JP2716157B2 - プッシュ式操作レバー装置 - Google Patents

プッシュ式操作レバー装置

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JP2716157B2 JP63220613A JP22061388A JP2716157B2 JP 2716157 B2 JP2716157 B2 JP 2716157B2 JP 63220613 A JP63220613 A JP 63220613A JP 22061388 A JP22061388 A JP 22061388A JP 2716157 B2 JP2716157 B2 JP 2716157B2
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lever
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、押圧され基板に沿って移動することによ
り所定の操作を行なう操作レバーを有した操作レバー装
置に関するものであり、特にプッシュ式である操作レバ
ー装置に関する。
(従来の技術) 上述した如きプッシュ式操作レバー装置は例えば携帯
用のテープレコーダにおいて使用されており、実開昭57
−158052号公報により広く知られている。
実開昭57−158052号公報のプッシュ式操作レバー装置
においては、早送り,早巻き戻し,再生,録音,及び停
止の夫々のモードを携帯用テープレコーダに設定する為
の複数の操作レバーが基板上で相互に隣接して配置され
ている。これら複数の操作レバーは相互に同じ方向で基
板上を突出した第1の位置と押圧された第2の位置との
間を移動し、付勢手段により第1の位置に向かい付勢さ
れている。これら複数の操作レバーは相互に略同じ長さ
を有しており、基板上にはさらに第1の位置に配置され
ている時のこれら複数の操作レバーの延出端の近傍でこ
れら複数の操作レバーと略直交する方向に延出している
副操作レバーが配置されている。副操作レバーは停止用
操作レバーの第1の位置と第2の位置との間の移動によ
り上記略直交する方向において往復移動する。早送り,
早巻き戻し,再生,及び録音の為の操作レバーの夫々は
第1の位置から第2の位置に移動されることにより夫々
の延出端に形成されている係合爪が副操作レバーの対応
する位置に形成されている掛け止め部または副操作レバ
ーにより操作される掛け止めレバーに係合し、これによ
って早送り,早巻き戻し,再生,及び録音の為の操作レ
バーの夫々は付勢手段の付勢力に抗して第2の位置に保
持される。このようにして第2の位置に保持されている
操作レバーは、停止用操作レバーを第1の位置から第2
の位置へと移動させて副操作レバー及び掛け止めレバー
を上述した保持位置から移動させることにより、副操作
レバーの掛け止め部または掛け止めレバーとの係合が解
除され付勢手段の付勢力により第1の位置へと復帰す
る。
(発明が解決しようとする課題) 上述した如く構成されている実開昭57−158052号公報
の操作レバー装置において録音モードが設定された時に
は、磁気ヘッドに連動した再生操作レバーと消去ヘッド
に連動した録音操作レバーとが掛け止めレバー及び副操
作レバーの掛け止め部に係合して第2の位置に保持され
ている。ここにおいて録音モードを解除する為に停止操
作レバーを第1の位置から第2の位置に向かい移動させ
ると、掛け止めレバー及び副操作レバーの掛け止め部に
対する再生操作レバー及び録音操作レバーの係合が同時
には解除されず、再生操作レバー及び録音操作レバーは
僅かの時間差で第2の位置に復帰する(これは通常、2
段戻りと言われている)。上述した種々の操作レバーは
前述した如く付勢手段の付勢力により第1の位置に向か
い付勢されているので再生操作レバー及び録音操作レバ
ーは上述した係合が解除された瞬間に付勢手段の付勢力
により第2の位置から第1の位置に向かい急速度で移動
し、第1の位置において付勢手段の付勢力に抗して前述
の種々の操作レバーの夫々を第1の位置に停止させる為
の移動規制部材に衝突して比較的大きな衝突音を発生さ
