JPS6041483A - 難消化性多糖類の分解能を有する菌体培養液の製造法 - Google Patents

難消化性多糖類の分解能を有する菌体培養液の製造法

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JPS6041483A
JPS6041483A JP14937783A JP14937783A JPS6041483A JP S6041483 A JPS6041483 A JP S6041483A JP 14937783 A JP14937783 A JP 14937783A JP 14937783 A JP14937783 A JP 14937783A JP S6041483 A JPS6041483 A JP S6041483A
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polysaccharide
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Teruhiko Shibata
柴田 照彦
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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は難消化性多糖類の分解酵素の製造方法、更に詳
しくは微生物を利用してマンナナーゼ、キシラナーゼお
よびボルフイラナーゼを製造する方法に関する。
近年、健康食品に対する志向が高くなってきたことに伴
い、ミネラルやビタミン類を豊富に含んでい、る食品素
材、例えば海藻類等を健康食品に利用することが行われ
ている。
しかしながら、これらの食品素材の多くは難消化性多糖
類であるキシラン、マンナンおよびボルフイランを炭水
化物の主要成分として含有しているので消化性の観点か
らは栄養価値の低いものである。
本発明者は、このような難消化性多糖類を含む食品素材
の消化性を改善してその栄養価値を−そう高める目的で
難消化性多糖類の分解酵素の有利な製造方法について検
討した結果、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明の目的は、上記食品素材の消化性を改
善するのに適用し得る、難消化性多糖類に対する分解活
性の高い酵素を有利に製造するだめの方法を提供するこ
とにある。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明の構成上の特徴は、シュードモナス属(Pseu
domonas )に屈する難消化性多糖類の分解能を
有する微生物を、海苔もしくは海苔由来の多 。
糖類を誘導物質として含有する培地中で培養することに
よりマンナナーゼ、キシラナーゼおよびボルフィラナー
ゼを生産させることにある。
本発明で利用する難消化性多糖類の分解能を有する微生
物は海水中から分離されたものであって下記に示す菌学
的性質に鑑み、シュードモナス属に属する菌株であると
同定し得る。
なお、本発明で利用する微生物の菌株Pseudom。
nas sp、’PT−5は微工研条寄1t、BP−3
30の受託番号で工業技術院微生物工業技術研究所に寄
託されている。
菌学的性質: i)形態 ZoBELL 22161E培地に生育したR1口1に
つぃζ、(イ)細胞の形態ば桿菌で大きさは0.5〜1
 μm×1.5〜2.51tm (ロ)運動性を有し、鞭毛は単極毛性 (ハ)ダラム染色性は陰性 ii、)生育状態 ZoB[iLL 2216E斜面培地での培養において
、(イ)20℃〜27℃の2債度で良好に生育する(1
+)淡黄色の色素沈着あり (ハ)集落の形状ば毛状(filiform)を呈する
iii )生理学的性質 (イ)カタラーゼテスI・ 陽性 (ロ)オキシダーゼテスト 陽性 (ハ)グルコースよりの酸の生成 陽性にン0−Fテス
ト0 (Ilu8b Leifson法による)(ボ) Vi
bro−3tatic Agent (0/ 129 
)陰性(へ)寒天液化能 + (ト)キシラン分解能 →− (チ)マンナン分解能 (す)好気性 本発明では上記微生物を、海苔もしくは海苔由来の多t
uftを含有する有機培地中で培養するものであるが、
ここで用いる海苔もしくは海苔由来の多糖類ば難消化性
多糖類の分解酵素の誘導物質として作用するものである
。すなわち、海苔は種々の難消化性多糖類を比較的多量
