋳型部分を連通するスリットがないため、鋳
造後シェル型を落下させて崩壊させれば孔付きボール相
互も簡単に分離し、切断加工を一切必要としないので作
業工数は一層軽減されるのである。以上説明したように
この発明によれば、環状鋳造物の外形に対応する形状の
鋳型部分を鋳型回転軸上に2つ以上形成した竪型遠心鋳
造用砂型において、最上段鋳型部分の上部に鋳型仕切部
を隔てて湯溜り部を設けたので、注湯量を正確に計量し
なくても一定した内径寸法の環状鋳造物を複数個−同時
に鋳造でき、鋳造後の各々の鋳造品が簡単に切断分離で
き、作業工数を著るしく軽減することができる。
造後シェル型を落下させて崩壊させれば孔付きボール相
互も簡単に分離し、切断加工を一切必要としないので作
業工数は一層軽減されるのである。以上説明したように
この発明によれば、環状鋳造物の外形に対応する形状の
鋳型部分を鋳型回転軸上に2つ以上形成した竪型遠心鋳
造用砂型において、最上段鋳型部分の上部に鋳型仕切部
を隔てて湯溜り部を設けたので、注湯量を正確に計量し
なくても一定した内径寸法の環状鋳造物を複数個−同時
に鋳造でき、鋳造後の各々の鋳造品が簡単に切断分離で
き、作業工数を著るしく軽減することができる。
第1図は永久鋳型を用いた従来の竪型遠心鋳造装置の要
部縦断正面図、第2図は本発明の一実施例を示す竪型遠
心鋳造装置の要部縦断正面図、第3図は第2図のA−A
線断面図である。 7・・・・・・外枠、8・・・・・ウェル型、9−1,
9−2・・・・鋳型部分、10,11・・・・・・鋳型
仕切部、12・・・・・湯溜り部。
部縦断正面図、第2図は本発明の一実施例を示す竪型遠
心鋳造装置の要部縦断正面図、第3図は第2図のA−A
線断面図である。 7・・・・・・外枠、8・・・・・ウェル型、9−1,
9−2・・・・鋳型部分、10,11・・・・・・鋳型
仕切部、12・・・・・湯溜り部。
Claims (1)
- 1 環状鋳造物に外形に対応する形状の鋳型部分を鋳型
回転軸上に2つ以上形成した堅型遠心鋳造用砂型におい
て、最上段鋳型部分の上部に鋳型仕切部を隔てて湯溜り
部を設けたことを特徴とする堅型遠心鋳造用鋳型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10569980A JPS6043225B2 (ja) | 1980-07-31 | 1980-07-31 | 竪型遠心鋳造用鋳型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10569980A JPS6043225B2 (ja) | 1980-07-31 | 1980-07-31 | 竪型遠心鋳造用鋳型 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12742478A Division JPS5568163A (en) | 1978-10-18 | 1978-10-18 | Vertical type centrifugal casting method and mold |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5623357A JPS5623357A (en) | 1981-03-05 |
JPS6043225B2 true JPS6043225B2 (ja) | 1985-09-27 |
Family
ID=14414614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10569980A Expired JPS6043225B2 (ja) | 1980-07-31 | 1980-07-31 | 竪型遠心鋳造用鋳型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6043225B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62130646U (ja) * | 1986-02-13 | 1987-08-18 | ||
JPS6322940U (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-15 | ||
JPH0323251Y2 (ja) * | 1986-11-25 | 1991-05-21 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4808892A (en) * | 1985-12-13 | 1989-02-28 | Kulick And Soffa Ind. Inc. | Bi-directional drive motor system |
CN104014757A (zh) * | 2014-05-06 | 2014-09-03 | 成都绿迪科技有限公司 | 一种改进的铸造机 |
-
1980
- 1980-07-31 JP JP10569980A patent/JPS6043225B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62130646U (ja) * | 1986-02-13 | 1987-08-18 | ||
JPS6322940U (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-15 | ||
JPH0323251Y2 (ja) * | 1986-11-25 | 1991-05-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5623357A (en) | 1981-03-05 |
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