JPS59221318A - ゴム変性芳香族モノビニル樹脂組成物 - Google Patents
ゴム変性芳香族モノビニル樹脂組成物Info
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- JPS59221318A JPS59221318A JP9579183A JP9579183A JPS59221318A JP S59221318 A JPS59221318 A JP S59221318A JP 9579183 A JP9579183 A JP 9579183A JP 9579183 A JP9579183 A JP 9579183A JP S59221318 A JPS59221318 A JP S59221318A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、優れた品質総合ノ々ランスを有するゴム変性
芳香族モノビニル樹脂組成物に関するものである。ザム
変性芳香族モノビニル樹脂、例えばゴム変性ポリスチレ
ンは、従来ABS樹脂に比して、成形品表面の光沢に劣
シ、衝撃強度も低く、着色した際の風合いが及ばないと
いう欠点を有していた。最近、ABS樹脂の特性に近づ
いたゴム変性ポリスチレンの出現の要望がコストダウン
、薄肉化志向によシ市場から強まって来ている。従来ゴ
ム変性ポリスチレンは、ゴム状物質として、ポリブタジ
ェン、ブタジェン−スチレン共重合体等をスチレン単量
体に溶解し、重合攪拌下に分散ゴム粒子とした後、その
まま塊状または溶液(溶剤塊状)重合する方法か懸濁重
合に付す、いわゆる塊状−懸濁重合する方法が一般的で
ある。製品中のゴム状物質の含有量は、3〜10重量係
が普通であった。更にゴム量を増加させる場合、重合装
置内の粘度が上昇し、攪拌に支障□をきたす外、ゴム粒
子径を小さくするのが困難であり、敢えてゴム量を15
重量係程度まで増加させても、衝撃強度は、微かに向上
するのみで、自然色の樹脂に染顔料を添加し調色しても
仕上り風合いが悪くなり、光沢、剛性の低下が著しい。
芳香族モノビニル樹脂組成物に関するものである。ザム
変性芳香族モノビニル樹脂、例えばゴム変性ポリスチレ
ンは、従来ABS樹脂に比して、成形品表面の光沢に劣
シ、衝撃強度も低く、着色した際の風合いが及ばないと
いう欠点を有していた。最近、ABS樹脂の特性に近づ
いたゴム変性ポリスチレンの出現の要望がコストダウン
、薄肉化志向によシ市場から強まって来ている。従来ゴ
ム変性ポリスチレンは、ゴム状物質として、ポリブタジ
ェン、ブタジェン−スチレン共重合体等をスチレン単量
体に溶解し、重合攪拌下に分散ゴム粒子とした後、その
まま塊状または溶液(溶剤塊状)重合する方法か懸濁重
合に付す、いわゆる塊状−懸濁重合する方法が一般的で
ある。製品中のゴム状物質の含有量は、3〜10重量係
が普通であった。更にゴム量を増加させる場合、重合装
置内の粘度が上昇し、攪拌に支障□をきたす外、ゴム粒
子径を小さくするのが困難であり、敢えてゴム量を15
重量係程度まで増加させても、衝撃強度は、微かに向上
するのみで、自然色の樹脂に染顔料を添加し調色しても
仕上り風合いが悪くなり、光沢、剛性の低下が著しい。
本発明者らは、かかる欠点を克服し優れた着色性、衝撃
強度、光沢、剛性の品質総合ノ々ランスを有するゴム変
性芳香族ビニル樹脂組成物を鋭意検討した結果、本発明
に到達した〇 即ち、本発明は、特定のゴム状物質を芳香族モノビニル
単量体に溶解し、重合を攪拌下に進行させて、ゴム状物
質を粒子化せしめた後に得られるゴム変性芳香族モノビ
ニル樹脂組成物であり、以下の如きものである。
強度、光沢、剛性の品質総合ノ々ランスを有するゴム変
性芳香族ビニル樹脂組成物を鋭意検討した結果、本発明
に到達した〇 即ち、本発明は、特定のゴム状物質を芳香族モノビニル
単量体に溶解し、重合を攪拌下に進行させて、ゴム状物
質を粒子化せしめた後に得られるゴム変性芳香族モノビ
ニル樹脂組成物であり、以下の如きものである。
ザム状物質11〜22重量係と芳香族モノビニル重合体
89〜78重債チとからなり、(a)該ゴム状物質が芳
香族モノビニル重合体の樹脂相に分散しておシ、分散粒
子のメジアン径が0.6〜1,4ミクロンであり、(b
)分散ゴム状物質の粒子中に内蔵された芳香族モノビニ
ル重合体の粒子の数平均粒子径が0.03〜0.14.
