JPH05973Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH05973Y2
JPH05973Y2 JP1984016243U JP1624384U JPH05973Y2 JP H05973 Y2 JPH05973 Y2 JP H05973Y2 JP 1984016243 U JP1984016243 U JP 1984016243U JP 1624384 U JP1624384 U JP 1624384U JP H05973 Y2 JPH05973 Y2 JP H05973Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
rvs
mode
way
arrow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1984016243U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60127635U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1624384U priority Critical patent/JPS60127635U/ja
Publication of JPS60127635U publication Critical patent/JPS60127635U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH05973Y2 publication Critical patent/JPH05973Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、オートリバース式テープレコーダー
等のFWD/REVの切換機構における片道、往
復、連続の3動作の切換えの機構に関する。
(従来技術) 従来のオートリバース式テープレコーダー等に
おいては、片道、往復、連続といつた再生動作モ
ードの選択、切換えを電気信号及び電気プランジ
ヤー等にて行なつていたため、機構が複雑化し、
テープレコーダー等が、大型化するのみならず、
高価なものとなつていた。
(考案の目的) 本考案の目的は、上記の片道、往復、連続の3
再生モードの選択、切換えをすべて機械的に作動
させ、なおかつ、機構の簡略な3モード切換機構
を提供することである。
(考案の構成) オートリバース式テープレコーダ等の再生時に
片道、往復、連続の3つのモードを切り替える3
モード切換機構において、 片道、往復、連続の各モードに対応して3つの
位置を占める可動レバーと、 所定の方向に移動させて再生動作を開始させる
再生操作レバーと、 再生操作レバーを、再生動作を開始させる位置
でロツクするロツク板であつて、一端に延設部を
有するものと、 所定の軸を中心に回転可能に枢支され、該軸を
中心に、適当な角度で折れ曲がつた形状を有し、
一端は、テープの走行方向を切り替える機構に連
動し、他端は、テープの終端を検出して動作する
機構に連動するRVS動作レバーと、 片道再生後に、RVS動作レバーの回転動作に
連動してロツクを解除する片道停止レバーと、 ロツク板の延設部に所定の軸を中心に回転可能
に枢支され、RVS動作レバーに連動するように
一定の回転方向に付勢され、往復再生後に、
RVS動作レバーの回転動作に連動してロツクを
解除するサイクルストツプレバーとを備え、 上記再生レバーは、サイクルストツプレバーに
よりロツクが解除される際に、サイクルストツプ
レバーを、サイクルストツプレバーが付勢される
方向と逆の方向に回転させ、RVS動作レバーと
連動しない位置に保持する手段を有し、 上記可動レバーの3つの位置に対応して上記片
道停止レバー及びサイクルストツプレバーを選択
的に動作させることで、片道、往復、連続の3モ
ードでの再生を可能としたことを特徴とする。
(実施例) 第1図は、本考案の実施例の停止状態(停止モ
ード)を示す図面であり、これを用いて本実施例
の構成を説明する。第1図において、ロツク板1
は、ロツク片1a,1b、解除部1c及び軸1d
を有し、メインシヤーシ上に枢支されたガイドピ
ン1e,1eにより左右方向に移動可能であり、
