JPS6038233B2 - 湾曲連続鋳造装置における支持兼案内架台 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、支持フレームに支えられた交換可能な支持
セグメントを有し、その支持セグメントには、互に相対
して設けられた内外案内面のローラーが互いに間隔を保
持して取り付けられており、その場合支持セグメントが
それに沿って配設されている円弧面の中心点に、この中
心点から支持セグメント迄の半径方向の距離よりも長さ
の短い旋回レバーが個々の支持セグメントを把持して引
き抜くための装置と共に設けられている。

湾曲連続鋳造装置における支持兼案内架台に関する。旋
回レバーを持つストランドガィドの支持セグメント交換
装置は既に公知であり、例えばドイツ特許第１２８５０
９５号公報に記載されている。この公知の構造において
は、案内セグメントを下側から把持して、ストランド案
内面内へ引出された後引き出されるセグメントと結合さ
れ、そしてそのセグメントを連行する台車が旋回レバー
内に走行可能に設けられている。この発明は、支持セグ
メントの収容のための特殊な台車を必要とせず、かつ把
持されたセグメントを取外し中確実に保持され案内され
、この場合当該装置は重い構造のセグメントに対しても
適用できることを可能とする、構造的に経費のかからな
い改良された交換装置を提供することを目的とする。

この課題は、本発明にしたがって、冒頭に述べた様式の
支持兼案内架台において、旋回レバーにテレスコープ式
に操出し、繰入れ可能な案内レールを設け、この案内レ
ールはストランド案内面へ繰出された後、１個の支持セ
グメントをフオーク状に挟持し、その際支持セグメント
に固定された対向案内部材は案内レールと係合し、つい
でこの支持セグメントは上記案内レールに沿って取付位
置から離隔することが可能となることによって解決され
る。

支持セグメントに設ける対向案内部村は、車輪又はロー
ラーとして形成されるのが好都合である。

旋回レバー及び案内レールが溝形村として形成され、退
避位置において、上記対向案内部材が通過するための閉
口を、旋回レバー及び案内レール内に設けるのが合目的
である。

好都合な実施態様によって、円弧の中心点にセグメント
引き出し用のロープウィンチ及び案内レール操込み操出
し用駆動部が配設されている。

特に案内レールの線込み操出しのために、旋回レバーと
共勤する液圧駆動装置が設けられている。本発明の他の
課題は、支持セグメントの交換を、しかも、隣接して設
けられたローラーの軸間距離が非常に短い場合にも、引
掛ることなしに実施出来るようにするにある。

この議題は、各支持セグメントに桁に固定された少なく
とも１個の外側案内両端側ローラーを取外し可能に取付
け、その場合、セグメント取外し中は上記の桁はローラ
ーとともに支持フレームの凹部に取降すことによって解
決される。

これによって、ローラーを非常に僅かの距離で配設する
ことが可能となり、セグメントの取外しに際しても、離
接する部村への抵触が起らないようになる。

以下、この発明を、図面に図式的に示された２つの実施
例にもとづいて説明する。

基礎２に固定軸受け３及び２個の可動軸受け４により支
承された、一体に作られた円弧状をなす支持フレーム１
上に、内側に向って加工された支持面５が設けれており
、それらの支持面上にはそれぞれ１個のセグメント６が
支承されている。

上記支持フレーム１は、それぞれ１個の固定軸受け１個
の可動軸受けにより基礎２に支承された複数の部材で形
成することも可能である。セグメント６は支持面５に適
合するように加工された対向面７が設けられているので
、個々のセグメント６の取付けは整合作業を必要とせず
、交換の場合は簡単である。各支持面５の間には、それ
ぞれ１つの台形断面のポケット状部８が設けられている
。最上位のセグメントが配設されている支持フレーム１
の上端９には、同じく長方形断面を有するポケット状部
１０が設けられている。都合よくお互いに同じ様に形成
されたセグメント６には、内側案内面１２のローラ１１
及び外側案内面１４のローラ１３が間隔を置いてかつ互
に向い合って取付けられており、その際、符号１６で表
わされた外側案内面のそれぞれの端側の最初のローラは
セグメント６に取外し可能に固着され、しかもそれらの
ローラーの軸受けは横桁１７に配設され、そして横桁自
体はセグメント６に取外し可能に固着されている。

