JPS60252781A - 熱融着縫製可能な防水シ−トおよびその縫製方法 - Google Patents

熱融着縫製可能な防水シ−トおよびその縫製方法

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JPS60252781A
JPS60252781A JP59109836A JP10983684A JPS60252781A JP S60252781 A JPS60252781 A JP S60252781A JP 59109836 A JP59109836 A JP 59109836A JP 10983684 A JP10983684 A JP 10983684A JP S60252781 A JPS60252781 A JP S60252781A
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waterproof
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大林 勉
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井本 学
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明推、熱融着縫製可能な防水シート、特に防汚性及
び耐候性に優れ、熱融着縫製の可能な防水シート、及び
それを用いる縫製方法に関する。
従来の技術 従来、例えば、繊維性基布の片面又は両面に軟質塩化ビ
ニル(pvc )樹脂層を有する柔軟なシートが、エヤ
ドーム等の大型テントに使用されている。このようなシ
ートは、加工性、経済性、防炎性等の点においてpvc
に固有の長所を有するが、一方でかかるテントは長期問
屋外に曝露されるものでおるところから、配合される安
定剤等について十分な吟味がなされていたとしても、長
年月の間に次第に樹脂の分解を来たし、また可塑剤が素
面移行して次第に表面が粘着性となシ、またその表面上
に塵埃等が付着して汚染される等の重大な欠点を有して
いた。
この対策として、270層の上面にアクリル樹脂フィル
ム層を形成して、従来の270層のみの積層品の欠点を
カバーし、所定の効果を得ている。しかしながら、積層
品の使用状態によシ、強く揉まれる等の条件下ではアク
リル樹脂フィルム層に亀裂を生じ、積層品の耐用期間を
著るしく短縮せしめる結果となることもあ如、この対策
は十分外ものとなるには至っていない。
しかして、このような積層シートの表面を、フッ化ビニ
リrン樹脂/アクリル樹脂/ PVC樹脂からなるフィ
ルムを貼着することによ多構成し、フッ化ビニリrン樹
脂層を外表面とすることによシ、耐候性や耐汚染性を改
良する方法を見出した。このような防水シートをミシン
によシ縫製して使用する場合には縫目から漏水し、また
ミシン縫製れ作業能率も悪いために、高周波又は熱風を
利用して熱融着縫製を行うことがしばしばあるけれども
、上記フッ化ビニリデン樹脂層を外表面とする積層シー
トな熱融着縫製を用いて接合しようとしても、フッ化ビ
ニリデン樹脂層は接着せず、従ってこのシートもまた更
に改良が望まれているところである。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、優れた防汚性と耐候性とを備える一方で、熱
融着縫製が可能で、しかも耐久性ある防汚性を有する、
極めて有用な防水シートを提供しようとするものである
本発明は、また、そのような防水シートのkfR方法を
提供しようとするものである。
問題点を解決するだめの手段 本発明によれば熱融着縫製可能な防水シートが提供され
るのであって、このシートは、繊維性基布の素面又は表
裏両面に天然ゴム、合成ゴム又は合成樹脂からなる防水
層を有する防水シートにおいて、その上面には最外層に
フッ化ビニリデン樹脂層を、そしてその下に連続してア
