JPH0337170Y2 - - Google Patents

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JPH0337170Y2
JPH0337170Y2 JP13981385U JP13981385U JPH0337170Y2 JP H0337170 Y2 JPH0337170 Y2 JP H0337170Y2 JP 13981385 U JP13981385 U JP 13981385U JP 13981385 U JP13981385 U JP 13981385U JP H0337170 Y2 JPH0337170 Y2 JP H0337170Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はオートリバース方式のテーププレーヤ
に係り、特にオートリバース切換動作途中に誤つ
てカセツトテープが取出されるのを防止したイジ
エクト装置に関する。
〔技術的背景ならびに従来技術〕
第9図は従来のオートリバーステーププレーヤ
の駆動部ならびにイジエクトロツク機構の基本的
構造を示す平面図である。
このオートリバーステーププレーヤは、シヤー
シ60上に一対のキヤプスタン61と62が相反
する方向へ駆動されて設けられており、この各キ
ヤプスタン61と62にピンチローラ63と64
が対向して設けられている。また、シヤーシ60
上にはヘツドベース65がA−B方向へ摺動自在
に設けられている。このヘツドベース65上には
オートリバース用の磁気ヘツド66が搭載されて
いる。テーププレイ状態ではヘツドベース65が
A方向へ進出し、磁気ヘツド66がシヤーシ60
上に装填されたカセツトテープ内の磁気テープに
接触するようになつている。同時にピンチローラ
63と64のいずれかがキヤプスタン61あるい
は62に接触し、磁気テープがいずれかのキヤプ
スタンとピンチローラとに挟まれて、キヤプスタ
ンの回転により定速にて送り出されるようになつ
ている。そして、一対のピンチローラ63と64
のいずれかをキヤプスタン61,62に選択的に
接触させるための機構として切換レバー(図示せ
ず)が設けられている。この切換レバーはシヤー
シ60の裏面側に設けられている。またヘツドベ
ース65はヘツドカム67によつてA−B方向へ
駆動される。このヘツドカム67は切換ギヤ68
と一体化されており、且つ切換ギヤ68は片方の
キヤプスタン61と一体の駆動ギヤ69によつて
第9図の時計回りに駆動されるようになつてい
る。また、切換ギヤ68の裏面にはガイドカム
(図示せず)が設けられており、ピンチローラ6
3,64を選択的に動作させる切換レバーがこの
ガイドカムによつて駆動されるようになつてい
る。
また、シヤーシ60の左側にはイジエクトロツ
クレバー71が回動自在に設けられている。この
イジエクトロツクレバー71は、スプリング72
によつて反時計方向へ付勢されているとともに、
ヘツドベース65の左下端の規制突起65aによ
つて上記スプリング72の付勢による回動が規制
されている。
テーププレイ動作では切換ギヤ68が回転し、
且つヘツドカム67が回転して、このヘツドカム
67がヘツドベース65をA方向へ押し上げる。
これにより磁気ヘツド66が磁気テープに接触
し、同時にいずれか一方のピンチローラ63また
は64がキヤプスタンに接触して磁気テープが送
られ、再生あるいは録音動作が行なわれる。ま
た、テーププレイ状態では、A方向へ進出するヘ
ツドベース65に連動してイジエクトロツクレバ
ー71が反時計回りに回動し、イジエクトロツク
レバー71の先端がイジエクト装置(図示せず)
をロツクしてカセツトテープが取り出せない状態
になる。
〔従来技術の問題点〕
第9図に示す従来のオートリバーステーププレ
ーヤでは、テープの走行方向をノーマル方向から
リバース方向へ切換える際、あるいはその逆方向
へ切換える際に、一旦ヘツドベース65がB方向
へ後退してストツプ状態になる(第9図の状態)。
そして、切換ギヤ68が回動し続けることになる
が、このとき図に示すαの角度の回動範囲ではヘ