?クロ゛ンであL(e))ルエン不溶分Xが式(1)の
範囲にあり 9+1.0909R≦X≦27+0.8182R・・・
・・・〔I〕(ここでRは、ゴム状物質の含有重量係を
示し11〜22の範囲である。)(d)膨潤指数が8〜
13の範囲にあり、(e)樹脂相の芳香族モノビニル重
合体の還元粘度Yが次式(II)の範囲にあることを特
徴 0.75−0.00909 R≦Y≦1.00−0.0
0455R・・−叩(ここでRけ前記に同じ)とするゴ
ム変性芳香族モノビニル樹脂組成物。
89〜78重債チとからなり、(a)該ゴム状物質が芳
香族モノビニル重合体の樹脂相に分散しておシ、分散粒
子のメジアン径が0.6〜1,4ミクロンであり、(b
)分散ゴム状物質の粒子中に内蔵された芳香族モノビニ
ル重合体の粒子の数平均粒子径が0.03〜0.14.
?クロ゛ンであL(e))ルエン不溶分Xが式(1)の
範囲にあり 9+1.0909R≦X≦27+0.8182R・・・
・・・〔I〕(ここでRは、ゴム状物質の含有重量係を
示し11〜22の範囲である。)(d)膨潤指数が8〜
13の範囲にあり、(e)樹脂相の芳香族モノビニル重
合体の還元粘度Yが次式(II)の範囲にあることを特
徴 0.75−0.00909 R≦Y≦1.00−0.0
0455R・・−叩(ここでRけ前記に同じ)とするゴ
ム変性芳香族モノビニル樹脂組成物。
本発明の組成物によれば、着色性、衝撃強度。
光沢、剛性の優れた品質総合ノ々ランスが、射出成形品
、押出シート、押出真空成形品等に発現する。
、押出シート、押出真空成形品等に発現する。
高価なABS樹脂からの代替、製品薄肉化が可能となり
、コストダウンを計れる経済的な樹脂としての価値は大
である。
、コストダウンを計れる経済的な樹脂としての価値は大
である。
本発明におけるゴム状物質とは、l、3−ブタジェン単
独又は、1.3−シタジエンと他の共重合可能な化合物
例えば、イソプレン、スチレン。
独又は、1.3−シタジエンと他の共重合可能な化合物
例えば、イソプレン、スチレン。
α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ジメチルス
チレン等とを、有機リチウム化合物を触媒として溶液重
合してつくられる。
チレン等とを、有機リチウム化合物を触媒として溶液重
合してつくられる。
(A)1.2ビニル含有量が10〜30%、シス1.4
含有量が27〜36係であり、 (B)ムーニー粘度(MLl+4 )が20以上80以
下であり、25℃で測定した5重量係スチレン溶液粘度
が20 cps以上50 cps未満である。
含有量が27〜36係であり、 (B)ムーニー粘度(MLl+4 )が20以上80以
下であり、25℃で測定した5重量係スチレン溶液粘度
が20 cps以上50 cps未満である。
ポリブタジェンまたは、30重量係以下の共重合化合物
を含むシタジエン共重合体の1種または2種以上の混合
物である。特に品質ノ々ランス上好ましいのは、ポリブ
タジェンであり、1,2ビニル含有量が15〜25係、
シス1,4含有量が29〜35%であり、前記ムーニー
粘度が25〜70、前記スチレン溶液粘度が25〜45
cps、最も好ましくは、前記ムーニー粘度が30〜
50゜前記スチレン溶液粘度が25〜40 cpsの範
囲のものである。
を含むシタジエン共重合体の1種または2種以上の混合
物である。特に品質ノ々ランス上好ましいのは、ポリブ
タジェンであり、1,2ビニル含有量が15〜25係、
シス1,4含有量が29〜35%であり、前記ムーニー
粘度が25〜70、前記スチレン溶液粘度が25〜45
