JPH0418096Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は直線状の２位置をとりうる制御レバー
により早送り、巻戻し、自動選曲の高速駆動モー
ドを実行する磁気録音再生装置に関する。

(ロ) 従来技術 従来より早送り、巻戻し、自動選曲の高速駆動
モードを実行する磁気録音再生装置が知られてい
るが、早送りあるいは巻戻しなどではキヤプスタ
ンとピンチローラとの圧着を解除し、以つて早送
りアイドラ等の駆動伝達手段により第１、第２の
リールギアを高速で駆動するものである。

しかして自動選曲は磁気録音再生装置の駆動機
構を早送りあるいは巻戻し状態に切換えると共に
磁気ヘツドが磁気テープに僅かに接触する位置迄
ヘツド基板を後退させ、磁気ヘツドからの信号に
より無録音部分に検出する検出回路による無録音
部分の検出で、早送りあるいは巻戻し状態を解除
し直ちに再生状態に復帰する方式が一般的であ
る。

しかしながら斯様な早送りあるいは巻戻し、自
動選曲等の高速駆動モードを電磁的手段（例えば
ソレノイド）で構成しようとすれば、ヘツド基板
を非演奏位置と演奏位置と磁気ヘツドが磁気テー
プに僅かに接触する位置迄ヘツド基板を後退させ
た位置の３つの位置をとり得るよう制御しなけれ
ばならない。

そのため早送り、巻戻し状態にするための電磁
手段と、自動選曲を行うための電磁手段とを設け
る必要があり、構成の簡略化が望まれている。

(ハ) 考案の目的 そこで本考案は上述の点に鑑みて成されたもの
で、必要最小限の電磁的手段で高速駆動モードを
実現するものである。

(ニ) 考案の構成 本考案はヘツド基板を演奏位置と非演奏位置に
移動する第１の電磁手段と、前記ヘツド基板に枢
支され演奏位置への移動によりピンチローラをキ
ヤプスタンに選択的に圧接するピンチローラ選択
部材と、直線状の２位置を移動し、該２位置への
移動により第１、第２のリールギアに選択的に駆
動力を伝達する制御部材と、この制御部材を直線
状の２位置に移動させる第２の電磁手段と、早送
りあるいは巻戻し等の高速駆動モードで前記第１
の電磁手段を解除し、以つて前記ヘツド基板を非
演奏位置と演奏位置の間に保持する第３の電磁手
段とより構成したものである。

(ホ) 実施例 第１図は本考案の磁気録音再生装置の非演奏状
態を示す平面図で、１は磁気ヘツド載置台２に位
置決めされた磁気ヘツド３を載置し、第１のシヤ
ーシ軸４を第１の長孔５に収納し、上下方向に摺
動可能に装着されたヘツド基板で、シヤーシ６に
一端が係止されたスプリング７，７により上方向
に附勢位置されている。

そして、８はヘツド基板１上に植ピン９にて回
動可能に装着されたピンチローラ選択部材で、一
端に突軸１０を有し植ピン９に巻装された発条１
１が第１、第２のピンチローラ１２，１３を支持
している回動腕１４，１５に係合しており、突軸
１０の後述する第１、第２の位置決め孔イ，ロへ
の嵌入で、選択的にピンチローラ１２，１３を第
１、第２のキヤプスタン１６，１７に圧接する。

そして、１８はヘツド基板１に設けられた第２
の長孔で、プレイスイツチの投入で吸着動作する
第１のソレノイドPAの吸着動作に伴い、第１の
鉄芯１９を吸着することにより、第２の長孔１８
に突ピン２０の挿通された第１の回転板２１を反
時計方向に回転させ、ヘツド基板１を下方向に移
動し演奏位置に持ち来たしロツクする。

次に２２及び２３は第１及び第２のリールギア
で、後述する反転装置により駆動力を選択的に附
与され巻取リールギアあるいは供給リールギアと
なる。

２４は前述した反転装置で、反転信号により直
線状に２位置をとる第２の鉄芯２５を有した第２
のソレノイドPBと、この第２のソレノイドPBの
第２の鉄芯２５に貫通された軸ピン２６により一
端が連結されると共に他端がシヤーシバネ２７に
て時計方向に常時回動附勢され第２のソレノイド
PBの消磁時には後述する制御レバー３１を右方
向に附勢位置するく字状の第２の回転板２８と、
この第２の回転板２８の他端に植設した突ピン２
９が挿入される長溝３０を有し、第２の回転板２
８の回転運動により左右方向の２位置をとる制御
レバー３１と、この制御レバー３１の左右方向の
２位置への移動でヘツド基板１が演奏位置にある
とき第１及び第２のピンチローラ１２，１３を第
１及び第２のキヤプスタン１６，１７に選択的に
圧接するピンチローラ選択部材８とよりなる。