ツドベース65はA方向へは移動せず、このαの
回転角度の間に切換ギヤ68の裏側に設けられた
ガイドカムがリバース切換用の切換レバーを駆動
するようになる。そしてこの切換レバーの動作に
よつてリバース動作用のピンチローラ64の規制
を解除し、逆にノーマル動作用のピンチローラ6
3が規制される。また、この間、切換レバーが磁
気ヘツド66を回転させ、テープ走行方向の切換
えに対処するようになる。そして、切換ギヤ68
がαの角度以上の範囲で回動する際にヘツドカム
67がヘツドベース65をA方向へ駆動し、リバ
ース駆動用のピンチローラ64がキヤプスタン6
2に接触するようになる。このように切換ギヤ6
8がαの角度だけ回転してピンチローラの切換え
と磁気ヘツド66の回転切換えを行なつている間
に、ヘツドベース65をA方向へ進出させない理
由は、磁気ヘツド66を回転させるときにこの磁
気ヘツド66を磁気テープから離す必要があるた
めである。
ところが、このようにテープ走行方向の切換え
の間、すなわちノーマル走行からリバース方向あ
るいはその逆方向へ自動的に切換える際にヘツド
ベース65が一旦B方向へ戻ることになると、こ
の戻り状態にてイジエクトロツクレバー71が時
計方向へ回転してしまいイジエクト装置のロツク
が外れることになる。よつてこの非ロツク状態に
おいて誤つてイジエクト装置を操作すると、カセ
ツトがテープ装填部から外れてしまう。テープ走
行の切換動作は自動的に継続されているので、カ
セツトが外れているときに再びヘツドベース65
がA方向へ進出し、磁気ヘツド66がカセツトの
端面に当たるなどの事故が発生することになる。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、テープ走行の切換動作の間に、イジ
エクト装置がロツクされている時間をなるべく長
くして、テープ走行方向の切換動作中に誤つてカ
セツトテープがイジエクトされにくいようにした
オートリバーステーププレーヤのイジエクト装置
を提供することを目的としている。
〔考案の概要〕
本考案は、相反する方向へ回転駆動される一対
のキヤプスタンと、各キヤプスタンに対向する一
対のピンチローラと、磁気ヘツドをテープに対し
て進退させるとともにピンチローラをキヤプスタ
ンに接離させるヘツドベースと、前記一対のピン
チローラのキヤプスタン方向への移動を交互に選
択的に阻止し、且つ磁気ヘツドを回転切換えする
切換レバーが設けられているオートリバーステー
ププレーヤにおいて、前記ヘツドベースを進退駆
動するヘツドカムと、前記切換レバーを駆動する
ガイドカムとが同時に回転動作するように設けら
れており、前記ヘツドカムは、ガイドカムが切換
レバーを動作させている間に、ヘツドベースをテ
ーププレイ位置から所定距離後退しているイジエ
クトロツク位置まで前進させる形状となつてお
り、且つヘツドベースがこのイジエクトロツク位
置に至る際に、イジエクトロツク機構がヘツドベ
ースによつて駆動され、カセツトテープの取出し
を行なうイジエクト機構がこのイジエクトロツク
機構によつてロツクされることを特徴とするもの
である。
本考案では、テープ走行方向の切換時に一度ス
トツプモードになると、その直後に、ヘツドカム
がヘツドベースをイジエクトロツク位置(このと
き磁気ヘツドはテープに接触していない)まで進
出させ、直ちにイジエクトロツクレバーを動作さ
せてイジエクト装置をロツクするようになつてい
る。したがつて、テープ走行の切換動作中にイジ
エクト装置のロツクが外れるのがほんの一瞬とな
り、テープ走行の切換え中にカセツトテープがイ
ジエクトされないようにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第8図によつ
て説明する。
第1図はオートリバーステーププレーヤを機器
表面から見た平面図、第2図はオートリバーステ
ーププレーヤを機器裏面から見た底面図である。
(構造) 図中の符号1はシヤーシである。このシヤーシ
1上には一対のキヤプスタン2ならびに3が回転
自在に設けられている。図示右側のキヤプスタン
