JPS60260607A - ゴム変性熱可塑性樹脂の製造方法 - Google Patents

ゴム変性熱可塑性樹脂の製造方法

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JPS60260607A
JPS60260607A JP11584584A JP11584584A JPS60260607A JP S60260607 A JPS60260607 A JP S60260607A JP 11584584 A JP11584584 A JP 11584584A JP 11584584 A JP11584584 A JP 11584584A JP S60260607 A JPS60260607 A JP S60260607A
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vinyl cyanide
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Akihito Tohara
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、優れた着色性と良好な機械的性質を有するゴ
ム変性熱可塑性樹脂の製造方法に関するものである。
ゴム変性熱可塑性樹脂、例えばゴム変性ポリスチレン−
アクリロニトリル共重合体(俗に八B34A(脂と呼称
されている)を製造するにあたり、連続溶液重合(溶剤
塊状重合)は、水を媒体とする乳化重合や塊状−懸濁重
合に比して、水質汚濁の問題がなく、一般に回分式であ
る乳化重合や塊状−懸濁重合より、品質の均一性、生産
性の点で有利であり、経済性が高い。しかし一方連続溶
液重合によるものは乳化重合や塊状−懸濁重合より、得
られたポリマーの着色性に劣る。最近は、着色の合理化
のために自然色のペレットを少ない染顔料添加量で調色
しうる優れた着色性と、製品を薄肉化するために、より
優れた衝撃強度と剛性を有するABS樹脂が市場から要
望されている。
〔従来の技術〕
従来、ゴム状物質を含むスチレン単量体溶液(シアン化
ビニル単量体を含む場合もある)を重合し、ゴム状物質
を粒子化し、安定な粒子径を保持するまで塊状重合を行
い、重合途中で懸濁重合に移行することは知られており
、重合開始前にポリスチレンを添加する方法(特公昭4
1−19352号公報、米国特許第3488743号明
細書など)、重合途中にポリスチレンを添加した後重合
を続けてゴム状物質を粒子化する方法(特公昭43−1
3983号公報、特公昭43−21746号公報等)、
ゴム状物質の一部を重合した後、ゴム状物質及び必要に
応じてスチレン系重合体を加えてゴム状物質を粒子化す
る方法(特公昭49−35074号公報〉がある。しか
し、これらの技術はいずれも懸濁重合工程を含んでいる
。また塊状−懸濁重合、塊状重合のいずれでもよい方法
として、重合開始前にポリスチレンを添加することが公
知である(米国特許第3144420号明細書等)。塊
状重合でも、ゴム状物質のスチレン溶液を重合し、ゴム
状物質を粒子化すること(米国特許第2694692号
明細書等〉また更に粒子化後に、 4別につくられたポ
リスチレン溶液とを混合し、更に無触媒で連続重合する
こと(米国特許第3676527 、 1を号明細書)
は、提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、前記連続塊状重合(溶剤塊状重合を含む
)の利点を生かし、かつ優れた着色性と機械的性質を有
するゴム変性熱可塑性樹脂の製造方法を鋭意検討した結
果、新規な製造方法として本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明は、(a)ゴム状物質3〜18重量%、芳
香族モノビニル単量体及びシアン化ビニル単量体の合計
量が57〜97重量%、溶剤0〜25重量%からなる溶
液を重合し、前記ゴム状物質が粒子化する重合転化率を
越えない範囲までに止めた第一の流れと、山)芳香族モ
ノビニル単量体及びシアン化ビニル単量体の合計量が7
5〜100重量%、溶剤O〜25重量%からなる溶液の
重合途中の第二の流れとを連続的に混合して、前記ゴム
状物質を粒子化した後、更に 重合を進行させることを
特徴とするゴム状物質2〜22重量%含有のゴム変性熱
可塑性樹脂の製造方法に関するものである。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、連続溶液重合により着色性、耐
衝撃性、剛性ともに優れたゴム変性熱可塑性樹脂を製造
することができる。一般に耐衝撃性と着色性、剛性とは
