JPS647476Y2 - - Google Patents

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JPS647476Y2
JPS647476Y2 JP14435687U JP14435687U JPS647476Y2 JP S647476 Y2 JPS647476 Y2 JP S647476Y2 JP 14435687 U JP14435687 U JP 14435687U JP 14435687 U JP14435687 U JP 14435687U JP S647476 Y2 JPS647476 Y2 JP S647476Y2
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JP
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gear
arm
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solenoid
drive
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は一つのソレノイドの動作でモーターの
駆動力を利用して各動作モードに切り換えるテー
プレコーダのモード切換機構に関する。
〔従来技術〕
テープレコーダの基本操作には、記録再生、早
送り、巻戻しの三つのモードがある。かかる各動
作モードの切り換えを、ソレノイドの作動力を利
用することにより所謂フエザータツチで行ないう
るようにしたテープレコーダがある。
このようなテープレコーダでは、ヘツド基板を
録再位置に移動するソレノイド及び供給リール
台・巻取リール台に夫々モーターの回転を伝達す
る駆動ギヤーを移動するテープ駆動系制御用ソレ
ノイド等各モード専用の複数のソレノイドを用
い、各動作モードに応じて各ソレノイドを制御す
ることによりモードの切り換えを行なうようにな
つている。従つて、モード切り換え用の複数のソ
レノイドを必要とするため、大きさが嵩むし、小
型化するのに支障を来たし、またコストが高くな
ると共に、消費電流が大きい等の欠点がある。本
出願人は前記欠点を解決するために一つのソレノ
イドで各モードに設定出来るテープレコーダを別
に提案したが、録音再生モードから停止モードに
変換する時駆動アームが誤動作することがある。
〔考案の目的〕
本考案は前記欠点に鑑み、一つのソレノイドの
作動時間を長短に切り換えることによりモードの
切り換えを可能にして軽量化、小型化、コストの
低廉化及び電力の省力化を図ると共に、ソレノイ
ドの長時間作動で録・再モードから停止モードへ
の切り換え時、早送りモードを飛び越すように駆
動アームを制御アームで保持して誤動作を防止し
たテープレコーダのモード切換機構を提案するこ
とである。
(考案の構成〕 本考案は、ソレノイドと、このソレノイドによ
り揺動制御されるトリガーアーム及び制御アーム
と、前記トリガーアームにより回転制御され停止
→録・再→早送り→停止の各モードをサイクリツ
クに行う第1カムを持つたアシストギヤーと、こ
のアシストギヤーに形成された第2カムにより駆
動ギヤーを巻取リールに連結させる揺動自在の駆
動アームとを備え、前記ソレノイドの短時間作動
で録・再モードから早送りモードへ、前記ソレノ
イドの長時間作動で録・再モードから停止モード
への切り換え時前記制御アームと前記駆動アーム
とが係合して前記駆動ギヤーと前記巻取リールと
の連結を規制し早送りモードを飛び越して停止モ
ードへとモードを切り換えたことにある。
〔実施例〕
以下、図示の一実施例で本考案を説明する。テ
ープレコーダのモード切換機構は第1図が基板1
を透視した平面図、第2図は平面図でいずれも停
止位置にある。基板1に下方に打ち出して形成さ
れた一対の舌状部1a,1bには夫々リール軸1
0,11が固植されており、これらの各リール軸
10,11にはテープ供給リール台12とテープ
巻取リール台13が回転可能に挿入されている。
供給リール台12にはギヤー14が一体に形成さ
