JP3178114B2 - 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム - Google Patents

農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム

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    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農業用軟質塩化ビニル
系樹脂フィルムに関するものである。更に詳しくは、二
次加工時及びハウス展張時にフィルム同士が粘着せず
又、展張後の透明性が良好な農業用軟質塩化ビニル系樹
脂フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂に可塑剤を配合した農
業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、一般には押出成
形法、カレンダー成形法等によって連続的に製造され、
ロール状に巻き取られた後、運搬、保管、使用される。
ウェルダー加工等のいわゆる二次加工は、ロール状に巻
き取られた巻きフィルムからフィルムを巻戻しつつ行わ
れる。
【0003】しかしながら、該フィルムには多量の可塑
剤が配合されているためフィルム表面が粘着性を示し、
ロール状に巻いたフィルムは表面同士が相互に付着し易
く又、二次加工により得られた製品では、表面同士が付
着し、展張作業等の作業性が極めて劣るという問題があ
った。この問題を解決するために従来より、フィルムに
エンボス加工を施したり、固体微粒子を多量に配合する
ことによって、表面を粗面化しフィルムの粘着性を減少
させるという方法やフィルムを二次加工する際にでんぷ
ん粉等を散布して、粘着を防止するという方法が用いら
れてきた。
【0004】しかし、フィルムにエンボス加工を施した
り、固体微粒子を多量に配合することによって、粘着性
を減少させるという方法には、フィルムの透明性を損な
い、ハウス内の作物が外から見えなくなるという欠点が
あった。また、でんぷん粉等を散布して粘着を防止する
という方法では、でんぷん粉等が短期間のうちに雨水ま
たはハウス内に発生する水滴の流下によって除去される
のでフィルムの透明性は回復されるが、二次加工場でで
んぷん粉等、粘着防止用の微粉末をフィルム表面に散布
する場合には、微粉末が空気中に飛散して作業環境を著
しく悪くするばかりでなく、微粉末の損失が大きいとい
う欠点があった。そこで、この欠点を解決する手段とし
て、フィルム製造時においてフィルムをロール状に巻取
る直前に、フィルムの表面にでんぷん粉、タルク等の粘
着防止剤を散布するという方法が考えられるが、でんぷ
ん粉は粉の粒子が比較的大きいため、巻取り後粒子がフ
ィルム表面にくいこみ、フィルムの表面平滑性が損なわ
れるという欠点があり、又、タルクは雨水またはハウス
内で発生する水滴の流下によってもフィルム面から除去
され難く、フィルムの透明性が回復され難いという欠点
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を克服すべくなされたものであり、二次加工場ででん
ぷん粉等を散布することなく、フィルムの粘着を防止
し、かつ展張後には透明性を回復する農業用軟質塩化ビ
ニル系樹脂フィルムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明の要旨
とするところは、塩化ビニル系樹脂100重量部当り、
可塑剤30〜70重量部、HLB7以下の非イオン系界
面活性剤1〜5重量部、及び、HLB8以上の非イオン
系界面活性剤0.2〜2重量部を含む樹脂組成物からな
るフィルムの少なくとも片面に、平均粒子径0.2〜1
0μmの無機微粉末と常温で非粘着性の水溶性高分子と
の混合物が付着されてなることを特徴とする、農業用軟
質塩化ビニル系樹脂フィルムに損する。以下、本発明を
詳細に説明する。
【0007】本発明において、塩化ビニル系樹脂とし
て、ポリ塩化ビニルのほか塩化ビニルを主体とした他の
コモノマーとの共重合体、これらの混合物またはこれら
と他の重合体あるいは共重合体との混合物を用いること
ができる。本発明の軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、
柔軟性を付与するために、塩化ビニル系樹脂100重量
部当り30〜70重量部の通常使用される可塑剤が配合
