JPS6029397B2 - 1,3−ビス(テトラハイドロ−2−フラニル)−5−フルオロウラシルの製造方法 - Google Patents

1,3−ビス(テトラハイドロ−2−フラニル)−5−フルオロウラシルの製造方法

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JPS6029397B2
JPS6029397B2 JP9918476A JP9918476A JPS6029397B2 JP S6029397 B2 JPS6029397 B2 JP S6029397B2 JP 9918476 A JP9918476 A JP 9918476A JP 9918476 A JP9918476 A JP 9918476A JP S6029397 B2 JPS6029397 B2 JP S6029397B2
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JP
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fluorouracil
furanyl
tetrahydro
bis
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JP9918476A
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JPS5323987A (en
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三治 安本
純一 山下
貞夫 橋本
崇志 鈴江
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Taiho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1・3ービス(テトラハイドロー2ーフラニル
)−5ーフルオロウラシルの新規な製造方法に関する。
本発明の化合物は低議性の抗腫場剤、抗ビールス剤とし
てとくに有用である。従来本発明化合物の製造法として
は、例えば2・4−ピス(トリメチルシリル)一5ーフ
ルオロウラシルと2ーアシロキシテトラハイドロフラン
をルイス酸の存在下で反応させる方法が知られている。
しかしこの方法では原料となる2・4ービス(トリメチ
ルシリル)一5ーフルオロウラシルが湿気の存在下ある
いは酸性等の条件下で非常に不安定であり、しかもこれ
を合成するには高価なへキサメチルジシラザンやトリメ
チルシリルクロリドを必要とするなどの欠点を有する。
更にこの方法は最終目的物を得るまでの工程が長く工業
的に望ましい方法であると言い難い。本発明者はこのよ
うな欠点を簾消するため種々検討を重ねた結果安定な1
一(テトラハイドロー2−フラニル)−5ーフルオロウ
ラシルを原料として一段階で目的化合物を製造すること
のできる非常にすぐれた方法の開発に成功した。すなわ
ち本発明は1−(テトラハイドロー2−フラニル)5ー
フルオロウラシルと一般式〔式中Rはハロゲン原子、炭
素数1〜10のアシロキシ基又は炭素数1〜10のアル
コキシ基を示す〕で表わされる2−置換テトラハイドロ
フランを反応させることを特徴とする式で表わされる1
・3−ビス(テトラハイドロー2−フラニル)−5−フ
ルオロウラシルの製造方法に係る。
本発明においては出発物質として非常に安定な1−(テ
トラハイドロー2−フラニル)一5−フルオロウラシル
と2一置換テトラハイドロフランを無溶媒または適当な
溶媒中で適当な存在下に反応させて簡単にしかも高収率
で1・3ービス(テトラハイドロー2ーフラニル)−5
−フルオロウラシルカミ2得られる。
本発明の一方の出発物質である1一(テトラハイドロー
2−フラニル)一5ーフルオロウラシルは公知の化合物
であり、容易に入手可能な化合物である。
本発明のもう一方の出発物質である2−置換テトラハイ
ドロフランも公知の化合物であり、前記一般式において
Rが塩素原子、臭素原子のようなハロゲン原子、アセト
キシ基、プロピオニロキシ基、ベンゾィロキシ基のよう
な炭素数1から10までのアシロキシ基又はメトキシ基
、ェトキシ基、ィソブロポキシ基、t−ブトキシ基のよ
うな炭素数1から10までのアルコキシ基である化合物
が挙げられるが反応性、安定性、操作の容易さ等から2
ークロロテトラハイドロフラン、2−アセトキシテトラ
ハイドロフラン、2−ペンゾイロキシテトラハイドロフ
ラン及び2一tープトキシテトラハィドロフランが望ま
しい。
2一置換テトラハイドロフランの使用量は広範囲にわた
って決定できるが普通は1−(テトラハイドロー2−フ
ラニル)−5ーフルオロウラシル1モルに対して2−置
換テトラハイドロフランを約1〜4モル、好ましくは約
1〜2モル使用するのが望ましい。
本発明の反応は無溶媒でも進行するが一般的に溶媒を使
用する方が望ましい。本発明に使用できる溶媒としては
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチ
ルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミド、ニトロ
メタン、アセトニトリル、ピリジン、トリェチルアミン
等が挙げられ、特にジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、ピリジンが望ましい。本発明に使用できる
触媒としてはョウ化ナトリウム、ョウ化カリウム等のア
ルカリ金属ハラィド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
のアルカリ金属の炭酸塩及び塩化アルミニウム、塩化第
二錫、五塩化アンチモン、三弗化ホウ素エチルエーテル
、四塩化チタン等のルイス酸等が挙げられ、中でもアル
カリ金属ハラィド、アルカリ金属の炭酸塩、更にアルカ