せる。ここにおいて上述した如く再生操作レバー及び録
音操作レバーが僅かの時間差で第1の位置に復帰する
と、上記比較的大きな衝突音が僅かの時間差で連続して
発生し聞き苦しい。また僅かの時間差で発生する再生操
作レバー及び録音操作レバーの衝突による連続した振動
は上記従来の操作レバー装置の操作者の指に不快感を与
える。
(課題を解決する為の手段) この発明は上記事情の下で為され、この発明の目的
は、第2の位置に保持されている2つの操作レバーを同
時に第1の位置に復帰させる時にこれら2つの操作レバ
ーを僅かの時間差も生じさせることなく第1の位置に復
帰させることが出来、これによってこれら2つの操作レ
バーが第1の位置に到達した時でも1つの衝突音しか発
生させず、また1つの振動しか操作レバー装置の操作者
の指に伝達しない、2つの操作レバーのいわゆる2段戻
りを防止することが出来る、プッシュ式操作レバー装置
を提供することである。
上述した如きこの発明の目的は:第1の位置と第2の
位置との間で移動自在であって付勢手段により第1の位
置に向かい付勢されており、付勢手段の付勢力に抗して
第2の位置に選択的に保持される第1の操作レバーと;
第1の操作レバーの移動軌跡と実質的に同一あるいは平
行な面内で第1の位置と第2の位置との間で移動自在で
あって付勢手段により第1の位置に向かい付勢されてお
り、第2の位置において付勢手段の付勢力に抗して第1
の操作レバーに係合する第2の操作レバーと;第2の位
置における第1の操作レバーの選択的な保持を解除し、
第1の操作レバーを付勢手段の付勢力により第1の位置
へと復帰させる復帰手段と;を具備したことを特徴とす
るプッシュ式操作レバー装置によって達成することが出
来る。
(作用) 上述した如く構成されたことを特徴とするこの発明に
従ったプッシュ式操作レバー装置においては、第1の操
作レバーが第1の位置と第2の位置との間で移動自在で
あって付勢手段により第1の位置に向かい付勢されてお
り、付勢手段の付勢力に抗して第2の位置に選択的に保
持される。また第2の操作レバーは、第1の操作レバー
の移動軌跡と実質的に同一あるいは平行な面内で第1の
位置と第2の位置との間で移動自在であって付勢手段に
より第1の位置に向かい付勢されており、第2の位置に
おいて付勢手段の付勢力に抗して第1の操作レバーに係
合する。そして、第2の位置における第1の操作レバー
の選択的な保持が復帰手段により解除されると第1の操
作レバーは付勢手段の付勢力により第1の位置へと復帰
させられ、この時には第2の位置において付勢手段の付
勢力に抗して第1の操作レバーに係合している第2の操
作レバーもまた付勢手段の付勢力により第1の操作レバ
ーとともに第1の位置へと復帰する。
以下この発明の実施例を添附の図面を参照して詳細に
説明する。
(実施例) 第1図にはこの発明の実施例に従った操作レバー装置
の一部を上方から眺めた概略的な平面図が示されてお
り、この実施例の操作レバー装置はいわゆるマイクロカ
セットと呼ばれるテープカセットを使用する携帯用テー
プレコーダにおいて採用されている。
第1図には、基板10の前縁(第1図において下方に位
置する縁)から前方(第1図においては下方)に突出し
ている録音操作レバー12,再生操作レバー14,そして停止
操作レバー16が示されている。これらの操作レバー及び
これらの操作レバーに連動する部材の大部分は基板10の
下面に沿って配置されており、第1図において基板10は
これらの操作レバー及びこれらの操作レバーに連動する
部材を明瞭に示す為に2点鎖線によって示されている。
第1図において一番左に位置している停止操作レバー
16は、基板10の前縁の前方に位置した操作釦18の直後で
左右に分岐しており、右分岐部分は基板10の下面に沿っ
て後方に僅かに延出している。上記右分岐部分には2つ
の前後方向に延出した案内孔20,22が形成されており、
案内孔20,22中には基板10の下面に固定されている2つ
の案内ピン24,26が挿通されている。
停止操作レバー16の左分岐部分は基板10の上面側まで
突出し、左分岐部分により左端と中心とを支持されてい
るねじりコイルばねによる付勢手段28の右端が基板10の