スプリング2により常に矢印C方向へ付勢されて
いる。
再生操作レバー3は、ロツクピン3a、係合部
3b、折り曲げ部3cを有し、スプリング4によ
り矢印B方向に付勢されている。再生操作レバー
3をA方向に押圧すると、ロツク板1は、再生操
作レバー3のロツクピン3aをロツク部1aに係
合した状態、即ち、作動位置に保持する。
録音操作レバー5は、ロツクピン5a及び係合
部5bを有し、スプリング6により矢印B方向に
付勢されている。録音時には、録音再生レバー5
をA方向に押圧して、ロツクピン5aをロツク片
1bと係合させ、ロツク片を作動位置に保持し、
録音機構を作動させるが、本考案は、再生時の3
モード切換機構に関するものなので、これ以上説
明しない。
駆動ギア・プーリー7は、メインシヤーシ上に
枢支された軸7aを中心として、図示しない駆動
モータにより矢印E方向に回転する。カムギア8
は、メインシヤーシ上に枢支された軸8aを中心
として、矢印F方向に回転する。その外周には、
欠歯部8c及び8dを有し、上記駆動ギア・プー
リー7とは、噛合わなくできる。また、係合ピン
8bを有している。テープ終端等でモードの切換
えが必要な時に、駆動ギア・プーリー7のロツク
が外されるようになつている。
サイクルストツプレバー9は、係合ピン9a、
当接部9b、解除部9c、円弧部9dを有し、ロ
ツク板1の軸1dを中心に回転可能でり、スプリ
ング10により矢印F方向へ付勢されている。そ
して、再生操作レバー3の折り曲げ部3cを先端
部9eに係合することにより、回転を規制してい
る。往復再生モードのときは、下記のモード切換
レバー18が位置イにあり、テープ再生時にサイ
クルストツプレバー9の解除部9cと切り換えレ
バー19の係合ピン19aが接触しているため
(図6参照)、レバー9は、テープ終端が検出され
た時に該係合ピン19aにより矢印D方向に移動
される。ロツク板1は、サイクルストツプレバー
9と軸1dを介して接続されているためサイクル
ストツプレバー9と共に矢印D方向に移動し、再
生操作レバー3とロツク板1を非作動状態に戻
し、再生を停止させる。連続再生モードのとき
は、下記のモード切換レバー18が位置ウにあ
り、サイクルストツプレバー9の回転は、係合ピ
ン9aがモード切換レバー18に係合することに
より規制され、先端部9eは、再生操作レバー3
と接しない。
RVS動作レバー11は、メインシヤーシ上に
枢支された軸11aを中心に回転可能なレバーで
あり、先端には、カムギア8の係合ピン8bに当
接する当接部11bを、他端には、係合部11
c,11dを有する。RVS動作レバー11は、
下記のピンチローラに結合されている切換レバー
19の係合ピン19aと係合部11cで係合して
いる。従つて、RVS動作レバー11の左右への
移動は、切換レバー19の左右の移動に対応し
て、それぞれ、テープ走行のFWD状態とREV状
態への切換えに対応する。
片道解除連結レバー12は、メインシヤーシ上
に枢支された軸12aを中心として回転可能な長
方形状レバーであり、先端には、RVS動作レバ
ー11の係合部11dに係合する係合ピン12b
を、他端には、軸12cを有する。片道解除レバ
ー13は、解除連結レバー12の軸12cを中心
として回転可能なレバーであり、先端には解除部
13aを有し、他端には、矢印F方向へ付勢する
スプリング14を結合する。下記のモード切換レ
バー18が、位置アにある時、即ち、片道再生時
には、片道解除レバー13は、回転をモード切換
レバー18により規制されるため、テープ終端が
検出された時に、ロツク板1の解除部1cを押
し、ロツク板1を非作動状態に戻し、テープ走行
を停止させる。
REC解除レバー15は、片道解除レバー13
と同様に、軸12cを中心として回転可能であ
る。先端には、係合ピン15aまた係合部15b
を有し、スプリング16により矢印F方向へ付勢
されているが、録音操作レバー5の係合部5bに
係合ピン15aが係合するため、回転を規制され
ている。本考案は、再生モードの切換に関するも
のであるので、これ以上の説明は行わない。
規制ピン17は、メインシヤーシ上に枢支され
ている。
モード切換レバー18は、第1図に示すア,
イ,ウの3箇所に移動できる。片道動作、往復動
