JPH06155669A - 熱融着縫製可能な防水シート - Google Patents
熱融着縫製可能な防水シートInfo
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- JPH06155669A JPH06155669A JP5146366A JP14636693A JPH06155669A JP H06155669 A JPH06155669 A JP H06155669A JP 5146366 A JP5146366 A JP 5146366A JP 14636693 A JP14636693 A JP 14636693A JP H06155669 A JPH06155669 A JP H06155669A
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- Japan
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- resin layer
- waterproof
- waterproof sheet
- vinylidene fluoride
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた防汚性と耐候性とを備える一方で、熱
融着縫製が可能で、耐久性ある防汚性を有する防水シー
トを提供する。 【構成】 繊維性基布の表面又は表裏両面に天然ゴム、
合成ゴム又は合成樹脂からなる防水層を有する防水シー
トにおいて、その上面には最外層にフッ化ビニリデン樹
脂層を形成し、一方その下面には最外層にアクリル樹脂
層を形成したことを特徴とする熱融着縫製可能な防水シ
ート。
融着縫製が可能で、耐久性ある防汚性を有する防水シー
トを提供する。 【構成】 繊維性基布の表面又は表裏両面に天然ゴム、
合成ゴム又は合成樹脂からなる防水層を有する防水シー
トにおいて、その上面には最外層にフッ化ビニリデン樹
脂層を形成し、一方その下面には最外層にアクリル樹脂
層を形成したことを特徴とする熱融着縫製可能な防水シ
ート。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱融着縫製可能な防水
シート、特に防汚性及び耐候性に優れ、熱融着縫製の可
能な防水シートに関する。
シート、特に防汚性及び耐候性に優れ、熱融着縫製の可
能な防水シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、繊維性基布の片面又は両
面に軟質塩化ビニル(PVC)樹脂層を有する柔軟なシ
ートが、エヤドーム等の大型テントに使用されている。
このようなシートは、加工性、経済性、防炎性等の点に
おいてPVCに固有の長所を有するが、一方でかかるテ
ントは長期間屋外に曝露されるものであるところから、
配合される安定剤等について十分な吟味がなされていた
としても、長年月の間に次第に樹脂の分解を来たし、ま
た可塑剤が表面移行して次第に表面が粘着性となり、ま
たその表面上に塵埃等が付着して汚染される等の重大な
欠点を有していた。
面に軟質塩化ビニル(PVC)樹脂層を有する柔軟なシ
ートが、エヤドーム等の大型テントに使用されている。
このようなシートは、加工性、経済性、防炎性等の点に
おいてPVCに固有の長所を有するが、一方でかかるテ
ントは長期間屋外に曝露されるものであるところから、
配合される安定剤等について十分な吟味がなされていた
としても、長年月の間に次第に樹脂の分解を来たし、ま
た可塑剤が表面移行して次第に表面が粘着性となり、ま
たその表面上に塵埃等が付着して汚染される等の重大な
欠点を有していた。
【0003】この対策として、PVC層の上面にアクリ
ル樹脂フィルム層を形成して、従来のPVC層のみの積
層品の欠点をカバーし、所定の効果を得ている。しかし
ながら、積層品の使用状態により、強く揉まれる等の条
件下ではアクリル樹脂フィルム層に亀裂を生じ、積層品
の耐用期間を著るしく短縮せしめる結果となることもあ
り、この対策は十分なものとなるには至っていない。
ル樹脂フィルム層を形成して、従来のPVC層のみの積
層品の欠点をカバーし、所定の効果を得ている。しかし
ながら、積層品の使用状態により、強く揉まれる等の条
件下ではアクリル樹脂フィルム層に亀裂を生じ、積層品
の耐用期間を著るしく短縮せしめる結果となることもあ
り、この対策は十分なものとなるには至っていない。
【0004】しかして、このような積層シートの表面
を、フッ化ビニリデン樹脂/アクリル樹脂/PVC樹脂
からなるフィルムを貼着することにより構成し、フッ化
ビニリデン樹脂層を外表面とすることにより、耐候性や
耐汚染性を改良する方法を見出した。このような防水シ
ートをミシンにより縫製して使用する場合には縫目から
漏水し、またミシン縫製は作業能率も悪いために、高周
波又は熱風を利用して熱融着縫製を行なうことがしばし
ばあるけれども、上記フッ化ビニリデン樹脂層を外表面
とする積層シートを熱融着縫製を用いて接合しようとし
ても、フッ化ビニリデン樹脂層は接着せず、従ってこの
シートもまた更に改良が望まれているところである。
を、フッ化ビニリデン樹脂/アクリル樹脂/PVC樹脂
からなるフィルムを貼着することにより構成し、フッ化
ビニリデン樹脂層を外表面とすることにより、耐候性や
耐汚染性を改良する方法を見出した。このような防水シ
ートをミシンにより縫製して使用する場合には縫目から
漏水し、またミシン縫製は作業能率も悪いために、高周
波又は熱風を利用して熱融着縫製を行なうことがしばし
ばあるけれども、上記フッ化ビニリデン樹脂層を外表面
とする積層シートを熱融着縫製を用いて接合しようとし
ても、フッ化ビニリデン樹脂層は接着せず、従ってこの
シートもまた更に改良が望まれているところである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた防汚
性と耐候性とを備える一方で、熱融着縫製が可能で、し
かも耐久性ある防汚性を有する、極めて有用な防水シー
トを提供しようとするものである。
性と耐候性とを備える一方で、熱融着縫製が可能で、し
かも耐久性ある防汚性を有する、極めて有用な防水シー
トを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば熱融着縫
製可能な防水シートが提供されるのであって、このシー
トは、繊維性基布の表面又は表裏両面に天然ゴム、合成
ゴム又は合成樹脂からなる防水層を有する防水シートに
おいて、その上面には最外層にフッ化ビニリデン樹脂層
を形成し、一方その下面には最外層にアクリル樹脂層を
形成したことを特徴とする。
製可能な防水シートが提供されるのであって、このシー
トは、繊維性基布の表面又は表裏両面に天然ゴム、合成
ゴム又は合成樹脂からなる防水層を有する防水シートに
おいて、その上面には最外層にフッ化ビニリデン樹脂層
を形成し、一方その下面には最外層にアクリル樹脂層を
形成したことを特徴とする。
【0007】本発明の防水シートの一例を、図1を参照
しながら説明する。図1に示す本発明防水シートの態様
においては、繊維性基布1の表裏両面に、天然ゴム、合
成ゴム又は合成樹脂からなる防水層2,2′が形成さ
れ、この防水層2の側の上面最外層にはフッ化ビニリデ
ン樹脂層3が形成されている。必要ならば、これら防水
層2とフッ化ビニリデン樹脂層3との間には、これらの
層と連続してアクリル樹脂層、ポリウレタン樹脂層又は
シアノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重合体層
が形成されていてもよい。一方、防水層2′の側の下面
最外層にはこの防水層2′に連続してアクリル樹脂層4
が形成されている。
