JPS6034130A - カルシウム付き緑茶の製造法 - Google Patents

カルシウム付き緑茶の製造法

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JPS6034130A
JPS6034130A JP14402383A JP14402383A JPS6034130A JP S6034130 A JPS6034130 A JP S6034130A JP 14402383 A JP14402383 A JP 14402383A JP 14402383 A JP14402383 A JP 14402383A JP S6034130 A JPS6034130 A JP S6034130A
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tea
calcium
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green tea
leaves
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Etsuro Ikeda
悦郎 池田
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KANAMASU IKEDAEN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はカルシウム付き緑茶の製造法に関するもので
、その目的は茶の生葉(摘採した若葉をいう)を常法に
よって蒸熱、冷却後これに一定のもみ操作を施した後、
温乳酸カルシウム分散液を噴霧付着せしめることにより
、高品質で良好な風味と色沢を有し、かつその煎出し液
が適度の甘味と苦味を有して原色良好な常用飲料として
カルシウムの人体への補給に寄与せしめると同時に、茶
菓中の含有ビタミンCの補給を可能にした新規なカルシ
ウム付き緑茶を安価に製造する方法を提供することにあ
る。
しかしてこの目的は、生葉を蒸熱、冷却後の茶葉に一定
の条件下に粗もみ操作を施した後これに定濃度の温乳酸
カルシウム分散液を対茶葉1.0〜5,0重量%の割で
微噴霧状に噴霧付着せしめることにより達成される。
周知のように緑茶は、蛋白質、カフェイン。
タンニンその他可溶成分を含んだ常用飲料として賞月さ
れているが、このものは茶葉に含有される上記成分の煎
出しが容易なように、もみひねり操作を加え、かつ商品
価値を高めるべく外形を整えたものであって、その常用
によりビタミンCの人体への補給はできてもその他の栄
養素例えばカルシウムの補給源とはならず、このためか
Xる成分はこの種成分を含有する食品類の摂取により補
われているのが普通である。
しかし近時人体へのカルシウム補給の一環としてカルシ
ウム塩(粉末)を、前葉2香茶の製造工程中捷たは煎茶
2番茶そのものに添加混用する製茶方法や前記カルシウ
ム塩の加工品を緑茶に混合した茶が案出さh1前者は特
開昭56−82054号公報、後者は特開昭57−39
739号公報によって公知である。
しかしながら前者は、カルシウム塩として実質的に乳酸
カルシウム粉末と抹茶(粉末)との混合粉末を前記の如
く煎茶1番茶の製造工程中または煎茶2番茶製品に部用
するというものであり、また後者は炭酸カルシウム粉末
を蛋白質。
乳糖等で被覆した加工品(商品名、プリカルク)。
固形味付茶、抹茶(含多量の芽茶)の各少量づつを多量
の緑茶に混合してなるものである。これら両者は要する
に、その製造工程中の茶葉または製茶の外周に前記カル
シウム塩(粉末)をいわゆるまぶした状態で介在せしめ
たものというべく、従って商品そのもの\煎出し液は味
香り、深色等において問題はないとしても、商品自体の
外観が一見かびが発生したかの如く見受けられ、イメー
ジダウンの傾向があるほかカルシウム塩が剥離し易く、
その上多工程化による製茶コストの増高を招来するとい
う難点がある0 この発明は一般に広く賞月されている緑茶の製造工程中
で茶葉に乳酸カルシウムが最も付着し易く、かつ剥離防
止上有効な段階を、生葉を蒸熱、冷却した後の粗もみ段
とすると\もに、対水低溶解度の乳酸カルシウムを温水
(60〜70℃)に添加混合した定濃度の温乳酸カルシ
ウム分散液を加圧下に噴霧付着(後記)せしめることに
より、該付着成分が爾後得られた商品から容易に剥離す
ることもな、く、その商品(緑茶)が煎出しされ、これ
を常用することによりカルシウムが無意識的に人体に補
給されて体力増強に寄与できるとの知見に立脚して本発
明者が前記目的を達成すべく種々実験研究の結果、従来
品(緑茶)に比べ甘味、苦味2品質、風味2色沢その他
物性において何等遜色がなく、しかも付着カルシウム塩
の剥離のないカルシウム補給源として有効であることを
確認し本発明を完成したものである。
以下本発明の実施態様について説明すれば次の通りであ
る。
