JPS5843823B2 - カセツト式テ−プレコ−ダ− - Google Patents
カセツト式テ−プレコ−ダ−Info
- Publication number
- JPS5843823B2 JPS5843823B2 JP54031312A JP3131279A JPS5843823B2 JP S5843823 B2 JPS5843823 B2 JP S5843823B2 JP 54031312 A JP54031312 A JP 54031312A JP 3131279 A JP3131279 A JP 3131279A JP S5843823 B2 JPS5843823 B2 JP S5843823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- cassette
- sliding plate
- tape
- control lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁気テープに録音された曲と曲の間の無録音部
分を検出して曲の頭出しを行なうことができるカセット
式テープレコーダに関し、特に車載用装置に好適なるも
のである。
分を検出して曲の頭出しを行なうことができるカセット
式テープレコーダに関し、特に車載用装置に好適なるも
のである。
曲の頭出し機能は従来から種々の方式が提案され且つ実
施されているが、基本的にはテープレコーダーの駆動機
構を早送りあるいは巻戻し状態に切換えると共に、磁気
ヘッドが磁気テープに僅かに接触する位置迄ヘッド基板
を後退させ、磁気ヘッドからの信号により無録音部分を
検出する検出回路による無録音部分の検出で、早送りあ
るいは巻戻し状態を解除し直ちに再生状態に復帰する方
式が一般的である。
施されているが、基本的にはテープレコーダーの駆動機
構を早送りあるいは巻戻し状態に切換えると共に、磁気
ヘッドが磁気テープに僅かに接触する位置迄ヘッド基板
を後退させ、磁気ヘッドからの信号により無録音部分を
検出する検出回路による無録音部分の検出で、早送りあ
るいは巻戻し状態を解除し直ちに再生状態に復帰する方
式が一般的である。
而して従来は無録音検出用の専用ヘッドを設け、曲の頭
出しをする際は駆動機構を早送りあるいは巻戻し状態に
設定し、録再ヘッドは磁気テープから離間するも無録音
検出ヘッドを僅か磁気テープに接触せしめ、無録音部分
の検出で早送りあるいは巻戻し状態を解除し曲の頭出し
を行なうよう構成されている。
出しをする際は駆動機構を早送りあるいは巻戻し状態に
設定し、録再ヘッドは磁気テープから離間するも無録音
検出ヘッドを僅か磁気テープに接触せしめ、無録音部分
の検出で早送りあるいは巻戻し状態を解除し曲の頭出し
を行なうよう構成されている。
そして切換スイッチによる無録音検出ヘッドの作用及び
不作用の切換えで、曲の頭出し状態と通常の早送りある
いは巻戻し状態の選択を行なっている。
不作用の切換えで、曲の頭出し状態と通常の早送りある
いは巻戻し状態の選択を行なっている。
然し乍らこの方式では通常の早送りあるいは巻戻し状態
に於いて、無録音検出ヘッドが磁気テープに接触してい
ることにより、パッドの押圧力が磁気テープに作用し最
適な早送りあるいは巻戻し状態が得られないと共に、ヘ
ッドが摩滅する等の欠点があり、又頭出し状態にするの
に早送りあるいは巻戻し状態にした後切換スイッチを頭
出し位置に切換える二操作を必要とし、車載用装置への
適用は好ましくなかった。
に於いて、無録音検出ヘッドが磁気テープに接触してい
ることにより、パッドの押圧力が磁気テープに作用し最
適な早送りあるいは巻戻し状態が得られないと共に、ヘ
ッドが摩滅する等の欠点があり、又頭出し状態にするの
に早送りあるいは巻戻し状態にした後切換スイッチを頭
出し位置に切換える二操作を必要とし、車載用装置への
適用は好ましくなかった。
