JPH0626028U - テーププレーヤのモード切換装置 - Google Patents

テーププレーヤのモード切換装置

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JPH0626028U
JPH0626028U JP4867292U JP4867292U JPH0626028U JP H0626028 U JPH0626028 U JP H0626028U JP 4867292 U JP4867292 U JP 4867292U JP 4867292 U JP4867292 U JP 4867292U JP H0626028 U JPH0626028 U JP H0626028U
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JP
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pin
lock
switching
head base
drive cam
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JP4867292U
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清行 伊藤
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テーププレーヤのモード設定を行う機構を簡
略化し、また切換え制御を容易にする。 【構成】 ヘッドベースは駆動カム40の回転により各
モード位置へ移動させられる。ソレノイド54によりロ
ックレバー51がF方向へ駆動されると、駆動カム40
のロックが解除されモータの動力により駆動カム40が
時計方向へ駆動される。このときロックレバー51によ
り切換レバー31がD方向に長い時間押されていると、
ピン33がガイドカム45bにより拘束されて切換レバ
ー31がD方向へ移動させられる。逆にロックレバー5
1により切換レバー31がD方向に長い時間押されない
ときには、ガイドカム45bの拘束を受けず切換レバー
31はC方向へ移動した状態となる。切換レバー31が
C方向に移動しているかD方向に移動しているかによ
り、各モードの設定が行われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テーププレーヤに係り、特に最小限の部品構成により各モード設定 の切換えが効率よくできるようにしたモード切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のテーププレーヤは、モータやソレノイドなどの動力を利用して各モード の切換えを行ういわゆるロジックコントロール方式のものが多くなっている。 テーププレーヤのモード設定動作では、磁気ヘッドを磁気テープに対して進退 させる駆動、ピンチローラをキャプスタンに圧接させ且つ離反させる駆動などが 必要になる。また例えばオートリバース方式の場合には、一対のピンチローラの いずれかを選択してキャプスタンに圧接させるための選択駆動、さらに磁気ヘッ ドが回転してテープ走行方向に対応するものでは磁気ヘッドの回転駆動などが必 要になる。 これら各種のモード設定部の駆動を行うため、従来は各モード設定部ごとに別 々の機構を有するものが多かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように各種のモード設定部にそれぞれ別個の機構を設けたものでは、プ レーや全体の機構が複雑で部品点数が多くなり、さらに駆動源となる部品も多く なって、コストが高くなるのみならず、重量が増加し、また電気制御のための回 路負担が大きくなるなどの問題が生じている。
【0004】 本考案は上記従来の課題を解決するものであり、最小限の機構と最小限の駆動 源により、各種モード設定が効率よくできるようにしたテーププレーヤのモード 切換装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案によるテーププレーやのモード切換装置は、磁気ヘッドを移動させるヘ ッドベースと、モータの動力により回転駆動されその回転により前記ヘッドベー スを各モード位置に移動させる回転体と、この回転体の各モード位置でのロック ならびにロック解除を行うロック部材と、このロック部材を前記ロックまたはロ ック解除方向へ駆動する駆動機構と、前記ロック部材の動作により一方向へ移動 させられる切換部材と、前記回転体に形成されているものであり前記ロック部材 により切換部材が一方向へ移動させられているか否かに応じて前記切換部材を前 記一方向またはその逆方向へ位置させるカムと、前記切換部材に連動されてこの 切換部材の移動方向に応じてモードの切換えを行うモード設定部とが設けられて いることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
