JP2935120B2 - テーププレーヤ - Google Patents

テーププレーヤ

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JP2935120B2
JP2935120B2 JP1165190A JP16519089A JP2935120B2 JP 2935120 B2 JP2935120 B2 JP 2935120B2 JP 1165190 A JP1165190 A JP 1165190A JP 16519089 A JP16519089 A JP 16519089A JP 2935120 B2 JP2935120 B2 JP 2935120B2
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tape
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環 大橋
偉奇 大島
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、ヘッドプレートを弾性手段により非プレー位
置に後退しておき、カセットの装填時にヘッドプレート
を弾性手段に抗してプレー位置に前進させる形式のテー
ププレーヤに関する。
従来の技術 従来、ヘッドプレートを弾性手段により非プレー位置
に後退しておき、カセットの装填時に、モータ駆動によ
り作動機構を介して、ヘッドプレートを前記弾性手段に
抗してプレー位置に前進する形式のテーププレーヤは、
例えば特開昭61−16060号などにおいて公知であり、こ
のテーププレーヤは、一対のリールギヤに対し、相対的
に噛合してテープの定速走行を保持する定速用ギヤと、
早送り,巻戻し操作時に、これに代えてリールギヤに対
し相対的に噛合してテープの走行を早送りする早送り専
用ギヤとを備えており、イジェクト操作によりヘッドプ
レートが後退するとき前記した定速用ギヤ及び早送り専
用ギヤのいづれもがリールギヤから離反する構成となっ
ている。
上記した構成のテーププレーヤにおいては、テープの
プレー中に電源がOFFとなった時、ヘッドプレートの後
退によりピンチローラとキャプスタン軸とが離反してテ
ープの圧接が解かれるので、例えば車載用のテーププレ
ーヤにおいて、テープのプレー中に自動車のキーを外し
て電源をOFFにし、この状態を長時間放置したような場
合に、テープ及びピンチローラの圧接状態が開放され
て、これらに損傷を与えないという利点を有するほか、
イジェクト操作が軽快にできること、定速用ギヤと、早
送り専用ギヤとを有していることなどから、機能的にも
優れ一般的には、高価で高級型の製品として採用されて
いる。
一方安価で一般普及型の製品として、一対のリールギ
ヤに対し、早送り用ギヤのみを相対的に噛合して、ピン
チローラとキャプスタン軸との圧接及びリールギヤとリ
ールホイールとの間の摩擦伝動手段を介してテープを定
速走行せしめ、早送り,巻戻し操作時に、ヘッドプレー
トを後退してピンチローラとキャプスタン軸との圧接を
解くことにより、テープを早送りする構成のテーププレ
ーヤは、例えば特開昭64−86352号公報などにおいて公
知である。この構成のテーププレーヤによれば、ヘッド
プレートを弾圧手段に抗してプレー位置に前進させる作
動手段が存在しないこと、イジェクト状態でリールギヤ
に対して定速ギヤ及び早送り専用ギヤのいづれも噛合し
ない状態を保持する手段及び早送り,巻戻し操作時に定
速ギヤに代えて早送り専用ギヤをリールギヤに対し噛合
させる手段を省略していることから安価で、小型化でき
るという利点を有する反面、ヘッドプレートを弾圧手段
により常時プレー位置に前進状態に保持しておき、イジ
ェクト操作時に操作レバーにより、弾圧手段に抗してヘ
ッドプレートを後退してピンチローラとキャプスタン軸
とを離反する構成であるので、さきに述べたように、プ
レー中に、電源を不用意にOFFにし、この状態を放置し
た場合に、テープはピンチローラとキャプスタン軸との
間に圧接したままの状態となって、これらに損傷を与え
るという欠陥を有する。
発明が解決しようとする課題 そこで本願は上記したように、高級型テーププレーヤ
(以下A型テーププレーヤという)と、一般普及型テー
ププレーヤ(以下Bテーププレーヤという)との利点、
即ち安価で、小型化に有効なB型テーププレーヤに、A
型テーププレーヤの特徴であるプレー中に電源がOFFに
なった状態で、ヘッドプレートを弾圧手段により後退し
て、ピンチローラとキャプスタン軸との圧接を解く構成
(以下ピンチローラオフ構成)を採用して、高性能で、
かつ、安価で小型化に有効なテーププレーヤを提供しよ
うとするものであるが、B型テーププレーヤに、A型テ
ーププレーヤにおけるピンチローラオフ構成を単に採用
するときは、以下に述べるような不都合を有する。
即ち、B型テーププレーヤに対し、ヘッドプレートを
常時非プレー位置に後退する弾圧手段と、カセットの装
填時にモータ駆動によりヘッドプレートを前記弾圧手段
に抗してプレー位置に前進作動する作動手段とを備える
ときは、A型テーププレーヤと異なり、非プレー状態で
早送し用ギヤのいづれか一方がリールギヤと噛合した状
態にあるので、この非プレー状態において、カセットの
装填により、スイッチが閉じモータが駆動してから、作
動手段によりヘッドプレートが弾圧手段に抗してプレー
位置に前進するまでの機械的作動時間差により、テープ
が早送りギヤの回転によって空送りして、テープのスタ
ート位置に狂ってしまうという不都合を有する。
そこで本願は、このような不都合を解消して、A型テ
ーププレーヤとB型テーププレーヤの夫々の特徴を有効
に発揮できるテーププレーヤを提供することを目的とし
たものである。
課題を解決するための手段 本願は上記した目的を達成するために、ヘッドプレー
トをスプリングにより常時後退位置に保持し、プレー時
にモータの駆動によって前記ヘッドプレートを前進位置
に導くヘッドプレート作動機構と、リール軸を備えた一
対のリールギヤと、モータにより駆動される伝達ギヤを
対応するリールギヤに接触可能に支持する一対の回動板
と、テープ走行方向の切換用部材の作動により前記一対
の伝達ギヤを夫々対応するリールギヤに相対的に接離可
能に、前記切換用部材と前記一対の回動板とを夫々弾性
的に連結する一対の連結手段とを備え、さらにヘッドプ
レートの後退時に、これと連動してリールギヤから離反
している伝達ギヤを、前記連結手段の弾性力に抗して対
応するリールギヤに噛合させる方向の回動力を回動板に
付与するカムする阻止手段とを備えたことを特徴とする
ものであり、上記において具体的にはヘッドプレート作
動機構が、初期回転力が付与され、かつ、主動歯車と間
歇的に噛合する切欠歯車と、この切欠歯車を前記主動歯
車に噛合しない位置でロックし、このロック状態を、イ
ジェクト操作時に解放するロック手段と、切換歯車と一
体回転するカム片と、このカム片に案内されてヘッドプ
レートをその非プレー方向に付勢するスプリングに抗し
てプレー方向に牽引する回動自在の作動レバーとから成
り、またカム手段を、ピンチローラのブラケットに夫々
設けた係止ピンと作用するように各回動板に一体に設け
て成り、また本願において、たとえばカセットの挿入に
よりモータが回転開始してからヘッドプレートが前進す
るまでのヘッドプレート作動時間が、前記モータの回転
開始時よりリール台が夫々テープの巻取方向に回転して
テープが緊張状態となってテープ終端検知機構が作動す
るまでの時間よりも長い場合に生じる誤動作を解消する
ために、ヘッドプレートの後退時に、テープ終端検知機
構の作動を阻止する阻止手段を備えて成り、またその阻
止手段が、ヘッドプレート作動機構に設けられ、それが
不作動状態から作動状態に移行する間、テープ終端検知
機構の回転部を抑止するバネ板から成る場合と、ヘッド
プレート作動機構に設けられ、それが不作動状態から作
動状態に移行する間、テープ終端検知機構の歯車と、こ
れに噛合する駆動ギヤとの噛合を解除する解除機構から
成る場合とがある。
さらにまた、連結手段としては、それが、弾性片から
成る場合、連結手段が伝達ギヤがリールギヤより離反す
る方向の付勢力を回動板に付与するスプリングと、その
付勢力をテープ走行方向の切換用部材に付与する付与部
とから成る場合、テープ走行方向の切換用部材と回動板
とに設けられた係合可能な係合片と長孔から成り、か
つ、伝達ギヤがリールギヤより離反する方向の付勢力を
前記回動板に付与するスプリングを備えて成る場合一対
の回動板間に単一のスプリングを張架して、一対の連結