される。
【0008】本発明に用いるHLB7以下の非イオン系
界面活性剤は、塩化ビニル系樹脂フィルムに防曇性およ
び防曇持続性を付与する。該非イオン系界面活性剤とし
ては、通常、農業用塩化ビニル系樹脂フィルムに防曇剤
として用いられているソルビタンモノパルミテート、ソ
ルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエー
ト、グリセリルモノステアレート、ジグリセリルモノス
テアレート等が挙げられる。配合量は、通常農業用フィ
ルムに防曇剤として配合される1〜5重量部でよい。
【0009】また、HLB8以上の非イオン系界面活性
剤としては、ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレ
ングリセリルモノステアレート、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェノ
ール類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、ス
チレン・マレイン酸共重合物誘導体等が挙げられる。該
非イオン系界面活性剤は、塩化ビニル系樹脂フィルムの
展張時初期の防曇性を高めるとともに、フィルム表面の
ぬれを良くするため、フィルム展張後、フィルムの表面
に付着した無機微粉末と水溶性高分子との混合物の雨等
による流出が促進され、フィルムの透明性が短期間で回
復される。HLB8以上の非イオン系界面活性剤の配合
量は、塩化ビニル系樹脂100重量部当り、0.2〜2
重量部とする。配合量が0.2重量部より少ない場合、
付着物の流出促進効果が劣り、また、2重量部より多い
と、フィルム表面がベタつき、粘着防止効果が減殺され
たり、フィルムが白濁したりするので好ましくない。
【0010】更に、他に必要に応じて通常、農業用フィ
ルムに配合される各種樹脂添加剤、例えば、滑剤、防霧
剤、保温剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、染
料、顔料等を配合することができ、これらの添加剤は通
常の配合量、例えば塩化ビニル系樹脂100重量部に対
して、10重量部以下で使用することができる。なお、
塩化ビニル系樹脂に可塑剤、非イオン系界面活性剤及び
各種樹脂添加剤を混合するには通常の混合技術、例えば
リボンブレンダー、バンバリーミキサー、スーパーミキ
サーその他、従来から知られている混合機を使用すれば
良く、塩化ビニル系樹脂混合物をフィルム化するにはT
ダイ法、インフレーション法等の押出成形法、カレンダ
ー成形法、流延法等の技術を用いることができる。更
に、フィルムの表面をグラビアコート法、リバースコー
ト法等によってアクリル樹脂等で被覆してもよい。
【0011】次に、フィルムの少なくとも片面に付着さ
せる無機微粉末と水溶性高分子との混合物であるが、無
機微粉末としては、炭酸マグネシウム、酸化珪素、酸化
アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、水酸化
マグネシウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、
酸化亜鉛等があげられるが、これらは単独で用いても、
2種以上併用してもよい。
【0012】無機微粉末は平均粒子径が0.2〜10μ
mのものであり、殊に1〜5μmのものが好ましい。無
機微粉末の平均粒子径が10μmより大きいと、フィル
ム表面に均一に付着させても、フィルムをロール状に巻
いて保管する過程で、巻き圧力によって粒子がフィルム
表面にくいこみ、フィルム表面がシボ状(表面に小さな
凹凸が形成された状態)になり、平滑性が失われ、透明
性が低下するので好ましくない。一方、平均粒子径が
0.2μmより小さいと、無機微粉末が凝集して、大粒
子を生じたり、フィルム上での粒子の偏在を来す恐れが
ある。
【0013】無機微粉末の付着量は、フィルムの単位面
積当り0.01〜1g/m2 、特に、0.05〜0.5
g/m2 とするのが良い。付着量が0.01g/m2
り少量では粘着防止効果はほとんどなく、又、1g/m
2 より多いと、微粉末がフィルムの表面上で部分的に堆
積し、フィルム表面の平滑性が損われる恐れがある。更
に、フィルム表面に付着させる無機微粉末には少量ので
んぷん、タルク等の従来から知られている粘着防止剤を
混入して使用することもでき、この場合の混入割合は粘
着性の程度に応じて適宜選ぶことができる。