しながら説明する。図1に示す本発明防水シートの態様
においては、繊維性基布1の表裏両面に、天然ゴム、合
成ゴム又は合成樹脂からなる防水層2,2′が形成さ
れ、この防水層2の側の上面最外層にはフッ化ビニリデ
ン樹脂層3が形成されている。必要ならば、これら防水
層2とフッ化ビニリデン樹脂層3との間には、これらの
層と連続してアクリル樹脂層、ポリウレタン樹脂層又は
シアノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重合体層
が形成されていてもよい。一方、防水層2′の側の下面
最外層にはこの防水層2′に連続してアクリル樹脂層4
が形成されている。
【0008】本発明防水シートの他の態様においては、
上記の如き防水層2,2′を省略し、アクリル樹脂層、
ポリウレタン樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体層を繊維性基布1の表裏面に直接
形成して、これを防水層とすることができる。あるい
は、上記防水層2とアクリル樹脂層、ポリウレタン樹脂
層又はシアノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重
合体層との間に任意の他の層を形成することもでき、ま
た防水層2′とアクリル樹脂層4との間に他の任意の層
を形成することもできる。また、防水層2′を省略して
もよく、あるいは防水層2′を省略し、これに代えて他
の任意の層を形成してもよい。
上記の如き防水層2,2′を省略し、アクリル樹脂層、
ポリウレタン樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体層を繊維性基布1の表裏面に直接
形成して、これを防水層とすることができる。あるい
は、上記防水層2とアクリル樹脂層、ポリウレタン樹脂
層又はシアノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重
合体層との間に任意の他の層を形成することもでき、ま
た防水層2′とアクリル樹脂層4との間に他の任意の層
を形成することもできる。また、防水層2′を省略して
もよく、あるいは防水層2′を省略し、これに代えて他
の任意の層を形成してもよい。
【0009】即ち、本発明の防水シートに必須の要件
は、繊維性基布を内層に有すること、防水層が存在する
こと、上面には最外層にフッ化ビニリデン樹脂層が形成
されていること、及び下面には最外層にアクリル樹脂層
が形成されていることである。以下、本発明を更に具体
的に説明する。本発明の防水シートに用いられる繊維性
基布は、天然繊維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、
例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、金属繊維など、再
生繊維、例えば、ビスコースレーヨン、キュプラなど、
半合成繊維、例えば、ジ−およびトリ−アセテート繊維
など、及び合成繊維、例えば、ポリアミド(ナイロン
6、ナイロン66等)繊維、ポリエステル(ポリエチレ
ンテレフタレート等)繊維、芳香族ポリアミド繊維、ア
クリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリオレフィン繊維
など、から選ばれる少なくとも1種からなるものであ
る。基布中の繊維は、短繊維紡績糸条、長繊維糸条、ス
プリットヤーン、テープヤーンなどのいずれの形状のも
のであってもよく、また基布は、織物、編物、不織布又
はこれらの複合布のいずれであってもよい。一般には、
本発明の防水シートに用いられる繊維はポリエステル繊
維であるのが好ましく、この繊維は長繊維(フィラメン
ト)の形状にあるのが好ましく、かつ平織布を形成して
いるのが好ましい。また、平行に並べたたて糸とよこ糸
とを交差するように重ね、これらをからみ糸で押えて構
成された織物は、特に好ましい。繊維性基布は、得られ
る防水シートの機械的強度を高いレベルに維持するため
に有用である。
は、繊維性基布を内層に有すること、防水層が存在する
こと、上面には最外層にフッ化ビニリデン樹脂層が形成
されていること、及び下面には最外層にアクリル樹脂層
が形成されていることである。以下、本発明を更に具体
的に説明する。本発明の防水シートに用いられる繊維性
基布は、天然繊維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、
例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、金属繊維など、再
生繊維、例えば、ビスコースレーヨン、キュプラなど、
半合成繊維、例えば、ジ−およびトリ−アセテート繊維
など、及び合成繊維、例えば、ポリアミド(ナイロン
6、ナイロン66等)繊維、ポリエステル(ポリエチレ
ンテレフタレート等)繊維、芳香族ポリアミド繊維、ア
クリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリオレフィン繊維
など、から選ばれる少なくとも1種からなるものであ
る。基布中の繊維は、短繊維紡績糸条、長繊維糸条、ス
プリットヤーン、テープヤーンなどのいずれの形状のも
のであってもよく、また基布は、織物、編物、不織布又
はこれらの複合布のいずれであってもよい。一般には、
本発明の防水シートに用いられる繊維はポリエステル繊
維であるのが好ましく、この繊維は長繊維(フィラメン
ト)の形状にあるのが好ましく、かつ平織布を形成して
いるのが好ましい。また、平行に並べたたて糸とよこ糸
とを交差するように重ね、これらをからみ糸で押えて構
成された織物は、特に好ましい。繊維性基布は、得られ
る防水シートの機械的強度を高いレベルに維持するため
に有用である。
【0010】本発明においては、繊維性基布の表面又は
表裏両面に防水層を形成して防水シートとするのである
が、この防水層の材料としては、天然ゴム、ネオプレン
ゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、ハイパロン
その他の合成ゴム、またはPVC樹脂、エチレン−酢酸
ビニルコポリマー(EVA)樹脂、アクリル樹脂、シリ
コーン樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン(PE)樹
脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリエステル樹脂、
フッ素樹脂その他の合成樹脂を用いることができる。こ
のような材料からなる防水層は、得られる防水シートに
所望の防水性並びに難燃性や機械的強度を与えるのに十
分な厚さ、例えば、0.05mm以上の、好ましくは0.
05〜2.0mmの厚さを有する。
表裏両面に防水層を形成して防水シートとするのである
が、この防水層の材料としては、天然ゴム、ネオプレン
ゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、ハイパロン
その他の合成ゴム、またはPVC樹脂、エチレン−酢酸
ビニルコポリマー(EVA)樹脂、アクリル樹脂、シリ
コーン樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン(PE)樹
脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリエステル樹脂、
フッ素樹脂その他の合成樹脂を用いることができる。こ
のような材料からなる防水層は、得られる防水シートに
所望の防水性並びに難燃性や機械的強度を与えるのに十
分な厚さ、例えば、0.05mm以上の、好ましくは0.