2はテープのノーマル方向への駆動用であり、左
側のキヤプスタン3はテープのリバース方向への
駆動用である。シヤーシ1の裏側にはキヤプスタ
ン2と一体のフライホイールとキヤプスタン3と
一体のフライホイール(いずれも図示せず)が設
けられている。この両フライホイールはモータ
(図示せず)によつて駆動されている。このモー
タの動力により、ノーマル駆動用のキヤプスタン
2は図にて反時計回りに駆動され、また、リバー
ス駆動用のキヤプスタン3は時計回りに駆動され
ている。さらに、右側のキヤプスタン2には一体
に回転する駆動ギヤ4が設けられている。
また、一方のキヤプスタン2にはピンチローラ
5が対向しており、他方のキヤプスタン3にはピ
ンチローラ6が対向している。ピンチローラ5は
ブラケツト7に保持され、シヤーシ1に対しピン
8によつて回転自在に支持されている。同様に他
方のピンチローラ6はブラケツト9に保持され、
シヤーシ1に対しピン11によつて回転自在に支
持されている。また、片側のブラケツト7にはピ
ン12が固設され、他方のブラケツト9にはピン
13が固設されている。各ピン12,13は各々
ブラケツト7,9から下方向へ延びており、シヤ
ーシ1を貫通してその裏面へ突出している。ま
た、ブラケツト7はスプリングによつて時計方向
へ付勢され、他方のブラケツト9は同じくスプリ
ングによつて反時計方向へ付勢されている。
また、シヤーシ1上にはヘツドベース17が設
けられている。このヘツドベース17はシヤーシ
1上に固設されたガイドピン19にガイドされて
矢印A−B方向へ摺動自在にガイドされている。
また、ヘツドベース17はスプリング18によつ
て矢印B方向へ付勢されている。ヘツドベース1
7上にはヘツド支持台20が設けられており、こ
のヘツド支持台20に回転式の磁気ヘツド21が
支持されている。この磁気ヘツド21は180度ず
つ回転するようになつている。ヘツドベース17
の中央には切欠きが形成されており、この切欠き
の縁部には当接片17aが折曲げ成形されてい
る。さらに、ヘツドベース17の図示右端部には
切欠き17bが形成され、同様に、ヘツドベース
17の図示左端には切欠き17cが形成されてい
る。前記各ブラケツト7と9に固設されているピ
ン12ならびに13は上記各切欠き17b,17
c内を通過してシヤーシ1の裏側へ延びている。
また、第2図に示すように、シヤーシ1の裏側
には切換レバー31が設けられている。この切換
レバー31はシヤーシ1の裏面に固設された一対
のガイドピン32aと32bにガイドされて矢印
C−D方向へ移動自在に支持されている。また、
切換レバー31はスプリング34によつてC方向
へ付勢されている。切換レバー31の両端部には
左右対称の切欠き31bならびに31dが形成さ
れている。左側の切欠き31bの縁部には段差を
介してストツパ31cが形成されている。また、
右側の切欠き31dの縁部には段差を介してスト
ツパ31eが形成されている。なお、前記ブラケ
ツト7と9の各々に固設されている前記ピン12
と13はシヤーシ1の裏側へ延びて上記各切欠き
31bと31d内に挿入されている。また、切換
レバー31の中央部は前記回転式の磁気ヘツド2
1に係合しており、切換レバー31のC−D方向
の動作によつて磁気ヘツド21が180度回転駆動
されるようになつている。
シヤーシ1の裏面には切換ギヤ40が設けられ
ている。この切換ギヤ40はその中心が軸41に
よつて回転自在に支持されている。切換ギヤ40
の周囲には歯が形成されており、この歯が前記キ
ヤプスタン2の下部に設けられた駆動ギヤ4と噛
合つて、駆動ギヤ4から切換ギヤ40に回転力が
伝達されるようになつている。しかし、この歯に
は2箇所の欠損部42aと42bが設けられてい
る。このいずれかの欠損部42a,42bが駆動
ギヤ4に対向しているときには、駆動ギヤ4から
切換ギヤ40に回転力が伝達されないようになつ
ている。また、切換ギヤ40の上面にはヘツドカ
ム43が一体成形されている。第8図に詳しく示
すように、このヘツドカム43は卵形の形状にな
つているが、その一部にハツチングにて示す膨出