【0014】次に、常温で非粘着性の水溶性高分子とし
ては、ポリビニルアルコール(以下PVAという)、ポ
リエチレンオキサイド、ポリアクリル酸ナトリウム、ビ
スコース、可溶性でんぷん類例えばカルボキシメチルで
んぷん、ジアルデヒドでんぷん、発酵多糖類、水溶性セ
ルロース類例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、アルキルセルロース等があげら
れる。これらの水溶性高分子は、単独で用いても、2種
以上を併用しても良い。又、無機微粉末と水溶性高分子
の付着割合は、重量比で1対10〜10対1、好ましく
は3対7〜7対3とするのが良い。無機微粉末の割合が
10対1よりも多いと、雨水等による付着物の流出性が
劣り、又、1対10よりも少ないと粘着防止効果が劣
る。
【0015】更に、上記混合物には必要に応じて、透明
性の回復に支障のない程度で、少量の酸ないしアルカ
リ、消泡剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
顔料、防かび剤、防藻剤等の添加剤を混合することがで
きる。フィルムに無機微粉末と水溶性高分子の混合物を
付着させるには、通常は、この混合物の分散液を、回転
ドラム、2流体ノズル等によってフィルム上に散布する
か、又はグラビアコート法もしくはリバースコート法等
によりフィルムに塗布した後、自然乾燥法、あるいは熱
風もしくは赤外線照射による強制乾燥法により乾燥させ
れば良い。分散媒としては水、又は、水溶性高分子を溶
かすことができるアルコール等の有機溶剤、又は、それ
らの混合物を用いることができる。
【0016】又、無機微粉末と水溶性高分子微粉末を混
合した混合微粉末、もしくは無機微粉末を水溶性高分子
で表面処理した微粉末を、静電気による帯電を利用した
静電ダスター法によって付着させてもよい。フィルム表
面に上記混合物を付着させた後は、フィルムを従来公知
のフィルム巻き取り方式、例えばセンターワインダー、
サーフェスワインダー等によって巻き取り、ロール状の
製品とする。
【0017】また、フィルムの厚さは、強度、生産コス
ト等を考慮し、0.03〜0.3mmの範囲にするのが
良い。以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する
が、本発明はその要旨を越えない限り、以下の例に限定
されるものではない。
【0018】
【実施例】
実施例1〜3 比較例1〜5 (1)軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造
【0019】
【表1】 ポリ塩化ビニル(重合度=1300) 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート 50重量部 トリクレジルホスフェイト 5重量部 エポキシ樹脂 2重量部 Ba−Zn系液状安定剤 2重量部 Ba−Zn系粉末安定剤 2重量部 ベンゾフェノン系紫外線吸収剤 0.2重量部
【0020】以上挙げた樹脂原料、樹脂添加物、及び表
−1に示す非イオン系界面活性剤を秤量し、これらをス
ーパーミキサーで10分間攪拌混合したのち、165℃
に加温したロール上で混練し、L型カレンダー装置によ
って、幅100cm、厚さ0.1mmの透明な軟質塩化
ビニル系樹脂フィルムを製造した。
【0021】更に、カレンダーロールから出た後のフィ
ルムをクーリングロールに接触させて、フィルムを80
℃以下に冷却した。次に表−1に示したように、種々の
無機微粉末と水溶性高分子を所定量秤量し、水を加えて
攪拌混合して合計濃度が10重量%になるように水分散
液及び噴霧量を調整し、該フィルムの両面に、回転ドラ
ム式のスプレー機(ニッカ理研(株)製、ローターダン
プニング)を用いて、散布した。(但し、比較例5にお
いては散布しなかった。)水溶性高分子としては、ポリ
ビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製、ゴーセ
ノールA−300、以下A−300と略記)またはメチ
ルセルロース(信越化学工業(株)製、メトローズ60
SH、以下60SHと略記)を用いた。 (2)粘着性、表面平滑性及び流水後の透明性の評価 (1)においてロール状に巻き取った8種のフィルム
を、ロール状にしたまま、温度40℃、相対湿度90%
とした雰囲気下で1週間放置した後、次の方法によって
フィルムの粘着性、表面平滑性及び流水後の透明性を評
価し、結果を表−1に示した。
【0022】粘着性の評価 上記ロール状物から3cm×10cmのフィルムを切取