05〜2.0mmの厚さを有する。
【0011】これらの防水層は、上記の如きゴム又は樹
脂のフィルム、溶液、ペースト又はストレートなどを用
い、公知の方法、例えば、トッピング、カレンダリン
グ、コーティング、ディッピングなどの方法によって、
繊維性基布上に形成することができる。これらのゴム又
は樹脂中には、可塑剤、安定剤、着色剤、紫外線吸収剤
などや他の機能付与剤が含まれていてもよい。
脂のフィルム、溶液、ペースト又はストレートなどを用
い、公知の方法、例えば、トッピング、カレンダリン
グ、コーティング、ディッピングなどの方法によって、
繊維性基布上に形成することができる。これらのゴム又
は樹脂中には、可塑剤、安定剤、着色剤、紫外線吸収剤
などや他の機能付与剤が含まれていてもよい。
【0012】本発明に係る防水シートの上面において
は、最外層としてフッ化ビニリデン樹脂層が形成され
る。フッ化ビニリデン樹脂としては、フッ化ビニリデン
単重合体の他、フッ化ビニリデンを70モル%以上含有
し、これと共重合可能な単量体、例えば、4フッ化エチ
レン、3フッ化エチレン、フッ化ビニル、3フッ化塩化
エチレン、フロロクロロビニリデン、6フッ化ビニリデ
ンなどから選ばれる1種以上の単量体を共重合させて得
られる共重合体が用いられる。場合によっては、これら
の単重合体又は共重合体と良好な相溶性を有する他の樹
脂を加えた混合物とすることもできる。このようなフッ
化ビニリデン樹脂との相溶性の良好な樹脂としては、例
えば、メチルメタクリレートもしくはメチルアクリレー
トを主体とする重合体もしくは共重合体、ポリウレタン
樹脂又はシアノエチル化エチレン−ビニルアルコール共
重合体などがある。しかし、これら他の樹脂成分は、構
成樹脂量の30PHR 以内とすることが好ましい。
は、最外層としてフッ化ビニリデン樹脂層が形成され
る。フッ化ビニリデン樹脂としては、フッ化ビニリデン
単重合体の他、フッ化ビニリデンを70モル%以上含有
し、これと共重合可能な単量体、例えば、4フッ化エチ
レン、3フッ化エチレン、フッ化ビニル、3フッ化塩化
エチレン、フロロクロロビニリデン、6フッ化ビニリデ
ンなどから選ばれる1種以上の単量体を共重合させて得
られる共重合体が用いられる。場合によっては、これら
の単重合体又は共重合体と良好な相溶性を有する他の樹
脂を加えた混合物とすることもできる。このようなフッ
化ビニリデン樹脂との相溶性の良好な樹脂としては、例
えば、メチルメタクリレートもしくはメチルアクリレー
トを主体とする重合体もしくは共重合体、ポリウレタン
樹脂又はシアノエチル化エチレン−ビニルアルコール共
重合体などがある。しかし、これら他の樹脂成分は、構
成樹脂量の30PHR 以内とすることが好ましい。
【0013】このフッ化ビニリデン樹脂層中には、必要
に応じて、安定剤、滑剤等の加工助剤およびUVAを含
有させてもよい。特に、UVAの添加は、必要により、
場合によりその下に形成されるアクリル樹脂層、ポリウ
レタン樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ビニルアル
コール共重合体層との接合面付近におけるこれらの樹脂
の光劣化を防止する意味から好ましい。しかし、フッ化
ビニリデン樹脂と均一相に相溶し得るUVAの量はあま
り多くなく、一般には3%以下の量である。また、フッ
化ビニリデン樹脂層は一般には極めて薄いので、この層
のUVAのみで防水層を完全に保護することはあまり期
待できない。
に応じて、安定剤、滑剤等の加工助剤およびUVAを含
有させてもよい。特に、UVAの添加は、必要により、
場合によりその下に形成されるアクリル樹脂層、ポリウ
レタン樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ビニルアル
コール共重合体層との接合面付近におけるこれらの樹脂
の光劣化を防止する意味から好ましい。しかし、フッ化
ビニリデン樹脂と均一相に相溶し得るUVAの量はあま
り多くなく、一般には3%以下の量である。また、フッ
化ビニリデン樹脂層は一般には極めて薄いので、この層
のUVAのみで防水層を完全に保護することはあまり期
待できない。
【0014】しかして、フッ化ビニリデン樹脂層はシー
トの表層のみを保護するものであるので、0.3〜10
μmの厚さを有するのが好ましく、1〜5μmであるの
が更に好ましい。本発明においては、上面最外層のフッ
化ビニリデン樹脂層のすぐ下にアクリル樹脂層、ポリウ
レタン樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ビニルアル
コール共重合体層を形成するのが好ましく、これらの層
の厚さは、好ましくは0.5〜30μm、更に好ましく
は2〜20μmであるのがよく、一般にはフッ化ビニリ
デン樹脂層の厚さよりも大きいのがよい。
トの表層のみを保護するものであるので、0.3〜10
μmの厚さを有するのが好ましく、1〜5μmであるの
が更に好ましい。本発明においては、上面最外層のフッ
化ビニリデン樹脂層のすぐ下にアクリル樹脂層、ポリウ
レタン樹脂層又はシアノエチル化エチレン−ビニルアル
コール共重合体層を形成するのが好ましく、これらの層
の厚さは、好ましくは0.5〜30μm、更に好ましく
は2〜20μmであるのがよく、一般にはフッ化ビニリ
デン樹脂層の厚さよりも大きいのがよい。
【0015】本発明に有用なアクリル樹脂層を構成する
アクリル樹脂としては、アクリル酸もしくはメタクリル
酸のC1 〜C4 アルコールのエステルを主構成モノマー
とする重合体もしくは共重合体を主成分とする樹脂が好
ましい。このようなアクリル酸エステル系樹脂の主構成
モノマーは、具体的には、メチルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリ
レート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレー
ト、ブチルアクリレート及びブチルメタクリレートであ
り、特にメチルアクリレート及びメチルメタクリレート
が好ましい。また、これらの主構成モノマーと共重合さ
せるコモノマーとしては、例えば、アクリル酸もしくは
メタクリル酸のC1 〜C12アルコールのエステル、フッ
化ビニル、フッ化ビニリデン、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、ブタジエンなどのモノマーがある。こ
れらの共重合体は、ランダム共重合体に限定されるもの
ではなく、グラフト共重合体であってもよい。例えば、
メチルメタクリレート重合体にフッ化ビニリデンを添加
後、これをグラフト重合させた重合体などを使用するこ
ともできる。また、アミノ基、イミノ基、エチレンイミ
ン残基、アルキレンジアミン残基を含むアクリレートを
用いることもできるが、アジリジニル基を含有するアク
リレートを用いる場合に特に好ましい結果を与える。
アクリル樹脂としては、アクリル酸もしくはメタクリル
酸のC1 〜C4 アルコールのエステルを主構成モノマー
とする重合体もしくは共重合体を主成分とする樹脂が好
ましい。このようなアクリル酸エステル系樹脂の主構成
モノマーは、具体的には、メチルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリ
レート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレー
ト、ブチルアクリレート及びブチルメタクリレートであ
り、特にメチルアクリレート及びメチルメタクリレート
が好ましい。また、これらの主構成モノマーと共重合さ
せるコモノマーとしては、例えば、アクリル酸もしくは
メタクリル酸のC1 〜C12アルコールのエステル、フッ
