JPH0548250Y2 - - Google Patents

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JPH0548250Y2
JPH0548250Y2 JP2298591U JP2298591U JPH0548250Y2 JP H0548250 Y2 JPH0548250 Y2 JP H0548250Y2 JP 2298591 U JP2298591 U JP 2298591U JP 2298591 U JP2298591 U JP 2298591U JP H0548250 Y2 JPH0548250 Y2 JP H0548250Y2
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switching lever
lever
tape
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、オートリバー
ス方式のテーププレーヤに係り、特に磁気テープ
の走行方向の切換えに応じて磁気ヘツドを回転切
換えするオートリバーステーププレーヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】 最近はオートリバース方式のテ
ーププレーヤが普及している。この種のテーププ
レーヤの基本構造は、一対のキヤプスタンが相反
する方向へ回転駆動されているとともに、各キヤ
プスタンに対向する一対のピンチローラが設けら
れており、このピンチローラがキヤプスタンに対
して交互に圧接することによりテープの送り方向
が切換えられるようになつている。また、録音再
生用の磁気ヘツドは、回転切換え式のものが使用
されて、テープの両方向への送りに合わせてその
向きが切換えられるようになつている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 上記従来のオ
ートリバーステーププレーヤでは、テープのフオ
ワードモードとリバースモードの切換えに応じて
テープの走行方向を切換えさらに磁気ヘツドの向
きを切換え、さらに磁気ヘツドをプレイモード位
置とストツプモード位置とへ移動させることが必
要になる。この各種切換が必要になるため、その
切換え機構の構造は非常に複雑になる。特に、磁
気ヘツドを回転切換えするための機構は複雑にな
り、例えばモータの動力により駆動されるカムな
どの動力で切換え部材を動作させ、フオワード走
行かリバース走行かの選択に応じて、この切換部
材の動力をさらに振り分ける別個の選択機構を設
け、この選択機構によりヘツド切換え機構をさら
に駆動するなどの構造が必要になつている。 本考案は上記従来の課題を解決するものであり、
ヘツドベースを移動させる回転体の動力をそのま
ま直接利用して切換レバーを駆動し、この切換レ
バーの動力により磁気ヘツドの向きを切換えるよ
うにして、切換機構を簡素化したオートリバース
テーププレーヤを提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案によるオ
ートリバーステーププレーヤは、磁気テープを相
反する2方向へ走行させるテープ走行駆動部と、
磁気テープの走行方向の切換えに合わせてほぼ
180度回転して向きが切換えられる磁気ヘツドと
が設けられているオートリバーステーププレーヤ
において、前記磁気ヘツドを搭載してプレイモー
ド位置とストツプモード位置との間を移動するヘ
ツドベースと、切換レバーならびにこの切換レバ
ーの移動方向に応じて前記磁気ヘツドの向きを回
転させるヘツド切換機構と、モータの動力により
回転駆動されて前記ヘツドベースを各モード方向
へ移動させる回転体と、ソレノイドにより駆動さ
れて前記回転体の各モード位置でのロツクならび
にロツク解除を行なうとともにその動作により前
記切換レバーを一方向へ移動させる切換部材と、
前記回転体に形成されているものであり且つ前記
回転体がプレイモード設定方向へ所定角度回転し
た時点において前記切換部材により切換レバーが
前記一方向へ移動されているか否かに応じてこの
切換レバーを前記一方向へ切換えまたは他方向に
位置させる振り分けを行なうカムと、とが設けら
れていることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】 上記手段では、ストツプモードからプ
レイモードへ移行する場合に、ソレノイドを駆動