次に＜第２図を参照して＞制御レバー３１に
は、中央部に逆三角形状ロの透孔３２が設けら
れ、シヤーシ６に設けた三角形状〓の透溝３３に
重なるよう構成されている。

シヤーシ６に設けた三角形状〓の透溝３３には
第２図に示すように第１及び第２の位置決め孔
イ，ロが底辺に設けた突部ハにより分離されてお
り、この第１及び第２の位置決め孔イ，ロに制御
レバー３１の逆三角形状ロの頂部３２０が重なる
よう制御レバー３１は２位置をとり得る。そし
て、シヤーシ６に設けた三角形状〓の透溝３３の
頂部３３０は制御レバー３１に設けた逆三角形状
ロの透孔３２の左角３２１及び右角３２２が、制
御レバー３１の右方向への移動で、そして左方向
への移動で重くなるよう構成されている。

次に＜第３図を参照＞して、ヘツド基板１に植
設された植ピン９に回動自在に装着されたピンチ
ローラ選択部材８の突軸１０はヘツド基板１に設
けた四角形状の通孔３４と、制御レバー３１の逆
三角形状ロの透孔３２と、シヤーシ６に設けた三
角形状の透溝３３を通過する。そして突軸１０が
三角形状の透溝３３の第１、第２の位置決め孔
イ，ロへの選択的嵌入で、第１の位置決め孔イに
嵌入されるときは反時計方向に回転し、第１のピ
ンチローラ１２を選択して植ピン９に巻装された
発条１１の一端により第１のキヤプスタン１６に
圧接する力を得ると共に発条１１の他端により第
２のピンチローラ１３を第２のキヤプスタン１７
より離間させたり、第２の位置決め孔ロに嵌入さ
れるときは時計方向に回転し第２のピンチローラ
１３を選択して第２のキヤプスタン１７に圧接す
る力を得ると共に第１のピンチローラ１２を第１
のキヤプスタン１６より離間させるよう構成され
ている。

次に３５及び３６は第１及び第２のキヤプスタ
ン１６，１７と同軸に形成された第１、第２のフ
ライホイールギアで、モーター３７により図示し
ないゴムベルトを介して互いに逆方向に（反時計
方向と時計方向に）回転され、第１、第２のキヤ
プスタン１６，１７に回動自在に装着された第１
及び第２のブラケツト３８，３９の他端に軸支さ
れた第１、第２のプレイギア４０，４１に回転力
を附与している。そして、第１及び第２のブラケ
ツト３８，３９はシヤーシ６に架設されたシヤー
シばね４２，４３によりそれぞれ反時計方向及び
時計方向に回転力を附与されている。

そして、第１及び第２のプレイギア４０，４１
の軸ピン４４，４５のうち軸ピン４４はシヤーシ
６を通過し、軸ピン４５はシヤーシ６と制御レバ
ー３１に設けた四角形の長溝４６を通過し、且つ
制御レバー３１の左右方向の移動により第１のブ
ラケツト３８及び第２のブラケツト３９の軸ピン
４４及び４５に左端３１０と四角形の長溝４６が
当接することにより選択的に第１及び第２のリー
ルギア２２，２３に第１及び第２のプレイギア４
０，４１が圧接されるよう構成されている。しか
し、第１のブラケツト３８はく字状の第３の回転
板４７の一端が非演奏位置ではヘツド基板１の段
部１００に係合していることにより時計方向への
回転を阻止されている。

次にPCは自動選曲操作で吸着動作する第３の
ソレノイドPCで、第２のシヤーシ軸４８に回転
可能に装着されたフラツパー４９付の回転レバー
５０を自動選曲操作で吸着してロツクし、無録音
部分の検出でソレノイドPCの吸着を解除する。