手段におけるスプリングを省略して成る場合、テープ走
行方向の切換用レバーに連結され、かつ、弾性付与片を
遊離状に設けた回動自在の一枚の弾性板から成り前記弾
性付与片の遊端部を回動板に連結して成る場合、及び連
結手段が、テープ走行方向の切換用部材と回動板とを連
結し、少なくともいずれか一方が固定された弾性部材か
らなる場合がある。
作用 しかして、非プレー状態においては、ヘッドプレート
はスプリングにより後退位置におり、この状態では、一
対の伝達ギヤはリールギヤに夫々噛合してしる。この状
態から周知のようにカセットホルダーにカセットを装填
すると、カセットホルダーがプレー位置に下降してこれ
によりスイッチが閉じモータが駆動する。すると伝達ギ
ヤを介して一対のリールギヤは夫々反対方向に回転して
テープは緊張状態となり、この状態モータが駆動してか
らヘッドプレートがプレー位置に前進するまでの間行わ
れ、このときカセットのテープの緩みが除去されると共
に、この緊張状態は、テープが終端に至ってテープ終端
検知機構が作動する状態と等しいが、このテープ終端検
知機構の作動は、阻止手段により阻止される。
そしてテープが緊張した状態で、ヘッドプレートがプ
レー位置に達すると、プレー状態でリールギヤから離反
していた伝達ギヤをヘッドプレートの後退時にこれと連
動するカム手段を介して連結手段の弾性力に抗して強制
的に対応するリールギヤに噛合させていた一方の回動板
の上記した強制回動が開放されるので、その一方の回動
板は連結手段の弾性力により復動して一方の伝達ギヤは
対応するリールギヤから離反する状態に復する。従って
テープは、ヘッドプレートが正しくプレー位置に前進し
た状態で他方のリールホイールに巻き取られる。
この作用は、一方のリールホイールにテープを巻き取
る場合にも同様である。
上記において、ヘッドプレート作動機構が、初期回転
力が付与され、かつ、主動歯車と間歇的に噛合する切欠
歯車と、この切欠歯車を前記主導歯車に噛合しない位置
でロックし、このロック状態を、イジェクト操作時に解
放するロック手段と、切欠歯車と一体回転するカム片
と、このカム片に案内されてヘッドプレートをその非プ
レー方向に付勢するスプリングに抗してプレー方向に牽
引する回動自在の作動レバーとから成るときは、カセッ
トが装填されてプレーオンのスイッチにより例えばモー
タが一回転し、電磁作動時が作動して切欠歯車のロック
を解除する。すると切欠歯車は初期回転力の付与によっ
て主動歯車と噛合して、ほぼ1回転し、この1回転の間
に、カム片に案内されながら、作動レバーが回動し、こ
の回動によって、ヘッドプレートは、これを非プレー位
置に常時弾圧付勢しているスプリングに抗してプレー位
置に前進する。この作動レバーの回動中テープ終端検知
機構の作動は阻止手段によって阻止され、またヘッドプ
レートの前進状態は、イジェクトレバーの操作により解
除されて、ヘッドプレートはスプリングの付勢力によっ
て非プレー位置に後退する。
実施例 以下本願の実施例を図面について詳述する。
(1)は器枠であって、一方の側部(右側部)には、
テープ早送り機構の操作レバー(2),(3)が水平状
態で前後動作可能に、また他方の側部(左側部)には、
イジェクトレバー(4)が垂直状態で前後可能に夫々装
備されている。(5)は後端両側部が器枠(1)に対し
枢軸(6)により上下方向に傾動自在に支承された前部
枠(5)aと、その後縁に連結された水平状態で上下動
可能な後部枠(5)bとから成るカセットホルダーで、
前記前部枠(5)aの中央部には前後方向に延びる案内
溝(7)を有し、この案内溝(7)には、カセットCを
カセットホルダー(5)に挿入したとき、一方のリール
ホールと係合する係合駒(8)が摺動自在に取り付けて
ある。(9)は一端が前記前部枠(5)aの上面に枢軸
(10)を介して枢着され、かつ、中間部に、前記イジェ
クトレバー(4)に設けた支片(11)に一端が支持され
た連結杆(12)の他端を係止したばね受部片で、その先
端と前記係合駒(8)とには、該係合駒(8)を常態で
カセットCのイジェクト位置に弾圧する反転ばね(13)
が取り付けてある。(14)は前記カセットホルダー
(5)の後部枠(5)aの上部内面に、前記枢軸(10)
により水平回動自在に取り付けた平板状の保持部材であ
って、その一方の辺には、前記案内溝(7)を横切るよ
うに延びる作用片(15)を有しており、かつ、外側片に
は、舌片(16)が設けてあり、これが器枠(1)の側壁
(1)aの上縁に当接することにより、前記保持部材
(14)を介して前記カセットホルダー(5)は水平状態
に保持される。(17)は前記器枠(1)の他方の側壁
(1)aに、第2図で示すように、枢軸(18)を介して
垂直回動自在に枢着された板状の作動部片で、前記枢着
部から後方に延びる片(17)aに、前記イジェクトレバ
ー(4)に設けた止片(19)と係止して前記イジェクト
レバー(4)を、その付勢スプリング(20)に抗してイ
ジェクト位置に保持する係止部(21)が、また前記枢着
部から前方に延びる片(17)bには、前記カセットホル
ダー(5)の前部枠(5)aの側面に設けた切欠溝(2
2)と係止する係止ピン(23)が夫々設けてあり、か
つ、作動部片(17)と器枠(1)との間に、前記係止ピ
ン(23)を常時下向方向に弾圧するスプリング(24)が
張架してある。(25)は前記保持部材の復元スプリン
グ、(27)はヘッド(28)を備えたヘッドプレート、
(29)はモータである。
しかして、第1,2図で示す非プレー状態から、カセッ
トCをカセットホルダー(5)の後部枠(5)bに手前
方向から挿入すると、それにより係合駒(8)にカセッ
トCの一方のリールホールが係合するとに共に、該係合
駒(8)が前方に移動し、その移動に伴い、反転ばね
(13)が反転し、その反転弾力により、カセットCは係
合駒(8)と共に自動的にカセットホルダー(5)に深
く進入する。すると、案内溝(7)を横切っている作用
片(15)が、カセットCに押圧されるので、保持部材
(14)んはスプリング(25)に抗して、第1図において
反時計方向に水平回動し、これによって舌片(16)が器
枠(1)の外壁(1)aにより外れるので、非プレー状
態において、舌片(16)と側壁(1)aとの当接によ
り、保持部材(14)を介して水平状態に保持されていた
カセットホルダー(5)の後部枠(5)aは、下向傾動
が許容される。従ってスプリング(24)により、作動部
片(17)が第2図において反時計方向に回動して、止片
(19)と係止部(21)との係止が外れて、イジェクトレ
バー(4)がスプリング(20)によりイジェクト操作可
能な位置に突出すると共に、係止ピン(23)と切欠溝
(22)との係止を介して、前部枠(5)aが下向きに傾
動し、かつ、後部枠(5)bが水平状に下降して第3,4
図で示すように、プレー状態となる。また、第3,4図に
示すプレー状態から、イジェクトレバー(4)をスプリ
ング(20)に抗して押込むと、連結杆(12)によりばね
受部片(9)が第3図において反時計方向に回動する
で、その遊端の移動により反転ばね(13)が反転動作
し、その反転弾力により、係合駒(8)がカセットCと
共に案内溝(7)に案内され、第3図において手前方向
即ちイジェクト方向に移動する。一方イジェクトレバー
(4)の先端が、スプリング(24)に抗して作動部片
(17)を、第4図において時計方向に回動するので、係
止ピン(23)と切欠溝(22)との係止により、カセット
ホルダー(5)の前部枠(5)aが上向きに傾動する。
さらにまた、係合駒(8)と共にカセットCがイジェ
クト方向に移動すると、作用片(15)の押圧が解かれる
ので、保持部材(14)はスプリング(25)により第3図
において時計方向に回動し、その回動作用により、前記
前部枠(5)aが水平状態に至ったとき、保持部材(1
4)の舌片(16)が再び器枠(1)の側縁(1)aの上
縁に当接して、保持部材(14)と共にカセットホルダー
(5)が水平状態に保持され、そしてこの状態からイン
ジェクトレバー(4)の押圧を解くと、スプリング(2
0)により若干後退して、止片(19)が係止部(21)に
係止して第1,2図に示す非プレー状態に復する。
第5図及び6図はヘッドプレート(27)の作動機構
(50)を示す非プレー状態及びプレー状態の背面であっ
て、この作動機構(50)は、モータ(29)の出力端(2
9)′に軸止された駆動歯車(30)に、中間歯車機構(3
1)を介して噛合して回転する主動歯車(32)に間歇的
に噛合する切欠歯車(33)と、この切欠歯車(33)に初
