JPS59148701A - 球根類の保護および保存方法 - Google Patents

球根類の保護および保存方法

Info

Publication number
JPS59148701A
JPS59148701A JP2039183A JP2039183A JPS59148701A JP S59148701 A JPS59148701 A JP S59148701A JP 2039183 A JP2039183 A JP 2039183A JP 2039183 A JP2039183 A JP 2039183A JP S59148701 A JPS59148701 A JP S59148701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
bulbs
bulb
solution
degree
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2039183A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Shibuno
渋野 威士
Masao Asada
浅田 正雄
Keiichi Ushiyama
敬一 牛山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2039183A priority Critical patent/JPS59148701A/ja
Publication of JPS59148701A publication Critical patent/JPS59148701A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は球根類の保護および保存方法に関する。
一般に球根は土中から取出されて植付けるまでの間の取
扱いや輸送中に傷がつき、また経日的に膨張もしくは収
縮して表皮が製麦し、保存中の腐敗につながって発芽、
開花の不良原因となったり商品価値を損なうことが多い
このような不都合を解消するために、本発明者達は特願
昭5l−i46730号を提出して、塗料により球根を
保護および保存することを提案した。
しかしながらこの方法によるも未成熟球根(早場りした
球根等)あるいは裂反面のある球根の如く球根表面に油
脂分があるものでは、塗料塗装時にハジキ現象が起った
り、得られた球根被覆物の裂皮防止効果が劣ったりして
球根の保護、保存という目的に対しては未だ満足しつる
ものではなか4+た。
本発明はこのような欠点を改良してなるもので重合度3
00〜2−400、けん化度85〜100モルチのポリ
ビニルアルコール100重量 s 当すHLB価8〜1
2のノニオン系界面活性剤0.5−25重量部を水系溶
媒に溶解してなる溶′eを、球根類の表面に塗布、乾燥
して連続被膜を形成し、この皮膜で球根Mを被覆す゛る
ことを特徴とする球根類の保護およ・び保存方法に関す
るものである。
この発明によれば使用するポリビニルアルコールが非常
に良好な皮膜性を有し比較的高濃度状態に−しても塗布
作業に支障のない低い粘性を示すため所望に応じた膜厚
で且つ連続する皮膜を容易に形成でき、しかも皮膜の製
麦防止効果がすぐれ適度な耐湿性をも有しており1、さ
らには球根類の呼吸作用を適度に抑制する良好な鮮度保
持機能も持ち、これら理由によって前記従来のものに較
べて防備、防腐効果を大巾に向上できる。
ま几得られる球根被覆物の使用に際−しては皮膜をあえ
て取り除くことなくそのまま土中に植付けて土中の水分
によって溶解、除去させることがでキ、前記プラスチッ
ク包装のような面倒な除去作声や排秦処理の問題も起ら
ず、このような直接植付けによって発芽、開花に悪警ε
−響を及ぼすおそれもない。
一般に界面活性剤としては、アニオン系のものもあるが
、前記のノニオン系のものに代えてアニオン系のものを
用いても、得られる球根被覆物は皮膜厚みの薄いものし
か得られず、本発明の目的゛は達成できない。
この発明において使用されるボリビ゛ニルアルコール(
以下、PVAと略す)は、性状が白色粉末も(、<は白
色微粒子で、市販されているPVA’)まいずれも使用
できるが、皮膜形成の作業性や皮膜の強度、耐湿性など
の面で好ましくは重合度3o。
〜2400、けん化度85〜100モルチの範囲のもの
を使用するがよい。
このよりなPVAの具体例とI7ては電化ボーパール(
電気化学工業社製商品名)、クラレボパール(倉敷レー
ヨン社製商品名)、ユニチカボバーlしくユニチカ社製
商品名)などがあり、これらのなかからその重合度およ
びけん化度が前記範囲にあるものが選定される。
PVAの重合度が300に満たないときは、皮膜性、皮
膜強度、耐湿性などがいずれも劣り、また、PVAの重
合度が2400を越えてしまうと′溶媒に溶解させたと
きの粘性が大となって皮膜性に劣り、さらにPVAのけ
ん化度が85モル%に満たないときは皮膜が高湿度保管
中に粘着性をお−びるなどの欠陥を招き、いずれも球根
類、vc対」7て防傷、防腐効果にすぐれる保護皮膜を
形成するととが困難となる。
一価アルコール類)との混合溶媒であって、球根類に対
する生理的彰響が全くないか僅かである。
−価アルコール類を代表とする有機溶剤はPVAの溶解
性を高めたり、皮膜形成時の乾燥時間の短縮、表面張力
の低下に好結果を持たらし、通常全溶媒中5〜70重量
%の範囲で用いられる。
アルコール類の具体例としてはメタノール、エタノール
、イソプロパツール、n−ブタノール、イソブタノール
、5ec−ブタノ−ル、tert−ブタノール、1so
−アルミアルコール、ヘキサクール、−シクロヘキサノ
ールなどを挙げることができる。PVAの溶解性、乾燥
性、価格の点からみて特にメタノール、エタノールが望
ましい。
また−価アルコール以外の有機溶媒としては、アセトン
、メ牛ルエチルケトン、エチレングリコールモノアルキ
ルエステル、エチレングリコールジアルキルエステル(
アルキル基の炭素&1〜4)など水と相溶性のある有機
溶媒を挙げることができる。
本発明にお匹て溶液中のPVAの濃度は好ましくは3〜
20重量%とされる。
また本発明においてノニオン系界面活性剤のHLB価を
8〜12と限定した理由は、この範囲外では塗装皮膜に
凹凸が生じてきて一皮防止効果に劣るようになると共に
商品価値にも劣るようになるからである。
