JP2614481B2 - カセットローディング装置 - Google Patents

カセットローディング装置

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JP2614481B2 JP63038289A JP3828988A JP2614481B2 JP 2614481 B2 JP2614481 B2 JP 2614481B2 JP 63038289 A JP63038289 A JP 63038289A JP 3828988 A JP3828988 A JP 3828988A JP 2614481 B2 JP2614481 B2 JP 2614481B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は8mmVTR等の小形磁気記録再生装置のカセット
ローディング装置に関するものである。
(従来の技術) 出願人は以前第1図A、B、C、Dに示す如く、モー
ドに応じてVTRの奥行き長さを拡縮出来るカセットロー
ディング装置を提案した(特願昭62−250200号)。
上記ローディング装置は、ヘッドシリンダ(14)を具
えたメインシャーシ(1)上に、供給リール台(43)及
び巻取リール台(44)を具えたリールシャーシ(4)及
び該リールシャーシとは独立スライド可能にサブシャー
シ(5)を配備して構成される。
第1図Cのスタンバイモードでは、リールシャーシ
(4)はメインシヤーシ(1)から突出して第1停止位
置S1にて停止している。
カセットローディングが開始されると、リールシャー
シ(4)及びサブシャーシ(5)がヘッドシリンダ(1
4)に向って前進する。
リールシャーシ(4)にカセット(9)が装填されて
いる場合、第1図Bのプレーモードに示す第2停止位置
S2で停止し、記録或は再生を行なう。
リールシャーシ(4)にカセット(9)が装填されて
いない空の状態では、第1図Aのエンプティモードに示
す如く、リールシャーシ(4)及びサブシャーシ(5)
は更に前進して第3停止位置S3にて停止する。
エンプティモードでは、ローディングの装置の奥行き
長さは、カセット(9)の奥行き寸法の制約を受けず、
ローディング装置の奥行き長さを最小に出来る。
ローディング装置の奥行き長さを小さく構成すると、
VTRの最小奥行き寸法を小さく出来る。
(発明が解決しようとする課題) 上記ローディング装置の場合、サフシャーシ(5)は
リールシャーシ(4)にバネ(40)にて連繋され、ロー
ディングモータによってリールシャーシ(4)が前進す
ると引張りバネ(40)を介してサブシャーシ(5)も一
緒に前進する様に構成されている。しかしこの構成で
は、サブシャーシ(5)の前進を阻止する何らかの障害
物があった場合、リールシャーシ(4)だけが前進する
ことになり、サブシャーシ(5)の位置決めが不確実で
ある。又、バネ(40)に抗して、バネを引き延ばしなが
らリールシャーシを前進させるためにローディングモー
タへの負荷が大きくなる問題があった。
本発明は、リールシャーシとサブシャーシとをレバー
によって連繋して、サブシャーシの動きをリールシャー
シ上に拘束することにより、サブシャーシの位置決めを
確実に行なうことが出来るカセットローディング装置を
提供するものである。
(問題を解決する手段) 上記問題を解決するために本発明のカセットローディ
ング装置は、ヘッドシリンダ(14)を具えたメインシャ
ーシ(1)上に、供給リール台(43)及び巻取りリール
台(44)を具えたリールシャーシ(4)及び該リールシ
ャーシ(4)を摺動可能に支持するサブシャーシ(5)
が夫々独立してヘッドシリンダ(14)側にスライド可能
に配備されたカセットローディング装置であって、リー
ルシャーシ(4)はスタンバイモードの第1停止位置
S1、該第1停止位置よりもヘッドシリンダ(14)側に接