相反する性質であり、王者の性質が共に優れた樹脂を経
済性の高い連続溶液重合法により得ることができたこと
の価値は大である。
本発明におけるゴム状物質とは、炭素数4〜6の共役1
・3ジエン、例えば1.3−ブタジェン、イソプレンの
単独重合体及び共重合体又は1.3−ブタジェンと他の
共重合可能な化合物例えばスチレン、核アルキル置換ス
チレンのメチルスチレン、ジメチルスチレン、アクリロ
ニトリル、メククリロニトリル、アクリル酸及びメタク
リル酸のアルキルエステルとの共重合体である。特に好
ましいのは、ポリブタジェンゴム、ブタジェン−スチレ
ンランダム共重合体ゴム、ブタジェン−スチレンブロッ
ク共重合体ゴム、ブタジェン−アクリロニトリル共重合
体ゴムである。これらの中から単独又は2種以上の混合
物として使用される。特にブタジエンースチレンブロソ
ク共重合体ゴムが好ましい。
本発明における芳香族モノビニル単量体とは、スチレン
及び0−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、2.4−ジメチルスチレン、エチルスチ
レン、p−tert−ブチルスチレン等の核アルキル置
換スチレン、α−メチルスチレン、α−メチル−p−メ
チルスチレン等のα−アルキル置換スチレン、0−クロ
ルスチレン、m−クロルスチレン、p−クロルスチレン
、p−ブロモスチレン、2−メチル−1,4−クロルス
チレン、2.4−ジプロモスチレン等の核ハロゲン化ス
チレン、ビニルナフタレンであり、単独又は、いずれが
2種以上の混合物として用いられる。特に好ましくはス
チレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン等で
あり、最も好ましくはスチレンである。
本発明におけるシアン化ビニル単量体とは、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、α−クロルアクリロニト
リル等であり、単独又はいずれが2種以」二の混合物と
して用いられ、アクリロニトリルが特に好ましい。
・ 芳香俗モノビニル単量体とシアン化ビニル単量体と
の割合は、両者の合計量に対して芳香族モノビニル単量
体が50〜92重量%、好ましくは芳香族ビニル単量体
が50〜87重量%、シアン化ビニル車量体が13〜5
0重量%、シアン化ビニル単量体が8〜50重量%であ
り、最も好ましくは芳香族モノビニル単量体が65〜8
0重量%、シアン化ビニル単量体が20〜35重量%で
ある。シアン化ビニル車量体が8重量%より少ないと強
度が低下し、50重量%より多いと熱安定性や流動性が
低下する。
本発明に使用される溶剤として、芳香族炭化水素R1(
Ntば)ルエン、キシレン、エチルベンゼンの単独又は
2種以上の混合物がある。更にゴム状物質及び芳香族モ
ノビニル単量体及びシアン化ビニル単量体からの重合生
成物の溶解を損ねない範囲で、他の溶剤、例えば脂肪族
炭化水素類、ジ “アルキルケI・ン頻を芳香族炭化水
素類と併用することができる。 ・ 、( 溶剤は0〜25重量%の範囲で使用される。25重量%
を越えると重合速度が著しく低下し、かつ得られる樹脂
の衝撃強度の低下が大きくなる。又溶剤の回収エネルギ
ーが大となり経済性も劣ってくる。溶剤は比較的高粘度
となる重合転化率となってから添加しておいても良く、
重合前から添加しておいてもよい。重合前に5〜15重
量%添加しておく方が、品質の均一性、重合温度制御の
点で好ましい。
ゴム状物質は、芳香族モノビニル単量体及びシアン化ビ
ニル単量体或いは芳香族モノビニル単量体及びシアン化
ビニル単量体と溶剤との混合物中に3〜18重量%の濃
度に溶解される。18重量%を越えると溶液粘度が著し
く高くなり送液が困難となり好ましくない。3重量%未
満では、本発明では、芳香族モノビニル単量体及びシア
ン化ビニル単量体の重合生成物と混合され、ゴム濃度が
希釈されすぎて、ゴム変性熱可塑性樹脂として、衝撃強
度が低く実用的でない。
本発明の特徴は、第一の流れを前記ゴム状物質が粒子化
する重合転化率を越えない範囲までに止めて、所謂相転
移現象を起こさない範囲までの固体物質含有率とし、一
方第二の流れでは、芳香族モノビニル単量体及びシアン
化ビニル単量体からの重合生成物を作りながら、第一の
流れと第二の流れは連続的に混合し、前記ゴム状物質を
強制的に粒子化した後に、更に重合を進行させることに
ある。ここでいう固体物質はゴム状物質と芳香族モノビ
ニル単量体及びシアン化ビニル単1体からの重合生成物
とからなる。
第一の流れは、芳香族モノビニル単量体及びシアン化ビ
ニル単量体の重合生成物/ゴム状物質の重量比を1.5
を上限とし、0.1〜1.2の範囲、更に0.3〜1.
