JPS604281Y2 - テ−プレコ−ダのスライド式操作釦装置 - Google Patents

テ−プレコ−ダのスライド式操作釦装置

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JPS604281Y2
JPS604281Y2 JP1976036647U JP3664776U JPS604281Y2 JP S604281 Y2 JPS604281 Y2 JP S604281Y2 JP 1976036647 U JP1976036647 U JP 1976036647U JP 3664776 U JP3664776 U JP 3664776U JP S604281 Y2 JPS604281 Y2 JP S604281Y2
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JP
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lever
tape
ball
plate
operation button
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JP1976036647U
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JPS52127803U (ja
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実 小林
滋 根本
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オリンパス光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、一方向及び他方向に移動させて種々の位置
に配置することによりテープレコーダに種々の操作状態
を設定するスライド式操作釦を備えたテープレコーダの
スライド式操作釦装置に関する。
従来のテープレコーダのスライド式操作釦装置において
は、比較的長時間に渡って設定する必要がなくしかも操
作状態の設定及び解除に緊急を要する操作状態、例えば
テープ巻戻し操作状態、を設定する場合には、操作釦が
固定され一方向に付勢された操作板を付勢力に抗して所
定の位置に手動で保持するような構成となっている。
そして、上記付勢力に抗する力を取り去ることによって
上記付勢力により操作釦が例えばテープ巻戻し操作状態
から、比較的長時間に渡って設定する必要のある操作状
態、例えば停止操作状態や再生操作状態、に急速に復帰
される。
ところで、この種の従来の装置では、指先で操作釦、即
ち操作板、を付勢力に抗して例えばテープ巻戻し状態の
如き所定の位置に保持するようにしているので、操作釦
を必要に応じて比較的長時間も所定の位置に保持してお
くことは女子や子供や老人等の弱者にとって困難であっ
た。
また、このような操作では、付勢力と釣合う力を操作板
に負荷していなければならないので、操作者の指先の疲
労により操作釦の保持位置が一定せず、たとえば一対の
プーリを相互に圧接させて1対のプーリ間で動力の伝達
をを行なう場合には、その圧接力が変動してしまう欠点
があった。
圧接力が変動すると、たとえばこれが強すぎると駆動モ
ータの負荷が増大し、これか弱すぎると動力の伝達が不
完全となる。
この考案は以上の点にかんがみてなされたもので、この
考案の目的は、一方向及び他方向に移動させて種々の位
置に配置することによりテープレコーダに種々の操作状
態を設定するスライド式操作釦を備え、一方向に付勢さ
れたスライド式操作釦をその付勢力に抗して所定の位置
に手動で保持し、スライド式操作釦がその所定の位置に
保持されている間だけ所定の操作状態が設定されるもの
において、スライド式操作釦を比較的軽い力で操作状態
の設定及び解除に緊急を要する操作状態を設定する所定
の位置に比較的長時間保持することができしかも上記比
較的軽い力を取り除くことによりスライド式操作釦を上
記付勢力によって急速に上記所定の位置から復帰させる
ことができるばかりでなく比較的長時間にわたって設定
する必要のある操作状態を設定する位置には何らの外部
から加える力を必要とすることなく比較的長時間にわた
ってスライド式操作釦を確実に保持することができるテ
ープレコーダのスライド式操作釦を提供することである
以下、この考案をテープレコーダの一種である口述録音
機のスライド式操作釦装置に適用した一実施例を図面を
参照して説明する。
第1図ないし第3図はこの考案を適用した口述録音機1
1の外観を示すもので第1図は側面図、第2図は平面図
、第3図は正面図である。
この口述録音機11は、その上面前半部に蓋12をヒン
ジ接続し、この蓋12を開いてテープカセットCをカセ
ット装填部に対して装填あるいは離脱するようになって
いる。
また、蓋12には透明窓12aが設けてあり、この透明
窓12aを通してカセット装填部が外側から観察できる
ようになっている。
口述録音機11の前面には音量調節摘み13、内蔵マイ