上記手段では、モータにより駆動される回転体をロック部材によるロックを解 除して回転させると、まずその回転動力によりヘッドベースが駆動され磁気ヘッ ドが各モード位置へ移動させられる。またこのロック部材により移動させられる 切換部材は、前記回転体に形成されたカムによりいずれかの方向へ移動させられ る。この切換部材がいずれかの方向へ駆動されることにより、モード設定部が切 換えられ、モード設定が行われる。このようにひとつの回転体の動力によりヘッ ドベースの駆動と、モード設定部の切換え動作が行われることにより、最小限の 部品構成により効率よい動作切換えができるようになる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面によって説明する。 図1は本考案の一実施例としてオートリバーステーププレーヤの主要部分を示 す平面図、図2はその一部分の右側面図、図3は図1の一部分の正面図、図4は オートリバーステーププレーヤのシャーシ裏面側の構造を表面側から透視して示 した平面図、図5は駆動カムの裏面図、図6(A)以下は動作説明図である。 図中の符号1はシャーシである。このシャーシ1上には一対のキャプスタン2 ならびに3が回転自在に設けられている。図示右側のキャプスタン2はテープの ノーマル方向への駆動用であり、左側のキャプスタン3はテープのリバース方向 への駆動用である。シャーシ1の裏側にはキャプスタン2と一体のフライホイー ル4とキャプスタン3と一体のフライホイール5が設けられている。
【0008】 この両フライホイール4と5はモータ(図示せず)によって駆動されている。 このモータの動力により、ノーマル駆動用のキャプスタン2とフライホイール4 は図にて反時計回りに駆動され、また、リバース駆動用のキャプスタン3とフラ イホイール5は時計回りに駆動されている。さらに、フライホイール4上には一 体に回転するギヤ6が設けられている。 また、一方のキャプスタン2にはピンチローラ7が対向しており、他方のキャ プスタン3にはピンチローラ8が対向している。ピンチローラ7はブラケット9 に保持され、シャーシ1に対しピン10によって回転自在に支持されている。同 様に他方のピンチローラ8はブラケット12に保持され、シャーシ1に対しピン 13によって回転自在に支持されている。
【0009】 片側のブラケット9にはピン11が固設され、他方のブラケット12にはピン 14が固設されている。各ピン11,14 は各々ブラケット9,12から下方 向へ延びており、シャーシ1を貫通してその裏面へ突出している。なお、シャー シ1にはこのピン11,14 が貫通する窓が設けられているが、詳しい図示は 省略する。 また、ブラケット9を支持しているピン10には、スプリング15が装着され ている。このスプリング15の一方のアーム15aはブラケット9に掛止されて おり、他方のアーム15bはピン11に掛止されている。同様に、ブラケット1 2を支持しているピン13にはスプリング16が装着されている。このスプリン グ16の一方のアーム16aはブラケット12に掛止されており、他方のアーム 16bはピン14に掛止されている。
【0010】 シャーシ1上にはヘッドベース17が設けられている。このヘッドベース17 はシャーシ1上に固設されたガイドピン19にガイドされて矢印A−B方向へ摺 動自在にガイドされている。また、ヘッドベース17はスプリング18によって 矢印B方向へ付勢されている。ヘッドベース17がA方向へ移動しているときが プレイ状態であり、ヘッドベース17がB方向へ移動しているときがストップ状 態である。
【0011】 ヘッドベース17上にはヘッド支持台20が設けられており、このヘッド支持 台20に回転ヘッド21が支持されている。この回転ヘッド21は軸22を中心 として180度ずつ回転するようになっている。そして、図3に示すように、回 転ヘッド21の軸22の後端にはギヤ23が固設されている。 また、ヘッドベース17の中央には切欠きが形成されており、この切欠きの縁 部には当接片17aが折曲げ成形されている。さらに、ヘッドベース17の図示 右端部には切欠き17bが形成されているとともに、その縁部には押圧片17c が折曲げ成形されている。同様に、ヘッドベース17の図示左端には切欠き17 dが形成されており、この切欠き17dの縁部にもう1つの押圧片17eが折曲 げ成形されている。なお、前記各ブラケット9と12に固設されているピン11 ならびに14は上記各切欠き17b,17d内を通過してシャーシ1の裏側へ延 びているものである。
【0012】 図2,図3ならびに図4(シャーシ1の裏側の構造をシャーシ1の表側から透 視して示した図)に示すように、シャーシ1の裏側には切換レバー31が設けら れている。この切換レバー31の中央からやや右側に寄った位置にはアーム31 aが形成されている。このアーム31aはシャーシ1の裏面よりもさらに紙面奥 方向に向けてコの字形状に折曲げ成形されているものである。このアーム31a の先端にはピン33が固設されている。
