JPH0610893B2 - テ−プレコ−ダ - Google Patents

テ−プレコ−ダ

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JPH0610893B2
JPH0610893B2 JP59255209A JP25520984A JPH0610893B2 JP H0610893 B2 JPH0610893 B2 JP H0610893B2 JP 59255209 A JP59255209 A JP 59255209A JP 25520984 A JP25520984 A JP 25520984A JP H0610893 B2 JPH0610893 B2 JP H0610893B2
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JP
Japan
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gear
solenoid
head substrate
trigger arm
mode
Prior art date
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JP59255209A
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昌夫 上條
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TOKYO PIJON KK
Nidec Sankyo Corp
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TOKYO PIJON KK
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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Priority to US06/803,459 priority patent/US4720755A/en
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Priority to US07/345,463 priority patent/USRE33483E/en
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はテープレコーダに関するものであり、特に、一
個のソレノイドの動作で各動作モードに切り換えるよう
にしたテープレコーダに関する。
(従来の技術) テープレコーダの基本操作には、記録再生、早送り、巻
戻しの三つのモードがある。かかる各動作モードの切り
換えを、ソレノイドの電磁力を利用することにより所謂
フェザータッチで行いうるようにしたテープレコーダが
ある。
従来のかかるテープレコーダによれば、ヘッド基板制御
用ソレノイド及びテープ駆動系制御用ソレノイド等複数
のソレノイドを用い、各動作モードに応じて各ソレノイ
ドを制御することによりモードの切り換えを行うように
なっている。
(発明が解決しよとする問題点) 上記従来のテープレコーダによれば、モード切り換え用
の複数のソレノイドを必要とするため、大きさが嵩む
し、小型化するのに支承を来し、またコストが高くなる
という問題点がある。
本発明は目的は、ソレノイドの電磁力を利用したテープ
レコーダにおいて、一つのソレノイドの動作時間を切り
換えることによりモードの切り換えを可能にすることに
よって軽量化,小型化及びコストの低廉化を図ったテー
プレコーダを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のテープレコーダは、作動時間が長時間作動と短
時間作動に選択的に切り換えられるソレノイドと、この
ソレノイドにより作動させられるトリガーアームと、欠
歯部と第1、第2、第3の規制部を有し上記トリガーア
ームと上記第1、第2、第3の規制部との係合で回動規
制されるアシストギヤと、このアシストギヤにより位置
が規制されるヘッド基板と、このヘッド基板上に摺動自
在に設けられ上記ソレノイドで作動させられる選択板
と、この選択板と上記アシストギヤとで噛合制御され巻
戻しモードで供給側リール台に、早送りモードで巻取り