従って本発明はこれらの点に鑑みなされたもので、早送
りあるいは巻戻し制御釦をそれぞれ曲の頭出し位置と、
本来の早送りあるいは巻戻し位置の二位置を取り得るよ
う構成し、夫々の位置を保持する鎖錠装置を個別に設け
ることにより、−操作で曲の頭出し状態並びに早送りあ
るいは巻戻し状態に設定できることを特徴としたカセッ
ト式テープレコーダーを提供するものである。
りあるいは巻戻し制御釦をそれぞれ曲の頭出し位置と、
本来の早送りあるいは巻戻し位置の二位置を取り得るよ
う構成し、夫々の位置を保持する鎖錠装置を個別に設け
ることにより、−操作で曲の頭出し状態並びに早送りあ
るいは巻戻し状態に設定できることを特徴としたカセッ
ト式テープレコーダーを提供するものである。
以下本発明の実施例を図面と共に説明する。
1は供給リール軸2及び巻取りリール軸3に装着された
カセット4に対し接離可能に設けられたヘッド基板で、
磁気ヘッド5及びピンチローラ−6を載置しシャーシ軸
7,7を長孔8,8に収納し且つスプリング9により摺
動可能に附勢されており、非演奏状態に於いてはスプリ
ング9の附勢に抗してカセット4から遠ざかった位置に
鎖錠されており、カセット装着による演奏開始で図示し
ない機構により鎖錠が解除されスプリング9の附勢で磁
気ヘッド5がカセット4内に挿入されると共にピンチロ
ーラ−6がキャプスタン10に圧接され演奏が開始され
る。
カセット4に対し接離可能に設けられたヘッド基板で、
磁気ヘッド5及びピンチローラ−6を載置しシャーシ軸
7,7を長孔8,8に収納し且つスプリング9により摺
動可能に附勢されており、非演奏状態に於いてはスプリ
ング9の附勢に抗してカセット4から遠ざかった位置に
鎖錠されており、カセット装着による演奏開始で図示し
ない機構により鎖錠が解除されスプリング9の附勢で磁
気ヘッド5がカセット4内に挿入されると共にピンチロ
ーラ−6がキャプスタン10に圧接され演奏が開始され
る。
11は時計方向への回動操作で早送り制御を行ない、反
時計方向への回動操作で巻戻し制御を行なう制御レバー
で、シャーシ12上に植設した枢支軸13に回動可能に
枢支され、一端が下方に折曲され、該折曲片14は前記
枢支軸13に巻回されたスプリング15により、シャー
シ12の切起片16をはさんで挾持され、スプリング1
5により中央に位置するよう附勢されている。
時計方向への回動操作で巻戻し制御を行なう制御レバー
で、シャーシ12上に植設した枢支軸13に回動可能に
枢支され、一端が下方に折曲され、該折曲片14は前記
枢支軸13に巻回されたスプリング15により、シャー
シ12の切起片16をはさんで挾持され、スプリング1
5により中央に位置するよう附勢されている。
17はシャーシ12上の案内軸18.18を長孔19.
19の中央位置に収納し、一端の係合軸20で前記制御
レバー11と連結され、制御レバー110回動操作で上
下方向に摺動される摺動板で、中央部にはヘッド基板1
の一端に植設されシーシ土に突出したヘッド軸21と係
合し、ヘッド基板1を制御する傾斜段部22が形成され
ている。
19の中央位置に収納し、一端の係合軸20で前記制御
レバー11と連結され、制御レバー110回動操作で上
下方向に摺動される摺動板で、中央部にはヘッド基板1
の一端に植設されシーシ土に突出したヘッド軸21と係
合し、ヘッド基板1を制御する傾斜段部22が形成され
ている。
このヘッド軸21と傾斜段部22の関係は、通常の再生
状態ではヘッド軸21が傾斜段部22の中央凹所23に
位置し、早送りあるいは巻戻し状態で曲の頭出しを行な
う際は、ヘッド軸21は傾斜段部22の第1段部24.
24’に位置し、更に早送りあるいは巻戻し状態では傾
斜段部22の第2段部25.25’に位置するよう構成
されている。
状態ではヘッド軸21が傾斜段部22の中央凹所23に
位置し、早送りあるいは巻戻し状態で曲の頭出しを行な
う際は、ヘッド軸21は傾斜段部22の第1段部24.