【0013】 図4に示すように、この切換レバー31はシャーシ1の裏面に固設された一対 のガイドピン32aと32bにガイドされて矢印C−D方向へ移動自在に支持さ れている。また、切換レバー31はスプリング34によってC方向へ付勢されて いる。切換レバー31の両端部には左右対称の切欠き31bならびに31dが形 成されている。右側の切欠き31bの縁部の右端には段差を介してストッパ31 cが形成されている。また、左側の切欠き31dの縁部の左端には段差を介して ストッパ31eが形成されている。なお、前記ブラケット9と12の各々に固設 されている前記ピン11と14はシャーシ1の裏側へ延びて上記各切欠き31b と31d内に挿入されている。
【0014】 また、切換レバー31の中央部には駆動溝31fが切欠き形成されている。一 方、第3図に示すように、前記ヘッド支持台21の背面には扇形状のギヤ35が 設けられている。このギヤ35はピン36によってヘッド支持台20に回転自在 に支持されているとともに、軸22に固設されている前記ギヤ23と噛合ってい る。このギヤ35の下部にはアーム35aが形成されており、このアーム35a が切換レバー31の駆動溝31fに挿入されている。切換レバー31がC方向へ 移動した状態では、この切換レバー31によってギヤ35は図3の反時計方向へ 駆動され、よってギヤ23を介して回転ヘッド21は時計方向へ回転した姿勢に なっている。逆に切換レバー31がD方向へ移動したときには、駆動溝31fに よってギヤ35が時計方向へ駆動され、よって、ギヤ23と回転ヘッド21は反 時計方向へ180度回転するようになっている。
【0015】 シャーシ1には駆動カム40が設けられている。この駆動カム40はヘッドベ ース17および切換レバー31に対する駆動機構として機能しているものである 。この駆動カム40はその中心が軸41によって回転自在に支持されている。駆 動カム40の周囲には歯が形成されており、この歯が前記キャプスタン2の下部 に設けられたギヤ6と噛合って、ギヤ6から駆動カム40に回転力が伝達される ようになっている。しかし、この歯には2箇所の欠損部42aと42bが設けら れている。このいずれかの欠損部42a,42bがギヤ6に対向しているときに は、ギヤ6から駆動カム40に回転力が伝達されないようになっている。
【0016】 また、駆動カム40の上面にはヘッドカム43が一体成形されている。このヘ ッドカム43はヘッドベース17に形成された前記当接面17aに当接している 。さらに、図5(駆動カム40の背面図)に示すように、駆動カム40の裏面の 周囲にはガイド面44が連続して形成されている。このガイド面44は段差にな っているため、駆動カム40の裏面の中央部は凹状に形成されていることになる 。このガイド面44には2箇所のロック突起44a,44bが形成されている。 このロック突起44a,44bはいずれも前記欠損部42aと42bに近接した 位置に形成されている。また、駆動カム40の裏面の中央部には一対のガイドカ ム45aと45bとが一体に形成されている。この両ガイドカム45aと45b との間にはピン通路Xが形成されている。
【0017】 さらに、シャーシ1の裏面にはロックレバー51が設けられている。このロッ クレバー51はシャーシ1に固設されたピン52によって回動自在に支持されて いる。このロックレバー51の先端にはロックピン53が固設されている。この ロックピン53は駆動カム40のガイド面44に摺接するようになっている。ロ ックレバー51の基部はソレノイド54のプランジャ54aに連結されている。 また、プランジャ54aにはスプリング56が外装されており、このスプリング 56の弾性力によってロックレバー51は、図1ならびに図4において反時計方 向(矢印E方向)へ付勢されている。 なお、図1では、カセット内のリールを駆動するためのリール台などの他の機 構の図示を省略している。
【0018】 次に、上記構成によるオートリバーステーププレーヤの動作について説明する 。 (ノーマルプレイ) 図6(A)と図6(B)はストップ状態を示し、図7(A)と図7(B)はノ ーマルプレイ状態を示すものである。図6(A)と図7(A)はシャーシ1の表 面方向から見た図であり、図6(B)と図7(B)はシャーシ1の裏面から見た 図である。 なお、ノーマルプレイとは、装填されたカセット内のテープが、図1において 右方向へ送られて録音・再生動作が行なわれる場合をいうものである。
【0019】 ストップ状態では、駆動カム40のヘッドカム43はその周面の軸41に近い 部分がヘッドベース17の当接面17aに当接している。よって、ヘッドベース 17はスプリング18によってB方向へ移動しており、回転ヘッド21はテープ (図示せず)から離れている。また、ヘッドベース17の2つの切欠き17bと 17dの各々の縁部がピン11と14をB方向へ押し戻すので、2個のピンチロ ーラ7と8は共にキャプスタン2と3から離れている。
【0020】 このとき、ヘッドベース17の当接面17aがヘッドカム43を押圧するので 、駆動カム40はG方向へ付勢されることになる。ところが、駆動カム40の裏 面では、ロックピン53がスプリング56の付勢力によってロック突起44aに 係合しているので、駆動カム40は停止している。なお、駆動カム40の周囲の 歯の欠損部42aがギヤ6(図1参照)に対向している。一方、切換レバー31 はスプリング34の力によってC方向へ移動している。
