JPS624910Y2 - - Google Patents

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JPS624910Y2
JPS624910Y2 JP8635179U JP8635179U JPS624910Y2 JP S624910 Y2 JPS624910 Y2 JP S624910Y2 JP 8635179 U JP8635179 U JP 8635179U JP 8635179 U JP8635179 U JP 8635179U JP S624910 Y2 JPS624910 Y2 JP S624910Y2
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JP
Japan
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keyboard
arm
spring
tape
lock plate
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JP8635179U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダの操作装置に関し、特
に立設された基板に下方に押圧操作する操作鍵盤
を有するカセツトテープレコーダに好適なもので
ある。
以下に、本考案の一実施例を図について説明す
る。
第1図はカセツトテープレコーダの機構部の正
面を示すものであり、立設された基板1の表側が
示されている。この基板1に穿設された孔2,3
からは後述する周知のリール軸4,5が突出され
ている。又、上記基板1に固定された金具6,7
には水平な軸8が取付けられ、この軸8には録音
鍵盤9、巻戻鍵盤10、停止鍵盤11、再生鍵盤
12、早送鍵盤13及びポーズ鍵盤14が下方に
押圧操作されて上下方向に揺動自在に取付けられ
ている。
上記リール軸4,5は第2図に示す上記基板1
の裏側において該基板に固定されたサブ基板1
5,16に回転自在に取付けられている。リール
軸4には該リール軸と一体的に回転するドラム1
7が取付けられ、又リール軸5には該リール軸と
一体的に回転する小径のドラム18(第13図参
照)及びリール軸5と摩擦クラツチ(図示せず)
を介して結合された大径のドラム19が取付けら
れている。
上記鍵盤9〜14は略々同一形状であり、第3
図に再生鍵盤12について示す如く、その先端部
は基板1の孔20に挿通されている。この鍵盤1
2を第3図において反時計方向に回動せしめるべ
く手動により下方に押圧操作すると、後述の摺動
板21が上方へ摺動される。鍵盤9,10,1
1,13,14も鍵盤12と同様にその先端部が
第4図のように基板1の孔22,23,24,2
5,26に挿通され、又鍵盤9,10,13,1
4の押圧操作による回動によつて上記摺動板21
がばね27(第5図参照)に抗して上方に摺動さ
れるのと同様にして摺動板28,29,30,3
1がそれぞればね32,33,34,35,(第
6図参照)に抗して上方に摺動される。上記の摺
動板21,28,29,30,31は周知の如く
上記基板1に摺動自在に取付けられている。
第1図において、36はヘツド台であり、該ヘ
ツド台には周知の如く消去ヘツド37が取付けら
れ、又サブ基板39を介して周知の如く録音再生
ヘツド38が取付けられている。上記ヘツド台3
6は第5図に示す如く、基板1の表側に突設され
たガイド40,41,42に案内されるスチール
ボール43,44,45上に載置され、かつ上記
基板1に固定された板ばね46により周知のスチ
ールボール52を介して上記ボール43,44,
45に押圧されている。又、上記ヘツド台36は
上記基板1に対して上下方向に摺動自在に案内さ
れる如く構成されている。47はばねであり、上
記ヘツド台36と摺動板21との間に張架され、
又このばね47の付勢により、摺動板21の立上
部48はヘツド台36の突出部49に当接されて
いる。従つて、摺動板21に前記鍵盤12による
押圧力の付与されていない状態ではヘツド台36
と摺動板21とが一体的に摺動し得、前記ばね2
7により摺動板21を介して付勢されたヘツド台
36は基板1に植設されたストツパ50に当接さ
れている。上記ヘツド台36は後述のピン51に
より押圧され得る当接部53と、コイルばね54
の巻回された支柱55と、後述するピンチローラ
56のアーム57が当接される立上部58とが設
けられている。上記ピンチローラ56のアーム5
7は第1図に示すように59を支点として基板1
に回動自在に取付けられ、前記のばね54により
反時計方向に上記ヘツド台36に対して付勢さ
れ、該付勢によりアーム57は立上部58に当接