り、これを2枚重ねてゴムロールで狭圧して、フィルム
間の空気をなくして両者を密着させた。この密着させた
フィルムを50℃及び70℃の温度に設定したオーブン
内に入れ、この温度で2時間保持した。次いで、フィル
ムをオーブンから取り出し、室温で15分間放置した
後、引っ張り試験機((株)島津製作所製、島津オート
グラフIM500形)にロードセルを設置して2枚のフ
ィルムを剥離し、その際の剥離応力を、以下の測定条件
のもとで測定した。なお、3cm幅のフィルムを剥離す
るのに要するグラム数を剥離応力の単位とした。評価結
果を表−1に示した。 〈測定条件〉 (1)ロードセル:1kg用 (2)剥離速度:100mm/min (3)チャートスピード:50mm/min (4)剥離距離:8cm
【0023】表面平滑性の評価 上記ロール状物から10cm角のフィルムを切取り、こ
れを3枚重ね、この上に20kgの荷重をかけ、40℃
に保持した雰囲気下で、24時間放置し、荷重を取り、
3枚の内中央のフィルムを1枚はがして水洗いし、乾燥
した後のフィルムの波長555nmにおける直進光線透
過率を分光光度計((株)日立製作所製、323型分光
光度計)によって測定した。この直進光線透過率は、そ
の数値が、付着物を散布しなかったフィルム(比較例5
のフィルム)の透過率である90%に近い程表面が平滑
なフィルムであることを意味する。評価結果を表−1に
示す。
【0024】流水後の透明性の評価 上記ロール状物から40cm角のフィルムを切り取り、
これを図1に示す天井が20°の傾斜角を有する、温水
の入った水槽の天井部に展張して水槽を密閉した。この
水槽全体を恒温室中に入れ、温水を40℃に保持し、恒
温室温度(水槽の外気温度)を20℃に保持して3時間
処理した。
【0025】次いでフィルムの表裏を逆にして再び水槽
を密閉し、同一条件で3時間処理した。処理終了後、フ
ィルムをはずして乾燥させ、波長555nmにおける直
進光線透過率を分光光度計((株)日立製作所製、32
3型分光光度計)によって測定した。この直進光線透過
率は、その数値が、付着物を散布しなかったフィルム
(比較例5のフィルム)の透過率である90%に近い程
透明なフィルムであることを意味する。評価結果を表−
1に示す。 (3)防曇性の評価 愛知県名古屋市の圃場に、間口2m、棟高2m、奥行3
0mの片屋根型ハウスに、前記10種のフィルムを平成
3年9月10日に被覆し、各フィルムの防曇性を肉眼で
観察し、評価した。その結果を表−2に示す。
【0026】なお、「防曇性の評価」の数値は、それぞ
れ次のような意味を有する。 「1」・・・水が薄膜状に付着し、水滴が認められない
状態。 「2」・・・水が薄膜状に付着しているが、わずかに大
粒の水滴が認められる状態。 「3」・・・部分的に細かい水滴の付着がみとめられる
状態。 「4」・・・フィルム内表面全体に、細かい水滴の付着
が認められる状態。
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【発明の効果】本発明の農業用軟質塩化ビニル系樹脂フ
ィルムは、粘着性がほとんどなく、また付着物の流出性
も良好であるので、二次加工の際にでんぷん粉等を散布
しなくても作業性が良く、また展張後、フィルム本来の
透明性を回復することができ、防曇性も良好である。
【0030】従って、農業用被覆材として、ハウス、ト
ンネル等の農園芸施設に展張し、有用植物の栽培に利用
することができ、農業上の利用価値が極めて大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例中の付着物の流出性の評価において使用
した水槽の概念図である。
【符号の説明】
1 水槽 2 温水の水面位置 3 未処理フィルム 4 評価サンプルフィルム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂100重量部当り、可
    塑剤30〜70重量部、HLB7以下の非イオン系界面
    活性剤1〜5重量部、及び、HLB8以上の非イオン系
    界面活性剤0.2〜2重量部を含む樹脂組成物からなる
    フィルムの少なくとも片面に、平均粒子径0.2〜10
    μmの無機微粉末と常温で非粘着性の水溶性高分子との
    混合物が付着されてなることを特徴とする、農業用軟質
    塩化ビニル系樹脂フィルム。
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