cps、最も好ましくは、前記ムーニー粘度が30〜
50゜前記スチレン溶液粘度が25〜40 cpsの範
囲のものである。
本発明における芳香族モノビニル単量体とは、スチレン
及び0−メチルスチレン、p−メチシス 5− チレン、m−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレ
ン、エチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン等
の核アルキル置換スチレン、α−メチルスチレン、α−
メチル−p−メチルスチレン等のα−アルキル置換スチ
レン、0−クロルスチレン、m−クロルスチレン、p−
クロルスチレン−p −ブロモスチレン、2−メチル−
1,4−クロルスチレン、2,4−ジクロルスチレン、
2,4−ジプロモスチレン等の核ハロゲン化スチレン、
ブチルスチレンであシ、単独又はいずれか2種以上の混
合物として用いられる。
及び0−メチルスチレン、p−メチシス 5− チレン、m−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレ
ン、エチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン等
の核アルキル置換スチレン、α−メチルスチレン、α−
メチル−p−メチルスチレン等のα−アルキル置換スチ
レン、0−クロルスチレン、m−クロルスチレン、p−
クロルスチレン−p −ブロモスチレン、2−メチル−
1,4−クロルスチレン、2,4−ジクロルスチレン、
2,4−ジプロモスチレン等の核ハロゲン化スチレン、
ブチルスチレンであシ、単独又はいずれか2種以上の混
合物として用いられる。
本発明の芳香族モノビニル重合体とは、前記芳香族モノ
ビニル単量体の単独重合体あるいは2種以上の共重合体
を意味する。
ビニル単量体の単独重合体あるいは2種以上の共重合体
を意味する。
ゴム状物質は、芳香族モノビニル単量体或いは芳香族モ
ノビニル単量体と溶剤との混合物中に9〜18重量係、
更に好ましくは10〜14重量%の濃度に溶解される。
ノビニル単量体と溶剤との混合物中に9〜18重量係、
更に好ましくは10〜14重量%の濃度に溶解される。
18重量係を越えると溶液粘度が著しく高くなり、重合
熱除去が困難となり好ましくない。
熱除去が困難となり好ましくない。
6−
本発明に使用される溶剤として、芳香族炭化水素類、例
、tJf)ルエン、キシレン、エチルベンゼンの単独又
は2種以上の混合物がある。更にゴム状物質及び芳香族
モノビニル単量体からの重合生成物の溶解を損ねない範
囲で、他の溶剤、例えば脂肪族炭化水素類、ジアルキル
ケトン類を芳香族炭化水素類と併用することができる。
、tJf)ルエン、キシレン、エチルベンゼンの単独又
は2種以上の混合物がある。更にゴム状物質及び芳香族
モノビニル単量体からの重合生成物の溶解を損ねない範
囲で、他の溶剤、例えば脂肪族炭化水素類、ジアルキル
ケトン類を芳香族炭化水素類と併用することができる。
前記ゴム状物質の芳香族モノビニル単量体溶液は、重合
開始剤不存在下に100〜180℃の温度範囲で重合し
うるが、一層着色性を高め、衝撃強度を向上させるため
に、重合開始剤が使用される。
開始剤不存在下に100〜180℃の温度範囲で重合し
うるが、一層着色性を高め、衝撃強度を向上させるため
に、重合開始剤が使用される。
重合開始剤としてラジカルを発生する有機過酸化物が本
発明では使用できる。温度50〜150℃、好ましくは
、90〜135℃の温度範囲で、一定温度或いは漸次昇
