JPS60260333A - 熱融着縫製可能な防水シ−トおよびその縫製方法 - Google Patents

熱融着縫製可能な防水シ−トおよびその縫製方法

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JPS60260333A
JPS60260333A JP11660784A JP11660784A JPS60260333A JP S60260333 A JPS60260333 A JP S60260333A JP 11660784 A JP11660784 A JP 11660784A JP 11660784 A JP11660784 A JP 11660784A JP S60260333 A JPS60260333 A JP S60260333A
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waterproof
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vinylidene fluoride
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大林 勉
井本 学
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、熱融着縫製可能な防水シート、特に防汚性及
び耐候性に優れ、熱融着縫製の可能な防水シート、及び
それを用いる縫製方法に関する。
従来の技術 従来、例えば、繊維性基布の片面又は両面に軟質塩化ビ
ニル(pvc )樹脂層を有する柔軟なシートが、エヤ
ドーム等の大型テントに使用されている。このようなシ
ートは、加工性、経済性、防炎性等の点においてPvC
に固有の長所を有するが、−カ、7.7.7:= f 
y F’B4jklAMい、□ゎ、4 (のであるとこ
ろから、配合される安定剤等について十分な吟味がなさ
れていたとしても、長年月の間に次第に樹脂の分解を来
たし、また可塑剤が表面移行して次第に表面が粘着性と
なり、またその表面上に塵埃等が付着して汚染される等
の重大な欠点を有していた。
この対策として、270層の上面にアクリル樹脂フィル
ム層を形成して、従来のpvc層のみの積層品の欠点を
カバーし、所定の効果を得ている。しかしながら、積層
品の使用状態によシ、強く揉まれる等の条件下ではアク
リル樹脂フィルム層に亀裂を生じ、積層品の耐用期間を
著るしく短縮せしめる結果となることもあシ、この対策
は十分なものとなるには至っていない。
しかして、このような積層シートの表面を、)、化ビニ
リデン樹11Mアクリル樹脂/PvCsl脂からなるフ
ィルムを貼着することによ多構成し、フッ化ビニリゾ/
樹脂層を外表面とすることによシ、耐候性や耐汚染性を
改良する方法を見出した。このような防水シートをミシ
ンによ)縫製して使用する場合には縫目から漏水し、ま
たミシン縫製は作業能率も悪いために、高周波又は熱風
を利用して熱融着縫製を行なうことがしばしばあるけれ
ども、上記フッ化ビニリデン樹脂層を外表面とする積層
シートを熱融着縫製を用いて一合しようとしても、フッ
化ビニリゾ/樹脂層は接着せず、従ってこのシートもま
た更に改良が望まれているところである。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、優れた防汚性と耐候性とを備える一方で、熱
融着縫製が可能で、しかも耐久性ある防汚性を有する、
極めて有用な防水シートを提供しようとする本のである
本発明は、また、そのような防水シートの縫製方法を提
供しようとするものである。
問題点を解決するための手段 本発明によれば熱融着縫製可能な防水シートが提供され
るのであって、このシートは、繊維性基布の表面又は表
裏両面に天然ゴム、合成ゴム又は合成樹脂からなる防水
層を有する防水シートにおいて、その上面には最外層に
フ、化ビニリデン樹脂層を形成し、一方その1面には最
外層にアクリル樹脂層又はシアンエチル化エチレン−ポ
リビニルアルコール共重合体層を形成したことを特徴と
する。
本発明によれば、また、上記防水シートの上面最外層の
フッ化ビニリデン樹脂層と下面最外層のアクリル樹脂層
又はシアノエチル化エチレン−ポリビニルアルコール共
重合体層とを重ね合せ、これを熱融着によ多接合せしめ
ることを特徴とする熱融着縫製方法が提供される。
発明の作用及び効果 本発明の防水シートの一例を、第1図を参照しながら説
明する。
第1図に示す本発明防水シートの態様においては、繊維
性基布1の表裏両面に、天然ゴム、合成ゴム又は合成樹
脂からなる防水層2.2′が形成され、この防水層2の
側の上面最外層にはフッ化ビニリデン樹脂層3が形成さ