前縁に形成されている付勢手段支持突起30に係合してい
る。停止操作レバー16は付勢手段28の発生する付勢力に
より案内孔20,22の後端に第1図に示す如く基板10の案
内ピン24,26を位置させた第1の位置に付勢されてい
る。
停止操作レバー16の右側に位置している再生操作レバ
ー14は基板10の下面に沿って基板10の後縁近傍まで延出
しており、後端部と前端部とに前後方向に延出した案内
孔32,34が形成されている。これらの案内孔32,34中には
基板10の下面に固定されている2本の案内ピン36,38が
挿通されている。再生操作レバー14の前端部には基板10
の前縁よりも前方で基板10の上面側に向かい突出した固
定ロッド40が固定されており、固定ロッド40には、第2
図に示す如く、基板10の前縁の近傍で上面に沿って配置
された磁気ヘッド支持板42が固定されている。固定ロッ
ド40にはさらに基板10の上面側にねじりコイルばねによ
る付勢手段44が巻装されており、付勢手段44の左方延出
端は基板12の上面に回動自在に支持され磁気ヘッド支持
板42の前縁に前方から当接しているピンチローラ支持部
材46に前方から係合されている。また付勢手段44の右方
延出端は基板10の前縁に形成されている付勢手段掛け止
め突起48に前方から係合している。再生操作レバー14は
固定ロッド40に巻装されている付勢手段44の発生する付
勢力により前方に向けて付勢されており、これによって
再生操作レバー14は案内孔32,34の後端に第1図に示す
如く基板10の案内ピン36,38を位置させた第1の位置に
付勢されており、ここにおいて再生操作レバー14の操作
釦50は第1図に示す如く基板10の前縁から前方に突出さ
れている。
再生操作レバー14の左縁には基板10の前縁近傍におい
て左方に突出した係合爪52が形成されている。係合爪52
の上辺は上記左縁から左斜め前方に傾斜しており、また
係合爪52の下辺は左右方向に水平に延出している。再生
操作レバー14の左縁にはさらに係合爪52の後方において
左方に突出した押圧爪54が形成されており、押圧爪54の
上辺もまた上記左縁から左斜め前方に傾斜している。
再生操作レバー14の右縁の前後方向における略中央部
には基板10の下面に向かい突出した係合突起56が形成さ
れている。
再生操作レバー14の右側で基板10の右縁の近傍には録
音操作レバー12が配置されており、録音操作レバー12は
基板10の下面に沿って基板10の前後方向における略中央
位置まで延出しており、その後端部は2股に分岐されて
いる。録音操作レバー12の後端部の左分岐部分58は再生
操作レバー14の中央部と基板10の下面との間に配置され
て上記中央部に重複しており、録音操作レバー12の後端
部の左分岐部分58と右分岐部分60との間の空間に再生操
作レバー14の右縁の係合突起56が位置している。右分岐
部分60の左縁の後端には係合爪62が形成されている。
録音操作レバー12は基板10の前縁近傍において第1図
において前後方向に延出した案内孔64を有しており、案
内孔64中には基板10の下面で基板10の前縁近傍に固定さ
れている案内ピン66が挿通されている。基板10の前縁近
傍において録音操作レバー12の左縁には下方に向かい延
出した付勢手段支持突起68が形成されている。付勢手段
支持突起68にはねじりコイルばねによる付勢手段70が巻
装されており、付勢手段70の右方延出端は録音操作レバ
ー12の右縁の係合突起72に係合しており、付勢手段70の
左方延出端は再生操作レバー14の為の前方の案内ピン38
に前方から係合している。付勢手段70の発生する付勢力
は録音操作レバー12を前方に付勢しており、これによっ
て録音操作レバー12は案内孔64の後端に第1図に示す如
く基板10の案内ピン66を位置させた第1の位置に付勢さ
れている。ここにおいて録音操作レバー12の操作釦74は
第1図に示す如く基板10の前縁から前方に突出されてい
る。
録音操作レバー12の左縁にはまた付勢手段支持突起68
の後方において左方に突出した係合突起76が形成されて
いるとともに係合突起76の後方において基板10の下面か
ら遠ざかる方向に延出した掛け止め突起78が形成されて