0の範囲とすることが、得られる樹脂の着色性と機械的
性質の内で特に剛性を高める上で好ましい。重合転化率
をゴム状物質が粒子化するまで高めてしまうと、最終の
樹脂の着色性が著しく低下してしまい、本発明の目的を
達成することができない。第一の流れは、重合開始剤不
存在下に100〜180℃の温度範囲で重合しうるが、
着色性を高め、衝撃強度を向上させるために、重合開始
剤が使用される。重合開始剤としてラジカルを発生する
有機過酸化物が本発明では使用できる。
温度50〜140℃、好ましくは、70〜120℃の温
度範囲で、一定温度或いは漸次昇温して前記のゴム状物
質米粒子化範囲で重合する。有機過酸化物は第一の流れ
のみに添加してもよく、第一、第二の両方に添加しても
良い。またゴム状物質を粒子化する途中或いは直後に添
加してもよい。着色性、衝撃強度の点で優れた樹脂とす
る上でゴム状物質に有機過酸化物を存在させて重合する
方が好ましい。
本発明に使用される有機過酸化物は、1.1−ビス(t
−’7’チルパーオキシ)シクロヘキサン、1.1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ) 3,3.5−1−リメチ
ルシクロヘキサン等のパーオキシケタール類、ジ−t−
ブチルパーオキサイド、2.5−ジメチル−2,5−ジ
(1−ブチルパーオキシ)ヘキサン等のジアルキルパー
オキサイド類、ベンゾイルパーオキサイド、m−トルオ
イルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド類、ジ
−ミリスチルパーオキシジカーボネート等のパーオキシ
ジカーボネート類、t −’7’チルパーオキシイソプ
ロピルカーボネート等のパーオキシエステル類、シクロ
ヘキザノンバーオキサイド等のケトンパーオサイド類、
p−メタンハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオ
キサイド類がある。
第二の流れは、芳香族モノビニル単量体及びシアン化ビ
ニル単量体の合計量75〜100重量%、溶剤0〜25
重量%を、110〜180℃の温度範囲で重合開始剤不
存在下で重合するか前記有機過酸化物を用いて50〜1
80℃、好ましくは、70〜160℃、更に好ましくは
90〜140℃の温度範囲で重合し、第一の流れと連続
的に混合された際に、前記ゴム状物質を粒子化するに充
分な芳香族モノビニル単量体及びシアン化ビニル単量体
の重合生成物を生成させる。第一の流れ、第二の流れの
中に、連鎖移動剤例えばメルカプタン類、α−メチルス
チレンリニアダイマー、テルピノーレン、また酸化防止
剤と、71.7ダー、シェアー7ゆ1.72.− ・ 
、(、C・ トビスフエノール類、ヒンダードトリスフェノール類等
例えば2.6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノール
、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネ−トラ添加スルことがで
きる。連鎖移動剤、酸化防止剤を第一の流れに添加して
おく方が、より優れた着色性の樹脂が得られる。
第一の流れと第二の流れを混合する際に使用する混合機
は、モーションレスミキサー類例えばスタティックミキ
サー、ISG ミキサーでも、動的シェアーを付与する
攪拌翼或いは攪拌ローターを有する混合機でも使用する
ことが出来る。混合された後の系は、芳香族モノビニル
単量体及びシアン化ビニル単量体の重合生成物量/ゴム
状物質量の比が2以上となり、前記ゴム状物質の濃度が
1〜14重量%となる。更に少なくとも1個以上の重合
機にて芳香族モノビニル単量体及びシアン化ビニル単量
体の重合転化率を高め、固体物質50重量%以上とする
。ゴム状物質の平均粒子径は、0.2〜〜5ミクロンと
なるようにする。
前記有機過酸化物の添加量は第一の流れと第二の流れと
を合わせてゴム状物質と芳香族モノビニル単量体及びシ
アン化ビニル単量体と溶剤との合計100重量部に対し
、0.01〜0.2重量部、好ましくは0.02〜0.
