JPS6039017B2 - 農業用ポリ塩化ビニルフイルム - Google Patents

農業用ポリ塩化ビニルフイルム

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JPS6039017B2
JPS6039017B2 JP52066112A JP6611277A JPS6039017B2 JP S6039017 B2 JPS6039017 B2 JP S6039017B2 JP 52066112 A JP52066112 A JP 52066112A JP 6611277 A JP6611277 A JP 6611277A JP S6039017 B2 JPS6039017 B2 JP S6039017B2
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plasticizer
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恭夫 永井
宏満 安部
信幸 山本
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CI Kasei Co Ltd
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CI Kasei Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フィルム表面への可塑剤の鯵出が抑制された
農業用欧質塩化ビニル樹脂フィルムに関するものである
さらに詳しくいえば、本発明は、可塑剤としてトリクレ
ジルホスフェートを含む農業用欧質塩化ビニル樹脂フィ
ルムは、可塑剤が表面に惨出して耐汚染性が低下するの
を免れなかったのを、アクリル表面処理することにより
これを抑制し、耐候性、耐汚染性を改良することに関す
るものである。軟質ポリ塩化ビニルフィルムは、農業用
ハウス、トンネルなどの農作物裁塔被覆資材として保温
、作物成育促進用に広く用いられている。
ところで従来の農業用ポリ塩化ビニルに対し、長期耐候
性を与えるには、可塑剤としてトリクレジルホスフェー
トをポリ塩化ビニル10の重量部あたり2〜1の重量部
の範囲で添加する必要があるが、このようにトリクレジ
ルホスフヱートを配合した農業用ポリ塩化ビニルフィル
ムは、使用中に可塑剤が表面に惨出し、塵挨が付着しや
すくなるために、耐汚染性が著しく低下するのを免れな
いという欠点があった。一般に農業用ポリ塩化ビニルフ
ィルムの可塑剤鯵出を抑制する方法としては、末端に水
酸基をもつ不飽和カルボン酸ェステルの重合体で表面を
被覆する方法が行われてるが、可塑剤としてトリクレジ
ルホスフェートのようなリン酸トリェステル系可塑剤を
用いた場合にはこの方法ではほとんど抑制効果が認めら
れないため、これまではリン酸トリェステル系可塑剤以
外の可塑剤を使用し耐候性をある程度ぎせいにして耐汚
染性を確保するか、あるいはリン酸トリェステル系可塑
剤を使用し、長期耐汚染性をぎせいにして耐候・性を確
保するかのいずれかが選ばれていた。
したがって、リン酸トリェステル系可塑剤を使用した場
合には、汚染を生じるか、あるいは性質劣化を起すかの
いずれにより、農業用ポリ塩化ビニルは2年間の使用が
限度であった。
本発明者らは、可塑剤としてトリクレジルホスフヱート
のようなリン酸トリヱステル系可塑剤を含むボリ塩化ビ
ニルフィルムで2年以上の長期使用に耐える耐汚染性及
び耐候性を有するものを関発すべく鋭意研究を重ねた結
果、ヒドロキシル基をもつ共重合体とセルロースアセテ
ートブチレートとから成る横組成物を該フィルムの片面
に所定の厚さで被覆することにより、その目的を達成し
うろことを見出し、この知見に基いて本発明をなすに至
った。
すなわち、本発明はポリ塩化ビニル10の重量部あたり
、30〜6の重量部の可塑剤を含みその中に2〜10重
量部がリン酸トリェステル系可塑剤であるポリ塩化ビニ
ルフイルムの片面に、{ィ} 不飽和脂肪酸のヒドロキ
シアルキルェステル又はN−ヒドロキシアルキル層モ袋
不飽和脂肪酸アミド4〜1丸重量%及び一般式(式中の
R,は水素原子又はメチル基であり、R2はアルキル基
である。
)で表わされる不飽和化合物の少なくとも1種96〜8
り重量%から成る共重合体10の重量部と、{o} A