24’に位置し、更に早送りあるいは巻戻し状態では傾
斜段部22の第2段部25.25’に位置するよう構成
されている。
26はシャーシ12の下方に伸びた回動軸27に回動可
能に枢支された回動板28上に回動可能に支持され、供
給リール軸2及び巻取りリール軸3間に位置したアイド
ラーホイールで、図示されていないがこのアイドラーホ
イールにはモーターの駆動力が伝達されており、供給リ
ール軸2あるいは巻取リール軸3への圧接で磁気テープ
を巻戻しあるいは早送りさせる。
能に枢支された回動板28上に回動可能に支持され、供
給リール軸2及び巻取りリール軸3間に位置したアイド
ラーホイールで、図示されていないがこのアイドラーホ
イールにはモーターの駆動力が伝達されており、供給リ
ール軸2あるいは巻取リール軸3への圧接で磁気テープ
を巻戻しあるいは早送りさせる。
29は前記回動軸27に巻回された発条で、中央部が回
動板28の折曲片30を挾持すると共に、先端で前記摺
動板17の下方に植設した制御軸31を挾持し、摺動板
17の摺動動作を回動板28に伝達し、回動板28を回
動させると共に、摺動板17が摺動されていない状態で
回動板28を中央位置に保持する作用を有する。
動板28の折曲片30を挾持すると共に、先端で前記摺
動板17の下方に植設した制御軸31を挾持し、摺動板
17の摺動動作を回動板28に伝達し、回動板28を回
動させると共に、摺動板17が摺動されていない状態で
回動板28を中央位置に保持する作用を有する。
32は前記制御レバー11が曲の頭出しを行なう第1位
置に回動された時、摺動板17をその位置に保持する第
1鎖錠装置で、シャーシ軸33に枢支された第1、第2
レバー34,35と、電磁石36で構成され、第1、第
2レバー34.35はシャーシ軸33に巻回されたコイ
ルバネ37を夫々の切起片38,39間に懸架すること
により時計方向に附勢して連結され、第2レバー34が
第2レバー35の起立片40と係合することにより第1
、第2レバー34.35は時計方向には一体で、反時計
方向には別々に動作し得るよう構成されている。
置に回動された時、摺動板17をその位置に保持する第
1鎖錠装置で、シャーシ軸33に枢支された第1、第2
レバー34,35と、電磁石36で構成され、第1、第
2レバー34.35はシャーシ軸33に巻回されたコイ
ルバネ37を夫々の切起片38,39間に懸架すること
により時計方向に附勢して連結され、第2レバー34が
第2レバー35の起立片40と係合することにより第1
、第2レバー34.35は時計方向には一体で、反時計
方向には別々に動作し得るよう構成されている。
41は第2レバー34に植設した係合ピンで、再生状態
では摺動板17の周縁に当接されているも、制御レバー
11が操作され摺動板17が上下に摺動されるに伴ない
摺動板17の係合凹所42,42’の到来で、コイルバ
ネ37の附勢で第1、第2レバー34.35が一体にな
って時計方向に回動されることにより係合凹所42゜4
2′と係合する。
では摺動板17の周縁に当接されているも、制御レバー
11が操作され摺動板17が上下に摺動されるに伴ない
摺動板17の係合凹所42,42’の到来で、コイルバ
ネ37の附勢で第1、第2レバー34.35が一体にな
って時計方向に回動されることにより係合凹所42゜4
2′と係合する。
この係合は第2レバー35の吸着鉄片43が電磁石36
に吸着されることにより電磁石36が消磁されるまで保
持される。
に吸着されることにより電磁石36が消磁されるまで保
持される。
又44は制御レバー11が早送りあるいは巻戻しを行な
う第2位置に回動された時、摺動板17を第2位置に保
持する第2鎖錠装置で、シャーシ軸45゜45を長孔4
6,46に収納し左右に摺動可能に設けられたロックレ
バ−47で構成され、該レバ−47にシャーシ12を貫
通して設けたロックピン48が、スプリング49の附勢
で摺動板17の周縁に当接して設げられ、摺動板17が
第2位置まで摺動された時前記ロックピン48が摺動板
17の係合凹所50,50’と係合し摺動板17を鎖錠
する。
う第2位置に回動された時、摺動板17を第2位置に保
持する第2鎖錠装置で、シャーシ軸45゜45を長孔4