源とする切換部材を動作させ、これにより回転体
のロツクを解除して、モータの動力により回転体
を駆動し、この回転体の動力によりヘツドベース
をプレイモード位置へ移動させる。このプレイモ
ード位置へ移行させる途中において、前記切換部
材の動作時間を変えることにより、回転体が所定
角度回転したときに前記切換レバーが一方向へ移
動させられていれば回転体に設けられたカムによ
り切換レバーが前記一方向へ切換えられ、また回
転体が所定角度回転した時点において切換部材に
より切換レバーが前記一方向へ移動させられてい
なければ切換レバーが他方向に位置する状態とな
る。このように回転体が所定角度回転した時点で
切換部材により切換レバーが一方向へ移動させら
れているかあるいは他方向に位置したままの状態
であるかによりこの切換レバーの位置が切換えら
れ、この切換レバーにより磁気ヘツドの向きが選
択される。
【0006】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面によつ
て説明する。 図1はオートリバーステーププレーヤの主要部分
を示す平面図、図2はその一部分の右側面図、図
3は図1の一部分の正面図、図4はオートリバー
ステーププレーヤのシヤーシ裏面側の構造を表面
側から透視して示した平面図、図5は駆動カムの
裏面図、図6Aは以下は動作説明図である。 図中の符号1はシヤーシである。このシヤーシ1
上には一対のキヤプスタン2ならびに3が回転自
在に設けられている。図示右側のキヤプスタン2
はテープのフオワード方向への駆動用であり、左
側のキヤプスタン3はテープのリバース方向への
駆動用である。シヤーシ1の裏側にはキヤプスタ
ン2と一体のフライホイール4とキヤプスタン3
と一体のフライホイール5が設けられている。こ
の両フライホイール4と5はモータ(図示せず)
によつて駆動されている。このモータの動力によ
り、フオワード駆動用のキヤプスタン2とフライ
ホイール4は図にて反時計回りに駆動され、ま
た、リバース駆動用のキヤプスタン2とフライホ
イール5は時計回りに駆動されている。さらに、
フライホイール4には一体に回転する駆動ギヤ6
が設けられている。
【0007】 また、一方のキヤプスタン2にはピン
チローラ7が対向しており、他方のキヤプスタン
3にはピンチローラ8が対向している。ピンチロ
ーラ7はブラケツト9に保持され、シヤーシ1に
対しピン10によつて回転自在に支持されてい
る。同様に他方のピンチローラ8はブラケツト1
2に保持され、シヤーシ1に対しピン13によつ
て回転自在に支持されている。また、片側のブラ
ケツト9にはピン11が固設され、他方のブラケ
ツト12にはピン14が固設されている。各ピン
11と14は各々ブラケツト9,12から下方へ
延びており、シヤーシ1を貫通してその裏面へ突
出している。なお、シヤーシ1にはこのピン11
と14が貫通する窓が設けられているが、詳しく
図示は省略する。また、ブラケツト9を支持して
いるピン10には、スプリング15が装着されて
いる。このスプリング15の一方のアーム15a
はブラケツト9に掛止されており、他方のアーム
15bはピン11に掛止されている。同様に、ブ
ラケツト12を支持しているピン13にはスプリ
ング16が装着されている。このスプリング16
の一方のアーム16aはブラケツト12に掛止さ
れており、他方のアーム16bはピン14に掛止
されている。
【0008】 また、シヤーシ1上にはヘツドベース
17が設けられている。このヘツドベース17は
シヤーシ1上に固設されたガイドピン19にガイ
ドされて矢印A−B方向へ摺動自在にガイドされ
ている。また、ヘツドベース17はスプリング1
8によつて矢印B方向へ付勢されている。ヘツド
ベース17がA方向へ移動しているときがプレイ
モード位置であり、ヘツドベース17がB方向へ
移動しているときがストツプモード位置である。
ヘツドベース17上にはヘツド支持台20が設け
られており、このヘツド支持台20に回転切換ヘ
ツド21が支持されている。この回転切換ヘツド
21は軸22を中心としてほぼ180度ずつ回転す
るようになつている。そして、図3に示すよう
に、回転切換ヘツド21の軸22の後端にはギヤ
23が固設されている。また、ヘツドベース17
の中央には切欠きが形成されており、この切欠き
の縁部には当接片17aが折曲げ成形されてい
る。さらに、ヘツドベース17の図示右端部には
切欠き17bが形成されているとともに、その縁