温しで前記のゴム状物質が粒子化するまで、攪拌下に重
合する。
発明では使用できる。温度50〜150℃、好ましくは
、90〜135℃の温度範囲で、一定温度或いは漸次昇
温しで前記のゴム状物質が粒子化するまで、攪拌下に重
合する。
本発明に使用される有機過酸化物は、1.1−ビス(1
−プチルノξ−オキシ)シクロヘキサン、1.1−ビス
(t−ブチルノミ−オキシ)3e3s5−トリメチルシ
クロヘキサン等のパーオキシケタール類、ジ−t−ブチ
ルノぞ−オキサイド9215−ジメチル−295−ジ(
t−iチルノセーオキシ)ヘキサン等のジ“アルキルパ
ーオキサイド類。
−プチルノξ−オキシ)シクロヘキサン、1.1−ビス
(t−ブチルノミ−オキシ)3e3s5−トリメチルシ
クロヘキサン等のパーオキシケタール類、ジ−t−ブチ
ルノぞ−オキサイド9215−ジメチル−295−ジ(
t−iチルノセーオキシ)ヘキサン等のジ“アルキルパ
ーオキサイド類。
ベンゾイルパーオキサイド、 m−)ルオイルノぞ−オ
キサイド等のジアシルパーオキサイド類、ジーミリスチ
ルノぞ−オキシジカーゼネート等の、e−オキシシカ−
ぜネート類、t−プチルノぐ−オキシイ゛ソゾロビルカ
ーゼネート等のノぐ−オキシエス゛チル類、シクロヘキ
サノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類、p
−メンタハイドロパーオキサイド、等のハイドロパーオ
キサイド類がある。
キサイド等のジアシルパーオキサイド類、ジーミリスチ
ルノぞ−オキシジカーゼネート等の、e−オキシシカ−
ぜネート類、t−プチルノぐ−オキシイ゛ソゾロビルカ
ーゼネート等のノぐ−オキシエス゛チル類、シクロヘキ
サノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類、p
−メンタハイドロパーオキサイド、等のハイドロパーオ
キサイド類がある。
連鎖移動剤例えばメルカプタン類、α−メチルスチレン
リニアダイマー、テルビノーレン、また酸化防止剤とし
て、ヒンダードフェノール類、ヒンダードビスフェノー
ル類、ヒンダードトリスフェノール類等例えば2,6−
ジーt−ブチル−4−メチルフェノール、ステアリル−
β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネートを添加することができる。
リニアダイマー、テルビノーレン、また酸化防止剤とし
て、ヒンダードフェノール類、ヒンダードビスフェノー
ル類、ヒンダードトリスフェノール類等例えば2,6−
ジーt−ブチル−4−メチルフェノール、ステアリル−
β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネートを添加することができる。
本発明の樹脂組成物を得る方法としては、塊状重合(溶
剤を使用する塊4に重合をも含む)または塊状−懸濁2
段重合のいずれの重合法も適用されるが、経済性及び高
衝撃強度を得てABS樹脂を代替する特性の観点から、
塊状重合(溶剤を使用する塊状重合をも含む)の方が好
ましい。塊状重合法においては、重合を完結する必要が
なく、最終樹脂組成物中のゴム状物質を高含有率にしや
すく、特に高衝撃強度を得る上に有利である。ゴム状物
質が11重量%未満では、高光沢のまま高衝撃強度を維
持することが難しく、ゴム状物質22重t iを越える
と射出成形時の加工流動性が著しく悪く、光沢、剛性2
着色性のいずれも低下し、本発明の目的をはずれる。′
:i′ム状物質の分散粒子のメジアン径が0.6〜1.