STM D−1343一69による粘度0.1〜2秒の
セルロースアセテートブチレート10〜3の重量部とか
ら成る樹脂組成物を、1.5〜3.8夕/めの厚さで均
一に被覆したことを特徴とする農業用ポリ塩化ビニルフ
ィルムを提供するものである。
本発明の農業用ポリ塩化ビニルフィルムの基体フィルム
は、慣用されている軟質ポリ塩化ビニル基材に、リン酸
トリェステル系可塑剤を含む可塑剤混合物を鰍質ポリ塩
化ビニル100重量部あたり30〜6の重量部の割合で
配合し、常法に従ってフィルム成形することによって製
造することができる。前記の軟質ポリ塩化ビニル基材は
、塩化ビニルの単独重合体でもよいし、また塩化ビニル
を主体とし、他の単量体成分例えば酢酸ビニル、塩化ビ
ニリデン、マレイン酸ジェチル、エチレン、プロピレン
などを含む共重合体であってもよい。リン酸トリェステ
ル系可塑剤としては、トリクレジルホスフエート、トリ
キシリルホスフエートなどがあり、またこれらと併用さ
れる他の可塑剤成分としては、農業用ポリ塩化ビニルフ
ィルム製造に際して慣用されている可塑剤例えばジオク
チルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ジベン
ジルフタレート、ジオクチルアジベートなどがある。本
発明における基体フィルム中の全可塑剤の含量は、ポリ
塩化ビニル100重量部あたり、30〜60重量部の範
囲内にする必要がある。
可塑剤の含量がこの範囲以下であると、かたすぎて農業
用フィルムとして不適当であり、特に低温時には破損す
るおそれがあり好ましくない。また、可塑剤の含量がこ
の範囲を越える、軟かすぎ、また特に夏期においてべた
つきを生じ、作業性及び防塵効果を低下させるので好ま
しくない。他方、可塑剤混合物中のリン酸トリェステル
系可塑剤の量は、ポリ塩化ビニル100重量部あたり2
〜1の重量部の範囲内で選択する必要がある。
リン酸トリェステル系可塑剤の量がこの範囲よりも少な
いと、2年以上の長期間にわたって耐候性を有する農業
用ポリ塩化ビニルフイルムを得ることができないし、ま
たこの範囲よりも多くなると、フィルム表面への可塑剤
の惨出を十分に抑制することが困難になる。次に、本発
明において基体フィルムの片面に被覆される樹脂組成物
は、前記したように(ィ} アクリル系共重合体と‘ロ
ー セルロースアセテートブチレートから成っているが
、この(ィ}成分の共重合体は、不飽和脂肪酸のヒドロ
キシアルキルェステル又はN−ヒドロキシァルキル置換
不飽和脂肪酸ァミド4〜1丸重量%と、一般式(式中の
R,とR2は前記と同じ意味をもつ)で表わされる不飽
和化合物の少なくとも1種96〜8り重量%から成る単
量体混合物を常法に従って車合させることによって容易
に得ることができる。
この際使用される不飽和脂肪酸のヒドロアルキルェステ
ルの例としては、アクリル酸又はメタクリル酸のメチロ
ルェステル、2ーヒドロキシェチルエステル、3ーヒド
ロキシプロピルエステル、2−ヒドロキシプロピルェス
テルなどをあげるこができるし、またN−ヒドロキシァ
ルキル置換不飽和脂肪酸アミドの例としては、Nーメチ
ロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミ
ド、N−(2−ヒドロキシヱチル)アクリルアミド、N
一(2−ヒドロキシエチル)メタアクリルアミド、N一
(3−ヒドロキシプロピル)アクリルアミド、N−(3
−ヒドロキシプロピル)メタクリルアミドなどをあげる
ことができる。さらに、一般式(1)で表わされる不飽
和化合物の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピル
アクリレート、イソフ。ロピルアクリレート、n−ブチ
ルアクリレート、インブチルアクリレート、メチルメタ
クリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタ
クリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチル
メタクリレ−ト、イソブチルメタクリレートなどをあげ
ることができるが、特に好ましいものは、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート
、メチルメタクリレート及びエチルメタクリレートであ