れ、巻取リール台13には小径ギヤー15が一体
に形成され、その上に大径ギヤー16がフリクシ
ヨン機構を介して取り付けられている。ギヤー1
5には基板1に回転可能に支持されたギヤー17
が常時かみ合つている。基板1にはキヤプスタン
軸18を一体に有するフライホイール2が回転自
在に支持されキヤプスタン軸18は基板1を貫い
て基板1の上側に突出している。フライホイール
2は周溝を有し、周溝に掛けられたベルト19を
介して駆動モーター20で回転駆動されるように
なつている。フライホイール2は小径ギヤー2a
とプーリー2bを一体に有し、プーリー2bには
リール台駆動用ベルト21が掛けられている。
基板1の下側には駆動アーム3が軸22によつ
て基板1と平行な面内で回動可能に支持されてい
る。駆動アーム3の一腕には軸23が下向きに固
植されている。軸23には駆動ギヤー24と摩擦
材のフエルトとプーリー25が挿通されて下側か
らコイルバネで押圧され、ギヤー24とプーリー
25間の摩擦力によつてプーリー25の回転力が
ギヤー24に伝達されるようになつている。駆動
アーム3の他の腕の側部には斜めに突出したカム
部3aが形成され、また、折曲立ち上がり部3b
が形成されている。立ち上がり部3bは基板1の
窓孔から基板1上に露呈すると共に後述のヘツド
基板4の方に向かつて突出している。駆動アーム
3は更に別の腕3cを有し、腕3cの先端部には
下向きの折曲部3dが形成されている。更に駆動
アーム3は別の腕を有し、腕に折曲部3eが形成
されている。
基板1の下面側には、フライホイール2と巻取
リール台13との間においてベルクランク状のプ
レイアーム5が基板1の面と平行な面内で回動可
能に軸支されている。プレイアーム5の一腕端部
の上側には小径のプレイギヤー26が回転可能に
軸支されている。プレイギヤー26は巻取リール
台13のギヤー16の側部に近接している。プレ
イアーム5の一腕端部下側にはプレイギヤー26
の軸と一体にプレイプーリー27が設けられてい
る。プレイアーム5の他腕端部上面側には角柱状
の突部5aが一体に形成されている。突部5aは
基板1に形成された逃げ孔を貫くと共に、ヘツド
基板4の規制部4aに当接するように臨まされて
いる。
プレイアーム5は図において時計方向に回動す
るとプレイギヤー26が巻取リール台13のギヤ
ー16にかみ合うことができるが、第1図、第2
図のようにプレイアーム5の突部5aがヘツド基
板4の規制部4aに当たつているときはプレイギ
ヤー26はギヤー16から離間している。前記プ
ーリー25には前記ベルト21が掛けられ、ベル
ト21にはプーリー25と前記フライホイール2
のプーリー2bとの間において外側からプレイプ
ーリー27が押し当てられている。
従つて、前記ベルト19を介してフライホイー
ル2が回転駆動されると、プーリー2b、ベルト
21を介してプーリー25、プレイプーリー27
が回転駆動される。また、ベルト21の張力によ
りプレイプーリー27が押され、もつてプレイア
ーム5が図において時計方向に回動付勢されてい
るが、通常は前述のように突部5aがヘツド基板
4の規制部4aに当たつて前記付勢力による回動
が規制されている。
基板1の下面側には軸28にアシストギヤー6
が回転自在に軸支されている。アシストギヤー6
の側方には近接して前述してフライホイール2と
一体のギヤー2aが位置している。アシストギヤ
ー6は第3図に詳細に示されているように欠歯部
6a,6bを有している。アシストギヤー6の上
面側は円板状に隆起した形に形成されると共に、
この円板状隆起部には外周カム部6cと内周カム
部6dが形成されている。外周カム部6cは上記
円板状隆起部の外周6eの一部が順次径を小さく
するように切除されている。外周カム部6cの側
方には第1図のように駆動アーム3の折曲部3d
が位置している。内周カム部6dは、遠心円弧部
から近心円弧部まで円滑に連続した部分と、残り
の部分に形成されかつ近心円弧部と遠心円弧部を
つなぐ緩かな谷状の部分6fと直線状の部分6g
とを有してなる。アシストギヤー6の下面側には
第3図以下のように規制部としての四つの突部6