側リール台に駆動力を伝える駆動ギヤとを備え、上記ト
リガーアームと上記第1の規制部とが係合しているとき
はヘッド基板が停止位置にあり、上記トリガーアームと
上記第1の規制部との係止解除を上記ソレノイドで行い
その後トリガーアームと第3の規制部とが係合している
ときヘッド基板は記録再生位置にあり、その後上記トリ
ガーアームと上記第2の規制部とを係合させた早送りモ
ードでヘッド基板が停止位置と記録再生位置との中間位
置にあるように構成したことを特徴とする。
(作用) ソレノイドの作動時間が選択的に切り換えられると、ト
リガーアームを介してソレノイドの作動時間に応じてア
シストギヤの回動位置が制御される。このアシストギヤ
の回動位置に応じてヘッド基板の位置が停止位置と記録
再生位置とこれらの中間位置に規制され、モード切り換
えが行われる。
(実施例) 第1図乃至第4図において、テープレコーダの基板1に
下方に打ち出して形成された一対の舌状の部5、6には
それぞれリール軸2、3が固植されており、これら各リ
ール軸2、3にはテープ供給側リール台41とテープ巻取
り側リール台42が回転可能に挿通されている。リール台
41にはギヤ44が一体に形成され、リール台42には大径ギ
ヤ43がフリクション機構を介して回転自在に設けられ、
その下に小径ギヤ45がリール台42と一体に形成され
ている。ギヤ45には基板1に回転可能に支持されたギ
ヤ4が常時かみ合っている。基板1にはキャプスタン軸
32を一体に有するフライホイル30が回転自在に支持され
キャプスタン軸32は基板1を貫いて基板1の上側に突出
している。フライホイル30は周溝31を有し、周溝31に掛
けられたベルト35を介して図示されない駆動モータで回
転駆動されるようになっている。フライホイル30は小径
ギヤ33とプーリ36を一体に有し、プーリ36にはリール台
駆動用ベルト34が掛けられている。
基板1の下側には駆動アーム20が軸7によって基板1と
平行な面内で回動可能に支持されている。駆動アーム20
の一腕25には軸23が下向きに固植されている。軸23には
駆動ギヤ24、摩擦材としてのフェルト26、プーリ27、コ
イルばね28、ストッパ29が順に挿通され、ばね28の弾力
に基づくギヤ24とプーリ27間の摩擦力によってプーリ27
の回転力がギヤ24に伝達されるようになっている。駆動
アーム20の他の腕の側部には斜めに突出したカム部21が
形成され、また、折曲立ち上がり部37が形成されてい
る。立ち上がり部37は基板1の窓孔から基板1上に露呈
すると共に後述のヘッド基板60の方に向って突出してい
る。駆動アーム20はさらに別の腕38を有し、腕38の先端
部には下向きの折曲部22が形成されている。
基板1の下面側には、フライホイル30と巻取り側リール
台42との間においベルクランク状のプレイアーム50が基
板1の面と平行な面内での回動可能に軸支されている。
プレイアーム50の一腕端部の上側には小径のプレイギヤ
51が回転可能に軸支されている。プレイギヤ51はリール
台42のギヤ43の側部に近接している。プレイアーム50の
一腕端部下側にはプレイギヤ51の軸と一体にプレイプー
リ52が設けられている。プレイアーム50の他腕端部上面
側には角柱状の突部53が一体に形成されている。突部53
は基板1に形成されて逃げ孔を貫くと共に、ヘッド基板
60に、キャプスタン軸32の逃げ孔と連続して形成された
溝孔62に嵌まっている。プレイアーム50は図において時
計方向に回動するとプレイギヤ51がリール台42のギヤ43
にかみ合うことができるが、第1図のようにプレイアー
ム50の突部53がヘッド基板60の溝孔62に嵌まっていると
きはプレイギヤ51はギヤ43から離間している。前記プー
リ27には前記ベルト34が掛けられ、ベルト34にはプーリ
27と前記フライホイル30のプーリ36との間において外側
からプレイプーリ52が押し当てられている。従って、前
記ベルト35を介してフライホイル30が回転駆動される
と、プーリ36、ベルト34を介してプーリ27、プレイプー
リ52が回転駆動される。また、ベルト34の張力によりプ
レイプーリ52が押され、もってプレイアーム50が第2図
において時計方向に回動付勢されているが、通常は前述
のように突部53がヘッド基板60の溝孔62に嵌ることによ
って上記付勢力による回動が規制されている。