6,46に収納し左右に摺動可能に設けられたロックレ
バ−47で構成され、該レバ−47にシャーシ12を貫
通して設けたロックピン48が、スプリング49の附勢
で摺動板17の周縁に当接して設げられ、摺動板17が
第2位置まで摺動された時前記ロックピン48が摺動板
17の係合凹所50,50’と係合し摺動板17を鎖錠
する。
尚このロックレバ−47の解除は、制御レバー11を強
制的に元の位置に戻すことにより、係合凹所50,50
’のチーバブ辺によりロックピン48がスプリング49
の附勢に抗して係合凹所50,50’から外れ解除され
る。
制的に元の位置に戻すことにより、係合凹所50,50
’のチーバブ辺によりロックピン48がスプリング49
の附勢に抗して係合凹所50,50’から外れ解除され
る。
又図示されていないがイジェクトレバーが操作された時
及び早送りあるいは巻戻し状態でテープ終端になった時
などにロックレバ−47をスプリング49の附勢に抗し
て右方向に摺動させることによっても行なうことができ
る。
及び早送りあるいは巻戻し状態でテープ終端になった時
などにロックレバ−47をスプリング49の附勢に抗し
て右方向に摺動させることによっても行なうことができ
る。
第8図は回路結線図を示し、磁気ヘッド5で検出された
再生信号が前置増幅器51を経て電力増幅器52に供給
されスピーカー53を駆動するよう構成されると共に、
前置増幅器51の出力が無録音部分を検出し電磁器36
を駆動する検出回路54に伝達され、磁気ヘッド5の出
力が発生している期間電磁石36を励磁するよう構成さ
れている。
再生信号が前置増幅器51を経て電力増幅器52に供給
されスピーカー53を駆動するよう構成されると共に、
前置増幅器51の出力が無録音部分を検出し電磁器36
を駆動する検出回路54に伝達され、磁気ヘッド5の出
力が発生している期間電磁石36を励磁するよう構成さ
れている。
したがって再生状態に於いても電磁石36が励磁される
ことになるが、第1鎖錠装置32の第2レバー25の吸
着鉄片43は電磁石36から強制的に離間されており、
同等問題ない。
ことになるが、第1鎖錠装置32の第2レバー25の吸
着鉄片43は電磁石36から強制的に離間されており、
同等問題ない。
次に斯る構成よりなる本発明の動作につき説明する。
先ず制御レバー11が同等操作されていない第1図に示
す通常の再生状態に於いては、スプリング150作用で
制御レバー11が中央に位置されることにより、摺動板
17も中央位置に保持され、ヘッド軸21が傾斜段部2
2の中央凹所23に係合されると共に、スプリング29
の作用にまり回動板28が中央位置に保持され、アイド
ラーホイール26は供給リール軸2と巻取リール軸3の
中間に位置している。
す通常の再生状態に於いては、スプリング150作用で
制御レバー11が中央に位置されることにより、摺動板
17も中央位置に保持され、ヘッド軸21が傾斜段部2
2の中央凹所23に係合されると共に、スプリング29
の作用にまり回動板28が中央位置に保持され、アイド
ラーホイール26は供給リール軸2と巻取リール軸3の
中間に位置している。
又摺動板17が中央位置にあることにより、第1、第2
鎖錠装置32,44の係合ピン41及びロックピン4B
は摺動板170周縁にそれぞれ当接されている。
鎖錠装置32,44の係合ピン41及びロックピン4B
は摺動板170周縁にそれぞれ当接されている。
この再生状態に於いて、現在再生している曲を飛ばして
次の曲を聞く場合、制御レバー11を枢支軸13を中心
に第4図に示すように反時計方向に回動させると、摺動
板17が上方に摺動されることにより、スプリング29
を介して回動板28が回動軸27を中心に反時計方向に
回動されアイドラーホイール26が巻取リール軸3に接
触されると共に、ヘッド軸21が第1段部24に位置さ
れることにより、ヘッド基板1はスプリング9の附勢に
抗し磁気ヘッド5は磁気テープ55に接触しているがピ
ンチローラ−6はキャプスタン10から遠ざかった位置
まで後退されることにより、磁気テープ55は磁気ヘッ
ド5に接触しながら高速で巻取りリール軸3に巻取られ
早送りが行なわれる。