部43aが形成されている。このヘツドカム43
はヘツドベース17に形成された前記当接片17
aに当接している(第1図参照)。さらに、第2
図に示すように、切換ギヤ40の裏面の周囲には
ガイド面44が連続して形成されている。このガ
イド面44は段差になつているため、切換ギヤ4
0の裏面の中央部は凹状に形成されていることに
なる。このガイド面44には2箇所のロツク突起
44a,44bが形成されている。このロツク突
起44a,44bはいずれも前記欠損部42aと
42bに近接した位置に形成されている。また、
切換ギヤ40の裏面の中央部には一対のガイドカ
ム45aと45bとが一体に形成されている。こ
の両ガイドカム45aと45bとの間にはピン通
路Xが形成されている。また、前記切換レバー3
1の中央には駆動片31aが折曲げ形成されてお
り、その先端のピン33がガイドカム45a,4
5bの側方に対向している。
さらに、シヤーシ1の裏面にはロツクレバー5
1が設けられている。このロツクレバー51はシ
ヤーシ1に固設されたピン52によつて回動自在
に支持されている。このロツクレバー51の先端
にはロツクピン53が固設されている。このロツ
クピン53は切換ギヤ40のガイド面44に摺接
するようになつている。ロツクレバー51の基部
はソレノイド54のプランジヤ54aに連結され
ている。また、ロツクレバー51にはスプリング
56が連結されており、このスプリング56の弾
性力によつてロツクレバー51は、第2図におい
て時計方向(矢印E方向)へ付勢されている。
第5図から第7図に示すように、シヤーシ1の
図示左端にはイジエクトロツクレバー57が支持
ピン58によつて回動自在に支持されている。こ
のイジエクトロツクレバー57はスプリング59
によつて反時計方向へ付勢されている。イジエク
トロツクレバー57の基端57aはヘツドベース
17の係止片17fに係止されている。また、レ
バー先端57bはシヤーシ1の左側縁に臨まされ
ている。シヤーシ1の左側面にはイジエクトレバ
ー81が支点82によつて回動自在に支持されて
いる。このイジエクトレバー81はスプリング8
3によつて時計方向へ付勢されている。イジエク
トレバー81の一端はフツク81aとなつてお
り、このフツク81aが前記イジエクトロツクレ
バー57の先端57bに対向している。イジエク
トレバー81の他端には操作片81bが折曲形成
されている。この操作片81bは所定のイジエク
ト操作部材に係止されている。イジエクトレバー
81の中央部には上方に延びるイジエクトフツク
81cが形成されている。第6図に示すようにシ
ヤーシ1の上方にはカセツトドア85が設けられ
ている。このカセツトドア85にはカセツトテー
プ87が挿入されるようになつている。カセツト
ドア85はスプリングによつてシヤーシ1から離
れる方向へ付勢されている。また、カセツトドア
85の側面には突起86が設けられている。カセ
ツトドア85がシヤーシ1に接近しカセツトテー
プ87が装填された状態にて、突起86が前記イ
ジエクトフツク81cに係止されるようになつて
いる。
第1図に示すようにシヤーシ1上には一対のリ
ール台91と92が回転自在に設けられている。
各リール台91と92の基部にはリールギヤ93
と94が各々設けられている。第2図に示すよう
にシヤーシ1の裏面にはモータ95が設けられて
いる。このモータ95はリール台駆動用でありキ
ヤプスタン2と3を駆動するモータとは別個に設
けられている。モータ95の回転軸には駆動ギヤ
96が設けられている。この駆動ギヤ96にはア
イドルギヤ97が噛合つており、このアイドルギ
ヤ97の首振り動作によつて各リールギヤ93と
94に対して動力が選択的に伝達されるようにな
つている。
なお、符号98はブレーキレバーであり、スト
ツプモードにおいてこのブレーキレバー98が各
リールギヤ93と94に圧接するようになつてい
る。
次に、上記構成によるオートリバーステーププ
レーヤの動作について説明する。
(ストツプモード) ストツプ状態では、切換ギヤ40のヘツドカム
43はその周面の軸41に近い部分がヘツドベー
ス17の当接片17aに当接している。よつて、