h,6i,6j,6kが形成されている。突部6
h,6j,6kは同一円周上にあり、突部6iは
他の突部よりも内周寄りにある。アシストギヤー
6は、後述のようにギヤー2aによつて図におい
て時計方向に回転駆動されるようになつており、
この回転方向に対し突部6iの後端部は外径側か
ら内径側に向かい斜めに形成されている。
基板1の下側には第1図のようにプランジヤー
7aを有するソレノイド7が取り付けられてい
る。プランジヤー7aの先端近くには周溝7bが
形成されている。周溝7bにはベルクランク状の
トリガアーム8の一腕端部に形成されたピン8a
が係合している。ピン8aの近くには同ピン8a
よりも長いピン8bが一体に形成され、ピン8b
は基板1の上面側に突出している。トリガーアー
ム8の他腕端部にはピン8cが一体に形成されて
いる。トリガーアーム8はばね29で時計方向に
回動付勢されているが、ピン8bが第2図で基板
1の逃げ孔の縁部1cに当たることにより上記付
勢力による回動が規制されている。トリガーアー
ム8は、ソレノイド7の励磁でプランジヤー7a
が吸引されると第1図において反時計方向に回動
してピン8cがアシストギヤー6の各突部6h,
6j,6kよりも内周側に移動し、ソレノイド7
が消磁されるとばね29の弾力により第1図の時
計方向に回動してそのピン8cがアシストギヤー
6の突部6h又は6j,6kの通路上に進出する
ようになつている。ソレノイド7は動作モードに
応じて作動時間が長時間作動と短時間作動に選択
的に切り換えられる。
基板1の上面側にはヘツド基板4が適宜の案内
手段により第2図において前後方向に摺動可能に
設けられている。ヘツド基板4の第2図において
右端部にはピンチローラー軸30が固植されてい
る。ピンチローラー軸30によつて付勢レバー3
1がヘツド基板4と平行な面内で回動可能に軸支
されると共にピンチローラー32が回転自在に軸
支されている。付勢レバー31は自由端部にピン
34を有すると共にばね33によつて第2図にお
いて反時計方向に回動付勢され、前記ピン34が
アシストギヤー6のカム部6dの大径部分と直線
部分6gとの間の角部にあつてアシストギヤー6
を所定の回動位置に保持させることによつて前記
付勢力による回動が規制されると共にヘツド基板
4は手前側の停止位置に後退されている。この状
態ではアシストギヤー6の欠歯部6aはフライホ
イール2のギヤー2aから僅かに離間させた位置
に保持されている。付勢レバー31とヘツド基板
4との間には巻きばね35が掛けられ、付勢レバ
ー31が移動させられるとヘツド基板4が付勢レ
バー31と暫定的に一体に移動するようになつて
いる。ヘツド基板4には記録再生用ヘツド36及
び消去ヘツド37が適宜の手段によつて取り付け
られている。
ヘツド基板4には前記駆動アーム3の方に向か
う下向き折曲部4bが形成されている。折曲部4
bは基板1を下方に貫き、通常は駆動アーム3の
カム部3aに当接して駆動アーム3に設けた駆動
ギヤー24と夫々のリール台とを非連結位置で保
持している。ヘツド基板4上の第2図において左
側にはスライド板9が適宜の案内手段により左右
方向に摺動可能に取り付けられている。
スライド板9はばね38により図の右方に移動
するように付勢され、突部9aが前記トリガーア
ーム8のピン8bに当接することにより前記付勢
力による移動が規制されている。前記スライド板
9の左側縁部には段部9bが形成されている。ス
ライド板9が付勢力に抗し第2図の左方に移動さ
せられた状態でヘツド基板4と共に第2図の前方
に向かつて移動させられるときは、前記段部9b
が基板1に形成された突起1dに当たることによ
りスライド板9及びヘツド基板4の移動が途中で
規制される。スライド板9の一端部には前記駆動
アーム3の立ち上がり部3bの方に向かつて延び
た突部9cが形成されている。突部9cの先端部
は斜めに削られて斜面9dとなつている。突部9
cは通常はその仮想延長線が駆動アーム3の立ち
上がり部3bよりも第2図において右側にある
が、ソレノイド7の励磁によりトリガーアーム8
のピン8bを通じて第1図の左方に移動させられ
ると、前記突部9cの斜面9dが駆動アーム3の