れている。必要ならば、これら防水層2とフッ化ビニリ
デン樹脂層3との間には、これらの層と連続してアクリ
ル樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ポリビニルアル
コール共重合体層が形成されていてもよい。一方、防水
層2′の側の下面最外層にはこの防水層2′に連続して
アクリル樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ビニルア
ルコール共重合体層4例形成されている。
本発明防水シートの他の態様においては、上記の如き防
水層2,2′を省略し、アクリル樹脂層又はシアノエチ
ル化エチレン−ポリビニルアルコール共重合体層を繊維
性基布1の表裏面に直接形成して、これを防水層とす石
ことができる。あるいは、上記防水層2とアクリル樹脂
層又はシアノエチル化エチレン−ポリビニルアルコール
共重合体層との間に任意の他の層を形成することもでき
、また防水層2′とアクリル樹脂層又はシアノエチル化
エチレン−ポリビニルアルコール共重合体層4との間に
他の任意の層を形成することもできる。
また、防水層2′を省略してもよく、あるいは防水層2
′を省略し、これに代えて他の任意の層を形成してもよ
い。
即ち、本発明の防水シートに必須の要件は、繊維性基布
を内層に有すること、防水層が存在すること、上面には
最外層にフッ化ビニリデン樹脂層が形成されていること
、及び下面には最外層にアクリル樹脂層又はシアノエチ
ル化エチレン−ビニルアルコール共重合体層が形成さ八
ていることである。
以下、本発明を更に具体的に説明する。
本発明の防水シートに用いられる繊維性基布は、天然繊
維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、例えば、ガラス
繊維、カーぎン繊維、金属繊維など、再生繊維、例えば
、ビスコースレーヨン、キュプラなと、半合成繊維、例
えば、ジーおよびトリーアセテート繊維など、及び合成
繊維、例えば、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66
等)繊維、ポリエステル(1!!リエチレンテレ7タレ
ート等)繊維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル繊維、
ポリ塩化ビニル繊維、ポリオレフィン繊維など、から選
ばれる少なくとも1種からなるものである。
基布中の繊維は、短繊維紡績糸条、長繊維糸条、スプリ
ットヤーン、テープヤーンなどのいずれの形状のもので
ありてもよく、また基布は、織物、編物、不織布又はこ
れらの複合布のいずれであってもよい。一般には、本発
明の防水シートに用いられる繊維はポリエステル繊維で
あるのが好ましく、この繊維は長繊維(フィラメント)
の形状にあるのが好ましく、かつ平織布を形成している
のが好ましい。また、平行に並べたたて糸とよと糸とを
交差するように重ね、これらをからみ糸で押えて構成さ
れた織物は、特に好ましい。繊維性基布け、得られる防
水シートの機械的強度を高bレベルに維持するために有
用である。
本発明においては、繊維性基布の表面又は表^両面に防
水層を形成して防水シートとするのであるが、この防水
層の材料としては、平然ゴム、ネオプレンゴム、クロロ
ゾレンゴム、シリコーン樹脂、−イ・臂ロンその他の合
成ゴム、またはPvC樹脂、エチレン−酢酸ビニールコ
ポリマー(EVA )樹脂、アクリル樹脂、シリコーン
樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリ
プロピレン(pp)樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹
脂その他の合成樹脂を用いることができる。このような
材料からなる防水層は、得られる防水シートに所望の防
水性並びに難燃性や機械的強度を与えるのに十分カ厚さ
、例えば、0.05m以上の、好ましくは0.05〜2
.Oflmの厚さを有する。
これらの防水層は、上記の如きゴム又は樹脂のフィルム
、溶液、ペースト又はストレートなどを用い、公知の方
法、例えば、トッピング、カレンダリング、コーティン
グ、ディッピングなどの方法によって、繊維性基布上に
形成することかでKる。これらのゴム又は樹脂中には、
可塑剤、安定剤、着色剤、紫外線吸収剤などや他の機能
付与剤が含まれていてもよい。
本発明に係る防水シートの上面においては、最外層とし
てフッ化ビニリデン樹脂層が形成される。
フッ化ビニリデン樹脂としては、フッ化ビニリデン単重
合体の他、フッ化ビニリデンを70モルチ以上含有し、
これと共重合可能な単量体、例えば、4フツ化エチレン
、3フ、化エチレン、フ、化ビリデン、6フツ化ビニリ