化ビニル、フッ化ビニリデン、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、ブタジエンなどのモノマーがある。こ
れらの共重合体は、ランダム共重合体に限定されるもの
ではなく、グラフト共重合体であってもよい。例えば、
メチルメタクリレート重合体にフッ化ビニリデンを添加
後、これをグラフト重合させた重合体などを使用するこ
ともできる。また、アミノ基、イミノ基、エチレンイミ
ン残基、アルキレンジアミン残基を含むアクリレートを
用いることもできるが、アジリジニル基を含有するアク
リレートを用いる場合に特に好ましい結果を与える。
【0016】アクリル樹脂層には、アクリル樹脂との相
溶性の良好な他の樹脂が少量含有されていてもよい。特
に、PVC樹脂、ポリウレタン樹脂及びフッ化ビニリデ
ン樹脂は、いずれも、アクリル樹脂との相溶性が良好で
あるので、有用である。これらのことはまたシアノエチ
ル化エチレン−ビニルアルコール共重合体についても同
様のことが言える。また、これらの樹脂層には、耐久性
ある耐候性を与えるために紫外線吸収剤(UVA)が配
合されてもよい。UVAの配合量は入射される紫外線を
約50%以上遮断し得るように定めるのが好ましい。こ
の紫外線遮断量は、UVAを含有するこれらの樹脂層中
のUVAの濃度とこの層の厚さにより定まるが、UVA
濃度があまり低い場合にはこれらの樹脂層の厚さを増大
させる必要があり、従ってこのこれらの樹脂層のUVA
濃度は好ましくは0.3%以上、より好ましくは1.0
%以上とすべきである。しかし、この樹脂層中のUVA
濃度が高すぎると、上面最外層を構成するフッ化ビニリ
デン樹脂層との界面にブリードし、この層との接着力を
低下させることがあるので好ましくない。もちろん、U
VAの種類によりこれらの樹脂及びフッ化ビニリデン樹
脂との相溶性が異なるのでその濃度の上限は異なるけれ
ども、フッ化ビニリデン樹脂に対しても比較的高い親和
性を有するベンゾトリアゾール系のUVAでも30PHR
を超えると両層の界面において剥離し易くなるので、3
0PHR 以下程度にとどめるのが好ましい。UVAとして
は、ベンゾトリアゾール系のものばかりでなく、ベンゾ
フェノン系、サリチル酸エステル系のもの、又はこれら
と他の樹脂とを共重合させたもののいずれをも用いるこ
とができ、特に限定されるものではない。
溶性の良好な他の樹脂が少量含有されていてもよい。特
に、PVC樹脂、ポリウレタン樹脂及びフッ化ビニリデ
ン樹脂は、いずれも、アクリル樹脂との相溶性が良好で
あるので、有用である。これらのことはまたシアノエチ
ル化エチレン−ビニルアルコール共重合体についても同
様のことが言える。また、これらの樹脂層には、耐久性
ある耐候性を与えるために紫外線吸収剤(UVA)が配
合されてもよい。UVAの配合量は入射される紫外線を
約50%以上遮断し得るように定めるのが好ましい。こ
の紫外線遮断量は、UVAを含有するこれらの樹脂層中
のUVAの濃度とこの層の厚さにより定まるが、UVA
濃度があまり低い場合にはこれらの樹脂層の厚さを増大
させる必要があり、従ってこのこれらの樹脂層のUVA
濃度は好ましくは0.3%以上、より好ましくは1.0
%以上とすべきである。しかし、この樹脂層中のUVA
濃度が高すぎると、上面最外層を構成するフッ化ビニリ
デン樹脂層との界面にブリードし、この層との接着力を
低下させることがあるので好ましくない。もちろん、U
VAの種類によりこれらの樹脂及びフッ化ビニリデン樹
脂との相溶性が異なるのでその濃度の上限は異なるけれ
ども、フッ化ビニリデン樹脂に対しても比較的高い親和
性を有するベンゾトリアゾール系のUVAでも30PHR
を超えると両層の界面において剥離し易くなるので、3
0PHR 以下程度にとどめるのが好ましい。UVAとして
は、ベンゾトリアゾール系のものばかりでなく、ベンゾ
フェノン系、サリチル酸エステル系のもの、又はこれら
と他の樹脂とを共重合させたもののいずれをも用いるこ
とができ、特に限定されるものではない。
【0017】本発明の防水シートを製造するに際して
は、例えば、繊維性基布の表面又は表裏両面に防水層を
形成したシートを先ず製造し、次いでアクリル樹脂、ポ
リウレタン樹脂又はシアノエチル化エチレン−ビニルア
ルコール共重合体を塗布し又はしないで及びフッ化ビニ
リデン樹脂を塗布形成してもよく、また別法としてその
上表面に別途製造されたフッ化ビニリデン樹脂又はフッ
化ビニリデン樹脂/アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂又
はシアノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重合体
の積層フィルムを貼着してもよい。このフッ化ビニリデ
ン樹脂又はフッ化ビニリデン樹脂/アクリル樹脂等の積
層フィルムの厚さが薄く、作業性に問題が生じる場合に
は、30〜50μmの厚さを有するPVCフィルム等
の、できれば防水性基材を支持体としてフッ化ビニリデ
ン樹脂/アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂又はシアノエ
チル化エチレン−ビニルアルコール共重合体/PVC樹
脂等からなる積層フィルムを作り、これを上記シートに
貼着することもできる。このような積層フィルムの製造
は、特に限定されるものではないけれども、各層の樹脂
を複合Tダイス又は複合円筒ダイスから複合流動させ
て、フラットシート又は円筒物を共押出しし、通常の方
法で引取り、更に必要に応じて熱処理する方法により行
なわれるのが、各層間接着性や生産性の面からみて望ま
しい。
は、例えば、繊維性基布の表面又は表裏両面に防水層を
形成したシートを先ず製造し、次いでアクリル樹脂、ポ
リウレタン樹脂又はシアノエチル化エチレン−ビニルア
ルコール共重合体を塗布し又はしないで及びフッ化ビニ
リデン樹脂を塗布形成してもよく、また別法としてその
上表面に別途製造されたフッ化ビニリデン樹脂又はフッ
化ビニリデン樹脂/アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂又
はシアノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重合体
の積層フィルムを貼着してもよい。このフッ化ビニリデ
ン樹脂又はフッ化ビニリデン樹脂/アクリル樹脂等の積
層フィルムの厚さが薄く、作業性に問題が生じる場合に
は、30〜50μmの厚さを有するPVCフィルム等
の、できれば防水性基材を支持体としてフッ化ビニリデ
ン樹脂/アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂又はシアノエ
チル化エチレン−ビニルアルコール共重合体/PVC樹
脂等からなる積層フィルムを作り、これを上記シートに
貼着することもできる。このような積層フィルムの製造
は、特に限定されるものではないけれども、各層の樹脂
を複合Tダイス又は複合円筒ダイスから複合流動させ
て、フラットシート又は円筒物を共押出しし、通常の方
法で引取り、更に必要に応じて熱処理する方法により行
なわれるのが、各層間接着性や生産性の面からみて望ま
しい。
【0018】本発明の防水シートにおいて、下面の最外
層を構成するアクリル樹脂層は、上面のこれらの樹脂層
について前述したとほぼ同様に、その厚さや材料を選択
することができる。この場合、下面は直射日光に曝露さ
れることが少ないので、上面程にはUVAの配合の必要
性はなく、配合を省略することもできる。また、この層
は、前述した如きフィルムの貼着によるほか、コーチン
グによっても形成することができる。また、この層に
は、接着性を阻害しない範囲で、他の共重合体その他の
加工剤を添加することもできる。また、防水層との接着