リ金属ハラィドとアルカリ金属の炭酸塩の併用が好まし
い。これら触媒は広範囲にわたって使用できるが、1−
(テトラハイドロー2−フラニル)−5−フルオロウラ
シル1モルに対して前記触媒を通常約0.01〜4モル
、好ましくは約0.1〜2モル使用するのがよい。反応
温度は通常0℃から250q0で好ましくは室温から1
50ooで行われる。反応の経過は薄クロマトグラフィ
ーで追跡することができる。本発明化合物は通常公知の
方法により容易に精製可能で、例えば反応終了後反応液
を減圧濃縮し残澄に水、クロロホルムを加えてクロロホ
ルム層を分取し濃縮する。務澄を再結晶、カラムクロマ
トグラフィー等で精製する。以下に実施例を挙げて本発
明を説明する。
実施例 1 1一(テトラハイドロー2ーフラニル)一5−フルオロ
ウラシル10夕、2−ペンゾイロキシテトラハィドロフ
ラン11.5夕、炭酸カリウム6.9夕をジメチルホル
ムアミド100必中に加えて4.5時間12000で加
熱する。
反応終了後減圧濃縮し、残澄に水40の‘を加えてクロ
ロホルム30の‘で3回抽出する。クロロホルム層を濃
縮し、残澄を80%エタノールより再結晶し、1・3ー
ビス(テトラハイドロー2ーフラニル)−5−フルオロ
ウラシル9.5夕(70%)を得る。mplll〜11
2.500 元素分析 C,2日,5FN204としてHCN 計算値(%) 5.9453.3310.37測定値(
%) 6.0053.2910.37実施例 21一(
テトラハイドロー2−フラニル)−5−フルオロウラシ
ル10夕、2ーアセトキシテトラハイドロフラン9.7
夕をピリジン80必中に加えて7時間還流する。
反応終了後減圧濃縮し残溝に希炭酸ナトリウム水溶液5
0の‘を加えて、クロロホルム40柵で3回抽出する。
クロロホルム層を分取、水洗し無水硫酸ナトリウムで脱
水後濃縮する。残澄をエタノールより再結晶して1・3
ービス(テトラハイドロー2一フラニル)一5ーフルオ
ロウラシル9.0夕(66.7%)を得る。mplll
〜11〆○ 実施例 3 1一(テトラハイドロー2ーフラニル)一5ーフルオロ
ウラシル10夕、2ーアセトキシテトラハイドロフラン
7.8夕、炭酸カリウム5.6夕、ョウ化カリウム3.
3夕をジメチルホルムアミド120凧【中に加えて3.
虫時間80〜9000で加熱する。
反応終了後反応液を炉過し、炉液を減圧濃縮し、残澄に
水50の‘を加えてクロロホルム50机で3回抽出する
。クロロホルム層を分取し、水洗、無水硫酸ナトリウム
で脱水後濃縮する。残澄をクロロホルム:エタノールが
10/1(VノV)の展開溶媒でシリカゲルカラムクロ
マトグラフイーを行ない1・3−ビス(テトラハイドロ
ー2ーフラニル)−5ーフルオロウラシル13.1夕(
97%)を得る。mPIII.5〜11300実施例
4 1一(テトラハイドロー2−フラニル)一5ーフルオロ
ウラシル10夕、2一tーブトキシテトラハィドロフラ
ン14夕、ヨウ化ナトリウム11夕をジメチルホルムア
ミド100必中に加えて5時間、120℃で加熱する。
反応終了後減圧濃縮し、残糟に希炭酸ナトリウム水溶液
40の【を加えてクロロホルム40の‘で3回抽出する
。クロロホルム層を水洗、無水硫酸ナトリウムで脱水後
濃縮する。残澄をエタノールより再結晶して1・3−ビ
ス(テトラハイドロー2ーフラニル)一5ーフルオロウ
ラシル8.19(60%)を得る。mplll.5〜1
12.yo 実施例 5 1−(テトラハイドロー2ーフラニル)一5ーフルオロ
ウラシル10夕、2ークロルテトラハイドロフラン6.
4夕、炭酸カリウム8.3夕をジメチルホルムアミド1
10必中に加えて4時間、50〜60こ0で加熱する。
反応終了後反応液を炉遇し炉液を減圧濃縮し、残澄に希
炭酸ナトリウム水溶液40叫を加えてクロロホルム30
の‘で3回抽出する。クロロホルム層を分取し、水洗、
無水硫酸ナトリウムで脱水後、濃縮する。残漁をエタノ
ールより再結晶して1.3−ビス(テトラハイドロー2
ーフラニル)一5ーフルオロウラシル8.9夕(65.
9%)を得る。mplll〜112.5qo 実施例 6 1一(テトラハイドロー2ーフラニル)一5ーフルオロ
ウラシル10夕、2ーアセトキシテトラハイドロフラン
6.5夕、塩化アルミニウム2夕をジメチルアセトアミ
ド90の【中に加えて5.5時間、70〜80qoで加
温する。
反応終了後、減圧濃縮し、残澄に希炭酸ナトリウム水溶
液を加えてpH8.5〜9.5にし、クロロホルム60
の‘で3回抽出する。クロロホルム層を分取、水洗し、
無水硫酸ナトリウムで脱水後、濃縮する。残盗をエタノ
ールより再結晶して1・3ービス(テトラハイドロー2
ーフラニル)一5−フルオロウラシル7.2夕(56.
3%)を得る。mplll〜1120。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる1−(テトラハイドロ−2−フラニル)−
    5−フルオロウラシルと一般式▲数式、化学式、表等が
    あります▼ 〔式中Rはハロゲン原子、炭素数1〜10のアシロキシ
    基又は炭素数1〜10のアルコキシ基を示す〕で表わさ
    れる2−置換テトラハイドロフランを反応させることを
    特徴とする式▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる1・3−ビス(テトラハイドロ−2−フラ
    ニル)−5−フルオロウラシルの製造方法。
JP9918476A 1976-08-18 1976-08-18 1,3−ビス(テトラハイドロ−2−フラニル)−5−フルオロウラシルの製造方法 Expired JPS6029397B2 (ja)

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JPS5323987A JPS5323987A (en) 1978-03-06
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