されている。60は、上記ピンチローラ56によ
りテープ(図示せず)が周知の如く押圧されるキ
ヤプスタンである。61はヘツド台36に設けら
れたガイド孔であり、後述の軸62が挿通されて
案内される。
第1図において、63は摺動板であり、該摺動
板は基板1に周知の如く摺動自在に取付けられ、
牽引ばね64により一方向に付勢されている。こ
の摺動板63の孔65には第2図に示すように基
板1の裏側に取付けられた電磁プランジヤ66の
作動ピン67が嵌合され、該プランジヤの励磁に
より上記摺動板63はばね64に抗して摺動され
る。上記摺動板63には68を支点としてアーム
69が回動自在に取付けられ、又70を支点とし
てカム71が回動自在に取付けられている。上記
アーム69と摺動板63との間にはばね72が張
架され、該ばねによつて上記アーム69が付勢さ
れ、該付勢によりアーム69は摺動板63の立上
部73に当接されている。74はアーム69の立
上り傾斜部である。上記カム71と摺動板63と
の間にはばね75が張架され、カム71はばね7
5の付勢により摺動板63の立上部76に当接さ
れている。このカム71は後述のアーム77の端
部の立上部を押圧し得る押圧縁部78,79と、
これらの押圧縁部の間に形成された切欠部80
と、カム71を貫通する如く固定されたピン81
とを有する。82はロツク板であり、基板1に植
設されたピン83に回動自在にかつあおり方向に
枢動自在に取付けられ、周知のプツシユ・プツシ
ユ機構を構成するものである。84はばねであ
り、上記ロツク板82を反時計に付勢し、かつあ
おり方向に基板1に近づく方向に付勢する。85
はばね84のストツパであり、基板1に固定され
ている。86はロツク板82のストツパであり、
基板1に固定されている。
上記電磁プランジヤは、電源電流の供給された
とき、又はテープの終端が検出されたとき、テー
プカウンタの設定された表示が検出されたとき、
及び(又は)テープ上に録音された曲間の無信号
部分が検出されたとき等のテープの特定された走
行位置が検出されたときに、瞬時のみ励磁される
ものであり、周知のものである。
87は摺動板31に植設されたピンであり、前
記鍵盤14の操作により摺動板31がばね35に
抗して摺動されると、上記ロツク板82の切欠部
88に嵌合され、摺動板31は上記の摺動された
位置に保持される。この状態で摺動板31がばね
35に抗する方向に摺動されると、ピン87は切
欠部88から外れて第1図の状態に戻る。上記の
摺動板31は前記アーム57の端部に当接され得
る立上部89、及び傾斜縁部90を有し後述のピ
ン91が挿通された孔92を有する。
93はアームであり、94を支点として基板1
に回動自在に取付けられ、前記ヘツド台36との
間にばね95が張架されている。96は上記アー
ム93のストツパであり、基板1に固定されてい
る。上記アーム93の立上部97はヘツド台36
の突出部98に当接され得、ヘツド台36が前記
したようにばね27に抗して摺動されることによ
りアーム93は回動される。又、アーム93の端
部には前記のピン91が当接され得る。
99はアームであり、100を支点として基板
1に回動自在に取付けられ、又ピン101が植設
されている。このピン101は摺動板31の斜縁
102及びカム71に対向しているので、前記し
たように摺動板31をばね35に抗して摺動せし
めると、斜縁102によりピン101が押されて
アーム99は時計方向に回動され、該回動により
ピン101を介してカム71が押され、カム71
はばね75に抗して回動される。
第2図において、103はロツク板であり、金
具104,105を介して基板1に取付けられた
水平な軸106に前後方向に揺動自在に取付けら
れている。この軸106には第3図及び第7図等
にも示す如く、サブロツク板107が前後方向に
揺動自在に取付けられている。ロツク板103及
びサブロツク板107にはそれぞれ突起108,
109,110及び111,112が一体に突設
され、又ロツク板103は第8図に示すばね11
3により基板1に近づく方向(第8図では時計方
向)に付勢されている。114はロツク板103
に突設された略々L字状の突起であり、第9図に
も示すようにサブロツク板107の窓115より
突出されている。116,117はアームであ
り、118,119をそれぞれ支点としてサブロ
ツク板107に回動自在に取付けられている。こ
れらのアーム116,117の端部はアーム11
6に植設されたピン120と、該ピンが遊嵌され
たアーム117の長孔121とにより互いに回動
自在に結合され、上記アーム116とサブロツク
板107との間に張架された牽引ばね122によ
り付勢されている。この付勢によりアーム11
