JPS584371Y2 - 裏蓋取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受像機などのキャビネットの裏蓋
取付装置に関するものであり、取付操作の容易な裏蓋取
付装置を提供しようとするものである。

テレビジョン受像機のキャビネットの裏面開口端部の天
板に突片を設け、裏蓋に設けた透孔をこの突片にはめ合
せ、裏蓋の下端に設けたビス孔にビスを挿入し、キャビ
ネットの底板にビス止めして裏蓋をキャビネットに取付
ける構造のものは知られている。

しかしながら、キャビネットの下端でビス止めをするこ
とは作業がしにくい欠点がある。

そこで、キャビネットの底板の後端にコ字状の金具を取
付けこの金具に裏蓋の下端を挿入し、その後、裏蓋の上
端に設けたビス孔にビスを挿入して裏蓋をキャビネット
に取付けることが考えられた。

しかしながら、上記金具に裏蓋の下端を挿入し、上記ビ
ス止めをしようとするとき裏板を左右に動かして裏蓋の
ビス孔とキャビネットの天板に設けたビス孔とを一致さ
せなければならず、やはり取付作業性が悪いものである
。

そこで、本考案はより裏蓋の取付作業を容易に行なえる
ようにしようとするものであり、以下本考案の一実施□
例について図面を用いて説明する。

第１図、第、１２図、第３図、第４図に示すように、キ
ャビネット１の底板２の後端部に断面コ字状の受は具３
ａ 、３ ｂを取付ける。

この場合受は具３ａ、３ｂの開口部を上方に向けておく
。

キャビネット１の裏面開口部を覆う裏蓋４は椀状の裏蓋
本体５と、その周囲に一体に設けられたつば部６とによ
って構成されている。

このつば部６はキャビネット１の開口端面に当接する。

裏蓋本体５の下面には上記受は具３ａ、３ｂの底板２よ
り遠い方の垂直壁７ ａ 、７ ｂの先端部８ ａ 、
８ ｂが嵌入する凹部９ ａ 、９ ｂが形成されてい
る。

裏蓋４の上端のつば部６にはビス挿入孔が設けられ、こ
こにビス１０ ａ 、１０ ｂ 、１０ Ｃが挿入され
る。

天板１１の後方端面にはこのビス１０ ａ 、１０ ｂ
、１０Ｃが螺合するビス孔が形成されている。

裏蓋４の下端のつば部６を受は具３ａ、３ｂに挿入し、
手をはなすと第３図のようになる。

このとき受は具３ ａ 、３ ｂの垂直壁７ ａ 、７
ｂの先端部８ａ、８ｂは裏蓋４の凹部９ ａ 、９
ｂに嵌入している。

この結果裏蓋４はキャビネット１に対し正しい位置に設
置され、つば部６をキャビネット１の開口端面に当接す
ると裏蓋４のビス孔と天板のビス孔とが一致するのでビ
スによる結合は容易となる。

以上のように本考案によればビスをキャビネットの上方
で取付ければよいので作業性はよく、シかも裏蓋はキャ
ビネットに対し必ず所定の位置にセットされるので裏蓋
のビス孔とキャビネットのビス孔が一致し、ビス止めの
作業性は良くなるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における裏蓋取付装置の斜視
図、第２図は同要部の分解斜視図、第３図は同側面図で
ある。 １・・・・・・キャビネット、２・・・・・・底板、３
ａ 、３ ｂ・・・・・・受は具、４・・・・・・裏
蓋、５・・・・・・裏蓋本体、６・・・・・・つば部、
７ａ、７ｂ・・・・・・垂直壁、８ ａ 、８ ｂ・・
・・・・先端部、９ａ、９ｂ・・・・・・凹部、１０
ａ 、１０ ｂ 、１０ Ｃ・・・・・・ビス、１１・
・・・・・天板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. キャビネットの底板の後端部に断面コ字状の受は具をそ
   の開口部を上方に向けて複数個取付け、キャビネットの
   裏面開口部を覆う裏蓋を椀状の裏蓋本体と上記キャビネ
   ットの開口端面に当接するものであって上記裏蓋本体の
   周囲に設けら゛れたっは部とにより構成し、上記裏蓋本
   体の下面に上記受は具の上記裏面開口端部より遠い方の
   垂直壁の上端が嵌入する凹部を設け、上記裏蓋本体の上
   端に設けた上部つば部にビス挿入孔を設けた裏蓋取付装
   置。