JPH0255552A - 冷却装置を備えた電動機 - Google Patents

冷却装置を備えた電動機

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JPH0255552A
JPH0255552A JP20775888A JP20775888A JPH0255552A JP H0255552 A JPH0255552 A JP H0255552A JP 20775888 A JP20775888 A JP 20775888A JP 20775888 A JP20775888 A JP 20775888A JP H0255552 A JPH0255552 A JP H0255552A
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    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
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    • B62B5/0026Propulsion aids
    • B62B5/0033Electric motors
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電動モータの冷却装置を備えた電動機に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、フォークリフトやゴルフカート等の電動車両の駆
動手段として、ホイールモータと呼ばれている電動機を
各車輪毎に配設して用いていることが多い。
ところで、電動車両においては、走行中に車輪が路面の
凹凸等によって上下動をしたり、車両旋回時に車輪が左
右に回動したりする。このため、各車輪毎に電動機を配
設しようとする場合、車輪のこれらの運動時に車輪と干
渉することのないようにしなければならないので、その
設置スペースが制限される。したがって、このような制
限された設置スペース内にこのような電動機を配設する
ためには、電動機をできるだけ小形にすることが求めら
れる。
一方、電動車両においては、比較的重量の大きな車体を
動かさなければならないので、電動機の出力トルクは相
当高くなるようにしなければならない。
しかしながら、電動機を小形で高出力トルクのものとし
ようとすると、電動モータのコイルに多大の電流を流さ
なければならなくなるが、コイルに多くの電流を流すと
コイルは発熱して焼損してしまう。このため、電動モー
タのコイルを冷却することが必要となる。
従来、このような冷却を行う冷却装置が電動機とは別体
に設けられており、その冷媒として油または空気が用い
られている。したがって、この冷却装置を設置するため
にはスペースを別個に設けることが必要となっている。
〔本発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、電動車両のような電動機の設置スペース
が制限されているものに、更に、冷却装置の設置スペー
スを新たに設けることはきわめて難しい。
また、無理に冷却装置を設置しようとすると、車輪の上
下、左右動によって、車輪と冷却装置とが互いに干渉し
てしまう恐れがある。このため、車輪の動きを制限しな
ければならなくなる。
このように、電動機と冷却装置とを制限されたスペース
内にともに設けることは非常に難しく、このため、従来
は小型の電動機の出力を高めることはほとんど不可能で
あった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって
、その目的は冷却装置を設けても全体にコンパクトにす
ることができるようにして設置スペースをそれほど大き
く必要としなく、シかも高出力を発生することができる
電動機を得ることである。
[課題を解決するための手段] 前述の課題を解決するために、本発明は、ケーシング内
の下部に冷却油が充填された油溜めを設け、この油溜め
に連通ずるとともに電動モータのコイルの上下で前記ケ
ーシング内に開口する油通路の少なくとも一部を前記ケ
ーシングに設けるとともに、前記油通路内に冷却油を流
動させるオイルポンプを前記ケーシングに設けている。