基板1の下面側にはアシストギヤ10が回転自在軸支され
ている。アシストギヤ10の側方に近接してフライホイル
30と一体のギヤ33が位置している。アシストギヤ10は第
3図に詳細に示されているように欠歯部13を有してい
る。アシストギヤ10の上面側は円板状に隆起した形に形
成されると共に、この円板状隆起部には外周カム部12と
内周カム部11が形成されている。外周カム部12は上記円
板状隆起部の外周9の一部が順次径を小さくするように
切除されてなる。外周カム12の側方には駆動アーム20の
折曲部22が位置している。内周カム部11は、遠心円弧部
から近心円弧部まで円滑に連続した部分と、残りの部分
に形成されかつ近心円弧部と遠心円弧部をつなぐ緩やか
な谷状の部分18と直線状の部分19とを有してなる。アシ
ストギヤ10の下面側には規制部としての三つの突部14、
15、16が形成されている。突部14、16は同一円周上にあ
り、突部15は突部14、16よりも内周寄りにある。突部14
は第1の規制部を、突部15は第2の規制部を、突部16は
第3の規制部をなす。アシストギヤ10は、後述のように
ギヤ33によって図において時計方向に回転駆動されるよ
うになっており、この回転方向に対し突部15の後端部17
は外径側から内径側に向かい斜めに形成されている。
基板1の下側にはプランジャ71を有するソレノイド70が
取付けられている。プランジャ71の先端近くには周溝72
が形成されている。周溝72にはベルクランク状のトリガ
ーアーム80の一腕端部に形成されたピン82が係合してい
る。ピン82の近くには同ピン82よりも長いピン84が一体
に形成され、ピン84は基板1の上面側に突出している。
トリガーアーム80の他腕端部にはピン81が一体に形成さ
れている。トリガーアーム80はばね83で時計方向に回動
付勢されているが、ピン84が基板1の逃げ孔の縁部48に
当たることにより上記付勢力による回動が規制されてい
る。トリガーアーム80は、ソレノイド70の励磁でプラン
ジャ71が吸引されると図において反時計方向に回動して
ピン81がアシストギヤ10の各突部14、16よりも内周側に
移動し、ソレノイド70が消磁されるとばね83の弾力によ
り図の時計方向に回動してそのピン81がアシストギヤ10
の突部14又は16の通路上に進出するようになっている。
ソレノイド70は動作モードに応じて作動時間が長時間作
動と短時間作動に選択的に切り換えられる。
基板1の上面側にはヘッド基板60が適宜の案内手段によ
り第1図において上下方向に摺動可能に設けられてい
る。ヘッド基板60の第1図において右端部にはピンチロ
ーラ軸63が固植されている。ピンチローラ軸63によって
付勢レバー65がヘッド基板60と平行な面内で回動可能に
軸支されると共にピンチローラ64が回転自在に軸支され
ている。付勢レバー65は自由端部にピン67を有すると共
にばね66によって第1図において反時計方向に回動付勢
され、上記ピン67がアシストギヤ10のカム部11に当接す
ることによって上記付勢力による回動が規制されるよう
になっている。付勢レバー65とヘッド基板60との間には
引っ張りばね68が掛けられ、付勢レバー65が移動させら
れるとヘッド基板60が付勢レバー65と暫定的に一体に移
動するようになっている。ヘッド基板60の前記キャプス
タン軸32に対する逃げ孔と溝孔62の境には段部61が形成
されている。ヘッド基板60には記録再生用ヘッド58及び
消去ヘッド59が適宜の手段によって取付けられている。
ヘッド基板60は前記駆動アーム20の方に向かう突出部69
を有し、同突出部69の先端部には折曲部73が形成されて
いる。折曲部73は基板1を下方に貫き、通常は駆動アー
ム20のカム部21に当接して駆動アーム20を中立位置まで
回動させている。ヘッド基板60上の第1図において左側
には選択板74が適宜の案内手段により左右方向に摺動可
能に取付けられている。選択板74はばね75により図の右
方に移動するように付勢され、突部76が前記トリガーア
ーム80のピン84に当接することにより上記付勢力による
移動が規制されている。上記突部76の左側縁部には段部
77が形成されている。選択板74が付勢力に抗し図の左方
に移動させられた状態でヘッド基板60と共に第1図の上
方に向かって移動させられるときは、上記段部77が基板