摘み採った生葉を常法すなわち蒸熱、冷却。
粗もみ、仕上げもみ、乾燥調製するに当り、生葉の所定
量を蒸熱、冷却し、これを公知の粗揉機を介して茶菓温
度38〜40℃2機内(フード内〕雰囲気温度87〜9
0℃好ましくは90℃において粗もみし、次いでこれを
噴霧装置(例えばガンタイプ′、ノズル付き管タイプ等
)付き攪拌機(機内(フード内)雰囲気温度90℃)に
導出して均等に攪拌しつ\予め調製した濃度0.5%の
温乳酸カルシウム分散液(溶媒=60〜70℃温水)を
前記噴霧装置を介してその噴霧量が対茶葉1.0〜5.
ON量チと々るように液圧 2.θ〜3.o kg/−
下に微噴霧(実施例参照)すれば、粗もみされた茶菓は
温乳酸カルシウム分散液にて湿潤されるので、爾後は常
法により揉捻機、を介して常温下で軽くもみ操作を与え
つ\水分の均一化を図るとともに整形し、乾燥調製すれ
ば所望する物性(前記)とカルシウム成分を併有する緑
茶を得る。
上記において、粗揉機中の茶菓温度38〜40℃。
機内(フード内)雰囲気温度を87〜90℃好ましくは
90℃としたことは、茶葉中の酸化酵素の作用をより効
果的に抑止すると\もに、茶葉のもみひねり操作が容易
で、かつ製品(緑茶)としての商品価値高揚上素形を整
える上で最適であることによる。本発明者の実験によれ
ば、茶菓温度(38〜40℃)と粗揉機内(フード内)
雰囲気温度(87〜90℃好ましくは90℃)とは前記
効果を得る上で相関々係をもち例えばそり、ら温度の一
方捷たは両者温度が同時に前記温度以下となると、茶菓
のもみひねりは一応できてもこれが戻り易く商品として
の素形を整える土で困難となり、爾後の処理を至難なら
しめて不適である。また上記温度の一方または両者温度
が同時に前掲温度以上となると、茶葉の過乾燥によって
くだけたり、あるいは焦げを生じたりして製茶上からも
物性上からも実用し得ない。
さらに乳酸カルシウムの0.5%分散液調製に当り、溶
媒に温水(60〜70℃)を使用することは、攪拌によ
って前記、物質を微粒子状となすと同時(で、これが分
散を容易ならしめて所望の均一濃度の分散液を得るため
であり、溶媒温度が上記温度範囲以下と々ると、液中に
乳酸カルシウムが晶出し易くなり、粗もみ茶菓への均一
噴霧ができがい。壕だその温度が前記温度範囲以」二と
なると、実質的に乳酸カルシウムの晶出は勿論避けられ
るが、該温度以上での処理は単に熱エネルギーの消費と
なり適当でない。
さらに壕だ粗もみされた茶菓に、前記のよう霧すること
は、その噴霧量が1.0重量%以下となると、茶菓への
乳酸カルシウムの付着量が少なく(マたは過少)、この
ため最終的に得られた緑茶の煎出し液は適度の甘味およ
び苦味を有し香味、深色ともに良好な液として得られて
も乳酸カルシウムが人体への有効なカルシウム補給源と
しての効果が少なく、また噴霧量が5.0重量φ以上と
なると、前、記乳酸カルシウムの茶菓への付着量の過大
と裏腹にその最終製品(緑茶)の煎出し液は、望ましe
い前記物性を相互に相殺して苦味が強く常用飲料として
の適性を欠くことによる。なおこ\に使用する乳酸カル
シウムとして■1376 (商品名、武蔵野商事社製)
を用いて満足されることはいうまでもない。
このようにこの発明は生葉を蒸熱、冷却、粕もみ、仕上
げもみ、乾燥調製する製茶法において、蒸熱、冷却後の
茶葉を一定の条件下に粗もみし、これに定濃度の乳酸カ
ルシウム分散液を対茶菓1.0〜5,0重量係噴霧し茶
葉表面に乳酸カルシウムを付着させる各処理を一貫的に
行なうところに特徴を有するものであるから、爾後常法
により軽く仕上げもみ、乾燥調製したものはしかもこの
緑茶は煎出しが容易で、その煎出し液は適度のカルシウ
ム成分と適度の甘味および苦味を有する香味、深色とも
に良好な飲料として得られるから、これを常用すること
により人体へのカルシウム補給上最適な緑茶として特異
の効果を発揮させることができる。
以下この発明を実施例によって、さらに具体的に説明す
る。
実施例 1 摘み採った生葉12Okyを常法により蒸熱、冷却後の
吸湿茶葉120kjLからその10kyを秤取し、これ
を和揉機(フード内雰囲気温度87℃)に導入し、その
入口で茶菓温度38℃に昇温した時点で機内を25分を
要して一定の攪拌ともみ操作を与えた後これを噴霧装置
(ガンタイプ)付き攪拌機(フード内雰囲気温度90℃
)に導入して攪拌しつ\噴霧装置から温乳酸カルシウム
の0.5チ分散液(液温60℃)を液圧2.Oky/c
rA下に対茶菓(loky)x、o重量係の割で微噴霧
状に噴霧して一様に湿潤した。しかる後これを常法によ
り揉捻機を介して軽いもみ操作を与えつ\常温下で水分
の均一化を図ると5もに整形し、乾燥調製して所望ノ物
性(前記)とカルシウム成分とを併有、した緑茶2.5
1yを得た。
この緑茶について品質、風味2色沢および煎出し液の甘
味、香味、深色をそれぞれよく訓練さhた官能試験員2
0名づつにより試験した。その結果は第1表の通りで満