立ち上がり部3bと対向し、ヘツド基板4と共に
スライド板9が第2図の前方に移動すると前記斜
面9dによつて駆動アーム3の立ち上がり部3b
が図の右方に押されるようになつている。
第1図で前記プランジヤー7aの前側には制御
アーム39が支軸40で回動自在に支持され、ば
ね41で時計方向に付勢されている。制御アーム
39には駆動アーム3の折曲部3eを制御する爪
部39aとトリガーアーム8のピン8aと接触す
る片39bが形成されている。ソレノイド7の作
動時爪部39aと折曲部3eは係合される。
次に、前記実施例の動作を説明する。
記録再生動作 駆動モーター20を起動した状態又は起動と同
時にソレノイド7を短時間パルスの通電で作動さ
せると、ソレノイド7の作動によりプランジヤー
7aが吸引されピン8aを介してトリガーアーム
8が付勢力に抗してアシストギヤー6の内周側へ
と反時計方向に回動し、ピン8cがアシストギヤ
ー6の突部6iの後端部を押してアシストギヤー
6を僅かに時計方向に回動させる。これによつて
アシストギヤー6がギヤー2aにかみ合い、ギヤ
ー2aによつてアシストギヤー6が時計方向に回
転駆動される。ソレノイド7はピン34がカム部
6dの大径円弧部あるうちに消磁され、トリガー
アーム8は原位置に戻り、ピン8cはアシストギ
ヤー6の突部6jの通路上に戻り、スライド板9
はばね38で旧位に復帰させておく。この時制御
アーム39は一旦駆動アーム3の折曲部3eを阻
止する位置に来るが、ソレノイド7の消磁により
阻止しない位置に戻る。
アシストギヤー6が回転するに従い付勢レバー
31のピン34が当接するアシストギヤー6のカ
ム部6dは大径円弧部から小径円弧部に移行しピ
ン34は第4図において前方に移動させられる。
ピン34を有する付勢レバー31はばね35を介
してヘツド基板4と暫定的に一体となつているた
め、ピン34の前記移動に伴い付勢レバー31と
ヘツド基板4が一体的に移動する。前記ソレノイ
ド7の消磁によりトリガーアーム8及びスライド
板9も原位置に戻つているから、スライド板9が
ヘツド基板4と共に前進すると下向き折曲部4b
で駆動アーム3のカム部3aの規制を解除して駆
動アーム3はベルト21の張力で時計方向に回動
可能となり、アシストギヤー6の回転により駆動
アーム3の折曲部3dがアシストギヤー6のカム
部6c形成部以外の円板状隆起部の同一半径の外
周6eに摺接することによつて駆動アーム3の時
計方向への回動も規制され、駆動アーム3はその
駆動ギヤー24がギヤー14にもギヤー17にも
かみ合わない位置に保持される。ヘツド基板4の
移動によりプレイアーム5の突部5aはヘツド基
板4の規制部4aからはずれ、プレイアーム5は
ベルト21の張力に基づく付勢力により時計方向
に回動し、プレイギヤー26がギヤー16にかみ
合う。プレイギヤー26はフライフイール2、プ
ーリー2b、ベルト21、プレイプーリー27を
介して既に回転駆動されており、プレイギヤー2
6によつてギヤー16及び巻取リール台13が回
転駆動され、テープが巻取リールに巻き取られ
る。これと同時に、ヘツド基板4のピンチローラ
ー軸30に軸支されたピンチローラー32が図示
されないテープをキヤプスタン軸18に押しつ
け、テープを定速で輸送すると共に、磁気ヘツド
36,37がテープに摺接して記録再生が開始さ
れる。
アシストギヤー6はその突部6jがトリガーア
ーム8のピン8cによつて係止されるまで回転す
る。突部6jがピン8cによつて係止された第4
図、第5図の状態ではアシストギヤー6の欠歯部
6bにギヤー2aが位置してアシストギヤー6の
回転駆動は行なわれない。また、このとき付勢レ
バー31のピン34はアシストギヤー6のカム部
6dの谷状部分6fに位置し、付勢レバー31は
最も前進した位置より僅かに後退する。しかも、
ヘツド基板4の前進量よりも付勢レバー31の前
進量が多少多く、ピンチローラー32はキヤプス
タン軸18に対し適当な圧力で当接し、また、ヘ
ツド基板4と付勢レバー31の前進量の差はばね
35によつて吸収される。この記録再生モードで
は、ばね33の蓄勢力に基づく付勢レバー31及