クリル樹脂層を形成し、一方その下面に4最外層にアク
リル樹脂層を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、また、上記防水シートの上面最外層の
フッ化ビニリデン樹脂層と下面最外層のアクリル樹脂層
とを重ね合せ、これを熱融着によ多接合せしめることを
特徴とする熱融着縫製方法−が提供される。
発明の作用及び効果 本発明の防水シートの一例を、第1図を参照しながら説
明する。
第1図に示す本発明防水シートの態様においては、繊維
性基布1の表裏両面に、天然ゴム、合成ゴム又は合成樹
脂からなる防水層2,2′が形成され、この防水層2の
側の上面最外層に社フッ化ビニリデン樹脂層3が形成さ
れ、これら防水層2とフッ化ビニlJアン樹脂層3との
間には、これらの層と連続してアクリル樹脂層4が形成
されている。
一方、防水層2′の側の下面最外層にはこの防水層2′
に連続してアクリル樹脂層5が形成されている。
本発明防水シートの他の態様においては、上記の如き防
水層2,2′を省略し、アクリル樹脂層4゜5を繊維性
基布1の表裏面に直接形成して、これを防水層とするこ
とができる。あるいは、上記防水層2とアクリル樹脂層
4との間に任意の他の層を形成することもでき、また防
水層2′とアクリル樹脂層5との間に他の任意の層を形
成することもできる。また、防水層2′を省略してもよ
く、あるいは防水層2′を省略し、これに代えて他の任
意の層を形成してもよい。
即ち、本発明の防水シートに必須の要件は、繊維性基布
を内層に有すること、防水層が存在すること、上面には
最外層にフッ化ビニリrン樹脂層が形成され、その下に
連続してアクリル樹脂層が形成されていること、及び下
面には最外層にアクリル樹脂層が形成されていることで
ある。
以下、本発明を更に具体的に説明する。
本発明の防水シートに用いられる繊維性基布け、天然繊
維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、例えば、ガラス
繊維、カーボン繊維、金属繊維など、再生繊維、例えば
、ビスコースレーヨン、キュプラなど、半合成繊維、例
えば、ジーおよびトリーアセテート繊維など、及び合成
繊維、例えば、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66
等)繊維、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート
等)繊維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリ
塩化ビニル繊維、ポリオレフィン繊維など、から選ばれ
る少なくとも1alからなるものである。
基布中の繊維は、短繊維紡績糸条、長繊維糸条、スズリ
ットヤーン、チーシャーンなどのいずれの形状のもので
あってもよく、また基布は、織物、編物、不織布又はこ
れらの複合布のいずれであってもよい。一般には、本発
明の防水シートに用いられる繊維はポリエステル繊維で
あるのが好ましく、この繊維は長繊維(フィラメント)
の形状にあるのが好ましく、かつ平織布を形成している
のが好ましい。また、平行に並べたたて糸とよこ糸とを
交差するように重ね、これらをからみ糸で押えて構成さ
れた織物は、特に好ましす、繊維性基布は、得られる防
水シート′の機械的強度を高いレベルに維持するために
有用である。
本発明においては、繊維性基布の表面又は表裏両面に防
水層を形成して防水シートとするのであるが、この防水
層の材料として紘、天然ゴム、ネオグレンゴム、クロロ
プレンゴム、シリコーンゴム、ハイノ40ンその他の合
成ゴム、またはPvC樹脂、エチレン−酢酸ビニールコ
ポリマー(EVA)樹脂、アクリル樹脂、シリコ−ンゴ
ム、ウレタン樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリノ
ロピレン(pp )樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹
脂その他の合成樹脂を用いることができる。このような
材料からなる防水層は、得られる防水シートに所望の防
水性並びに難燃性や機械的強度を与えるのに十分な厚さ
、例えば、0.05wm以上の、好ましくは0.05〜
1.0簡の厚さを有する。
これらの防水層は、上記の如きゴム又は樹脂のフィルム
、溶液、ペースト又はストレートなどを用い翫公知の方
法、例えば、トッピング、カレンダリング、コーティン
グ、ディッピングなどの方法によって、繊維性基布上に
形成することができる。これらのゴム又は樹脂中には、
可塑剤、安定剤、着色剤、紫外線吸収剤などや他の機能
付与剤が含まれていてもよい。
本発明に有用なアクリル樹脂層を構成するアクリル樹脂
としては、アクリル酸もしくはメタクリル酸のC1〜C
4アルコールのエステルを主構成モノマーとする重合体
もしくは共重合体を主成分とする樹脂が好ましい。この
ようなアクリル酸エステル系樹脂の主構成モノマー鉱、
具体的には、メチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロ
ピルアクリレート、プロビルメタクリレート、ブチルア
クリレート及びブチルメタクリレートであシ、特にメチ
ルアクリレート及びメチルメタクリレートが好ましい。
また、これらの主構成モノマーと共重合させるコモノマ
ーとしては、例えば為アクリル酸もしくはメタクリル酸
のC1〜C11アルコールのエステル、フッ化ビニル、
フッ化ビニリデン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸
ビニル、スチレン、アクリロニトリル、メククリロニト
リル、ブタジェンなどのモノマーがある。これらの共重
合体は、ランダム共重合体に限定されるものではなく、
グラフト共重合体であってもよい。
例えば、メチルメタクリレート重合体に7フ化ビニリデ
ンを添加後、これをグラフト重合させた重合体などを使
用することもできる。
アクリル樹脂層には、アクリル樹脂との相溶性の良好な
他の樹脂が少量含有されていてもよい。
特に、PVC樹脂及びフッ化ビニリデン樹脂は、いずれ
も、アクリル樹脂との相溶性が良好であるので、有用で
ある。ま〆、アクリル樹脂層には、耐久性ある耐候性を
与えるために紫外線吸収剤(TJVA )が配合されて
もよい。UVAの配合量は入射される紫外線を約50%
以上遮断し得るように定めるのが好ましい。この紫外線
遮断量は、UVAを含有するアクリル樹脂層中のUVA
の濃度とこの層の厚さによシ定まるが、UVA濃度があ
まシ低い場合にはアクリル樹脂層の厚さを増丙させる必
要があシ、従ってこのアクリル樹脂層のUVA濃度は好
ましくは0,3チ以上、よシ好ましくは1.0%以上と
すべきである。しかし、との樹脂層中のUVA濃度が高
すぎると、上面最外層を構成するフッ化ビニリデン樹脂
層との界面にブリードし、この層との接着力を低下させ
ることがあるので好ましくない。もちろん、UVAの種
類によジアクリル樹脂及びフッ化ビニIJ rン樹脂と
の相溶性が異なるのでその濃度の上限は異なるけれども
、フッ化ビニリデン樹脂に対しても比較的高い親和性を
有するベンゾトリアゾール系のUVAでも30 P)I
Rを超えると両層の界面におりて剥離し易くなるので、
30 PHR以下程度にととめるのが好ましい。mとし
ては、ベンゾトリアゾール系のも−のばかシでなく、ベ
ンゾフェノン系、サリチル酸エステル系のもの、又はこ
れらと他の樹脂とを共重合させたもののいずれをも用1
へることができ、特に限定されるものではない。
本発明に係る防水シートの上面においては、上記アクリ
ル樹脂層の上に、最外層としてフッ化ビニリデン樹脂層
が形成される。フッ化ビニリデン樹脂としては、フッ化
ビニリrン単重合体の他、フッ化ビニリデンを70モル
チ以上含有し、これと共重合可能な単量体、例えば、4
フッ化エチレン、3フツ化エチレン、フッ化ビニル、3