1に形成された突起47に当たることにより、選択板74及
びヘッド基板60の移動が途中で規制される。選択板74の
一端部には前記駆動アーム20の立ち上がり部37の方に向
かって延びた突部78が形成されている。突部78の先端部
は斜めに削られて斜面79となっている。突部78は通常は
その仮想延長線が駆動アーム20の立ち上がり部37よりも
第1図において右側にあるが、ソレノイド70の励磁によ
りトリガーアーム80のピン84を通じて図の左方に移動さ
せられると、上記突部78の斜面79が駆動アーム20の立ち
上がり部37と対向し、ヘッド基板60と共に選択板74が前
方(第1図において上方)に移動すると上記斜面79によ
って駆動アーム20の立ち上がり部37が図の右方に押され
るようになっている。
次に、上記実施例の動作を説明する。
初期位置 ヘッド基板60は、付勢レバー65がばね66によって回動付
勢されることにより付勢レバー65と一体的に第1図にお
いて下方に後退している。付勢レバー65のピン67は第2
図のようにシアストギヤ10のカム部11の大径部分と直線
部分19との間の角部にあってアシストギヤ10を所定の回
動位置に保持させ、フライホイル30のギヤ33をアシスト
ギヤ10の欠歯部13から僅かに離間させた位置に保持して
いる。ソレノイド70は消磁され、トリガーアーム80はば
ね83によりピン84が基板1の逃げ孔の縁部48に当接する
位置まで回動し、トリガーアーム80のピン81はアシスト
ギヤ10の突部14に当接している。ヘッド基板60の折曲部
73は駆動アーム20のカム部21に当接して駆動アーム20を
中立位置まで回動させ、駆動ギヤ24は供給側リール台41
のギヤ44にもギヤ4にもかみ合わない中立位置にあり、
駆動アーム20の折曲部22はアシストギヤ10のカム部12か
ら離間している。プレイアーム50はその突部53が基板1
の溝孔62に嵌り、プレイギヤ51は巻取り側リール台42の
ギヤ43から離間している。
記録再生 図示されない駆動モータを起動した状態又は起動と同時
にソレノイド70を短時間作動させる。ソレノイド70の作
動によりプランジャ71が吸引されピン82を介してトリガ
ーアーム80が付勢力に抗して反時計方向に回動し、ピン
81がアシストギヤ10の突部15の後端部17を押してアシス
トギヤ10を僅かに時計方向に回動させる。これによって
アシストギヤ10がギヤ33にかみ合い、ギヤ33によってア
シストギヤ10が時計方向に回転駆動される。ソレノイド
70は直ちに消磁され、トリガーアーム80は原位置に戻
り、ピン81はアシストギヤ10の突部16の通路上に戻る。
アシストギヤ10が回転するに従い付勢レバー65のピン67
が当接するアシストギヤ10のカム部11は大径円弧部から
小径円弧部に移行しピン67は第2図において上方に移動
させられる。ピンを有する付勢レバー65はばね68を介し
てヘッド基板60と暫定的に一体となっているため、ピン
67の上記移動に伴い付勢レバー65とヘッド基板60が一体
的に移動る。上記ソレノイド70の消磁によりトリガーア
ーム80及び選択板74も原位置に戻っているから、選択板
74がヘッド基板60と共に前進すると選択板74の突部78が
駆動アーム20の右側に進出する。一方、アシストギヤ10
の回転により駆動アーム20の折曲部22がアシストギヤ10
のカム部12形成部以外の円板状隆起部の同一半径の外周
9に摺接することによって駆動アーム20の時計方向への
回動を規制し、駆動アーム20はその駆動ギヤ24がギヤ44
にもギヤ4にもかみ合わない中立位置に保持される。ヘ
ッド基板60の移動によりプレイアーム50の突部53はヘッ
ド基板60の溝孔62から段部61に至り、プレイアーム50は
ベルト34の張力に基づく付勢力により時計方向に回動
し、プレイギヤ51がギヤ43にかみ合う。プレイギヤ51は
フライホイル30、プーリ36、ベルト34、プレイプーリ52
を介して既に回転駆動されており、プレイギヤ51によっ
てギヤ43及びリール台42が回転駆動され、テープが巻取
り側リールに巻取られる。これと同時に、ヘッド基板60
のピンチローラ軸63に軸支されたピンチローラ64が図示
されないテープをキャプスタン軸32に押しつけ、テープ
を定速で輸送すると共に、磁気ヘッド58、59がテープに
摺接して記録再生が開始される。
アシストギヤ10はその突部16がトリガーアーム80のピン