6,117の端部は第9図のように上記突起11
4に当接される。
第4図は上記ロツク板103等の取外した状態
が示され、前記の孔22,23,24,20,2
5,26からはそれぞれ鍵盤9,10,11,1
2,13が突出されている。これらの鍵盤9〜1
3は、第3図に鍵盤12について示すように、ロ
ツク板103又はサブロツク板107の突起10
8,109,111,112,110に当接さ
れ、鍵盤9,10,12,13の前記した押圧操
作により、これらの鍵盤の端部はばね113に抗
してロツク板103およびサブロツク板107を
揺動しつつ突起108,109,112,110
の上端部に乗り上げ、鍵盤9,10,12,13
は操作状態に保持され得る。鍵盤11の当接され
た突起111は上端部が他の突起108,10
9,110,112よりも充分上方にあり、上記
鍵盤11の操作によつても該鍵盤の端部は突起1
11の上端部には至らず、鍵盤11がその操作位
置に保持されることはない。上記鍵盤9,10,
11,12,13を押圧操作すると、上記突起1
08,109,111,112,110が押圧さ
れてロツク板103がばね113に抗して揺動さ
れるので、突起108,109,112,110
の上端部に鍵盤9,10,12,13の端部が乗
り上げて操作位置に保持されているときにはこの
保持が解放される。又、鍵盤10,又は13を押
圧操作してその端部を突起109,110の上端
部に乗り上げると、上記鍵盤10,13の端部に
よりアーム116,117がばね122に抗する
方向に押圧され、この押圧によりアーム116,
117の端部は前記突起114より外れて、第1
4図のようにロツク板103とサブロツク板10
7とは独立に揺動し得るようになる。尚、鍵盤1
1は独立に復帰用のばね(図示せず)を有する。
上記ロツク板103は第6図及び第8図にも示
すように突出部193が固定され、該突出部は基
板1の窓194を通つて基板1の表側に突出さ
れ、この表側において前記アーム77に当接され
得る。このアーム77は195を支点として基板
1に回動自在に取付けられている。
第2図において、123は駆動アイドラであ
り、基板1に124を支点として回動自在に設け
られたアーム125に軸126を中心として第1
0図にも示す如く回転自在に設けられている。こ
の軸126にはギヤ127、プーリ128及び支
持アーム129が回転自在に取付けられ、上記ギ
ヤ127とプーリ128とは一体に成形されてい
る。又、上記アイドラ123とギヤ127との間
には摩擦部材130が介在されて周知の摩擦クラ
ツチが構成されている。上記支持アーム129に
は前記軸62が固定され、該軸にはギヤ131、
アイドラ132、プーリ133及びアイドラ13
4が回転自在に取付けられている。上記ギヤ13
1とアイドラ132とは一体的に固定され、又プ
ーリ133とアイドラ134とは一体的に固定さ
れている。上記のギヤ131はギヤ127と噛合
され、又プーリ128とプーリ133とにはゴム
ベルト135が掛けられている。
上記アイドラ123は第2図又は第11図にも
示すフライホイール136の中径部137に当接
され得、又アイドラ132は前記リール軸4のド
ラム17に第12図にも示すように当接され得
る。上記アイドラ134は前記リール軸5のドラ
ム18に第13図にも示すように当接され得る。
上記のフライホイール136は前記キヤプスタ
ン60に固定され、適宜のモータ(図示せず)に
よりベルト(図示せず)を介して周知の如く回転
される。このフライホイール136は上記中径部
137と小径部138とが形成されている。
上記のアーム125にはピン139が植設さ
れ、該ピンにはアーム140の長孔141が遊嵌
されて上記アーム125と140とは回動可能に
結合されている。このアーム140は142を支
点として基板1に回動自在に取付けられ、端部に
植設されたピン143はばね144により摺動板
145の切欠部146縁部に押圧されている。
上記摺動板145は基板1に摺動自在に取付け
られ、ばね147により第4図において右方に付
勢されている。この摺動板145には立下突部1
48、立上部149、コ字状切欠部150,15
1,152及び突部153が形成され、又ピン1
54が植設されている。このピン154には前記
ばね144が巻回され、上記切欠部150,15
1,152にはアーム155,156,157に
それぞれ植設された各別のピン158,159,
160が嵌合されている。上記アーム155は1
61を支点として基板1に回動自在に取付けら
れ、端部に植設されたピン162は摺動板30の
孔163に嵌合されている。上記アーム156は
164を支点として基板1に回動自在に取付けら
れ、その端部には前記ピン51が植設されてい