近したプレーモードの第2停止位置S2、及び該第2停止
位置よりも更にヘッドシリンダ(14)に接近したエンプ
ティモード(カセットが装填されていない状態のモー
ド)の第3停止位置S3の少なくとも3位置に停止可能で
あって、リールシャーシ(4)には第1レバー(8)及
び第2レバー(85)が該シャーシ(4)のスライド方向
と平行な面内にて回動可能に配備され、第1レバー
(8)の一方の自由端(83)と第2レバー(85)の一方
の自由端(86)とが互いに逆回転可能に係合し、第1レ
バー(8)の他方の自由端(81)はメインシャーシ
(1)上の案内部材(17)に摺動可能に係合し、第2レ
バー(85)の他方の自由端(88)はサブシャーシ(5)
に設けた掛り部(58)に摺動可能に係合する。前記メイ
ンシャーシ上の案内部材(17)は第1案内部(18)及び
該案内部(18)に連続する第2案内部(19)を有し、第
1案内部(18)はリールシャーシ(4)の移行方向に沿
って延びており、第2案内部(19)は該第1案内部(1
8)の奥端から屈曲して形成され、前記第1レバー
(8)及び第2レバー(85)は、第1レバー(8)の案
内部材(17)側の自由端(81)の回動移動量よりも第2
レバー(85)の掛り部(58)側の自由端(88)の回動移
動量の方が大きくなる様にレバー比が決められている。
(作用及び効果) エジェクトモードからプレーモードへの切替え時にリ
ールシャーシ(4)がヘッドシリンダ(14)側に移行す
る際、リールシャーシ(4)上の第2レバー(85)に係
合したサブシャーシ(5)もリールシャーシ(4)と一
体に移行する。
この時、リールシャーシ(4)上の第1レバー(8)
の一方の自由端はメインシャーシ(1)上の第1案内部
(18)即ち、リールシャーシ(4)の移行方向に沿う案
内部に摺動可能に係合して該第1レバー(8)の回転は
阻止されており、従って第1レバー(8)に係合してい
る第2レバー(85)も回転せず、リールシャーシ(4)
とサブシャーシ(5)は一体にヘッドシリンダ(14)側
に移行する。
リールシャーシ(4)がプレー位置に達するとローテ
ングモータが停止し、リールシャーシ(4)及びサブシ
ャーシ(5)は停止する。
リールシャーシ(4)が空の場合、リールシャーシが
プレー位置に達してもローディングモータは回転を持続
し、リールシャーシ(4)は更に前進する。
このとき、サブシャーシ駆動用の第1レバー(8)が
メインシャーシ(1)上の案内部材(17)の第1案内部
(18)から第2案内部(19)に移って、第1レバー
(8)が回転し、従って第2レバー(85)が第1レバー
(8)とは逆方向に回転してサブシャーシ(5)をヘッ
ドシリンダ(14)側に移行させる。
これによって、サブシャーシ(5)はエジェクトモー
ドからエンプティモードまで、リールシャーシ(4)に
拘束された状態にて移行し、各モードでのサブシャーシ
の位置決めが、リールシャーシと同様に確実に行なわれ
る。
第1レバー(8)及び第2レバー(85)は、第1レバ
ー(8)の案内部材(17)側の自由端(81)の回動移動
量よりも第2レバー(85)の掛り部(58)側の自由端
(88)の回動移動量の方が大きくなる様にレバー比が決
められているため、プレーモードからエンプテイモード
への移行時、リールシャーシ(4)の前進量よりもサブ
シャーシ(5)の前進量が大きくなり、装置全体をより
コンパクトにできる。
又、従来の様にリールシャーシをバネにて引っ張って
おらず、ローデングモータへの負荷は小さくて済む。
(実施例) 以下、8mmVTRでの実施例に基づき本発明を具体的に説
明する。
カセットローディング装置は、リールシャーシ(4)
のスライド停止位置及びカセットホルダー(15)の状態
によって、エンプティモード、プレーモード、スタンバ
イモード、エジェクトモードの4つのモードの状態に変
化する。
第1図Dに示すエジェクトモードは、リールシャーシ
