JPS6029063Y2 - テ−ププレヤにおけるレバ−操作機構 - Google Patents

テ−ププレヤにおけるレバ−操作機構

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JPS6029063Y2
JPS6029063Y2 JP14332678U JP14332678U JPS6029063Y2 JP S6029063 Y2 JPS6029063 Y2 JP S6029063Y2 JP 14332678 U JP14332678 U JP 14332678U JP 14332678 U JP14332678 U JP 14332678U JP S6029063 Y2 JPS6029063 Y2 JP S6029063Y2
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一樹 高井
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クラリオン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテーププレヤにおけるレバー操作機構の考案に
係り、2つの操作レバーによって各個の操作状態を形成
すと共に複合した特別な操作状態を形成せしめ、比較的
少い操作レバーによって各種の操作状態を共に実現し得
るようにしたものである。
テーププレヤにおいてはエジェクト操作、巻戻し操作、
ストップ操作、スイッチ操作のような多様な操作を必要
とし、これらの操作は一般的には夫々単一の操作レバー
によって行われている。
然しこのような多様な操作を各個の操作レバーで行うこ
とは操作レバー数が大となり、しかも誤操作の原因とな
る等の不利を有し、特に近接した2つの操作レバーが共
に押込まれたような場合にはその機構を損傷ないし変形
せしめ誤動作原因となると共に機構自体の破損を招く欠
点がある。
本考案は上記したような実情に鑑み検討を重ねて考案さ
れたものであって2つの操作レバーにおいて各個の操作
を得しめると共にこれらの操作レバーを併せて操作する
ことにより新しい第3の操作状態を形成せしめ、それら
の結果として前記したような不利のない機構を得ること
に威勢したものである。
即ち本考案によるものの具体的な実施態様を添付図に示
すものについて説明すると、第1図の示すようにデツキ
100の上面には受入枠150が取付けられていて2リ
一ル式のカセット式テープカートリッジ200(以下単
に1カセツトヨという)をその短辺側を前後として装脱
し得るように戒っており、又このような受入枠150の
側方にはヘッド板160とピンチローラ枠170とが共
通軸151を以て夫々の一端側が軸支され、該共通軸1
51は前記デツキ100内に設けられた昇降台120の
奥部側に植設されたものであって、この昇降台120は
前記受入枠150内において前後方向に摺動自在に組込
まれたスライド枠140における係接部材141に対し
別に植設された係合ピン121を以て係接し、カセット
200が押込まれることによってスライド枠140の孫
子143を各ガイド孔142にそい押進し、前記係合ピ
ン121を介して昇降台120をその両側孫子122と
上記デツキ100の両側偏における屈曲傾斜した案内孔
102,102との保合案内作用によって前方に押進し
これを上昇し得るように戒っている。
又上記したような係合ピン121の押進操作100に形
成された案内孔101内において行われるが、斯かる案
内孔101にそってその奥部側に枢着されているのがロ
ック片60であって、該ロック片60の手前側に第2.
3図に示す如く延出形成された係接腕部61が案内孔1
01にそって位置し、又そのデツキ100に対する枢着
部62より手前側には係接段部63を形成腰しかもこの
係接段部63より更に手前側にロック部64を枢着部6
2側に切込んで形成せしめ、上述のように前進する係合
ピン121がその終端過程において係接段部63に作用
することによってロック片60を第2図において時計方
向に回動し、係合ピン121を切込まれたロック部64
内に受入れるように戒っている。
更に上記ロック片60の奥部には吸着部体65が取付け
れ、この吸着部体65に対しては別にデツキ100上に
ロック用電磁機構66が設けられていて前記したような
スライド枠140の押進過程において通電されている該
電磁機構66により近接した吸着部体65を吸引し、従
って係合ピン121がロック部64の係合段66に係止
し第3図に示すような的確なロック状態を形成するよう
に配置され、昇降台120を上昇位置に保持すると共に
カセット200を奥部装入位置に保持する。
前記したヘッド板160の先端部には係合部161が設
けられ、該係合部161とデツキ100との間に引張発