に含有しており、且つ入手し易いことから上記誘導物質
として用いるのに適している。また、ここで該誘導物質
として用いられる“海苔由来の多糖類”とは海苔を熱水
抽出して可溶性成分を除去して得られる、主として多糖
類から成る残渣、又は該残渣を更に精製処理して多糖類
含量を高めたものを意味する。
例えば、海苔を10倍量の水に浸漬し・オートクレーブ
中で120°Cで30分間加熱したのち、濾布を用いて
可溶性区分を除去し、得られる残渣について上記の同様
の手順で加熱して可溶性区分を除去する操作を繰返し行
い(5回程度)、ついで得られる残渣を100%エタノ
ールに浸漬し、室温ムこて=−夜装置したのち、可溶性
区分を除去し、乾燥したものを多糖類から成る残渣とし
て用いるか、又は、上記加熱と可溶性区分の除去を繰返
し行って得られる残渣(エタノール浸漬を行っていない
もの)をlN−Na01l熔液に浸漬し、室温にて一夜
放置したのち、可溶性区分を除去した残渣をNa0ll
の20%熱水溶液で抽出し、得られる抽出液を遠心分離
し、その上澄液にフェーリング溶液を加えて沈澱を住威
させ、この沈澱物を水洗してCuイオンを除去して得ら
れる多糖類(マンナン)もしくは上記フェーリング溶液
を加えて沈澱を生成させたときの上澄液に!IC1を加
えてpl+を3に開俵して得られる沈澱物から成る多糖
類(キシラン)をそれぞれ精製処理した多糖類として用
いる。
上記誘導物質としての海苔もしくは海苔由来の多糖類の
培地に対する添加量は1乃至2重量%が適当である。
本発明で利用する上記微生物の培養に用いる培地は、炭
素源として上記誘導物質を、窒素源としてペプトンおよ
び酵母エキスを、更には無機質としてに? HPO=1
 、FeClヨなどを海水(もしくは人工海水)に溶解
し、緩衝液(例えばトリスバッファー)でpl+を7.
5前後に調整したものが好ましい。
培地組成を例示すると下記のとおりである。
培地組成: 海苔又は海苔由来の多糖類 1.0(重量%)ペプトン
 1.0 酵母エキス 0.1 KaHPO吟 0.01 FeCI3 0.6mg /] トリス緩衝液 0.1 (重量%) 上記割合で海水に熔解してpl+を7.5に調整する。
本発明で利用する上記微生物の上記培地におりる培養条
件は、25℃の温度で4日間通気、攪拌下(通気量10
00〜2000m1/min 、、攪拌数1oo〜3o
r、p、m、 )に行うとよい。
上述のようにして培養して培地中に産生された難消化性
多糖類の分解酵素は、培養液を4℃の温度で30分間遠
心分1t!ll (10,000r、p、m、 ) シ
、上澄液を真空凍結乾燥するか又は上澄液を限外濾過に
より濃縮したのち真空凍結乾燥して採取する。
このようにして得られる上記分解酵素はマンナン1.キ
シランおよびボルフイランに対して加水分解活性を示す
ことから、マンナナーゼ、キシラナーゼおよびボルフイ
ラナーゼの菌体外酵素群から成るものである。
したがって、本発明によって得られる酵素を常法により
製剤化することにより、マンナン、キシランおよびボル
フイランのような難消化性多糖類を主要な炭水化物成分
として含む種々の食品累月に添加してその消化性を改善
し得るようになる。
例えば、上記難消化性多糖類を主要成分とするン厄藻類
であるモズク(キシラン、ポリフィランを含む)、オゴ
ノリ (マンナンを含む)、フノリ (ポリフィランを
含む)等を上記分解酵素(粉末)の適量を添加した水に
1〜2時間浸漬し、水洗したのち種々の調理に用いると
消化性の改善された” 海藻食品が得られる。
叙上のように、本発明によると、ケ11消化性多糖類の
加水分解酵素が有利に生産し得るので、上記多糖類を主
要成分として含む種々の食品累月の栄養食品としての利
用上界するところが大きいと言える。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例1 展皿■皿整 ペプトン 1.0(重量%) 酵母エキス 0.1 に、HPO+ 0.01 FeCI3 0.6mg /1 トリス緩衝液 0.1(重量%) 海苔の熱水抽出残渣 1.o(重量%)上記組成のもの
を海水に添加してpl+ 7.5に調整したものを培地
に用いた。
上記培地にシュードモナス(Pseudomonas 
) SP −微工研条寄NaBP−330を接種し、2
5°Cの温度で4日間通気下(L500 ml/min
 )に培養した。
促素痙塑用整 上述のようにして得られた培養液を4℃の温度で10,