(4)がメインシャーシ(1)から突出して第1停止位
置S1にて停止し、カセットホルダー(15)が上昇した状
態である。
第1図Cに示すスタンバイモードは、カセットホルダ
ー(15)が下降してリールシャーシ(4)にロックされ
た状態である。
第1図Bに示すプレーモードは、スタンバイモードの
状態からリールシャーシ(4)がヘッドシリンダ(14)
側に移動して第2停止位置S2で静止した状態である。プ
レーモードにて、記録又は再生が行なわれる。
第1図Aに示すエンプティモードは、カセットホルダ
ーが空の状態において、プレーモードの状態よりもリー
ルシャーシ(4)が更にヘッドシリンダ(14)側に移動
して第3停止位置S3で静止した状態である。
エンプティモードにて、ローディング装置及びVTR全
体の奥行き長さが最小になる。
第2図に示す如く、カセットローディング装置は矩形
のメインシャーシ(1)、メインシャーシ上にスライド
可能に配備されたリールシャーシ(4)及び両シャーシ
の間にスライド可能に配備されたサブシャーシ(5)を
有している。
メインシャーシ(1)にはヘッドシリンダ(14)、該
ヘッドシリンダの近傍にテープローディング装置
(2)、ヘッドシリンダ(14)の奥方右側にキャプスタ
ン(16)が配備されている。
テープローディング装置(2)は、第10図、第11図、
第12図に示す様に、ヘッドシリンダ(14)の下部を包囲
して2枚のリング状ギャ(3)(31)を上下2段に同心
に回転自由に配備し、上段のリング状ギャ(3)にテー
プ供給側のテープ先導ガイド(32)、下段のリング状ギ
ャ(31)にテープ巻取側のテープ先導ガイド(34)を配
備している。
供給側の先導ガイド(32)はレバー(35)を介してリ
ング状ギャ(3)(31)に取り付けられ、レバー(35)
には公知の如く、テープローディング完了時に先導ガイ
ド(32)を、メインシャーシ(1)上の位置決めストッ
パ(36)に押圧付勢するバネ(33)が連繋されている。
上記リング状ギヤ(3)(31)は中間歯車列(20)を
介してローディングモータ(26)に連繋されている。
中間歯車列(20)は、ローディングモータ(26)によ
って駆動されるウォーム(27)、該ウォーム(27)とリ
ング状ギャ(3)(31)の間に配備された第1、第2、
第3、第4、第5の各歯車(21)(22)(23)(24)
(25)によって構成される。
第12図に示す如く、第1乃至第5の各歯車は夫々上下
2段にギャが形成され、第1歯車(21)の下段ギャ(21
b)はウォームギャであって前記ウォーム(27)に噛合
し、上段のギャ(21a)が第2歯車(22)の下段ギャ(2
2b)に噛合している。
第2歯車(22)の上段ギャ(22a)は第3歯車(23)
の上段ギャ(23a)に、第3歯車(23)の下段ギャ(23
b)は第4歯車(24)の下段ギャ(24b)に噛合してい
る。
第4歯車(24)の上段ギャ(24a)は第5歯車(25)
の上段ギャ(25a)及び前記上段のリング状ギャ(3)
(31)に噛合し、第5歯車(25)の下段ギャ(25b)は
前記下段リング状ギャ(31)に噛合している。
第1歯車乃至第4歯車(21)(22)(23)(24)は上
段ギャと下段ギャは一体に回転するが、第5歯車(25)
は上段ギャ(25a)と下段ギャ(25b)が互いに無関係に
回転自由に同心に軸承され、トーションバネ(28)にて
連繋されている。
第1歯車(21)の上段ギャ(21a)と該ギャに噛合す
る第2歯車(22)の下段ギャ(22b)は全周ギャではな
く、上段ギャ(21a)は一部に歯先円半径の大径円弧部
(21c)を有し、下段ギャ(22b)は歯元円半径の小径円
弧部(22c)を有している。
第10図のスタイバイモードに於て、第1歯車(21)が
時計方向に回転すると、第4歯車(24)は反時計方向に
回転し、第5歯車(25)は時計方向に回転する。これに
よって上段のリング状ギャ(3)は時計方向に回転し