フツ化塩化エチレン、フロロクロロビニリデン、6フツ
化ビニリデンなどから選ばれる1種以上の単量体を共重
合させて得られる共重合体が用いられる。
場合によっては、これらの単重合体又扛共重合体と良好
な相溶性を有する他の樹脂を加えた混合物とすることも
できる。このよりなフッ化ビニリデン樹脂との相溶性の
良好な樹脂としては、例えば、メチルメタクリレートも
しくはメチルアクリレートを主体とする重合体もしくは
共重合体、又はシアンエチル化エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体などがある。しかし、これら他の樹脂成分
は、構成樹脂量の30 P)iR以内とすることが好ま
しい。
このフッ化ビニリデン樹脂層中には、必要に応じて、安
定剤、滑剤等の加工助剤およびUVAを含有させてもよ
い。特に、UvAの添加は、アクリル樹脂層との接合面
付近におけるアクリル樹脂の光劣化を防止する意味から
好ましい。しかし、7゜化ビニリデン樹脂と均一相に相
溶し得る一UVAO量はあまシ多くなく、一般に紘3%
以下の量である。
また、フッ化ビニリデン樹脂層鉱一般には極めて薄いの
で、この層のUVAのみで防水層を完全に保護すること
はあまシ期待できない。
しかして、フッ化ビニリrン樹脂層はシートの表層のみ
を保護するものであるので、0.3−10μmの厚さを
有するのが好ましく、1〜5μmであるのが更に好まし
い。一方、アクリル樹脂層の厚さは、好ましくは0.5
〜30μm1更に好ましくは2〜20μmであるのがよ
く、一般にはフッ化ビニリデン樹脂層の厚さよシも大き
いのがよい。
本発明の防水シートを製造するに際して社、例えば、繊
維性基布の素面又は表裏両面に防水層を形成したシート
を先ず製造し、次いでアクリル樹脂及びフッ化ビニリデ
ン樹脂を塗布してもよく、また別法としてその上表面に
別途製造されたフッ化ビニリデン樹脂/アクリル樹脂の
積層フィルムを貼着してもよい。このフッ化ビニリデン
樹脂/アクリル樹脂積層フィルムの厚さが薄く、作業性
に問題が生じる場合には、30〜50μmの厚さを有す
るPvCフィルム等を支持体としてフッ化ビニリデン樹
脂/アクリル樹脂7’ pvc樹脂からなる積層フィル
ムを作シ、これを上記シートに貼着することもできる。
このような積層フィルムの製造は、特に限定されるもの
ではないけれども、各層の樹脂を複合Tダイス又は複合
円筒ダイスから複合流動させて、フラットシート又は円
筒物を共押出しし、通常の方法で引取シ、史に必要に応
じて熱処理する方法によシ行われるのが、各層間接着性
や生産性の面からみて望ましい@ 本発明の防水シートにおいて、下面の最外層を構成する
アクリル樹脂層は、上面のアクリル樹脂層について前述
したとはは同様eこ、その厚さや材料を選択することが
できる。この場合、下面は外気に曝露されることが少な
いので、上面程にはUVAの配合の必要性はなく、配合
を省略することもできる。また、この層は、前述した如
きフィルムの貼着によるほか、コーチングによっても形
成することができる。
このようにして得られる防水シートは、防汚性及び耐候
性に優れるとともに、熱融着縫製が可能である。即ち、
この防水シート2枚を重ね合せ、加熱又は熱風により融
着接合させるのである。このようにして熱融着縫合を行
う場合、従来の防水シートの如く下面にアクリル樹脂層
を形成していないシートにおいては接着力がθ〜3ゆ/
 3 cmと極めて小さかったのであるが、本発明の防
水シートの場合には接着力は6〜10ゆ73mとなシ凍
用上必要とされている約5 kg / 3 cmを超え
る好ましい値となる。このような熱融着縫製に際して好
ましい接着力を与えるような樹脂からなるフィルムを2
枚のシート間に挾み込んで融着接合させることも考えら
れるけれども、この場合には防水シートとの密着力に欠
けるため接着力は3〜4ki9/3crn程度となシ、
また融着作業に際して必要部位の位置決めに難点があシ