作、連続動作の選択は、それぞれ、モード切換レ
バー18を、位置ア,イ,ウに移動することによ
り行う。
切換レバー19は、RVS動作レバー11の係
合部11cに係合する係合ピン19aを有し、他
端には、図示しないピンチローラが結合されてい
る。この切換レバー19の右左への移動は、ピン
チローラをキヤプスタンに圧着し、FWD状態ま
たはREV状態に切換える。
以下、上述のように構成される本実施例の作用
について説明する。
[] 停止モード 第1図に示す停止モードでは、各操作レバー
3,5が非作動位置に有り、図示しない電源スイ
ツチを作動させるロツク板1が矢印D方向に動作
しないため、電源スイツチに連動した駆動モータ
は駆動しない。この状態が停止モードである。カ
ムギア8は、ロツクされていて、駆動ギア・プー
リー7と欠歯部8cで対応している。
以下、片道再生モード、往復モード、連続モー
ドの各モードを順次説明する。
[] 片道再生モード (1) 停止モードからFWDモードへの切換えにつ
いて 第1図に示す停止モードにおいて、モード切換
レバー18を図中アの位置に保持させた時が、片
道再生モードとなる(第2図参照)。次いで、再
生操作レバー3をスプリング4に抗して矢印A方
向に押圧すると、まず、再生操作レバー3のロツ
クピン3aがロツク板1のロツク片1aにロツク
され、すなわち、再生操作レバー3が作動位置に
保持されるとともに、ロツク板1が矢印D方向に
スプリング2に抗して移動するため、電源スイツ
チがONとなり、図示しない駆動モータが駆動す
る。そして、再生操作レバー3を押圧することに
より、図示しない磁気ヘツドを取付けたヘツド台
が、連動し、磁気テープに接する位置に移行し、
また、テープ駆動機構は、テープ定速走行状態と
なる。また、カムギア8は、図示しないロツク機
構によりロツクされており、欠歯部8cを以つて
駆動ギア・プーリー7に対応するため、回転しな
い。この状態がカムギア8のFWD状態である。
(2) FWDモードから停止モードへの切換えにつ
いて FWDモードから停止モードへの切換えには、
テープ定速走行のテープ終端における図示しない
エンド検出機構による切換えと停止操作レバーに
よる切換えとがある。両方とも、カムギア8の
FWD時の状態のロツクを外し、カムギア8を回
転させることにより解除機構部を働かせ、停止モ
ードへと切換える。ここでは前者の場合について
説明する(第3図参照)。
テープ終端になると、図示しないエンド検出機
構が働き始め、図示しない機構を介してカムギア
8のロツクが外される。カムギア8は、ロツクが
外されると、図示しないスプリングの付勢により
矢印F方向へ若干回転させられ、今まで駆動ギ
ア・プーリー7に欠歯部8cを以つて対応してい
たものが、駆動ギア・プーリー7と噛合い、矢印
F方向へ回転する。RVS動作レバー11は、こ
のカムギア8の係合ピン8bには、RVS動作レ
バー11の当接部11bが係合しているため、カ
ムギア8の回転に伴い、軸11aを中心として矢
印E方向に回転する。これに伴い、他端に取り付
けられた図示しないピンチローラをキヤプスタン
に圧着切換えする切換レバー19の係合ピン19
aと係合した係合部11cは、矢印C方向に移動
する。このため、FWD状態のピンチローラが、
キヤプスタンから離れていくのと同時に、REV
状態のピンチローラがキヤプスタンに近づいてい
く。係合部11dに係合ピン12bを以つて係合
している解除連結レバー12は、RVS動作レバ
ー11の回転により、軸12aを中心に矢印F方
向に回転する。片道解除レバー13は、この解除
連結レバー12上に枢支された軸12cを中心に
しての回転をモード切換レバー18によつて規制
されているため、矢印D方向に移動していく。カ
ムギア8がなおも回転するために、片道解除レバ
ー13は、なおも矢印D方向に移動し、先端の解
除部13aが、ついにはロツク板1の解除部1c
に接触し、なおもロツク板全体を矢印D方向に移
動させるため、ロツク板1のロツク片1aと再生
操作レバー3のロツクピン3aとのロツクが解除
される。第3図は、この状態を示す。従つて、再
生操作レバー3は、この再生操作レバー3のロツ
ク解除に伴つて、スプリング4によつて矢印B方
