JPH0636424A - リニヤスケートシャーシ移動機構 - Google Patents
リニヤスケートシャーシ移動機構Info
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- JPH0636424A JPH0636424A JP4213260A JP21326092A JPH0636424A JP H0636424 A JPH0636424 A JP H0636424A JP 4213260 A JP4213260 A JP 4213260A JP 21326092 A JP21326092 A JP 21326092A JP H0636424 A JPH0636424 A JP H0636424A
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- JP
- Japan
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- chassis
- linear
- cam gear
- linear skate
- skate chassis
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一つのカムギヤにより、リニヤスケートシャ
ーシの移動と引込位置でのロック及び解除を行うことが
できる。 【構成】 押圧ピン24を有するカムギヤ22が支持さ
れた固定シャーシ2に、カム孔30を有する駆動アーム
26を回動自在に支持し、該駆動アームの回動端部を連
結ピン28を介してリニヤスケートシャーシ4と連結
し、固定シャーシにはカムギヤにより位置制御される制
御アーム42と該制御アームにより移動されるロックス
ライダー36を設け、上記カム孔の内側縁が上記押圧ピ
ンによって押圧されることで駆動アームが回動され、そ
れによりリニヤスケートシャーシが移動され、リニヤス
ケートシャーシが引込位置に到達した直後に制御アーム
が回動されてロックスライダーがロック位置へと移動さ
れ、そのロック壁38がリニヤスケートシャーシに固定
された被ロックピン41に対向することにより該リニヤ
スケートシャーシ4の引出位置側への移動が阻止され
る。
ーシの移動と引込位置でのロック及び解除を行うことが
できる。 【構成】 押圧ピン24を有するカムギヤ22が支持さ
れた固定シャーシ2に、カム孔30を有する駆動アーム
26を回動自在に支持し、該駆動アームの回動端部を連
結ピン28を介してリニヤスケートシャーシ4と連結
し、固定シャーシにはカムギヤにより位置制御される制
御アーム42と該制御アームにより移動されるロックス
ライダー36を設け、上記カム孔の内側縁が上記押圧ピ
ンによって押圧されることで駆動アームが回動され、そ
れによりリニヤスケートシャーシが移動され、リニヤス
ケートシャーシが引込位置に到達した直後に制御アーム
が回動されてロックスライダーがロック位置へと移動さ
れ、そのロック壁38がリニヤスケートシャーシに固定
された被ロックピン41に対向することにより該リニヤ
スケートシャーシ4の引出位置側への移動が阻止され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なリニヤスケートシ
ャーシ移動機構に関する。詳しくは、固定シャーシにこ
れと略重なるように位置した引込位置と該引込位置より
手前の引出位置との間を移動するように摺動自在に支持
されたリニヤスケートシャーシを移動させるためのリニ
ヤスケートシャーシ移動機構、特に、固定シャーシに回
動自在に支持されると共に被押圧部を有し回動端部がリ
ニヤスケートシャーシと回動自在に連結された駆動アー
ムと、上記被押圧部を押圧する押圧部が設けられたカム
ギヤとを備え、該カムギヤが駆動アームを押圧すること
により駆動アームが回動されてリニヤスケートシャーシ
が移動されるようにしたリニヤスケートシャーシ移動機
構に関するものであり、カムギヤの押圧部が駆動アーム
の被押圧部を規制する状態をリニヤスケートシャーシが
引込位置に到達した時点で解除しても、リニヤスケート
シャーシを引込位置に安定に保持することができ、それ
により、この時点からも更にカムギヤを回転させること
ができて、カムギヤの回転角や制御機能を拡大すること
ができる新規なリニヤスケートシャーシ移動機構を提供
しようとするものである。
ャーシ移動機構に関する。詳しくは、固定シャーシにこ
れと略重なるように位置した引込位置と該引込位置より
手前の引出位置との間を移動するように摺動自在に支持
されたリニヤスケートシャーシを移動させるためのリニ
ヤスケートシャーシ移動機構、特に、固定シャーシに回
動自在に支持されると共に被押圧部を有し回動端部がリ
ニヤスケートシャーシと回動自在に連結された駆動アー
ムと、上記被押圧部を押圧する押圧部が設けられたカム
ギヤとを備え、該カムギヤが駆動アームを押圧すること
により駆動アームが回動されてリニヤスケートシャーシ
が移動されるようにしたリニヤスケートシャーシ移動機
構に関するものであり、カムギヤの押圧部が駆動アーム
の被押圧部を規制する状態をリニヤスケートシャーシが
引込位置に到達した時点で解除しても、リニヤスケート
シャーシを引込位置に安定に保持することができ、それ
により、この時点からも更にカムギヤを回転させること
ができて、カムギヤの回転角や制御機能を拡大すること
ができる新規なリニヤスケートシャーシ移動機構を提供
しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、テープやディスク等の記録媒体
を使用する記録再生装置の中には、そのベースを為すシ
ャーシを固定シャーシとそれに摺動自在に支持されたリ
ニヤスケートシャーシに分けると共に、これら2つのシ
ャーシの一方に記録媒体が着脱自在に装着される記録媒
体装着部を設け、他方のシャーシに記録再生用ヘッド等
を有する記録再生部を設け、記録媒体の着脱はリニヤス
ケートシャーシが固定シャーシに対して引き出された引
出位置に来ている状態で行い、記録媒体に対する動作は
記録媒体装着部と記録再生部とが所定の位置関係となる
ようにリニヤスケートシャーシを固定シャーシと略重な
った引込位置へと移動させた状態で行うようにしたもの
がある。
を使用する記録再生装置の中には、そのベースを為すシ
ャーシを固定シャーシとそれに摺動自在に支持されたリ
ニヤスケートシャーシに分けると共に、これら2つのシ
ャーシの一方に記録媒体が着脱自在に装着される記録媒
体装着部を設け、他方のシャーシに記録再生用ヘッド等
を有する記録再生部を設け、記録媒体の着脱はリニヤス
ケートシャーシが固定シャーシに対して引き出された引
出位置に来ている状態で行い、記録媒体に対する動作は
記録媒体装着部と記録再生部とが所定の位置関係となる
ようにリニヤスケートシャーシを固定シャーシと略重な
った引込位置へと移動させた状態で行うようにしたもの
がある。
【0003】従って、このようなリニヤスケート式のシ
ャーシ構造を備えた装置にあってはリニヤスケートシャ
ーシを移動させるためのリニヤスケートシャーシ移動機
構が設けられる。
ャーシ構造を備えた装置にあってはリニヤスケートシャ
ーシを移動させるためのリニヤスケートシャーシ移動機
構が設けられる。
【0004】そして、この種のシャーシ移動機構の一つ
として、固定シャーシにカムギヤと回動自在な駆動アー
ムを設けると共に該駆動アームの回動端部をリニヤスケ
ートシャーシと連結し、かつ、駆動アームの被押圧部が
カムギヤの押圧部により押圧されるようにし、駆動アー
ムが回動されることによってリニヤスケートシャーシが
移動されるようにしたものがある。具体的には、例え
ば、カムギヤの外周部に押圧ピンを立て、駆動アームに
はカム孔を形成し、該カム孔の内側縁が上記押圧ピンに
より押圧されるようにしたものがある。
として、固定シャーシにカムギヤと回動自在な駆動アー
ムを設けると共に該駆動アームの回動端部をリニヤスケ
ートシャーシと連結し、かつ、駆動アームの被押圧部が
カムギヤの押圧部により押圧されるようにし、駆動アー
ムが回動されることによってリニヤスケートシャーシが
移動されるようにしたものがある。具体的には、例え
ば、カムギヤの外周部に押圧ピンを立て、駆動アームに
はカム孔を形成し、該カム孔の内側縁が上記押圧ピンに
より押圧されるようにしたものがある。
【0005】このようなシャーシ移動機構によると、カ
ムギヤの大きさや回転角の割にはリニヤスケートシャー
シの移動ストロークを稼ぐことができる等の利点があ
る。
ムギヤの大きさや回転角の割にはリニヤスケートシャー
シの移動ストロークを稼ぐことができる等の利点があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構造のシャーシ移動機構にあっては、カムギヤの回転と
リニヤスケートシャーシの移動とが同時進行するため、
カムギヤが仕事をする期間がリニヤスケートシャーシが
移動している期間に限定されてしまうという問題があ
る。
構造のシャーシ移動機構にあっては、カムギヤの回転と
リニヤスケートシャーシの移動とが同時進行するため、