1重量部である。有機過酸化物は溶剤と未重合の単量体
が回収されるまでに重合中に分解してしまうのが良い。
次に常法により180〜260℃の温度範囲に短時間で
真空下溶剤及び未重合の単量体等の揮発性成分を固体物
質中から除去する。
更に染顔料、滑剤、充填剤、離型剤、可塑剤、帯電防止
剤等の添加剤を必要に応して添加することができる。
揮発性成分を除去した段階で、本発明のゴム変性熱可塑
性樹脂は、ゴム状物質を2〜22重量%含有し、平均粒
子径0.2〜5ミクロンであり、ゲル含有率4〜30重
量%、膨潤指数6〜14の優れた着色性に加えて衝撃強
度と剛性とのバランスに優れた良好な機械的性質を有す
るものとなる。
以下に実施例を示す。実施例における特性値は次の方法
に基いて測定されたものである。
機械的性質 引張強さ: J I SK7113にt!!−1処して
もとめた。
アイゾツト衝撃強度:JISK7110によった。
曲げ弾性率:ASTMD790によった。上の三つはペ
レットを射出成形した試験片からめた。
ゲル含有量及び膨潤指数=1gの樹脂に10m1のトル
エン及び10m1のメチルエチルケトンを加えて1時間
激しく震盪し、溶解或いは膨潤させる。次に遠心分離機
にてゲルを沈降させた後、デカンテーションで上澄液を
捨て、沈降したゲルを秤量する。
このようにして得られたトルエン膨潤ゲルを160℃、
常圧で45分分間−て3〜5mm1gの減圧下で15分
間乾燥させ、デシケータ中で冷却後秤量する。
ゲル含有量は、乾燥ゲルの重量を樹脂重量で除して重量
%で示す。膨潤指数はトルエン膨潤ゲルの重量を乾燥ゲ
ル重量で除した商の数値で示す。
樹脂中のゴム状物質の粒子径:コールタ−カウンター(
コールタ−カウンター■TA−IT型)にて、ジメチル
ホルムアミドとチオシアン酸アンモニウムとの混合電解
液を用いて、樹脂ペレット2〜4粒をジメチルホルムア
ミド約5ml中に入れ約2〜5分間放置する。次にジメ
チルホルムアミド溶解分を適度の粒子濃度として測定さ
れる。50%のメジアン径を平均粒子径とする。
〔実施例〕
実施例1 第一の流れとして2n/時間の供給速度にて次の混合物
(alを2.4pの第−重合機に連続的に送入する。
混合物+a) 計 100 重量部 1.1−ビス(E−ブチルパーオキシ)3.3.5−ト
リメチルシクロヘキサン0.045重量部 ステアリルβ(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル〉プロピオネート 0.30重量部 α−メチルスチレンリニアーダイマー 0.075重量部 第−重合機は温度92℃であり、出口の固体物質濃度は
19重量%であった。位相差顕微鏡観察では白いゴムの
連続相に黒いスチレン−アクリロニトリル共重合体の粒
子が見られ、未だゴム相は粒子化していなかった。
第二の流れとして17!/時間の供給速度にて次の混合
物山)を6.2 βの第三重合機に連続的に送入する。
混合物山) エチルベンゼン 15.0重量%J 計 100重量部 第二重合機は温度110〜130℃であり、出口の固体
物質濃度は47重量%であった。
これらの第一の流れと第二の流れは1.57!のダブル
ヘリカルリボン状翼の装着された混合機内に導入され、
300 rpmの回転で混合される。更に6.2βの第
三重合機に送入され、温度100〜120°Cで重合さ
れ、ペレット中のゴム状物質の平均粒子径が1.8 ミ
クロンとなるように攪拌された。出口の固体物質は52
重量%であった。このものは更に6.21の第四重合機
に送入され、温度125〜150°Cで重合された。出
口の固体物質濃度は80重■%であった。
得られた重合物を2ベント付押出機に供給して230℃
、−735mm1gの減圧下に揮発性成分を除去し、ダ
イスから溶融ストランドを引出し水冷し、カッターにて
切断し、シリンダー状のベレソ1−を連続的に得た。得
られたペレットの諸物性を測定し、結果を表1に示す。
実施例2 第一の流れとして2A/時間の供給速度にて次に示す混
合物fa)を2.4!の第−重合機に連続的に送入する
混合物(a) ポリブタジェンゴム 10.0重量% スチレン 49.0重量% アクリロニトリル 21.0ffii%エチルベンゼン
 20.0重量% 計 100 重量部 1.1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン
 0.030重量部 2.6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノール0.3
0重量部 9 α−メチルスチレンリニアーダイマー0.075宙
量部 第−重合機は温度95℃であり、出口の固体物質濃度は
17重量%であった。位相差顕微鏡観察でば白いゴムの
連続相に黒いスチレン−アクリロニトリル共重合体の粒
子が見られ、未だゴム相は粒子化していないことが確認
された。第二の流れとして11/時間の供給速度にて次
の混合物fb)を6.24の第二重合機に連続的に送入
する。
混合物価) 第二重合機は温度125〜138℃であり、出口の固体
物質濃度は52重量%であった。これらの第一の流れと
第二の流れとをスタティックミキサー(エレメント数3
0)で混合した後、6.21の第三重合機に送入し、温
度102〜120℃で重合し、ペレット中のゴム状物質
の平均粒子径が2.5ミクロンと ”なるように攪拌し
た。出口の固体物質濃度は51重量%であった。続いて
6.21の第四重合機に導入 、4.、し、温度125
〜150℃で重合した。出口の固体物質濃度は75重量
%であった。次いで得られた重合物を2ベント付押出機
に供給して230℃、−735mm11gの減圧下に揮
発性成分を除去し、ダイスから溶融ストランドを引出し
て水冷し、カッターにて切断し、シリンダー状のペレッ
トを連続的に得た。
ペレットの測定結果を表1に示す。
実施例3 第一の流れとして1.5117時間の供給速度にて次の
混合物+a+を2.41の第−重合機に連続的に送入す
る。
混合物+a+ ブタジエンースチレンブロソク共電合体ゴム計 100
 重量部 1.1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3.3.5−1
−リメチルシクロヘギサン0.045重量部 ジ−t−ブチルパーオキサイド 0.005重量部 ステアリルβ−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート 0.30重量部 t−ドデシルメルカプタン 0.05重量部 第−重合機は温度90℃であり、出口の固体物質の濃度
は21重量%であった。位相差顕微鏡観察では黒いスチ
レン−アクリロニトリル共重合体の粒子が白いゴムの連
続相に存在し、未だゴム相は粒子化していなかった。第
二の流れとして17!/時間の供給速度にて次の混合物
価)を6.2 I!の第二重合機に連続的に送入する。
混合物価) エチルベンゼン 15.0重量%J計 100重量部第
二重合機は温度116〜135℃であり、出口の固体物
質は48重量%であった。これらの第一の流れと第二の
流れとを6.212の第三重合機に送入し、温度107
〜115℃で重合し、ベレット中のゴム状物質の平均粒
子径が1.1 ミクロンになるように攪拌された。出口
の固体物質濃度は57重量%であった。。続いて6,2
 Ilの第四重合機に導入され、温度130〜150℃
で重合され、出口の固体物質濃度は80重量%であった
。2ベント付押出機にて230℃、 735 mm11
gの減圧下に揮発性成分を除去し、ダイスから溶融スト
ランドを引出し、水冷、カソテングしてペレットを得た
。ペレットの測定結果を表1に示す。
比較例1 次の混合物を2.411/時間の供給速度にて、6゜2
1の第−重合機(実施例1の第三重合機と同一の装置)
に連続的に送入する。
計 100 重量部 1.1−ビス(t−ブチルパーオキシ”) 3,3.5
−トリメチルシクロヘキサン 0.03重量部ステアリ
ルβ−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート 0.20重量部 α−メチルスチレンリニアーダイマー 0.05重量部 第−重合機は温度102〜112℃であり、ペレット中
のゴム状物質の平均粒子径が1.9ミクロンとなるよう
に攪拌された。出口の固体物質濃度は31重量%であっ
た。位相差顕微鏡観察では黒いスチレン−アクリロニト
リル共重合体の連続相に白いゴムの粒子が分散相として
存在しているのが確認された。続いて6.21の第二重
合機(実施例1の第二重合機と同一の装置)で温度11
0〜125℃で重合し、更に6.27!の第三重合IJ