る。この共重合体においては、不飽和脂肪酸のヒドロキ
シアルキルェステル又はNーヒドロキシアルキル置換不
飽和脂肪酸アミドの含量を4〜1洗重量%の範囲内で選
ぶ必要がある。この量が4重量%未満では、可塑剤惨出
抑制効果やブリード抑止効果が十分に発揮されないし、
またこの量が13重量%を越えると、高周波落着性が低
下したり、被膜のはく離を生じるなど好ましくない結果
をもたらす。被覆用樹脂組成物の(o}成分として用い
られるセルロースアセテートブチレートは、市販品をそ
のまま用いることができるが、このものはASTMD−
1343−69に従って測定した粘度が0.1〜2秒の
範囲にあることが望ましい。
このセルロースアセテートブチレートは、{ィ}成分1
00重量部あたり10〜3の重量部の割合で配合される
。この量が1の重量部よりも少ないと防塵性、耐ブ。ツ
キング性の改良が不十分になるし、また3の重量部より
も多くなると擬み白化が起きやすくなる。この被覆用樹
脂組成物は有機溶媒特にアルコール系溶媒に溶解し、ロ
ールコーティング、ナイフコーテイング、スプレーコー
テイングデイツプコーティングなどの方法で基体フィル
ムの片面に被覆する。
この塗布量は絶乾重量に基き、フィルムの単位面積あた
り1.5〜3.8夕/あの範囲内で選ばれる。この塗布
量が1.5夕/枕よりも少ないと可塑剤の被膜表面への
移行抑制が不十分となり、防塵性が急激に低下するち、
この塗布量が3.8夕/従よりも多くなるとフィルムが
硬化して延伸白化、操みしわ白化の欠点を生じ農業用フ
ィルムとしての使用が困難になる。本発明の農業用ポリ
塩化ビニルフィルムにおいては、基体フィルム中に可塑
剤兼安定剤としてトリクレジルホスフェートのようなリ
ン酸トリヱステル系可塑剤を含むことにより、耐候性の
改良特に機上劣化の防止効果がみられ、アクリル系樹脂
とセルロースアセテートブチレートから成る被覆を施こ
すことにより、リン酸トリェステル系可塑剤のフィルム
表面への鯵出が抑制され、その結果防塵性が改良される
ほか、アクリル系樹脂塗料に基〈表面処理性の改良がな
されている。
したがって、このものは長期間にわたって使用される農
業用ビニルハゥスやトンネルの被覆資料として好適であ
る。
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
各実施例中におけるセルロースアセテートブチレートの
粘度は、ASTMD−1343−69の方法に従い、以
下のようにして測定した。
先ず乾燥試料を目盛付シリンダーに採り、所定の溶剤で
約350の‘の溶液とし、完全に熔解させたのち、25
±0.1qoの水浴中で温度を一定にする。
次にシリンダーの目盛と重量を正確に測定し、25十0
.r0における溶液の密度(夕/cの3 )を求める。
次いで、この溶液を、ガラス製垣温水槽中の丸びん(6
40×170柳)に満たし、25±0.1℃に保ち、水
槽の後方より光を投射しながら、直径3/32インチ(
2.38肋)のステンレス鋼球をびんの口より落下させ
、このびんに付された上下2本の線の間(2.00±0
.02インチ)を球が通過する時間をストップオッチで
測定し、要した砂数をもって粘度とする。
参考例 1 かきまぜ機、冷却器、温度計を備えた重合容器に、メチ
ルメタクリレート39.の重量部、エチルメタクリレー
ト28.0重量部、メチルアクリレート18.の重量部
、ブチルアクリレート10.の重量部、Nーメチロール
アクリルアミド5.の重量部、ペンゾィルパーオキシド
0.5重量部及び酢酸ィソブチル100.の重量部の混
合物を仕込み、8000で1■時間重合反応させて樹脂
溶液を調製した。
次に、このようにして得た樹脂溶液に、粘度1/2秒を
もつセルロースアセテートブチレートをその樹脂分10
の重量部あたり0〜35重量部の割合で加えたのち、酢
酸エチルと第二ブチルアルコール混合液(重量比1:1
)で固形分合量が2の重量%になるまで希釈し第1表に
示す被覆用組成物を得た。
第1表 次に粘度の異なるセルロースアセテートブチレートを樹
脂分100重量部あたり20重量部ずつ用い、前記と同
様にして第2表に示す被覆用組成物を調製した。
第2表 参考例 2 参考例1と同様にして、メチルメタクリレート37.6
重量部、エチルメタクリレート25.0重量部、メチル
アクリレート20.の重量部、ブチルアクリレート7.