る。上記アーム157は165を支点として基板
1に回動自在に取付けられ、その端部に植設され
たピン166は摺動板29の縁部により押圧され
得る。167はアームであり168を支点として
基板1に回動自在に取付けられている。このアー
ム167には前記摺動板145の突部153の縁
部に当接され得るピン169が植設され、又アー
ム167の縁部は前記摺動板28の突部170に
当接されている。上記摺動板145の突部148
は前記ピン81を押圧し得、又立上部149は可
動板171の突部172を押圧し得る。この可動
板171の長孔173には基板1に植設されたピ
ン174が回動かつ摺動自在に取付けられてい
る。又、可動板171は基板1との間に張架され
た牽引ばね175により付勢され、この可動板1
71に植設された軸176にはアイドラ177が
回転自在に取付けられている。上記可動板171
には前記ピン91が植設されている。上記アイド
ラ177は大径部178と小径部179とよりな
り、大径部178は前記フライホイール136の
小径部138に当接され得、小径部179は前記
ドラム19に当接され得る。又、上記軸176は
基板1の窓180に嵌合されている。
第2図において、181は基板1に摺動自在に
取付けられた摺動板であり、その両端部にはアー
ム182,183の立上部184,185が上記
アーム182,183と摺動板181との間に張
架された牽引ばね186,187によりそれぞれ
押圧されている。これらのアーム182,183
はそれぞれ188,189を支点として基板1に
回動自在に取付けられ、アーム182,183に
は摺動板30,29の縁部によつて押圧され得る
ピン190,191が植設されている。上記摺動
板181は切欠部192が切欠され、該切欠部に
は前記軸62が嵌合されている。
尚、上記説明では、リール軸4,5の制動機構
等は省略されている。
上記のように構成されたテープレコーダでは、
鍵盤12の操作により再生状態となる。この鍵盤
12を操作すると、摺動板21がばね27に抗し
て摺動され、該摺動によりばね47を介してヘツ
ド台36が摺動され、この摺動によりヘツド3
7,38が周知のカセツトのテープ(図示せず)
に当接され、かつピンチローラ56が上記テープ
を介してキヤプスタン60に押圧され、更に立上
部98によつて押圧されたアーム93の回動によ
り前記ピン91の移動規制が外れ、可動板171
はばね175によつて移動されてアイドラ177
の大径部178がフライホイール136の小径部
138へ、又小径部179がドラム19へ当接さ
れる。上記キヤプスタン60へのテープの押圧に
より該テープは定速で走行され、この走行により
送り出されるテープは上記リール軸5の回転によ
り巻取られる。このように定速走行されるテープ
にはヘツド38が当つているので、テープからの
再生信号が周知の如く得られる。上記したヘツド
台36の摺動により、前記孔61によつて軸62
の位置が規制され、アイドラ132,134はド
ラム17,18から離れた状態に保持される。
この再生状態において、鍵盤11を操作する
と、鍵盤12の操作位置でのロツクが外れ、鍵盤
12は操作前の位置へばね27により復帰し、こ
れにより摺動板21及びヘツド台36も復帰す
る。
上記再生状態において、鍵盤14を操作する
と、摺動板31がばね35に抗して摺動され、立
上部89によつてアーム57が押圧されるのでピ
ンチローラ56はテープ(キヤプスタン)から離
れ、又孔92の縁部によりピン91の移動が規制
されて、アイドラ177はフライホイール136
及びドラム19から離れ、テープの走行は一時停
止する。上記の摺動された摺動板31はピン87
が切欠部88に引掛かつてその摺動位置に保持さ
れ、又斜縁102により押圧されるピン101を
介してカム71が押圧される。この押圧によりカ
ム71はばね75に抗してその切欠部80がアー
ム77の端部立上部に対向する位置に回動され
る。
この一時停止の状態は、鍵盤14を再度操作す
ることによりピン87が切欠部88から外れて解
除される。
上記一時停止の状態において、電源投入により
前記した如く電磁プランジヤ66が励磁されると
摺動板63はばね64に抗して摺動され、アーム
69の傾斜部74によりロツク板82があおり方
向にばね84に抗して枢動されてピン86は切欠
部88から外れる。これにより摺動板31はばね
35により復帰し、テープは定速走行する。これ
により留守再生ができる。
テープに録音するときには、鍵盤9,12を同
時に押圧操作する。鍵盤12の操作によりテープ
は前記した如く定速走行され、又鍵盤9の操作に
より摺動板28がばね32に抗して摺動されて周
知の録音・再生切換スイツチ(図示せず)が操作