期回転力を付与するために、該切欠歯車(33)と同軸上
に設けられ、かつ、先端にばね(34)の弾力が付与され
た舌片(35)と、切欠歯車(33)と同軸上に設けられた
半径が漸増する巴状のカム片(36)と、中間部が断面コ
字状に形成されて、該中間部が器枠(1)に回転自在に
枢着(37)され、かつ、上下片が互いに反対方向に伸
び、その一方の片(41)aの先端に、前記カム片(36)
の外周に当接する当接ピン(38)を有し、他方の片(4
1)bの先端が後述する作動板(40)に設けた下向折片
(40)bと当接する作動レバー(41)と、第9図示すよ
うに、器枠(1)の上面前方位置にピン(49)と長孔
(49)′との係合により横動自在に取り付けられ、長手
方向の一端にスプリング(26)の付勢力により不作動状
態で、前記ヘッドプレート(27)の前方端部に設けた支
片(27)cと圧接し、かつ、ヘッドプレート(27)を常
時非プレート方向に弾圧するスプリング(39)により非
プレー位置に保持する当接部(40)aを、また他端に前
記下向折片(40)bを夫々有した作動板(40)と、後述
するロック手段(42)とから構成されている(42)は切
欠歯車(33)の回動をロックするロック手段で、電磁作
動体(43)と、そのロッド(43)′に連結して、その作
動により中間部を支点として水平回動する傾動片(44)
と、この傾動片(44)の先端に設けた係合部(44)aと
係合して、前記切欠歯車(33)の回転を拘束する該歯車
(33)の下面に設けた扇形状の突部(45)とから構成さ
れている。
(46)は前記イジェクトレバー(4)がスプリング
(20)によってイジェクト操作可能な位置に移動したと
き、この下縁に設けた係合突部(4)aと係合して、そ
の復元スプリング(47)に抗して摺動して、前記モータ
(29)及び電磁作動体(43)への通電を許容する制御ス
イッチS1をONに作動するスライドレバーでその後端に、
前記係合突部(4)aと当接する折片(46)aが設けて
ある。(48)は前記制御スイッチS1及びスライドレバー
(46)の取り付け用補助プレートである。
しかして、第1,2図に示す非プレー状態において、カ
セットホルダー(5)にカセットCを挿入すると、すで
に述べたように、カセットホルダー(5)はプレー位置
に下動すると共に止片(19)と係止部(21)との係合が
解かれて、イジェクトレバー(4)はイジェクト操作可
能な位置に突出する。すると、イジェクトレバー(4)
に設けた係合突部(4)aと係合しているスライドレバ
ー(46)が、第3図で示すよにスプリング(47)に抗し
て手前方向(前方)に摺動し、これによって、制御スイ
ッチS1がONに作動するのでモータ(29)及び電磁作動体
(43)に通電がなされ、これらが作動する。
すると、切欠歯車(33)は、初期回転付与手段によっ
て、予め主動歯車(32)と噛合しているので、、モータ
(29)の回転に供って、切欠歯車(33)が時計方向に回
転すると共に、電磁作動体(43)の作動により傾動片
(44)は、その一部が切欠歯車(33)上を反時計方向に
傾動する。一方切欠歯車(33)の回転に伴い、作動レバ
ー(41)の当接ピン(38)は、カム片(36)の周面に沿
ってその半径の漸増方向に摺動するので、作動レバー
(41)が作動板(40)をそのスプリング(39)に抗して
牽引しながら第5図において反時計方向に回動し、この
牽引作用によってヘッドプレート(27)はスプリング
(26)を介してプレー方向に移動すると共に、切欠歯車
(33)が1回転近く回転すると共に、ヘッドプレート
(27)はプレイ位置に達してその前進が停止されるが、
作動板(40)はスプリング(39)に抗してさらに若干移
動してその当接部(40)cが、ヘッドプレートから僅か
離反したとき、当接ピン(38)がカム片(36)の最大半
径位置を若干通過し、最小半径方向に傾斜した傾斜片
(36)aに至り切欠歯車(33)が主動歯車(32)から外
れて、第6図で示すプレー状態となり、このプレー状態
は、傾動片(44)の係合部(44)aが、突部(45)と係
合することにより保持される。
そして上記したプレー状態において、イジェクト操作
することなく誤って電源スイッチを切ったとすると、モ
ータ(29)と電磁作動体(43)への通電が断たれるの
で、傾動片(44)の係合部(44)aと突部(45)との係
合は解かれ、切欠歯車(33)は自由な回転状態となると
共に、バネ(39)の付勢力によって作動レバー(41)の
当接ピン(38)が切欠歯車(33)の傾斜片(36)aを若
干時計方向に回転したのち切欠歯車(33)が主動歯車
(32)と再び噛合し、かつ、当接ピン(38)はカム片
(36)の最小半径位置に戻るので、スプリング(39)に
より、作動板(40)が非プレー方向に復帰すると共に作
動レバー(41)が反時計方向に回動して、作動板(40)
の当接部(40)cとの係合によりヘッドプレート(27)
は非プレー位置に後退し、従ってその後退により、後述
するピンチローラとキャプスタン軸との圧接も解かれ
て、テープ及びピンチローラに変形などの損傷を回避す
ることができる。
また第6図に示すプレー状態において、イジェクトレ
バー(4)をそのスプリング(20)に抗して押圧する
と、スプリング(47)によりスライドレバー(46)と共
に制御スイッチ(48)が復元するので、モータ(29)及
び電磁作動体(43)への通電が解かれる。すでに述べた
ように、ヘッドプレート(27)はスプリング(26)によ
り非プレー位置に後退すると共に、カセットホルダー
(5)が上方に可動して、カセットCが排出される。即
ち第1,2図の状態に復元する。
本例においては、ヘッドプレート(27)を誤動作な
く、確実にプレー位置に作動するための補助手段を備え
ており、第7,8図はその要部の正面図を示している。
即ち、ヘッドプレート(27)と対応する器枠(1)の
基板(1)cには、カセットCの挿入口側(手前側)に
位置して、左右方向に延びる検知レバー(51)の基部
が、枢軸(52)により垂直回動自在に枢着してあり、そ
の基部には、切欠段部(53)を上縁に有した袖片(54)
が一体に設けてある。前記検知レバー(51)は、常時ス
プリング(55)により上向きに回動付勢されており、こ
の付勢によって、切欠段部(53)の面が、ヘッドプレー
ト(27)の下面に当接して、検知レバー(51)は、上向
き状態に傾斜している。また前記検知レバー(51)と対
応する基板(1)cの下面には、第5図に示すように中
間部が枢軸(56)により水平回動自在に枢着され、その
一方の端部(右側端部)の先端に、作用片(57)が、そ
の他方に、開口部(58)を介して係止段部(59)を有し
た部分(60)を夫々延設した保持レバー(61)が取り付
けてあり、この保持レバー(61)は、これと前記検知レ
バー(51)との間に設けた前記スプリング(55)によ
り、一方向(反時計方向)に回動付勢され、常時は、前
記係止段部(59)に、ヘッドプレート(27)に突設した
係止片(62)が係止して、その回動は拘束される。
一方イジェクトレバー(4)には、これがすでに述べ
たように、カセットCの挿入によりカセットホルダー
(5)がプレー位置に下降してイジェクト操作可能な位
置に後退する過程で、前記作用片(57)と作用して保持
レバー(61)を、そのスプリング(55)に抗して係止段
部(59)とヘッドプレート(27)に設けた係止片(62)
との係止を解除する方向に回動する突片(63)が設けて
ある。
しかして、第1,2図に示す非プレー位置から、カセッ
トCを挿入すると、それが充分に挿入されたとき、前述
したように、カセットホルダー(5)が下降し、その下
降する過程で、イジェクトレバー(4)は、そのロック
状態が解かれて、スプリング(20)により、即ちイジェ
クト操作可能な位置に後退する。すると、第6図に示す
ように突片(63)により、作用片(57)が手前方向に押
圧されて、保持レバー(61)は、スプリング(55)に抗
して時計方向に回動するので、係止段部(59)と係止片
(62)との係止が外れて、ヘッドプレート(27)は、ヘ
ッドプレート作動機構(50)により、プレー方向(右方
向)に移動する。一方第8図のようにカセットホルダー
(5)が、非プレー状態から下降することにより、上向
きに傾斜している検知レバー(51)はカセットCに押圧
され、第8図において時計方向に回動するが、この場
合、カセットCが充分にプレー位置に下降するまでは、
ヘッドプレート(27)の側縁が、検知レバー(51)の切
欠段部(53)に当接して、プレー方向への移動は拘束さ