部には押圧片17cが折曲げ成形されている。同
様に、ヘツドベース17の図示左端には切欠き1
7dが形成されており、この切欠き17dの縁部
にもう1つの押圧片17eが折曲げ成形されてい
る。なお、前記各ブラケツト9と12に固設され
ている前記ピン11ならびに14は上記切欠き1
7b,17d内を通過してシヤーシ1の裏側へ延
びているものである。
【0009】 また、図2、図3ならびに図4(シヤ
ーシ1の裏側の構造をシヤーシ1の表側から透視
して示した図)に示すように、シヤーシ1の裏側
には切換レバー31が設けられている。この切換
レバー31の中央からやや右側に寄つた位置には
アーム31aが形成されている。このアーム31
aはシヤーシ1の裏面よりもさらに紙面奥方向に
向けてコの字形状に折曲げ成形されている。この
アーム31aの先端にはピン33が固設されてい
る。図4に示すように、この切換レバー31はシ
ヤーシ1の裏面に固設された一対のガイドピン3
2aと32bにガイドされて矢印C−D方向(第
1の移動方向−第2の移動方向)へ移動自在に支
持されている。また、切換レバー31はスプリン
グ34によつてC方向(第1の移動方向)へ付勢
されている。切換レバー31の両端部には左右対
称の切欠き31bならびに31dが形成されてい
る。右側の切欠き31bの縁部の右端には段差を
介してストツパ31cが形成されている。また、
左側の切欠き31dの縁部の左端には段差を介し
てストツパ31eが形成されている。なお、前記
ブラケツト9と12の各々に固設されている前記
ピン11と14はシヤーシ1の裏側へ延びて上記
各切欠き31bと31d内に挿入されている。
【0010】 また、切換レバー31の中央部には駆
動溝31fが切欠き形成されている。一方、図3
に示すように、前記ヘツド支持台20の背面には
扇形状のギヤ35が設けられている。このギヤ3
5はピン36によつてヘツド支持台20に回転自
在に支持されているとともに、軸22に固設され
ている前記ギヤ23と噛合つている。このギヤ3
5の下部にはアーム35aが形成されており、こ
のアーム35aが切換レバー31の前記駆動溝3
1fに挿入されている。切換レバー31がC方向
(第一の移動方向)へ移動した状態では、この切
換レバー31によつてギヤ35は図3の反時計方
向へ駆動され、よつてギヤ23を介して回転切換
ヘツド21は時計方向へ回転した姿勢になつてい
る。逆に切換レバー31がD方向(第2の移動方
向)へ移動したときには、駆動溝31fによつて
ギヤ35が時計方向へ駆動され、よつて、ギヤ2
3と回転切換ヘツド21は反時計方向へほぼ180
度回転するようになつている。
【0011】 シヤーシ1には切換回転体40が設け
られている。この切換回転体40はヘツドベース
17および切換レバー31に対する駆動機構とし
て機能しているものである。この切換回転体40
はその中心が軸41によつて回転自在に支持され
ている。切換回転体40の周囲には歯が形成され
ており、この歯が前記キヤプスタン2の下部に設
けられた駆動ギヤ6と噛合つて、ギヤ6から切換
回転体40に回転力が伝達されるようになつてい
る。しかし、この歯には2箇所の欠損部42aと
42bが設けられている。このいずれかの欠損部
42aまたは42bが駆動ギヤ6に対向している
ときには、駆動ギヤ6から切換回転体40に回転
力が伝達されないようになつている。また、切換
回転体40の上面にはヘツドカム43が一体成形
されている。このヘツドカム43の外周面はヘツ
ドベース17に形成された前記当接片17aに当
接している。さらに、図5(切換回転体40の背
面図)に示すように、切換回転体40の裏面の周
囲にはガイド面44が連続して形成されている。
このガイド面44は段差になつているため、切換
回転体40の裏面の中央部は凹状に形成されてい
ることになる。このガイド面44には2箇所のロ
ツク突起44aと44bが形成されている。この
ロツク突起44aと44bはいずれも前記欠損部
42aと42bに近接した位置に形成されてい
る。
【0012】 また、切換回転体40の裏面の中央部
には一対のガイドカム45aと45bとが一体に
形成されている。この両ガイドカム45aと45
bとの間にはピン通路Xが形成されている。すな
わちガイドカム45bによつて切換レバー31に
設けられた前記ピン33が通路X内に引き込まれ
る状態とピン33が引き込まれずにガイド面44
とガイドカム45bとの間の通路に導かれる状態