4ミクロン好ましくは、0.7〜1.3ミクロンの範囲
にあり、分散ゴム状物質の粒子中に内蔵された芳香族モ
ノビニル重合体の微粒子の数平均粒子径が0.03〜O
,t4ミクロン、好ましくは、0.03〜0.10ミク
ロンとなるように重合させる。
剤を使用する塊4に重合をも含む)または塊状−懸濁2
段重合のいずれの重合法も適用されるが、経済性及び高
衝撃強度を得てABS樹脂を代替する特性の観点から、
塊状重合(溶剤を使用する塊状重合をも含む)の方が好
ましい。塊状重合法においては、重合を完結する必要が
なく、最終樹脂組成物中のゴム状物質を高含有率にしや
すく、特に高衝撃強度を得る上に有利である。ゴム状物
質が11重量%未満では、高光沢のまま高衝撃強度を維
持することが難しく、ゴム状物質22重t iを越える
と射出成形時の加工流動性が著しく悪く、光沢、剛性2
着色性のいずれも低下し、本発明の目的をはずれる。′
:i′ム状物質の分散粒子のメジアン径が0.6〜1.
4ミクロン好ましくは、0.7〜1.3ミクロンの範囲
にあり、分散ゴム状物質の粒子中に内蔵された芳香族モ
ノビニル重合体の微粒子の数平均粒子径が0.03〜O
,t4ミクロン、好ましくは、0.03〜0.10ミク
ロンとなるように重合させる。
樹脂相となる芳香族モノビニル重合体の還元粘 9一
度Yけ、重合温度2重合開始剤量、連鎖移動剤量を調節
し、最終製品中のゴム状物質の含有重量幅Rに対して 0.75−0.00909 R≦Y≦1.00−0.0
0455 Rの範囲にはいるようにする。
し、最終製品中のゴム状物質の含有重量幅Rに対して 0.75−0.00909 R≦Y≦1.00−0.0
0455 Rの範囲にはいるようにする。
理由は定かでないが、重合原料液のゴム状物質含有率を
9重量係以上好ましくは10重重量板上とし、しかも前
述の重合条件を満たすことによりゴム状物質の分散粒子
径が小さく、シかも内蔵された芳香族モノビニル重合体
の粒子径も小さくできる。
9重量係以上好ましくは10重重量板上とし、しかも前
述の重合条件を満たすことによりゴム状物質の分散粒子
径が小さく、シかも内蔵された芳香族モノビニル重合体
の粒子径も小さくできる。
次に常法により180〜260℃の温度範囲に短時間で
真空下情剤及びまたは未重合の単量体等の揮発性成分を
固体物質中から除去する。
真空下情剤及びまたは未重合の単量体等の揮発性成分を
固体物質中から除去する。
揮発性成分を除去した段階で、本発明のゴム変性芳香族
モノビニル樹脂は、ゴム状物質を11〜22重量係含有
し、分散ゴム状物質の粒子中に内蔵された芳香族モノビ
ニル重合体の数平均粒子径が0.03〜0.14ミクロ
ンであシ、トルエン不溶分Xは、ゴム状物質の含有率1
1SR(11〜22の範 10− 囲の数値)に対応IA9+1.0909R≦X≦27+
0.8182Rにあり、トルエン不溶分の膨潤指数8〜
13の範囲にあり、樹脂相の芳香族モノビニル重合体の
還元粘度Yは、前記Hに対応して0.75−0.009
09R≦Y≦1.00−0.00455Rである。
モノビニル樹脂は、ゴム状物質を11〜22重量係含有
し、分散ゴム状物質の粒子中に内蔵された芳香族モノビ
ニル重合体の数平均粒子径が0.03〜0.14ミクロ
ンであシ、トルエン不溶分Xは、ゴム状物質の含有率1
1SR(11〜22の範 10− 囲の数値)に対応IA9+1.0909R≦X≦27+
0.8182Rにあり、トルエン不溶分の膨潤指数8〜
13の範囲にあり、樹脂相の芳香族モノビニル重合体の
還元粘度Yは、前記Hに対応して0.75−0.009
09R≦Y≦1.00−0.00455Rである。
これらの限定条件を満足することによシ、はじめて、優
れた着色性、衝撃強度、光沢、剛性の品質総合/?フラ
ンス有するゴム変性芳香族ビニル樹脂組成物が得られる
。上記のいずれかの条件をはずれると本発明の如き性能
の樹脂組成物は得ることがきわめて難しい。
れた着色性、衝撃強度、光沢、剛性の品質総合/?フラ
ンス有するゴム変性芳香族ビニル樹脂組成物が得られる
。上記のいずれかの条件をはずれると本発明の如き性能
の樹脂組成物は得ることがきわめて難しい。
更に酸化防止剤、染顔料、滑剤、充填剤、離型剤、可塑
剤、帯電防止剤等の添加剤を必要に応じて添加すること
ができる。
剤、帯電防止剤等の添加剤を必要に応じて添加すること
ができる。
ビーズ、ペレット状のポリスチレンと混合あるいは溶融
混練し、ジム含有率3〜lO重量%とすることもできる
。ポリスチレン以外の他のポリマーとの混合あるいは混
練した樹脂組成物をつくることもできる。
混練し、ジム含有率3〜lO重量%とすることもできる
。ポリスチレン以外の他のポリマーとの混合あるいは混
練した樹脂組成物をつくることもできる。
以下に実施例を示す。実施例における特性値は次の方法
に基いて測定されたものである。
に基いて測定されたものである。
アイゾツト衝撃強度:JISK?110によった。