デンなどから選ばれる1種以上の単量体を共重合させて
得られる共重合体が用いられる。場合によっては、これ
らの単重合体又は共重合体と良好な相溶性を有する他の
樹脂を加えた混合物とすることもできる。このようなフ
ッ化ビニリデン樹脂との相溶性の良好な樹脂としては、
例えば、メチルメタクリレートもしくはメチルアクリレ
ートを主体とする重合体もしくは共重合体、又はシアン
エチル化エチレン−ビニルアルコール共重合体などがあ
る。しかし、これら他の樹脂成分は、構成樹脂量の30
 PHR以内とすることが好ましい。
このフッ化ビニリデン樹脂層中には、必要に応じて、安
定剤、滑剤等の加工助剤およびUvAを含有させてもよ
い。特に、U′vAの添加は、必要によシその下に形成
されるアクリル樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ポ
リビニルアルコール共重合)体層との接合面付近におけ
るこれらの樹脂の光劣化を防止する意味から好ましい。
しかし、フッ化ビニリデン樹脂と均一相に相溶し得るU
VAO量はあまシ多くなく、一般には3チ以下の量であ
る。
また、フッ化ビニリデン樹脂層は一般には極めて薄いの
で、この層のUVAのみで防水層を完全に保護するとと
はあまシ期待できない。
しかして、フッ化ビニリデン樹脂層はシートの表層のみ
を保護するものであるので、0.3〜10μm厚厚さを
有するのが好ましく、1〜5μmであるのが更に好まし
い。
本発明においては、上面最外層のフッ化ビニリデン樹脂
層のすぐ下にアクリル樹脂層又はシアンエチル化エチレ
ン−ポリビニルアルコール共重合体層を形成するのが好
ましく、これらの層の厚さは、好ましくは0.5〜30
μm、更に好ましくは2〜20μmであるのがよく、一
般にはフッ化ビニリデン樹脂層の厚さよシも大きいのが
よい。
本発明に有用なアクリル樹脂層を構成するアクリル樹脂
としては、アクリル酸もしくはメタクリル酸のC4〜C
4アルコールのエステルを主構成モノマーとする重合体
もしくは共重合体を主成分とする樹脂が好ましい。この
ようなアクリル酸エステル系樹脂の主構成モノマーは、
具体的には、メチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロ
ピルアクリレート、ゾロピルメタクリレート、ブチルア
クリレート及びブチルメタクリレートであシ、特にメチ
ルアクリレート及びメチルメタクリレートが好ましい。
まだ、これらの主構成モノマーと共重合させるコモノマ
ーとしては、例えば、アクリル酸もしくはメタクリル酸
のC2〜c、2アルコールのエステル、フッ化ビニル、
フッ化ビニリデン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸
ビニル、スチレン、アクリロニトリル、メタクリコニト
リル、ブタジェンなどのモノマーがある。これらの共重
合体は、ランダム共重合体(限定されるものではなく、
グラフト共重合体であってもよい。例えば、メチルメタ
クリレート重合体にフッ化ビニリデンを添加後、これを
グラフト重合させた重合体などを使用することもできる
アクリル樹脂層には、アクリル樹脂との相溶性の良好な
他の樹脂が少量含有されていてもよい。
特に、PvC,lt1脂及びフッ化ビニリデン樹脂は、
いずれも、アクリル樹脂との相溶性が良好であるので、
有用である。これらのことはまたシアノエチル化エチレ
ン−ポリビニルアルコール共重合体についても同様のこ
とが言える。また、これらの樹脂層には、耐久性ある耐
候性を与えるために紫外線吸収剤(UVA)が配合され
てもよい。UVAの配合量は入射される紫外線を約50
多以上遮断し得るように定めるのが好ましい。この紫外
線遮断量は、UVAを含有するこれらの樹脂層中のUV
Aの濃度とこの層の厚さによシ定まるが、UvA濃度が
あ′!!シ低い場合にはこれらの樹脂層の厚さを増大さ
せる必要があり、従ってこのこれらの樹脂層のUVA濃
度は好ましくは0.3%以上、よシ好ましくは1.0チ
以上とすべきである。しかし、この樹脂層中のUVA濃
度が高すぎると、上面最外層を構成するフッ化ビニリデ
ン樹脂層との界面にブリードし、この層との接着力を低
下させることがあるので好ましくない。もちろん、Uv
Aの種類によシこれらの樹脂及びフッ化ビニリデン樹脂
との相溶性が異なるのでその濃度の上限は異なるけれど
も、フッ化ビニリデン樹脂に対しても比較的高い親和性
を有するベンゾトリアゾール系のUVAでも30 PH
Rを超えると両層の界面において剥離し易くなるので、
30 PER以下程度にとどめるのが好ましい。OVA
としては、ベンゾトリアゾール系のものばか多でなく、
ベンゾフェノン系、サリチル酸、エステル系のもの、又