さらにノニオン系界面活性剤の添加量をPVAloo重
量部当す0.5〜25重量部と限定、した理由は、この
範囲外では、溶液の球根への塗布時にハジキ現象が起っ
たり、得られる皮膜の耐水性に劣ったりするからである
本発明において用いられるHLB価8〜120ノニオン
系界面活性剤としては、ポリエチレングリコールアルキ
ルフェニルエーテル、7kCIJエチレンクリコールア
ルキルエーテルtiiems、ポリエチレングリコール
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等を挙げる
ことができる。
この発明におけるPVA溶液は一般に前記水系溶媒50
0〜5000重量部[PVA100重量部を均一に溶解
させて調製されるが、この溶液にはPVA皮膜の防腐機
能をより高めるために必要に応じて殺菌剤や防黴剤をP
VA100重量部に対して通常(1,0001〜5重量
部配合17、皮膜中にこれら成分が含有されるようにし
てもよい。
このような殺菌剤、防黴剤としてはパラクロロメタキシ
レン、チアベンダゾール、ペンタクロロフェノール、パ
ーオキシ安息香酸エステルなどの球根類に対して悪Y/
響のないものであれば任意に使用できる。
また他の任意成分として酸化チタンなどの隠ぺい力のあ
る着色顔料や炭酸力ルシウム、クレーなどの増量剤を兼
ねた体質顔料、可塑剤、アルギン酸ソーダなどの水溶性
の天然高分子、チキットローブ剤などの各種添加剤i、
pvAの良好な皮膜性などの特性を損なわない範囲内で
適量配合しても差し支えない。
たとえば着色顔料や体質顔料の配合はPVA皮膜に光沢
、美観を附与して球根類の商品価値をより一一高めるだ
けでなく、チ−リップなどの多色系の球根では開花時の
花色に応じた顔料を用いると識別が容易になって混色を
防止できるなどの利点があり、一般K P V A 1
 (1(1重量部に対1.て1〜100@量部の割合で
用いられる。
また可ω剤はPVA皮膜に適度な柔軟性を与え接触、摩
耗などに対する抵抗性を増す機能分持ち、具体例として
グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリフー
ル、テトラメチレングリコール、1.3−ブタンジオー
ル、2.3−ブタンジオールなどをあげることができ、
PVA100!量邪に対し通常1〜40重量部の割合で
添加される。
この発明においてはこのようにして調製すれるPVA溶
eを球根類の表面にスプレー、刷毛、浸漬その他既知の
塗布手段で塗布、乾燥12て連続皮膜を形成するもので
あるが、防傷、防腐機能全充分に発揮させる几めの膜厚
としては1,10(1μ好tL<はs〜30μの範囲内
にするのが望ましく、あまりに薄丁ぎると所期する効果
が得にくく、また厚くしすぎると球根類の呼吸を過度に
抑制御−で生理的な障害を招く。
かくして形成される連続皮膜はPVAに基づく良好な表
面光沢、強度、#湿性と適度な呼吸抑制作用を有し、添
加剤に応じた各種機能が付加されて球根類を効果的に保
護し、またその商品価値な高め、さらに使用に際しては
土中の水によって溶解、除去できるためそのままの状態
で植付けても発芽、開花を妨げな込。
また本発明においては、特定量の7ニオン系界面活性剤
を加えてなる溶液を使用するので未成熟球根あるいは球
根の裂皮面に対してもハジキなく全面均一塗膜を形成す
ることができ、裂皮防止効果、腐敗防止効果にすぐれる
ようになる。
なお以上の記載では被覆対象物が球根である場合に関し
て主体的に述べているが、上述した防傷、防腐効果など
の諸効果は野菜、果実、鶏卯などに対しても同様[iめ
られ、野菜、果実類などには鮮度保持効果が大きい。
次に実施例によりこの発明をさらに具体的に説明する、
なお以下において部とあるは重量部を示す。
実施例1 重合度170(1、けん化度98モルチ以上のPVA8
部、水62部、エタノール30部、ペンタクロロフェノ
ール(殺菌剤)1部およびHLB価11のノニオン界面
活性剤(第1工業製薬社製、ノイグンETIO)1.5
部を混合して均一な溶液とした。
実施例2 重合度50()、けん化度88モル%のPV、A15部
、水45部、エタノール30部、メタノール10部、チ
アベンダゾール1部、HLB価9.2のノニオン系界面
活性剤(花王石鹸社製、エマルゲン905 ) 0.1
部および着色剤(大日本インキ社製ディスバーズホワイ
ト5D−7021)5部を混合して均一な溶液とした。
比較例1 ノニオン系界面活性剤を加えない以外は実施例1と同様
にして溶液を調整した。
比較例2 ノニオン系°界面活性剤の代りにアニオン系界面活性剤
0.1部を用いる以外は、実施例1と同様の要領で溶液
を調整した。
上記各側で得た溶液を用いて未成熟球根面および製麦球
根の裂皮面に塗布し、室温で乾燥した結果を@1表に記
載する。
第1表 されていることを示し、Bは「はじき」が発生し塗装さ
れていない部分があり裂皮防止効果、外観に劣ることを
示し、Cは塗布皮膜が薄くなって裂皮防止効果に劣るこ
とを示している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重合度300〜2400、けん化度85〜1()0モル
    襲のポリビニルアルコール100重Ji部当りHLB価
    8〜12のノニオン系界面活性剤0.5〜25重量部を
    水系溶媒に溶解してなる溶液を、球根類の表面に塗布、
    乾燥して連続皮膜を形成し、この皮膜で球根類を被覆す
    ることを特徴とする球根類の保護および保存方法。
JP2039183A 1983-02-08 1983-02-08 球根類の保護および保存方法 Pending JPS59148701A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2039183A JPS59148701A (ja) 1983-02-08 1983-02-08 球根類の保護および保存方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2039183A JPS59148701A (ja) 1983-02-08 1983-02-08 球根類の保護および保存方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59148701A true JPS59148701A (ja) 1984-08-25