カムギヤが仕事をする期間がリニヤスケートシャーシが
移動している期間に限定されてしまうという問題があ
る。
【0007】そこで、カムギヤがリニヤスケートシャー
シの移動とは別の作業、特に、リニヤスケートシャーシ
が引込位置に来た状態での別の作業を行なうことができ
るようにするために、カムギヤの押圧部が駆動アームの
被押圧部を押圧するのはリニヤスケートシャーシが引出
位置と引込位置との間に来ている間のみとなるようにす
ることが考えられる。例えば、上記カム孔の形状を、リ
ニヤスケートシャーシが引込位置に到達した時点からは
カムギヤの押圧部がカム孔から脱出する形状にしたり、
あるいは、上記時点ではカム孔の被押圧縁が押圧部の移
動軌跡と平行に延びる形状にすること等が考えられる。
シの移動とは別の作業、特に、リニヤスケートシャーシ
が引込位置に来た状態での別の作業を行なうことができ
るようにするために、カムギヤの押圧部が駆動アームの
被押圧部を押圧するのはリニヤスケートシャーシが引出
位置と引込位置との間に来ている間のみとなるようにす
ることが考えられる。例えば、上記カム孔の形状を、リ
ニヤスケートシャーシが引込位置に到達した時点からは
カムギヤの押圧部がカム孔から脱出する形状にしたり、
あるいは、上記時点ではカム孔の被押圧縁が押圧部の移
動軌跡と平行に延びる形状にすること等が考えられる。
【0008】ところが、そのようにすると、リニヤスケ
ーシャーシが引込位置へと移動された状態においては、
リニヤスケーシャーシが引出位置へ戻り易くなるので、
リニヤスケートシャーシの位置が安定しないばかりか、
リニヤスケトシャーシが引出位置側へ押圧されるような
ことがあると、カムギヤや駆動アームに無理な力が加わ
るため、シャーシ移動機構が破損される等の事故が起こ
る惧れがある。
ーシャーシが引込位置へと移動された状態においては、
リニヤスケーシャーシが引出位置へ戻り易くなるので、
リニヤスケートシャーシの位置が安定しないばかりか、
リニヤスケトシャーシが引出位置側へ押圧されるような
ことがあると、カムギヤや駆動アームに無理な力が加わ
るため、シャーシ移動機構が破損される等の事故が起こ
る惧れがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明リニヤス
ケートシャーシ移動機構は、上記した課題を解決するた
めに、固定シャーシにカムギヤと回動自在な駆動アーム
を設け、該駆動アームの回動端部をリニヤスケートシャ
ーシ、即ち、固定シャーシにこれと略重なるように位置
した引込位置とそれより手前の引出位置との間を移動す
るように摺動自在に支持されたリニヤスケートシャーシ
と回動自在に連結し、該駆動アームにカムギヤの押圧部
によって押圧される被押圧部を設け、カムギヤが駆動ア
ームを押圧することにより駆動アームが回動されてリニ
ヤスケートシャーシが移動されるようにし、リニヤスケ
ートシャーシが引込位置に到達するのと略同時に該リニ
ヤスケートシャーシの引出位置側への移動を阻止する位
置決め手段を設けたものである。
ケートシャーシ移動機構は、上記した課題を解決するた
めに、固定シャーシにカムギヤと回動自在な駆動アーム
を設け、該駆動アームの回動端部をリニヤスケートシャ
ーシ、即ち、固定シャーシにこれと略重なるように位置
した引込位置とそれより手前の引出位置との間を移動す
るように摺動自在に支持されたリニヤスケートシャーシ
と回動自在に連結し、該駆動アームにカムギヤの押圧部
によって押圧される被押圧部を設け、カムギヤが駆動ア
ームを押圧することにより駆動アームが回動されてリニ
ヤスケートシャーシが移動されるようにし、リニヤスケ
ートシャーシが引込位置に到達するのと略同時に該リニ
ヤスケートシャーシの引出位置側への移動を阻止する位
置決め手段を設けたものである。
【0010】
【作用】従って、本発明リニヤスケートシャーシ移動機
構にあっては、リニヤスケートシャーシが引込位置へと
移動されると、該リニヤスケートシャーシは位置決め手
段によってその位置にロックされる。
構にあっては、リニヤスケートシャーシが引込位置へと
移動されると、該リニヤスケートシャーシは位置決め手
段によってその位置にロックされる。
【0011】よって、リニヤスケートシャーシが引込位
置に到達した時点からは、カムギヤの押圧部が駆動アー
ムの被押圧部を規制する状態を解除してもリニヤスケー
トシャーシが引出位置側へ移動されることは無いので、
その時点からも更にカムギヤを回転させることができ、
その分、カムギヤの回転角や制御機能を拡大することが
できて、設計の自由度が広がり、制御手段の共通化等に
よる小型化が可能になる。
置に到達した時点からは、カムギヤの押圧部が駆動アー
ムの被押圧部を規制する状態を解除してもリニヤスケー
トシャーシが引出位置側へ移動されることは無いので、
その時点からも更にカムギヤを回転させることができ、
その分、カムギヤの回転角や制御機能を拡大することが
できて、設計の自由度が広がり、制御手段の共通化等に
よる小型化が可能になる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明リニヤスケートシャーシ移動
機構の詳細を添付図面に示した実施例に従って説明す
る。
機構の詳細を添付図面に示した実施例に従って説明す
る。
【0013】尚、図面に示した実施例は、本発明をリニ
ヤスケート式のビデオテーププレーヤ1におけるリニヤ
スケートシャーシ移動機構に適用したものである。
ヤスケート式のビデオテーププレーヤ1におけるリニヤ
スケートシャーシ移動機構に適用したものである。
【0014】ビデオテーププレーヤ1は、固定シャーシ
2をベースとする固定部3とリニヤスケートシャーシ4
をベースとする可動部5とから成る。
2をベースとする固定部3とリニヤスケートシャーシ4
をベースとする可動部5とから成る。
【0015】固定シャーシ2はこのビデオテーププレー
ヤ1に使用するテープカセット6の平面形状より一回り
位大きく、かつ、左右方向(図1における左方へ向かう
方向を左側とし、右方へ向かう方向を右側とする。ま
た、同図における下方へ向かう方向を前側とし、上方へ
向かう方向を後側とする。以下の説明において向きを示
すときはこの方向によるものとする。)に長い長方形の
平板状をした主部7とその左右両側縁から立ち上げられ
た背の低い案内壁8、8とから成り、該案内壁8、8に
は前後方向に延びる案内溝8a、8aが形成されてい
る。
ヤ1に使用するテープカセット6の平面形状より一回り
位大きく、かつ、左右方向(図1における左方へ向かう
方向を左側とし、右方へ向かう方向を右側とする。ま
た、同図における下方へ向かう方向を前側とし、上方へ
向かう方向を後側とする。以下の説明において向きを示
すときはこの方向によるものとする。)に長い長方形の
平板状をした主部7とその左右両側縁から立ち上げられ
た背の低い案内壁8、8とから成り、該案内壁8、8に
は前後方向に延びる案内溝8a、8aが形成されてい
る。
【0016】また、主部7の上面の前端部左右両端には
テープカセット6の厚みの3分の1位の高さを有する案
内支柱9、9が立設されている。
テープカセット6の厚みの3分の1位の高さを有する案
内支柱9、9が立設されている。
【0017】そして、固定シャーシ2の主部7の上面に
は、その中央部後端寄りの位置に図示しないドラムベー
スに支持されたヘッドドラム10が配置され、更に、該
ヘッドドラム10の左脇にはメインモータ11と該メイ
ンモータ11の上側に配置された図示しない支持台に立
設された固定ガイド12が設けられ、右脇にはキャプス
タンモータ13が固定されており、該キャプスタンモー
タ13からはキャプスタン14が上方へ向かって突出さ
れている。
は、その中央部後端寄りの位置に図示しないドラムベー
スに支持されたヘッドドラム10が配置され、更に、該
ヘッドドラム10の左脇にはメインモータ11と該メイ
ンモータ11の上側に配置された図示しない支持台に立
設された固定ガイド12が設けられ、右脇にはキャプス
タンモータ13が固定されており、該キャプスタンモー
タ13からはキャプスタン14が上方へ向かって突出さ
れている。
【0018】尚、ヘッドドラム10は、固定シャーシ2
に固定された固定ドラム10aと、該固定ドラム10a
に回転自在に支持された回転ドラム10bと、固定ドラ
ム10aと回転ドラム10bとの間に位置していてヘッ
ドドラム10の外周面に沿って移動する図示しない複数
の回転磁気ヘッド等から成り、テープカセット6の磁気
テープ15に対する記録又は再生が行われるときは回転
ドラム10b及び回転磁気ヘッドが一体的に高速で回転
され、その回転は図示しないドラムモータにより行われ
る。
に固定された固定ドラム10aと、該固定ドラム10a
に回転自在に支持された回転ドラム10bと、固定ドラ
ム10aと回転ドラム10bとの間に位置していてヘッ
ドドラム10の外周面に沿って移動する図示しない複数
の回転磁気ヘッド等から成り、テープカセット6の磁気
テープ15に対する記録又は再生が行われるときは回転
ドラム10b及び回転磁気ヘッドが一体的に高速で回転
され、その回転は図示しないドラムモータにより行われ
る。