次の曲を聞く場合、制御レバー11を枢支軸13を中心
に第4図に示すように反時計方向に回動させると、摺動
板17が上方に摺動されることにより、スプリング29
を介して回動板28が回動軸27を中心に反時計方向に
回動されアイドラーホイール26が巻取リール軸3に接
触されると共に、ヘッド軸21が第1段部24に位置さ
れることにより、ヘッド基板1はスプリング9の附勢に
抗し磁気ヘッド5は磁気テープ55に接触しているがピ
ンチローラ−6はキャプスタン10から遠ざかった位置
まで後退されることにより、磁気テープ55は磁気ヘッ
ド5に接触しながら高速で巻取りリール軸3に巻取られ
早送りが行なわれる。
この時摺動板17の係合凹所42に第1鎖錠装置32の
係合ピン41が係合されることにより、第2レバー35
の吸着鉄片43が電磁石36に吸着され、摺動板17を
第1位置に鎖錠する。
係合ピン41が係合されることにより、第2レバー35
の吸着鉄片43が電磁石36に吸着され、摺動板17を
第1位置に鎖錠する。
したがって制御レバー11を操作する手を離しても、制
御レバー11は第1位置に保持されている。
御レバー11は第1位置に保持されている。
而して曲の途中では磁気ヘッド5から再生される信号に
より電磁石36は検出回路54により励磁され続け、摺
動板17は第1鎖錠装置32により第1位置に保持され
ているが、曲間の無録音部分が到来し、磁気ヘッド5か
ら信号が得られなくなることにより、電磁石36が消磁
されると、第1鎖錠装置32のコイルバネ37の附勢力
よりも、制御レバー11のスプリング15の附勢力が犬
に設定されている為、制御レバー11がスプリング15
の附勢力で時計方向に回動され中央位置に復帰されるに
伴ない、摺動板17も下方の中央位置に復帰される。
より電磁石36は検出回路54により励磁され続け、摺
動板17は第1鎖錠装置32により第1位置に保持され
ているが、曲間の無録音部分が到来し、磁気ヘッド5か
ら信号が得られなくなることにより、電磁石36が消磁
されると、第1鎖錠装置32のコイルバネ37の附勢力
よりも、制御レバー11のスプリング15の附勢力が犬
に設定されている為、制御レバー11がスプリング15
の附勢力で時計方向に回動され中央位置に復帰されるに
伴ない、摺動板17も下方の中央位置に復帰される。
この摺動板17の復帰移動により、ヘッド基板1がスプ
リング9の附勢でカセット方向に移動されると共に、ア
イドラーホイール26が巻取リール軸3から離れ、再生
状態に復帰する。
リング9の附勢でカセット方向に移動されると共に、ア
イドラーホイール26が巻取リール軸3から離れ、再生
状態に復帰する。
かくして次の曲の頭出しが行われ再生される。
尚制御レバー11及び摺動板17の第1位置に於いては
、第2鎖錠装置44のロックピン48は摺動板170周
縁に依然当接されており、同等作用していない。
、第2鎖錠装置44のロックピン48は摺動板170周
縁に依然当接されており、同等作用していない。
次に現在再生している曲を再び最初から再生する動作に
つき説明する。
つき説明する。
この時制御レバー11を第5図に示すように時計方向に
第1位置まで回動させると、今度は摺動板17が下方に
摺動されることにより、アイドラーホイール26が供給
リール軸2に圧接されると共に、ヘッド軸21が他方の
第1段部24’に位置されヘッド基板1が僅か後退され
ることにより、磁気テープ55が供給リール軸2に高速
で巻戻される。
第1位置まで回動させると、今度は摺動板17が下方に
摺動されることにより、アイドラーホイール26が供給
リール軸2に圧接されると共に、ヘッド軸21が他方の
第1段部24’に位置されヘッド基板1が僅か後退され
ることにより、磁気テープ55が供給リール軸2に高速
で巻戻される。
この間第1鎖錠装置走2の係合ピン41と摺動板17の
係合凹所42′の係合により、前述と同様に電磁石36
にて制御レバー11及び摺動板17は他方の第4位置に
保持される。
係合凹所42′の係合により、前述と同様に電磁石36
にて制御レバー11及び摺動板17は他方の第4位置に
保持される。
そして無録音部分の到来で電磁石36が消磁されると、
