JPS6026739B2 - トラツク用シ−トカバ−収納装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特に車中を越える中のシートカバーを容易に収
納するための装置に関するものである。

従来、トラックの荷台に対するシートカバーのシート掛
け及び取外し収納は、一般的に、運転者或助手がシート
カバーを荷台の上で広げて掛け、又、折畳んで荷台の上
或は運転席屋根のルーフキャリャ上に搭載している。し
かし、この作業は広げたときのシートカバーの向きが荷
台を覆うに必要な向きと一致しないことや、雨に濡れた
シートカバーの折畳みには相当の労力を要することもあ
って、この改善が望まれている反面、シートカバーが荷
台面積より左右方向に広く、例えｏ−ラで巻取っても、
荷台中を越えるシートカバー左右部分の処理が難しく、
この左右部分をローラの中に折畳んで巻取ろうとしても
、シートカバーの全長が長いこともあって巻取るに従っ
て折畳んだ部分が開いてしまい、実質的に巻取れないと
云う欠点があった。

その結果、シートカバーは簡易で便利な反面、シート掛
けと収納作業が煩しく、その上、作業に相当の労力と時
間を要するため、結局、この対策としては、自動若しく
は手動による伸縮自在或は荷物積降し部開閉自在の幌が
開発されているが、この場合、少ない荷物でも大きな幌
をかぶせなければならない上、幌の大きさを越える荷物
が積めない他、装置が大形で高価になると云う欠点があ
つた。

本発明の目的は構造簡単にして小形で場所をとらず、し
かも、操作が容易で荷台に対するシート掛けと収納作業
を極めて容易に行うことができるトラック用シートカバ
ー収納装置を提供することによって、前記従釆の欠点を
除去することにある。

次に、本発明の一実施例の構成を図面によって説明する
。

トラックーの荷台２前部に形成されたブラケット３に対
して、車中方向を藤心方向とする巻取りローラ４がハン
ドル５を介しての手動による回転可能に取付けられ、同
ローラ４の全長はほゞ車中のＷＩで、同ローラ４の有効
巻取り中、この場合、巻取り径部分の中Ｗ２の両側には
段付ローフ６の逃がし中Ｗ３が形成されている。

巻取りローラ４には車中ＷＩ以上のトラック荷台用シー
トカバー７がその一端をローラ中ＷＩに切込んだ状態で
取付けられ、巻取りローラ４の上方には、巻取り中のシ
ートカバー７を押えるための全長ＷＩの押えローラ８が
プラケツト３左右の長孔９を介して上下動可能かつシー
トカバー７を介して巻取りローラ４ととも回り可能に取
付けられている。

次に、本実施例の作用について説明する。

このように構成されたシートカバー収納装置１０におい
て、シートカバー７は巻取りローラ４から引き出されか
つ荷台２のＷＩを越える左右折畳部分１１を広げた状態
でトラック１の荷台２にシート掛けされている（第２図
参照）。

この状態でシートカバー７を巻取る場合、トラックー側
とシートカバー７側図示省略フックを介してのひも掛け
が取外されたシートカバー７を第２図１点鎖線の位置で
折畳んで巻取りローラ４の中ＷＩにするとともに、この
状態でハンドル５を巻取り方向に回すと、シートカバー
７は押えローラ８で押えられながら巻取り径に従って巻
取りロ−ラ４に巻取られるが、この巻取りの際、折畳ん
だシートカバー７の左右両端部が巻取り径に沿わずに、
実感として多角形状のゴワゴワになるが、このゴワコ・
１ヮ部分は段付ローラ６の逃がし中Ｗ３に形成された空
間部１２にはみ出すため、シートカバー７の中央部分は
巻取りローラ４の有効巻取り中Ｗ２に整然と巻取られ、
結果としてシートカバー７全体は巻取りローラ４に整然
と巻取られる。

又、一旦巻取ったシートカバー７を引き出す場合は、シ
ートカバー７の巻終り部分を持って引っぱることによっ
て容易に荷台２上に引き出してシート掛けを行うことが
でき、又、荷台２全長の途中までシ−ト掛けをしたい場
合には、シートカバー７の引き出しを途中で停止させ、
引き出した部分でシ−ト掛けを行うことができ、第３図
のようにシートカバー７の折畳部分１１に任意の間隔で
切込み１３を入れとくことによって、荷台２途中までの
シート掛けを一層容易にすることができ、又、この場合
、巻取りローラ４の回転をシートカバー７引き出し位置
で確実に停止させるためのブレーキ或はクラッチを装備
させることもでき、又、ハンドル５は巻取り時以外は取
外し可能或は折曲げて車中内に収納可能にすることもで
き、又、巻取りローラ４を第４図のように曲線状に形成
することによって巻取り時にシートカバ−７の中心が常
に〇ーラ中央に来るようにすることもでき、又、押え。

−ラ８の中を巻取りローラ４の有効巻取り中或はそれ以
下にすることによって巻取り力を軽減して巻取りを楽に
することができる。次に、本発明の効果について説明す
る。トラックの前部に対して、車中方向を鞠心方向とし
かつ有効巻取り中が少なくとも車中より短い巻取りロー
ラを外力、例えばハンドル５による回転可能に設け、同
巻取りローラに対して、車中を越える中のトラック荷台
用シートカバーをその左右を少なくとも巻取りローラの
有効巻取り中を越える中に折畳んだ状態で巻取り可能に
取付けたトラック用シートカバー収納装置にある。

これによって、本発明は車中を越えるシートカバーの巻
取りを容易にして、トラック荷台に対するシート掛けと
シートカバーの取外し収納作業を容易にすることができ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図はその要部
展開図、第３図と第４図は本発明の他の実施例の説明図
である。 １・・・・・・トラック、２・・・・・・荷台、４・・
・・・・巻取りローラ、５……ハンドル、７……シート
カバー。 簾ヱ図第２図 第４図 第３函

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ トラツクの前部に対して、車巾方向を軸心方向とし
   かつ有効巻取り巾が少なくとも車巾より短い巻取りロー
   ラを外力による回転可能に設け、同巻取りローラに対し
   て、車巾を越える巾のトラツク荷台用シートカバーをそ
   の左右を少なくとも巻取りローラの有効巻取り巾を越え
   る巾に折畳んだ状態で巻取り可能に取付けることを特徴
   とするトラツク用シートカバー収納装置。