性を助長する目的で、例えば、PVC防水層を形成した
場合には、PVCをこの層に混用する等の対策を講じる
こともできる。
層を構成するアクリル樹脂層は、上面のこれらの樹脂層
について前述したとほぼ同様に、その厚さや材料を選択
することができる。この場合、下面は直射日光に曝露さ
れることが少ないので、上面程にはUVAの配合の必要
性はなく、配合を省略することもできる。また、この層
は、前述した如きフィルムの貼着によるほか、コーチン
グによっても形成することができる。また、この層に
は、接着性を阻害しない範囲で、他の共重合体その他の
加工剤を添加することもできる。また、防水層との接着
性を助長する目的で、例えば、PVC防水層を形成した
場合には、PVCをこの層に混用する等の対策を講じる
こともできる。
【0019】本発明に使用するポリウレタン樹脂は、そ
の使用形態に関して自由に選択され、可塑剤、安定剤、
着色剤、滑剤その他各種の付性剤が公知の範囲で自由に
添加可能である。以下に、本発明に有用なポリウレタン
樹脂、特に熱可塑性ポリウレタンエラストマー樹脂につ
いてその一例を示す。
の使用形態に関して自由に選択され、可塑剤、安定剤、
着色剤、滑剤その他各種の付性剤が公知の範囲で自由に
添加可能である。以下に、本発明に有用なポリウレタン
樹脂、特に熱可塑性ポリウレタンエラストマー樹脂につ
いてその一例を示す。
【0020】ポリウレタンエラストマーとしては、有機
ポリイソシアネートと高分子ポリオールおよび必要によ
り鎖伸長剤を反応させて得られるものが使用される。有
機ポリイソシアネートとしては、脂肪族、脂環式または
芳香族ポリイソシアネート、たとえば、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘ
キシレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、フ
ェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネート(MDI)、ビフェニレンジイソシアネート、
ナフチレンジイソシアネートが挙げられる。これらのう
ちでは、MDIまたはこれを主体とする有機ジイソシア
ネートが好ましい。
ポリイソシアネートと高分子ポリオールおよび必要によ
り鎖伸長剤を反応させて得られるものが使用される。有
機ポリイソシアネートとしては、脂肪族、脂環式または
芳香族ポリイソシアネート、たとえば、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘ
キシレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、フ
ェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネート(MDI)、ビフェニレンジイソシアネート、
ナフチレンジイソシアネートが挙げられる。これらのう
ちでは、MDIまたはこれを主体とする有機ジイソシア
ネートが好ましい。
【0021】高分子ポリオールとしては、ポリエーテル
ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルエ
ステルポリオール、重合体ポリオールおよびこれらの2
種以上の混合物を挙げることができる。ポリエーテルポ
リオールとしては、アルキレンオキサイド(エチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等)、
複素環式エーテル(テトラヒドロフラン等)を重合また
は共重合(ブロックまたはランダム)させて得られるも
の、たとえば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリエチレン−プロピレン(ブロックま
たはランダム)グリコール、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコール、ポリヘキサメチレンエーテルグリコー
ル、ポリオクタメチレンエーテルグリコールおよびそれ
らの2以上の混合物が挙げられる。ポリエステルポリオ
ールとしては、ジカルボン酸(アジピン酸、コハク酸、
セバシン酸、グルタル酸、マレイン酸、フマル酸、フタ
ル酸等)とグリコール(エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,8−オクタメチレンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、ビスヒドロキシメチルシクロヘキ
サン、ビスヒドロキシエチルベンゼン、アルキルジアル
カノールアミン等)とを縮重合させて得られたもの、た
とえばポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペー
ト、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリエチレン/プ
ロピレンアジペート:ポリラクトンジオールたとえばポ
リカプロラクトンジオール:およびこれらの2種以上の
混合物が挙げられる。ポリエーテルエステルポリオール
としては、エーテル基含有ジオール(前記ポリエーテル
ジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール等)もしくはこれらと他
のグリコールとの混合物を前記ジカルボン酸とまたはジ
カルボン酸無水物(無水フタル酸、無水マレイン酸等)
ならびにアルキレンオキシドとを反応させることによっ
て得られるもの、たとえば、ポリ(ポリテトラメチレン
エーテル)アジペートが挙げられる。
ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルエ
ステルポリオール、重合体ポリオールおよびこれらの2
種以上の混合物を挙げることができる。ポリエーテルポ
リオールとしては、アルキレンオキサイド(エチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等)、
複素環式エーテル(テトラヒドロフラン等)を重合また
は共重合(ブロックまたはランダム)させて得られるも
の、たとえば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリエチレン−プロピレン(ブロックま
たはランダム)グリコール、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコール、ポリヘキサメチレンエーテルグリコー
ル、ポリオクタメチレンエーテルグリコールおよびそれ
らの2以上の混合物が挙げられる。ポリエステルポリオ
ールとしては、ジカルボン酸(アジピン酸、コハク酸、
セバシン酸、グルタル酸、マレイン酸、フマル酸、フタ
ル酸等)とグリコール(エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,8−オクタメチレンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、ビスヒドロキシメチルシクロヘキ
サン、ビスヒドロキシエチルベンゼン、アルキルジアル
カノールアミン等)とを縮重合させて得られたもの、た
とえばポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペー
ト、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリエチレン/プ
ロピレンアジペート:ポリラクトンジオールたとえばポ
リカプロラクトンジオール:およびこれらの2種以上の
混合物が挙げられる。ポリエーテルエステルポリオール
としては、エーテル基含有ジオール(前記ポリエーテル
ジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール等)もしくはこれらと他
のグリコールとの混合物を前記ジカルボン酸とまたはジ
カルボン酸無水物(無水フタル酸、無水マレイン酸等)
ならびにアルキレンオキシドとを反応させることによっ
て得られるもの、たとえば、ポリ(ポリテトラメチレン
エーテル)アジペートが挙げられる。
【0022】また、重合体ポリオールとしては、高分子
ポリオール(前記ポリエーテルポリオール、ポリエステ
ルポリオール、および/またはポリエーテルエステルポ
リオール)あるいはこれらと中〜低分子ジオールとの混
合物中でエチレン性不飽和モノマー(アクリロニトリ
ル、スチレン等)を重合させて得たものが挙げられる。
高分子ポリオールの平均分子量(水酸基価滴定による)
は通常500〜5000、好ましくは700〜400
0、とくに好ましくは2000〜3500である。
ポリオール(前記ポリエーテルポリオール、ポリエステ
ルポリオール、および/またはポリエーテルエステルポ
リオール)あるいはこれらと中〜低分子ジオールとの混
合物中でエチレン性不飽和モノマー(アクリロニトリ
ル、スチレン等)を重合させて得たものが挙げられる。
高分子ポリオールの平均分子量(水酸基価滴定による)
は通常500〜5000、好ましくは700〜400
0、とくに好ましくは2000〜3500である。
【0023】鎖伸長剤としては、分子量500未満の低
分子ポリオール、たとえば、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、チオジグリコール(チオジエタノール
等);ポリアミン、たとえば、エチレンジアミン、プロ
ピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミンなどの脂肪族ジアミン、ピペラジン、1,4−ジ
アミノピペラジン、1,3−シクロヘキシレンジアミ
ン、ジシクロヘキシルメタンジアミンなどの脂環式ポリ
アミン、ジフェニルメタンジアミン、トリレンジアミ
ン、フェニレンジアミンなどの芳香族ポリアミン、キシ
リレンジアミンなどの芳香−脂肪族ポリアミン、ヒドラ
ジンおよびモノアルキルヒドラジン;アルカノールアミ
ン、たとえば、エタノールアミン、プロパノールアミ
ン;およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。こ
れらのうち好ましいものは、低分子ジオール(とくにエ
チレングリコール)である。
分子ポリオール、たとえば、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、チオジグリコール(チオジエタノール
等);ポリアミン、たとえば、エチレンジアミン、プロ
ピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミンなどの脂肪族ジアミン、ピペラジン、1,4−ジ
アミノピペラジン、1,3−シクロヘキシレンジアミ
ン、ジシクロヘキシルメタンジアミンなどの脂環式ポリ
アミン、ジフェニルメタンジアミン、トリレンジアミ
ン、フェニレンジアミンなどの芳香族ポリアミン、キシ
リレンジアミンなどの芳香−脂肪族ポリアミン、ヒドラ
ジンおよびモノアルキルヒドラジン;アルカノールアミ
ン、たとえば、エタノールアミン、プロパノールアミ
ン;およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。こ
れらのうち好ましいものは、低分子ジオール(とくにエ
チレングリコール)である。
【0024】しかし、以上の例示に限定されるものでは
なく、他のいずれの熱可塑性ポリウレタン樹脂でも使用
可能であり、またエステル系、エーテル系その他に限定
されることなく熱により溶融し、加熱圧着接(溶)着可
能なものであれば全て使用することができる。このよう
にして得られる防水シートは、防汚性及び耐候性に優れ
るとともに、熱融着縫製が可能である。即ち、この防水
シート2枚を重ね合せ、上面最外層のフッ化ビニリデン
樹脂層と下面最外層のアクリル樹脂層とを接触させてお
き、超音波加熱、高周波加熱又は熱風により融着接合さ
せるのである。このようにして熱融着縫合を行なう場
合、従来の防水シートの如く下面にアクリル樹脂層を形
成していないシートにおいては接着力が0〜3kg/3cm
と極めて小さかったのであるが、本発明の防水シートの
場合には接着力は6〜10kg/3cmとなり、実用上必要
とされている約5kg/3cmを超える好ましい値となる。
このような熱融着縫製に際して好ましい接着力を与える
ような樹脂からなるフィルムを2枚のシート間に挾み込
んで融着接合させることも考えられるけれども、この場
合には防水シートとの密着力に欠けるため接着力は3〜
4kg/3cm程度となり、また融着作業に際して必要部位
の位置決めに難点があり、作業上好ましくない。また、
下面最外層の連続層に代えて、これらの樹脂層を下面に
部分的に形成することも考えられるが、この場合縫製時
にこれらの樹脂層を塗布する等の作業は煩わしく、作業
性を低下させ、作業環境を害する。従って、本発明の防
水シートの如く、最初から下面全面に連続層としてこれ
らの樹脂層を形成しておくならば、防水シートそれ自体
の製造も安価にかつ簡単に行なうことができ、また縫製
を必要とするどの部分においても行なうことができると
いう利点がある。
なく、他のいずれの熱可塑性ポリウレタン樹脂でも使用
可能であり、またエステル系、エーテル系その他に限定
されることなく熱により溶融し、加熱圧着接(溶)着可
能なものであれば全て使用することができる。このよう
にして得られる防水シートは、防汚性及び耐候性に優れ
るとともに、熱融着縫製が可能である。即ち、この防水
シート2枚を重ね合せ、上面最外層のフッ化ビニリデン
樹脂層と下面最外層のアクリル樹脂層とを接触させてお
き、超音波加熱、高周波加熱又は熱風により融着接合さ
せるのである。このようにして熱融着縫合を行なう場
合、従来の防水シートの如く下面にアクリル樹脂層を形
成していないシートにおいては接着力が0〜3kg/3cm
と極めて小さかったのであるが、本発明の防水シートの
場合には接着力は6〜10kg/3cmとなり、実用上必要
とされている約5kg/3cmを超える好ましい値となる。
このような熱融着縫製に際して好ましい接着力を与える
ような樹脂からなるフィルムを2枚のシート間に挾み込
んで融着接合させることも考えられるけれども、この場
合には防水シートとの密着力に欠けるため接着力は3〜
4kg/3cm程度となり、また融着作業に際して必要部位
の位置決めに難点があり、作業上好ましくない。また、
下面最外層の連続層に代えて、これらの樹脂層を下面に
部分的に形成することも考えられるが、この場合縫製時
にこれらの樹脂層を塗布する等の作業は煩わしく、作業
性を低下させ、作業環境を害する。従って、本発明の防
水シートの如く、最初から下面全面に連続層としてこれ
らの樹脂層を形成しておくならば、防水シートそれ自体
の製造も安価にかつ簡単に行なうことができ、また縫製
を必要とするどの部分においても行なうことができると
いう利点がある。
【0025】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に説明す
る。 実施例1 下記組織、 密度 (20/3×20/4)/(45×38) 目付 360g/m2 を有するビニロン繊維帆布を基布として用い、これを湯
通しし、乾燥した。次に、この基布を、下記組成、 PVC樹脂 …80重量部 ブチルベンジルフタレート …68重量部 エポキシ化大豆油 …7重量部 炭酸カルシウム …20重量部 カドミウムバリウム系安定剤 …3重量部 顔料 …8重量部 トルエン(溶剤) …130重量部 からなる加工液に浸漬した後、ローラー間で付着量10