はこれらと他の樹脂とを共重合させたもののいずれをも
用いることができ、特に限定されるものではない。
本発明の防水シートを製造するに際しては、例えば、繊
維性基布の表面又は表裏両面に防水層を形成したシート
を先ず製造し、次いでアクリル樹脂又はシアノエチル化
エチレン−ポリビニルアルコール共重合体を塗布し又は
しないで及びフッ化ビニリデン樹脂を塗布形成してもよ
く、また別法シ としてその上表面に別途製造されたフッ化ビニリデン樹
脂又はフッ化ビニリデン樹11!/アクリル樹脂又はシ
アノエチル化エチレン−ポリビニルアルコール共重合体
の積層フィルムを貼着してもよい。
このフッ化ビニリデン樹脂又はフッ化ビニリデン樹脂/
アクリル樹脂等の積層フィルムの厚さが薄く、作業性に
問題が生じる場合には、30〜50μmの厚さを有する
PVCフィルム等を支持体としてフッ化ビニリデン樹脂
/アクリル樹脂又はシアノエチル化エチレン−ポリビニ
ルアルコール共重合体/ PVC樹脂からなる積層フィ
ルムを作シ、これを上記シートに塊着することもできる
。このような積層フィルムの製造は、特に限定されるも
のではないけれども、各層の樹脂を複合Tダイス又は複
合円筒ダイスから複合流動させて、フラットシート又は
円筒物を共押出しし、通常の方法で引取シ、更に必要に
応じて熱処理する方法によ)行なわれるのが、各層間接
着性や生産性の面からみて望ましい。
本発明の防水シートにおいて、下面の最外層を構成する
アクリル樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ポリビニ
ルアルコール共重合体層は、上面のこれらの樹脂層につ
いて前述したとほぼ同様に、その厚さや材料を選択する
ことができる。この場合、下面は外気に曝露されること
が少ないので、上面程にはUVAの配合の必要性はなく
、配合を省略することもできる。まだ、この層は、前述
した如きフィルムの貼着によるほか、コーチングによっ
ても形成することができる。
このようにして得られる防水シートは、防汚性及び耐候
性に優れるとともに、熱融着縫製が可能である。即ち、
この防水シート2枚を重ね合せ、上面最外層のフッ化ビ
ニリデン樹脂層と下面最外層のアクリル樹脂層又はシア
ノエチル化エチレン+ yN IJビニルアルコール共
重合体層とを接触させておき、超音波加熱、高周波加熱
又は熱風によシ融着接合させるのである。このようにし
て熱融着縫合を行なう場合、従来の防水シートの如く下
面にアクリル樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ポリ
ビニルアルコール共重合体層を形成していないシートに
おいては接着力がO〜3 kli’73 cmと極めて
小さかったのであるが、本発明の防水シートの場合には
接着力は6〜10kg/30となル、実用土必要とされ
ている約5ゆ/3αを超求る好ま。
しい値となる。このような熱融着縫製に際して好ましい
接着力を与えるような樹脂からなるフィルムを2枚のシ
ート間に挾み込んで融着接合させることも考えられるけ
れども、この場合には防水シートとの密着力に欠けるた
め接着力は3〜4ゆ/33程度となシ、また融着作業に
際して必要部位の位置決めに難点があシ、作業上好まし
く力い。
また、下面最外層の連続層に代えて、これらの樹脂層を
下面に部分的に形成することも考えられるが、この場合
縫製時にこれらの樹脂層を塗布する等の作業は煩わしく
、作業性を低下させ、作業環境を害する。従って、本発
明の防水シートの如く、最初から下面全面に連続層とし
てこれらの樹脂層を形成しておくならば、防水シートそ
れ自体の製造も安価にかつ簡単に行なうことができ、ま
た縫製々どの部分においても行なうことができるという
利点がある。
遭潰興 以下、実施例によシ、本発明を更に説明する。
実施例1 下記組織、 目付 3601 / m2 を有するビニロン繊維帆布を基布として用い、とれを湯
通しし、乾燥した。次に、との基布に、下記組成、 pvc樹脂 ・・・80重量部 ブチルベンジルフタレート ・・・5sfct部エポキ
シ化大豆油 ・・・7重量部 炭酸カルシウム ・・・20重重量 カドミウムバリウム系安定剤 ・・・3重量部顔料 ・
・・8重量部 トルエン(溶剤) ・・・130重量部からなる加工液
に浸漬した後、ローラー間で付着量100%に絞シ、9
0℃で1分間乾燥し、次いで180℃で1分間熱処理し
てpvcをグル化固着 )して防水シートを作成した。
この防水シートの防水層の厚さは0.3■であった。
この防水シートの上表面に、呉羽化学工業株式会社製の
KFCシート〔フッ化ビニリゾ/樹脂C2〜3μtn)
/アクリル樹脂(2〜4 am ) / PVC樹脂(
45μ、n))のpvc面を防水シート面に向けて熱に