4重量部、Nーメチロールアクリルアミド4.の重量部
、ペンゾィルパーオキシド0.5重量部及び酢酸ィソブ
チル100.の重量部の混合物を重合反応に付し、樹脂
溶液を調製した。
次に、このようにして得た樹脂溶液に、粘度1/2秒を
もつセルoースアセテートブチレートをその樹脂分10
の重量部あたり0〜35重量部の割合で加えたのち、酢
酸エチルと第二ブチルアルコール濃液(重量比1:1)
で固形分舎量が2増重量%になるまで希釈し、第3表に
示す被覆用組成物を得た。
第3表 参考例 3 参考例1と同機にして、メチルメタクリレート40.0
重量部、エチルメタクリレート、30.0重量部、メチ
ルメタクリレート13.の重量部、ブチルアクリレート
5.0重量部、N−メチロールァクリルアミド12.の
重量部、ペンゾイルパーオキシド0.5重量部及び酢酸
ィソフーチル10の重量部の混合物を重合反応に付し、
樹脂溶液を調製した。
次にこのようにして得た樹脂溶液100重量部に、粘度
の異なるセルロースアセテートブチレート2の重量部ず
つを用い、前記と同様にして第4表に示す被覆用組成物
を調製した。
第4表 参考例 4 参考例1と同様にして、メチルメタクリレート4の重量
部、エチルメタクリレート25重量部、メチルアクリレ
ート2箱重量部、ブチルアクリレート5重量部、2−ヒ
ドロキシェチルメタクIJレート7重量部、ペンゾィル
パーオキシド0.5重量部及び酢酸ィソブチル10の重
量部の混合物を重合反応に付し、樹脂溶液を調製した。
次にこの樹脂溶液に、その10の重量部あたり0〜35
重量部のセルロースアセテートブチレート(粘度1/2
秒)を加えたのち、酢酸エチルと第二ブチルアルコール
混合液(重量比1:1)で固形分舎量が2の重量%なる
まで希釈し、第5表に示す被覆組成物を得た。第5表 ポリ塩化ビニル、可塑剤、安定剤、紫外線吸収剤、防雲
剤及び粘着防止剤を、それぞれ第6表に示す割合で使用
し、これらをニーダー・ロルで一定時間混合し、カレン
ダー法によってフィルム成形した。
次にその片面にグラビアコーターを用いて参考例1で調
製した組成物A−4を塗布し、50℃の熱風を送ってい
る乾燥炉中を、熱風方向と対向させて約30の/分の速
度で通過させることにより乾燥させ、フィルム厚さ0.
13肋、被膜塗布量1.7〜2.5夕/めの農業用ポリ
塩化ビニルフィルムを得た。第6表 次にこのようにして得た農業用ポリ塩化ビニルフィルム
と被覆処理を施こさない基体フィルムについて以下に示
す性能試験を行い、その結果を第7表に示す。
(1)不粘着性(耐ブロッキング性) ロール状に巻取った試料を10肌中の輪切りとし、70
土3℃のギャ−式ゴム老化試験機中に入れ、2時間放置
したのち、その粘着性を観察し、次のように評価した。
十十・・・ほとんどブロッキングを起さない十・・・多
少の粘着があるが実用上問題ない−・・・ブロッキング
を起し実用上問題がある−−・・・ブロッキングが著し
く実用にならない■ 機上劣化耐候性埼玉県上尾市の農
地において、フィルムの被覆面を外側にして展張し、実
際の使用条件下で自然曝露試験し、それぞれ所定期間経
過後の状態を観察し、次のように評価した。
十十…屋外曝露直後を基準として外観が変化しない十・
・・部分的にかつ色劣化が認められる−・・・広範囲に
わたってかつ色劣化が認められ、局所的に劣化の程度が
著しい−−・・・全面的にかつ色劣化し、あるいは局所
的に大きな破れを生じ実用に供し得ない {3} 防塵性(耐汚染性) 楼上劣化耐便性の試験と同様にして行い、一定時間経過
ごとにフィルム試料を回収し、分光光度計(日立製作所
製、ダブルビーム分光光度計12釘型)を用いて波長5
50m仏の光線透過率を測定した。
十十・・・光線透過率75%より高い 十・・・ 〃 60〜75% 〃 40〜60% 〃 40%未満 {4} 裸みしわ白化性 試料から約30cm角の試片を切り出し、人力で10回
榛んだのちの外観を観察し、次のように評価した。
十十…ほとんど操みしわ白化が認められない十…多少操
みしわ白化が認められるが実用上問題がない −・・・榛みしわの白化の程度がひどく、外観上非常に
見苦しい‘5} 塗膜剥離性 試料から短冊型説片(約15×5狐)を切り出し、60
±1℃の恒温水槽中に浸せきし、5時間放置後取り出し
、表面の水滴をろ紙で軽く吸い取ったのち、セロハン粘