クロホンのネット14、イヤホーン接続ジャック15及
び外部マイクロホン接続ジャック16等が配設されてい
る。
また、口述録音機11の上面後半部には多数の小孔17
があけてあり、再生用磁気ヘッドで再生された音声出力
はその後半部に収納されたスピーカから発せられる。
次に、口述録音機11の内部に設けられたスライド式操
作釦装置18を、第4図ないし第6図に基いて説明する
まず、第4図において、図中19.20はそれぞれヘッ
ド支持レバー及びピンチローラ支持レバーである。
これら両支持レバー19.20は、短かい方のピンチロ
ーラ支持レバー20を上にして重ねられ、各一端が共通
の軸21に回動自在に枢支されている。
そして、ヘッド支持レバー19の上面には回動端側に磁
気ヘッド22が固定的に取付けてあり、ピンチローラ支
持レバー20の上面には回動端側にピンチローラ23が
回転自在に取付けである。
図中24は中間部を軸25に回動自在に枢支された操作
レバーで、一方の回動端に係止ピン26を突設し、その
回動端のさらに先端にスプリング掛け27を突出させて
いる。
そして、係止ピン26にはヘッド支持レバー19の回動
端より前方へ突設された当接片19aと、前記ピンチロ
ーラ支持レバー20の回動端より前方へ突設された当接
片20aとを当接させている。
また、図中28.29はそれぞれ第1、第2の引張スプ
リングであって、第1の引張スプリング28は係止ピン
26とヘッド支持レバー19の回動端に設けたスプリン
グ掛け30との間に掛は渡され第2の引張スプリング2
9はスプリング掛け17とピンチローラ支持レバー20
の回動端に設けたスプリング掛け31との間に掛は渡さ
れている。
なお、ヘッド支持レバー19の回動端にはスイッチ操作
突部19bが図中上方向に突設され、また、ヘッド支持
レバー19の回動端の下面側には下方に切起した切起し
片19cが形成されている。
図中32は中間レバーで、略り字形をしており、その屈
曲部が後述する固定ピン33の1つに回動自在に枢支さ
れている。
そして、この中間レバー32の一端側は操作レバー24
の係止ピン26に当接するようになっている。
図中34は操作板で、−側にはスライド式操作釦35を
固定し、そのスライド式操作釦35を口述録音機11の
外側面に露出させている。
操作板34は3個所に第4図における上下方向に延出し
た長孔36を有し、その各長孔36に固定ピン33を挿
入させており、スライド式操作釦35を上記外側面に沿
って手動で第4図における上下方向である一方向及び他
方向に進退操作できるようになっている。
上記操作板34には、その中間部に操作レバー25の他
端に当接するストッパピン37がまた、図示下端部に中
間レバー32の一端に当接する押圧ピン38が、それぞ
れ突設されている。
さらに操作板34の第4図における左縁の中間部位には
段部39が、操作板34の図示上端には押圧突部40が
、また、押圧突部40の側方には係合舌片41が、それ
ぞれ形成されている。
操作板34の中間部分には、4個のクリック孔42.4
3,44,45が、図示上方から下方に向けて一直線上
に列設されている。
そして、その最端のクリック孔42はこの考案の第2の
孔を構成し、クリック孔42の直径はこの考案の第1の
孔を夫々が構成する他の3個のクリック孔、43゜44
.45の夫々の直径よりも小さくなっている。
一方、口述録音機11の固定基板46には、前記クリッ
ク孔42,43,44,45の移動軌跡と対応する部位
に第5図に示す如く、孔47が設けられていて、この孔
47に前記クリック孔42.43,44,45の夫々の
直径よりも大きな直径を有した球48が遊嵌されている
そして、球48は、一端が基板46に固定されこの考案
の付勢手段として機能する板ばね49によって、球48
を前記クリック孔42,43,44,45のいずれかに
一つに選択的に係合させるようにしている。
なお、小径クリック孔42、球48及び板ばね49は、
保持力軽減機構を構成し、他のクリック孔43〜45は
、球48及び板ばね49とともに、各クリックストップ
機構を構成している。
再び第4図に戻って、図中50は一端が軸51に回動自
在に枢支された連動レバーで、連動レバー50の枢支部
となる図示上端部に、1対の当接;片52,53を有し
、図示下端にも他の当接片54を有している。
当接片52は操作板34の押圧突部40の前方に位置し
ている。
図中55は誤消去防止レバーで、誤消去防止レバー55
は中間部を軸56に回動自在に枢支さイれ、その図示上
端に、装填されたテープカセットCの側面に設けたラグ
に対向するラグ検知爪57を有するとともに、図示下端
及び中間側部にそれぞれストッパ部58.59を形成し
ている。
軸56には展開スプリング60が巻装されており、展開
スプリング60の両端が連動レバー50の回動端と誤消
去防止レバー55の図示下端との間に掛は渡され、これ
によって連動レバー50及び誤消去防止レバー55は弾
性的に一体化されている。
また、軸56と操作レバー24の他端側との間には引張
スプリング61が掛は渡されている。