ll (実施例1の第四+111 重合機と同一の装置)で温度130〜150℃で重合し
た。出口の固体物質の濃度は80重量%であった。
次いで重合物を2ベント付押出機に供給して230℃、
−735mm11gの減圧下に揮発性成分を除去し、ダ
イスから溶融ストランドを引出し、水冷し、カッターに
て切断し、シリンダー状のペレットを連続的に得た。こ
のペレットの測定結果を表1に示す。
比較例2 次の混合物を2.41/時間の供給速度にて6.2!の
第−重合機(実施例1の第三重合機と同一の装置)に連
続的に送入する。
計 100 重量部 1.1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン
 0.02重量部 2.6−ジーも一ブチルー4−メチルフェノール0.2
,0重量部 α−メチルスチレンリニアーダイマー 0.05重量部 第−重合機は温度102〜109℃であり、ペレット中
のゴム状物質の平均粒子径が2.4 ミクロンとなるよ
うに攪拌された。出口の固体物質濃度は29重量%であ
った。位相差BWl鎮観察では黒いスチレン−アクリロ
ニトリル共重合体の連続相に白いゴムの粒子が分散相と
して存在しているのがli!認された。続いて6.21
の第二重合機(実施例1の第二重合機と同一の装置)で
温度107〜130℃で重合し、更に6.21の第三重
合機(実施例1の第四重合機と同一の装置)で温度13
2〜155℃で重合した。出口の固体物質濃度は75重
量%であった。
得られた重合物を2ベント付押出機に供給して、230
℃、−735tatt+IIgの減圧下に揮発性成分を
除去し、ダイスから溶融ストランドを引き出し、水冷し
、カッターにて切断し、シリンダー状のペレットを連続
的に得た。ペレットの測定結果を表1に示す。
表 1 ★着色性ランクは黒着色量において染顔料添加量を低減
できる程度に応じて比較例を3としてランク付けを行っ
た。4はやや低減できる、5はかなり低減できることを
示す。
特許出願人 旭化成工業株式会社 代理人 弁理土星野透

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +1) la)ゴム状物質3〜18重量%、芳香族モノ
    ビニル単量体及びシアン化ビニル単量体の合計量が57
    〜97重量%、溶剤0〜25重量%からなる溶液を重合
    し、前記ゴム状物質が粒子化する重合転化率を越えない
    範囲までに止めた第一の流れと、(bl芳香族モノビニ
    ル単量体及びシアン化ビニル単口体の合計量が75〜1
    00重量%、溶剤0〜25重量%からなる溶液の重合途
    中の第二の流れとを連続的に混合して、前記ゴム状物質
    を粒子化した後、更に重合を進行させることを特徴とす
    るゴム状物質2〜22重量%含有のゴム変性熱可塑性樹
    脂の製造方法。 (2) ゴム状物質が、ポリブタジェン、ブタジェン−
    スチレン共重合体ゴム、ブタジェン−アクリロニトリル
    共重合体ゴムから選ばれた1種又は2種以上の混合物で
    ある特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 (3)ブタジェン−スチレン共重合体ゴムがブタジェン
    −スチレンブロック共重合体ゴムである特許請求の範囲
    第2項記載の製造方法。 (4)芳香族モノビニル単量体とシアン化ビニル単量体
    との割合が両者の合計量に対して芳香族モノビニル単量
    体50〜92重量%、シアン化ビニル単量体8〜50重
    量%である特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 (5)芳香族モノビニル単量体がスチレンであり、シア
    ン化ビニル単量体がアクリロニトリルである特許請求の
    範囲第1項又は第4項記載の製造方法。 (6)有機過酸化物を、第一の流れと第二の流れとをあ
    わせて、ゴム状物質と芳香族モノビニル単量体及びシア
    ン化ビニル単量体と溶剤との合計100重量部に対して
    o、oi〜0.2重量部使用し、一部は必ず第一の流れ
    に添加する特許δ1をの範囲第1項記載の製造方法。
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