着テープを塗膜上に当て、指で均一に強く押し付け、1
80度剥離を瞬間的に行ったときの剥離状態を観察し、
評価した。
十・・・処理塗腹が全く剥離しない −・・・処理塗膜が部分的に剥離する ■ 総合判定 2年間使用した場合に、十分に実用可能か否かを、前記
各性能試験の結果から総合的に判断した。
十十・・・十分に適用可能なもの 十・・・適用可能であるが使用条件により影響を受けや
すいもの−・・・使用条件によっては適用可能であるが
、いくつかの問題点があるもの−−・・・致命的欠陥を
有し、適用不可能なもの第 7 表*実・・・実施例
比・・・比較例 この表から明らかなように、不粘着性については、未処
理フィルムに比較して処理フィルムはいずれも良好で、
アクリル系樹脂の被覆膜の破損も認められなかった。
機上劣化耐候性については、未処理フィルムでは明らか
にトリクレジルホスフヱートの配合量の増加と共に向上
したがいずれも自然曝露展張後1.3手程度で実用に耐
えなくなったのに対し、トリクレジルホスフェート2重
量部配合された処理フィルムは2.9手以上の使用に耐
えた。防塵性については処理フィルムは未処理フィルム
と比較して格段にすぐれた性能を示し、2.9王以上の
実用に十分耐えうるものであることが分った。トリクレ
ジルホスフェート配合量の少ない試料は基体フィルムが
劣化するため2年以上の測定が不能であった。またトリ
クレジルホスフェート配合量15重量部のものは1年以
上で逆に汚れが著しく、2年以上使用する防塵農業用フ
ィルムとしては不適当であった。操みしわ白化性につし
、ては、いずれも不良品は見当らなかった。塗膜剥離性
についても特に問題はなかった。実施例 2 ポリ塩化ビニル10の重量部、ジオクチルフタレート4
5重量部、トリクレジルホスフェート6重量部、ェポキ
シ樹脂(ヱピコート828)2重量部、ステアリン酸亜
鉛1.3重量部、ステアリン酸バリウム0.5重量部、
ジフヱニルィソデシルホスフアィト1.5重量部、紫外
線吸収剤0.3重量部、水滴防止剤1.5重量部、粘着
防止剤0.2重量部及び顔料0.02重量部からなる、
厚さ0.13側の基体フィルムに、第1表に示すセルロ
ースアセテートプチレート含量の異なる被覆用組成物を
塗布し、乾燥し、試験したところ、第8表に示す結果を
得た。
第8表この表から明らかなように、セルロースアセテー
トブチレート添加量が5重量部以下では、トリクレジル
ホスフェートのバリャJ性に乏しく、目的とする効果は
得られず、防塵性は不十分であった。
逆にこの添加量が35重量部以上になると、防塵性は良
好であるが操み・しわ白化性が極端に劣化し、さらに塗
膜の剥離を生じるため、農業用フィルムとしては不適当
である。実施例 3 ポリ塩化ビニル10の重量部、ジオクチルフタレート4
5重量部、トリクレジルホスフェート6重量部、ェポキ
シ樹脂(ェピコート828)2重量部、ステアリン酸亜
鉛1.3重量部、ステアリン酸バリウム0.5重量部、
ジフェニルィソデシルホスフェート1.5重量部、紫外
線吸収剤0.3重量部、防曇剤1.5重量部、粘着防止
剤0.2重量部及び顔料0.02重量部よりなる厚さ0
.13側の基体フィルムに第1表及び第2表に示す粘度
の異なる被覆用組成物を塗布、乾燥し、試験したところ
、第9表に示す結果を得た。
第9表 この表から明らかなように、粘度が極端に低いとトリク
レジルホスフェートのバリャJ性に乏しくなり、目的と
する効果が得られない。
また、粘度の高いものを添加した場合には、被膜が硬く
なり、柔軟性が失われるため、基体フィルムの柔軟性に
追従できずに榛み・しわ白化性が目立つてくる。実施例
4 実施例2で用いたと同じ基体フィルムに、第1表A−4
の被覆用組成物を種々の厚みに塗布し、乾燥後実施例1
と同様に実際の使用条件下で展張し、フィルムの防塵性
(汚染性)を試験し、その結果を第1碇表‘こ示す。
試験結果の評価は、東芝製照度計を用い、照度測定前に
換気し、フィルム内面を十分に乾燥したのち、フィルム
内側約10c松下位における最大照度(単位%)として
表わした。第10 表この表から明らかなように、被覆
剤塗布量が1.5夕/め未満では展張後6か月位から防
塵性が落ち始め結果的には本発明の目的とする長期使用
農業用ポリ塩化ビニルフィルムとしては不適であるし、