、作業上好ましくない。
また、下面最外層の連続層に代えて、アクリル樹脂層を
下面に部分的に形成することも考えられるが、この場合
縫製時にアクリル樹脂層を塗布する等の作業は煩わしく
、作業性を低下させ、作業環境を害する。従って、本発
明の防水シートの如く、最初から下面全面に連続層とし
てアクリル樹脂層を形成しておくならは、防水シートそ
れ自体の製造も安価にかつ簡単に行うことができ、また
縫製をどの部分においても行うことができるという利点
がある。
実施例 以下、実施例により、本発明を更に説明する。
実施例1 下記組織、 目付 360 i / m を有するビニロン繊維帆布を基布として用い、これを湯
通しし、乾燥した。次に、この基布に、下記組成、 pvc樹脂 ・・・80重置部 ブチルベンジルフタレート ・・・68重量部エポキシ
化大豆油 ・・・7重量部 炭酸カルシウム ・・・20重量部 カドミウムバリウム糸安定剤 ・・・3重量部顔料 ・
・・8重量部 トルエン(溶剤) ・・・130重景部からなる加工液
に浸漬した後、ローラー間で付着量100%に絞シ、9
0℃で1分間乾燥し、次いで180℃で1分間熱処理し
てpvcをグル化固着して防水シートを作成した。この
防水シートの防水層の厚さは0.3mであった。
この防水シートの上表面に、呉羽化学工業株式会社製の
KFCシート〔フッ化ビニリデン樹脂(2〜3μm)/
7クリル樹脂(2〜4 μm)/PVC樹脂(45μm
)〕のpvc面を防水シート面に向けて熱によシ貼着さ
せた。更に、この防水シートの下面に三菱レーヨン株式
会社製のアクリル樹脂フィルム(25μm)を加熱貼着
させて、製品シートとした。
また、比較のために、裏面にアクリル樹脂フィルムを貼
着しなかった以外は上記と全く同様にして、従来品とし
てのシートを製造した。
これら2つの試料のそれぞれについて、前記本文中で述
べたようにして端部3国を重ね合せ、この重ね合せ部分
に出力2kW、周波数40..68辺りの高周波発振機
により、高周波処理を3秒間施した。このようにして得
られた熱融着縫製シートの接合部分の平均剥離強力社、
本発明シートの場合8、5 kg / 3 t:mであ
シ、比較シートの場合1.5kp/3cfr1でありた
。即ち、本発明シートは十分に実用に耐える接合強度を
有していたが、比較シートの接合強度れ実用に耐えない
ものであった。
また、シートの接合すべき部分を対向させて重ね合せ、
ライスター熱風溶接機を用い、幅3傭の偏平な熱風吹出
口を有するノズルを重ね合せ部の間に差し込み、ノズル
をシート面に沿って防水シートの縫合方向に移動させな
がら、ノズルから400℃の熱風を当て、はぼ3倒の幅
で樹脂を溶融させた。この溶融操作に引き続いて、重ね
合せ部分を加圧ローラーによシブレスし、融着縫製した
このようにして得られた融着縫製シートの剥離強力もそ
れぞれ高周波ウエルター縫製によシ得られたシートの強
力と全く同様であった。
実施例2 実施例1で用いたと同じ基布に、それぞれハイ・臂ロン
樹脂防水層、シリコーン樹脂防水層、EvA樹脂防水層
及びウレタン樹脂防水層を形成し、その上表面にソニー
・ケミカル社製アクリル系接着剤5C462を用いて実
施例1で使用したKFC74ルムを貼着した。また、裏
面に接着剤SC462を5丸の厚さに塗布して、本発明
に係る防水シートを作成した。また、比較として、それ
ぞれ裏面にアクリル層を形成しないシートを作成して、
比較シートとした。
これらのシートをそれぞれ実施例1に述べたと同様の高
周波ウエルター縫製に供した。その結果、剥離強力は下
記の通りであった。
防水層 本発明シート 比較シート ハイ/クロン樹脂 7.5に9/3cn40.5に97
3mシリコーン樹脂 7.0kg/3cm O訊1樹脂
 8.0ゆ73個 1.0ゆ73個ウレタン樹脂 8.
0)9/3cm 1.0kp/3mまた、アクリル樹脂
で基布の両面に防水層を形成し、その上面にNFCシー
トを上記と同様に貼着した防水シートの剥離強力は8.