前述と同様にスプリング15の復元力により制御レバー
11及び摺動板17は中央位置に復帰される。
前述と同様にスプリング15の復元力により制御レバー
11及び摺動板17は中央位置に復帰される。
かくして現在再生していた曲の最初から再び再生するこ
とができる。
とができる。
同曲の頭出し途中即ち制御レバー11が第1位置に鎖錠
されている状態で頭出し機能を中止する場合には、第1
鎖錠装置走2の第2レバー35は電磁石36に吸着され
ているが、制御レバー11を第1位置から中央位置に強
制的に復帰させることにより、第2レバー35をコイル
バネ37の附勢に抗し、反時計方向に回動させなから摺
動板17が中央位置に復帰し曲の頭出し機能は中止され
再生状態に復帰する。
されている状態で頭出し機能を中止する場合には、第1
鎖錠装置走2の第2レバー35は電磁石36に吸着され
ているが、制御レバー11を第1位置から中央位置に強
制的に復帰させることにより、第2レバー35をコイル
バネ37の附勢に抗し、反時計方向に回動させなから摺
動板17が中央位置に復帰し曲の頭出し機能は中止され
再生状態に復帰する。
次に頭出し機能を行なわない早送り及び巻戻し動作につ
き説明する。
き説明する。
先ず早送りを行なう場合は、制御レバー11を第6図に
示すように反時計方向に第2位置まで回動させると、摺
動板17が頭出しの場合より更に大きく上方に摺動され
ることにより、アイドラーホイール26が巻取リール軸
3に圧接されると共に、ヘッド軸21が第2段部25に
位置されることにより、ヘッド基板1はカセット4から
完全に分離され、磁気テープ55が巻取リール軸3に高
速で早送りされる。
示すように反時計方向に第2位置まで回動させると、摺
動板17が頭出しの場合より更に大きく上方に摺動され
ることにより、アイドラーホイール26が巻取リール軸
3に圧接されると共に、ヘッド軸21が第2段部25に
位置されることにより、ヘッド基板1はカセット4から
完全に分離され、磁気テープ55が巻取リール軸3に高
速で早送りされる。
この時第1鎖錠装置32の係合ピン41は、係合凹所4
2を経て再び摺動板170周縁に位置されることにより
、第1鎖錠装置32は摺動板17の第2位置の鎖錠には
同等関係しないが、今度は摺動板17が大きく摺動され
たことにより、係合凹所50とロックレバ−47のロッ
クピン48が係合されることにより、摺動板17は第2
位置に保持される。
2を経て再び摺動板170周縁に位置されることにより
、第1鎖錠装置32は摺動板17の第2位置の鎖錠には
同等関係しないが、今度は摺動板17が大きく摺動され
たことにより、係合凹所50とロックレバ−47のロッ
クピン48が係合されることにより、摺動板17は第2
位置に保持される。
又巻戻しを行なう場合は、制御レバー11を第7図に示
すように時計方向に第2位置まで回動させることにより
、アイドラーホイール26が供給リール軸2に圧接され
、且つヘッド軸21が他方の第2段部25′に位置し、
ロックレバ−47のロックピン48が他方の係合凹所5
0′と係合されて、磁気テープ55が供給リール軸2に
高速で巻戻しされる。
すように時計方向に第2位置まで回動させることにより
、アイドラーホイール26が供給リール軸2に圧接され
、且つヘッド軸21が他方の第2段部25′に位置し、
ロックレバ−47のロックピン48が他方の係合凹所5
0′と係合されて、磁気テープ55が供給リール軸2に
高速で巻戻しされる。
尚早送りあるいは巻戻し状態の解除は、制御レバー11
を第2位置から中央位置に、ロックレバ−47の附勢に
抗しながら復帰させることにより、ロックピン48が係
合凹所50,50’から外れ解除される。
を第2位置から中央位置に、ロックレバ−47の附勢に
抗しながら復帰させることにより、ロックピン48が係
合凹所50,50’から外れ解除される。
又、図示されていないが、テープ終端の検出及びイジェ
クト操作でロックレバ−47を制御することにより、早
送りあるいは巻戻し状態であっても、テープ終端及びイ
ジェクト操作で解除することができる。
クト操作でロックレバ−47を制御することにより、早
送りあるいは巻戻し状態であっても、テープ終端及びイ