【0021】 録音あるいは再生操作スイッチを押すと、ソレノイド54が励磁され、プラン ジャ54aが引かれる。これにより、ロックレバー51がF方向へ回動し、ロッ クピン53がロック突起44aから外れる。よって、駆動カム40はヘッドベー ス17に押されてG方向へ回動する。そして、駆動カム40の歯がギヤ6に噛合 って、駆動カム40はこのギヤ6によりさらにG方向へ駆動される。ソレノイド 54の吸引時間は短い時間Taであり、この時間の後、ロックレバー51は直ち にE方向へ復帰する。すなわち、図5に示すように、ロックピン53はソレノイ ド54の吸引と同時に(イ)から(ロ)の位置に至り、上記Ta時間経過後、直 ちに(ハ)の位置に戻り、その後は、ガイド面44に摺接する。また、ソレノイ ド54によってロックレバー51がF方向へ駆動されたときに、ロックレバー5 1の先端がピン33を介して切換レバー31のアーム31aを一旦D方向へ移動 させるが、Ta時間経過後、ロックレバー51の復帰に従って切換レバー31は 直ちにC方向へ復帰する。すなわち上記ピン33は図5において(ホ)から(ヘ )へ移動し、Ta時間経過後に(ト)から(チ)へ移動するものである。
【0022】 上記駆動カム40がギヤ6によってG方向へ所定の角度だけ駆動されると、他 方のロック突起44bがロックピン53に当り、この位置にて駆動カム40は再 度ロックされる(図7(B)の状態)。このように駆動カム40がG方向へ回転 する間、前記ヘッドカム43は当接面17aを介してヘッドベース17をA方向 へ移動させ、回転ヘッド21はテープに当接する位置に至る。 また、ヘッドベース17がA方向へ移動する間、ヘッドベース17に形成され ている押圧片17cがスプリング15のアーム15bを押し、また、他方の押圧 片17eがスプリング16のアーム16bを押す。よって各ブラケット9と12 は各スプリング15,16のアーム15a,16aに押され、各ピンチローラ7 と8はキャプスタン2と3の方向へ進行する。
【0023】 一方、前述の如く、切換レバー31はC方向に移動しているので、ブラケット 9と12に固設されている各ピン11,14のうちの片側のピン14の先方には ストッパ31eが対向しており、他方のピン11にはストッパ31cが対向して いない。よって、ヘッドベース17がA方向へ最大限移動したときに、ピン14 がストッパ31eに規制されるので、ピンチローラ8がキャプスタン3に対して 間隔を開けた位置にて停止する。すなわち、ヘッドベース17上の押圧片17e はスプリング16のアーム16bのみをA方向へ押す状態になり、ピン14はス トッパ31eに当接した位置に残されることになる。これに対し、ピン11はス トッパ31cに規制されないので、ピンチローラ7はキャプスタン2に圧接させ られる。よってテープはピンチローラ7とキャプスタン2とに挟持され、キャプ スタン2の回転により、図1の右方向へ送られる。また、図示しないリール台に よってテープが右方向へ巻取られる。このとき、回転ヘッド21によって録音あ るいは再生が行なわれる。
【0024】 (リバースプレイ) 図8と図9はリバースプレイの際の動作を示すものである。図8はリバース動 作へ移行途中の状態であり、図8はリバースプレイ状態である。この両図は共に シャーシ1を裏面側から見た状態を示している。 リバースプレイは、テープを図1の左方向へ進行させて録音あるいは再生を行 なう動作をいうものである。
【0025】 リバースプレイに移行するときにおいても、図8に示す状態からソレノイド5 4を吸引する。リバースプレイの場合には、この吸引時間はノーマルプレイのと きのTaよりもやや長い時間Tbとなる。ソレノイド54が吸引すると、ロック レバー51はF方向へ回動し、ロックピン53が駆動カム40のロック突起44 aから外れ、駆動カム40がG方向へ駆動される。また、このときロックレバー 51の先端はピン33を図の右方向へ押圧する。今回はソレノイド54の吸引時 間が長いので、ピン33は右方向へ押された状態がしばらく続く。駆動カム40 が回転すると、ピン33は図5における(ヘ)の位置から(ヌ)の位置に至って ガイドカム45bに当接する。さらに駆動カム40が回転すると、ピン33はピ ン通路X内へ導かれる。
【0026】 なお、ソレノイド54はTb時間経過後に非吸引状態になるので、ロックピン 53は図5の(リ)の位置にてガイド面44に摺接する状態に戻る。よって、駆 動カム40がG方向へ回転し、もう一方のロック突起44bがロックピン53に 係止されたときに駆動カム40が停止しプレイ状態になる。このときには、図9 に示すように、ピン33はピン通路Xの終端部(図5における(ル)の位置)に 保持されている。よって、リバースプレイ状態ではピン33により切換レバー3 1はD方向へ移動した状態になる。