いる。掛け止め突起78と掛け止め突起78の左斜め前方に
位置している再生操作レバー14の為の前方の案内ピン38
との間には引張りコイルばねによる付勢手段80が掛け渡
されており、付勢手段80の発生する付勢力は録音操作レ
バー12を左斜め前方に付勢している。掛け止め突起78の
後方で録音操作レバー12の左縁にはさらにカム切り欠き
82が形成されており、カム切り欠き82の左縁の後端に基
板10と一体的に形成され基板10の下面から下方に突出し
たカム案内突起84が当接することにより付勢手段80の付
勢力による案内ピン66の回りの録音操作レバー12の反時
計回り方向への回動が阻止されている。
録音操作レバー12の後端部の右分岐部分60の後方に
は、基板10の右縁に沿って前後方向に延出した誤消去防
止レバー86が配置されている。誤消去防止レバー86はそ
の前後方向における中心部が基板10の下面に回転自在に
支持されていて、後端には基板10の右縁から右方に突出
した後に基板10の上面側に折り曲げられた誤消去防止爪
検出突起88が形成されている。誤消去防止レバー86は自
身の後端と基板10の下面に固定されている固定ピン90と
の間に掛け渡されている引張りコイルばねによる付勢手
段92が発生する付勢力により反時計回り方向に付勢され
ている。誤消去防止レバー86は基板10の上面に延出した
誤消去防止爪検出突起88の一部分が基板10の右縁に当接
することにより第1図に示す位置に配置されている。第
1図において誤消去防止レバー86の前端は録音操作レバ
ー12の後端部の右分岐部分60の後端と前後方向において
接近対向している。
基板10の上面上の図示しないカンガルーポケット型カ
セットホルダーに保持された図示しないマイクロカセッ
トの側面の誤消去防止爪が折り取られている場合には、
上記図示しないカンガルーポケット型カセットホルダー
が閉位置に保持された時に誤消去防止レバー86の誤消去
防止検出突起88は誤消去防止爪を検出しないので第1図
に示す如き位置に配置される。この場合に録音操作レバ
ー12を後方に向けて押圧すると、録音操作レバー12の後
端部の右分岐部分60の後端が誤消去防止レバー86の前端
に当接し、この結果として録音操作レバー12の後方への
移動が阻止される。録音操作レバー12の後方への移動の
阻止は録音操作レバー12の前後動により基板10の上面上
を前後方向に移動する図示しない消去ヘッドの後方への
移動の阻止を生じさせ、この結果として図示しない消去
ヘッドが閉位置に配置されている上記図示しないカンガ
ルーポケット型カセットホルダー中の図示しないマイク
ロカセットの磁気記録テープに接触して磁気記録テープ
中に記録されている情報を消却することが防止される。
基板10の上面上の前述した図示しないカンガルーポケ
ット型カセットホルダーに保持された図示しないマイク
ロカセットの側面の誤消去防止爪が折り取られていない
場合には、上記図示しないカンガルーポケット型カセッ
トホルダーが閉位置に保持された時に誤消去防止レバー
86の誤消去防止検出突起88は誤消去防止爪に当接して誤
消去防止レバー86を付勢手段92の付勢力に抗して第1図
に示す位置から時計回り方向に回動させる。この結果、
誤消去防止レバー86の前端は第3図及び第4図に示す如
く録音操作レバー12の後端部の左分岐部分58と右分岐部
分60との間に位置する。そしてこの場合に録音操作レバ
ー12を後方に向けて押圧すると、録音操作レバー12の後
端部の右分岐部分60の後端が誤消去防止レバー86の前端
に当接しないので、この結果として録音操作レバー12の
後方への移動が許容される。録音操作レバー12の後方へ
の移動は上記図示しない消去ヘッドの後方への移動を生
じさせ、この結果として上記図示しない消去ヘッドが閉
位置に配置されている上記図示しないカンガルーポケッ
ト型カセットホルダー中の図示しないマイクロカセット
の磁気記録テープに接触して磁気記録テープ中に記録さ
れている情報を消却することが可能となる。
再生操作レバー14の後端部の左縁の近傍において基板
10の下面には供給リール軸入力歯車94が回転自在に支持
されている。基板10の下面で供給リール軸入力歯車94の