000 r、p、m、にて30分間遠心分離して、その
上澄、液を酵素液とした。
11幅に1級験 上記酵素液5ml宛と各基質(マンナン、キシラン並び
にポリフィラン) 100 mg7Aオンよびl/15
モル燐酸バッファー(pH7,5) 5ml宛を1.型
試験管にそれぞれ入れ、35℃で1時間振盪(80スト
ロ一ク/分)させたのち、沸騰水浴中で15分間加熱し
゛ζ酵素反応を停止させ、ついで急冷後反応物を遠心分
離し、その上澄液中の遊離単糖量をSomogyi−−
Nelson法で比色定量し、グルコース量として酵素
活性を示した。結果は表1に示すとおりである。
実施例2 実施例1の培地組成において海苔の熱水抽出残渣に代え
て海苔を1.0重量%を用い、且つ海水に代えて下記人
工海水を用いるほかは実施例1の記載と同様の手順で培
養を行い、得られた培養液から同様にして酵素液を調整
した。
工°fノ(^s、12 の■」′ NaC125,2g MgSOキ71120 6.3 g MgC12611203,6g KCl 360 mg CaC12211201,314g NaNOヨ 90 mg K2HPO1+’ 9mg グリセロ燐酸ナトリウム 900 mgビタミンB12
 0.018μg ビオチン 0.09μg チアミン 9 μg PIIMeLa1 9 ml SIIMetal 9 ml トリスアミノメタン 0.9 g 蒸溜水 1000 ml PIIMetalの組成: EDTA 1 mg t−IJOg’1mg MnCl2411200.14mg FeC1a6t120 0.05 mgZnC120,
01mg GoC126t120 4 II g CuSOI+51120 0.5 μg蒸蒸水水 1 
ml SIIMetalの組成: NaBr 1.2 mg 八へ〕1361120 1.2 mg SrC126H200,6mg NaMoO,211200,12mg PbCl 0.03 mg Kl 1.5 μg 得られた酵素液について実施例1と同様にして酵素活性
試験を行った結果は表1に示すとおりである。
表1 (注)++十 非常に強い、 +十 強い+ 稍々強い
 士 弱い 次に参考として比較例を示す。
比較例 実施例1の培地組成において海苔の熱水抽出残渣に代え
てグルコース、マルト−、ス、ガラクトース、マンノー
ス、キシロース並びにシュクロースの各1.0重量%を
用いるほかは、実施例1に記載と同様の手順で培養を行
い、得られた各培養液から同様にして酵素液を調製した
ものについて実施例1と同様にしてそれぞれ加水分解活
性試験を行った結果、何れの場合にもマンナナーゼ、キ
シラナーゼおよびボルフィラナーゼの活性はみられなか
った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l シュードモナス属(Pseudomonas )に
    属する難消化性多糖類の分解能を有する微生物を、海苔
    もしくは海苔由来の多糖類を誘導物質として含有する培
    地中で培養することによりマンナナーゼ、キシラナーゼ
    およびボルフイラナーゼを生産させることを特徴とする
    デ(を消化性多糖類の分解酵素を製造する方法。 2 海苔由来の多糖類は海苔を熱水で抽出処理して得ら
    れる多糖類含有残渣である特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 3 海苔由来の多糖類は、海苔を熱水抽出して得られる
    多糖類含有残渣を精製したものである特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
JP14937783A 1983-08-16 1983-08-16 難消化性多糖類の分解能を有する菌体培養液の製造法 Granted JPS6041483A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62275A (ja) * 1985-06-25 1987-01-06 Shiraha Akira 多糖類加水分解酵素の調製法
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JPH039521U (ja) * 1989-06-12 1991-01-29

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