そして、回転レバー５０のフラツパー４９を有
していない他端は折曲され、ヘツド基板１の第３
の長孔５１に挿入されている。ヘツド基板１の第
３の長孔５１の位置は第３のソレノイドPCが励
磁され回転レバー５０を固定した位置で、ピンチ
ローラ選択部材８が第１、第２のピンチローラ１
２，１３を第１、第２のキヤプスタン１６，１７
より離間するよう構成されている。

第４図は第５図乃至第８図の第１、第２、第３
のソレノイドPA，PB，PCの駆動電圧波形を実
行する回路図である。第５図は磁気録音再生装置
のフオワード方向（磁気テープが左方向に巻取ら
れる場合）時の自動選曲で早送りの場のタイミン
グチヤート、第６図はフオワード方向時の自動選
曲で巻戻しの場合のタイミングチヤート、第７図
はフオワード方向時の早送りの場合のタイミング
チヤート、第８図はフオワード方向時の巻戻しの
場合のタイミングチヤート図である。

斯る構成よりなる本考案の動作につき説明を行
う。

まず、第１図の非演奏状態からフオワード方向
の自動選曲で早送り方向の選曲を行うときを説明
する。

今、ピンチローラ選択部材８の突軸１０はヘツ
ド基板１の四角形状の通孔３４と、シヤーシ６に
設けた三角形状の透溝３３の頂部３３０と、逆三
角形状ロの透孔３２の左角３２１が重なつている
ことにより中立位置にある。

斯る状態より第５図に示す動作タイミングでソ
レノイドPA，PB，PCが駆動されると、まずフ
オワード方向のプレイ操作により第１のソレノイ
ドPAが励磁されヘツド基板１を第１のく字状の
回転板２１の反時計方向の回転により演奏位置に
持ち来たす。このヘツド基板１の演奏位置への移
動に伴い、ピンチローラ選択部材８の突軸１０が
右方向に附勢されている制御レバー３１に設けら
れた逆三角形状ロの透孔３２の左端に沿つて第１
の位置決め孔イに嵌入される。

そこでピンチローラ選択部材８が植ピン９を枢
軸として反時計方向に回転するため、発条１１が
第１のピンチローラ１２を第１のキヤプスタン１
６に圧接する。また、ヘツド基板１の下方向への
移動により第３の回転板４７とヘツド基板１の段
部１００との係合が解除されるため第１のブラケ
ツト３８がシヤーシばね４２により反時計方向に
回転され、第１のプレイギア４０が第１のリール
ギア２２に圧接され巻取リールとする（第７図）。

斯る状態よりフオワード方向の自動選曲が行な
われると、第２のソレノイドPBに印加される電
圧は逆転しないけれども、まず、第３のソレノイ
ドPCに電圧が印加される。

そこで、ヘツド基板１の下方向への移動で、第
３の長孔５１により時計方向に回転され、フラツ
パー４９が第３のソレノイドPCに当接する位置
に持ち来たされていた回転レバー５０がロツクさ
れる。続いて第１のソレノイドPAへの印加電圧
が零となりヘツド基板１がスプリング７，７によ
り上方向に附勢される。しかし、第３のソレノイ
ドPCが励磁されているためヘツド基板１は第３
の長孔５１の演奏位置での距離ｄだけ上昇する
（第８図参照）。

斯るヘツド基板１の上昇により突軸１０が制御
レバー３１の逆三角形状ロの透孔３２の左端３２
３に沿つて上昇する。

そこで植ピン９に巻装された発条１１は第１の
ピンチローラ１２を、第１のキヤプスタン１６に
附勢する力はほんのわずかとなり、第１のピンチ
ローラ１２は第１のキヤプスタン１６より離間し
ている。

ところが第１のブラケツト３８は制御レバー３
１が移動されておらず反時計方向に第１のキヤプ
スタン１６を支点として回転しているため第１の
リールギア２２に圧接され噛合された状態にあ
る。

そこで、モーター３７の電圧を上げてやればフ
ライホイールギア３５，３６が高速で回転し、早
送り状態となる。そして無録音の検出で、第３の
ソレノイドPCを消磁すると同時に第１のソレノ
イドPAを励磁すればヘツド基板１は下方向に移
動され、ピンチローラ選択部材８の突軸１０は制
御レバー３１の透孔３２の左端３２３に沿つて第
１の位置決め孔イに嵌入される。