Family

ID=12025714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2039183A Pending JPS59148701A (ja) 1983-02-08 1983-02-08 球根類の保護および保存方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59148701A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0638626A (ja) * 1992-11-04 1994-02-15 Denki Kagaku Kogyo Kk 果実貯蔵用袋
EP2193710A1 (en) 2008-12-05 2010-06-09 Patent 06-001 B.V. Coating for lily bulbs
EP2289341A1 (en) * 1999-01-13 2011-03-02 Basf Corporation Process for preserving fresh produce and coating composition therefor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0638626A (ja) * 1992-11-04 1994-02-15 Denki Kagaku Kogyo Kk 果実貯蔵用袋
EP2289341A1 (en) * 1999-01-13 2011-03-02 Basf Corporation Process for preserving fresh produce and coating composition therefor
EP2193710A1 (en) 2008-12-05 2010-06-09 Patent 06-001 B.V. Coating for lily bulbs
WO2010064917A3 (en) * 2008-12-05 2011-05-05 Patent 06-001 B.V. Coating for lily bulbs

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100525583B1 (ko) 수성 페인트 피복 조성물, 피리티온 함유 페인트 피복 조성물의 건조 필름이 자외선 광분해로 인해 변색되는 것을 억제하는 방법, 수성 항미생물성 페인트 조성물의 변색을 제거하는 방법, 수성 페인트, 접착제, 코크 및 실런트용 수성 항미생물성 피복 조성물 및 수성 피복 조성물로 피복된 기재
JP3249780B2 (ja) 改良された被膜形成性動物皮膚予防保護剤組成物
US4783342A (en) Polymeric film coating method for protecting plants, vegetables and fruit from drought
EP1015418A1 (en) Denatonium capsaicinate and methods of producing the same
US20030118655A1 (en) Film forming liquid composition
JP4573382B2 (ja) 生鮮産品の保存法
JPS59148701A (ja) 球根類の保護および保存方法
KR101396784B1 (ko) 프리저브드 플라워 코팅용 조성물, 이를 처리한 프리저브드 플라워 및 그 제조 방법
JPS6012003B2 (ja) 球根類の保護および保存方法
DE2924042B1 (de) Filmibildende,verspruehbare Polymerisatloesung zur Herstellung eines Wundverbandes
US6395114B1 (en) Method of making natural botanical sculpture
CN109769845A (zh) 一种应用于砧板的新型防霉剂及其制备方法
US2668115A (en) Method of controlling stem-end decay and mold on citrus fruits
US2567010A (en) Fungistatic wrapper
TWI596170B (zh) Plant sterilization deworming functional interior latex paint
GB2154878A (en) Preservative treatment of organic material with ammonia
NL2023845B1 (en) Coating for flower heads
JPS5864966A (ja) 防腐防かび用樹脂包装袋
JPS6039017B2 (ja) 農業用ポリ塩化ビニルフイルム
US3034953A (en) Compositions containing 2, 4, 5-trichlorphenol for the prevention of fungal and algal growth
JP2005307061A (ja) ドライフラワー被覆剤ならびにこれを塗布したドライフラワーの製造法
JP2011179007A (ja) 防曇剤及びその処理方法
JPS62181721A (ja) 遮光性農業用フイルム
JP2946305B2 (ja) 装飾用天然植物の処理剤及び処理法
AU2017309001B2 (en) Antifungal composition, antifungal spray product and antifungal method