条162が取付けられ、又その中間部には係突部163
が形成されててピンチローラ枠170の手前側に形成さ
れた突端部173に臨ませられ、しかもこのピンチロー
ラ枠170の枢着部側に形成された係合部171とデツ
キ100との間にも前記引張発条162と平行したもう
1つの引張発条172が設けられている。
ヘッド板160は前記係突部163より手前側にヘッド
165が取付けられ、又ピンチローラ枠170にはピン
チローラ枠175が取付けられていることは図示の通り
であり、これらのヘッド165およびピンチローラ枠1
75は受入枠150の一側に形成された開口部155に
臨ませられ、該受入枠150内に押入されるカートリッ
ジ200の再生端面201に向けて進退せしめられるも
のであり、このようなヘッド165およびピンチローラ
175の進退操作をなすためにヘッド板160の底面に
はヘッド165の一方の取付軸164と同軸に操作軸1
66が突設され、該操作軸166はデツキ100のカム
孔106に挿入されている。
即ちカセット200を装入し上記したような受入枠15
0の奥部装入位置に装入ロックする過程においては昇降
台120が前述した案内孔102゜102の長さ方向範
囲内においてカセット200と共に押進されることから
して該昇降台120に対して係合している共通軸151
を介してヘッド板160およびピンチローラ枠170が
共に前進せしめられることとなり、操作軸166のカム
孔106内におけるカム縁106aの抑止が解放され、
従って発条162の作用でヘッド165、ピンチローラ
175が一体的に開口部155内に進入することとなる
ものであり、又その復動時においてはカム縁106aが
操作軸166に作用することによってそれらヘッド16
5、ピンチローラ175を開口部155から退避させる
ものである。
共通軸151はデツキ100における屈曲ガイド孔10
3に対し日輪の転子を以て係合しており、又昇降台12
0に対しては別に同軸に設けられた転子を以て左右方向
にスライドし得る如く横方向のガイド溝を以て係合して
おり、従って前記したような昇降台120の上昇前進時
には共通軸151が第2図の状態から屈曲ガイド孔10
3にそって少許受入枠150方向に引き寄せられて第3
図の状態が採られることとなり、このことはピンチロー
ラ枠170のみならずヘッド板160をもその枢着位置
を受入枠150に引寄せてヘッド165を正確にテープ
に圧接せしめ、しかもそれらの後退にはヘッド165と
ピンチローラ175とをテープ及びカセット200から
充分に離間させる。
昇降台120にはフライホイールを受入れるための凹入
部126が上面側に突出させて形成され、この部分に裏
面側からフライホイールを添設し、該フライホイールと
同軸のキャプスタン10は昇降台120と共に昇降して
受入枠150中に装入されたカセット200における挿
入孔2゜2中に挿入され、斯かるキャプスタン1oに対
して前記したピンチローラ175がテープを介して圧接
され、所定のテープ送り作用をなす。
104はデツキ100の底面に設けられた案内軸であっ
て昇降台120の案内孔124に挿入され、前記したよ
うな該昇降台120の昇降作動を案内するものであり、
既述した吸着部体65はロック片60に対して回動可能
に軸材67を以て取付けられていて電磁機構66による
吸着に際し適宜に回動して安定して吸着状態を形成する
ようになっているが、又ロック片60にはストッパー6
8 h”Me。
されていてその駆動を阻止する。
上記した昇降台120には2つのリール駆動子122と
モータ128の如きが蝿設され、リール駆動子122の
一方には周側にギヤを形成した巻取回転体50が同軸に
設けられていることは第4.5図に示す通りで、この巻
取回転体50はその一側に位置した中間回転体41に係
合せしめられた第4図の状態りおいては正転せしめられ
、又他方のリール駆動子122と同軸に組付けられた小
ギヤ51に上記中間回転体41と同体の小ギヤ43を介
して連動する連動回転体42が係合せしめられる第5図
の状態ではこの他方のリール駆動子122を回動し、一
方のリール駆動子122は遊動して逆送り状態を形成す
る。
然して上記した巻取回転体50や中間回転体41に対す
るモータ128からの回転駆動は、モータプーリ129
を昇降台120の底面に配設された2つのサブプーリ1
11,111とに第1の駆動ベルト112が懸回され、
その一方のサブプーリ111と昇降台120に枢支座1
25で取付けられた伝動回転体85との間に第2の駆動
ベルト113が懸回され、この伝動回転体85と同軸の
ギヤ87に前記中間回転体41が係合して駆動が得られ
る。
然して本考案では上記した中間回転体41が上記伝動回
転体85の軸86を中心として回転操作されるように設
けられた切換板40の基端側に軸支されたものであるが