前方にはブレーキレバー96が回転自在に支持されてい
る。ブレーキレバー96の後方延出端部はブレーキレバー
96の回転中心軸から一旦右方に延出された後に供給リー
ル軸入力歯車94に向かい後方に延出している。ブレーキ
レバー96はブレーキレバー96の回転中心軸から前方に延
出した前方延出端部も有しており、前方延出端部の前端
は再生操作レバー14の左縁の押圧爪54の傾斜した上辺の
後方において上記上辺と対向している。
ブレーキレバー96の前方で停止操作レバー16の右分岐
部分の右縁と再生操作レバー14の左縁との間には、再生
操作レバー14の為のフックレバー98が配置されている。
フックレバー98は基板10の下面に沿って回動自在となる
よう基板10の下面に支持されており、フックレバー98の
前方延出部の前端には再生操作レバー12の左縁の係合爪
52と係合する為の被係合爪100が形成されている。フッ
クレバー98は左方延出部も有しており、左方延出部は停
止操作レバー16の右分岐部分の後端の後方まで延出して
いる。
ブレーキレバー96の回転中心軸に巻装されているねじ
りコイルばねによる付勢手段102は一端をブレーキレバ
ー96に係合させ他端をフックレバー98に係合させてい
る。付勢手段102の発生する付勢力はブレーキレバー96
を反時計回り方向に付勢するとともに、フックレバー98
もまた反時計回り方向に付勢している。ブレーキレバー
96は後方延出部分の後端が供給リール軸入力歯車94の周
面に当接することにより付勢手段102の付勢力による反
時計回り方向への回動が阻止されており、この時にブレ
ーキレバー96の後方延出端は供給リール軸入力歯車94の
周面の歯に係合して供給リール軸入力歯車94の回転を阻
止している。
フックレバー98は被係合爪100の傾斜した前縁が再生
操作レバー14の左縁の係合爪52の傾斜した上辺に当接す
ることにより付勢手段102の付勢力による反時計回り方
向への回動が阻止されている。
基板10の下面には基板10の後縁に沿って上記後縁の左
右方向における略中央位置に電動機ON/OFF切換スイッチ
104が取付けられており、電動機ON/OFF切換スイッチ104
は1対の電気接片106を再生操作レバー18の後端の後方
まで延出させている。
以上詳述した如く構成されている第1図に示された操
作レバー装置においては、停止操作レバー16,再生操作
レバー14,録音操作レバー12,及び停止操作レバー16の左
方に位置している図示しない早送り操作レバーや早巻き
戻し操作レバーの夫々は前述した如き第1の位置(休止
位置)に配置されていて、従って操作レバー装置を採用
したテープレコーダは動作停止状態にある。また閉位置
に配置されている前述の図示しないカンガルーポケット
型カセットホルダーにはテープカセットが装着されてい
ない。
前述の図示しないカンガルーポケット型カセットホル
ダーを開位置に移動させた後に誤消去防止爪が取り除か
れていないマイクロカセットを装着し、次にカンガルー
ポケット型カセットホルダーを閉位置に移動させると、
これによって誤消去防止レバー86は付勢手段92の付勢力
に抗して時計回り方向に回動し、前端部の前縁を録音操
作レバー12の後端部の右分岐部分60の後端と対向させた
第1図に示した位置から第2図に示す如く録音操作レバ
ー12の後端部の左分岐部分と右分岐部分との間の隙間に
対向させた位置へと移動させる。
次に、再生操作レバー14の操作釦50を後方に押圧する
と、基板10の上面側において固定ロッド40に巻装されて
いる付勢手段44の付勢力に抗して再生操作レバー14は基
板10の下面に沿い後方に移動する。後方に移動する再生
操作レバー12の左縁の係合爪52はフックレバー98の被係
合爪100をねじりコイルばね102の付勢力に抗して左方に
押し退けた後に第3図に示す如く被係合爪100と係合す
る。ここにおいて再生操作レバー14の操作釦50に加えら
れている押圧力を取り除いても再生操作レバー14は固定
ロッド40に巻装されている付勢手段44の付勢力に抗して
第3図に示す如き位置に保持される。
この位置においては再生操作レバー14の前後1対の案