【0019】固定部3のその余の部分については後述す
る。
る。
【0020】リニヤスケートシャーシ4は固定シャーシ
2の主部7と略同じ大きさの平板状をした主部16とそ
の左右両側縁から立ち上げられた側壁17、17及び前
側縁から立ち上げられた前面壁18とから成り、主部1
6の左右両側部には前後方向に延びる被案内溝19、1
9が形成され、また、側壁17、17の後端部下縁から
下方へ突出した突出片17a、17aには左右方向に延
びる短い被案内軸20、20が固定されている。
2の主部7と略同じ大きさの平板状をした主部16とそ
の左右両側縁から立ち上げられた側壁17、17及び前
側縁から立ち上げられた前面壁18とから成り、主部1
6の左右両側部には前後方向に延びる被案内溝19、1
9が形成され、また、側壁17、17の後端部下縁から
下方へ突出した突出片17a、17aには左右方向に延
びる短い被案内軸20、20が固定されている。
【0021】そして、上記被案内軸20、20は固定シ
ャーシ2に形成された案内溝8a、8aに摺動自在に、
また、固定シャーシ2に立設された前記案内支柱9、9
の上端部はリニヤスケートシャーシ4の被案内溝19、
19にそれぞれ摺動自在に係合され、これにより、リニ
ヤスケートシャーシ4は固定シャーシ2より稍高い位置
にあって該固定シャーシ2に前後方向へ摺動自在に支持
される。
ャーシ2に形成された案内溝8a、8aに摺動自在に、
また、固定シャーシ2に立設された前記案内支柱9、9
の上端部はリニヤスケートシャーシ4の被案内溝19、
19にそれぞれ摺動自在に係合され、これにより、リニ
ヤスケートシャーシ4は固定シャーシ2より稍高い位置
にあって該固定シャーシ2に前後方向へ摺動自在に支持
される。
【0022】このようなリニヤスケートシャーシ4は、
図3に実線で示すように、その略後半部が固定シャーシ
2の前半部と対向した引出位置と、同図に2点鎖線で示
すようにその全体が固定シャーシ2と対向した引込位置
との間を移動される。
図3に実線で示すように、その略後半部が固定シャーシ
2の前半部と対向した引出位置と、同図に2点鎖線で示
すようにその全体が固定シャーシ2と対向した引込位置
との間を移動される。
【0023】可動部5のその余の部分に付いては後述す
る。
る。
【0024】21は上記リニヤスケートシャーシ4を移
動するためのシャーシ移動機構であり、該シャーシ移動
機構21は固定シャーシ2に支持されたカムギヤと、該
カムギヤにより回動されることでリニヤスケートシャー
シ4を前後方向へ押圧する駆動アームと、リニヤスケー
トシャーシ4が引込位置に到達するのと略同時に該リニ
ヤスケートシャーシ4の前方への移動を阻止するロック
スライダーと、カムギヤによって位置制御されることに
より上記ロックスライダーの位置を制御する制御アーム
等とから成る。
動するためのシャーシ移動機構であり、該シャーシ移動
機構21は固定シャーシ2に支持されたカムギヤと、該
カムギヤにより回動されることでリニヤスケートシャー
シ4を前後方向へ押圧する駆動アームと、リニヤスケー
トシャーシ4が引込位置に到達するのと略同時に該リニ
ヤスケートシャーシ4の前方への移動を阻止するロック
スライダーと、カムギヤによって位置制御されることに
より上記ロックスライダーの位置を制御する制御アーム
等とから成る。
【0025】22はカムギヤである。該カムギヤ22は
固定シャーシ2の主部7の前後方向における長さの略半
分位の直径を有する平ギヤ状をしており、上記主部7の
左前側の隅角部寄りの位置に固定された支持軸23に回
転自在に支持されている。そして、カムギヤ22の上面
の外周縁寄りの位置には比較的背の低い押圧ピン24が
立設され、また、カムギヤ22の下面にはカム溝25が
形成されている。
固定シャーシ2の主部7の前後方向における長さの略半
分位の直径を有する平ギヤ状をしており、上記主部7の
左前側の隅角部寄りの位置に固定された支持軸23に回
転自在に支持されている。そして、カムギヤ22の上面
の外周縁寄りの位置には比較的背の低い押圧ピン24が
立設され、また、カムギヤ22の下面にはカム溝25が
形成されている。
【0026】該カム溝25はカムギヤ22の中心部近く
に位置した第1の非押圧部25aと、カムギヤ22の外
周部に位置した第2の非押圧部25bと、これら2つの
非押圧部25aと25bとの間を連続させている押圧部
25cとから成る。
に位置した第1の非押圧部25aと、カムギヤ22の外
周部に位置した第2の非押圧部25bと、これら2つの
非押圧部25aと25bとの間を連続させている押圧部
25cとから成る。
【0027】そして、非押圧部25a、25bはいずれ
もカムギヤ22の中心を中心とした円弧状に延びると共
に第1の非押圧部25aは中心角で略180°の範囲に
亘って、第2の非押圧部25bは中心角で略50°の範
囲に亘ってそれぞれ形成されている。また、押圧部25
cは第1の非押圧部25aの上方から見て時計回り方向
側端と第2の非押圧部25bの反時計回り方向側端との
間を連続させており、第2の非押圧部25bに近づくに
従って上記中心からの距離が長くなり、かつ、中心角で
略80°の範囲に亘って形成されている。
もカムギヤ22の中心を中心とした円弧状に延びると共
に第1の非押圧部25aは中心角で略180°の範囲に
亘って、第2の非押圧部25bは中心角で略50°の範
囲に亘ってそれぞれ形成されている。また、押圧部25
cは第1の非押圧部25aの上方から見て時計回り方向
側端と第2の非押圧部25bの反時計回り方向側端との
間を連続させており、第2の非押圧部25bに近づくに
従って上記中心からの距離が長くなり、かつ、中心角で
略80°の範囲に亘って形成されている。
【0028】尚、上記押圧部25cの第1の非押圧部2
5a寄りの半部はカムギヤ22の中心からの距離が急激
に変化するように形成され、その余の部分は上記距離が
緩やかに変化するように形成されている。
5a寄りの半部はカムギヤ22の中心からの距離が急激
に変化するように形成され、その余の部分は上記距離が
緩やかに変化するように形成されている。
【0029】そして、このようなカムギヤ22は前記メ
インモータ11の回転を図示しないギヤ伝達系を介して
伝達されることにより回転され、リニヤスケートシャー
シ4を引出位置から引込位置へと移動させるときは上方
から見て反時計回り方向へ回転され、リニヤスケートシ
ャーシ4を引込位置から引出位置へと移動させるときは
時計回り方向へ回転される。
インモータ11の回転を図示しないギヤ伝達系を介して
伝達されることにより回転され、リニヤスケートシャー
シ4を引出位置から引込位置へと移動させるときは上方
から見て反時計回り方向へ回転され、リニヤスケートシ
ャーシ4を引込位置から引出位置へと移動させるときは
時計回り方向へ回転される。
【0030】26は駆動アームである。該駆動アーム2
6はカムギヤ22の直径より稍長い板状をしており、そ
の一端部26aが固定シャーシ2の主部7の左前側の隅
角部に立設された支持軸27に水平方向へ回動自在に支
持されると共に、カムギヤ22に上方から略重なるよう
に設けられている。そして、駆動アーム26の回動端部
26bには比較的背の低い連結ピン28が立設されてお
り、該連結ピン28の上部はリニヤスケートシャーシ4
の主部16の略中央部に形成された連結長孔29に摺動
自在に挿通されている。
6はカムギヤ22の直径より稍長い板状をしており、そ
の一端部26aが固定シャーシ2の主部7の左前側の隅
角部に立設された支持軸27に水平方向へ回動自在に支
持されると共に、カムギヤ22に上方から略重なるよう
に設けられている。そして、駆動アーム26の回動端部
26bには比較的背の低い連結ピン28が立設されてお
り、該連結ピン28の上部はリニヤスケートシャーシ4
の主部16の略中央部に形成された連結長孔29に摺動
自在に挿通されている。
【0031】30は駆動アーム26に形成されたカム孔
であり、該カム孔30の大部分は駆動アーム26の長手
方向に長い略三日月形をしている。即ち、該カム孔30
の内側縁は、駆動アーム26が図4に示す位置に来てい
る状態で見て、略後方に向かって脹らんだ円弧を描くよ
うに延びる部分31(以下、「円弧縁」と言う。)と、
該円弧縁31の略右半部に前方から対向して直線状に延
びる部分32(以下、「引出時被押圧縁」と言う。)
と、円弧縁31の右端に連続して上記引出時被押圧縁3
2の右端部と平行に延びる比較的短い部分33(以下、
「引込時被押圧縁」と言う。)と、円弧縁31の略左半
部に前方から対向し後方に向かって脹んだ円弧を描くよ
うに延びる部分34(以下、「引込前非作用縁」と言
う。)と、円弧縁31の左端部と平行に延びる部分35
とから成る。そして、上記円弧縁31及び引込前非作用
縁34は押圧ピン24の外周面のうちカムギヤ22の中
心から遠い部分がカムギヤ22の回転につれて描く軌跡
の曲率と同じ曲率を有している。
であり、該カム孔30の大部分は駆動アーム26の長手
方向に長い略三日月形をしている。即ち、該カム孔30
の内側縁は、駆動アーム26が図4に示す位置に来てい
る状態で見て、略後方に向かって脹らんだ円弧を描くよ