更に、請求項第2項の発明では、更に、前記ケーシング
の外面に冷却フィンを設けている。
[作用および発明の効果] このような構成をした本発明による冷却装置を備えた電
動機は、油溜め、油通路の少なくとも一部、およびオイ
ルポンプからなる冷却装置が電動機のケーシングに一体
に設けられることになる。
このため、冷却装置を設けても電動機はそれほど大きく
なることはなく、全体としてコンパクトになる。しかも
、冷却装置を設置するスペースが不要となる。
したがって、本発明による冷却装置を備えた電動機は設
置スペースが制限されている場合にも容易に設置するこ
とが可能となる。そして、この冷却装置により、電動モ
ータのコイルは確実に冷却されるので大きな電流を流す
ことができるようになる。
したがって、本発明による電動機は小型でありながら高
出力トルクを発生するようになるまた、冷却フィンによ
って油の熱が効果的に外に放散するようになるので、電
動モータのコイルの冷却効果が更に大きくなる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1〜5図は本発明による冷却装置を備えた電動機を電
動車両のホイールモータに適用した一実施例を示し、第
1図はこの実施例の垂直断面図、第2図は第1図におけ
る■−■線に沿う垂直断面図、第3図は第2図における
■−■線に沿う断面図、第4図は第1図におけるIV−
IV線に沿う垂直断面図、第5図は冷却装置のオイルポ
ンプの駆動制御ブロック図である。
第1〜2図は示されているように、ケーシング1は本体
2と左右の側壁部3.4とが多数のボルト5によって一
体に連結されて構成されている。
本体2の内部には断面がほぼ円形の空間2aと下方に位
置しこの空間2aに連通した油溜め2bとが設けられて
いる。本体2の外面には多数の冷却用のフィン2c12
c・・・が設けられている。左側壁部3の内部には空間
2aの円形断面よりも小さな円形断面の空間3aが設け
られている。左側壁部3の外面にも多数の冷却用のフィ
ン3b13b・・・が設けられている。右側壁部4の内
部には空間2aとほぼ同径の円形断面の空間4aが設け
られている。
本体2の空間2a内には電動モータ6が収容されている
。電動モータ6のモータ回転軸6aは本体2の側壁2d
に軸受7によって回転可能に支持されている。そして、
電動モータ6のロータ6bがモータ回転軸6aに固定さ
れているとともに、電動モータ6のステータ6cが空間
2aの内壁に固定されている。
左側壁部3の空間3a内にはモータ回転数センサ8が収
容されていて、そのモータ回転数センサ8の可動部側が
モータ回転軸6aの左端部に固定されているとともに固
定部側が本体2の側壁2dに固定されている。
右側壁部4の空間4a内には出力回転軸9が収容されて
おり、この出力回転軸9にはホイールハブ10がスプラ
イン嵌合され、ナツト11によって軸方向に移動不能に
固定されている。この出力回転軸9とホイールハブ10
とは側壁4bに軸受12によって回転可能に支持されて
いる。ホイールハブ10には、タイヤ13を支持したホ
イール14がボルト・ナツト15によって取り付けられ
ている。
出力回転軸9の左端にはその軸心と同心状の円形断面の
凹部9aが形成されているとともに放射状に広がるフラ
ンジ部9aが形成されている。
出力回転軸9a内にモータ回転軸6aの右端部が嵌挿さ
れていて、この右端部は出力回転軸9に軸受16によっ
てラジアル方向にまた軸受17によってスラスト方向に
それぞれ支持されている。
すなわち、モータ回転軸6aと出力回転軸9とは同一軸
線上に配設されているとともに互いに相対回転可能とな
っている。
フランジ部9bの根元近傍にはキャリヤ18が取り付け
られている。フランジ部9bとキャリヤ18との間には
所要数の軸19.19、・・・が周方向に等間隔に架設
され、これら各々の軸19.19、・・・にプラネタリ
ギヤ20.20、・・・がそれぞれ回転可能に支持され
ている。プラネタリギヤ20はモータ回転軸6aに形成
されているサンギヤ21と右側壁部4の内壁に固定され
ているリングギヤ22との間に配設されていて、これら
両ギヤ2L22に常時噛み合うようになっている。そし
て、キャリヤ18、軸19、プラネタリギヤ20、サン
ギヤ21、およびリングギヤ22によって、モータ回転
軸6aと出力回転軸9とを連結する遊星歯車減速装置が