向に付勢されていたため、非操作位置に復帰する
と共に、この再生操作レバー3と連動した磁気ヘ
ツドを取付けたヘツド台が復帰し、また、ピンチ
ローラも、REV状態への移行の途中で復帰する
ため、テープには圧着しない。その後もなお、カ
ムギア8は回転し、欠歯部8dを以て駆動ギア・
プーリー7に対応しようとするが、スプリングの
付勢により同方向へ若干回転するため、再び、駆
動ギア・プーリー7と噛合う。この頃から、
RVS動作レバー11は、軸11aを中心として、
先端部11bが係合ピン8bに係合しながら、矢
印F方向に回転していく。このため、他端の係合
部11dに係合ピン12bを以つて係合している
解除連結レバー12が、軸12aを中心として矢
印E方向へ回転していくため、軸12cを以つて
このレバー12に連動した片道解除レバー13
が、逆に矢印C方向に復帰していき、解除部13
aを以つて接触していたロツク板1も、スプリン
グ2の付勢により矢印C方向へ復帰していく。カ
ムギア8が、欠歯部8cを以つて駆動ギア・プー
リー7に対応しようとするまでには、上記のレバ
ー11,12,13及びロツク板1は、各々元の
位置に復帰しており、カムギア8は、図示しない
ロツク機構によりロツクされ、再び欠歯部8cを
以つて駆動ギア・プーリー7に対応し、回転を停
止する。
なお、ロツク板1が矢印C方向へ復帰し、これ
と連動した図示しない電源スイツチにより駆動モ
ータが停止する。ただし、駆動モータの停止は、
カムギア8の回転停止後である様に電源スイツチ
を調整してある。
[] 往復再生モード (1) 停止モードからFWDモードへの切換えにつ
いて 停止モード(第1図)において、モード切換レ
バー18をイの位置に保持させたときが、往復再
生モードとなる(第4図参照)。
片道解除レバー13は、片道再生モード時の様
なモード切換レバー18[ア位置]による規制が
なくなるため、スプリング14によつて軸12c
を中心として矢印F方向へ回転し、メインシヤー
シ上に枢支された規制ピン17により回転を規制
され、係止される。これにより、片道解除レバー
13が、片道再生終了時にロツク板1の解除部1
cに係合しないためロツクは解除されない。この
状態から再生操作レバー3をスプリング4に抗し
て矢印A方向に押圧すると、まず、再生操作レバ
ー3のロツクピン3aが、ロツク板1のロツク片
1aにロツクされ、再生操作レバー3が、作動位
置に保持されるとともに、ロツク板1が、矢印D
方向にスプリング2に抗して移動するため、電源
スイツチがONとなり、これに連動した駆動モー
タが駆動する。ロツク板1が矢印D方向へ移行す
るため、サイクルストツプレバー9は、軸1dを
以つて同方向へ移動する。これにより、サイクル
ストツプレバー9は、今まで、切換レバー19の
係合ピン19aと、円弧部9dを以つて対応して
いたものが、円弧部9dの最後部と接触し、スプ
リング10による矢印F方向への付勢が、係合ピ
ン19aによつて規制される。また、再生操作レ
バー3を押圧することにより、図示しない磁気ヘ
ツドを取付けたヘツド台が、連動し、磁気テープ
に接する位置に移行しており、また、テープ駆動
機構は、テープ定速走行状態となる。また、カム
ギア8は、図示しないロツク機構によりロツクさ
れており、欠歯部8cを以つて駆動ギア・プーリ
ー7に対応するため、回転しない。この状態がカ
ムギア8のFWD状態である。
(2) FWDモードからREVモードへの切換えにつ
いて FWDモードからREVモードへの切換えには、
テープ定速走行のテープ終端における図示しない
エンド検出機構による切換えと、テープ定速走行
中にFWD/REVの切換えを可能とした図示しな
い方向切換レバーによる切換えとがある。これら
の切換え方法は、初期の動作状態が異なるのみ
で、根本的には、FWD状態のカムギア8のロツ
クを外す点で共通するため、このカムギア8のロ
ツクが外されてから後の説明をする(第5図参
照)。
上記のいずれかの機構を介してカムギア8のロ
ツクが外されると、カムギア8は、スプリングの
付勢により矢印F方向へ若干回転させられ、今ま
で駆動ギア・プーリー7に欠歯部8cを以つて対
応していたカムギア8は、駆動ギア・プーリー7
と噛合い、矢印F方向へ回転する。このカムギア