とに選択できるようになつている。
【0013】 さらに、シヤーシ1の裏面にはロツク
レバー51が設けられている。このロツクレバー
51はシヤーシ1に固設されたピン52によつて
回動自在に支持されている。このロツクレバー5
1の先端にはロツクピン53が固設されている。
このロツクピン53は切換回転体40のガイド面
44に摺接するようになつている。ロツクレバー
51の基部はソレノイド54のプランジヤ54a
に連結されている。また、プランジヤ54aには
スプリング56が外装されており、このスプリン
グ方向(矢印E方向)へ付勢されている。 なお、図1では、カセツト内のリールを駆動する
ためのリール台などの他の機構の図示を省略して
いる。
【0014】 次に、上記構成によるオートリバース
テーププレーヤの動作について説明する。 (フオワードプレイモード) 図6Aと図6Bは
ストツプモードを示し、図7Aと図7Bははフオ
ワードプレイモードを示すものである。図6Aと
図7Aはシヤーシ1の表面方向から見た図であ
り、図6Bと図7Bはシヤーシ1の裏面から見た
図である。 なお、フオワードプレイモードとは、装填された
カセツト内のテープが、図1において右方向へ送
られて録音再生動作が行なわれる動作状態をいう
ものである。 まずストツプモードでは、切換回転体40のヘツ
ドカム43はその周面の軸41に近い部分がヘツ
ドベース17の当接片17aに当接している。よ
つて、ヘツドベース17はスプリング18によつ
てB方向へ移動しており、回転切換ヘツド21は
テープ(図示せず)から離れている。また、ヘツ
ドベース17の2つの切欠き17bと17dの
各々の縁部がピン11と14をB方向へ押し戻す
ので、2個のピンチローラ7と8は共にキヤプス
タン2と3から離れている。
【0015】 このとき、ヘツドベース17の当接片
17aがヘツドカム43を押圧するので、切換回
転体40はG方向へ付勢されることになる。とこ
ろが、切換回転体40の裏面では、ロツクピン5
3がスプリング56の付勢力によつてロツク突起
44aに係合しているので、切換回転体40は停
止している。なお、このとき切換回転体40の周
囲の歯の欠損部42aがギヤ6(図1参照)に対
向している。一方、切換レバー31はスプリング
34の力によつてC方向(第1の移動方向)へ移
動している。
【0016】 録音あるいは再生操作スイツチを押す
と、ソレノイド54が励磁され、プランジヤ54
aが引かれる。これにより、ロツクレバー51が
F方向へ回動し、ロツクピン53がロツク突起4
4aから外れる。よつて、切換回転体40はヘツ
ドベース17に押されてG方向へ回動する。そし
て、切換回転体40の歯がギヤ6に噛合つて、切
換回転体40はこのギヤ6によりさらにG方向へ
駆動される。フオワードプレイモードへ移行する
ときはソレノイド54の吸引時間は短い時間Ta
であり、この時間の後、ロツクレバー51は直ち
にE方向へ復帰する。すなわち、図5に示すよう
に、ロツクピン53はソレノイド54の吸引と同
時にイからロの位置に至り、上記Ta時間経過後、
直ちにハの位置に戻り、その後は、ガイド面44
に摺接する。また、ソレノイド54によつてロツ
クレバー51がF方向へ駆動されたときに、ロツ
クレバー51の先端の押圧部がピン33を介して
切換レバー31のアーム31aを一旦D方向へ移
動させるが、Ta時間経過後、ロツクレバー51
の復帰に従つて切換レバー31は直ちにC方向へ
復帰する。すなわち上記ピン33は図5において
ホからヘへ移動し、Ta時間経過後にトからチへ
移動する。よつてこのフオワードプレイモードへ
の切換えのときには切換レバー31がD方向へ切
換えられない。
【0017】 上記切換回転体40がギヤ6によつて
G方向へ所定の角度だけ駆動されると、他方のロ
ツク突起44bがロツクピン53に当り、この位
置にて切換回転体40は再度ロツクされる(図7
Bの状態)。このように切換回転体40がG方向
へ回転する間、前記ヘツドカム43は当接片17
aを介してヘツドベース17をA方向へ移動さ
せ、回転切換ヘツド21はテープに当接する位置
に至る。また、ヘツドベース17がA方向へ移動
する間、ヘツドベース17に形成されている押圧
片17cがスプリング15のアーム15bを押
し、また、他方の押圧片17eがスプリング16
のアーム16bを押す。よつて各ブラケツト9と
12は各スプリング15,16のアーム15a,
16aに押され、各ピンチローラ7と8はキヤプ