曲げ弾性率: ASTMD790によった。上の三つは
ペレットを射出成形Uた試験片から求めた。
ペレットを射出成形Uた試験片から求めた。
トルエン不溶分及び膨潤指数:1gの樹脂に20fnt
のトルエンを加えて1時間激しく震盪し、溶解或いは膨
潤させる。次に遠心分離機にてゲルを沈降させた後、デ
カンテーションで上澄液を分離し、沈降したゲルを秤量
する。
のトルエンを加えて1時間激しく震盪し、溶解或いは膨
潤させる。次に遠心分離機にてゲルを沈降させた後、デ
カンテーションで上澄液を分離し、沈降したゲルを秤量
する。
このようにして得られたトルエン膨潤ゲルを160℃、
常圧で45分分間−て3〜5111)Igの減圧下で1
5分間乾燥させ、デシケータ中で冷却後秤量する。トル
エン不溶分は、乾燥グルの重量を樹脂重量で除して重t
*で示す。膨潤指数はトルエン膨潤ゲルの重量を乾燥ゲ
ル重量で除した商の数値で示す。
常圧で45分分間−て3〜5111)Igの減圧下で1
5分間乾燥させ、デシケータ中で冷却後秤量する。トル
エン不溶分は、乾燥グルの重量を樹脂重量で除して重t
*で示す。膨潤指数はトルエン膨潤ゲルの重量を乾燥ゲ
ル重量で除した商の数値で示す。
光沢: ASTM D638のダンベル試験片のゲート
部とエンドゲート部の光沢度(入射角6o0)を測定し
た平均値で示す。
部とエンドゲート部の光沢度(入射角6o0)を測定し
た平均値で示す。
着色性:樹脂100重量部に黒糸の染顔料計0.019
3重量部の一定量を添加して、黒着色品として、成形片
(たて89朋、よこ50龍厚み2.5mti )をつく
る。対照サンプルとして、9重量係のポリブタジエンザ
ムを含有するハイインノぞクトポリステレンに染顔料を
添加してつくった黒色成形片をつくっておき、色調、風
合いを比較してランク付する。
3重量部の一定量を添加して、黒着色品として、成形片
(たて89朋、よこ50龍厚み2.5mti )をつく
る。対照サンプルとして、9重量係のポリブタジエンザ
ムを含有するハイインノぞクトポリステレンに染顔料を
添加してつくった黒色成形片をつくっておき、色調、風
合いを比較してランク付する。
自然色のハイインパクトポリスチレンに1K9hたり、
25円、20円、15円相当の染顔料を添加して作成し
た黒着色成形片をそれぞれ対照サンプルA、B、Cとす
る。
25円、20円、15円相当の染顔料を添加して作成し
た黒着色成形片をそれぞれ対照サンプルA、B、Cとす
る。
一定量の染顔料添加で評価し、ランク0より513−
まで、数値が高いランクはど、着色性に優れていること
を示す。
を示す。
内蔵された芳香族モノビニル重合体の粒子径:ビーズま
たはペレットを四酸化オスミニウム染色し、超薄切片を
作製し電子顕微鏡写真をとる。写真中に拡大された分散
ゴム状物質の粒子内に内蔵された芳香族モノビニル重合
体の粒子径を0.01μまで測定する。楕円形をしてい
る場合は、長径aa+b と短径すとの平均値即ち]璽を以って粒子径とする。少
なくとも5000個の粒子径を測定する。
たはペレットを四酸化オスミニウム染色し、超薄切片を
作製し電子顕微鏡写真をとる。写真中に拡大された分散
ゴム状物質の粒子内に内蔵された芳香族モノビニル重合
体の粒子径を0.01μまで測定する。楕円形をしてい
る場合は、長径aa+b と短径すとの平均値即ち]璽を以って粒子径とする。少
なくとも5000個の粒子径を測定する。
第1番目の粒子が粒子径Diとし、
数平均粒子径=Σ旧Di/Σni
で表わす。
ゴム状物質のミクロ構造:
モレロ法(DoMorero etal : Chim
、e Ind、、 41758(1959))によシ赤
外分光光度計を使用して、シス−1,4、)ランス−1
,4,1,2−ビニルの含有率をもとめた。
、e Ind、、 41758(1959))によシ赤
外分光光度計を使用して、シス−1,4、)ランス−1
,4,1,2−ビニルの含有率をもとめた。
樹脂中のゴム状物質の粒子径:コールタ−カラ 14−
ンター(コールタ−カウンター■TA−U型)にて、ジ
メチルホルムアミドとチオシアン酸アンモニウムとの混
合電解液を用いて、樹脂ペレット2〜4粒をジメチルホ
ルムアミド約5−中に入れ約2〜5分間放置する。次に
ジメチルホルムアミド溶解分を適度の粒子濃度として測
定し、50優のメジアン径を平均粒子径とする。
メチルホルムアミドとチオシアン酸アンモニウムとの混
合電解液を用いて、樹脂ペレット2〜4粒をジメチルホ
ルムアミド約5−中に入れ約2〜5分間放置する。次に
ジメチルホルムアミド溶解分を適度の粒子濃度として測
定し、50優のメジアン径を平均粒子径とする。
芳香族モノビニル重合体の還元粘度:
IFFの樹脂に20−のメチルエチルケトンを加えて1
時間激しく震盪し、溶解或いは膨潤させる。
時間激しく震盪し、溶解或いは膨潤させる。
次に遠心分離機にてゲルを沈降させた後、上澄液のメチ
ルエチルケトン可溶分をメタノール中に沈澱し、濾過し