て、テープ供給側先導ガイド(32)も時計方向に回転移
動する。
下段のリング状ギャ(31)は反時計方向に回転して、
テープ巻取り側の先導ガイド(34)も反時計方向に回転
移動し、第11図の如く両先導ガイドはメインシャーシ上
のストッパ(36)(32)に当たって位置決めされ、テー
プローディング完了状態になる。
このとき第5歯車(25)の上段ギャ(25a)はオーバ
ーランして回転し、トーションバネ(28)の撓みによっ
て先導ガイド(34)を位置決めストッパ(37)に押圧付
勢する。
上記の状態から更に第1歯車(21)が時計方向に回転
しても、第1歯車(21)の上段ギヤ(21a)の大径円弧
部(21c)と第2歯車(22)の下段ギャ(22b)の小径円
弧部(22c)が対向し、第1歯車(21)は空回りして、
第2歯車(22)以降の歯車に回転力を伝達しない。
第11図のプレーモードに於て、供給側先導ガイド(3
2)をストッパ(36)に付勢するバネ(35)及び巻取側
先導ガイド(34)をストッパ(37)に付勢するトーショ
ンバネ(28)の反力によって、両リング状ギャ(3)
(31)にはテープのアンローデング方向に力が作用し、
第2歯車(22)は時計方向の回転力を受けている。
しかし、前記の如く、第1歯車(21)の上段ギャの大
径円弧部(21c)と第2歯車(22)の下段ギャの小径円
弧部(22c)が対応して、第2歯車(22)の時計方向の
回転は阻止される。
テープアンローディング時には、ローディングモータ
(26)が逆転し、第1歯車(21)が反時計方向に回転
し、第4歯車(21)の上段ギャ(21a)と第2歯車(2
2)の下段ギャ(22b)が再び噛合する。中間歯車列(2
0)を介してリング状ギャ(3)(31)が逆転して第10
図の如く、先導ガイド(32)(34)を元位置に復帰させ
るのである。
上記テープローディング装置(2)に於て、重要なこ
とは、テープローディングが完了しても、ローティング
モータ(26)及びウォーム(27)の回転に支障がない点
である。
ウォーム(27)は後記の如く、リールシャーシ(4)
を駆動する働きもあり、テープローディングが完了した
後も、先導ガイド(32)(34)をテープローディング完
了位置に待機させたまま、リールシャーシ(4)をスラ
イド駆動出来る。
第2図の如く、上記メインシヤーシ(1)は前後及び
両側縁の四辺を上向きに屈曲して高さの短い壁板を形成
しており、両側壁(11)(11)にガイドバー(13)(1
3)を配備している。
メインシャーシ(1)上に、ヘッドシリンダ(14)に
接近離間可能にリールシャーシ(4)が配備される。
リールシャーシ(4)は底板(41)の両側を上向きに
屈曲して側板(42)(42)を形成し、底板(41)の両側
にガイド部材(46)を突設して、該ガイド部材(46)を
前記メインシャーシ(1)のガイドバー(13)(13)に
摺動可能に結合している。
底板(41)には供給リール台(43)及び巻取リール台
(44)が配備され、ピンチローラレバー(6)、巻取側
テープ引出しレバー(64)及び供給側テープ引出しレバ
ー(7)、及びサブシャーシ駆動用の第1、第2レバー
(8)(85)が底板(41)に平行な面内で回動可能に配
備されている。
底板(41)はヘッドシリンダ(14)側の奥側が大きく
刳られており、リールシャーシ(4)がヘッドシリンダ
(14)側に前進して、リールシャーシ(4)とメインシ
ャーシ(1)が重なり合ってもリールシャーシ(4)は
ヘッドシリンダ(14)に衝突しない。
第2図、第12図に示す如く、底板(41)の下面には前
記テープローディング装置(2)のウォーム(27)に噛
合するラック板(48)が突設され、ウォーム(27)の回
転によってリールシャーシ(4)がヘッドシリンダ(1
4)に接近離間する。
第2図の如く、メインシャーシ(1)とリールシャー
シ(4)の間にサブシャーシ(5)が備され、該サブシ