構成されている。
更に、フランジ部9bの周端には2枚のブレーキディス
ク23.23が軸方向にのみ摺動可能にスプライン嵌合
されている。右側壁部4の内壁にはフランジ部9bの周
端に対向した位置に3枚の摩擦ディスク24.24.2
4が軸方向にのみ摺動可能にスプライン嵌合されている
。その場合、最も左側の摩擦ディスク24はリング状の
キー25によってそれ以上の左方への移動が阻止される
ようになっている。ブレーキディスク23と摩擦ディス
ク24とは部分的に重合するようにして交互の配置され
ている。そして、右側壁部4の側壁の数箇所に設けられ
たブレーキシリンダ26.26、・・・のピストン26
aの端面が最も右側の摩擦ディスク24の側面に対向す
るようにされている。
このブレーキシリンダ26は図示されない例えばマスク
シリンダ等のブレーキ力発生装置に接続されている。こ
れらブレーキディスク23、摩擦ディスク24、および
ブレーキシリンダ26によってブレーキ装置が構成され
ている。
このようにして、電動モータ6、遊星歯車装置、出力回
転軸9、およびブレーキ装置が一つのケーシング1内に
収容されている。
一方、本体2の下部に設けられている油溜め2bは右側
壁部4に形成された通路4cに連通されている。第2図
に示されているように、この通路4cは本体2に形成さ
れたポンプ室2eに連通されている。第3図から明らか
なように、ポンプ室2eには遠心ポンプからなるオイル
ポンプ27のブレード27aが配設されていて、このブ
レード27aは本体2に固設した駆動モータ27bによ
って回転されるようになっている。更に、ポンプ室2e
は本体2と左側壁部3とにわたって形成された油冷却室
28に連通されている。第4図から明らかなように、油
冷却室28は環状に形成されている。この油冷却室28
の上部は本体2に形成された通路2fによって本体2の
空間2aの上部に連通ずるようにされている。このよう
にして、油溜め2bから空間2aの上部に連通ずる長い
油通路が本体2と左側壁部3とに形成されている。
この長い油通路、空間2at  および油溜め2b内に
は、油が充慎されている。
第5図に示されているように、オイルポンプ27はポン
プ制御装置29に接続されている。このポンプ制御装置
29にはコイル温度センサ30゜モータ回転数センサ8
、およびステータ6cのコイル6dに埋め込まれて設け
られたコイル温度センサ31がそれぞれ接続されている
次に本実施例の作用について説明する。
図示されないアクセルペダルを踏み込むと、電動モータ
6のコイル6dにアクセルペダル踏込み量に応じた量の
電流が流れる。これによって、電動モータ6が駆動して
モータ回転軸6aが回転する。その場合、コイル6dに
流れる電流は図示されない制御装置によりアクセルの踏
込み信号、モータ回転数センサ8からの出力信号、およ
び、図示されない前、後進設定部からの前進信号に基づ
いて制御されるので、モータ回転軸6aは設定トルクで
前進方向に回転する。
モータ回転軸6aの回転はサンギヤ21を介してプラネ
タリギヤ20に伝えられ、プラネタリギヤ20が軸19
を中心として回転する。このためプラネタリギヤ20は
リングギヤ22の歯に噛み合いながらモータ回転軸6a
の軸心を中心として回動する。このプラネタリギヤ2o
の回動によりキャリヤ18およびフランジ部すを介して
出力回転軸9が回転する。その場合、遊星歯車減速装置
により、出力回転軸9の回転速度はモータ回転軸6aの
回転速度に対し所定の減速率で減速される。
出力回転軸9が回転すると、ホイールハブ1゜およびホ
イール14を介してタイヤ13が回転する。したがって
、車両が前方へ発進する。アクセルを更に踏み込むと、
電動モータ6のトルクが増大するので車両速度が増大す
る。
制動するために図示されないブレーキペダルを踏み込む
と、ブレーキシリンダ26に制動油圧が導入される。こ
の制動油圧でピストン28aが左動し、摩擦プレート2
4を押圧する。このため、摩擦プレート24はブレーキ
ディスク23を挟圧するようになり、車両が制動される
車両を後進させる場合には、前、後進設定部を後進に設
定することにより車両を後進させることができる。
ところで、コイル6dに電流が流れると、コイル6dは
発熱する。この発熱に対処するため、オイルポンプ27