8の係合ピン8bには、RVS動作レバー11の
当接部11bが係合しているため、カムギア8の
回転に伴い、RVS動作レバー11は、軸11a
を中心として矢印E方向に回転する。これに伴
い、他端のピンチローラをキヤプスタンに圧着切
換えする切換レバー19の係合ピン19aと係合
した係合部11cは、矢印C方向に移動する。こ
のため、FWD状態のピンチローラがキヤプスタ
ンから離れていくのと同時に、REV状態のピン
チローラがキヤプスタンに圧着しようとする。ま
た、切換レバー19の係合ピン19aが、RVS
動作レバー11によつて矢印C方向に移動させら
れるため、切換レバー19は、それまで、サイク
ルストツプレバー9とは円弧部9dと接触してい
たものが、移動してゆき、解除部9cを経て、当
接部9bにまで接触しながら達する。その後、回
転していたカムギア8は、図示しない機構を介し
てロツクされて、回転を停止する。この時、駆動
ギア・プーリー7と噛合つていたカムギア8が、
係止されることにより、欠歯部8dを以つて駆動
ギア・プーリー7と対応するため、カムギア8
は、回転されない。この状態がカムギア8の
REV状態である。また、カムギア8が係止され
ることにより、係止ピン8bにより係合されてい
たRVS動作レバー11も回転を停止し、他端の
係合部11cに係合ピン19aを以つて係合して
いた切換レバー19は、REV状態にピンチロー
ラがキヤプスタンに圧着された状態で係止し、完
全なREV状態のテープ定速走行となる。また、
サイクルストツプレバー9と係合ピン19aとの
接触部は、当接部9bで係止される。
(3) REVモードから停止モードについて REVモードから停止モードへの切換えには、
テープ定速走行のテープ終端における図示しない
エンド検出機構による切換えと停止操作レバーに
よる切換えがある。両方とも、カムギア8の
REV状態のロツクを外し、カムギア8を回転さ
せることにより、これに連動した解除機構部を働
かせ、停止モードへと切換える。ここでは前者の
場合について説明する(第6図参照)。
テープ定速走行のテープ終端になり、図示しな
いエンド検出機構が働き始めると、図示しない機
構を介して、カムギア8のロツクが外される。カ
ムギア8は、ロツクが外されると、図示しないス
プリングの付勢により、矢印F方向へ若干回転さ
せられ、今まで駆動ギア・プーリー7に欠歯部8
dを以つて対応していたものが、駆動ギア・プー
リー7と噛合い、同方向へ回転する。このカムギ
ア8の係合ピン8bには、RVS動作レバー11
の当接部11bが係合しているため、RVS動作
レバー11は、カムギア8の回転に伴い、軸11
aを中心として矢印F方向に回転する。これに伴
い、他端の係合部11cに係合ピン19aを以つ
て係合していた切換レバー19は、矢印D方向に
移動する。このため、REV状態のピンチローラ
が、キヤプスタンから離れていくのと同時に、
FWD状態のピンチローラがキヤプスタンに近づ
いていく。サイクルストツプレバー9と係合ピン
19aとの接触箇所も、カムギア8の回転に従つ
て、当接部9bから解除部9cへ近づいて行く。
係合ピン19aがカムギア8の回転に伴い、矢印
D方向へ移動して解除部9cに接触し(第6図の
破線で示す位置)、なお、解除部9cを矢印D方
向へ導いていくため、サイクルストツプレバー9
の支点1dを以つてロツク板1を矢印D方向へ摺
動させるので、ロツク板1のロツク片1aと再生
操作レバー3のロツクピン3aとのロツクが解除
される。従つて、再生操作レバー3は、ロツク解
除に伴い、スプリング4によつて非操作位置に復
帰すると共に、サイクルストツプレバー9が、折
り曲げ部3cによつて係合し、軸1dを中心にし
てスプリング10に抗して矢印E方向に回転させ
られ、停止状態(第6図の実線の位置)に復帰す
る。また、この再生操作レバー3に連動した磁気
ヘツドを取付けたヘツド台が、復帰し、また、ピ
ンチローラも、FWD状態への移行の途中で復帰
するため、テープには圧着しない。
その後、回転していたカムギア8が、図示しな
い機構により再びロツクされて係止し、欠歯部8
cを以つて駆動ギア・プーリー7に対応する。係
合ピン8bと係合していたRVS動作レバー11
は、カムギア8の係止により、ロツク板1のロツ