、乾燥する。乾燥した重合体粉末を0.5重量%のトル
エン溶液とし30℃においてキャノン−フェンスケ型粘
度計で測足する。
ルエチルケトン可溶分をメタノール中に沈澱し、濾過し
、乾燥する。乾燥した重合体粉末を0.5重量%のトル
エン溶液とし30℃においてキャノン−フェンスケ型粘
度計で測足する。
実施例t−io及び比較例1〜7
ゴム状物質をスチレンとエチルベンゼンとの混合液に溶
解し、重合開始剤、連鎖移動剤、酸化防止剤、可塑剤を
添加し、重合原料液を調製する。
解し、重合開始剤、連鎖移動剤、酸化防止剤、可塑剤を
添加し、重合原料液を調製する。
原料液を連続3段重合機に連続して送入し、重合を行っ
た。各重合機6.2tの容積を有し、攪拌翼が付いてい
る。表1及び表2に示されたように重合する。次に加熱
真空下の脱揮装置に送シ込み、未重合スチレン及びエチ
ルベンゼンを除去し、ダイスからストランドを引き、水
冷後、ペレット状に切断する。ペレット中のツム状物質
の含有率は、脱気前の固形分からもとめた。
た。各重合機6.2tの容積を有し、攪拌翼が付いてい
る。表1及び表2に示されたように重合する。次に加熱
真空下の脱揮装置に送シ込み、未重合スチレン及びエチ
ルベンゼンを除去し、ダイスからストランドを引き、水
冷後、ペレット状に切断する。ペレット中のツム状物質
の含有率は、脱気前の固形分からもとめた。
重合原料液は、2t/時間の供給速度で送液した。
以下余白
Claims (1)
- (1) :?ム状物質11〜22重量%と芳香族モノ
ビニル重合体89〜78重量係とからなり、(a)該ゴ
ム状物質が芳香族モノビニル重合体の樹脂相に分散して
おり、分散粒子のメジアン径が0.6〜1.4ミクロン
であり、(b)分散ゴム状物質の粒子中に内蔵された芳
香族モノビニル重合体の粒子の数平均粒子径が0.03
〜o、 14 ミクロンであり、(C)トルエン不溶分
Xが式(1)の範囲にあり9+1.0909R≦X≦2
7+0.8182R・・・・・・・・・(1)(ここで
Rは、ゴム状物質の含有重量幅を示し11〜22の範囲
である。)(d)膨潤指数が8〜13の範囲にあり、(
e)樹脂相の芳香族モノビニル重合体の還元粘度Yが次
式(It)の範囲にあることを特徴 0.75−0.00909 R≦Y≦1.00−0.0
0455 R・・・・・・(If)(ことでRは前記に
同じ)とするゴム変性芳香族モノビニル樹脂組成・物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9579183A JPS59221318A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | ゴム変性芳香族モノビニル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9579183A JPS59221318A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | ゴム変性芳香族モノビニル樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59221318A true JPS59221318A (ja) | 1984-12-12 |
JPS6234773B2 JPS6234773B2 (ja) | 1987-07-29 |
Family
ID=14147271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9579183A Granted JPS59221318A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | ゴム変性芳香族モノビニル樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59221318A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6178856A (ja) * | 1984-09-27 | 1986-04-22 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 耐フロン性シート材料 |
JPH01284515A (ja) * | 1988-03-24 | 1989-11-15 | Soc Atochem | ブタジエンから耐衝撃性芳香族ビニル樹脂を直接製造する方法 |
JPH037710A (ja) * | 1989-03-31 | 1991-01-14 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | スチレン系樹脂組成物 |