が駆動される。このため、油溜め2b内の油が通路4C
N  ポンプ室2e1 油冷却室28、通路2f1 お
よび空間2aを通って再び油溜め2b内へと環境流動す
る。このとき、油はコイル6dやロータ6b等にかかっ
てこれらを冷却する。その場合、油は熱を吸収して熱く
なるが、この油の熱は油が前述のように長い油通路を循
環流動する際ケーシング1を通して外に放散する。
特に、油溜め2bおよび冷却室28内においては熱が冷
却フィン2c、3bによって効果的に放散されるように
なる。そして、温度の下がった油が再びコイル6dを冷
却することになる。
こうして、油溜め2b1 油が循環する長い通路、オイ
ルポンプ27、および冷却フィン2cs3dによって本
発明の冷却装置が構成されている。したがって、この冷
却装置はケーシング1に一体に設けられている。
第5図に示されているようにオイルポンプ27はモータ
回転数センサ8、アクセル踏込み量センサ30、および
コイル温度センサ31からの各出力信号に基づいてポン
プ制御装置29によって制御される。
次に、このようなオイルポンプ27の制御方法について
説明する。
第6A〜6B図は制御パラメータとして電動モータ6の
回転数を用いてオイルポンプ27を制御する方法を示す
第6A図に示されているように、オイルポンプ27は電
動モータ6の回転駆動とともに駆動され1、ポンプ回転
出力Ppは電動モータ6の回転数N。が一定回転数α以
下のときには比較的大きな一定の値Pp=aに設定され
る。電動モータ6の回転数N、が一定回転数αを超える
と、ポンプ回転出力P、は値aよりも小さな値Pp二す
に設定される。このように、オイルポンプ27はその出
力が二段階に変化するように制御される。
ところで、電動モータ6の回転数が高くなると油が強く
撹拌されるが、この油の撹拌によって電動モータ6が冷
却される。したがって、このように、オイルポンプ27
を制御することにより、電動モータ6が低回転数で油の
撹拌による冷却効果が小さいときには油の送給電が大き
くなり、電動モータ6の回転数が大きくなって浦の撹拌
による冷却効果が大きくなったときには油の送給量が小
さ(なるので、エネルギを無駄に消費することなく電動
モータ6を効率よく冷却することができるようになる。
このオイルポンプ27の制御のフロ一チャートは第6B
図に示されているように表される。
なお、ポンプ回転出力を三段階以上に変化するように制
御することもでき、このように制御することにより、よ
りきめ細かい制御が可能となる。
更に、第7A図に示されているように、電動モータ6の
回転数Nuが一定回転数β より大きくなったときポン
プ回転出力Ppが電動モータ6の回転数Nuの増大とと
もに漸減するような関数、すなわちPp ” f+ (
Nu )に従うように設定することもできる。このよう
にオイルポンプ27を制御することにより、エネルギを
より節約でき、しかも電動モータ6をより効果的に冷却
することができる。この場合の制御フローチャートは第
7B図に示されているように表される。
第8A〜8B図は他の制御パラメータとしてアクセル開
度を用いてオイルポンプ27を制御する方法を示す。
第8A図に示されているように、ポンプ回転出力P、が
アクセル開度γの関数、すなわちB Pp=f2(γ)に従うように設定されている。この関
数によれば、ポンプ回転出力Ppはアクセル開度γの増
加とともに増大するようになっており、その増大割合は
アクセル開度γが小さい間では比較的小さくなるように
設定されている。このようにオイルポンプ27を制御す
るためには、モータ27bに供給する電流Ipを第8A
図に示されている■p=g(γ)で表される関数にした
がって制御するようにすればよい。
したがって、この制御方法によれば、アクセル開度γが
小さいときには電動モータ6に対する負荷も小さいと考
えられるのでオイルポンプ27を効率よく駆動制御する
ことができる。この場合の制御フローチャートは第8B
図に示されているように表される。
ところで、アクセル開度によって車速を制御する方法で
はアクセルペダル踏込み量に対して目標回転数No は
一義的に決まるが、実際の電動モータ6の回転数Nuは
電動モータ6に負荷が加えられているのでこの目標回転
数No とはならない場合が多い。このため、前述のよ
うに単にポンプ回転出力をスロットル開度の関数として