ク解除後、矢印F方向への回転を停止し、停止モ
ードへと移行する。同様に、係合ピン19aを以
つて係合していた切換レバー19も、矢印D方向
への移行を停止する。なお、ロツク板1が矢印C
方向へ復帰し、これと連動した図示しない電源ス
イツチにより、駆動モータが停止する。ただし、
駆動モータの停止は、カムギア8の回転停止後で
ある様に電源スイツチを調整してある。
以上で1サイクル(往復)再生の終了となり、
再び再生操作レバー3を押圧すると、FWD状態
から始まる様になつている。
[] 連続再生モード (1) 停止モードからFWDモードへの切換えにつ
いて 停止モード(第1図)において、モード切換レ
バー18を図中ウの位置に、つまり、サイクルス
トツプレバー9の係合ピン9aを上方へ持上げた
状態に保持させた時が、連続再生モードとなる
(第7図参照)。この時は、往復再生モード時と同
様に、片道解除レバー13は、規制ピン17によ
つて係止されている。再生操作レバー3をスプリ
ング4に抗して矢印A方向に押圧すると、まず、
再生操作レバー3のロツクピン3aがロツク板1
のロツク片1aにロツクされ、再生操作レバー3
が作動位置に保持されるとともに、ロツク板1が
矢印D方向にスプリング2に抗して移動するた
め、電源スイツチがONとなり、図示しない駆動
モータが駆動する。ロツク板1が矢印D方向へ移
動するため、サイクルストツプレバー9は、軸1
dを以つて同方向へ移動するが、モード切換レバ
ー18によつて持ち上げられているために、係合
ピン19aとは接触しない。また、再生操作レバ
ー3を押圧することにより、図示しない磁気ヘツ
ドを取付けたヘツド台が連動し、磁気テープに接
する位置に移行しており、また、テープ駆動機構
は、テープ定速走行状態となる。また、カムギア
8は、図示しないロツク機構によりロツクされて
いる。この状態がFWD状態である。
(2) FWDモードからREVモードへの切換えにつ
いて FWDモードからREVモードへの切換えには、
テープ定速走行のテープ終端における図示しない
エンド検出機構による切換えと、テープ定速走行
中にFWD/REVの切換えを可能とした図示しな
い方向切換レバーによる切換えとがある。これら
の切換え方法は、初期の動作状態が異なるのみ
で、根本的には、FWD状態のカムギア8のロツ
クを外す点で共通するため、このカムギア8のロ
ツクが外されてから後の説明をする(第8図参
照)。
上記のいずれかの機構を介してカムギア8のロ
ツクが外されると、カムギア8は、スプリングの
付勢により矢印F方向へ若干回転させられ、今ま
で駆動ギア・プーリー7に欠歯部8cを以つて対
応していたカムギア8は、駆動ギア・プーリー7
と噛合い、矢印F方向へ回転する。このカムギア
8の係合ピン8bには、RVS動作レバー11の
当接部11bが係合しているため、RVS動作レ
バー11は、カムギア8の回転に伴い、軸11a
を中心として矢印E方向に回転する。これに伴
い、他端のピンチローラをキヤプスタンに圧着切
換えする切換レバー19の係合ピン19aと係合
した係合部11cは、矢印C方向に移動する。こ
のため、FWD状態のピンチローラがキヤプスタ
ンから離れていくのと同時に、REV状態のピン
チローラがキヤプスタンに圧着しようとする。ま
た、切換レバー19の係合ピン19aが、RVS
動作レバー11によつて矢印C方向に移動させら
れるが、サイクルストツプレバー9とは接触しな
い。その後、回転していたカムギア8は、図示し
ない機構を介してロツクされて、回転を停止す
る。この時、カムギア8は、駆動ギア・プーリー
7と噛合つていたものが、係止されることによ
り、欠歯部8dを以つて駆動ギア・プーリー7と
対応するため、カムギア8は回転されない。この
状態がカムギア8のREV状態である。また、カ
ムギア8が係止されることにより、係止ピン8b
により係合されていたRVS動作レバー11も、
回転を停止し、他端の係合部11cに係合ピン1
9aを以つて係合していた切換レバー19は、
REV状態にピンチローラがキヤプスタンに圧着
された状態で係止し、完全なREV状態のテープ
定速走行となる。
(3) REVモードからFWDモードへの切換えにつ
いて REVモードからFWDモードへの切換えも、上