れる。
このようにしてカセットCが正しくプレー状態に至っ
たとき検知レバー(51)が水平状態となり、ヘッドプレ
ート(27)は、何等拘束されることなく、プレー位置に
達する。
なおこの状態から、イジェクトレバー(4)を押圧す
ると、前述したようにヘッドプレート作動機構(50)の
復帰に伴ってヘッドプレート(27)は、非プレー方向
(左方向)に移動される。
上記した補助手段は、テーププレーヤの正常な使用に
おいては特に必要とするものではないが、以下に述べる
ような場合に有効である。即ちヘッドプレート(27)が
ヘッドプレート作動機構(50)によりプレー位置に前進
している途中で、誤ってイジェクトレバー(4)を操作
した時、イジェクトレバー(4)の往動に伴って制御ス
イッチS1がOFFに作動するので、モータ(29)及び電磁
作動体(43)との通電が断たれて切欠歯車(33)は主動
歯車(32)に噛合した状態におかれると共に、ヘッドプ
レート作動機構(50)も亦作動途中にあり、そのためカ
ム片(36)により作動レバー(41)はヘッドプレート
(27)をプレー位置近くまで導いた状態におかれる。
一方イジェクトレバー(4)の往動を続けると、カセ
ットホルダー(5)が非プレー位置に上昇するので、そ
の上昇により、磁気ヘッド(28)に、カセットCが衝合
して磁気ヘッド(28)等に損傷を与えた、磁気ヘッド
(28)の調整位置を狂わせたりする惧れがある。
そこで、この惧れを防止するために、本例において、
第9図で示すように、イジェトレバー(4)に、水平状
に突出するカム片(64)を、またヘッドプレート(27)
の左右方向に延びる脚片(27)bの先端部に前記カム片
(64)と作用する転子(65)を夫々設けており、ヘッド
プレート(27)が、その作動機構(50)によりプレー方
向に前進している途中で、誤ってイジェクトレバー
(4)を押圧操作すると、カム片(64)が転子(65)と
作用して、前記作動機構(50)の作動中にも不拘ヘッド
プレート(27)がスプリング(26)に抗して強制的に非
プレー位置に後退する。
すると、すでに述べたように、イジェクトレバー
(4)の突片(63)が後方に移動するので、保持レバー
(61)の作用片(57)との係合が解かれ、保持レバー
(61)がスプリング(55)により反時計方向に回動し、
ヘッドプレート(27)の係止片と保持レバー(61)の係
止段部(59)とが係合し、ヘッドプレート(27)を非プ
レー位置に保持する。一方イジェクトレバー(4)をさ
らに押圧することにより、カセットホルダー(5)が上
昇するので、検知レバー(51)はスプリング(55)によ
り第7図で示ように上向きに傾動してヘッドプレート
(27)は、その後後退状態が保持され、従ってイジェク
トレバー(4)の押圧操作を解いても、ヘッドプレート
(27)及びカセットホルダー(5)は不作動状態におか
れる。
一方ヘッドプレート作動機構(50)は、作動途中で係
止している。この状態からカセットを再度挿入すると、
ヘッドプレート作動機構(50)はその作動を継続すると
共に、ヘッドプレート(27)はスプリング(26)により
急速にプレー位置に達して、プレー状態となる。
さらにまた、本例では、第7,8図に示すように、ヘッ
ドプレート(27)の好ましくは磁気ヘッド(28)に近接
して、下向きに傾斜する下向き傾斜片(66)が、またヘ
ッドプレート(27)と対向する器枠(1)の基板(1)
cには、前記下向傾斜片(66)とヘッドプレート(27)
の移動方向で対向し、かつ、ヘッドプレート(27)がプ
レー位置に移動したとき、前記下向傾斜片(66)と当接
して、ヘッドプレート(27)に下向きの分力を付与する
上向きに傾斜した上向傾斜片(67)と、ヘッドプレート
(27)の下面を点接触により水平状態に支持して、摺動
摩擦抵抗を軽減する複数の突起(68)とが夫々設けてあ
る。
しかして、ヘッドプレート(27)の非プレー位置にお
いては、第7図で示すように、傾斜片(66)と(67)は
離反した状態にあり、この状態からカセットホルダー
(5)にカセットCを挿入して、ヘッドプレート(27)
がヘッドプレート作動機構(50)によりプレー位置に前
進したとき、第8図で示すように、下向傾斜片(66)と
上向傾斜片(67)とが重合状態に圧接し、この圧接によ
りヘッドプレート(27)に下向きの分力Pが働いてヘッ
ドプレート(27)は突起(68)上に押し付けられて、ガ
タのない状態にセットされる。
第9図は主としてヘッドプレート(27)と、テープ走
行方向切換機構(70)との関係を示した非プレー状態の
平面図であり、前記ヘッドプレート(27)は、前記早送
りレバー(2)及び巻戻しレバー(3)の下面に位置し
て前後方向に長く、その中央位置に磁気ヘッド(28)に
設けた基部(27)aと、該中央位置からイジェクトレバ
ー(4)を備えた器枠(1)の側壁(1)a方向に延
び、その先端に、転子(65)を有した脚部(27)bと、
前記基部(27)aの前端部から前記脚部(27)bと並行
して延びる支片(27)cと、前記脚部(27)bと基部
(27)aの後部との間を閉じるように張り出し、一部に
窓孔(27)dを開口した張出部(27)eとを有して成
り、このヘッドプレート(27)は、器枠(1)の基板
(1)cに対しピン(69)と長孔(69)′との係合を介
して左右方向に横動可能に取り付けされると共に、前記
支片(27)cには、ヘッドプレート(27)と前記した作
動板(40)とにスプリング(26)が取り付けてある。
第9図から明らかなように、前記ヘッドプレート(2
7)の基部(27)aの前後端部位置には、夫々一端が基
板(1)cに枢軸(71)f,(71)rにより枢着され、遊
端に、ピンチローラ(72)f,(72)rを有したブラケッ
ト(73)f,(73)rと、中央がコイル状に巻回されてヘ
ッドプレート(27)に支持され、かつ、両端が直線状に
延びて前記ブラケット(73)f,(73)rをキャプスタン
軸(74)f,(74)rと圧接する方向に弾圧付勢するばね
(75)と、このばね(75)の弾圧付勢に抗する方向で、
前記ブラケット(73)f,(73)rに設けた係止ピン(7
3)′f,(73)′rと夫々係止する係止孔(76)′f,(7
6)′rとが夫々備えられている。
テープ走行方向切換用部材(77)は、前後方向に延び
る平面状でL字状に屈曲した屈曲部を夫々有した頂片
(77)aと、その中央位置から器枠側壁(1)aの方向
に、直角状に延びる脚片(77)bとを有したT字状の板
片から成り、頂片(77)aの両端屈曲部は、前記キャプ
スタン軸(74)f,(74)rに夫々中間部が回動自在に枢
着された回動板(78)f,(78)rの一方の翼部にスプリ
ング(79)f,(79)rを介して夫々連結されている。前
記回動板(78)fと(78)rの他方の翼部には、ヘッド
プレート(27)がプレー位置に前進したとき、ブラケッ
ト(73)f,(73)rに設けた係止ピン(73)′f,(7
3)′rと作用して、ブラケット(73)f,(73)rの回
動を規制する第1カム部(81)f,(81)rと、ヘッドプ
レート(27)が非プレー位置に後退したとき、前記係止
ピン(73)′f,(73)′rと作用して、回動板(78)f,
(78)rの回動を強制回動する第2カム部(82)f,(8
2)rとが設けてある。
また前記したキャプスタン軸(74)f,(74)rには、
第5,6図で示すように、夫々モータ(29)によって駆動
されているフライホイール(83)f,(83)rと、駆動ギ
ヤ(84)f,(84)rとが夫々軸着してあり、その駆動ギ
ヤ(84)f,(84)rと、第9,10図に示すリール軸(85)
f,(85)rに夫々軸着したリールギヤ(86)f,(86)r
との間には、前記軸(80)f,(80)rに軸着されて、フ
ライホイール(83)f,(83)rの回転をリールギヤ(8
6)f,(86)rに夫々伝達する伝達ギヤ(87)f,(87)
rが配設されている。
しかして、ヘッドプレート(27)が非レー位置に後退
している状態では、第9図で示すようにブラケット(7
3)f,(73)rに設けた係止ピン(73)′f,(73)′r
が係止孔(76)f,(76)rの内縁に夫々圧接しているこ
とにより、ピンチローラ(72)f,(72)rは、対応する
キャプスタン軸(74)f,(74)rより離反している。
また、回動板(78)f,(78)rは、その他方の翼部に
夫々設けた第2カム部(82)f,(82)rがブラケット
(73)f,(73)rに設けた係止ピン(73)′f,(73)′
rとの作用によりキャプスタン軸(74)f,(74)rを中