びヘツド基板4の復帰力により、ピン34がアシ
ストギヤー6のカム部6dの谷状部分6f及び直
線部分6gを押してアシストギヤー6を第4図に
おいて時計方向に回転させようとしている。
早送り動作 記録再生から早送りへ切り換えるには、記録再
生モードにおいて早送り動作を行なわせようとす
る短い時間だけソレノイド7を作動させる。ソレ
ノイド7の作動でトリガーアーム8が反時計方向
に回動しピン8cが突部6jの通路からアシスト
ギヤー6の中心方向に移動して係合がはずれる。
アシストギヤー6は、ヘツド基板4を戻すばね3
3の付勢力に基づきアシストギヤー6が回転し、
ギヤー2aとかみ合つて一定時間後かみ合いが外
れると共にピン34がカム部6dの谷状部分6f
及び直線部分6gを押すことにより時計方向に回
転する。しかし、第6図のようにトリガーアーム
8のピン8cが突部6kを係止し、アシストギヤ
ー6の回転を阻止する。この間のアシストギヤー
6の回転に伴にヘツド基板4がある程度後退する
が、ヘツド基板4はピンチローラー32がキヤプ
スタン軸18からある程度離間した中間位置にあ
る。ギヤー2aはまだアシストギヤー6にかみ合
わない。駆動アーム3の折曲部3dはアシストギ
ヤー6のカム部6cと対向し、駆動アーム3は時
計方向に回動可能な状態になつている。
この時点ではヘツド基板4の折曲部4bが駆動
アーム3のカム部3aから図の前方に逃げている
から、駆動アーム3はベルト21の張力に基づき
時計方向に回動し、駆動ギヤー24がギヤー17
にかみ合う。ベルト21、プーリー25を介して
駆動されている駆動ギヤー24の回転力がギヤー
17、ギヤー15を介して巻取リール台13に伝
達され、巻取リール台13が高速で回転駆動され
てテープの早送りが行なわれる。
テープの早送りと同時に磁気ヘツド36で検出
される信号を再生することによりキユーモードと
することができる。
この時制御アーム39は一旦駆動アーム3の折
曲部3eを阻止する位置に来るが、ソレノイド7
の消磁により係合しない位置に戻る。
なお、前記停止位置から直ちに早送り動作を行
なわせる場合には記録再生モードを微小時間経過
して早送り動作状態に制御回路を使用して行な
う。
巻戻し動作 巻戻しモードにするには、前記停止位置におい
てソレノイド7を長時間作動させる。ソレノイド
7の長時間作動によりトリガーアーム8が回動し
てそのピン8cがアシストギヤー6の突部6iを
押し、アシストギヤー6を僅かに回転させてギヤ
ー2aとかみ合わせる。これにより、前述のよう
にアシストギヤー6がギヤー2aにより回転駆動
され、ヘツド基板4が前進を開始する。ソレノイ
ド7の連続作動によりスライド板9はピン8bを
通じて左方に移動させられたままであり、スライ
ド板9の突部9cの斜面9dが駆動アーム3の立
ち上がり部3bと対向する位置まで移動し、ヘツ
ド基板4と共にスライド板9が移動すると、スラ
イド板9の斜面9dが駆動アーム3の立ち上がり
部3bを押し駆動アーム3を反時計方向に回動さ
せ駆動ギヤー24をギヤー14にかみ合わせる。
駆動ギヤー24、ギヤー14を通じて供給リール
台12が高速で回転駆動され、テープを高速で供
給リールに巻戻す。ヘツド基板4の前進途中で、
スライド板9の段部9bが突起1dに当たりヘツ
ド基板4は記録再生位置の手前の中間位置で前進
を阻止され、巻戻しモードになる前に記録再生位
置に至ると言う不自然を防止する。アシストギヤ
ー6はその突部6jがトリガーアーム8のピン8
cによつて係止されて回転が停止し、ギヤー2a
はアシストギヤー6の欠歯部6bと対向し、ギヤ
ー2aがアシストギヤー6にかみ合うことはな
い。
尚、前記巻戻しモードにおいてヘツド36で検
出される信号を再生すれば、レビユーモードとす
ることが出来る。
停止動作 記録再生モード、早送りモード又は巻戻しモー
ドから停止モードに切り換えるには、ソレノイド
7を連続した長時間作動させればよい。記録再生
又は巻戻しモードでは、付勢レバー31のピン3
4がアシストギヤー6のカム部6dの谷状部分6
fにあり、かつ、付勢レバー31のピン34はば
ね33の付勢力により後退方向に付勢されている