0%に絞り、90℃で1分間乾燥し、次いで180℃で
1分間熱処理してPVCをゲル化固着して防水シートを
作成した。この防水シートの防水層の厚さは0.3mmで
あった。
る。 実施例1 下記組織、 密度 (20/3×20/4)/(45×38) 目付 360g/m2 を有するビニロン繊維帆布を基布として用い、これを湯
通しし、乾燥した。次に、この基布を、下記組成、 PVC樹脂 …80重量部 ブチルベンジルフタレート …68重量部 エポキシ化大豆油 …7重量部 炭酸カルシウム …20重量部 カドミウムバリウム系安定剤 …3重量部 顔料 …8重量部 トルエン(溶剤) …130重量部 からなる加工液に浸漬した後、ローラー間で付着量10
0%に絞り、90℃で1分間乾燥し、次いで180℃で
1分間熱処理してPVCをゲル化固着して防水シートを
作成した。この防水シートの防水層の厚さは0.3mmで
あった。
【0026】この防水シートの上表面に、呉羽化学工業
株式会社製のKFCシート〔フッ化ビニリデン樹脂(2
〜3μm)/アクリル樹脂(2〜4μm)/PVC樹脂
(45μm)〕のPVC面を防水シート面に向けて熱に
より貼着させた。更に、この防水シートの下面に三菱レ
イヨン株式会社製のアクリル樹脂フィルム(25μm)
を加熱貼着させて、製品シート(I)とした。
株式会社製のKFCシート〔フッ化ビニリデン樹脂(2
〜3μm)/アクリル樹脂(2〜4μm)/PVC樹脂
(45μm)〕のPVC面を防水シート面に向けて熱に
より貼着させた。更に、この防水シートの下面に三菱レ
イヨン株式会社製のアクリル樹脂フィルム(25μm)
を加熱貼着させて、製品シート(I)とした。
【0027】また、比較のために、裏面にアクリル樹脂
フィルムを貼着しなかった以外は上記と全く同様にし
て、従来品としての比較シート(II)を製造した。これ
ら3つの試料のそれぞれについて、前記本文中で述べた
ようにして端部3cmを重ね合せ、この重ね合せ部分に出
力2kW、周波数40.68MHz の高周波発振機により、
高周波処理を3秒間施した。このようにして得られた熱
融着縫製シートの接合部分の平均剥離強力は、本発明シ
ート(I)の場合8.5kg/3cmであり、比較シート
(II)の場合0.5kg/3cmであった。即ち、本発明シ
ートは十分に実用に耐える接合強度を有していたが、比
較シートの接合強度は実用に耐えないものであった。
フィルムを貼着しなかった以外は上記と全く同様にし
て、従来品としての比較シート(II)を製造した。これ
ら3つの試料のそれぞれについて、前記本文中で述べた
ようにして端部3cmを重ね合せ、この重ね合せ部分に出
力2kW、周波数40.68MHz の高周波発振機により、
高周波処理を3秒間施した。このようにして得られた熱
融着縫製シートの接合部分の平均剥離強力は、本発明シ
ート(I)の場合8.5kg/3cmであり、比較シート
(II)の場合0.5kg/3cmであった。即ち、本発明シ
ートは十分に実用に耐える接合強度を有していたが、比
較シートの接合強度は実用に耐えないものであった。
【0028】また、シートの接合すべき部分を対向させ
て重ね合せ、ライスター熱風溶接機を用いて、幅3cmの
扁平な熱風吹出口を有するノズルを重ね合せ部の間に差
し込み、ノズルをシート面に沿って防水シートの縫合方
向に移動させながら、ノズルから400℃の熱風を当
て、ほぼ3cmの幅で樹脂を溶融させた。この溶融操作に
引き続いて、重ね合せ部分を加圧ローラーによりプレス
し、融着縫製した。このようにして得られた融着縫製シ
ートの剥離強力もそれぞれ高周波ウエルダー縫製により
得られたシートの強力とほぼ同様であった。 実施例2 実施例1で用いたと同じ基布に、それぞれハイパロン樹
脂防水層、シリコーン樹脂防水層、EVA樹脂防水層、
アクリル樹脂防水層及びウレタン樹脂防水層を形成し、
その上表面にソニー・ケミカル社製アクリル系接着剤S
C462を用いてフッ化ビニリデン樹脂(4μm)/シ
アノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重合体(1
0μm)からなるフィルムを貼着した(I)。同様にし
て、フッ化ビニリデン樹脂(4μm)/ポリウレタン樹
脂(10μm)からなるフィルムを貼着した(II)。ま
た、同様にしてKFCフィルムを貼着した(III)。ま
た、裏面に接着剤SC462を5μmの厚さに塗布し
て、本発明に係る防水シート(Aグループ)を作成し
た。また、比較として、裏面にアクリル系接着剤を塗布
しないシートを作成して、比較シート(Bグループ)と
した。
て重ね合せ、ライスター熱風溶接機を用いて、幅3cmの
扁平な熱風吹出口を有するノズルを重ね合せ部の間に差
し込み、ノズルをシート面に沿って防水シートの縫合方
向に移動させながら、ノズルから400℃の熱風を当
て、ほぼ3cmの幅で樹脂を溶融させた。この溶融操作に
引き続いて、重ね合せ部分を加圧ローラーによりプレス
し、融着縫製した。このようにして得られた融着縫製シ
ートの剥離強力もそれぞれ高周波ウエルダー縫製により
得られたシートの強力とほぼ同様であった。 実施例2 実施例1で用いたと同じ基布に、それぞれハイパロン樹
脂防水層、シリコーン樹脂防水層、EVA樹脂防水層、
アクリル樹脂防水層及びウレタン樹脂防水層を形成し、
その上表面にソニー・ケミカル社製アクリル系接着剤S
C462を用いてフッ化ビニリデン樹脂(4μm)/シ
アノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重合体(1
0μm)からなるフィルムを貼着した(I)。同様にし
て、フッ化ビニリデン樹脂(4μm)/ポリウレタン樹
脂(10μm)からなるフィルムを貼着した(II)。ま
た、同様にしてKFCフィルムを貼着した(III)。ま
た、裏面に接着剤SC462を5μmの厚さに塗布し
て、本発明に係る防水シート(Aグループ)を作成し
た。また、比較として、裏面にアクリル系接着剤を塗布
しないシートを作成して、比較シート(Bグループ)と
した。
【0029】これらのシートをそれぞれ実施例1に述べ
たと同様の高周波ウエルダー縫製に供した。その結果、
剥離強力(kg/3cm)は下記の通りであった。防水層 上表面構成 Aグループ Bグループ ハイパロン樹脂 I 8.0 0.3 II 8.4 0.3 III 8.8 0.2 シリコーン樹脂 I 6.5 0 II 6.8 0.1 III 6.9 0.1 EVA樹脂 I 8.1 0.9 II 8.2 0.8 III 8.0 1.0 アクリル樹脂 I 9.0 8.9 II 9.0 9.2 III 9.2 9.4 ウレタン樹脂 I 8.6 8.4 II 8.8 9.4 III 8.8 9.2
たと同様の高周波ウエルダー縫製に供した。その結果、
剥離強力(kg/3cm)は下記の通りであった。防水層 上表面構成 Aグループ Bグループ ハイパロン樹脂 I 8.0 0.3 II 8.4 0.3 III 8.8 0.2 シリコーン樹脂 I 6.5 0 II 6.8 0.1 III 6.9 0.1 EVA樹脂 I 8.1 0.9 II 8.2 0.8 III 8.0 1.0 アクリル樹脂 I 9.0 8.9 II 9.0 9.2 III 9.2 9.4 ウレタン樹脂 I 8.6 8.4 II 8.8 9.4 III 8.8 9.2
【0030】
【発明の効果】以上からもわかるように、本発明に係る
防水シートは、フッ化ビニリデン樹脂の保護層を有する
から、優れた防汚性、耐候性及び耐久性を保持する一方
で、裏面にアクリル樹脂層を有することから、簡便かつ
低廉な熱融着縫製が行なえるシートとして、その工業的
価値は極めて大である。