したがつて再びフオワード方向のプレイ状態が
再開される。

また、巻戻し方向の自動選曲動作も同様に行わ
れるが、それは第６図のソレノイドPA，PB，
PCの動作波形に従う。

今、磁気録音再生装置の駆動機構が第７図に示
すフオワード方向のプレイ状態にあるとき、巻戻
し方向の自動選曲が行なわれると、まず、第３の
ソレノイドPCが励磁される。そこで回転レバー
５０が吸着される。続いて第１のソレノイドPA
が消磁されスプリング７，７により上方向にヘツ
ド基板１が上昇されるけれども第３のソレノイド
PCにより第８図に示すようにピンチローラ選択
部材８の突軸１０がシヤーシ６の三角形条〓の透
溝３３の突部ハより上位置に位置し、第１のピン
チローラ１２と第１のキヤプスタン１６は圧接が
解除されている。

さらに、第２のソレノイドPBが励磁され第２
の鉄芯２５を吸着し、第２のく字状の回転板２８
を反時計方向に回転し、制御レバー３１を左方向
に移動位置させる。

そこで、制御レバー３１の四角形の長溝４６が
第２のブラケツト３９の軸ピン４５より離間し、
且つ左端３１０が第１のブラケツト３８の軸ピン
４４がシヤーシばね４２の反時計方向の回転力に
抗して時計方向に回転され、第１のリールギア２
２から第１のプレイギア４０が解除される。そし
て、第２のリールギア２３に第１のプレイギア４
１が圧接される。

そして、ピンチローラ選択部材８の突軸１０が
第９図に示すようにｂからｃの位置へ移動する。

斯る状態では植ピン９に巻装された発条１１は
第２のピンチローラ１３を第２のキヤプスタン１
７に圧接する力は生じていない。そこで、モータ
ー３７の電圧を定常プレイ時の電圧より高くして
やればフライホイールギア３５，３６が高速で回
転され第２のリールギア２３が時計方向に高速で
回転され、巻戻し状態となる。

そして次に図示しない無録音検出回路が作動す
ると、第２のソレノイドPBがまず消磁され制御
レバー３１がシヤーシバネ２７によりく字状の第
２の回転板２８が時計方向に回転されることによ
り逆三角形状ロの透孔３２が突軸１０を図のｃの
位置からｂの位置へ移動させる。

そこで、今度は第１のリールギア２２に第１の
プレイギア４０が圧接され噛合し、第２のリール
ギア２３が第２のプレイギア４１より離間する。

斯るリールギアの選択が行なわれた後、第３の
ソレノイドPCが消磁されるのと同時に第１のソ
レノイドPAが励磁される。そこで突軸１０が第
９図に示すｂ位置よりａ位置に移動されるべくヘ
ツド基板１が演奏位置へ移動される。斯る突軸１
０のシヤーシ６の三角形状〓の透溝３３の第１の
位置決め孔イへの嵌入で、ピンチローラ選択部材
８の植ピン９に巻装された発状１１により第１の
ピンチローラ１２が第１のキヤプスタン１６に圧
着される。そこで、再びフオワード方向のプレイ
状態になる。

尚、本考案では磁気録音再生装置がフオワード
方向に駆動されているときの自動選曲動作を説明
したが、リバース方向（右方向に磁気テープが巻
取られる場合）の自動選曲についても同様に容易
に早送り、巻戻しの自動選曲が行なわれることは
当然である。

次に第７図を参照して、フオワード方向時の早
送りFFを説明すると、第９図に示すフオワード
方向時のプレイ状態より早送りFFスイツチが操
作されると、まず第３のソレノイドPCが励磁さ
れ、回転レバー５０が吸着される。ついで、第１
のソレノイドPAが消磁されるので、ヘツド基板
１は距離ｄだけ上昇しロツクされる。そこで、第
１のプレイギア４０が第１のリールギア２２に圧
接噛合され、モーターの駆動電圧を上昇すれば第
１のリールギア２２が高速で駆動される。尚、磁
気ヘツド３が磁気テープに接触しているので、磁
気ヘツド３からの出力は回路的にミユーテイング
すればよい。