81によって係止されるまで回転する。突部16がピン81に
よって係止された状態ではアシストギヤ10の欠歯部13に
ギヤ33が位置してアシストギヤ10の回転駆動は行われな
い。また、このとき付勢レバー65のピン67はアシストギ
ヤ10のカム部11の谷状部分18に位置し、付勢レバー65は
最も前進した位置より僅かに後退する。しかし、ヘッド
基板60の前進量よりも付勢レバー65の前進量が多少多
く、ピンチローラ64はキャプスタン軸32に対し適当な圧
力で当接し、また、ヘッド基板60と付勢レバー65の前進
量の差はばね68によって吸収される。この記録再生態位
では、ばね66の蓄勢力に基づく付勢レバー65及びヘッド
基板60の復帰力により、ピン67がアシストギヤ10のカム
部11谷状部分18及び直線部分19を押してアシストギヤ10
を第2図において時計方向に回転させようとしている。
早送り 記録再生から早送りへ切り換えるには、記録再生状態に
おいて早送り動作を行わせようとする時間だけソレノイ
ド70を作動させる。ソレノイド70の作動でトリガーアー
ム80が反時計方向に回動しピン81が突部16の通路からア
シストギヤ10の中心方向に移動する。アシストギヤ10
は、ばね66の付勢力に基づきピン67がカム部11の谷状部
18及び直線部19を押すことにより時計方向に回動する。
しかし、トリガーアーム80のピン81が突部15を係止し、
アシストギヤ10の回転を阻止する。この間のアシストギ
ヤ10の回転に伴いヘッド基板60がある程度後退するが、
ヘッド基板60はピンチローラ64がキャプスタン軸32から
ある程度離間した中間位置にある。ギヤ33はまだアシス
トギヤ10にかみ合わない。駆動アーム20の折曲部22はア
シストギヤ10のカム部12と対向し、駆動アーム20は時計
方向に回動可能な状態になっている。そして、駆動アー
ム20はベルト34の張力に基づき時計方向に回動し、駆動
ギヤ24がギヤ4にかみ合う。ベルト34、プーリ27を介し
て駆動されている駆動ギヤ24の回転力がギヤ4、ギヤ45
を介してリール台42に伝達され、リール台42が高速で回
転駆動されてテープの早送りが行なわれる。
テープの早送りと同時に磁気ヘッド58で検出される信号
を再生することによりキューモードとすることができ
る。
巻戻し 巻戻しモードにするには、前記初期位置においてソレノ
イド70を長時間作動させる。ソレノイド70の長時間作動
によりトリガーアーム80が回動してそのピン81がアシス
トギヤ10の突部15の後端部17を押し、アシストギヤ10を
僅かに回転させてギヤ33とかみ合わせる。これにより前
述のようにアシストギヤ10がギヤ33により回転駆動さ
れ、ヘッド基板60が前進を開始する。ソレノイド70の連
続作動により選択板74はピン84を通じて左方に移動させ
られたままであり、選択板74の突部78の斜面79が駆動ア
ーム20の立ち上がり部37と対向する位置まで移動し、ヘ
ッド基板60と共に選択板74が移動すると、選択板74の斜
面79が駆動アーム20の折曲部73を押し駆動アーム20を反
時計方向に回動させ駆動ギヤ24をギヤ44にかみ合わせ
る。駆動ギヤ24、ギヤ44を通じて供給側リール台41が高
速で回転駆動され、テープを高速で供給側リールに巻戻
す。ヘッド基板60の前進途中で、選択板74の段部77が突
起47に当たりヘッド基板60は記録再生位置の手前の中間
位置で前進を阻止され、巻戻しモードになる前に記録再
生位置に至るという不自然を防止する。アシストギヤ10
はその突部15がトリガーアーム80のピン81によって係止
されて回転が停止し、ギヤ33はアシストギヤ10欠歯部13
と対向し、ギヤ33がアシストギヤ10にかみ合うことはな
い。
なお、上記巻戻しモードにおいてヘッド58で検出される
信号を再生すれば、レビューモードとすることができ
る。
停止 早送りモード又は巻戻しモードから停止モードに切り換
えるには、ソレノイド70の連続した長時間作動を停止さ
せればよい。早送り又は巻戻しモードでは、付勢レバー
65のピン67がアシストギヤ10のカム部11の直線部分19に
あり、かつ、付勢レバー65のピン67はばね66の付勢力に
より後退方向に付勢されているから、この付勢力により
アシストギヤ10は時計方向に回動する向きに付勢されて
いる。従って、この状態においてソレノイド70が不作動