5 kg / 3 cmであった。
以上からもわかるように、本発明に係る防水シートは、
フッ化ビニリデン樹脂の保饅層を有するから、優れた防
汚性、耐候性及び耐久性を保持する一方で、裏面にアク
リル樹脂層を有することから、簡便かつ低廉な縫製が行
えるシートとして、その工業的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の防水シートの一例を模式的に示す断
面図である。 1・・・繊維性基布、2,2’・・・防水層、3・・・
フッ化ビニリデン樹脂層、4,5・・・アクリル樹脂層
。 特許出願人 平岡織染株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士西舘和之 弁理士 吉 1)維 夫 弁理士 山 口 昭 之 弁理士 西 山 雅 也 手続補正書(自発) 昭和59年7り/ρ日 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和59年 特許願 第109836 号2、発明の名
称 熱融着縫製可能な防水シートおよび その縫製方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 平岡織染株式会社 4、代理人 (外4 名) 5、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 (イ)明細書第11頁、18行目、「・・・使用するこ
ともできる。」とある後に次の記載を挿入する。「また
、アミノ基、イミノ基、エチレンイミン残ノ;(;、ア
ルキレンジアミン残基を含むアクリレートを用いること
もできるが、アジリジニル基を含有するアクリレートを
用いる場合に特に好ましい結果を与える。」(ロ)明$
111書第16員、7〜8行、「外気」とあるを、「直
射日光」に補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、繊維性基布の表面又は表裏両面に天然ゴム、合成ゴ
    ム又は合成樹脂からなる防水層を有する防水シートrc
    おいて、その上面には最外層にフッ化ビニリデン樹脂層
    を、そしてその下に連続してアクリル樹脂層を形成し、
    一方その下面には最外層にアクリル樹脂層を形成したこ
    とを特徴とする熱融着縫製可能な防水シート。 2、前記上面において、防水層上にアクリル樹脂層が形
    成され、その上にフッ化ビニリデン樹脂層が形成されで
    いる特許請求の範囲第1項記載の防水シート・ 3、前記下面において、防水層上にアクリル樹脂層が形
    成されている特許請求の範囲第1項又は第2項記載の防
    水シート。 4、前記アクリル樹脂層が前記防水層を形成している特
    許請求の範囲第1項記載の防水シート。 5、前記防水層が0.05〜1.0簡の厚さを有する特
    許請求の範曲第1〜4項のいずれかに記載の防水シート
    。 6、前記アクリル樹脂層がアクリル酸もしくはメタクリ
    ル酸のCI〜C4アルコールのエステルを主構成上ツマ
    −とする重合体もしくは共重合体を主成分とする樹脂か
    らなる特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の防
    水シート。 7、前記アクリル樹脂層が0.5〜30μmの厚さを有
    する特許請求の範囲第1〜6項のいずれかに記載の防水
    シート。 8、前記アクリル樹脂層の厚さが2〜20μmである特
    許請求の範囲第7項記載の防水シート。 9、前記フッ化ビニリデン樹脂層がフッ化ビニリデン単
    重合体又はフッ化ビニリデンを70モルチ以上含有する
    共重合体を主成分とする樹脂からなる特許請求の範囲第
    1〜8項のいずれかに記載の防水シート。 川、前記フッ化ビニリデン桐脂層が0.3〜10μmの
    厚さを有する特許請求の範囲第1〜9項のいずれかに記
    載の防水シート。 ■、前記フッ化ビニリデン樹脂層の厚さが1〜5μmで
    ある特許請求の範囲第10項記載の防水シート。 ν、繊維性基布の表面又は表裏両面に天然ゴム、合成ゴ
    ム又は合成樹脂からなる防水層を有する防水シートでお
    りて、その上面には最外層にフッ化ビニリデン樹脂層を
    、そしてその下に連続してアクリル樹脂層を形成し、一
    方その下面には最外層にアクリル樹脂層を形成してなる
    防水シートを用い、この防水シートの前記上面最外層の
    フッ化ビニリデン樹脂層と前記下面最外層のアクリル樹
    脂層とを重ね合せ、これを熱融着によ多接合せしめるこ
    とを特徴とする熱融着縫製方法。 B、熱融着の手段が高周波加熱である特許請求の範囲第
    12項記載の方法。 舅、熱融着の手段が熱風による加熱である特許
JP59109836A 1984-05-30 1984-05-30 熱融着縫製可能な防水シ−トおよびその縫製方法 Granted JPS60252781A (ja)

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