図中も2はキューレバーで、キューレバー62は中間部
が前記複数の固定ピン33の1つに回動自在に枢支され
ている。
そして、キューレバー62の図示上端には二股状の押圧
片63a、63bがまた図示下端には押圧片64が形成
されていて、押圧片63aは連動レバー50の当接片5
3に対向し、押圧片64は中間レバー32の他端に対向
するように位置づけられてにる。
また、キューレバー62の1対の押圧片63a、63b
と固定ピン33との間の一側には、係止片65が設けら
れている。
キューレバー62は引張スプリング66により時計回り
方向に回動偏倚されており、図示上端側部に取付けたキ
ュー釦67を口述録音機11の外部にて手動で押圧して
回動できるようになっている。
図中68はFFレバーで、回動自在に枢支され、かつ引
張スプリング69により時計回りに回動偏倚されており
、図示上側面が軸70に当接した状態に保持されている
また、FFレバー68の一端にはFF釦71が取付けて
あり、FF釦71を口述録音機11の外部にて押圧する
と、FFレバー68が反時計回り方向に回動する。
FFレバー68の一端にはスイッチ操作片72が設けら
れ、また、FFレバー68の他端には、下方に折曲形成
してなる係止片73.74が設けられている。
なお、第4図中に仮想線で示す75は、ピンチローラ2
3の前方位置に配設されたキャプスタン軸である。
次に、この口述録音機11の駆動機構76を第7図に基
いて説明する。
第7図中77.78は、キャプスタン軸75の第7図に
おける上方の左右対称な位置に配設された1対のリール
軸で、下端にはリール台? 7 a、 78 aを有
している。
図示左方のリール軸77はテープの巻取側で、これは固
定基板46に回転自在に軸支されたリール台77aの上
面に、摩擦伝達機構を介して連結され、右方のリール軸
78はテープの供給側で、これはテープ終端検出レバー
79の一端に回転自在に軸支されt”、 IJ−ル台7
8aの上面に、摩擦伝達機構を介して連結されている。
テープ終端検出レバー79はリール軸78に近い部位を
、固定基板46に固定した軸80に回動自在に枢支され
ており、テープ終端検出レバー79の他端には揺動レバ
ー81を回動自在に枢支している。
揺動レバー81はL字形で、その屈曲部がテープ終端検
出レバー79に枢支されており、テープ終端検出レバー
79との間に掛は渡された展開スプリング82によって
反時計回り方向に回動偏倚されている。
揺動レバー81は一端をキャプスタン軸75に取着シた
フライホイール83の内周面に対向させ、他端をアラー
ム用マイクロスイッチSW1に対向させている。
そして、アラーム用マイクロスイッチSW工がオン動作
すると、図示しないアラーム音発生装置により、テープ
終端を報らせるアラーム音が発せられるようになってい
る。
なお、図中84はテープ終端検出レバー79を反時計回
りに回動偏倚する引張スプリング、85は軸80に巻装
された展開スプリングである。
展開スプリング85の一端は、操作レバー24の係止ピ
ン26の前方位置に伸びている。
また、フライホイール83の内周面の一部には、半円形
状の切欠部86が形成されている。
図中87は切換レバーであって、切換レバー87は図示
上端を軸70に回動自在に枢支され、その下端位置に比
較的小径な正回転用アイドラブー988を、そして中間
位置に比較的大径な逆回転用アイドラプーリ89を、そ
れぞれ回転自在に軸支している。
また、切換レバー87の図示下端には展開スプリング9
0が装着されている。
そして、展開スプリング90の一端は操作レバー24の
係止ピン26の前方位置に伸びている。
さらに、軸70に近い切換レバー87の側部にはスイッ
チ操作片91が設けられている。
スイッチ操作片91は、FFレバー68のスイッチ操作
片72の上方位置に重ねられている。
そして、上記両スイッチ操作片91.72の図示下方位
置には、サブスイッチSW2が配設されている。
また、第9図中SW3はメインスイッチで、メインスイ
ッチSW3はヘッド支持レバー19の操作突部19bの
前方位置に配設されている。
メインスイッチSW3及びサブスイッチSW2は図示し
ないモータ駆動回路に互に並列に接続し、いずれか一方
がオン動作することによって、モータ92が回転するよ
うになっている。
モータ92の回転軸にはプーリ93が、また、キャプス
タン軸75にはプーリ94がそれぞれ軸設されている。
そして、プーリ93とフライホイール83との間には無
端ベルト95が、また、プーリ94と逆回転用アイドラ
プーリ89との間には無端ベルト96がそれぞれ掛は渡
されている。
そして、小径の正回転用アイドラプーリ8Bは、無端ベ
ルト96に外側から弾接し、無端ベルト96の張力によ
り巻取側のリール軸77のリール台??aに圧接されて
いる。
また、第12図中SW、はキュースイッチで、このキュ
ースイッチSW、はキュー釦67の前方位置に配設され
ている。
このキュースイッチSW4は図示しない判別信号録音回
路に接続し、キュー釦67に押されてオン動作すると、
上記判別信号録音回路が作動するようになっている。