心に回動して各回動板(78)f,(78)rの一方の翼部に
夫々設けた伝達ギヤ(87)f,(87)rが夫々対応するリ
ールギヤ(86)f,(86)rに噛合している。
そしてこの状態から、カセットホルダー(5)にカセ
ットCを挿入すると、すでに述べたようにカセットホル
ダー(5)が下降し、かつ、イジェクトレバー(4)が
手前方向に後退し、この後退により制御スイッチS1が作
動して電磁作動体(43)とモータ(29)とに通電がなさ
れ、モータ(29)の回転により、すでに述べたようにヘ
ッドプレート作動機構(50)が作動を開始すると同時に
フライホイール(83)f,(83)r、これと同軸の駆動ギ
ヤ(84)f,(84)r、これと噛合する伝達ギヤ(87)f,
(87)r、これと噛合するリールギヤ(86)f,(86)r
とが夫々回転して、リール軸(85)fとリール軸(85)
rは反対方向に夫々回転する。そして装填したカセット
Cにテープの緩みがある場合は、その緩みをとり、テー
プが緊張したとき、リール軸(85)f,(85)rの回動が
拘束されてリール軸(85)f,(85)rとリールギヤ(8
6)f,(86)rとはスリップ状態となる。
この状態は、ヘッドプレート(27)が、プレート位置
に達するまで保持され、そしてヘッドプレート作動機構
(50)によりヘッドプレート(27)がカセットCの方向
に充分前進すると、ブラケット(73)f,(73)rも同方
向に移動し、第10図で示すように、前方位置のブラケッ
ト(73)fは図において時計方向に回動し、該ブラケッ
ト(73)fに設けた係止ピン(73)′fが、第2カム部
(82)fから外れて第1カム部(81)fに当接するの
で、一方のピンチローラ(72)fは、対応するキャプス
タン軸(74)fに圧接するのを妨げる。
また回動板(78)fは、スプリング(79)fにより時
計方向に回動し、伝達ギヤ(87)fがリールギア(86)
fから離れると共に、その回動は、軸(80)fとテープ
走行方向の切換用部材(77)の頂片(77)aに有する上
位の屈曲部との当接により停止する。
一方後方位置にあるブラケット(73)rは、図におい
て、反時計方向に回動するのでその係止ピン(73)′r
が回動板(78)rの第1カム部(81)rに当接せず、後
方位置のピンチローラ(72)rは、対応するキャプスタ
ン軸(74)rに圧接し、かつ、軸(80)rは、テープ走
行切換用部材(77)の頂片(77)aに有する後位の屈曲
と当接した状態を保持して伝達ギヤ(87)rとリールギ
ヤ(86)rは噛合した状態におかれる。
第10図において、後方位置の伝達ギヤ(87)rには、
夫々対応する駆動ギヤ(84)rとリールギヤ(86)rと
が噛合しているので、テープは後方位置のリール軸(8
5)r側に巻き取られる。
第11図は第10図の場合と逆に、テープを、前方位置の
リール軸(85)f側に巻き取っている場合の第10図に対
応する状態を示しており、これは後述するテープ走行方
向切換機構(70)により、テープ走行方向の切換用部材
(77)が図において後方に移動することにより行われ
る。
即ちテープ走行方向の切換用部材(77)が、テープ走
行方向切換機構(70)により図において後方に移動する
と、後方位置の回動板(78)rは、スプリング(79)r
によって軸(80)rとテープ走行方向の切換用部材(7
7)の頂片(77)aの後位の屈曲部とが圧接した状態で
反時計方向に回動し、これにより、第1カム部(81)r
が、ブラケット(73)rの係止片(73)′rを押圧し、
該ブラケット(73)rは、時計方向に回動して、ピンチ
ローラ(73)rが対応するキャプスタン軸(74)rから
離反すると共に、軸(80)rの移動により、伝達ギヤ
(87)rが後方位置のリールギヤ(86)rより離反す
る。
他方前方位置の回動板(78)fは、軸(80)fが頂片
(77)aに有する上位の屈曲部に押圧されて反時計方向
に回動することにより、第1カム部(81)fはブラケッ
ト(73)fの係止ピン(73)′fより離反するので、ブ
ラケット(73)fはばね(75)の弾圧付勢力により、そ
のピンチローラ(72)fが対応するキャプスタン軸(7
4)fに圧接すると共に、軸(80)fの移動により、伝
達ギヤ(87)fが対応する前方位置のリールギヤ(86)
fに噛合する。従ってテープは、前方位置のリール軸
(85)fに巻き取られる。
即ちテープ走行方向の切換部材(77)が、前方及び後
方に移動することにより、テープの走行方向は切換わ
る。
ところで、第9図に示すプレー状態において、例えば
自動車のキーを外すなど、イジェクト操作することなく
誤って電源スイッチを切ったとすると、すでに述べたよ
うにモータ(29)と電磁作動体(43)への通電が断たれ
るので、傾動片(44)の係合部(44)aと突部(45)と
の係合は解かれ、切欠歯車(33)は自由な回転状態とな
ると共に、スプリング(39)の付勢力によって作動レバ
ー(41)の当接ピン(38)が切欠歯車(33)の傾斜片
(36)aを若干時計方向に回転したのち、再び主動歯車
(32)と噛合し、かつ、当接ピン(38)はカム片(36)
の最小半径位置に戻るので、スプリング(39)により、
作動板(40)が非プレー方向に復帰すると共に、作動レ
バー(41)が反時計方向に回動して、作動板(40)の当
接部(40)cとの係合によりヘッドプレート(27)は非
プレー位置に後退し、その後退により後位のピンチロー
ラ(72)rがキャプスタン軸(74)rから離反する。
一方上記において、ヘッドプレート(27)が後退する
と、係止孔(76)fの縁部により係止ピン(73)′fが
同方向に押圧されるので、該係止ピン(73)′fが回動
板(78)fの第2カム部(82)fと作用して、回動板
(78)fをスプリング(79)fに抗して第10図で反時計
方向に回転し、これにより、本来リールギヤ(86)fか
ら離反している伝達ギヤ(87)fを強制的にリールギヤ
(86)fに噛合させて、第9図で示す非プレー状態を形
成する。
この関係は第11図に示すプレー状態において、イジェ
クト操作することなく、電源がOFFになった場合も同様
であり、この場合は、ヘッドプレート(27)の後退によ
り後位の回動板(78)rが強制的に時計方向に回動する
ことになる。
次にテープ走行方向切換機構(70)について詳述する
と、このテープ走行方向切換機構(70)は、第9,10,11
図で示すように、前記テープ走行方向の切換用部材(7
7)の脚片(77)bに延設され、かつ、面部に、図にお
いて左右に長く形成された長方形のカム孔(91)を有す
ると共に、先端に、基板(1)c上に立設した支片(9
2)と係合して、前後動方向の摺動を案内する舌片(9
3)を有した板状の作動部(94)と、第13乃至17図から
明らかなように、直径方向の2個所に切欠部(95)′,
(95)″を有した切欠歯車(95)と、直径方向の2個所
に爪片を有し、前記切欠歯車(95)の中間部に一体に設
けた拘束部片(96)と、前記カム孔(91)に臨む、前記
切欠歯車(95)に偏心して一体に設けた作用ピン(98)
と、平面上でL字状に屈曲され、その屈曲部を枢軸(9
9)により枢着すると共に、前後方向に延びる短片(10
0)aの先端に、係合凹部(101)を形成し、また左右方
向に延びる長片(100)bの中間位置に、前記拘束部片
(96)の爪片と係止位する係止ピン(102)を、先端
に、斜め状の当接部(103)を有した係止レバー(100)
と、この係止レバー(100)を前記拘束部片(96)の方
向に張架したスプリング(104)と、前記切欠歯車(9
5)に噛合する作動ギヤ(105)とから構成されている。
しかして、今切欠歯車(95)が半回転して停止し、か
つ、後方位置のリール軸(85)rにテープが巻き取られ
ている第10図に示す第1切換位置から巻戻しのために乃
至はチャンネル切換のために巻戻しレバー(3)をその
復元用スプリングに抗して前方に押圧し、これにより第
13図において係止レバー(100)は、枢軸(99)を中心
に反時計方向に回動するので、係止ピン(102)は、拘
束部片(96)の一方の爪片から外れて、切欠歯車(95)
の回転を許容する。従って図示しないが初期回転付与す
るばねの弾力により、切欠歯車(95)は回転始動して、
作動ギヤ(105)と噛合する。作動ギヤ(105)は、常時
駆動モータ(29)により回転されている一方のフライホ
イール(83)fの駆動ギヤ(84)fにより、中間ギヤ
(106)を介して駆動されているので、切欠歯車(95)
は爾後回転を維持する。一方切欠歯車(95)の回転に伴