述のFWDモードからREVモードへの切換えと同
様の方法のため、カムギア8のロツクが外されて
からの説明をする。
カムギア8のロツクが外されると、図示しない
スプリングの付勢により、矢印F方向へ若干回転
させられ、今まで駆動ギア・プーリー7に欠歯部
8dを以つて対応していたカムギア8は、これと
噛合い、同方向へ回転する。このカムギア8の係
合ピン8bには、RVS動作レバー11の当接部
11bが係合しているため、RVS動作レバー1
1は、カムギア8の回転に伴い、軸11aを中心
として矢印F方向に回転する。これに伴い、他端
の係合部11cに係合ピン19aを以つて係合し
ていた切換レバー19は矢印E方向に移動する。
このため、REV状態のピンチローラはキヤプス
タンから離れていくのと同時に、FWD状態のピ
ンチローラがキヤプスタンに近づいていく。この
係合ピン19aは、矢印D方向に移動するが、サ
イクルストツプレバー9とは接触しないため、ロ
ツク板1が矢印D方向へ移動しない。その後、回
転していたカムギア8が、図示しないロツク機構
によりロツクされて係止し、欠歯部8cを以つて
駆動ギア・プーリー7に対応するため、カムギア
8は回転を停止する。
カムギア8が係止されることにより、係合ピン
8bにより係合されていたRVS動作レバー11
も回転を停止し、他端の係合部11cに係合ピン
19aを以つて係合していた切換レバー19は、
FWD状態にピンチローラがキヤプスタンに圧着
された状態で係止し、完全なFWD状態のテープ
定速走行となる。
その後、FWDモードからREVモードへの切換
え、REVモードからFWDモードへの切換え等が
連続して行われる。
(考案の効果) 本考案は、オートリバース式テープレコーダー
等において、一つの可動レバーを選択作動させる
ことにより、片道、往復、連続再生といつた動作
を可能としたものである。往復動作の切換え、自
動停止動作の選択等を電気信号及び電気プランジ
ヤー等を用いることなく、機械的に動作させ、な
おかつ、機構の簡略化を計つているので、テープ
レコーダーの小型化及び低価格化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、停止状態における実施例の平面図で
ある。第2図と第3図とは、それぞれ、片道再生
モードでのFWD再生状態とテープ終端状態での
実施例の平面図である。第4図と第5図と第6図
とは、それぞれ、往復再生モードでのFWD再生
状態、REV再生状態、REV再生テープ終端状態
での実施例の平面図である。第7図と第8図と
は、それぞれ、連続再生モードでのFWD再生状
態とREV再生状態での実施例の平面図である。 3……再生操作レバー、9……サイクルストツ
プレバー、11……RVS動作レバー、12,1
3……片道停止レバー、18……可動レバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 オートリバース式テープレコーダ等の再生時に
    片道、往復、連続の3つのモードを切り替える3
    モード切換機構において、 片道、往復、連続の各モードに対応して3つの
    位置を占める可動レバーと、 所定の方向に移動させて再生動作を開始させる
    再生操作レバーと、 再生操作レバーを、再生動作を開始させる位置
    でロツクするロツク板であつて、一端に延設部を
    有するものと、 所定の軸を中心に回転可能に枢支され、該軸を
    中心に、適当な角度で折れ曲がつた形状を有し、
    一端は、テープの走行方向を切り替える機構に連
    動し、他端は、テープの終端を検出して動作する
    機構に連動するRVS動作レバーと、 片道再生後に、RVS動作レバーの回転動作に
    連動してロツクを解除する片道停止レバーと、 ロツク板の延設部に所定の軸を中心に回転可能
    に枢支され、RVS動作レバーに連動するように
    一定の回転方向に付勢され、往復再生後に、
    RVS動作レバーの回転動作に連動してロツクを
    解除するサイクルストツプレバーとを備え、 上記再生レバーは、サイクルストツプレバーに
    よりロツクが解除される際に、サイクルストツプ
    レバーを、サイクルストツプレバーが付勢される