次に、この口述録音機11の動作を説明する。
まず、この口述録音機11は、スライド式操作釦35を
手動で進退操作することにより、停止、又は録音、再生
1.テープ巻戻しの各操作を行なうことができる。
すなわち、操作板34のクリック孔44が球48に係合
している第5図に示す状態では口述録音機11は停止状
態にあり、磁気ヘッド22及びピンチローラ23は第4
図に示す如く、装填されたテープカセットC内の磁気テ
ープ97から離れた位置にある。
この状態では、操作レバー24はスプリング61により
反時計回り方向に偏倚され、操作板34のストッパピン
37により、その回動が規制されている。
そこで、スライド式操作釦35を第4図に示す停止位置
から図における上方へ移動していくと、操作板34の押
圧突部40が連動レバー50の当接片52を押し、連動
レバー50を反時計回り方向に回動させる。
このとき、テープカセットを装填していないか、あるい
は装填したテープカセットCの側面の誤消去防止口にラ
グがついていない場合には、誤消去防止レバー55が連
動レバー50に追従して回動し、誤消去防止レバー55
のストッパ部58が操作板34の段部39の前方位置に
移動して、操作板34のその後の上方移動を阻止し、誤
操作による録音操作を禁止する(第8図)。
ところが、装填したテープカセットCの側面の誤消去防
東口がラグで塞がれていると、誤消去防止レバー55は
ラグ検知爪57をそのラグに当接させ、展開スプリング
60の弾性力に抗して時計回り方向に回動し、ストッパ
部58を操作板34の段部39の上方位置より左方に位
置させ、連動レバー50の回動に良従しない。
したがって、操作板34の前方移動は許容される。
そこで、操作板34をクリック孔45が球48に係合す
る位置まで移動すると、押圧ピン38が中間レバー32
を介して操作レバー24を時計回り方向に押し回す。
これによってヘッド支持レバー19及びピンチローラ支
持レバー20は、その各当接片19a、20aを操作レ
バー24の係止ピン26に当接させた状態で操作レバー
24に追従し、磁気ヘッド22及びピンチローラ23が
磁気テープ97に接触する(第9図)。
また、メインスイッチSW3は、その可動接片をヘッド
支持レバー19のスイッチ操作突部19bに押されてオ
ン動作し、モータ92が回転する。
これによって、キャプスタン軸75が回転し、かつキャ
プスタン軸75の回転力がプーリ94、及び正回転用ア
イドラプーリ88を介して巻取側のリール軸77に伝達
されて、巻取側のリール軸77が回転し、録音操作状態
となる。
なお、スライド式操作釦35を停止操作状態設定位置か
ら第9図に示す録音操作状態設定位置へ移動する際、ヘ
ッド支持レバー19及びピンチローラ支持レバー20は
、操作レバー24に対し、係止ピン26を支点として反
時計回りに回動する。
このとき、係止ピン26とヘッド支持レバー19のスプ
リング掛け30との間「こ掛は渡されている第1の引張
スプリング28の長さは不変であるが、操作レバー24
のスプリング掛け27とピンチローラ支持レバー20の
スプリング掛け31との間に掛は渡されている第2の引
張スプリング29は漸次引き伸ばされて蓄勢される。
したがって、ヘット支持レバー19、ピンチローラ支持
L/バー20、操作レバー24、操作板34等の部材は
第2の引張スプリング29及び引張スプリング66によ
って復帰方向に付勢されるが、クリック孔45が球48
に係合することによってクリックストップ機構が機能を
発揮して、操作板34は、録音操作状態設定位置にロッ
クされる。
したがって、スライド式操作釦35から手を離しても上
記各部材は、停止位置に復帰せず、録音操作状態が保持
される。
次に、スライド式操作釦35をいったん第4図に示す停
止操作状態設定位置(クリック孔44が球48に係合す
る位置)に戻し、続いてスライド式操作釦35を図にお
ける下方へ移動して、操作板34をクリック孔43が球
48に係合する位置まで移動すると、ストッパピン37
が操作レバー24を時計回り方向に押し回す。
これによってヘッド支持レバー19及びピンチローラ支
持レバー20は、その各当接片19a、20aを操作レ
バー24の係止ピン26に当接させた状態で操作レバー
24に追従し、磁気ヘッド22及びピンチローラ23が
磁気テープ97に接触する。
第10図はこの状態を示す。
また、メインスイッチSW3は、その可動接片をヘッド
支持レバー19の操作突部19bに押されてオン動作し
、モータ92が回転してキャプスタン軸75及び巻取側
リール軸77が回転し、再生操作状態となる。
なお、この場合も、引張スプリング61及び第2の引張
スプリング29は操作レバー24の回動に判なって漸次
引き伸ばされ、蓄勢されるが、クリック孔43が球48
に係合することによって生ずる比較的大きな摩擦力によ
りクリックストップ機構がその機能を発揮して、操作板
34は再生操作状態設定位置にロックされる。
したがって、スライド式操作釦35から手を離してもヘ
ッド支持レバー19、ピンチローラ支持レバー20、操