より貼着させた。更に、この防水シートの下面に三菱レ
ーヨン株式、全社製のアクリル樹脂フィルム(25μf
n)を加熱貼着させて、製品シー ) (1)とした。
別にこの防水シートの・下面にシアノエチル化エチレン
−ポリビニルアルコール共重合体を7μmに塗布して製
品シー)(II)を作ったO また、比較のために、裏面にこれらの四指フィルムを作
成しなかった以外は上記と全く同様にして、従来品とし
てのシート(1)を製造した。
これら2つの試料のそれぞれについて、前記本文中で述
べたようにして端部3cInを重ね合せ、この重ね合せ
部分に出力2 kW、周波数40.68MHzの高周波
発振機によ)、高周波処理を3秒間施した。このように
して得られた熱融着縫製シートの接合部分の平均剥離強
力は、本発明シート(I)及び([)の場合各々8.5
 kg/ 3 cm及び8.3 kg / 3 cmで
あ)、比較シート(1)の場合1.5 kll 73 
cmであった。即ち、本発明シートは十分に実用に耐え
る接合強度を有していたが、比較シートの接合強度は実
用に耐えないものであった。
また、シートの接合すべき部分を対向させて重ね合せ、
ライスター熱風溶接機を用い、幅3釧の扁平な熱風吹出
口を有するノズルを重ね合せ部の間に差し込み、ノズル
をシート面に沿って防水/−トの縫合方向に移動させな
がら、ノズルから400℃の熱風を当て、はぼ3−の幅
で樹脂を溶融させた。この溶融操作に引き続いて、重ね
合せ部分を加圧ローラーによ如プレスし、融着縫製した
。このようにして得られた融着縫製シートの剥離強力も
それぞれ高周波ウエルダー縫製によシ得られたシートの
強力とほぼ同様であった。
実施例2 実施例1で用いたと同じ基布に、それぞれ−・イ・ぐロ
ン樹脂防水層、シリコーン樹脂防水層、EVA樹脂防水
層及びウレタン樹脂防水層を形成し、その上表面にソニ
ー・ケミカル社製アクリル系接着剤5C462を用いて
フッ化ビニリデン樹脂(4μm)/シアノエチル化エチ
レンー2リビニルアルコール共重合体(10μm)から
なるフィルムを貼着した。また、裏面に接着剤5C46
2を5μmの厚さに塗布して、本発明に係る防水シー)
(Aグループ)を作成した。更にこの上にシアノエチル
化エチレンーホリビニルアルコール共重合体5μmを塗
布して本発明に係る防水シー)(Bグループ)を作成し
た。また、比較として、それぞれ裏面にこれらの層を形
成し々いシートを作成して、比較シート(Cグループ)
とした。
これらのシートをそれぞれ実施例1に述べたと同様の高
周波ウエルダー縫製に供した。その結果、ハイノ4o7
閘脂 7.3kg/3tyn 7.4kv3m 0.3
Xし′3αシリコーン樹脂 6.9)CI9/3crn
7.1kg/3m 0EVA樹脂 7.8に973m 
8.0kl?/3crn0.9kl?/3mウレタン樹
脂 7.9に9/3cm 8.2kg/3m 0.8M
/3mまた、アクリル樹脂で基布の両面に防水層を形成
し、その上面にKFCシートを上記と同様に貼着した防
水シートの剥離強力は8.5 kg / 3 cmであ
りたO 以上からもわかるように、本発明に係る防水シートは、
フッ化ビニリデン樹脂の保護層を有するから、優れた防
汚性、耐候性及び耐久性を保持する一方で、裏面にアク
リル樹脂層又はシアノエヂル化エチレンーIリビニルア
ルコール共重合体層ヲ有することから、簡便かつ低廉な
縫製が行なえるシートとして、その工業的価値は極めて
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の防水シートの一例を模式的に示す断
面図である。 1・・・繊維性基布、2 、2’・・・防水層、3・・
・フッ化ビニリデン樹脂層、4・・・アクリル樹脂又は
シアノエチル化エチレン−Iリビニルアルコール共重合
体層o’ 1 第1図 手続補正書(自発) 昭和59年7月Δ日 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第116607号 2、発明の名称 熱融着縫製可能な防水シート糞びその 縫製方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 平岡織染株式会社 4、代理人 住 所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号5
、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 (イ)明細書第10頁、15行目、「平然fム」とある
を「天然コ“ム」に補正する。 (ロ)明細書第12頁、14行目、「フッ化ピニリデデ
」とあるを「フ、化ビニリデン」に補正する。 = fj 明細書第13頁、8行目、「μm厚厚さ」と