スタン2と3の方向へ進行する。一方、前述の如
く、切換レバー31はC方向に戻されているの
で、ブラケツト9と12に固設されている各ピン
11と14のうちの片側のピン14の先方にはス
トツパ31eが対向しており、他方のピン11に
はストツパ31cが対向していない。
【0018】 よつて、ヘツドベース17がA方向へ
最大限移動したときに、ピン14がストツパ31
eに規制されることになり、ピンチローラ8がキ
ヤプスタン3に対して間隔を開けた位置にて停止
する。すなわち、ヘツドベース17上の押圧片1
7eはスプリング16のアーム16bのみをA方
向へ押す状態になり、ピン14はストツパ31e
に当接した位置に残されることになる。これに対
し、ピン11はストツパ31cに規制されないの
で、ピンチローラ7はキヤプスタン2に圧接させ
られる。よつてテープはピンチローラ7とキヤプ
スタン2とに挟持され、キヤプスタン2の回転に
より、図1の右方向へ送られる。また、図示しな
いリール台によつてテープが右方向へ巻取られ
る。このとき、回転切換ヘツド21によつて録音
あるいは再生が行なわれる。
【0019】 (リバースプレイモード) 図8と図9はリバー
スプレイの際の動作を示すものである。図8はリ
バース動作へ移行途中の状態であり、図9はリバ
ースプレイモードが設定された状態を示してい
る。この両図は共にシヤーシ1の裏面側から見た
状態を示している。 リバースプレイモードは、テープを図1の左方向
へ進行させて録音あるいは再生を行なう動作状態
をいうものである。 リバースプレイに移行するときにおいても、スト
ツプモードからソレノイド54を吸引する。リバ
ースプレイの場合には、この吸引時間はフオワー
ドプレイモードへの切換えのときのTaよりもや
や長い時間Tbとなる。ソレノイド54が吸引す
ると、ロツクレバー51はF方向へ回動し、ロツ
クピン53が切換回転体40のロツク突起44a
から外れ、切換回転体40がG方向へ駆動され
る。また、このときロツクレバー51の先端はピ
ン33を図8の右方向へ押圧する。今回はソレノ
イド54の吸引時間が長いので、ピン33は図8
の右方向へ押された状態がしばらく続く。切換回
転体40が回転すると、ピン33は図5における
ヘの位置からヌの位置に至ってガイドカム45b
の内側に当接する。さらに切換回転体40が回転
すると、ピン33はガイドカム45dによりピン
通路X内へ導かれる。なお、ソレノイド54は
Tb時間経過後に非吸引状態になるので、ロツク
ピン53は図5のリの位置にてガイド面44に摺
接する状態に戻る。よつて、切換回転体40がG
方向へ回転し、もう一方のロツク突起44bがロ
ツクピン53に係止されたときに切換回転体40
が停止しプレイ状態になる。このときには、図9
に示すように、ピン33はピン通路Xの終端部
(図5におけるルの位置)に保持されている。
【0020】 よつて、リバースプレイモードではピ
ン33により切換レバー31はD方向(第2の移
動方向)へ移動した状態になる。また、図9の状
態のとき、図7Aに示したのと同様に、ヘツドベ
ース17はヘツドカム43に押されてA方向へ移
動する。このときヘツドベース17上の押圧片1
7cと17eがスプリング15と16を介してピ
ンチローラ7と8をキヤプスタン2と3の方向へ
押す。ところがこのときには、切換レバー31が
D方向へ移動しているので、ピン11の前方にス
トツパ31cが対向し、ピン14にはストツパ3
1eが対向しなくなる。よつて、ヘツドベース1
7のA方向への移動の際、ピン11がストツパ3
1cに規制される。そのため、ピンチローラ7は
キヤプスタン2に当接せず、ピンチローラ8がキ
ヤプスタン2に当接する。よつて、テープはピン
チローラ8とキヤプスタン3とに挟持されて図1
の左方向へ送られる。
【0021】 なお、リバースプレイに移行する際
に、上記の如く、切換レバー31がD方向へ移動
するが、このとき、切換レバー31の駆動溝31
fが扇状のギヤ35(図3参照)をD方向へ押す
ので、ギヤ35が回転する。したがつて、ギヤ3
5と噛合つているギヤ23が回転して回転切換ヘ
ツド21が180度回転する。このように180度回転
した状態の回転切換ヘツド21によつて、図1の
左方向へ送られるテープに対する録音あるいは再
生動作が行われる。
【0022】 (ストツプモードへの切換え) 図7A,Bのフ
オワードプレイモードあるいは図9のリバースプ
レイモードを停止させる場合には、いずれのとき