【0027】 また、図9の状態のとき、図7(A)に示したのと同様に、ヘッドベース17 はヘッドカム43に押されてA方向へ移動する。このときヘッドベース17上の 押圧部17cと17eがスプリング15と16を介してピンチローラ7と8をキ ャプスタン2と3の方向へ押す。ところがこのときには、切換レバー31がD方 向へ移動しているので、ピン11の前方にストッパ31cが対向し、ピン14に はストッパ31eが対向しなくなる。よって、ヘッドベース17のA方向への移 動の際、ピン11がストッパ31cに規制される。そのため、ピンチローラ7は キャプスタン2に当接せず、ピンチローラ8がキャプスタン2に当接する。よっ て、テープはピンチローラ8とキャプスタン3とに挟持されて図1の左方向へ送 られる。
【0028】 なお、リバースプレイに移行する際に、上記の如く、切換レバー31がD方向 へ移動するが、このとき、切換レバー31の駆動溝31fが扇状のギヤ35(図 3参照)をD方向へ押すので、ギヤ35が回転する。したがって、ギヤ35と噛 合っているギヤ23が回転して回転ヘッド21が180度回転する。このように 180度回転した状態の回転ヘッド21によって、図1の左方向へ送られるテー プに対する録音あるいは再生動作が行なわれる。
【0029】 (ストップ動作) 図7(A)、図7(B)のノーマルプレイあるいは図9のリバースプレイを停 止させる場合には、いずれのときも、ソレノイド54を短時間吸引させる。これ により、ロックピン53はロック突起44bから離れる。駆動カム40はヘッド カム43を介してヘッドベース17にてB方向へ押されているので、ロックピン 53が外れた瞬間に駆動カム40はG方向へ回転し、その後はギヤ6によって回 転し続ける。そしてロックピン53がロック突起44aに再び係合して駆動カム 40が停止する。このときヘッドベース17もB方向へ戻り、回転ヘッド21や ピンチローラ7,8も元の位置に復帰する。なお、切換レバー31もスプリング 34の力によってC方向へ復帰する。
【0030】
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、ひとつの回転体の動力によりヘッドベースが駆 動されて磁気ヘッドが各モード位置へ移動させられるとともに、回転体のロック とロック解除を制御するロック部材の動作タイミングにより切換部材を移動させ 、カムにて切換部材をいずれかの方向に駆動させることによりモード設定が行わ れるようにしている。このようにひとつの回転体によりヘッドベースの駆動と他 のモード設定ができることにより、構成部品を最少にでき、またロック部材の駆 動タイミングの設定だけで、モード設定ができるため制御が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オートリバーステーププレーヤの主要構成を示
す平面図、
【図2】図1の一部を示す側面図、
【図3】図1の一部の正面図、
【図4】シャーシの裏側の機構をシャーシの表面から透
視して示す平面図、
【図5】駆動カムの背面を示す拡大図、
【図6】(A)はストップ状態をシャーシ上面側から見
た動作説明図、(B)はシャーシ裏面側から見た動作説
明図、
【図7】(A)はノーマルプレイ状態をシャーシ上面側
から見た動作説明図、(B)はシャーシの裏面側から見
た動作説明図、
【図8】リバースプレイに移行する状態を示す動作説明
図、
【図9】リバースプレイ状態を示す動作説明図、
【符号の説明】
1 シャーシ 2,3 キャプスタン 7,8 ピンチローラ 15,16 スプリング 17 ヘッドベース 17c,17e…押圧部 21 回転ヘッド 31 切換レバー 31c,31e ストッパ 45a,45b ガイドカム 51 ロックレバー 53 ロックピン 54 駆動機構(ソレノイド)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを移動させるヘッドベース
    と、モータの動力により回転駆動されその回転により前
    記ヘッドベースを各モード位置に移動させる回転体と、
    この回転体の各モード位置でのロックならびにロック解
    除を行うロック部材と、このロック部材を前記ロックま
    たはロック解除方向へ駆動する駆動機構と、前記ロック
    部材の動作により一方向へ移動させられる切換部材と、
    前記回転体に形成されているものであり前記ロック部材
    により切換部材が一方向へ移動させられているか否かに
    応じて前記切換部材を前記一方向またはその逆方向へ位
    置させるカムと、前記切換部材に連動されてこの切換部
    材の移動方向に応じてモードの切換えを行うモード設定
    部とが設けられていることを特徴とするテーププレーヤ
    のモード切換装置。
JP4867292U 1992-06-18 1992-06-18 テーププレーヤのモード切換装置 Pending JPH0626028U (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950516