あるを1μmの厚さ」に補正する。 に)功細書第14頁、19行目、「・・・使用すること
もできる。」とある後に「また、アミノ基、イミノ基、
エチレンイミン残基、アルキレンジアミン残基を含むア
クリレートを用いることもできるが、アジリジニル基を
含有するアクリレートを用いる場合に特に好ましい結果
を与える。」なる記載を挿入する。 (へ)明細書第18頁、2行目、「外気に」とあるをr
直射日光に」に補正する。 (へ)明細書第19頁、17行目、「製などの部分」と
あるをr製を必要な、どの部分」に補正する・ (ト)明細書第20頁、7行目、「基布に、」とあるを
「基布を、jに補正する。 (ト)明細書第21頁、15行目、「2つの」とおる全
「3つの」に補正する。 ぐ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、繊維性基布の表面又は表裏両面に天然ゴム、合成ゴ
    ム又は合成樹脂からなる防水層を有する防水シートにお
    いて、その上面には最外層にフッ化ビニリデン樹脂層を
    形成し、一方その下面には最外層にアクリル樹脂層又は
    シアノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重合体・
    層を形成したことを特徴とする熱融着縫製可能な防水シ
    ート。 2、前記上面において、フッ化ビニリデン樹脂層の下に
    アクリル樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ビニルア
    ルコール共重合体層が形成されている特許請求の範囲第
    1項記載の防水シート。 3、前記下面において、防水層上にアクリル樹脂層又は
    シアノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重合体層
    が形成されている特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の防水シート。 4、前記アクリル樹脂層又はシアノエチル化エチレン−
    ビニルアルコール重合体層が前記防水層を形成している
    特許請求の範囲第1項記載の防水シート。 5、前記防水層が0.05〜2.0−の厚さを有する特
    許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の防水シート
    。 6、前記アクリル樹脂層がアクリル酸もしくはメタクリ
    ル酸のC4〜C4アルコールのエステルを主構成モノマ
    ーとする重合体もしくは共重合体を主成分とする樹脂か
    らなる特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の防
    水シート。 7、 前記アクリル樹脂層又はシアノエチル化エチレン
    −ビニルアルコール共重合体mがo、s〜30μmの厚
    さを有する特許請求の範囲第1〜6項のいずれかに記載
    の防水シート。 8、前記層の厚さが2〜20μmである特許請求の範囲
    第7項記載の防水シート。 9、前記フッ化ビニリデン樹脂層がフッ化ビニリデン皐
    重合体又はフッ化ビニリデンを70モル−以上含有する
    共重合体を主成分とする樹脂からなる特許請求の範囲第
    1〜8項のいずれかに記載の防水シート。 10、前記フッ化ビニリデン樹脂層が0.3〜10μm
    の厚さを有する特許請求の範囲第1〜9項のいずれかに
    記載の防水シート。 11、前記フッ化ビニリデン樹脂層の厚さが1〜5μm
    である特許請求の範囲第10項記載の防水シート。 12、繊維性基布の表面又は表裏両面に天然ゴム、合成
    ゴム又は合成樹脂からなる防水層を有する防水シートで
    あって、その上面には最外層にフッ化ビニリゾ/樹脂層
    を形成し、一方その下面には最外層にアクリル樹脂層又
    はシアノエチル化エチレンービニルアルコール共重合体
    層を形成してなる防水シートを用い、この防水シートの
    前記上面最外層のフッ化ビニIJデン樹脂層と前記下面
    最外層のアクリル樹脂層又はシアンエチル化エチレン−
    ビニルアルコール共重合体層とを重ね合せ、これを熱融
    着によシ接合せしめることを特徴とする熱13、熱融着
    の手段が高周波加熱である特許請求の範囲第5項記載の
    方法。 14、熱融着の手段が熱風による加熱である特許請求の
    範囲第5項記載の方法。 15、熱融着の手段が超音波加熱である特許請求の範囲
    第5項記載の方法。
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