され、周知の如くヘツド37によりテープが消去
され、ヘツド38によりテープへ録音される。
上記録音状態において、鍵盤14を操作して一
時停止状態となし、この状態で電源電流を供給す
ることにより上記プランジヤ66が励磁されて留
守録音が可能となる。
上記の鍵盤10を押圧操作すると、摺動板29
がばね33に抗して摺動され、摺動板29の縁部
によつてピン166が押圧され、該押圧によりア
ーム157が回動されて摺動板145はばね14
7に抗して摺動される。この摺動によりばね14
4に押圧されたピン143を有するアーム14
0、及び切欠部151に嵌合されたピン159を
有するアーム156が回動される。アーム156
の回動によりそのピン51によつて、前記したヘ
ツド台36が再生状態にあるときにはばね47に
抗して押圧され、該押圧によりヘツド台36が摺
動されてヘツド37,38及びピンチローラ56
はテープより離れる。上記アーム140の回動に
より、アーム125が回動されてアイドラ123
はフライホイール136の中径部137に当接さ
れる。又、上記摺動板29のばね33に抗した摺
動によりピン191が押圧され、アーム183が
回動されてばね187を介した摺動板181が第
2図において右方へ摺動される。この摺動により
切欠部192に嵌合された軸62に回転自在に取
付けられているアイドラ132はドラム17に押
圧される。
この状態では、フライホイール136よりアイ
ドラ123、摩擦部材130、ギヤ127,13
1を介してアイドラ132が回転されているの
で、ドラム17が回転され、リール軸4が回転さ
れてテープは巻戻される。
上記鍵盤13を押圧操作すると、摺動板30が
ばね34に抗して摺動され、該摺動により孔16
3に嵌合されたピン162を有するアーム155
は回動され、切欠部150に嵌合されたピン15
8を介して摺動板145がばね147に抗する如
く摺動される。この摺動により前記した如くアイ
ドラ123はフライホイール136の中径部13
7に圧接される。又、上記摺動板30の摺動によ
り、ピン190が押圧され、アーム182が回動
する。この回動によりばね186を介して摺動板
181が第2図において左方に摺動され、切欠部
192に嵌合された軸62に回転自在に取付けら
れたアイドラ134はドラム18に圧接される。
この状態ではフライホイール136よりアイド
ラ123、プーリ128、ベルト135、プーリ
133及びアイドラ134を介してドラム18が
回転され、この回転によりリール軸5が回転され
てテープは早送りされる。
上記再生(又は録音)の状態において、テープ
の終端等が検出されることにより、電磁プランジ
ヤ66が励磁されると、摺動板63がばね64に
抗して摺動され、カム71の押圧縁部78によつ
てアーム77が押圧される。この押圧によりアー
ム77は回動され、該回動により突出部193が
押圧されてロツク板103はばね113に抗する
如く揺動され、突起112(又は112及び10
8)により操作位置に保持されていた鍵盤12
(又は12及び9)は操作前の位置に復帰し、テ
ープレコーダは停止状態となる。
上記巻戻し(又は早送り)の状態ではばね14
7に抗した摺動板145の摺動により、突部14
8によつてピン81が押圧され、カム71はばね
75に抗して第6図に示す位置まで回動されてい
る。この状態で、テープの終端部等が検出される
ことにより、前記プランジヤ66が励磁される
と、摺動板63はばね64に抗して摺動され、こ
の摺動によりカム71の押圧縁部79によつてア
ーム77が押圧され、突部109(又は110)
によつて操作位置に保持されていた鍵盤11(又
は13)は操作前の位置に復帰する。
尚、上記摺動板145がばね147に抗して摺
動された状態では、ピン81により第6図の如く
アーム69がばね72に抗して回動され、傾斜部
74はロツク板82の位置から外れるので、仮令
ピン87が切欠部88に引掛かつた一時停止の状
態でも、電磁プランジヤ66の励磁によつて一時
停止の状態が解除されることはない。
上記の鍵盤10と21とを同時に操作すると、
鍵盤10,12の端部は突起109,112の上
端部に乗り上げてその操作位置に保持され、鍵盤
10によりアーム116がばね122に抗して回
動されることにより、ロツク板103はサブロツ
ク板107に対して独立に揺動が可能となる。
又、上記鍵盤10の操作により、テープは前記し
たように巻戻される。又、鍵盤12の操作により
ヘツド台36はばね27に抗して摺動されるが、
この摺動は前記したようにピン51によつて規制
されるため、ヘツド37,38及び、ピンチロー
ラ56はテープには当らない。
この状態で、テープの終端が検出されると、電
磁プランジヤ66が励磁され、摺動板63がばね