うに延びる部分31(以下、「円弧縁」と言う。)と、
該円弧縁31の略右半部に前方から対向して直線状に延
びる部分32(以下、「引出時被押圧縁」と言う。)
と、円弧縁31の右端に連続して上記引出時被押圧縁3
2の右端部と平行に延びる比較的短い部分33(以下、
「引込時被押圧縁」と言う。)と、円弧縁31の略左半
部に前方から対向し後方に向かって脹んだ円弧を描くよ
うに延びる部分34(以下、「引込前非作用縁」と言
う。)と、円弧縁31の左端部と平行に延びる部分35
とから成る。そして、上記円弧縁31及び引込前非作用
縁34は押圧ピン24の外周面のうちカムギヤ22の中
心から遠い部分がカムギヤ22の回転につれて描く軌跡
の曲率と同じ曲率を有している。
【0032】従って、該カム孔30の右端部30a(以
下、「規制部」と言う。)は駆動アーム26の長手方向
に沿って延びる短い溝状をしており、また、左端部30
b(以下、「非作用部」と言う。)はその余の三日月形
をした部分よりある程度前方に突出した円弧状に延びる
溝状をしている。これら規制部30a及び非作用部30
bの幅はカムギヤ22に設けられた押圧ピン24の太さ
と略同じ大きさになっている。
下、「規制部」と言う。)は駆動アーム26の長手方向
に沿って延びる短い溝状をしており、また、左端部30
b(以下、「非作用部」と言う。)はその余の三日月形
をした部分よりある程度前方に突出した円弧状に延びる
溝状をしている。これら規制部30a及び非作用部30
bの幅はカムギヤ22に設けられた押圧ピン24の太さ
と略同じ大きさになっている。
【0033】そして、駆動アーム26の回動中心、即
ち、支持軸27は上記円弧縁31の中心及び引込前非作
用縁34の中心の移動軌跡がカムギヤ22の中心を通る
ように配置されている。
ち、支持軸27は上記円弧縁31の中心及び引込前非作
用縁34の中心の移動軌跡がカムギヤ22の中心を通る
ように配置されている。
【0034】カムギヤ22に設けられた押圧ピン24は
上記カム孔30内に位置される。
上記カム孔30内に位置される。
【0035】36はロックスライダーである。該ロック
スライダー36は左右方向に長い板状をした主部37と
該主部37の前側縁の右端部から立ち上げられたロック
壁38とが一体に形成され、主部37にはその左右両端
部に左右方向へ延びる長孔37a、37aが形成される
と共に、その略中央部には小さな連結ピン39が立設さ
れている。そして、固定シャーシ2の主部7のうちカム
ギヤ22の略前方の位置に小さなガイド軸40、40が
立設されており、これらガイド軸40、40が上記ロッ
クスライダー36の長孔37a、37aに摺動自在に挿
通され、それにより、該ロックスライダー36が一定の
範囲内で左右方向へ移動されるように固定シャーシ2に
支持される。
スライダー36は左右方向に長い板状をした主部37と
該主部37の前側縁の右端部から立ち上げられたロック
壁38とが一体に形成され、主部37にはその左右両端
部に左右方向へ延びる長孔37a、37aが形成される
と共に、その略中央部には小さな連結ピン39が立設さ
れている。そして、固定シャーシ2の主部7のうちカム
ギヤ22の略前方の位置に小さなガイド軸40、40が
立設されており、これらガイド軸40、40が上記ロッ
クスライダー36の長孔37a、37aに摺動自在に挿
通され、それにより、該ロックスライダー36が一定の
範囲内で左右方向へ移動されるように固定シャーシ2に
支持される。
【0036】41はリニヤスケートシャーシ4の主部1
6の前端部略中央から下方に向かって突出するように設
けられた被ロックピンであり、ロックスライダー36は
そのロック壁38が上記被ロックピン41の移動軌跡上
に位置したロック位置と、それより稍右側へ寄ったロッ
ク解除位置との間を移動される。
6の前端部略中央から下方に向かって突出するように設
けられた被ロックピンであり、ロックスライダー36は
そのロック壁38が上記被ロックピン41の移動軌跡上
に位置したロック位置と、それより稍右側へ寄ったロッ
ク解除位置との間を移動される。
【0037】42は制御アームである。該制御アーム4
2は略クランク形に屈曲した形状をしており、その中央
部がカムギヤ22を支持している支持軸23より右側に
位置した状態で該カムギヤ22の下方に位置されてい
る。
2は略クランク形に屈曲した形状をしており、その中央
部がカムギヤ22を支持している支持軸23より右側に
位置した状態で該カムギヤ22の下方に位置されてい
る。
【0038】43は固定シャーシ2のうち前記ロックス
ライダー36に後方から近接した位置に固定された支持
軸であり、制御アーム42はその前端部寄りの位置がこ
の支持軸43に水平方向へ回動自在に支持されている。
ライダー36に後方から近接した位置に固定された支持
軸であり、制御アーム42はその前端部寄りの位置がこ
の支持軸43に水平方向へ回動自在に支持されている。
【0039】44は制御アーム42の中央部に立設され
た被制御ピンであり、該被制御ピン44はカムギヤ22
のカム溝25に摺動自在に係合されている。
た被制御ピンであり、該被制御ピン44はカムギヤ22
のカム溝25に摺動自在に係合されている。
【0040】制御アーム42の前端部はロックスライダ
ー36に上方から重なるように位置され、その前端縁に
はU字形をした係合切欠45が形成されており、該係合
切欠45にロックスライダー36の連結ピン39が回動
自在に係合されている。従って、制御アーム42が回動
するとロックスライダー36が移動される。
ー36に上方から重なるように位置され、その前端縁に
はU字形をした係合切欠45が形成されており、該係合
切欠45にロックスライダー36の連結ピン39が回動
自在に係合されている。従って、制御アーム42が回動
するとロックスライダー36が移動される。
【0041】そこで、このようなシャーシ移動機構21
によるリニヤスケートシャーシ4の移動等は次のように
行われる。
によるリニヤスケートシャーシ4の移動等は次のように
行われる。
【0042】初期状態、即ち、リニヤスケートシャーシ
4が引出位置に来ている状態においては、カムギヤ22
は、図1及び図4に示すように、その押圧ピン24がカ
ムギヤ22の中心部の略前側に位置した初期位置に来て
おり、この状態で、駆動アーム26は略左右方向に延び
る向きとなっていて、押圧ピン24はカム孔30の引込
前非作用縁34の右端部に接触している。
4が引出位置に来ている状態においては、カムギヤ22
は、図1及び図4に示すように、その押圧ピン24がカ
ムギヤ22の中心部の略前側に位置した初期位置に来て
おり、この状態で、駆動アーム26は略左右方向に延び
る向きとなっていて、押圧ピン24はカム孔30の引込
前非作用縁34の右端部に接触している。
【0043】尚、この状態では、引込前非作用縁34は
カムギヤ22の中心と同心円上に位置され、かつ、押圧
ピン24は引込前非作用縁34と垂直に交わって上記中
心を通る直線上に位置しており、従って、この状態から
リニヤスケートシャーシ4が後方へ向けて押圧されるよ
うなことがあっても、その押圧力は押圧ピン24をカム
ギヤ22の中心部に向けて押圧するように作用するだけ
であって、カムギヤ22に回転力を与えるようには作用
しないので、リニヤスケートシャーシ4が後方へ移動さ
れることは無く、また、カムギヤ22及びその駆動系に
無理な力が加えられることも無い。
カムギヤ22の中心と同心円上に位置され、かつ、押圧
ピン24は引込前非作用縁34と垂直に交わって上記中
心を通る直線上に位置しており、従って、この状態から
リニヤスケートシャーシ4が後方へ向けて押圧されるよ
うなことがあっても、その押圧力は押圧ピン24をカム
ギヤ22の中心部に向けて押圧するように作用するだけ
であって、カムギヤ22に回転力を与えるようには作用
しないので、リニヤスケートシャーシ4が後方へ移動さ
れることは無く、また、カムギヤ22及びその駆動系に
無理な力が加えられることも無い。
【0044】また、初期状態において、制御アーム42
の被制御ピン44は、図4に示すように、カムギヤ22
のカム溝25の第1の非押圧部25aの反時計回り方向
側端に位置されており、この状態において制御アーム4
2は略前後方向に延びる姿勢となった初期位置に保持さ
れ、それにより、ロックスライダー36が前記ロック解
除位置に保持される。
の被制御ピン44は、図4に示すように、カムギヤ22
のカム溝25の第1の非押圧部25aの反時計回り方向
側端に位置されており、この状態において制御アーム4
2は略前後方向に延びる姿勢となった初期位置に保持さ
れ、それにより、ロックスライダー36が前記ロック解
除位置に保持される。
【0045】初期状態からリニヤスケートシャーシ4を
引き込むための指示が為されると、カムギヤ22が反時
計回り方向へ回転される。すると、押圧ピン24は、先
ず、引込前非作用縁34から外れて駆動アーム26のカ
ム孔30内を右稍後方へ向かって移動して行き、図4に
2点鎖線で示すように、円弧縁31の右端部寄りの位置
に当接し、該円弧縁31を略後方へ向けて押圧する。
引き込むための指示が為されると、カムギヤ22が反時
計回り方向へ回転される。すると、押圧ピン24は、先