ャーシ(5)は、前板(51)、両側板(53)(53)及び
前板(51)と両側板(53)を底板(52)とで形成され
る。該底板(52)は両端部を残して大きく刳られてい
る。
サブシャーシ(5)の両側板(53)(53)に該ガイド
溝(54)が開設され、該ガイド溝(54)に、リールシャ
ーシ(4)の側板(42)に突設したローラ(45)が転動
可能に嵌まり、サブシャーシ(5)の底板(52)に突設
されたガイド軸(55)が、リールシャーシ(4)の底板
(41)に開設されたガイド長孔(47)に摺動可能に嵌ま
っており、サブシャーシ(5)は、リールシャーシ
(4)のスライドとは無関係にリールシャーシ(4)上
を該シャーシのスライド方向と同じ方向にスライド可能
である。
サブシャーシ(5)の底板(52)の上面にカセット検
出スイッチ(56)が配備され、該スイッチ(56)はリー
ルシャーシ(4)の底板(41)の前部切欠部(49)を貫
通してリールシャーシ(4)上に臨出している。
前記リールシャーシ(4)の底板(41)の下面にヘッ
ドシリンダ側に第1レバー(8)、該第1レバーよりも
外側に第2レバー(85)が夫々底板(41)と平行な面内
にて回動可能に枢支されている。
第1レバー(8)は一方の自由端(81)に下向きにピ
ン(82)を突設し、他方の自由端に切欠溝(84)を開設
している。
第2レバー(85)は一方の自由端(86)に下向きにピ
ン(87)を突設して該ピン(87)を前記第1レバー
(8)の切欠溝(84)に摺動可能に嵌め、他方の自由端
には後記する掛り部(58)に係合するピン(89)を下向
きに突設している。
第1レバー(8)が回転すると第2レバー(85)も該
レバー(8)とは逆方向に回転する。
又、第1レバー(8)の案内部材(17)側の自由端
(81)は他方の自由端(83)よりも短く、第2レバー
(85)の第1レバー(8)側の自由端(86)は他方の自
由端(88)よりも短く形成され、従って、第1レバー
(8)の案内部材(17)側の自由端(81)の回動移動量
によりも第2レバー(85)の掛り部(58)側の回動移動
量は大きくなる。
前記メインシャーシ(1)には上記第1レバー(8)
のピン(82)が摺動可能に係合する案内部材(17)が固
定され、該案内部材(17)にはリールシャーシ(4)の
移行方向に沿う溝状の第1案内部(18)と、第1案内部
(18)の奥端から巻取リール台(44)側に略直角に屈曲
する第2案内部(19)が開設され、前記第1レバー
(8)のピン(82)が上記案内部(18)に摺動可能に嵌
まっている。
前記サブシャーシ(5)の前部には第2レバー(85)
のピン(89)が摺動可能に係合する掛り部(58)が内側
に突設されている。
掛り部(58)には前記第2レバー(85)のピン(89)
が摺動可能に嵌まる案内溝(59)が開設され、該溝(5
9)は第9図の如く、左端から右側に真直に延びる第1
溝部(59a)、該第1溝部(59a)から外側に傾斜して右
側に延びる第2溝部(59b)及び該第2溝部(59b)から
右側に真直に延びる第3溝部(59c)とからなる。
第6図の如く、メインシャーシ上にはローディングモ
ータ(26)の近傍に該モータを停止させるスイッチ(2
8)及び該スイッチを作動させるスイッチレバー(29)
が配備されている。
上記スイッチ(28)はリールシャーシ(4)上にカセ
ットが装填された状態にて、リールシャーシ(4)がプ
レーモードの第2停止位置S2に達したとき、カセット
(9)がスイッチレバー(29)に当たり、スイッチ(2
9)をOFFにしてローディングモータ(26)を停止する。
リールシャーシ(4)が空の状態では、該シャーシ
(4)がエンプティモードの第3停止位置S3に達したと
き、リールシャーシ(4)がスイッチレバー(29)を作
動してスイッチをOFFにする。
次にリールシャーシ(4)上にカセット(9)が装填
されている場合と、空の場合についてローディング装置