64に抗して摺動され、該摺動によりカム71の
押圧縁部79によつてアーム77が押圧され、前
記ロツク板103がばね113に抗して揺動され
るので、前記鍵盤10のロツクは外れる。しかし
ながらサブロツク板107は揺動されないので、
鍵盤12のロツクは外れず、再生状態となる。
又、上記鍵盤10と12とを同時に操作し、か
つ鍵盤14を操作した状態で、テープの終端等に
より電磁プランジヤ66が励磁されると、カム7
1の押圧縁部79によりアーム77が押圧され、
ロツク板103がばね113に抗して揺動されて
鍵盤10のロツクは外れるが、アーム69はばね
75に抗して回動しているので、傾斜部74はロ
ツク板82には当らないから、鍵盤14は操作状
態に保持され、再生待機(一時停止)の状態とな
る。
この再生待機の状態は、鍵盤12,13を同時
に操作し、かつ鍵盤14を操作した状態でプラン
ジヤ66の励磁されたときにも得られる。
尚、鍵盤10(又は13)を操作すると、前記
したように摺動板145がばね147に抗して摺
動されるので、突部153はピン169の当接位
置に至り、この状態ででは鍵盤9を押圧しようと
すると、摺動板28の突部170により押される
アーム167の回動が規制されているので、鍵盤
9の押圧操作はできなくなる。
以上説明したように、本考案のテープレコーダ
の操作装置によれば、立設する基板に下方に押圧
操作して、テープを定速走行せしめる第1の鍵盤
とテープを高速走行せしめる第2の鍵盤とを配設
し、第2の鍵盤の先端を操作位置に保持するロツ
ク板と第1の鍵盤の先端を操作位置に保持するサ
ブロツク板とを前後方向に揺動自在に配設し、第
2の鍵盤の非操作に連動してロツク板とサブロツ
ク板を連結し操作により連結を解除するアームを
設け、さらにテープの特定された走行位置が検出
されると励磁されてロツク板を揺動させる電磁プ
ランジヤを設けたので、第1と第2の鍵盤を操作
してテープを高速走行せしめ、この高速走行中に
電磁プランジヤが励磁されると、第2の鍵盤は操
作位置の保持が解除され、第1の鍵盤は操作位置
の保持が継続され、以後テープは定速走行がなさ
れる。また、本考案のテープレコーダの操作装置
は、立設された基板に対して第1と第2の鍵盤を
下方に押圧操作するので、ホーム用等の縦型のテ
ープレコーダに好適である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものであり、第1
図は正面図、第2図は背面図、第3図は要部の縦
断側面図、第4図は一部の部品を外した状態の背
面図、第5図は一部の部品を外した状態の正面
図、第6図は要部の動作状態を示す正面図、第7
図は一部品の正面図、第8図は第7図の側面図、
第9図は第7図の縦断側面図、第10図は要部の
側面図、第11図は第10図の平面図、第12
図、第13図は第10図の一部の部品を外した状
態の平面図、第14図は第8図の他の動作状態を
示す側面図である。 1:基板、8,106:軸、10:巻戻鍵盤、
12:再生鍵盤、13:早送鍵盤、66:電磁プ
ランジヤ、103:ロツク板、107:サブロツ
ク板、109,110,112:突起、114:
L字状の突起、116,117:アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 立設する基板に設けられた水平な軸に、テープ
    を定速走行せしめる動作を選択する第1の鍵盤と
    テープを高速走行せしめる動作を選択する第2の
    鍵盤とを上下方向に揺動自在に配設し、前記基板
    に設けられた平行な他の軸に、前記第2の鍵盤の
    先端を突起に弾接させて前記第2の鍵盤を操作位
    置に保持するロツク板を前後方向に揺動自在に配
    設し、前記他の軸に、前記第1の鍵盤の先端を突
    起に弾接させて前記第1の鍵盤を操作位置に保持
    するサブロツク板を前後方向に揺動自在に配設
    し、前記第2の鍵盤が非操作位置にあれば前記ロ
    ツク板と前記サブロツク板とを連結し操作位置に
    あれば連結を解除するアームを設け、さらに前記
    テープの特定された走行位置が検出されたときに
    励磁されて前記ロツク板を前記第2の鍵盤の操作
    位置の保持を解除するように揺動させる電磁プラ
    ンジヤを設け、前記第1と第2の鍵盤がともに操
    作位置に保持されているときに前記電磁プランジ
    ヤが励磁されると、前記第2の鍵盤の操作位置の
    保持のみが解除され前記第1の鍵盤の操作位置の
    保持が継続されることを特徴とするテープレコー
    ダの操作装置。
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