ず、引込前非作用縁34から外れて駆動アーム26のカ
ム孔30内を右稍後方へ向かって移動して行き、図4に
2点鎖線で示すように、円弧縁31の右端部寄りの位置
に当接し、該円弧縁31を略後方へ向けて押圧する。
【0046】これにより、駆動アーム26が反時計回り
方向へ回動され、その連結ピン28がリニヤスケートシ
ャーシ4の連結長孔29の後側縁を略後方へ向けて押圧
するので、リニヤスケートシャーシ4が引込位置へ向け
て移動されて行く。
方向へ回動され、その連結ピン28がリニヤスケートシ
ャーシ4の連結長孔29の後側縁を略後方へ向けて押圧
するので、リニヤスケートシャーシ4が引込位置へ向け
て移動されて行く。
【0047】そして、駆動アーム26の回動に伴って、
押圧ピン24が円弧縁31に接触する位置が規制部30
a側へ変位して行き、リニヤスケートシャーシ4が、図
7に示すように、引込位置より稍手前の位置まで来たと
ころで、押圧ピン24は規制部30a内に位置して引込
時被押圧縁33に接触する。
押圧ピン24が円弧縁31に接触する位置が規制部30
a側へ変位して行き、リニヤスケートシャーシ4が、図
7に示すように、引込位置より稍手前の位置まで来たと
ころで、押圧ピン24は規制部30a内に位置して引込
時被押圧縁33に接触する。
【0048】そして、図8に示すように、カムギヤ22
が初期位置から略半回転した位置(以下、「引込完了位
置」と言う。)に来るのと同時にリニヤスケートシャー
シ4が引込位置に到達し、かつ、押圧ピン24はカム孔
30の規制部30aから出て円弧縁31に接触し、この
状態では、円弧縁31の中心はカムギヤ22の中心と一
致する、即ち、円弧縁31は押圧ピン24の移動軌跡と
平行に延びるように位置する。
が初期位置から略半回転した位置(以下、「引込完了位
置」と言う。)に来るのと同時にリニヤスケートシャー
シ4が引込位置に到達し、かつ、押圧ピン24はカム孔
30の規制部30aから出て円弧縁31に接触し、この
状態では、円弧縁31の中心はカムギヤ22の中心と一
致する、即ち、円弧縁31は押圧ピン24の移動軌跡と
平行に延びるように位置する。
【0049】従って、この状態からカムギヤ22が更に
反時計回り方向へ回転しても、押圧ピン24は円弧縁3
1に沿って移動するだけであるから駆動アーム26を押
圧することは無い。
反時計回り方向へ回転しても、押圧ピン24は円弧縁3
1に沿って移動するだけであるから駆動アーム26を押
圧することは無い。
【0050】また、前記したように、カムギヤ22のカ
ム溝25の第1の非押圧部25aは中心角で略180°
の範囲に亘って形成されているので、カムギヤ22が初
期位置から引込完了位置まで回転する間、制御アーム4
2の被制御ピン44は上記第1の非押圧部25a内に位
置している。従って、この間、制御アーム42は前記初
期位置から移動することは無く、それにより、ロックス
ライダー36はロック解除位置に保持されたままとなっ
ている。
ム溝25の第1の非押圧部25aは中心角で略180°
の範囲に亘って形成されているので、カムギヤ22が初
期位置から引込完了位置まで回転する間、制御アーム4
2の被制御ピン44は上記第1の非押圧部25a内に位
置している。従って、この間、制御アーム42は前記初
期位置から移動することは無く、それにより、ロックス
ライダー36はロック解除位置に保持されたままとなっ
ている。
【0051】リニヤスケートシャーシ4が引込位置に到
達すると、その被ロックピン41は左右方向から見てロ
ックスライダー36のロック壁38に後方から略接触す
るように位置される(図8参照)。
達すると、その被ロックピン41は左右方向から見てロ
ックスライダー36のロック壁38に後方から略接触す
るように位置される(図8参照)。
【0052】そして、リニヤスケートシャーシ4が引込
位置に到達した後、カムギヤ22は更に反時計回り方向
へ略80°移動したロック完了位置まで回転される。こ
のとき、カムギヤ22のカム溝25の押圧部25cが制
御アーム42の被制御ピン44を略右方へ押圧するの
で、制御アーム42が時計回り方向へ回動され、それに
より、制御アーム42の係合切欠45の右側縁がロック
スライダー36の連結ピン39を略左方へ押圧する。こ
れにより、該ロックスライダー36がロック位置へと移
動され、そのロック壁38が被ロックピン41の前側に
位置される(図9参照)。
位置に到達した後、カムギヤ22は更に反時計回り方向
へ略80°移動したロック完了位置まで回転される。こ
のとき、カムギヤ22のカム溝25の押圧部25cが制
御アーム42の被制御ピン44を略右方へ押圧するの
で、制御アーム42が時計回り方向へ回動され、それに
より、制御アーム42の係合切欠45の右側縁がロック
スライダー36の連結ピン39を略左方へ押圧する。こ
れにより、該ロックスライダー36がロック位置へと移
動され、そのロック壁38が被ロックピン41の前側に
位置される(図9参照)。
【0053】しかして、被ロックピン41の前方への移
動が阻止されるので、リニヤスケートシャーシ4が引込
位置にロックされ、従って、この状態からリニヤスケー
トシャーシ4に前方への押圧力が加えられても、リニヤ
スケートシャーシが同方向へ移動されることは無く、ま
た、押圧ピン24に無理な力が加えられることも無い。
動が阻止されるので、リニヤスケートシャーシ4が引込
位置にロックされ、従って、この状態からリニヤスケー
トシャーシ4に前方への押圧力が加えられても、リニヤ
スケートシャーシが同方向へ移動されることは無く、ま
た、押圧ピン24に無理な力が加えられることも無い。
【0054】尚、カムギヤ22が制御アーム42に対す
る制御以外の制御を行う時は、上記ロック完了位置から
更に反時計回り方向へ回転され、その回転は、最大、押
圧ピン24がカム孔30の非作用部30bの奥端に位置
したところまで行われ、この間、制御アーム42の被制
御ピン44はカムギヤ22のカム溝25の第2の非押圧
部25b内に位置されているため、該制御アーム42が
移動されることは無い。
る制御以外の制御を行う時は、上記ロック完了位置から
更に反時計回り方向へ回転され、その回転は、最大、押
圧ピン24がカム孔30の非作用部30bの奥端に位置
したところまで行われ、この間、制御アーム42の被制
御ピン44はカムギヤ22のカム溝25の第2の非押圧
部25b内に位置されているため、該制御アーム42が
移動されることは無い。
【0055】リニヤスケートシャーシ4が引込位置にロ
ックされた状態から該リニヤスケートシャーシ4を引き
出す指示が為されると、カムギヤ22が時計回り方向へ
回転される。
ックされた状態から該リニヤスケートシャーシ4を引き
出す指示が為されると、カムギヤ22が時計回り方向へ
回転される。
【0056】すると、先ず、カムギヤ22が前記した引
込完了位置まで移動する間に、その押圧ピン24が駆動
アーム26のカム孔30の円弧縁31に沿って移動する
と共に、カムギヤ22のカム溝25の押圧部25cが制
御アーム42の被制御ピン44を略左方へ押圧するの
で、制御アーム42が初期位置に戻されて行き、このと
き該制御アーム42の係合切欠45の左側縁がロックス
ライダー36の連結ピン39を右方へ押圧する。これに
より、ロックスライダー36がロック解除位置へと移動
されるので、リニヤスケートシャーシ4に対するロック
が解除される。
込完了位置まで移動する間に、その押圧ピン24が駆動
アーム26のカム孔30の円弧縁31に沿って移動する
と共に、カムギヤ22のカム溝25の押圧部25cが制
御アーム42の被制御ピン44を略左方へ押圧するの
で、制御アーム42が初期位置に戻されて行き、このと
き該制御アーム42の係合切欠45の左側縁がロックス
ライダー36の連結ピン39を右方へ押圧する。これに
より、ロックスライダー36がロック解除位置へと移動
されるので、リニヤスケートシャーシ4に対するロック
が解除される。
【0057】次いで、カムギヤ22が引込完了位置に来
たところからその押圧ピン24が円弧縁31を離れ、そ
の直後に該押圧ピン24が引出時被押圧縁32の右端部
に当接して、そこを略右前方へ向けて押圧する。これに
より、駆動アーム26が時計回り方向へ回動され、その
連結ピン28がリニヤスケートシャーシ4の連結長孔2
9の前側縁を略前方へ向けて押圧し、それにより、リニ
ヤスケートシャーシ4が引出位置へ向けて移動されて行
く。そして、図7に示す状態を経て、カムギヤ22が初
期位置に来るのと同時にリニヤスケートシャーシ4が引
出位置に到達する。
たところからその押圧ピン24が円弧縁31を離れ、そ
の直後に該押圧ピン24が引出時被押圧縁32の右端部
に当接して、そこを略右前方へ向けて押圧する。これに
より、駆動アーム26が時計回り方向へ回動され、その
連結ピン28がリニヤスケートシャーシ4の連結長孔2
9の前側縁を略前方へ向けて押圧し、それにより、リニ
ヤスケートシャーシ4が引出位置へ向けて移動されて行
く。そして、図7に示す状態を経て、カムギヤ22が初
期位置に来るのと同時にリニヤスケートシャーシ4が引
出位置に到達する。
【0058】しかして、シャーシ移動機構21によるリ