の動作を説明する。
カセットを装填する場合 第1図Dのエジェクトモードに於て、ホルダー(15)
にカセット(9)を投入し、ホルダー(15)をリールシ
ャーシ(4)上に下降させる。
ロック手段(図示せず)によってホルダー(15)はリ
ールシャーシ(4)上にロックされるとともに、カセッ
ト検出スイッチ(56)が働いてローディングモータ(2
6)が回動し、第6図、第7図の動作順序に従って、ウ
ォーム(27)、中間歯車列(20)、リング状ギャ(3)
(31)を介して両先導ガイド(32)(34)がカセットの
テープ(図示せず)を引き出しながらヘッドシリンダ
(14)の回りを略半周してテープローディングを行な
う。
上記の動作と同時にウォーム(27)によってリールシ
ャーシ(4)がヘッドシリンダ(14)側にスライド駆動
され、リールシャーシ(4)がプレーモードの第2停止
位置S2までスライドし、カセット(9)がスイッチレバ
ー(29)に当たってローディングモータ(26)が停止
し、リールシャーシ(4)も停止する。
第6図のスタンバイモードから第7図のプレーモード
に示す如く、リールシャーシ(4)がヘッドシリンダ
(14)側へ移動することによって、リールシャーシ
(4)上の第2レバー(85)に係合したサブシャーシ
(5)もリールシャーシ(4)と一体に移行する。
この時、リールシャーシ(4)上の第1レバー(8)
の自由端のピン(82)はメインシャーシ(1)上の第1
案内部(18)即ち、リールシャーシ(4)の移行方向に
沿う案内部に摺動可能に係合して該第1レバー(8)の
回転は阻止されており、従って第1レバー(8)に係合
している第2レバー(85)も回転せず、リールシャーシ
(4)とサブシャーシ(5)は一体にヘッドシリンダ
(14)側に移行する。
リールシャーシ(4)がプレー位置に達すると前記の
如く、スイッチ(28)が作動してローデングモータが停
止し、リールシャーシ(4)及びサブシャーシ(5)は
同時に停止する。
リールシャーシが空の場合 前記の如く、第1図Cのスタンバイモードから、ロー
ディングモータ(26)の回転によってテープローディン
グとカセットローディングが同時に開始され、リールシ
ャーシ(4)がヘッドシリンダ(14)側に移動する。
カセット(9)が装填されていないため、リールシャ
ーシ(4)がプレー位置に達してもローディングモータ
(26)は回転を持続し、リールシャーシ(4)がスイッ
チレバー(29)に当ってモータが停止するまでリールシ
ャーシ(4)及びサブシャーシ(5)が前進する。
リールシャーシ(4)がプレー位置を通過するとき、
サブシャーシ駆動用の第1レバー(8)がメインシャー
シ上の案内部材(17)の第1案内部材(18)から、第2
案内部(19)に移り、第1レバー(8)が時計方向に回
転し、従って第2レバー(85)が反時計方向に回転して
サブシャーシ(5)をヘッドシリンダ(14)側に移行さ
せる。
尚、リールシャーシ(4)がプレーモードの第2停止
位置S2に達した時点でテープローディングは完了してお
り、この状態から更にローディングモードが回転して、
リールシャーシ(4)を前進させても、前述の如く、中
間歯車列(20)の第1歯車(21)の大径円弧部(21c)
と第2歯車(22)の小径円弧部(22c)との対向によ
り、ローディングモータ(26)の回転力は先導ガイド
(32)(34)には伝達されず、先導ガイドはリールシャ
ーシ(4)から離れたローディング完了位置で停止した
ままであり、リールシャーシ(4)の前進に支障はな
い。
外部スイッチ(図示せず)の操作によってエジェクト
モードを選択すると、ローディングモータ(26)が逆転
し、テープアンローディングとカセットアンローディン
グが同時に開始され、リールシャーシ(4)及びサブシ
ャーシ(5)はヘッドシリンダ(14)から離間してスタ
ンバイモードの第1停止位置S1に達して停止する。