作レバー24、操作板34等の部材は停止操作状態設定
位置に復帰せず、再生操作状態が保持される。
次に、スライド式操作釦35をさらに図における下方へ
移動して操作板34を、第6図に示すようにクリック孔
42が球48に係合する位置まで移動すると、ストッパ
ピン37は操作レバー24をさらに時計回りに押し回す
このとき、操作レバー24の係止ピン26は、ヘッド支
持レバー19及びピンチローラ支持レバー20の各当接
片19a、20aから離れてさらに前方へ移動して切換
レバー87に設けた展開スプリング90を押圧し、切換
レバー87を反時計回り方向に回動させた後、テープ終
端検出レバー79に設けた展開スプリング90に弾接す
る。
一方、操作板34に設けた押圧ピン38は、後方へ移動
してヘッド支持レバー19に設けた切起し片19cに前
方より当接し、ヘッド支持レバー19を後方向へ移動さ
せる。
また、ピンチローラ支持レバー20は、そのスプリング
掛け31をヘッド支持レバー19の後緑に沿わせて紙面
と垂直な方向へ折曲されているので、ヘッド支持レバー
19が図面における下方向へ移動すると、ピンチローラ
支持レバー20もこれと一体に図面における下方向へ移
動する。
かくして磁気ヘッド22及びピンチローラ23は磁気テ
ープ97から離れ、また、ヘッド支持レバー19の操作
突部19bはメインスイッチSW3に対する付勢を解き
、メインスイッチSW3はこれによって開放する。
しかしながら、切換レバー87が反時計回り方向に回動
して、そのスイッチ操作片91でサブスイッチSW2を
投入し、モータ92を高速で回転させる。
また、切換レバー87の回動に伴なって小径の正回転用
アイドラプーリ88が巻取側のリール軸77のリール台
77aから離れるとともに、大径の逆回転用アイドラプ
ーリ89が供給側のリール軸78のリール台78aに無
端ベルト96を介して圧接し、キャプスタン軸75の回
転力は供給側のリール軸78に伝達されて供給側のリー
ル軸78が逆回転し、テープ巻戻し操作が行なわれる(
第11図)。
なお、この場合、引張スプリング61及び第2の引張ス
プリング29が操作レバー24の回動に伴なって蓄勢さ
れているので、ヘッド支持レバー19、ピンチローラ支
持レバー20、操作レバー24、操作板34等の部材は
引張スプリング61及び第2の引張スプリング29によ
って復帰方向に付勢されているが、操作板34に設けた
クリック孔42が球48に係合することによって生ずる
比較的小さな摩擦力により保持力軽減機構がその機能を
発揮しているので、この口述録音機11を操作する者は
わずかな力でスライド式操作釦35をテープ巻戻し操作
状態設定位置に保持することができる。
しかしながら、クリック孔42は直径が小さいので、球
48はその孔42内に十分入り込むことができず、クリ
ック孔42と球48との係合により生ずる比較的小さな
摩擦力のみで上記各部材をテープ巻戻し操作状態設定位
置に保持することはできない。
つまり、保持力軽減機構はスライド式操作釦35をテー
プ巻戻し操作状態設定位置に不完全に保持するものであ
るため、スライド式操作釦35から手を離せば、上記各
部材は復帰方向へ急速に移動し、クリック孔43が球4
8に係合する位置、すなわち第10図に示す再生操作状
態設定位置に保持される。
以上のように、停止及び録音、再生、テープ巻戻しの各
操作は、1つのスライド式操作釦35を第4図において
は上下方向である一方向及び他方向に進退操作するだけ
で行なうことができるが、テープ早送り操作はFF釦7
1を押すことにより、また、判別信号録音操作はキュー
釦67を押すことにより行なうことができる。
すなわち、FF釦71を押すと、FFレバー68が引張
スプリング69に抗して反時計回り方向に回動し、FF
レバー6Bのスイッチ操作片72でサブスイッチSW2
の可動接片を押す。
そして、サブスイッチSW2がオン動作するとモータ9
2が高速で回転し、フライホイール83、プーリ94及
び正回転用アイドラプーリ88を介して巻取側のリール
軸77が高速で回転される(第12図)。
このとき、ピンチローラ23はキャプスタン軸75から
離れた位置にあるので、キャプスタン軸75はテープ送
り動作を行なわず、磁気テープ97は専ら巻取側のリー
ル軸77の回転速度でテープカセット内の巻取側リール
に高速で巻取られる。
そして、FF釦71から手を離すと、FFレバー68は
引張スプリング69により原位置に復帰してサブスイッ
チSW2を開放し、モータ92は停止する。
なお、録音操作中は、操作板34の係合舌片41がFF
レバー68の係止片74の軌道上に位置し、FF釦71
の押圧操作は禁止される。
また、テープ早送り操作中は、係止片74が係合舌片4
1の軌道上に位置し、録音操作は禁止される。
次に、キュー釦67を押し、キューレバー62を引張ス
プリング66に抗して反時計回り方向に回動していくと
、キューレバー62の押圧片63aが連動レバー50の
当接片53を押し、連動レバー50を反時計回り方向に
回動させる。
このとき、テープカセットを装填していないか、あるい
は装填したテープカセットCにラグがついていない場合