い、係止レバー(100)は、スプリング(104)により復
元して、係止ピン(102)は、拘束部片(96)の外周に
当接する。この状態で、切欠歯車(95)がほぼ半回転し
て、一方の切欠部(95)′の位置で、作動歯車(105)
との噛合が解かれると、係止ピン(102)が、拘束部片
(96)の他方の爪片と係止し、切欠歯車(95)の回転は
停止して、第2切換位置となる。従ってこの切欠歯車
(95)が半回転することにより、第10図と第11図の状態
が交互に繰り返されてテープの走行方向が切換わる。
即ち、第10図に示すように、作用ピン(98)は、その
第1切換位置において、カム孔(91)の一方の内縁と接
してチャンネル切換用部材(77)を前方位置に移動し、
また第11図に示すように、作用ピン(98)は、その第2
切換位置において、カム孔(91)の他方の内縁と接し
て、チャンネル切換部材(77)を後方位置に移動し、こ
れによってテープの走行が切換わると共に、第12図で示
すように、ヘッドプレート(27)は、後位のキャプスタ
ン軸(74)rから、ピンチローラ(72)rが僅か離れる
程度に後退し、非プレー位置まで後退しないので、前位
の係止ピン(73)′fが、前位の回動板(78)fの第2
カム部(82)fに作用することはない。
次にテープが終端位置に達したとき、テープ走行方向
の切換機構(70)を作動するためのテープ終端検知機構
(90)を、第13乃至16図について詳述する。(110)f,
(110)rは、前記リールギヤ(86)f,(86)rに同軸
的に、かつ、摩擦係合しているリール台(111)f,(11
1)rの下面に、さらに同軸的に、かつ、摩擦係合し
て、前記リールギヤ(86)f,(86)r及びリール台(11
1)f,(111)rと共に回転する回転レバーで、前位の回
動レバー(110)fは、外周一部がV字状に開いてお
り、そのV字状部の両端に一対のピン(110)′f,(11
0)″fが設けてありまた後位の回動レバー(110)rに
は、外周一部に一つのピン(110)′rが夫々設けてあ
る。(112)は前記切欠歯車(95)の軸に回動自在に軸
承され、かつ、3本の脚片(112)a,(112)b及び(11
2)cを有する揺動部材で、後方位置のリールギヤ(8
6)rの方向に延びる第1脚片(112)aの先端部には、
リールギヤ(86)rの駆動回転方向で、回動レバー(11
0)rの先端に有したピン(110)′rと当接する突部
(113)が、また前方位置のリールギヤ(86)fの方向
に延びる第2脚片(112)bの先端には、リールギヤ(8
6)fの駆動回転方向で、回動レバー(110)fの先端に
有した一方のピン(110)′fと当接する係合段部(11
4)が、さらにまた、作動ギヤ(105)の方向に延びる第
3脚片(112)cには、摺接ピン(115)と、前記テープ
走行方向切換機構(70)の係止レバー(100)の長辺(1
00)bの先端に有した当接部(103)に当接するように
屈曲した作用片(116)とが夫々一端に設けてある。(1
17)は前記作動ギヤ(105)に、これと一体に設けた凹
状カムで、半径の異なる2つの曲面(117)aと(117)
bとから形成されている。(118)は前記凹面カム(11
7)内に突出されて、前記摺動ピン(115)と作用する突
部、(119)f,(119)rはリールギア(86)f,(86)r
の非駆動回転方向において、各ピン(110)″fと(11
0)′rと当接するストッパー、(90)′はテープ終端
検知機構(90)の各構成部品を取り付けてユニット化す
るための台板である。
しかして、後方位置のリールギヤ(86)fが回転し
て、テープが手前方向に巻取られている状態を示してい
る第13図においては、リールギヤ(86)rは、時計方向
に回転しているので、これとリール台(111)rを介し
て摩擦係合している回動レバー(110)rは、時計方向
に回動付勢されて、ピン(110)′rは揺動部材(112)
の第1脚片(112)aに設けた突部(113)と圧接し、こ
れにより、揺動部材(112)は時計方向の回動力を受
け、揺動部材(112)の第3脚片(112)cに設けた摺接
ピン(115)は、凹状カム(117)に内接している。
一方、作動ギヤ(105)は、常時回転駆動されている
前方位置のフライホイール(83)fにより駆動ギヤ(8
4)f及び中間ギヤ(106)を介して常時回転しているの
で、、その回転に伴い、揺動部材(112)は、凹面カム
(117)の大径曲面(117)aと小径曲面(117)bとの
間で揺動する。
このように、回動レバー(110)rの付勢力及び凹面
カム(117)の曲面と摺接ピン(115)と摺接作用によ
り、揺動部材(112)が揺動しているプレー状態におい
て、テープが終端位置に達すると、リール台(111)r
の回転が停止すると共に、回動レバー(110)rの回転
も停止するので、揺動部材(112)に対する回動付勢力
が消失する。
すると、その後の作動ギヤ(105)の回転により、摺
接ピン(115)は、凹面カム(117)の小径曲面(117)
bとの摺接を介して、向心方向に移動するので、これ
が、第14図で示すように、作動ギヤ(105)に設けた突
部(118)と係合して、さらに向心方向に強制的に寄せ
られる。
その結果、第15図で示すように、作用片(116)の先
端が、チャンネル切換機構(70)の係止レバー(100)
の長片(100)bの先端に設けた当接部(103)を押圧
し、これにより、前記係止レバー(100)は、スプリン
グ(104)に抗して反時計方向に回動するので、係止レ
バー(100)の長片(100)bに設けた係止ピン(102)
が拘束片(96)の一方の爪片から外れ、切欠歯車(95)
の回転が許容され、その結果、テープ走行方向切換機構
(70)においてすでに述べたように、巻戻しレバー
(3)を押圧操作した場合と同時に、テープ走行方向の
切換部材(77)が作動して、テープの走行方向が切換わ
り、図において、リール台(111)f及び(111)rは、
夫々反時計方向に回動し第16図で示ように、後方位置に
回動レバー(110)rのピン(110)′rは、対向するス
トッパー(119)rに当接すると共に、前方位置の回動
レバー(110)rのピン(110)′fは、揺動部材(11
2)の第2脚片(112)bの係合段部(114)に係合し、
かつ、摺接ピン(115)が再び凹面カム(117)に摺接す
る。
また第16図に示す状態において、テープが終端位置に
達すると、回動レバー(110)fの回動付勢力が消失
し、摺接ピン(115)と凹面カム(117)との摺接状態が
解かれる。
ところで、本願において、第9図から明らかなよう
に、非プレー状態に前後一対のリールギヤ(86)f,(8
6)rに対し、一対の伝達ギヤ(87)f,(87)rが夫々
噛合した状態におかれるので、たとえばカセット挿入に
よりモータ(29)の回転開始時点からヘッドプレート作
動機構(50)が作動してヘッドプレートの前進に伴って
伝達ギヤ(87)fがリールギヤ(86)fから離反するま
でのヘッドプレート作動時間(H1)が、前記モータ(2
9)の回転開始時点からリール台(111)r,(111)fが
夫々テープ巻取方向に回転してテープが緊張しリール台
(111)r,(111)f及回動レバーの回転が停止して、摺
接ピン(115)が小径曲面(117)bとの摺接により向心
方向に移動して、これが作動ギヤ(105)に設けた突部
(118)と係合してさらに向心方向に強制的に寄せられ
るまでのテープ終端検知時間(H2)が短いときは、以下
に述べるような不都合を有する。即ち、カセットCをカ
セットホルダー(5)に挿入し、これが下降して電源が
ONとなると、モータ(29)の駆動により、すでに述べた
ように、一対のリール(85)f,(85)rが直ちに反対方
向に回転してテープが緊張し、この状態はヘッドプレー
ト(27)が正しくプレー位置に前進するまでの僅かの間
保持される。このテープの緊張状態は、丁度テープが終
端位置に至ったときの状態と等しく、従ってテープ終端
検知機構に誤動作が生じる惧れがある。この惧れは、ヘ
ッドプレート作動時間(H1)よりも、テープ終端検知時
間(H2)が長くなるように、たとえば各伝達機構のギヤ
比を設定することによって解消することができるが、テ
ープ終端検知時間を長く設定することは、好ましいもの
ではなく、従って本願においては、テープ終端検知時間
の長短に関係なく前記した誤動作を防止する手段とし
て、第5,9,13及び17図で示すように作動レバー(41)の
中間部に、テープ終端検知機構の作動を拘束する弾線
(120)を設けている。