逆に被覆剤塗布量が4.0夕/あ以上になると操み、し
わ白化性が極端に悪くなり、折れしわを発生し、この部
分の汚染が進行し、長期間の使用に耐えなくなる。
実施例 5 実施例2で用いたものと同じ基体フィルムに、参考例2
により調製して被覆用組成物のそれぞれを塗布し、乾燥
し、試験したところ、第11表に示す結果を得た。
第11表 この表から明らかなように、セルロースアセテートブチ
レート添加量が5重量部以下では、トリクレジルホスフ
ェートのバリャJ性に乏しく、目的とする効果は得られ
ず、防塵性は不十分であった。
逆にこの添加量が35重量部以上になると、防塵性は良
好であるが、操み、しわ白化性が劣化し、さらに剥離性
も不良になる。実施例 5 実施例2で用いたものと同じ基体フィルムに、参考例3
で得た被覆用組成物のそれぞれを塗布し、乾燥し、試験
したところ第12表に示す結果を得た。
第12表 この表から明らかなように、粘度が極端に低いとトリク
レジルホスフェートのバリヤ)性に乏しくなり、目的と
する効果が得られない。
また、粘度の高いものを添加した場合には、被膜が硬く
なり、柔軟性が失われるため、基体フィルムの柔軟性に
追従できずに操み、しわ白化性が著し〈なる。実施例
6 実施例2で用いたものと同じ基体フィルムに参考例4で
得た被覆用組成物のそれぞれを塗布し、乾燥し、試験し
たところ第13表に示す結果を得た。
第13表 この表から明らかなように、セルローズアセテートブチ
レート添加量が10〜3の重量部の範囲のものが良好な
結果を与える。
実施例 7 本発明がトリキシリルホスフェートの惨出防止に対して
も有効であることを確かめるために以下の実験を行った
参考例1と同様にして得たアクリル樹脂溶液に、粘度1
/2秒をもつセルロースアセテートブチレート(CAB
)を前記の樹脂分100重量部あたり2の重量部で配合
した試料と配合しない試料を調製し、これらをそれぞれ
軟質ポリ塩化ビニル(可塑剤としてジオクチルフタレー
ト5の重量%を含む)のフィルムの表面に塗布し、熱風
乾燥した。
このようにして得たフィルム処理面にトリキシリルホス
フヱート(TXP)をジオクチルフタレートで希釈して
10%濃度としたものを含浸させた厚紙と援触させ、一
定条件下で放置しその惨出状態を調べた。この惨出状態
の評価は、指の先端で惨出面をこすって行う感触テスト
のほか、80メッシュの土を振りかけ、その付着による
汚染状態を観察するテストを行った。
このようして得られた結果を、第14表に示す。
なお、参考のためにトリクレジルホスフェ−ト(TCP
)を用いて同様に試験した結果を併記する。第14表 上の表中の記号は次の意味をもつ A・・・全然移出かない B・・・わずかに鯵出がある C・・・かなり惨出がある D・・・惨出抑制効果が全く認められないこの表から明
らかなように、CABを配合することによりTXP,T
CPいずれの場合も鯵出が抑制される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリ塩化ビニル100重量部あたり30〜60重量
    部の可塑剤を含み、その中の2〜10重量部がリン酸ト
    リエステル系可塑剤であるポリ塩化ビニルフイルムの片
    面に、(イ)不飽和脂肪酸のヒドロキシアルキルエステ
    ル又はN−ヒドロキシアルキル置換不飽和脂肪酸アミド
    4〜13重量%及び一般式▲数式、化学式、表等があり
    ます▼(式中のR_1は水素原子又はメチル基であり、
    R_2はアルキル基である)で表わされる不飽和化合物
    の少なくとも1種96〜87重量%から成る共重合体1
    00重量部と、(ロ)セルロースアセテートブチレート
    10〜30重量部とから成る樹脂組成物を、15〜3.
    8g/m^2の厚さで均一に被覆したことを特徴とする
    農業用ポリ塩化ビニルフイルム。 2 リン酸トリエステル系可塑剤がトリクレジルホスフ
    エートである特許請求の範囲第1項記載のフイルム。 3 セルロースアセテートブチレートがASTMD−1
    343−69に従つて測定した粘度0.1〜2秒をもつ
    ものである特許請求の範囲第1項記載のフイルム。
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