内孔32,34の前端に基板10の下面の前後1対の案内ピン3
6,38が位置しており、この位置を再生操作レバー14の第
2の位置または動作位置とする。
再生操作レバー14が上述した如く第2の位置へと移動
されることに再生操作レバー14の左縁の押圧爪54の傾斜
した上辺がブレーキレバー96の前方延出端に摺接して前
方延出端を左方に押圧し、これによってねじりコイルば
ね102の付勢力に抗して時計回り方向に回動するブレー
キレバー96の後方延出端は供給リール軸入力歯車94から
離間し、供給リール軸入力歯車94の自由な回転を許容す
る。
第2の位置において再生操作レバー14の後端は第3図
に示す如く電動機ON/OFF切換スイッチ104の右方に延出
した1対の電気接片106を押圧して1対の電気接片106を
ON状態にする。これによって前述の図示しない電動機か
らの回転力により供給リール軸入力歯車94の左方に位置
している図示しない巻取りリール軸入力歯車が所定の速
度で時計回り方向へ回転するとともに第2図に示されて
いるピンチローラ支持部材46の後方に位置している図示
しないキャプスタンもまた所定の速度で時計回り方向へ
回転する。
再生操作レバー14が第2の位置に配置されることによ
り再生操作レバー14の固定ロッド40に固定された磁気ヘ
ッド支持板42上の磁気ヘッド108(第2図)もまた後方
に移動して前述した如く閉位置に配置されている図示し
ないカンガルーポケット型カセットホルダ中のテープカ
セットの磁気記録テープに接触し、また固定ロッド40に
巻装されている付勢手段44の付勢力によりピンチローラ
支持部材46も磁気ヘッド支持板42に追従して後方に向か
い回動しピンチローラ110に図示しないキャプスタンと
協働して上記磁気記録テープを挟持させるようにする。
従って、上記磁気記録テープは自由に回転する供給リ
ール軸入力歯車94に対応した図示しない供給リール軸上
の供給リールハブ上からキャプスタンとピンチローラ11
0とによって一定の速度で引き出された後、図示しない
電動機により駆動されている上述した図示しない巻取り
リール軸入力歯車に対応した図示しない巻取りリール軸
上の巻取りリールハブ上へと巻き取られる。そして磁気
ヘッド108が上記磁気記録テープから磁気記録信号を再
生の為に読み出す。
操作レバー装置が第3図に示す如き状態になった時に
は、操作レバー装置を採用したテープレコーダにはいわ
ゆる再生モードが設定されている。
再生操作レバー14が第3図に示されている如く第2の
位置に配置されている間に録音操作レバー12の操作釦74
を後方に押圧すると、録音操作レバー12は左縁の係合突
起76に支持されている付勢手段70の付勢力及び掛け止め
突起78に掛けられている付勢手段80の付勢力に抗して後
方に移動する。録音操作レバー12が後方に移動する間に
録音操作レバー12の左縁のカム切り欠き82の右方拡大部
が基板10の下面のカム案内突起84に対向するようになる
と、録音操作レバー12は付勢手段80の付勢力により案内
ピン66の回りを反時計回り方向に回動され後端部の右分
岐部分60の係合爪62を第4図に示す如く第2の位置に既
に配置されている再生操作レバー14の後端部の係合突起
56に係合させる。従って、録音操作レバー12の操作釦74
に加えられていた押圧力をこの後に取り除いても、録音
操作レバー12は前方の付勢手段70及び後方の付勢手段80
の付勢力に抗して第4図に示す位置に保持される。
この位置においては録音操作レバー12の案内孔64の前
端に基板10の下面の案内ピン66が位置しており、この位
置を録音操作レバー12の第2の位置または動作位置とす
る。
録音操作レバー12が第2の位置に配置されることによ
り、録音操作レバー12に連動して基板10の上面上を前後
する前述の図示しない消去ヘッドが後方に移動して上記
磁気記録テープに接触する。上記磁気記録テープは再生
操作レバー14が上述した如く既に第2の位置に配置され
ていることにより一定の速度で走行しており、前述の図
示しない消去ヘッドは走行する上記磁気記録テープ上に
記録されている情報を消却する。録音操作レバー12はま
た磁気ヘッド108の為の図示しない機能切換スイッチに