次に第８図を参照して、フオワード方向時の巻
戻しREWを説明すると、巻戻しREWスイツチの
操作でまず第３のソレノイドPCが励磁され、回
転レバー５０が吸着される。ついで第１のソレノ
イドPAが消磁されるのでヘツド基板１が距離ｄ
だけ上昇しロツクされる。そこで第１のプレイギ
ア４０が第１のリールギア２２に噛合する。そし
て、次に第２のソレノイドPBが励磁され制御レ
バー３１が左方向に移動される。

そこで逆三角形状ロの透孔３２により突軸１０
が第１１図に示すｂ位置からｃ位置へ移動する。
また、制御レバー３１の四角形の長溝４６が第２
のブラケツト３９の軸ピン４５より離間し、制御
レバー３１の左端が第１のブラケツト３８を左方
向に押圧することにより第２のプレイギア４１が
第２のリールギア２３に噛合する。そこでモータ
ー３７に通常のプレイ状態より高い電圧を印加し
てやれば第２のプレイギア４１が高速で駆動され
巻戻し状態となる。

尚、本考案ではフオワード方向時の自動選曲及
び早送り、巻戻しを説明したが、リバース方向
（右方向に磁気テープが巻取られる場合）時の自
動選曲及び早送り、巻戻しも同様に行なわれるこ
とは容易にわかる。

(ヘ) 考案の効果 以上、本考案の磁気録音再生装置によれば、直
線状の２位置をとりうる制御レバーにより早送
り、巻戻し、自動選曲の高速駆動モードを容易に
実現でき、しかも電磁的にロツクする方式の磁気
録音再生装置に於いて、電磁的にロツクされる部
材（ヘツド基板１）を高速駆動時にわずかの摺動
ストローク（距離ｄ）で実現したもので、吸着す
るタイプの磁気録音再生装置に於いて、摺動スト
ロークが長いために生じる機構的遅延が生じず極
めて実用の効果大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の磁気録音再生装置の非演奏状
態を示す平面図、第２図は本考案のシヤーシの透
溝と制御レバーの透孔との位置関係を説明する
図、第３図は本考案のピンチローラ選択部材の突
軸とヘツド基板の通孔と制御レバーの透孔とシヤ
ーシの透溝との位置関係を示す斜視図、第４図は
フオワード方向の自動選曲の早送り時のソレノイ
ドの動作波形を示すタイミングチヤート図、第５
図はフオワード方向の自動選曲の巻戻し時のソレ
ノイドの動作波形を示すタイミングチヤート図、
第６図は第４図及び第５図のタイミングチヤート
を実行する回路図、第７図はフオワード方向時の
早送り制御を示すソレノイドPA，PB，PCの駆
動電圧のタイミングチヤート図、第８図はフオワ
ード方向時の巻戻し制御を示すソレノイドPA，
PB，PCの駆動電圧のタイミングチヤート図、第
９図は本考案のフオワード方向の自動選曲の早送
り時の磁気録音再生装置の平面図、第１０図はフ
オワード方向の自動選曲の巻戻し時の磁気録音再
生装置の平面図、第１１図はピンチローラ選択部
材の突軸とシヤーシに設けた透溝との位置関係を
説明する図である。 １……ヘツド基板、６……シヤーシ、７，７…
…スプリング、８……ピンチローラ選択部材、１
０……突軸、１１……発条、１２，１３……第
１、第２のピンチローラ、２２，２３……第１、
第２のリールギア、３１……制御レバー、３２…
…逆三角形状ロの透孔、３３……三角形状〓の透
溝、４０，４１……第１、第２のプレイギア、４
４，４５……軸ピン、５０……回転レバー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ヘツド基板を演奏位置と非演奏位置に移動する
   第１の電磁手段と、前記ヘツド基板に枢支され演
   奏位置への移動によりピンチローラをキヤプスタ
   ンに選択的に圧接するピンチローラ選択部材と、
   直線状の２位置を移動し、該２位置への移動によ
   り第１、第２のリールギアに選択的に駆動力を伝
   達する制御部材と、この制御部材を直線状の２位
   置に移動させる第２の電磁手段と、早送りあるい
   は巻戻し等の高速駆動モードで前記第１の電磁手
   段を解除し、以つて前記ヘツド基板を非演奏位置
   と演奏位置の間に保持する第３の電磁手段とより
   構成し、高速駆動モードを実行することを特徴と
   する磁気録音再生装置。