ヘツドベース17はスプリング18によつてB方
向へ移動しており、磁気ヘツド21はチープ走行
部から離れている。また、ヘツドベース17の2
つの切欠き17bと17cの各々の縁部がピン1
2と13をB方向へ押し戻すので、2個のピンチ
ローラ5と6は共にキヤプスタン2と3から離れ
ている。またこのとき、スプリングなどの弾圧力
によつて切換ギヤ40はG方向へ付勢されてい
る。ところが、切換ギヤ40の裏面では、ロツク
ピン53がスプリング56の付勢力によつてロツ
ク突起44aに係合しているので、切換ギヤ40
は停止している。また、切換ギヤ40の周囲の歯
の欠損部42aが駆動ギヤ4に対向している。一
方、切換レバー31はスプリング34の力によつ
てC方向へ移動している。
第6図に示すようにカセツトテープ87はカセ
ツトドア85の内部に挿入される。このカセツト
ドア85をシヤーシ1の方向へ押圧すると、カセ
ツトドア85の側面の突起86がイジエクトレバ
ー81のイジエクトフツク81cに係止される。
これによつてカセツトドア85が保持されてカセ
ツトテープ87がシヤーシ1上に装填される。
なお、ストツプモードでは、ヘツドベース17
がB方向へ後退したストツプ位置イ(第7図参
照)にあるので、ヘツドベース17の係止片17
fがイジエクトロツクレバー57を時計回りに回
動させており、レバー先端57bはシヤーシ1の
縁部よりも内側に引き込まれている。したがつ
て、ストツプモードではイジエクトレバー81は
イジエクトロツクレバー57によつて規制されて
いない。よつて操作片81bを下方向へ押せば、
イジエクトレバー81は反時計方向へ回動できる
ことになる。この回動によつてイジエクトフツク
81cが突起86から外れ、カセツトドア85が
開放されてカセツトテープ87が取り出せる状態
になる。
(ノーマルプレイ) 録音あるいは再生操作スイツチを押すと、ソレ
ノイド54が励磁され、プランジヤ54aが引か
れる。これにより、ロツクレバー51がF方向へ
回動し、ロツクピン53がロツク突起44aから
外れる。よつて、切換ギヤ40はスプリングなど
の力に押されてG方向へ回動する。そして、切換
ギヤ40の歯が駆動ギヤ4に噛合つて、切換ギヤ
40はこの駆動ギヤ4によりさらにG方向へ駆動
される。切換ギヤ40がG方向へ所定の角度だけ
駆動されると、他方のロツク突起44bがロツク
ピン53に当り、この位置にて切換ギヤ40は再
度ロツクされる。このように切換ギヤ40がG方
向へ回転する間、前記ヘツドカム43はその43
b部分によつて当接面17aを介してヘツドベー
ス17をA方向のプレイ位置(第7図におけるロ
の位置)へ移動させ、磁気ヘツド21が磁気テー
プに当接する。また、ヘツドベース17がA方向
へ移動する間、ヘツドベース17の両側部に形成
されている切欠き17bと17cによつて規制さ
れているピン12と13がA方向へ前進できるよ
うになり、各ブラケツト7と9がスプリングの力
によつて回動できる状態になる。一方、前述の如
く、切換レバー31はC方向に移動しているの
で、ブラケツト7と9に固設されている前記ピン
12と13のうちの片側のピン13の先方にスト
ツパ31eが対向し、他方のピン12にはストツ
パ31cが対向していないことになる。よつてヘ
ツドベース17のA方向の移動に伴なつて、一方
のピン12はl1だけ移動し、他方のピン13は短
い距離l2だけ移動するようになる。よつて一方の
ブラケツト7のみが時計回りに大きく回動してピ
ンチローラ7がキヤプスタン2に圧接し、他方の
ブラケツト9の回動は小さく、ピンチローラ6は
キヤプスタン3から離れた位置にて停止する。よ
つて磁気テープはピンチローラ5とキヤプスタン
2とに挟持され、キヤプスタン2の回転により、
磁気テープが第1図の右方向へ送られる。また、
リール台91はアイドルギヤ97を介してモータ
95にて駆動され、テープが右方向へ巻取られ
る。このとき、回転ヘツド21によつて録音ある
いは再生が行なわれる。
このプレイモードの間、ヘツドベース17は第
7図におけるプレイ位置ロまで移動しているの
で、イジエクトロツクレバー57は係止片17f