、該切換板40の中間部には別に上記した連動回転体4
2も軸支されており、又その先端部には横長のガイド孔
44が設けられていて昇降台120に孫子123でスラ
イド可能に取付けられ、しかもその先端に下向きの操作
部45を屈曲して形成し、この操作部45はデツキ10
0の底面に設けられた転動体108の弾性突片109に
臨ませられている。
上記した転動体108に形成された突部108aはデツ
キ100に設けられた第1の操作レバー20の側辺に僅
形成された保合部21に挿入され、この第1操作レバー
20はデツキ100のガイドピン107に対し長孔22
でスライド可能に取付けられ、且つデツキ100との間
に復元発条23が設けられたものであるが、斯かる第1
操作レバー20が押込み操作されることによって第4図
のような状態にあった転動体108を転勤操作して第5
図に示すように切換弁40の先端側を軸86を中心とし
て回動操作することとなり、従って連動回転体42を既
述したような他方のリール駆動子122に関する小ギヤ
51に係合させるように戒っている。
又この操作レバー2oとは別にもう1つの第2操作レバ
ー30が該第2操作レバー20と近接してその外側に設
けられ、この第2操作レバー30は第6図においてより
具体的に示されているように平面的デツキ100の内側
方向に屈曲された形状とされ、その長孔32,32は第
1操作レバー20の長孔22,22と重合されて同一の
前記ガイドピン107,107でスライド可能に取付け
られ、又デツキ100との間に復元発条33が設けられ
ている。
然してこれらの2つの操作レバー20.30における各
先端部には、夫々傾斜縁24.34が形成され、これら
の傾斜縁は既述したヘッド板160における操作軸16
6に臨ませられており、従って各操作レバー20.30
の何れか一方又は双方が押込まれることにより操作軸1
66を介してヘッド板160を第4図の状態から第5図
にように後退させ、これに伴いピンチローラ枠170を
も同様に共通軸151を中心として後退させてヘッド1
65およびピンチローラ175をキャプスタン10及1
Jr−プ面から離脱させる。
押込まれた各操作レバー20.30は前記した傾斜縁2
4,34の基端側に夫々形成されている軽度の孫子段部
25.35において操作軸166に引掛りその押込み位
置に保持されるが、先行操作レバー例えば20(又は3
0)の引掛り状態で後続操作レバー例えば3゜(又は2
0)が押込まれた場合にはその引掛りが解除され、又何
れにしても軽度の引戻し力でその押込み位置から容易に
復元せしめられる。
更に上記したような各操作レバー20.30には夫々の
別のガイド孔26と36が重合位置を採って穿設され、
これらのガイド孔26,36における各手前側には夫々
対称的な係突部27.37が対設かれていることは第6
図の通りであり、斯様なガイド孔26.36に対しては
デツキ100の底面に基端を枢着されたリンク116の
係合ピン117が挿入されている。
デツキ100には又既述したまうなロック用電磁機構6
6の電気回路に組込されたもう1つのスイッチ機構14
4が設けられ、該スイッチ機構144の接点部材145
に対しては別にデツキ100の底面において中間を枢支
され、且つ一端を前記リンク116の一端に枢着118
されたL形操作片147の操作部148が臨ませられ、
既述したような両操作レバー20.30が共に押込まれ
た際において係合ピン117を第7図のDに示すように
係突部27,37間に挾み込んで押進し、L形操作片1
47をその枢支点149を中心として回動操作し、その
操作部148によって接点部材145を接点146との
接合状態を解放し、前記したロック用電磁機構66に対
する通電を断ってエジェクト操作を行わしめるように戊
っている。
即ち上記したようなガイド孔26及び36に関する作動
関係の仔細については第7図において示されている通り
であり、両操作レバー20.30の何れもが操作されな
い場合には係突部27,37と係合ピン117は同図A
に示されるような関係にある。
この状態から何れかの操作レバー20又は30を押込ん
だ場合においては第7図のB。
Cに示す通りであって係合ピン117はガイド孔26又
は36の係合ピン117より大きいゆとりの範囲内にお
いて何れかの側に偏倚せしめられるだけであり、係合ピ
ン117を押進することがない。
これらに対し両操作レバー20.30が共に押進された
場合においては前記したように係突部27.37の間に
保合ピン117が挾み込まれて逃げ場がなくなり、前記
したように押進されてエジェクト操作を行わしめること
となるものである。
上述したような本考案によるものの作用について説明す
ると、第1操作レバー20を押込むことによって保合部
21に挿入された突部108aを介して転動体108を