連動されていて、この図示しない機能切換スイッチは録
音操作レバー12が第1の位置に配置されることにより磁
気ヘッド108を再生ヘッドとして機能させ、録音操作レ
バー12が第2の位置に配置されることにより磁気ヘッド
108を記録ヘッドとして機能させる。従って、録音操作
レバー12が第2の位置に配置されると磁気ヘッド12は図
示しない消去ヘッドにより情報が消却された後の上記磁
気記録テープ上に新たな情報を記録する。
操作レバー装置が第4図に示す如き状態になった時に
は、操作レバー装置を採用したテープレコーダにはいわ
ゆる録音モードが設定されている。
操作レバー装置が第4図に示す如き状態になった後に
停止操作レバー16の操作釦18を押圧して停止操作レバー
16を付勢手段28の付勢力に抗して後方に移動させると、
停止操作レバー16の右分岐部分の後端がフックレバー98
の左方延出部を後方に押圧しフックレバー98を付勢手段
102の付勢力に抗して時計回り方向に回動させる。この
結果、再生操作レバー14の左縁の係合爪52に対するフッ
クレバー98の被係合爪100の係合が解除され、再生操作
レバー14は固定ロッド40に巻装された付勢手段44の付勢
力により第1の位置に復帰する。
再生操作レバー14が第1の位置に復帰すると、再生操
作レバー14の後端による電動機ON/OFF切換スイッチ104
の右方に延出した1対の電気接片106の押圧が解除さ
れ、1対の電気接片106はOFF状態になる。これによって
前述の図示しない電動機からの回転力の供給が停止さ
れ、ひいては図示しない巻取りリール軸入力歯車の回転
も停止する。再生操作レバー14が第1の位置に復帰した
ことにより、再生操作レバー14の押圧爪54によるブレー
キレバー96の押圧が解消され、ブレーキレバー96は付勢
手段102の付勢力により反時計回り方向に回動して後方
延出端を供給リール軸入力歯車94の周面に当接させ、供
給リール軸入力歯車94の自由な回転を停止させる。再生
操作レバー14の第1の位置への復帰はまた、再生操作レ
バー14に連動する磁気ヘッド108やピンチローラ110の前
述の磁気記録テープからの前方への離間を生じさせる。
再生操作レバー14の第1の位置への復帰はさらに、再
生操作レバー14の係合突起56に係合爪62を係合させてい
る録音操作レバー12を2つの付勢手段70,80の付勢力に
より第1の位置に向けて復帰させる。第1の位置に向か
って復帰する途中の録音操作レバー12は基板10の下面の
案内突起84がカム切り欠き82の傾斜した上辺に摺接する
ことにより、後方の付勢手段80の付勢力に抗して案内ピ
ン66の回りを時計回り方向に回動され、第1の位置に到
達した時には再生操作レバー14の係合突起56に対する係
合爪62の係合を解除させている。
前述の図示しないカンガルーポケット型カセットホル
ダに保持されているテープカセットが誤消去防止爪を取
り除かれておらず、また前述の図示しない早送り操作レ
バー及び早巻き戻し操作レバーとともに、停止操作レバ
ー16,再生操作レバー14,そして録音操作レバー12の夫々
が第1図に示す如く第1の位置に配置されている状態
で、録音操作レバー12を第1の位置から第2の位置に向
かい移動させると、録音操作レバー12の左縁の係合突起
76が再生操作レバー14の右縁の係合凹所112の上辺に当
接し再生操作レバー14も共に第2の位置に向かい移動さ
せる。再生操作レバー14はフックレバー98の被係合爪10
0に自身の左縁の係合爪52を前述した如く係合させるこ
とにより第2の位置に保持され、再生操作レバー14とと
もに第2の位置に向かい移動した録音操作レバー12は前
述した如く上記移動の途中で案内ピン66の回りを反時計
回りに回動することにより後端部の係合爪62を再生操作
レバー14の係合突起56に係合させて再生操作レバー14と
ともに第2の位置に保持される。この状態は第4図に示
された録音モード設定時の状態と同じである。
以上詳述した如く構成されているこの発明の実施例に
従ったプッシュ式操作レバー装置においては、再生操作
レバー14及び録音操作レバー12の夫々がこの発明におけ
る第1の操作レバー及び第2の操作レバーを構成してお