による規制を解除される。よつてイジエクトロツ
クレバー57はスプリング59によつて反時計方
向へ駆動され、鎖線状態となる。このときレバー
先端57bが第5図と第6図に示すイジエクトレ
バー81のフツク81aに係止され、イジエクト
レバー81がロツクされる。よつて、イジエクト
レバー81の操作片81bを押したとしてもイジ
エクトレバー81は動作せず、カセツトドア85
はシヤーシ1から離れる方向へ駆動されないよう
になる。
(リバースプレイ) ノーマルプレイからリバースプレイに切換えら
れるときには、一旦、第1図と第2図に示すスト
ツプモードに戻される。そして引き続き、ソレノ
イド54が吸引状態に維持される。ソレノイド5
4が吸引される状態であると、切換ギヤ40が駆
動ギヤ4によつてG方向へ駆動される。また、こ
のときロツクレバー51の先端はピン33を第3
図に示すように右方向へ押圧する。ソレノイド5
4の吸引時間は長く、ピン33は右方向へ押され
た状態がしばらく続く。切換ギヤ40が回転する
と、ピン33がガイドカム45bに当接する。さ
らに切換ギヤ40が回転すると、ピン33はピン
通路X内へ導かれる。そして、切換ギヤ40がG
方向へ回転し、もう一方のロツク突起44bがロ
ツクピン53に係止されたときに、第4図に示す
ようにピン33が前記通路Xによつて駆動される
ので、切換レバー31はD方向へ移動した状態と
なる。また、切換ギヤ40が回転する間、ヘツド
カム43に押されてヘツドベース17はA方向へ
移動しプレイ位置ロ(第7図参照)となる。この
ときには、第4図に示すように、ピン12の前方
にストツパ31cが対向するようになる。よつて
ピン12のA方向への移動は短い距離l2に規制さ
れ、逆にピン13は長い距離l1だけ移動すること
ができるようになる。したがつて、リバース動作
では第1図の左側のピンチローラ6がキヤプスタ
ン3に圧接し、他方のピンチローラ5はキヤプス
タン2から離れた状態になる。よつて、磁気テー
プはピンチローラ6とキヤプスタン3とに挟持さ
れて第1図の左方向へ送られる。
なお、リバースプレイに移行する際に、上記の
如く、切換レバー31がD方向へ移動するが、こ
のとき、切換レバー31が磁気ヘツド21を180
度回転させる。このように180度回転した状態の
磁気ヘツド21によつて、第1図の左方向へ送ら
れるテープに対する録音あるいは再生動作が行な
われる。
このように、テープの走行方向の切換えが行わ
れる際には、切換ギヤ40の回転に伴なつて、一
旦ヘツドベース17が第7図におけるストツプ位
置イまで後退し、その後切換ギヤ40の回転に伴
ない、切換レバー31が駆動され、さらにヘツド
ベース17がA方向へ持ち上げられることにな
る。このようにテープ走行方向の切換えの際にヘ
ツドベース17がストツプ位置イまで下げられる
と、係止片17fによつてイジエクトロツクレバ
ー57が時計方向へ駆動され、レバー先端57b
がイジエクトレバー81のフツク81aから離
れ、イジエクトレバー81が回動できる状態にな
る。ところが、第8図に示すように、ヘツドカム
43には膨出部43aが設けられているので、ス
トツプモードになつた後にヘツドカム43が小さ
い角度βだけ回動する間に膨出部43aがヘツド
ベース17をA方向へ持ち上げ、ヘツドベース1
7がイジエクトロツク位置ハまで移動させられ
る。このイジエクトロツク位置ハはプレイ位置ロ
よりもB方向に位置している。このイジエクトロ
ツク位置ハでは、磁気ヘツド21が磁気テープか
ら離れている。またイジエクトロツク位置ハで
は、ヘツドベース17の係止片17fが前進する
ので、イジエクトロツクレバー57がスプリング
59によつて反時計回りに駆動され、レバー先端
57bによつてイジエクトレバー81がロツクさ
れる状態になる。すなわちテープの走行方向が切
換えられる際に切換ギヤ40が回転し続けると、
ストツプモードになつたほんの一瞬だけイジエク
トレバー81がフリー状態になり、その後は直ち
にイジエクトレバー81がロツク状態になる。よ
つてテープ走行方向の切換えの際、誤つてイジエ