には、誤消去防止レバー55が連動レバー50に追従し
て回動し、誤消去防止レバー55のストッパ部59がキ
ューレバー63の係止片65の軌道上に位置するように
なり、キューレバー62のその後の回動は阻止されて、
誤操作による判別信号録音操作は防止される(第13図
)。
ところが、装填したテープカセットCの側面に設けた誤
消去防止口がラグで塞がれていると、誤消去防止レバー
55はそのラグ検知爪57をラグに当接させ、前述した
如く連動レバー50の回動動作には追従しない。
したがって、キューレバー62の回動動作は許容される
そこで、キューレバー62を反時計回り方向に十分回動
させると、キューレバー62の押圧片64が中間レバー
32を時計回り方向に押し回し、この中間レバー32の
一端で操作レバー24の係止ピン26を押し、操作レバ
ー24を引張スプリング61の弾性力に抗して時計回り
方向に回動させる。
そうすると、ヘッド支持レバー19及びピンチローラ支
持レバー20が操作レバー24の回動動作に追従して反
時計回り方向に回動し、磁気ヘッド22及びピンチロー
ラ23が磁気テープ97に接触する(第14図)。
また、メインスイッチSW3は、その可動接片をヘッド
支持レバー19の操作突部19bに押されてオン動作し
、モータ92が回転してキャプスタン軸75及び巻取側
のリール軸77が回転し、同時にキュースイッチSW4
がキュー釦67に押されてオン動作し、判別信号録音回
路が作動して、判別信号録音操作状態となる。
なお、この判別信号とは、磁気テープ97に口述録音さ
れた記録内容を再生してタイプ印書、又は筆記によって
記載する場合、実際に記載すべき記録と、記載する必要
のない記録(たとえば記載する際の説明等)とを判別す
るための信号である。
ところで、この口述録音機11は、たとえば録音操作中
、テープカセットCの供給側リールに磁気テープ97が
なくなると、アラーム音発生装置が作動してテープ終端
を報らせるアラーム音が発せられるようになっている。
この場合の動作を第15図及び第16図により説明する
テープカセットCをカセット装填部に装填してスライド
式操作釦35を図における上方へ移動させると、前述し
たように、テープカセットCの誤消去防止口がラグで塞
がれている場合は、クリック孔45を球48に係合させ
た状態で録音操作を行なうことができる。
このとき、供給側のリール軸78を支持しているテープ
終端検出レバー79には磁気テープ97の張力が時計回
り方向の回転力となって作用しているが、引張スプリン
グ84により、テープ終端検出レバー79の回動は禁止
されている。
そして、この状態では、揺動レバー81の一端はフライ
ホイール83の内周面から離れており、また、揺動レバ
ー81の他端はアラーム用マイクロスイッチSW、から
離れている(第7図参照)。
そこで、テープカセットCの供給側リールに磁気テープ
97.がなくなると、磁気テープの終端は供給側リール
に止着されているので、磁気テープ97の張力が急激に
増大し、テープ終端検出レバー79が引張スプリング8
4に抗して時計回りに回動する。
このとき、リール軸78の移動量はごくわずかであるが
、テープ終端検出レバー79がリール軸78に近い部位
を枢支されているので、″てこ″の原理によって揺動レ
バー81は大きく転位して、その一端をフライホイール
83の内周面に当接させる。
そして、揺動レバー81がフライホイール83の内周面
に当接すると、テープ終端検出レバー79はそれ以上回
動することができず、その位置に留まっているが、フラ
イホイール83が回転してその切欠部86が揺動レバー
81の一端に対向する位置までくると、その一端が切欠
部86内に没入する(第15図)。
ところが、フライホイール83はさらに時計回り方向に
回転し続けているから、切欠部86の内側縁P□が第1
6図に示す如く揺動レバー81の一端を接続方向にFの
力で押圧する。
このカモは、揺動レバー81の回動中心P2において、
テープ終端検出レバー79に対し、テープ終端検出レバ
ー79の回動中心に向う分力Fxと、これに直交する分
力FYとなって作用する。
この分力Fyの作用により、テープ終端検出レバー79
は引張スプリング84によって復帰することがなく、こ
のため、揺動レバー81が展開スプリング82に抗して
時計回り方向に回動する。
そして、これによって、揺動レバー81の一端はフライ
ホイール83の内周面に摺接するようになり、また、揺
動レバー81の他端はマイクロスイッチSW1の可動接
片を押す。
そして、マイクロスイッチSW1がオン動作するとアラ
ーム音発生装置が作動して、テープ終端を報らせるアラ
ーム音が発せられる。
なお、揺動レバー81は、その一端をフライホイール8
3が一回転する毎に切欠部86に没入させ、その度に展
開スプリング82によって反時計回り方向に回動して、
アラーム用マイクロスイッチSW1を開放するので、ア
ラーム用マイクロスイッチSW1は第17図に示すよう
にフライホイール83が1回転する毎に瞬時間にオフ状
態となる。
しかしながら、アラーム用マイクロスイッチSW1がオ