その作用は、第5図に示す非プレー状態において、回
動レバー(110)fの他方のピン(110)″fと係合して
回動レバー(110)fを時計方向に回動付勢しており、
これにより一方のピン(110)′fが揺動レバー(112)
の第2脚片(112)bの係合段部(114)と係合して、揺
動レバー(112)を反時計方向に回動し、第3脚片(11
2)cに設けた摺接ピン(115)を凹カム(117)に圧接
する。
ここで、例えばカセットCを挿入し、カセットホルダ
ー(5)が下降して、モータ(29)が通電により回転し
てリール軸(85)f,(85)rが夫々反対方向に回転しこ
れによりカセットCのテープが緊張して、リール軸(8
5)f,(85)rの回転が停止すると揺動レバー(112)の
摺接ピン(115)は前記弾線(108)により凹状カム(11
7)に圧接して、テープ終端検知機構の作動を拘束する
ので、テープの終端を検知した場合と区別されて誤動作
の生じる惧れはない。
そして上記において、作動レバー(41)の時計方向の
回転によりヘッドプレート(27)がプレー位置に前進す
ると、第6図で示すように作動レバー(41)の上記回転
に伴い、弾線(120)の回動レバー(110)fに対する回
転拘束力が解放されて、テープ終端検知機構の作動を許
容する。
上記は作動レバー(41)の中間部に弾線(120)を設
けた場合を示したが、第18,19図は、一方の駆動ギヤ(8
4)fの軸を支軸として揺動する揺動板(125)に、常時
駆動ギヤ(84)fと噛合すると共に、作動ギヤ(105)
と接離する中間ギヤ(126)を取り付け、かつ、前記揺
動板(125)と作動板(40)とを弾線から成る連結杆(1
27)により連結して成る他の実施例を示しており、この
作動板(40)が非プレー位置にあるとき、第18図で示す
ように、中間ギヤ(126)が作動ギヤ(105)より離反
し、また作動板(40)がプレー位置に至ったとき、第19
図で示すように中間ギヤ(126)を作動ギヤ(105)に噛
合するように弾線(120)を介して揺動板(125)を揺動
するものである。
なお第9図及び第11図における符号(121)は、前記
テープ走行方向の切換用部材(77)の切換操作に伴っ
て、チャンネル切換回路用のスイッチS2を切換える回動
自在の切換レバーである。
ところで上記した実施例は、テープ走行方向の切換用
部材(77)と回動板(78)f,(78)rとを連結する手段
として、切換用部材(77)の頂片(77)aの両端屈曲部
と回動板(78)f,(78)rとに夫々スプリング(79)f,
(79)rを張架し、かつ、回動板(78)f,(78)rの他
方の翼部に設けた伝達ギヤ(87)f,(87)rの軸(80)
f,(80)rを、前記頂片(77)aの両端屈曲部に当接さ
せて回転板(78)f,(78)rの回動を制御するように構
成した場合を示しているが、第20,21図は、テープ走行
方向の切換用部材(77)の頂片(77)aの両端屈曲部に
夫々突片(130)f,(130)rを設け、この突片(130)
f,(130)rに回動板(78)f,(78)rの側縁を当接す
ることにより回動板(78)f,(78)rの回動を制御する
ように構成した場合の他の実施例を示しており、第21図
は、第20図で示すプレー位置から、ヘッドプレート(2
7)が非プレー位置に後退すると、前位のリールギヤ(8
6)fから離反している伝達ギヤ(87)fが回動板(7
8)fの強制回動によりリールギヤ(86)fに噛合した
非プレー状態を示している。
第22,23図は、テープ走行方向の切換用部材(77)の
摺動案内を、一対の回動リング片(131)f,(131)rに
より行った場合の他の実施例を示しており、前記一対の
回動リング片(131)fと(131)rは、その一端がキャ
プスタン軸(74)f,(74)rに、他端がチャンネル切換
用部材(77)の頂片(77)aの端部に設けた枢軸(13
2)f,(132)rに夫々回動自在に枢着され、この一対の
回動リンク片(131)fと(131)rとに夫々スプリング
(79)f,(79)rを張架すると共に、回動リンク片(13
1)f,(131)rに前記スプリングの付勢方向で回動リン
ク片(131)fと(131)rの側縁と当接するストッパー
(133)f,(133)rが夫々設けてあり、この構成によれ
ば、テープ走行方方向の切換用部材(77)が、一対の回
動リンク片(131)f,(131)rによって吊り上げ状態に
支持されるので、その切換え動作が軽快となる利点を有
する。
第24,25図は、上記した第22,23図における回動リンク
片(131)f,(131)rとストッパー(133)f,(133)r
との当接に代えて、テープ走行方向の切換用部材(77)
の頂片(77)aの両端部に屈曲して設けた膨出部(13
4)f,(134)rの内縁に、ストッパー(133)f,(133)
rを当接するように構成した場合の他の実施例を示して
いる。
さらにまた第26,27図は、チャンネル切換用部材(7
7)の頂片(77)aの両端に傾斜状に延びる連結部(13
5)f,(135)rを夫々設け、この連結部(135)f,(13
5)rに回動板(78)f,(78)rの回動範囲を規定する
長孔(136)f,(136)rを夫々設けて、これに、回動板
(78)f,(78)rの他方の翼部に設けた伝達ギヤ(87)
f,(87)rの軸(80)f,(80)rを夫々係合し、かつ、
回動板(78)f,(78)rと連結部(135)f,(135)rに
夫々スプリング(79)f,(79)rを張架して成る他の実
施例を示しており、この構成によれば、テープ走行方向
の切換用部材(77)の摺動案内手段と、回動板(78)f,
(78)rの回動を規制する手段とが共用できる。
上記した第9,10,11図及び第20乃至27図で示す実施例
は、いづれもスプリング(79)f,(79)rを回動板(7
8)f,(78)rとテープ走行方向の切換用部材(77)の
頂片(77)aの両端部との間に夫々張架した場合を例示
したが、前記スプリング(79)f,(79)rをその付勢方
向を変更することなく、器枠(1)と回動板(78)f,
(78)rとの間に張架してもよいことは勿論であり、ま
た両スプリング(79)f,(79)rを単一のスプリングに
より共用するとこもでき、その代表的な一つの実施例と
して、前記第26,27図で示す実施例に適用した場合を第2
8,29図に示している。
即ち第28,29図は、回動板(78)f,(78)rの一方の
翼部の先端間に単一のスプリング(79)を張架して成る
ものである。
また第30,31図は回動板(78)f,(78)rとテープ走
行方向の切換用部材(77)の頂片(77)aとの弾性的連
結手段として、前記頂片(77)aの両端部に弾性片(13
7)f,(137)rの基部を止着すると共に、その遊端部を
回動板(78)f,(78)rに穿った孔(138)f,(138)r
に係挿して連結し、かつ、回動板(78)f,(78)rの回
動を規制する規制ピン(139)f,(139)rを基板(1)
c上に設けた場合の他の実施例を示しており、第30図で
示す非プレー状態は、第31図に示すように前位の伝達ギ
ヤ(87)fがリールギヤ(86)fから離反していてテー
プが後位のリールに巻取られているプレー状態から、イ
ジェクト操作によりヘッドプレート(27)が後退し、か
つ、前位の回動板(78)fが強制的に回動して伝達ギヤ
(87)fをリールギア(86)fに噛合した状態を示して
いるので、前位の弾性片(137)fは大きく湾曲し、後
位の弾性片(137)rは伝達ギヤ(87)rとリールギヤ
(86)rとの噛合状態を保持する程度に湾曲している。
さらにまた第32,33図は、第30,31図の実施例におい
て、弾性片(137)f,(137)rに代え、U字状の巻回し
た弾線(140)f,(140)rを用い、その巻回部をテープ
走行方向の切換用部材(77)の頂片(77)aの両端部に
止着し、かつ、2本の平行する遊端部間に回動板(78)
f,(78)rの他方の翼部に設けた伝達ギヤ(87)f,(8
7)rの軸(80)f,(80)rを夫々介在した場合の他の
実施例を示している。
さらにまた第34乃至37図は、キャプスタン軸(74)f
と(74)rに、回動板(78)f,(78)rと、弾性付与板
(141)f,(141)rとを夫々設けて成る場合の他の実施
例を示している。
即ち、回動板(78)f,(78)rは第37図、(イ),
(ロ)で示すように、上方一部に係止溝(142)f,(14
2)rを設け、かつ、第1カム部(81)f,(81)rを省
略している以外さきに述べた回動板と基本的に相違する