クトレバー81が駆動される確率は極めて少なく
なり、テープ走行方向の切換途中にカセツトテー
プ87が排出されることはほとんどありえないこ
とになる。
ヘツドベース17がイジエクトロツク位置ハに
移動した後、さらにヘツドカム43が第8図にお
ける角度αだけ回動する間、ヘツドベース17は
その位置に止まつている。また切換ギヤ40がα
だけ回動する間、前述の如く切換レバー31が駆
動され、テープ走行方向の切換えが行なわれる。
このとき切換レバー31が磁気ヘツドを180度回
転させるが、ヘツドベース17がイジエクトロツ
ク位置ハにあるときには磁気ヘツド21が磁気テ
ープから離れているので、この磁気ヘツド21の
回転はカセツトテープ87に当たることなく行な
われることになる。さらにヘツドカム43が回転
しαの角度を越え、切換レバー31が移動し終え
ると、今度はヘツドカム43の43b部分によつ
てヘツドベース17がA方向へ押され、プレイ位
置ロに至るようになる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、テープの走行方
向が切換えられる際に、イジエクト機構がロツク
されている時間が長くなるので、誤つてイジエク
ト機構が操作された場合であつてもカセツトテー
プが動き出す可能性が少なくなる。よつてカセツ
トテープのエツジ部に磁気ヘツドが当たるなどの
事故も生じなくなる。またヘツドカムの形状を改
良してこのようなイジエクトロツク機構を早めに
動作させるようにしているので、構造が必要以上
に複雑になることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案の実施例を示すもので
あり、第1図はオートリバーステーププレーヤの
主要構成を示す平面図、第2図はオートリバース
テーププレーヤを裏面側から示す底面図、第3図
と第4図は切換カムと切換レバーの動作を示すオ
ートリバーステーププレーヤの底面図、第5図は
イジエクトロツク機構とイジエクト機構を示す斜
視図、第6図はイジエクト機構を示す側面図、第
7図はヘツドベースとイジエクトロツク機構の動
作説明図、第8図はヘツドカムの形状を示す平面
図、第9図は従来のオートリバーステーププレー
ヤの一部を示す平面図である。 1……シヤーシ、2,3……キヤプスタン、
5,6……ピンチローラ、17……ヘツドベー
ス、21……磁気ヘツド、31……切換レバー、
43……ヘツドカム、43a……膨出部、45
a,45b……ガイドカム、57……イジエクト
ロツクレバー、81……イジエクトレバー、85
……カセツトドア、87……カセツトテープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相反する方向へ回転駆動される一対のキヤプス
    タンと、各キヤプスタンに対向する一対のピンチ
    ローラと、磁気ヘツドをテープに対して進退させ
    るとともにピンチローラをキヤプスタンに接離さ
    せるヘツドベースと、前記一対のピンチローラの
    キヤプスタン方向への移動を交互に選択的に阻止
    し且つ磁気ヘツドを回転切換えする切換レバーが
    設けられているオートリバーステーププレーヤに
    おいて、前記ヘツドベースを進退駆動するヘツド
    カムと、前記切換レバーを駆動するガイドカムと
    が同時に回転動作するように設けられており、前
    記ヘツドカムは、ガイドカムが切換レバーを動作
    させている間に、ヘツドベースをテーププレイ位
    置から所定距離後退しているイジエクトロツク位
    置まで前進させる形状となつており、且つヘツド
    ベースがこのイジエクトロツク位置に至る際に、
    イジエクトロツク機構がヘツドベースによつて駆
    動され、カセツトテープの取出しを行なうイジエ
    クト機構がこのイジエクトロツク機構によつてロ
    ツクされることを特徴とするオートリバーステー
    ププレーヤのイジエクト装置。
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