も、ソレノイド54を短時間吸引させる。これに
より、ロツクピン53はロツク突起44bから離
れる。切換回転体40はヘツドカム43を介して
ヘツドベース17にてB方向へ押されているの
で、ロツクピン53が外れた瞬間に切換回転体4
0はG方向へ回転し、その後はギヤ6によつて回
転し続ける。そしてロツクピン53がロツク突起
44aに再び係合して切換回転体40が停止す
る。このときヘツドベース17もB方向へ戻り、
回転切換ヘツド21やピンチローラ7,8も元の
位置に復帰する。なお、切換レバー31もスプリ
ング34の力によつてC方向へ復帰する。
【0023】
【考案の効果】 以上詳述した本考案によれば、
ヘツドベースを駆動するための回転体のロツクま
たはロツク解除を行なう切換部材ならびに前記回
転体に設けられたカムにより、切換レバーを一方
向へ移動させるかあるいは他方向へ位置させるか
の切換を行ない、この切換レバーによりヘツドの
向きの切換を行なつている。すなわちヘツドの向
きを切換えるための機構として、ヘツドベースを
駆動する回転体ならびにそのロツクとロツク解除
を行なう切換部材を使用しているので、ヘツドの
向きを選択する機構を別途設ける必要がなくな
り、装置の複雑化を防止できる。また前記切換レ
バーをいずれの方向へ位置させるかは、回転体が
所定角度回転した時点で切換部材により切換レバ
ーを一方向へ移動させているか否かの選択により
行なつている。これは切換部材を駆動するソレノ
イドの動作時間を変えることによつて対応でき、
制御が非常に簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オートリバーステーププレーヤの主要構
成を示す平面図。
【図2】図1の一部を示す側面図。
【図3】図1の一部を示す正面図。
【図4】シヤーシの裏側の機構をシヤーシの表面
から透視して示す平面図。
【図5】切換回転体の背面を示す拡大図。
【図6】A,Bはストツプモードを示す説明図。
【図7】A,Bはフオワードプレイモードを示す
説明図。
【図8】リバースプレイに移行する状態を示す動
作説明図。
【図9】リバースプレイモードを示す動作説明
図。
【符号の説明】
1……シヤーシ、 2,3……キヤプスタン、 7,8……ピンチローラ、 17……ヘツドベース、 21……回転切換ヘツド 31……切換レバー 33……ピン 40……切換回転体 45b……ガイドカム 51……ロツクレバー 54……ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを相反する2方向へ走
    行させるテープ走行駆動部と、磁気テープの走行
    方向の切換えに合わせてほぼ180度回転して向き
    が切換えられる磁気ヘツドとが設けられているオ
    ートリバーステーププレーヤにおいて、前記磁気
    ヘツドを搭載してプレイモード位置とストツプモ
    ード位置との間を移動するヘツドベースと、切換
    レバーならびにこの切換レバーの移動方向に応じ
    て前記磁気ヘツドの向きを回転させるヘツド切換
    機構と、モータの動力により回転駆動されて前記
    ヘツドベースを各モード方向へ移動させる回転体
    と、ソレノイドにより駆動されて前記回転体の各
    モード位置でのロツクならびにロツク解除を行な
    うとともにその動作により前記切換レバーを一方
    向へ移動させる切換部材と、前記回転体に形成さ
    れているものであり且つ前記回転体がプレイモー
    ド設定方向へ所定角度回転した時点において前記
    切換部材により切換レバーが前記一方向へ移動さ
    れているか否かに応じてこの切換レバーを前記一
    方向へ切換えまたは他方向に位置させる振り分け
    を行なうカムと、が設けられていることを特徴と
    するオートリバーステーププレーヤ。
JP2298591U 1991-02-15 1991-02-15 オートリバーステーププレーヤ Granted JPH04121017U (ja)

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JP2298591U JPH04121017U (ja) 1991-02-15 1991-02-15 オートリバーステーププレーヤ

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