になってトリガーアーム80のピン81がアシストギヤ10の
突部15から逃げると、アシストギヤ10は時計方向に回転
し、アシストギヤ10及び各構成部材は第2図に示されて
いるような初期位置に至り、早送り又は巻戻し動作が停
止する。
また、記録再生モードから停止位置にするには、モータ
を停止させた後ソレノイド70に短時間通電すればよく、
そうすることによりテープは走行しないで、停止状態と
なる。
(効果) 本発明によれば、一つのソレノイドの作動時間を長時間
作動と短時間作動に選択的に切り換え、上記ソレノイド
によってトリガーアームを作動させ、このトリガーアー
ムをアシストギヤの第1、第2、第3の規制部にサイク
リックに係合させてアシストギヤの回転位置を制御し、
アシストギヤの回転位置によってヘッド基板の位置を停
止モードと記録再生モードに対応した位置に制御すると
共に、アシストギヤの一つの回転位置においてソレノイ
ドを長時間作動させた場合とアシストギヤの他の回転位
置においてソレノイドを長時間作動させた場合とで駆動
アームの移動の向きを異ならせることにより、駆動ギヤ
の回転力を巻取り側リール台又は供給側リール台に選択
的に伝達するようにし、これによって早送りモード又は
巻戻しモードに切り換えるようにしたから、動作モード
の切り換えを一つのソレノイドの電磁力で行うことが可
能であり、よって、従来の電磁力によりモード切り換え
を行うようにしたテープレコーダに比べて軽量化、小型
化及びコストの低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す平面図、第2図は同上実
施例の基板の下側の構成を示す平面図、第3図は上記実
施例中のアシストギヤの構成を示す平面図、第4図は上
記実施例の分解斜面図である。 10……アシストギヤ、13……欠歯部、14、15、16……規
制部としての突部、60……ヘッド基板、70……ソレノイ
ド、80……トリガーアーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動時間が長時間作動と短時間作動に選択
    的に切り換えられる一つのソレノイドと、 このソレノイドにより作動させられるトリガーアーム
    と、 欠歯部と第1、第2、第3の規制部と第1カム、第2カ
    ムを有し上記トリガーアームと上記第1、第2、第3の
    規制部とのサイクリックな係合で回動規制されるアシス
    トギヤと、 このアシストギヤの第1カムにより位置が規制されるヘ
    ッド基板と、 このヘッド基板上に摺動自在に設けられ上記ソレノイド
    で作動させられる選択部材と、 この選択部材と上記アシストギヤの第2カムとに当接し
    て揺動され巻戻しモードで供給側リール台に、早送りモ
    ードで巻取り側リール台に駆動力を伝えるように制御さ
    れる駆動ギヤを支承した駆動アームとを備え、 上記トリガーアームと上記第1の規制部とが係合してい
    るときはヘッド基板が停止モード位置をとり、 上記ソレノイドの短時間作動で上記トリガーアームと上
    記第1の規制部との係止解除後上記トリガーアームと上
    記第3の規制部との係合でヘッド基板が記録再生モード
    位置をとり、 記録再生モードから上記ソレノイドを長時間作動させて
    上記トリガーアームと上記第2の規制部とを係合させる
    ことにより上記第2カムが駆動ギヤをその回転力を巻取
    り側リール台に伝達する位置に制御すると共にヘッド基
    板が停止位置と記録再生位置の中間位置の早送りモード
    位置をとり、 停止モードから上記ソレノイドを長時間作動させて上記
    トリガーアームと上記第1の規制部との係合解除を行う
    と共に上記トリガーアームと上記第2の規制部とを係合
    させることにより上記選択部材が駆動ギヤをその回転力
    を供給側リール台に伝達する位置に制御すると共にヘッ
    ド基板が停止位置と記録再生位置の中間位置の巻戻しモ
    ード位置をとることを特徴とするテープレコーダ。
JP59255209A 1984-12-03 1984-12-03 テ−プレコ−ダ Expired - Lifetime JPH0610893B2 (ja)

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