ニヤスケートシャーシ4の移動と引込位置におけるロッ
ク及びその解除等は以上のように行われるので、一つの
カムギヤ22により、駆動アーム26を介してのリニヤ
スケートシャーシ4の移動と、制御アーム42とロック
スライダー36を介してのリニヤスケートシャーシ4に
対するロック及びその解除を行うことができ、しかも、
リニヤスケートシャーシ4が引込位置にロックされた後
はカムギヤ22はリニヤスケートシャーシ4とは関係な
く回転することかできるため、該カムギヤ22にリニヤ
スケートシャーシ4に対する上記制御以外の所要の制御
機能を担わせることができる。
ニヤスケートシャーシ4の移動と引込位置におけるロッ
ク及びその解除等は以上のように行われるので、一つの
カムギヤ22により、駆動アーム26を介してのリニヤ
スケートシャーシ4の移動と、制御アーム42とロック
スライダー36を介してのリニヤスケートシャーシ4に
対するロック及びその解除を行うことができ、しかも、
リニヤスケートシャーシ4が引込位置にロックされた後
はカムギヤ22はリニヤスケートシャーシ4とは関係な
く回転することかできるため、該カムギヤ22にリニヤ
スケートシャーシ4に対する上記制御以外の所要の制御
機能を担わせることができる。
【0059】リニヤスケートシャーシ4の内側の空間4
6はテープカセット6が着脱自在に装着されるカセット
装着部になっている。
6はテープカセット6が着脱自在に装着されるカセット
装着部になっている。
【0060】テープカセット6は左右方向に長い略長方
形状をした比較的薄い箱型のカセットケース47と、磁
気テープ15の両端が止着されると共に所定量巻装され
上記カセットケース47内に回転自在に収納された供給
側テープリール(以下、「Sリール」と言う。)48及
び巻取側テープリール(以下、「Tリール」と言う。)
48′と、カセットケース47に形成されたテープ引出
用凹部49の前面(以下、「テープ引出面」と言う。)
を開閉する蓋体50等から成り、カセットケース47の
テープ引出用凹部49の前端の左右両脇の位置にはテー
プ出口51、51が形成されている。
形状をした比較的薄い箱型のカセットケース47と、磁
気テープ15の両端が止着されると共に所定量巻装され
上記カセットケース47内に回転自在に収納された供給
側テープリール(以下、「Sリール」と言う。)48及
び巻取側テープリール(以下、「Tリール」と言う。)
48′と、カセットケース47に形成されたテープ引出
用凹部49の前面(以下、「テープ引出面」と言う。)
を開閉する蓋体50等から成り、カセットケース47の
テープ引出用凹部49の前端の左右両脇の位置にはテー
プ出口51、51が形成されている。
【0061】そして、磁気テープ15の上記テープ出口
51、51からカセットケース47外に導出された部分
はテープローディングが行われる前の状態においては上
記テープ引出面に沿って位置している。
51、51からカセットケース47外に導出された部分
はテープローディングが行われる前の状態においては上
記テープ引出面に沿って位置している。
【0062】リニヤスケートシャーシ4の主部16の後
側縁の中央部には後方に向かって開口した略U字形の比
較的大きな切欠52が形成されており、リニヤスケート
シャーシ4が引込位置へと移動されると、上記切欠52
内にヘッドドラム10が相対的に位置される(図2参
照)。
側縁の中央部には後方に向かって開口した略U字形の比
較的大きな切欠52が形成されており、リニヤスケート
シャーシ4が引込位置へと移動されると、上記切欠52
内にヘッドドラム10が相対的に位置される(図2参
照)。
【0063】53はSリール48が係合されるS側リー
ル台、53´はTリール48´が係合されるT側リール
台であり、これらリール台53、53´はリニヤスケー
トシャーシ4の主部16から上方へ突出した状態で該主
部16に支持されている。
ル台、53´はTリール48´が係合されるT側リール
台であり、これらリール台53、53´はリニヤスケー
トシャーシ4の主部16から上方へ突出した状態で該主
部16に支持されている。
【0064】54はリニヤスケートシャーシ4に固定さ
れたテープガイドであり、主部16の後端縁の上記切欠
52の右脇の位置に設けられている。
れたテープガイドであり、主部16の後端縁の上記切欠
52の右脇の位置に設けられている。
【0065】55、55′はテープローディングを行う
ためのテープローディングブロックであり、左側のテー
プローディングブロック55は移動ベース56とそれに
立設されたガイドローラ57及び傾斜ポスト58とから
成り、右側のテープローディングブロック55′は移動
ベース56′とそれに立設されたガイドローラ57′と
から成る。そして、これらテープローディングブロック
55、55′は、テープローディングが開始される前の
状態においては、図1に示すように、リニヤスケートシ
ャーシ4の主部16のうち前記U字形をした切欠52の
左右両脇の待機位置に保持されており、テープローディ
ングが開始すると固定シャーシ2のヘッドドラム10の
背後に設けられた図示しない案内部材上に移動し、図2
に示す、ローディング完了位置に達する。
ためのテープローディングブロックであり、左側のテー
プローディングブロック55は移動ベース56とそれに
立設されたガイドローラ57及び傾斜ポスト58とから
成り、右側のテープローディングブロック55′は移動
ベース56′とそれに立設されたガイドローラ57′と
から成る。そして、これらテープローディングブロック
55、55′は、テープローディングが開始される前の
状態においては、図1に示すように、リニヤスケートシ
ャーシ4の主部16のうち前記U字形をした切欠52の
左右両脇の待機位置に保持されており、テープローディ
ングが開始すると固定シャーシ2のヘッドドラム10の
背後に設けられた図示しない案内部材上に移動し、図2
に示す、ローディング完了位置に達する。
【0066】59は一端部にピンチローラ60が支持さ
れたピンチローラアーム、61は一端部にフリダシガイ
ド62が立設されたフリダシアーム、63は一端部にテ
ンレギピン64が立設されたテンレギアームであり、こ
れらピンチローラアーム59、フリダシアーム61及び
テンレギアーム63はリニヤスケートシャーシ4の主部
16に水平方向へ回動自在に支持されており、初期状態
においては、それぞれ図1に示す初期位置に保持されて
いる。
れたピンチローラアーム、61は一端部にフリダシガイ
ド62が立設されたフリダシアーム、63は一端部にテ
ンレギピン64が立設されたテンレギアームであり、こ
れらピンチローラアーム59、フリダシアーム61及び
テンレギアーム63はリニヤスケートシャーシ4の主部
16に水平方向へ回動自在に支持されており、初期状態
においては、それぞれ図1に示す初期位置に保持されて
いる。
【0067】カセット装着部46に対するテープカセッ
ト6の装着及び取出はリニヤスケートシャーシ4が引出
位置に来ている状態で行われる。
ト6の装着及び取出はリニヤスケートシャーシ4が引出
位置に来ている状態で行われる。
【0068】カセット装着部46にテープカセット6が
装着されると、リール台53、53´のリール係合軸5
3a、53´aが相対的にテープリール48、48′の
リール台係合孔48a、48′aに嵌合され、それによ
り、Sリール48がS側リール台53と、Tリール4
8′がT側リール台53´と、それぞれ一体的に回転す
るように結合される。
装着されると、リール台53、53´のリール係合軸5
3a、53´aが相対的にテープリール48、48′の
リール台係合孔48a、48′aに嵌合され、それによ
り、Sリール48がS側リール台53と、Tリール4
8′がT側リール台53´と、それぞれ一体的に回転す
るように結合される。
【0069】また、テープカセット6がカセット装着部
46に装着されると、前記テープガイド54、ガイドロ
ーラ57、57′、傾斜ポスト58、ピンチローラ6
0、フリダシガイド62及びテンレギピン64がカセッ
トケース47の前面に位置している磁気テープ15の内
側に位置される(図1参照)。
46に装着されると、前記テープガイド54、ガイドロ
ーラ57、57′、傾斜ポスト58、ピンチローラ6
0、フリダシガイド62及びテンレギピン64がカセッ
トケース47の前面に位置している磁気テープ15の内
側に位置される(図1参照)。
【0070】尚、テープカセット6の蓋体50は、少な
くともリニヤスケートシャーシ4が引込位置に向けて移
動される前に、テープ引出用凹部49の前面を開放した
位置へと移動される。
くともリニヤスケートシャーシ4が引込位置に向けて移
動される前に、テープ引出用凹部49の前面を開放した
位置へと移動される。
【0071】そこで、テープカセット6がカセット装着
部46に装着された状態からリニヤスケートシャーシ4
が引込位置へ向けて移動されて行くと、ヘッドドラム1
0が相対的にカセットケース47のテープ引出用凹部4
9に挿入されると共に、該ヘッドドラム10の外周面の
略前方を向いた部分と固定ガイド12、キャプスタン1
4、テープガイド54、ガイドローラ57、57′、傾