から、この付勢力によりアシストギヤー6は時計
方向に回動する向きに付勢されている。従つて、
この状態においてソレノイド7の作動でトリガー
アーム8のピン8cがアシストギヤー6の突部6
jから、早送りでは突部6kから逃げると、アシ
ストギヤー6は時計方向に回転し、アシストギヤ
ー6とヘツド基板4及び各構成部材は第1図、第
2図に示されているように停止位置に至り、記録
再生及び早送り又は巻戻し動作が停止する。
この時特に第5図の録音再生モードから第1図
の停止位置に戻る時、駆動アーム3の下向き折曲
部3dはアシストギヤー6の外周6eから離間さ
れ、カム部3aはヘツド基板4の下向き折曲部4
bから離間されているので駆動アーム3に設けら
れた駆動ギヤー24と夫々のリール台とを非連結
位置に保持出来ず、駆動アーム3は立ち上がり部
3bの右側には突部9cがあるので時計方向にベ
ルト21の張力で回動して駆動ギヤー24とギヤ
ー17がかみうことが起こりうるが、制御アーム
39を設け、制御アーム9の爪部39aが駆動ア
ーム3の折曲部3eを係合するので駆動ギヤー2
4とギヤー17とのかみ合いが防止される。ヘツ
ド基板が更に戻ると駆動アーム3のカム部3aに
より駆動アーム3の動きは下向き折曲部4bで阻
止される。ソレノイド7の作動はこの時点まで保
持される。
〔考案の効果〕
本考案は前述のように構成されたから、一つの
ソレノイドの作動時間を長時間作動と短時間作動
に選択的に切り換えることによつてヘツド基板の
位置を停止位置、記録再生位置、及びこれらの中
間位置に規制することができるから、動作モード
の切り換えを一つのソレノイドの作動力で行なう
ことが可能であり、よつて、従来の作動力により
モード切り換えを行なうようにしたテープレコー
ダに比べて軽量化、小型化及びコストの低廉化を
図ることが出来ると共に省電力化が出来て乾電池
での使用が可能となり、更に制御アームを組み込
み、ソレノイドの長時間作動で録・再モードから
停止モードへの切り換え時、制御アームが駆動ア
ームに係合することで記録再生モードから停止時
に駆動ギヤーが早送り側のギヤーにかみ合うこと
がなく、リール台の駆動が断たれてテープが無駄
送りされない等実用上優れた効果を奏するテープ
レコーダのモード切換機構を提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例が示され、第1図は基
板を透視したテープレコーダの停止モードの平面
図、第2図はテープレコーダの停止モードの平面
図、第3図は前記実施例中のアシストギヤーの構
成を示す停止時の平面図、第4図は同記録再生時
の平面図、第5図は記録再生時のテープレコーダ
の基板を透視した要部動作説明図、第6図は早送
りモードの動作説明図である。 3……駆動アーム、4……ヘツド基板、6……
アシストギヤー、7……ソレノイド、8……トリ
ガーアーム、9……スライド板、12……供給リ
ール、13……巻取リール、24……駆動ギヤ
ー、39……制御アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ソレノイドと、このソレノイドにより揺動制御
    されるトリガーアーム及び制御アームと、前記ト
    リガーアームにより回転制御され停止→録・再→
    早送り→停止の各モードをサイクリツクに行う第
    1カムを持つたアシストギヤーと、このアシスト
    ギヤーに形成された第2カムにより駆動ギヤーを
    巻取リールに連結させる揺動自在の駆動アームと
    を備え、前記ソレノイドの短時間作動で録・再モ
    ードから早送りモードへ、前記ソレノイドの長時
    間作動で録・再モードから停止モードへの切り換
    え時前記制御アームと前記駆動アームとが係合し
    て前記駆動ギヤーと前記巻取リールとの連結を規
    制し早送りモードを飛び越して停止モードへとモ
    ードを切り換えたことを特徴とするテープレコー
    ダのモード切換機構。
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