り、再生操作レバー14の為の付勢手段44と録音操作レバ
ー12の為の2つの付勢手段70,80がこの発明における第
1の操作レバーと第2の操作レバーの夫々の為の付勢手
段を構成しており、フックレバー98及びこれを操作する
為の停止操作レバー16がこの発明における第1の操作レ
バーの第2の位置の選択的な保持を解除する為の復帰手
段を構成している。
(発明の効果) 以上詳述した如く、第1の位置と第2の位置との間で
移動自在であって付勢手段により第1の位置に向かい付
勢されており付勢手段の付勢力に抗して第2の位置に選
択的に保持される第1の操作レバーと、第1の操作レバ
ーの移動軌跡と実質的に同一あるいは平行な面内で第1
の位置と第2の位置との間で移動自在であって付勢手段
により第1の位置に向かい付勢されており第2の位置に
おいて付勢手段の付勢力に抗して第1の操作レバーに係
合する第2の操作レバーと、第2の位置における第1の
操作レバーの選択的な保持を解除し第1の操作レバーを
付勢手段の付勢力により第1の位置へと復帰させる復帰
手段と、を具備したことを特徴とするこの発明に従った
プッシュ式操作レバー装置においては、第2の位置に保
持されている第1及び第2の操作レバーを同時に第1の
位置に復帰させる時に、復帰手段によって第1の操作レ
バーの第2の位置における選択的な保持を解除してやり
第1の操作レバーを第2の位置から第1の位置へと付勢
手段の付勢力により復帰させてやれば、第2の位置にお
いて付勢手段の付勢力に抗して第1の操作レバーに係合
している第2の操作レバーもまた自身の付勢手段の付勢
力により第1の操作レバーの第1の位置への復帰に追従
し第1の操作レバーに対して僅かの時間差も生じさせる
ことなく第1の位置に復帰することが出来る。これによ
ってこれら2つの操作レバーが第1の位置に到達した時
でも1つの衝突音しか発生せず、また1つの振動しか操
作レバー装置の操作者の指に伝達しない、2つの操作レ
バーのいわゆる2段戻りを防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に従ったプッシュ式操作
レバー装置の要部において全ての操作レバーが第1の位
置に配置されている時の状態を基板を省略して概略的に
示す平面図; 第2図は、第1図の実施例の再生操作レバーに固定され
て基板の上面側に配置されている磁気ヘッド支持板及び
これに追従するピンチローラ支持部材を示す平面図; 第3図は、第1図の実施例においてこの発明の第1の操
作レバーに対応する再生操作レバーが第2の位置に配置
された時の状態を第1図にと同様に基板を省略して概略
的に示す平面図; 第4図は、第1図の実施例においてこの発明の第2の操
作レバーに対応する録音操作レバーが第2の位置に配置
された時の状態を第1図にと同様に基板を省略して概略
的に示す平面図である。 10…基板、12…録音操作レバー(第2の操作レバー)、
14…再生操作レバー(第1の操作レバー)、16…停止操
作レバー(復帰手段)、44…付勢手段、56…係合突起、
62…係合突起、70…付勢手段、80…付勢手段、98…フッ
クレバー(復帰手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の位置と第2の位置との間で移動自在
    であって付勢手段により第1の位置に向かい付勢されて
    おり、付勢手段の付勢力に抗して第2の位置に選択的に
    保持される第1の操作レバーと; 第1の操作レバーの移動軌跡と実質的に同一あるいは平
    行な面内で第1の位置と第2の位置との間で移動自在で
    あって付勢手段により第1の位置に向かい付勢されてお
    り、第2の位置において付勢手段の付勢力に抗して第1
    の操作レバーに係合する第2の操作レバーと; 第2の位置における第1の操作レバーの選択的な保持を
    解除し、第1の操作レバーを付勢手段の付勢力により第
    1の位置へと復帰させる復帰手段と; を具備したことを特徴とするプッシュ式操作レバー装
    置。
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