斜ポスト58に磁気テープ15が巻き付けられる。
部46に装着された状態からリニヤスケートシャーシ4
が引込位置へ向けて移動されて行くと、ヘッドドラム1
0が相対的にカセットケース47のテープ引出用凹部4
9に挿入されると共に、該ヘッドドラム10の外周面の
略前方を向いた部分と固定ガイド12、キャプスタン1
4、テープガイド54、ガイドローラ57、57′、傾
斜ポスト58に磁気テープ15が巻き付けられる。
【0072】テープローディングはリニヤスケートシャ
ーシ4が引込位置に到達した後に行われ、テープローデ
ィングが開始されると、テープローディングブロック5
5、55´が前記ローディング完了位置へと移動され、
それと前後してフリダシアーム61及びテンレギアーム
63が略後方へ向けて回動され、それにより、フリダシ
ガイド62及びテンレギピン64に磁気テープ15が巻
き付けられる。
ーシ4が引込位置に到達した後に行われ、テープローデ
ィングが開始されると、テープローディングブロック5
5、55´が前記ローディング完了位置へと移動され、
それと前後してフリダシアーム61及びテンレギアーム
63が略後方へ向けて回動され、それにより、フリダシ
ガイド62及びテンレギピン64に磁気テープ15が巻
き付けられる。
【0073】以上の状態がテープローディング完了状態
であり、この状態で磁気テープ15は図2に示すパスを
通され、ヘッドドラム10の外周面には略一周螺旋状に
巻き付けられる。
であり、この状態で磁気テープ15は図2に示すパスを
通され、ヘッドドラム10の外周面には略一周螺旋状に
巻き付けられる。
【0074】磁気テープ15に対する記録または再生が
行われるときは、ピンチローラ60が磁気テープ15を
挟んでキャプスタン14に圧着され、磁気テープ15は
これらキャプスタン14とピンチローラ60とによって
定速で走行される。
行われるときは、ピンチローラ60が磁気テープ15を
挟んでキャプスタン14に圧着され、磁気テープ15は
これらキャプスタン14とピンチローラ60とによって
定速で走行される。
【0075】尚、テープカセット6を取り出すための動
作が開始すると、テープアンローディングが行われてか
らリニヤスケートシャーシ4が引出位置へと移動され
る。即ち、テープローディングブロック55、55´、
フリダシガイド62及びテンレギピン64等が所定のタ
イミングで元の位置に戻されると共に、テープリール4
8又は48´がテープ巻取方向へ回転され、それによ
り、テープカセット6から引き出されていた磁気テープ
15が当該テープリールに巻取られ、その後リニヤスケ
ートシャーシ4が引出位置へ移動される。
作が開始すると、テープアンローディングが行われてか
らリニヤスケートシャーシ4が引出位置へと移動され
る。即ち、テープローディングブロック55、55´、
フリダシガイド62及びテンレギピン64等が所定のタ
イミングで元の位置に戻されると共に、テープリール4
8又は48´がテープ巻取方向へ回転され、それによ
り、テープカセット6から引き出されていた磁気テープ
15が当該テープリールに巻取られ、その後リニヤスケ
ートシャーシ4が引出位置へ移動される。
【0076】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明リニヤスケートシャーシ移動機構は、固定シ
ャーシと、該固定シャーシにこれと略重なるように位置
した引込位置と該引込位置より手前の引出位置との間を
移動するように摺動自在に支持されたリニヤスケートシ
ャーシと、固定シャーシに回動自在に支持されると共に
被押圧部を有し回動端部がリニヤスケートシャーシと回
動自在に連結された駆動アームと、上記被押圧部を押圧
する押圧部が設けられたカムギヤとを備え、該カムギヤ
が駆動アームを押圧することにより駆動アームが回動さ
れてリニヤスケートシャーシが移動されるリニヤスケー
トシャーシ移動機構であって、リニヤスケートシャーシ
が引込位置に到達するのと略同時に該リニヤスケートシ
ャーシの引出位置側への移動を阻止する位置決め手段を
設けたことを特徴とする。
に、本発明リニヤスケートシャーシ移動機構は、固定シ
ャーシと、該固定シャーシにこれと略重なるように位置
した引込位置と該引込位置より手前の引出位置との間を
移動するように摺動自在に支持されたリニヤスケートシ
ャーシと、固定シャーシに回動自在に支持されると共に
被押圧部を有し回動端部がリニヤスケートシャーシと回
動自在に連結された駆動アームと、上記被押圧部を押圧
する押圧部が設けられたカムギヤとを備え、該カムギヤ
が駆動アームを押圧することにより駆動アームが回動さ
れてリニヤスケートシャーシが移動されるリニヤスケー
トシャーシ移動機構であって、リニヤスケートシャーシ
が引込位置に到達するのと略同時に該リニヤスケートシ
ャーシの引出位置側への移動を阻止する位置決め手段を
設けたことを特徴とする。
【0077】従って、本発明リニヤスケートシャーシ移
動機構にあっては、リニヤスケートシャーシが引込位置
へと移動されると、該リニヤスケートシャーシは位置決
め手段によってその位置にロックされる。
動機構にあっては、リニヤスケートシャーシが引込位置
へと移動されると、該リニヤスケートシャーシは位置決
め手段によってその位置にロックされる。
【0078】よって、リニヤスケートシャーシが引込位
置に到達した時点からは、カムギヤの押圧部が駆動アー
ムの被押圧部を規制する状態を解除してもリニヤスケー
トシャーシが引出位置側へ移動されることは無いので、
その時点からも更にカムギヤを回転させることができ、
その分、カムギヤの回転角や制御機能を拡大することが
できて、設計の自由度が広がり、制御手段の共通化等に
よる小型化が可能になる。
置に到達した時点からは、カムギヤの押圧部が駆動アー
ムの被押圧部を規制する状態を解除してもリニヤスケー
トシャーシが引出位置側へ移動されることは無いので、
その時点からも更にカムギヤを回転させることができ、
その分、カムギヤの回転角や制御機能を拡大することが
できて、設計の自由度が広がり、制御手段の共通化等に
よる小型化が可能になる。
【0079】尚、実施例に示したカムギヤとその押圧
部、駆動アームとその被押圧部その他各部の構造ないし
形状等は本発明を実施するに当たっての具体化のほんの
一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
部、駆動アームとその被押圧部その他各部の構造ないし
形状等は本発明を実施するに当たっての具体化のほんの
一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
【図1】本発明リニヤスケートシャーシ移動機構をリニ
ヤスケート式のビデオテーププレーヤにおけるリニヤス
ケートシャーシ移動機構に適用した実施の一例を示すも
ので、初期状態におけるビデオテーププレーヤの全体を
示す平面図である。
ヤスケート式のビデオテーププレーヤにおけるリニヤス
ケートシャーシ移動機構に適用した実施の一例を示すも
ので、初期状態におけるビデオテーププレーヤの全体を
示す平面図である。
【図2】テープローディング完了状態におけるビデオテ
ーププレーヤの全体をテープカセットを切断して示す拡
大平面図である。
ーププレーヤの全体をテープカセットを切断して示す拡
大平面図である。
【図3】テープカセットが装着された状態における図1
のIII−III線に沿う拡大断面図である。
のIII−III線に沿う拡大断面図である。
【図4】初期状態におけるリニヤスケートシャーシ移動
機構を拡大して示す水平断面図である。
機構を拡大して示す水平断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】リニヤスケートシャーシ移動機構を分解して示
す拡大斜視図である。
す拡大斜視図である。
【図7】図8及び図9と共にリニヤスケートシャーシ移
動機構による動作を経時的に示すもので、本図はリニヤ
スケートシャーシが引込位置の稍手前まで来た状態にお
ける要部を拡大して示す水平断面図である。
動機構による動作を経時的に示すもので、本図はリニヤ
スケートシャーシが引込位置の稍手前まで来た状態にお
ける要部を拡大して示す水平断面図である。
【図8】リニヤスケートシャーシの引込位置への移動が
完了した状態における要部を拡大して示す水平断面図で
ある。
完了した状態における要部を拡大して示す水平断面図で
ある。
【図9】ロックスライダーによるリニヤスケートシャー
シのロックが完了した状態における要部を拡大して示す
水平断面図である。
シのロックが完了した状態における要部を拡大して示す
水平断面図である。
2 固定シャーシ 4 リニヤスケートシャーシ 21 リニヤスケートシャーシ移動機構 22 カムギヤ 24 押圧部 26 駆動アーム 28 回動端部 30 被押圧部 36、41 位置決め手段 36 摺動部材 41 係合部 42 制御アーム
Claims (4)
- 【請求項1】 固定シャーシと、該固定シャーシにこれ
と略重なるように位置した引込位置と該引込位置より手
前の引出位置との間を移動するように摺動自在に支持さ