フ状態となる時間はきわめて短かいので、アラーム音は
ほぼ連続した状態で発せられる。
以上のような構成であるので、この実施例で示す口述録
音機11は、次のような利点を有する。
まず、1つのスライド式操作釦35を一方向及び他方向
に進退操作することによって録音、再生、テープ巻戻し
の各操作を行なうことができるから、・1操作ごとに別
々の操作釦を設けたものに比して構成が簡単であり、操
作性もよい。
そして、操作板34には比較的小径のクリック孔42と
比較的大径のクリック孔43,44.45とを設け、固
定基板46には孔47を設けてこの孔47に遊嵌した球
48を付勢手段としての板ばね49によってクリック孔
42,43,44,45のいずれか一つに係合させるよ
うにし、その小径のクリック孔42は球48及び板ばね
49とともに保持力軽減機構を構成し、大径の各クリッ
ク孔43.44,45は球48及び板ばね49とともに
クリックストップ機構を構成しているので、クリック孔
44を球48に係合させることによって生ずる比較的大
きな摩擦力によりスライド式操作釦35を停止操作状態
設定位置に保持することができ、また、クリック孔45
又は43を球48に係合させることによってスライド式
操作釦35を録音又は再生操作状態設定位置に保持する
ことができる。
さらに、クリック孔42を球48に係合させることによ
って生ずる比較的小さな摩擦力によりスライド式操作釦
35をテープ巻戻し操作状態設定位置に不完全に保持す
ることができるので、テープ巻戻し操作時には、スライ
ド式操作釦35を軽い力で一定の位置に保持しておくこ
とができる。
また、磁気ヘッド22を取付けたヘッド支持レバー19
とピンチローラ23を取付けたピンチローラ支持レバー
20とは共通の軸21に回動自在に枢支され、操作レバ
ー24とヘッド支持レバー19との間、及び操作レバー
24とピンチローラ支持レバー20との間にそれぞれ第
1、第2の引張スプリング28.29を掛は渡して上記
両レバー19.20が操作レバー24に追従して回動動
作するようにし、その第2の引張スプリング29が、磁
気ヘッド22及びピンチローラ23のテープカセット方
向への移動にともなって蓄勢されるようにしたので、ス
ライド式操作釦35を軽く動かすことができ、操作性を
改善することができる。
また、上記第2の引張スプリング29がヘッド支持レバ
ー19及びピンチローラ支持レバー20を復帰させる復
帰スプリングとしても機能するので、別に復帰スプリン
グを設ける必要がなく、部品数を少なくすることができ
、構成が簡単になる。
なお、この場合、第1の引張スプリング28も一端をス
プリング掛け27に掛けるようにすれば、復帰スプリン
グとして機能することができる。
また、スライド式操作釦35の誤操作による録音操作と
、スライド式操作釦35とは別に設けたキュー釦67の
誤操作による録音操作とを共通の誤消去防止レバー55
で防止しているので、部品数が少なく、簡単な構成とな
る。
さらに、供給側のリール軸78を回動自在に設けた長い
テープ終端検出レバー79の一端に装着し、磁気テープ
97の終端における張力でテープ終端検出レバー79を
回動することによって、テープ終端検出レバー79の他
端に設けた揺動レバー81を大きく転位させ、その位置
で揺動レバー81をフライホイール83の強い回転力で
押し回し、その揺動レバー81を介してアラーム用マイ
クロスイッチSW1を閉成してアラーム音発生装置を作
動させるようにしているので、磁気テープ97の張力、
供給側のリール軸の移動量ともごくわずかなものである
にもかかわらず、アラーム音発生装置を確実に作動させ
ることができる。
また、揺動レバー81の一端がフライホイール83の内
周面に摺接している状態でアラーム音が発せられるよう
にしたから、アラーム音はほぼ連続的に発せられ、報知
機能を十分に発揮することができる。
また、テープ巻戻し操作中にも磁気テープ97の張力が
供給側のリール軸78に強く作用するにもかかわらず、
テープ巻戻し操作中は操作レバー24の係止ピン26が
テープ終端検出レバー79に設けた展開スプリング85
を押えてテープ終端検出レバー79の時間回りの回動を
阻止するため、テープ巻戻し操作中、アラーム音発生装
置が誤作動することはない。
さらに、テープ巻戻し操作の状態では、操作しバー24
に設けた係止ピン26で切換レバー87を押し回し、切
換レバー87に装着されている逆回転用アイドラプーリ
89を無端ベルト96を介して供給側のリール軸78の
リール台78aに圧接させるものであるが、係止ピン2
6は、切換レバー87に設けた展開スプリング90を介
して切換レバー87を押し回すようにしているので、逆
回転用アイドラプーリ89のリール台78aに対する圧
接力は、展開スプリング90の弾性力によって、一定に
定まり、上記圧接力が強すぎて無端ベルト96を損傷し
たり、弱すぎて無端ベルト96とリール台78aとの間
でスリップを生じるような不都合は生じない。
以上詳述したように、この考案は、テープレコーダのス
ライド式操作釦装置が、孔を有する固定基板と;スライ