防水シートは、フッ化ビニリデン樹脂の保護層を有する
から、優れた防汚性、耐候性及び耐久性を保持する一方
で、裏面にアクリル樹脂層を有することから、簡便かつ
低廉な熱融着縫製が行なえるシートとして、その工業的
価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水シートの一例を模式的に示す断面
図である。
図である。
1…繊維性基布 2,2′…防水層 3…フッ化ビニリデン樹脂層 4…アクリル樹脂層
Claims (11)
- 【請求項1】 繊維性基布の表面又は表裏両面に天然ゴ
ム、合成ゴム又は合成樹脂からなる防水層を有する防水
シートにおいて、その上面には最外層にフッ化ビニリデ
ン樹脂層を形成し、一方その下面には最外層にアクリル
樹脂層を形成したことを特徴とする熱融着縫製可能な防
水シート。 - 【請求項2】 前記上面において、フッ化ビニリデン樹
脂層の下にアクリル樹脂層、ポリウレタン樹脂層又はシ
アノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重合体層が
形成されている請求項1記載の防水シート。 - 【請求項3】 前記下面において、防水層上にアクリル
樹脂層、ポリウレタン樹脂層又はシアノエチル化エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体層が形成されている請求
項1又は2記載の防水シート。 - 【請求項4】 前記アクリル樹脂層、ポリウレタン樹脂
層又はシアノエチル化エチレン−ビニルアルコール重合
体層が前記防水層を形成している請求項1記載の防水シ
ート。 - 【請求項5】 前記防水層が0.05〜2.0mmの厚さ
を有する請求項1〜4のいずれかに記載の防水シート。 - 【請求項6】 前記アクリル樹脂層がアクリル酸もしく
はメタクリル酸のC 1 〜C4 アルコールのエステルを主
構成モノマーとする重合体もしくは共重合体を主成分と
する樹脂からなる請求項1〜5のいずれかに記載の防水
シート。 - 【請求項7】 前記アクリル樹脂層、ポリウレタン樹脂
層又はシアノエチル化エチレン−ビニルアルコール共重
合体層が0.5〜30μmの厚さを有する請求項1〜6
のいずれかに記載の防水シート。 - 【請求項8】 前記層の厚さが2〜20μmである請求
項7記載の防水シート。 - 【請求項9】 前記フッ化ビニリデン樹脂層がフッ化ビ
ニリデン単重合体又はフッ化ビニリデンを70モル%以
上含有する共重合体を主成分とする樹脂からなる請求項
1〜8のいずれかに記載の防水シート。 - 【請求項10】 前記フッ化ビニリデン樹脂層が0.3
〜10μmの厚さを有する請求項1〜9のいずれかに記
載の防水シート。 - 【請求項11】 前記フッ化ビニリデン樹脂層の厚さが
1〜5μmである請求項10記載の防水シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5146366A JPH07108562B2 (ja) | 1984-07-10 | 1993-06-17 | 熱融着縫製可能な防水シート |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14136684A JPS6120739A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 熱融着縫製可能な防水シ−トおよびその縫製方法 |
JP5146366A JPH07108562B2 (ja) | 1984-07-10 | 1993-06-17 | 熱融着縫製可能な防水シート |
Related Parent Applications (1)
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JP14136684A Division JPS6120739A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 熱融着縫製可能な防水シ−トおよびその縫製方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10135635A Division JP3031616B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 熱融着縫製可能な防水シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06155669A true JPH06155669A (ja) | 1994-06-03 |
JPH07108562B2 JPH07108562B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=26473609
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP5146366A Expired - Lifetime JPH07108562B2 (ja) | 1984-07-10 | 1993-06-17 | 熱融着縫製可能な防水シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07108562B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06155670A (ja) * | 1984-07-10 | 1994-06-03 | Hiraoka & Co Ltd | 熱融着縫製可能な防水シートおよびその縫製方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6052328A (ja) * | 1983-09-01 | 1985-03-25 | Maruyama Kogyo Kk | シ−ト類の加熱接着方法 |
JPH0255552A (ja) * | 1988-08-22 | 1990-02-23 | Aisin Aw Co Ltd | 冷却装置を備えた電動機 |
JPH06155670A (ja) * | 1984-07-10 | 1994-06-03 | Hiraoka & Co Ltd | 熱融着縫製可能な防水シートおよびその縫製方法 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP5146366A patent/JPH07108562B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6052328A (ja) * | 1983-09-01 | 1985-03-25 | Maruyama Kogyo Kk | シ−ト類の加熱接着方法 |
JPH06155670A (ja) * | 1984-07-10 | 1994-06-03 | Hiraoka & Co Ltd | 熱融着縫製可能な防水シートおよびその縫製方法 |
JPH0255552A (ja) * | 1988-08-22 | 1990-02-23 | Aisin Aw Co Ltd | 冷却装置を備えた電動機 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06155670A (ja) * | 1984-07-10 | 1994-06-03 | Hiraoka & Co Ltd | 熱融着縫製可能な防水シートおよびその縫製方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07108562B2 (ja) | 1995-11-22 |
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