ジェクト操作で解除することができる。
次いで第9図は他の実施例を示すもので、上記実施例が
単一の制御レバー11の回動方向並びに回動角を変更す
ることにより、早送り、巻戻し及び頭出しを行なうのに
対し、個別に早送り及び巻戻し釦56.57を設け、各
釦を二位置に押圧するもので、早送り釦56は摺動板1
7を直接押圧制御するよう摺動板17に対向して配置さ
れ、巻戻し釦57は制御レバー11を押圧することによ
り、摺動板17を変移させるよう制御レバー11の一端
に対向して配置されている。
単一の制御レバー11の回動方向並びに回動角を変更す
ることにより、早送り、巻戻し及び頭出しを行なうのに
対し、個別に早送り及び巻戻し釦56.57を設け、各
釦を二位置に押圧するもので、早送り釦56は摺動板1
7を直接押圧制御するよう摺動板17に対向して配置さ
れ、巻戻し釦57は制御レバー11を押圧することによ
り、摺動板17を変移させるよう制御レバー11の一端
に対向して配置されている。
尚摺動板17′の制御はこれらに限定されるものでなく
、要するに摺動板17を中央位置並びに上下方向にそれ
ぞれ第1、第2位置に移動させれば良い。
、要するに摺動板17を中央位置並びに上下方向にそれ
ぞれ第1、第2位置に移動させれば良い。
上述の如く本発明のカセット式テープレコーダーは、早
送りあるいは巻戻し制御釦を第1、第2位置を採り得る
よう構成し、第1位置への移動でテープ駆動機構を早送
りあるいは巻戻し状態に設定すると共に、ヘッド基板を
磁気ヘッドが末だテープに接触している中間位置まで後
退させ曲の頭出し検出を行ない、第2位置への移動で通
常の早送りあるいは巻戻しを行ない、第1位置と第2位
置を個別の鎖錠装置で保持することにより、無録音検出
用の専用ヘッドを設けることな(、録再ヘッドで検出で
きると共に、二操作で曲の頭出し状態と本来の早送りあ
る(・は巻戻し状態に設定でき、しかも早送りあるいは
巻戻し状態に於いて、磁気ヘッドは全く磁気テープに接
触されていない為、最適の早送りあるいは巻戻し状態が
得られるもので車載用に好適なるものである。
送りあるいは巻戻し制御釦を第1、第2位置を採り得る
よう構成し、第1位置への移動でテープ駆動機構を早送
りあるいは巻戻し状態に設定すると共に、ヘッド基板を
磁気ヘッドが末だテープに接触している中間位置まで後
退させ曲の頭出し検出を行ない、第2位置への移動で通
常の早送りあるいは巻戻しを行ない、第1位置と第2位
置を個別の鎖錠装置で保持することにより、無録音検出
用の専用ヘッドを設けることな(、録再ヘッドで検出で
きると共に、二操作で曲の頭出し状態と本来の早送りあ
る(・は巻戻し状態に設定でき、しかも早送りあるいは
巻戻し状態に於いて、磁気ヘッドは全く磁気テープに接
触されていない為、最適の早送りあるいは巻戻し状態が
得られるもので車載用に好適なるものである。
第1図は本発明のカセット式テープレコーダの平面図で
再生状態を示す。 第2図は同じく正面図、第3図は第1図A−N断面図、
第4図乃至第7図は異なる動作状態を示す平面図、第8
図は本発明の回路結線図を示すブロック図、第9図は本
発明の他の実施例を示す図である。 1・・・・・・ヘッド基板、2・・・・・・供給リール
軸、3・・・・・・巻取リール軸、4・・・・・・カセ
ット、11・・・・・・制御レバー17・・・・・・摺
動板、21・・−・・・ヘッド軸、22・・・・・・傾
斜段部、26・・・・・・アイドラーホイール、32・
・・・・・第1鎖錠装置、44・・・・・・第2鎖錠装
置。
再生状態を示す。 第2図は同じく正面図、第3図は第1図A−N断面図、
第4図乃至第7図は異なる動作状態を示す平面図、第8
図は本発明の回路結線図を示すブロック図、第9図は本
発明の他の実施例を示す図である。 1・・・・・・ヘッド基板、2・・・・・・供給リール
軸、3・・・・・・巻取リール軸、4・・・・・・カセ
ット、11・・・・・・制御レバー17・・・・・・摺
動板、21・・−・・・ヘッド軸、22・・・・・・傾
斜段部、26・・・・・・アイドラーホイール、32・
・・・・・第1鎖錠装置、44・・・・・・第2鎖錠装