足すべきものであったO 第1表 (註) (1)A1は本発明品300fを蓋付き容器に収容後3
日目(たソし1回/日間蓋して茶さじにて攪拌二以下同
じ)、扁2は容器収容後5日目、扁3は同7日目に行っ
た判定結果を示す。
(2)煎出し液は上記判定品(緑茶)のそれぞれについ
て行った良否判定結果を示す。
実施例 2 実施例1によって得られた蒸熱、冷却後の茶葉の]0k
jlを実施例1と同一条件の下に粗揉機を介して茶菓温
度40℃でもみ操作を与えた後これを噴霧装置(ガンタ
イプ)付き攪拌機(フード内雰囲気温度90℃)に導入
して攪拌しつ5唄霧装置から温乳酸カルシウムの0.5
チ分散液(液温60℃)を液圧2.5kP/瀝下に対茶
葉(10ky ) 2.0重量%の割で微噴霧状に噴霧
して一様に湿潤した以外は実施例1と同様に処理して所
望する物性とカルシウムを含有した緑茶2.5kgを得
た。次いでとのもの\物性とその煎出し液について実施
例1と同様の官能試験に供した。その結果は第2表の通
り満足すべきものであった。
(註) (1)A4〜6については第1表席1〜3(註)記載の
方法によってその良否判定を行った。
実施例3 実施例2において噴霧装置付き攪拌機による温乳酸カル
シウム分散液の噴霧量を対茶菓(10kg ) 3.0
重量%とした以外は実施例2と同様に処理して所望する
物性とカルシウムを含有した緑茶2.5kgを得た。次
いでこのもの\物性とその煎出し液について実施例1と
同様の官能試験に供したところ第3表の通り極めて良好
な結果を得た。
の方法によってその良否判定を行った。
実施例 4 実施例2において噴霧装置付き攪拌機による温乳酸カル
シウム分散液の噴霧量を液圧3.Okν舗下に対茶葉(
1okp)4.o重量%とした以外は実施例2と同様に
処理して所望する物性とカルシウムを含有した緑茶2.
5kjlを得た。次いでこのものの物性とその煎出し液
について実施例1と同様の官能試験に供した。その結果
は第4表の通り満足すべきものであった。
(註) (1)盃10〜12については第1表盃1〜3(註)記
載の方法によってその良否判定を行った。
実施例 5 実施例3において温乳酸カルシウム分散液の噴霧量を対
茶葉(1oky)5.0重量%とした以外は実施例2と
同様に処理して所望する物性とカルシウムを含有した緑
茶2.5kfIを得た。次いでこのもの\物性とその煎
出し液について実施例1と同様の官能試験に供したとこ
ろ第5表の通り良好な結果を得た。
第 5 表 に の方法によってその良否を判定した。
上記式験結果から判るように、本発明品(緑茶)はその
表面に乳酸カルシウムが微粒子状に付着しているために
、これを密閉容器から無作為に取出すような場合でも付
着カルシウム塩が緑茶面から剥離することがないばかり
か、酸化による変色、変質が避けられる。しかも高品質
で良好な風味と色沢を有してその煎出し液は適度の甘味
、苦味およびカルシウム分を含むので、これを従来品(
緑茶)同様常用して人体へのカルシウム補給上良好結果
のあることが知られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 生葉を蒸熱、冷却、粗もみ、仕上げ゛もみ、乾燥調製す
    る製茶法において、蒸熱、冷却後の茶葉を一定の条件下
    に粗もみ後これに定濃度の温乳酸カルシウム分散液を対
    茶葉1.0〜5,0重量%噴霧し茶葉表面に乳酸カルシ
    ウムを付着せしめることを特徴とするカルシウム付き緑
    茶の製造法0
JP14402383A 1983-08-06 1983-08-06 カルシウム付き緑茶の製造法 Granted JPS6034130A (ja)

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JPS6240977B2 JPS6240977B2 (ja) 1987-09-01

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222549A (ja) * 1985-07-24 1987-01-30 Yoshiaki Okamoto 緑茶等の製法
JPS63164845A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 Karuchiya Honpo:Kk カルシウム茶
CN106615268A (zh) * 2016-11-18 2017-05-10 贵州省凤冈县永田露茶业有限公司 一种营养型红茶的加工工艺

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH09296A (ja) * 1995-06-23 1997-01-07 Japan Tobacco Inc シアル酸量の測定法

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