WO1997016489A1 (fr) * | 1995-10-31 | 1997-05-09 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | Composition de resine vinylique aromatique modifiee au caoutchouc et son procede de production |
US6031050A (en) * | 1995-02-08 | 2000-02-29 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd | Rubber-modified styrenic resin composition |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4912909A (ja) * | 1972-05-17 | 1974-02-04 | ||
JPS4999649A (ja) * | 1972-12-29 | 1974-09-20 | ||
JPS5141089A (en) * | 1974-08-05 | 1976-04-06 | Monsanto Co | Jugotaihoripurendono seiho |
JPS5286444A (en) * | 1976-01-14 | 1977-07-18 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Rubber-modified styrene resin compositions |
-
1983
- 1983-06-01 JP JP9579183A patent/JPS59221318A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4912909A (ja) * | 1972-05-17 | 1974-02-04 | ||
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JPS5141089A (en) * | 1974-08-05 | 1976-04-06 | Monsanto Co | Jugotaihoripurendono seiho |
JPS5286444A (en) * | 1976-01-14 | 1977-07-18 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Rubber-modified styrene resin compositions |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6178856A (ja) * | 1984-09-27 | 1986-04-22 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 耐フロン性シート材料 |
JPH01284515A (ja) * | 1988-03-24 | 1989-11-15 | Soc Atochem | ブタジエンから耐衝撃性芳香族ビニル樹脂を直接製造する方法 |
JPH037710A (ja) * | 1989-03-31 | 1991-01-14 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | スチレン系樹脂組成物 |
US6031050A (en) * | 1995-02-08 | 2000-02-29 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd | Rubber-modified styrenic resin composition |
WO1997016489A1 (fr) * | 1995-10-31 | 1997-05-09 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | Composition de resine vinylique aromatique modifiee au caoutchouc et son procede de production |
US6160052A (en) * | 1995-10-31 | 2000-12-12 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | Rubber-modified aromatic vinyl resin composition and process for the production thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6234773B2 (ja) | 1987-07-29 |
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