置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 早送りあるいは巻戻し制御釦の操作でテープ駆動機
構が早送りあるいは巻戻し状態に切換えられると共に、
ヘッド基板がカセットから後退してテープの早送りある
いは巻戻し動作を行なうカセット式テープレコーダーに
於いて、前記制御釦が磁気ヘッドが末だ磁気テープと接
触関係にある中間位置までヘッド基板をカセットから後
退させた第1位置と、磁気テープとの接触関係がなくな
る位置までヘッド基板を後退させた第2位置を取り得る
よう構成し、前記第1、第2位置を個別の鎖錠手段で保
持したことを特徴とするカセット式テープレコーダー。 2 前記第1位置は電気的鎖錠手段で保持し、第2位置
は機械的鎖錠手段で保持したことを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載のカセット式テープレコーダー。 3 前記第1位置の鎖錠を磁気テープの無録音部分の検
出で解除し曲の頭出しを行なうことを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載のカセット式テープレコーダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54031312A JPS5843823B2 (ja) | 1979-03-16 | 1979-03-16 | カセツト式テ−プレコ−ダ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54031312A JPS5843823B2 (ja) | 1979-03-16 | 1979-03-16 | カセツト式テ−プレコ−ダ− |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53130192A Division JPS5843820B2 (ja) | 1978-10-19 | 1978-10-19 | カセット式テ−プレコ−ダ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5555458A JPS5555458A (en) | 1980-04-23 |
JPS5843823B2 true JPS5843823B2 (ja) | 1983-09-29 |
Family
ID=12327763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54031312A Expired JPS5843823B2 (ja) | 1979-03-16 | 1979-03-16 | カセツト式テ−プレコ−ダ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5843823B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60257930A (ja) * | 1984-06-06 | 1985-12-19 | Toyota Auto Body Co Ltd | プレス加工方法およびその装置 |
JPH0217712Y2 (ja) * | 1983-04-30 | 1990-05-17 |
-
1979
- 1979-03-16 JP JP54031312A patent/JPS5843823B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0217712Y2 (ja) * | 1983-04-30 | 1990-05-17 | ||
JPS60257930A (ja) * | 1984-06-06 | 1985-12-19 | Toyota Auto Body Co Ltd | プレス加工方法およびその装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5555458A (en) | 1980-04-23 |
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