円弧状案内面１２，１４の中心点１８には、この点から
支持セグメント６迄の半径方向の距離よりも短い長さ２
０を有する旋回レバー１９が旋回可能に装着されている
。

旋回には、固定して配直されたロープ駆動装置２２が使
用され、そのローフ。２３は旋回レバー１９の端に固着
されている。

この旋回レバー１９は、互に距離２６を距て）配設され
た２本の溝形材２５を有・し、その場合距離２６は支持
セグメント６の幅２７よりも若干大きＺく説定されてい
る。これらの溝形材２５の内部には、同じく溝形材２８
として形成された操込線出し可能な案内レールが設けら
れている。これらの案内レールの繰出し及び線込みには
、それぞれ、中心点１８に回転可能に取付けられた駆動
可能なピニオン２９が使用される。これらは溝形材の下
側に配設されたラックに噛合っている。ラックとピニオ
ンの代りに、第６図に示す如き圧力媒体シリンダ３０を
設けることもまた可能である。中心点１８には、さらに
ロープウィンチ３１が回転可能に取付けられており、そ
のウィンチのロープ３２は取外すべきセグメント６に固
着することが可能である。この装置の作用は、次の通り
である。

まず、ロープ駆動装置２２によって旋回レバーを取外す
べき支持セグメント６の位置にもたらす。

その際、線込み線出し可能な案内レール２８は引き込ま
れた位置にある。このセグメント６の位置で、桁１７に
取付けられたローラ１６はし桁１７を取外すことによっ
て支持セグメント６から取外され、その桁はローラーと
共に支持フレーム１に設けられた凹部１０内に固定され
る。案内レール２８は外へ操出され、その際この案内レ
ール２８は支持セグメント６の側面に配設され、車輪３
３として形成された対向案内部材に係合する。次に、ロ
ープ３２が支持セグメントに固着される（第１図）。次
のステップとして、第２図より明らかな如く、支持セグ
メント６がロープ３２により第２図に示された取外し位
置にくる迄引き込まれる。セグメント６の退避運動はス
トッパ３４によって規制される。次に、案内レール２８
が第３図に示す引込み位置にくる迄引き込まれる。この
位置で、溝形材２５及び２８の上側に配設された関口，
３５又は６は重なり合う。次のステップとして、旋回レ
バー１９は水平位置に旋回されるが、これはロープ駆動
装置２２によって行われる。旋回レバー１９の間にある
支持セグメント６からロープ３２を外した後、セグメン
トは、第４図に示す如く、クレーンによって旋回レバー
１９から特上げられる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図はそれぞれ本発明の１実施例の案内曲
面を示す１部断面を含む側面図、第５図は第１図中の矢
印Ｖの方向にみた上面図、第６図は別の実施例の第１図
と同様の側面図である。 １・・・支持フレーム、６・・・支持セグメント８，１
０・・・凹部、１２，１４・・・ストランド案内軌道、
１６・・・端側ローフー、１７・・・横桁、１８・・・
円弧の中心点、１９…旋回レバー、２８・・・案内レー
ル、２９・・・駆動鞠、３１・・・ロープウィンチ、３
３・・・対向案内部村（車輪又はローラー）、３５，３
６・・・開□。 Ｆ′Ｇ．５ ‘′６．７ 打Ｇ．２ ＯＧ３ ＯＧ．４ 打Ｇ，６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 支持フレームに支えられた交換可能な支持セグメン
   トを有し、その支持セグメントには、互に相対して設け
   られた内外案内面のローラーが互いに間隔を保持して取
   付けられており、その場合支持セグメントがそれに沿つ
   て配設されている円弧面の中心点に、この点から支持セ
   グメント迄の半径方向の距離よりも長さの短い旋回レバ
   ーが、個々の支持セグメントを把持して引き抜くための
   装置と共に設けられている。 湾曲連続鋳造装置における支持兼案内架台において、旋
   回レバー１９にテレスコープ式に繰出し繰入れ可能な案
   内レール２８を備え、この案内レールはストランド案内
   面１２又は１４へ繰出された後１個の支持セグメント６
   をフオーク状に挾持し、その際支持セグメント６に固定
   された対向案内部材３３が案内レール２８と係合し、つ
   いでこの支持セグメント６が上記案内レール２８に沿つ
   て取付位置から離隔され得ることを特徴とする架台。２
   支持セグメント６に設けられた対向案内部材が、車輪
   又はローラー３３として形成されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の架台。 ３ 旋回レバー１９及び案内レール２８が溝形材として
   形成され、退避位置において上記対向案内部材が通過す
   るための開口３５，３６が旋回レバー及び案内レールに
   設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   又は第２項に記載の架台。 ４ 円弧の中心点１８に、セグメント６を引出すための
   ロープウインチ３１及び案内レール２８を繰込み繰出す
   ための駆動部２９が配設されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれか１項に記載の
   架台。 ５ 案内レール２８の繰込み繰出しのために、旋回レバ
   ー１９と共動する液圧駆動装置３０が設けられているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第４項のいず
   れか１項に記載の架台。 ６ 各支持セグメント６に、桁１７に固定された外側案
   内面１４の少なくとも１つの端側ローラー１６が取外し
   可能に取付けられ、その際、セグメント６の取外し中は
   桁１７がローラー１６と共に支持フレーム１の凹部８，
   １０に取り降すことができることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項乃至第５項のいずれか１項に記載の架台。