    方向と逆の方向に回転させ、RVS動作レバーと
    連動しない位置に保持する手段を有し、 上記可動レバーの3つの位置に対応して上記片
    道停止レバー及びサイクルストツプレバーを選択
    的に動作させることで、片道、往復、連続の3モ
    ードでの再生を可能としたことを特徴とする3モ
    ード切換機構。
JP1624384U 1984-02-07 1984-02-07 3モ−ド切換機構 Granted JPS60127635U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1624384U JPS60127635U (ja) 1984-02-07 1984-02-07 3モ−ド切換機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1624384U JPS60127635U (ja) 1984-02-07 1984-02-07 3モ−ド切換機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60127635U JPS60127635U (ja) 1985-08-27
JPH05973Y2 true JPH05973Y2 (ja) 1993-01-12

Family

ID=30502828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1624384U Granted JPS60127635U (ja) 1984-02-07 1984-02-07 3モ−ド切換機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60127635U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509406A (ja) * 1973-05-21 1975-01-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509406A (ja) * 1973-05-21 1975-01-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60127635U (ja) 1985-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6021419B2 (ja) カセツトテ−プレコ−ダ−の動作選択装置
JPS5856166B2 (ja) テ−プレコ−ダ
JP2565203B2 (ja) リバ−ス式記録再生装置のモ−ド切換機構
US4176383A (en) Tape machine having automatic return to playback mode after fast forward or rewind
JPH042424Y2 (ja)
US4470087A (en) Head base drive mechanism in tape player
US3770176A (en) Magnetic tape recording and/or reproducing apparatus with an automatic start device
JPH0150983B2 (ja)
JPH05973Y2 (ja)
JPH0528576Y2 (ja)
JPS5912767Y2 (ja) 回転機器の作動切換装置
JPH0426986Y2 (ja)
JPH039139Y2 (ja)
JPS5853712Y2 (ja) テ−プレコ−ダの操作装置
JPH0433564Y2 (ja)
JPH0337157Y2 (ja)
JPS5917007Y2 (ja) 複数のテ−プレコ−ダの駆動装置
JPS624920Y2 (ja)
JPS5960749A (ja) テ−プレコ−ダ
JPS6023790Y2 (ja) テ−プレコ−ダのテ−プ停止検出機構
JPH0348732Y2 (ja)
JPH0548250Y2 (ja)
JPH0610510Y2 (ja) ヘツド回転式リバ−ス機構付テ−プレコ−ダ
JPH0430670Y2 (ja)
JPH0210587Y2 (ja)