れたリニヤスケートシャーシと、固定シャーシに回動自
在に支持されると共に被押圧部を有し回動端部がリニヤ
スケートシャーシと回動自在に連結された駆動アーム
と、上記被押圧部を押圧する押圧部が設けられたカムギ
ヤとを備え、該カムギヤが駆動アームを押圧することに
より駆動アームが回動されてリニヤスケートシャーシが
移動されるリニヤスケートシャーシ移動機構であって、
リニヤスケートシャーシが引込位置に到達するのと略同
時に該リニヤスケートシャーシの引出位置側への移動を
阻止する位置決め手段を設けたことを特徴とするリニヤ
スケートシャーシ移動機構。 - 【請求項2】 位置決め手段が、リニヤスケートシャー
シに設けられた係合部と固定シャーシに設けられリニヤ
スケートシャーシが引込位置に到達するのと略同時に上
記係合部と係合する位置へと移動される摺動部材とから
成ることを特徴とする請求項1に記載のリニヤスケート
シャーシ移動機構。 - 【請求項3】 摺動部材の移動を固定シャーシに設けら
れた制御アームにより行うようにしたことを特徴とする
請求項2に記載のリニヤスケートシャーシ移動機構。 - 【請求項4】 制御アームの位置制御をカムギヤによっ
て行うようにしたことを特徴とする請求項3に記載のリ
ニヤスケートシャーシ移動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213260A JPH0636424A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | リニヤスケートシャーシ移動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213260A JPH0636424A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | リニヤスケートシャーシ移動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636424A true JPH0636424A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16636153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4213260A Pending JPH0636424A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | リニヤスケートシャーシ移動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636424A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6172840B1 (en) | 1998-03-19 | 2001-01-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic recording/reproduction apparatus including a rotary head cylinder and both vertical and inclined guides for winding a magnetic tape about the rotary head cylinder |
US6198592B1 (en) | 1998-03-19 | 2001-03-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic recording/reproduction apparatus including a first chassis onto which a tape cassette is received and a second chassis having a rotary head cylinder thereon |
US6215612B1 (en) * | 1998-03-19 | 2001-04-10 | Matsushita Electric Industrial | Magnetic recording/reproduction apparatus having a rotary head cylinder and a mechanism for passing a magnetic tape around the rotary head cylinder for a predetermined arc |
US6275351B1 (en) * | 1998-03-19 | 2001-08-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic recording/reproduction apparatus having a mechanism for moving a sub-chassis relative to a main chassis |
US6286775B1 (en) | 1998-03-19 | 2001-09-11 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Magnetic recording apparatus |
US6288865B1 (en) | 1998-03-19 | 2001-09-11 | Matshushita Electric Industrial Co. Ltd | Magnetic recording/reproduction apparatus having a mechanism for moving a sub-chassis relative to a main chassis |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP4213260A patent/JPH0636424A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6172840B1 (en) | 1998-03-19 | 2001-01-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic recording/reproduction apparatus including a rotary head cylinder and both vertical and inclined guides for winding a magnetic tape about the rotary head cylinder |
US6198592B1 (en) | 1998-03-19 | 2001-03-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic recording/reproduction apparatus including a first chassis onto which a tape cassette is received and a second chassis having a rotary head cylinder thereon |
US6215612B1 (en) * | 1998-03-19 | 2001-04-10 | Matsushita Electric Industrial | Magnetic recording/reproduction apparatus having a rotary head cylinder and a mechanism for passing a magnetic tape around the rotary head cylinder for a predetermined arc |
US6275351B1 (en) * | 1998-03-19 | 2001-08-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic recording/reproduction apparatus having a mechanism for moving a sub-chassis relative to a main chassis |
US6286775B1 (en) | 1998-03-19 | 2001-09-11 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Magnetic recording apparatus |
US6288865B1 (en) | 1998-03-19 | 2001-09-11 | Matshushita Electric Industrial Co. Ltd | Magnetic recording/reproduction apparatus having a mechanism for moving a sub-chassis relative to a main chassis |
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