この状態にて、ホルダーのロックが解除され、ホルダ
ーが上昇する。
本発明は、ローデイング装置のメカ動作の必要性に応
じて、モードを増やし、リールシャーシを上記の3位置
以上の位置に停止させることも可能であり、特許請求の
範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図AはVTRのエンプティモードの斜面図、第1図B
は同上のプレーモードの斜面図、第1図Cは同上のスタ
イバイモードの斜面図、第1図Dは同上のエジェクトモ
ードの斜面図、第2図はローディング装置の分解斜面
図、第3図はローディング装置のスタイバイモード及び
エジェクトモード時の平面図、第4図は同上のプレーモ
ード時の平面図、第5図は同上のエンプティモード時の
平面図、第6図はスタンバイモード及びエンプティモー
ドに於けるヘッドシリンダに対するサブシャーシの位置
関係を示す平面図、第7図はプレーモードに於けるヘッ
ドシリンダに対するサブシャーシの位置関係を示す平面
図、第8図はエンプティモードに於けるヘッドシリンダ
に対するサブシャーシの位置関係を示す平面図、第9図
は第1レバーと第2レバーの係合状態を示す斜面図、第
10図はテープローディング装置の平面図、第11図は同上
のテープローディング完了状態の平面図、第12図は同上
の断面図である。 (1)……メインシャーシ、(14)……ヘッドシリンダ (2)……テープローディング装置 (4)……リールシャーシ、(5)……サブシャーシ (6)……ピンチローラレバー、(8)……第1レバー (85)……第2レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドシリンダ(14)を具えたメインシャ
    ーシ(1)上に、供給リール台(43)及び巻取りリール
    台(44)を具えたリールシャーシ(4)及び該リールシ
    ャーシ(4)を摺動可能に支持するサブシャーシ(5)
    が夫々独立してヘッドシリンダ(14)側にスライド可能
    に配備されたカセットローディング装置であって、リー
    ルシャーシ(4)はスタンバイモードの第1停止位置
    S1、該第1停止位置よりもヘッドシリンダ(14)側に接
    近したプレーモードの第2停止位置S2、及び該第2停止
    位置よりも更にヘッドシリンダ(14)に接近したエンプ
    ティモード(カセットが装填されていない状態のモー
    ド)の第3停止位置S3の少なくとも3位置に停止可能で
    あって、リールシャーシ(4)には第1レバー(8)及
    び第2レバー(85)が該シャーシ(4)のスライド方向
    と平行な面内にて回動可能に配備され、第1レバー
    (8)の一方の自由端(83)と第2レバー(85)の一方
    の自由端(86)とが互いに逆回転可能に係合し、第1レ
    バー(8)の他方の自由端(81)はメインシャーシ
    (1)上の案内部材(17)に摺動可能に係合し、第2レ
    バー(85)の他方の自由端(88)はサブシャーシ(5)
    に設けた掛り部(58)に摺動可能に係合し、前記案内部
    材(17)は第1案内部(18)及び該案内部(18)に連続
    する第2案内部(19)を有し、第1案内部(18)はリー
    ルシャーシ(4)の移行方向に沿って延びており、第2
    案内部(19)は該第1案内部(18)の奥端から屈曲して
    形成され、前記第1レバー(8)及び第2レバー(85)
    は、第1レバー(8)の案内部材(17)側の自由端(8
    1)の回動移動量よりも第2レバー(85)の掛り部(5
    8)側の自由端(88)の回動移動量の方が大きくなる様
    にレバー比が決められているカセットローディング装
    置。
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