ところはない。
また弾性付与板(141)f,(141)rは薄い鋼板からな
り、第36図(イ),(ロ)で示すように、上端に第1カ
ム部(81)f,(81)rを、中心部にキャプスタン軸(7
4)f,(74)rの枢着孔(143)f,(143)rを、内縁に
遊離状に形成された円弧状の弾性片(144)f,(144)r
を下端に掛止片(145)f,(145)r及び連結片(146)
f,(146)rを夫々有すると共に、前位の弾性付与板(1
41)fの上端にチャンネル回路切換用スイッチS2を操作
する操作部(147)を設けて成り、このように構成され
た回動板(78)f,(78)及び弾性付与板(141)f,(14
1)rを第34,35図で示すようにキャプスタン軸(74)f,
(74)rに回動自在に夫々枢着すると共に、弾性付与板
(141)f,(141)rの先端を係止溝(142)f,(142)r
に係止し、かつ、連結片(146)f,(146)rをテープ走
行方向の切換用部材(77)の頂片(77)aの両端部に設
けた連結孔に連結し、さらにガタ取り用のスプリング
(148)を掛止片(145)f,(145)r間に張架するので
ある。
なお、図中(149)f,(149)rは伝達ギヤ(87)f,
(87)rがリールギヤ(86)f,(86)rから離反したと
きその回動を規制するために回動板(78)f,(78)rの
縁部に当接するように器枠(1)に設けたストッパーで
ある。
発明の効果 以上のように本願によれば、構造が簡単で安価に提供
できる一般普及型のテーププレーヤに、非プレー状態で
ヘッドプレートが後退して、ピンチローラとキャプスタ
ン軸とか離反するピンチオフの機能を容易に適用するこ
とができること、プレー操作時に、テープの空送り作用
が生じないこと、テープの緩みを自動的に解消できるこ
と、また一対の回動板間に単一のスプリングを張架し
て、一対の連結手段におけるスプリングを省略して成る
ときは、それ丈構成が容易となることなどの利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は非プレー状
態における総体平面図、第2図Aはその左側面図、第2
図Bはその補助プレートを省略した左側面図、第3図は
プレー状態における総体平面図、第4図は、その補助プ
レートを省略した左側面図、第5図は非プレー状態にお
ける一部省略した底面図、第6図はそのプレー状態にお
ける底面図、第7図は非プレー状態における検知レバー
部分の正面図、第8図はそのプレー状態における正面
図、第9図はカセットホルダーを省略した非プレー状態
の平面図、第10,11図はそのプレー状態における平面
図、第12図は早送り状態における部分平面図、第13〜17
図はテープ終端検知機構の動作関係を示す部分底面図、
第18,19図は他の阻止手段を備えた第5,6図に夫々対応す
る底面図、第20と21図は他の連結手段を備えた非プレー
状態の要部の平面図、第22と23図、第24と25図、第26と
27図、第28と29図、第30と31図、第32と33図、及び第34
と35図は夫々さらに他の連結手段を備えた非プレー状態
とプレー状態の要部の平面図、第36,37図は第34,35図に
おける回動板と、弾性付与板の平面図である。 図(1)は器枠、(4)はイジェクトレバー、(5)は
カセットホルダー、(27)はヘッドプレート、(29)は
モータ、(41)は作動レバー、(42)はロック手段、
(43)は電磁作動体、(50)はヘッドプレート作動機
構、(51)は検知レバー、(61)は保持レバー、(70)
はテープ走行方向切換機構、(71)f,(71)rはピンチ
ローラ、(73)f,(73)rはブラケット、(73)′f,
(73)′rは係止ピン、(74)f,(74)rはキャプスタ
ン軸、(77)はテープ走行方向切換部材、(77)aは頂
片、(82)f,(82)rは第2カム部、(86)f,(86)r
はリールギヤ、(87)f,(87)rは伝達ギヤ、(90)は
テープ終端検知機構、(120)は弾線、(125)は揺動
板、(131)は回動リンク片である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 15/44 611 G11B 15/44 611D (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/10 G11B 15/44 G11B 15/00 G11B 15/093

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドプレートをスプリングにより常時後
    退位置に保持し、プレー時にモータの駆動によって前記
    ヘッドプレートを前進位置に導くヘッドプレート作動機
    構と、リール軸を備えた一対のリールギヤと、モータに
    より駆動される伝達ギヤを対応するリールギヤに接触可
    能に支持する一対の回動板と、テープ走行方向の切換用
    部材の作動により前記一対の伝達ギヤを夫々対応するリ
    ールギヤに相対的に接離可能に、前記切換用部材と前記
    一対の回動板とを夫々弾性的に連結する一対の連結手段
    とを備え、さらにヘッドプレートの後退時に、これと連
    動してリールギヤから離反している伝達ギヤを、前記連
    結手段の弾性力に抗して対応するリールギヤに噛合させ
    る方向の回動力を回動板に付与するカム手段とを備えた
    ことを特徴とするテーププレーヤ。
  2. 【請求項2】ヘッドプレート作動機構が、初期回転力が
    付与され、かつ、主動歯車と間歇的に噛合する切欠歯車
    と、この切換歯車を前記主動歯車に噛合しない位置でロ
    ックし、このロック状態を、イジェクト操作時に解放す
    るロック手段と、切換歯車と一体回転するカム片と、こ
    のカム片に案内されてヘッドプレートをその非プレー方
    向に付勢するスプリングに抗してプレー方向に牽引する
    回動自在の作動レバーとから成る請求項1記載のテープ
    プレーヤ。
  3. 【請求項3】カム手段を、ピンチローラのブラケットに
    夫々設けた係止ピンと作用するように各回動板に一体に
    設けて成る請求項1または2記載のテーププレーヤ。
  4. 【請求項4】ヘッドプレートの後退時に、テープ終端検
    知機構の作動を阻止する阻止手段を備えて成る請求項1,
    2または3記載のテーププレーヤ。
  5. 【請求項5】阻止手段が、ヘッドプレート作動機構に設
    けられ、それが不作動状態から作動状態に移行する間、
    テープ終端検知機構の回転部を抑止するバネ板から成る
    請求項4記載のテーププレーヤ。
  6. 【請求項6】阻止手段が、ヘッドプレート作動機構に設
    けられ、それが不作動状態から作動状態に移行する間、
    テープ終端検知機構の歯車と、これに噛合する駆動ギヤ
    との噛合を解除する解除機構から成る請求項4記載のテ
    ーププレーヤ。
  7. 【請求項7】連結手段が、伝達ギヤがリールギヤより離
    反する方向の付勢力を回動板に付与するスプリングと、
    その付勢力をテープ走行方向の切換用部材に付与する付
    与部とから成る請求項1,2,3,4,5または6記載のテープ
    プレーヤ。
  8. 【請求項8】連結手段が、テープ走行方向の切換用部材
    と回転板とに設けられた係合可能な係合片と長孔から成
    り、かつ、伝達ギヤがリールギヤより離反する方向の付
    勢力を前記回動板に付与するスプリングを備えて成る請
    求項1,2,3,4,5,または6記載のテーププレーヤ。
  9. 【請求項9】請求項7または8において、一対の回動板
    間に単一のスプリングを張架して、一対の連結手段にお
    けるスプリングを省略して成るテーププレーヤ。
  10. 【請求項10】連結手段が、テープ走行方向の切換用部
    材に連結され、かつ、弾性付与片を遊離状に設けた回動
    自在の一枚の弾性板から成り前記弾性付与片の遊端部を
    回動板に連結して成る請求項1,2,3,4,5または6記載の
    テーププレーヤ。
  11. 【請求項11】連結手段が、テープ走行方向の切換用部
    材と回動板とを連結し、少なくともいずれか一方が固定
    された弾性部材から成る請求項1,2,3,4,5または6記載
    のテーププレーヤ。
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