回動し、第4図の状態から第5図に示すように切換板4
0を切換板40を切換操作して小ギヤ51と連動回転体
42との係合を図り、又その傾斜縁24によって操作軸
166を操作してヘッド板160及びピンチローラ枠1
70の後退を図り、所謂逆送り状態を形成する。
又第2操作レバー30が押込まれることによりその傾斜
縁34によって上述同様にヘッド板160とピンチロー
ラ枠170を後退せしめるのでキャプスタン10により
テープ走行関係が解放され、リール駆動子122による
駆動のみが形成され、このリール駆動子によるテープ走
行はキャプスタン10による走行速度より大であること
からして、所謂早送り状態を形成することができる。
更に両操作レバー20.30を同時に押込むことによっ
て前記したように保合ピン117を押進してスイッチ機
構144をオフ状態としロック用電磁機構66に対する
通電を断ちエジェクト操作することができる。
以上説明したような本考案によるときは第1、第2操作
レバーによって夫々に巻戻しく逆送り)、又は早送り状
態を形成することができると共に両操作レバーの同時操
作によって更に別のエジェクト操作を行わしめて従来の
ものにおける3本の操作レバーに相当した機能を2本の
操作レバーによって遠戚せしめることができ、この種機
構における操作レバー機構を簡易且つコンパクト化する
ことができ、又上記のように作動するから仮りに誤って
両操作レバーの同時押込みによっても機構的損傷や変形
を来すことがなく、それらの何れの面からしても実用上
その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すものであって、第1図は
本考案によるレバー操作機構を具備したテーププレヤの
ケースより取出した状態の斜面図、第2図はそのカセッ
ト装入直前状態の平面図、第3図はそのカセット装入、
再生又は録音状態の平面図、第4図はその昇降台及びデ
ツキ上における各部材の配設関係を示した平面図、第5
図はその第1操作レバー押込み状態を示した平面図、第
6図は各操作レバーについて部材の分解状態を示した斜
面図、第7図は各操作レバーについてのガイド孔と係合
ピンの作用関係を示した説明図、第8図は両操作レバー
の同時押込み時における作動状態を示す平面図、第9図
は第2操作レバー押込み時の作動状態を示した平面図で
ある。 然してこれらの図面において、10はキャプスタン、2
0は第1操作レバー、21はその係合部、22はその長
孔、23はその復元発条、24はその傾斜縁、26はそ
のガイド孔、27はその係突部、30は第2操作レバー
、31はその係合部、32はその長孔、33はその復元
発条、34はその傾斜縁、36はそのガイド孔、37は
その係突部、50は巻取回転体、60はロック片、70
は連動片、100はデツキ、107はガイドピン、10
8は転動体、109は弾性突片、110はフライホイー
ル、116は作動片たるリンク、120は昇降台、12
8はモータ、144はスイッチ機構、145はその接点
部材、146はその接片、147はL形操作片、148
はその操作部を示すものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デツキに対して第1操作レバーと第2操作レバーを並設
    し、これらの操作レバーにより夫々の操作を行わしめる
    ようにしたものにおいて、上記した操作レバーに夫々重
    合状態で位置せしめられるガイド孔を形成すると共にこ
    れらのガイド孔に対称的な係突部を形成し、しかもこれ
    らのガイド孔中に作動片に設けられた係合ピンを挿入し
    、各操作レバー単独の押進時には該保合ピンを前記した
    係突部から退避せしめ、且つ両操作レバーの同時押込み
    時においては対称的に各係突部間に係合ピンを挟入して
    押進操作せしめ、前記作動片を介して第3の操作を得し
    めるようにしたことを特徴とするテーププレヤにおける
    レバー操作機構。
JP14332678U 1978-10-20 1978-10-20 テ−ププレヤにおけるレバ−操作機構 Expired JPS6029063Y2 (ja)

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AU51925/79A AU533112B2 (en) 1978-10-20 1979-10-18 Tape player
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DE19792942404 DE2942404A1 (de) 1978-10-20 1979-10-19 Kassettengeraet
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