JPS6035332Y2 - 前面ガラス板取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受像機のブラウン管の前面に保護
用として設置される前面ガラス板の取付装置に関するも
ので、前記前面ガラス板の着脱が容易に行なえ、しかも
取付状態は強固な前面ガラス板取付装置を提供しようと
するものである。

以下その一実施例を添付図面を用いて説明する。

ここでは、テレビジョン受像機を例にとって説明する。

第１図、第３図に前面ガラス板を取付けた状態を、第２
図に要部の分解図をおのおの示す。

ブラウン管１を収納保持したキャビネット２の前面に前
記ブラウン管１の画面に対応する開口を有するパネル３
を固定している。

このパネル３の開口部の下側に、パネル３との間に前面
ガラス板４の下端部をはさんで保持する受は具５を複数
個、ビス６により固定する。

この固定は第３図に示すようにパネル３の内部で行なう
。

一方、第２図に示すようにパネル３の開口部の上側には
、詳しくは後述る金具押え具７および固定金具８を装着
する切欠凹部９を複数ケ所設けるとともに、この切欠凹
部９に連続して切欠凹部９とパネル３の内部を連通ずる
開孔１０を設ける。

そして、切欠凹部９の相対する両側壁におのおの突条１
１．１２を一体に設ける。

また、パネル３を上記のごとく構成するとともに、上記
した固定金具８および金具押え具７を設ける。

上記固定金具８は第２図に示すように略コ字状をなし、
一端が開孔１０よりパネル３内に入り込んで、パネル３
と前面ガラス板４を挾持する。

この固定金具８のみでは、前面ガラス板４が上方に外れ
るおそれがあるため、上記金具押え具７を用いるのであ
るが、この金具押え具７は両側面に前記突条１１゜１２
がスライド嵌合する凹溝１３（図では一方のみ示してい
る。

）を設けるとともに、一端に前記開孔１０を通ってパネ
ル３の内部に係合する略り字状の係止片１４を一体に設
け、さらに上面に滑り止めのための断面略三角形状をな
すリブ１５を複数連続して形成している。

次にその取付けについて説明すると、第３図に示すよう
に、まず前面ガラス板４の下端縁をパネル３と受は具５
との間に挿通し、この状態で前記前面ガラス板４の上端
縁とパネル３とを固定金具８により挾持する。

そして最後に、前記突条１１．１２と凹溝１３が嵌合す
るように金具押え具７を係止片１４を先端にして、切欠
凹部９に挿入し、係止片１４をパネル３の内部に係止さ
せる。

したがって本構成によれば、前面ガラス板４の下端縁は
もちろんのこと、上端縁をも確実に保持することができ
る。

なお、前面ガラス板４を取外す場合は、金具押え具７の
リブ１５を指で押して手前方向に引出せばよい。

上記実施例ではテレビジョン受像機を例にして説明した
が、もちろん他の電子機器にも適用できるものである。

以上のように本考案によれば、前面ガラス板を確実にパ
ネルに取付けることができ、また着脱も簡単な作業で行
えるという、実用上優れた利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案が適用されたテレビジョン受像機の斜視
図、第２図は本考案の一実施例における前面ガラス板取
付装置の要部の分解斜視図、第３図は取付状態を示す断
面図である。 ３・・・・・・パネル、４・・・・・・前面ガラス板、
５・・・・・・受は具、７・・・・・・金具押え具、訃
・・・・・固定金具、９・・・・・・切欠凹部、１０・
・・・・・開孔、１１．１２・・・・・・突条、１３・
・・・・・凹溝、１４・・・・・・係止片、１５・・・
・・・リブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 開口部を有するパネルと、前記開口部を覆うように前記
   パネルに取付けられる前面ガラス板とを備え、かつ前記
   パネルの開口部の下側に前面ガラス板の下端縁を支持す
   る受は具を固定し、前記パネルの開口部の上側に切穴凹
   部およびこの切欠凹部とパネルとを連通させるための開
   孔を設けるとともに、前記開孔より一端がパネル内に入
   り込んでパネルと前面ガラス板の上端縁を挾持する略コ
   字状の固定金具と、前記固定金具の上面上に位置するよ
   うに切欠凹部に装着され、かつ一端に前記開孔を通して
   パネル内部に係合する係止片を一体に設けた金具押え具
   とを設けてなる前面ガラス板取付装置。