ド式操作釦が固定され、固定基板に沿って配置され、固
定基板に沿った一方向に付勢された操作板と;孔中に遊
嵌された球と;球を操作板に当接させる付勢手段と;操
作板の上記一方向への移動時に球が当接する操作板の軌
跡上に形成され、球の直径よりも小さな直径を有してお
り、操作板を上記一方向に付勢する付勢力よりも大きな
摩擦力を球との係合によって生じ、上記付勢力に抗して
操作板を停止させる第1の孔と;操作板の上記一方向へ
の移動時に球が当接する操作板の軌跡上に第1の孔から
離間して形成され、第1の孔の直径よりも小さな直径を
有ししており、板を上記一方向に付勢する付勢力よりも
小さな摩擦力を球との係合によって生ずる第2の孔と;
を具備したことを特徴としています。
従って、このような構成であれば、球を第2の孔に係合
させることにより、一方向及び他方向に移動させて種々
の位置に配置することによりテープレコーダに種々の操
作状態を設定するスライド式操作釦を備え、一方向に付
勢されたスライド式操作釦をその付勢力に抗して所定の
位置に手動で保持し、スライド式操作釦がその所定の位
置に保持されている間だけ所定の操作状態が設定される
テープレコーダの操作釦装置において、スライド式操作
釦を比較的軽い力で操作状態の設定及び解除に緊急を要
する操作状態を設定する所定の位置に比較的長時間保持
することができしかも上記比較的軽い力を取り除くこと
によりスライド式操作釦を上記付勢力によって急速に上
記所定の位置から復帰させることができる。
また球を第1の孔に係合させることによって、比較的長
時間にわたって設定する必要のある操作状態を設定する
位置に何らの外部から加える力を必要とすることなく比
較的長時間にわたってスライド式操作釦を確実に保持す
ることができる。
なお、この考案は、テープ巻戻し操作の他、テープ早送
り操作等の、操作釦を所定の位置に手動的に保持してい
る間だけ、所定の動作が行なわれるべき操作に広く適用
することができ、また、口述録音機の操作釦装置に限ら
ず、一般のテープレコーダの操作釦装置に広く適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は外観側
面図、第2図は外観平面図、第3図は外観正面図、第4
図は操作装置の平面図、第5図及び第6図は第4図の一
部側断面図、第7図は駆動機構の平面図、第8図ないし
第16図は、各部の動作状態を示す平面図、第17図は
アラーム用マイクロスイッチの作動状態を示す線図であ
る。 28・・・・・・第1の引張スプリング、29・・・・
・・第2の引張スプリング、34・・・・・・操作板、
35・・・・・・スライド式操作釦、42・・・・・・
クリック孔(第2のクリック孔)、43. 44. 4
5−−−−−−クリック孔(第1のクリック孔)、46
・・・・・・固定基板、47・・・・・・孔、48・・
・・・・球、49・・・・・・板ばね、61・・・・・
・引張スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 孔47を有する固定基板46と; スライド式操作釦35が固定され、固定基板46に沿っ
    て配置され操作釦35を有する操作板34と; 操作板34を固定基板46に沿った一方向に付勢するス
    プリング61と; 孔47中に遊嵌された球4Bと; 球48を操作板34に当接させる付勢手段49と; 操作板34の上記一方向への移動時に球48が当接する
    操作板34の軌跡上に形成され、球48の直径よりも小
    さな直径を有しており、操作板34を上記一方向に付勢
    する付勢力よりも大きな摩擦力を球48との係合によっ
    て生じ、上記付勢力に抗して操作板34を停止させテー
    プの記録、再生、停止状態を設定する第1の孔43.
    44.45と; 操作板34の上記一方向への移動時に球48が当接する
    操作板34の軌跡上に第1の孔43,44.45から離
    間して形成され、第1の孔43゜44.45の直径より
    も小さな直径を有しており、板34を上記一方向に付勢
    する付勢力よりも小さな摩擦力を球48との係合によっ
    て生じ、テープの巻戻し、早送り状態を設定する第2の
    孔42と; を具備したことを特徴とするテープレコーダのスライド
    式操作釦装置。
JP1976036647U 1976-03-26 1976-03-26 テ−プレコ−ダのスライド式操作釦装置 Expired JPS604281Y2 (ja)

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JPS52127803U JPS52127803U (ja) 1977-09-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919804A (ja) * 1972-04-14 1974-02-21

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