制御したのでは効果的でない場合が生じる。
そこで、第9A図に示されているように、実回転数Nυ
と目標回転数No との偏差ΔN ” N o−Nuを
電動モータ6の負荷とみなし、この偏差ΔNの関数Pp
=f*(ΔN)としてオイルポンプ27を制御するよう
にすることもできる。このようにすることにより、オイ
ルポンプ27の制御が更に効果的に行われる。この場合
の制御フローチャートは第9B図に示されているように
なる。
これまでに説明したオイルポンプ27の制御はいずれも
電動モータのコイル6dの発熱を予測して制御するもの
、いわば電動モータのコイル6dの発熱を予防するもの
である。一方、電動モータのコイル6dが実際に発熱し
たことを検知してオイルポンプ27を制御するようにす
ることもできる。
第10A〜IOB図はこのような制御方法として電動モ
ータ6のコイル6dの温度を用いてオイルボンプ27を
制御する方法を示す。
第10A図に示されているように、コイル6dの温度θ
が一定の温度θ。以上になったときオイルポンプ27が
駆動するようにされるとともに、その駆動制御はポンプ
回転出力P、がコイル温度θの上昇に伴って大きくなる
ような関数Pp”f4(θ)に基づいて行われる。この
場合の制御フローチャートは第10B図に示されている
ようになる。このようにオイルポンプ27を制御するこ
とにより、電動モータのコイル6dの冷却をより確実に
行うことができるようになる。
また、電動モータのコイル6dを冷却する油は軸受7.
12.16.17やギヤ20.21.22等に流入して
これらの潤滑をも行うようになっている。このように油
を冷却と潤滑とに兼用することにより、空間2aと空間
4aとの間にオイルシールを設ける必要がなくなるので
、電動機は更にコンパクトになる。
なお、前述の実施例においては、油が循環流動する長い
油通路の全部をケーシング1に設けるものとしているが
、本発明はこれに限定されるものではなく、この油通路
の一部をケーシングに設け、他の部分を管で形成するこ
ともできる。特に、ケーシングの形状が複雑なところで
はこのように管で形成することにより、製造が容易とな
る。
また、本発明の冷却装置を備えた電動機は、電動車両の
ホイールモータとして用いられるばかりでなく、小型で
高出力のモータを必要とする他のあらゆるものに用いる
ことができる。
以上の説明から明らかなように、本発明による冷却装置
を備えた電動機は、油溜め、油通路の少なくとも一部、
およびオイルポンプからなる冷却装置を電動機のケーシ
ングに一体に設けるようにしているので、冷却装置を設
けても電動機はそれほど大きくなることはなく、全体と
してコンパクトかつ軽量になる。したがって、冷却装置
設置用のスペースが不要となり、設置スペースが限られ
ている場合にも、本発明の冷却装置を備えた電動機を容
易に取り付けることができる。
また、冷却装置を設置できることにより、電動モータの
冷却を確実に行うことができるようになる。このため、
コイルに大きな電流を流すことが可能となる。したがっ
て、電動機は高出力トルクを発生することができるもの
となる。
更に、本発明の電動機を電動車両に用いることにより車
輪の上下、左右の動きを自由に設定できるので、電動車
両の設計自由度が向上するという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による冷却装置を備えた電動機を電動車
両のホイールモータに適用した一実施例の垂直断面図、
第2図は第1図における■−■線に沿う垂直断面図、第
3図は第2図における■−■線に沿う断面図、第4図は
第1図における■−■線に沿う垂直断面図、第5図は冷
却装置のオイルポンプの駆動制御ブロック図、第8A〜
6B図はオイルポンプの駆動制御方法を説明する説明図
、第7A〜7B図はオイルポンプの他の駆動制御方法を
説明する説明図、第8A〜8B図はオイルポンプの更に
他の駆動制御方法を説明する説明図、第9A〜9B図は
オイルポンプの更に他の駆動制御方法を説明する説明図
、第10A〜IOB図はオイルポンプの更に他の駆動制
御方法を説明する説明図である。 ■・・・ケーシング、2b・・・油溜め、2C・・・冷
却フィン、2e・・・ポンプ室、2f・・・通路、3b
・・・冷却フィン、4c・・・通路、6・・・電動モー
タ、27・・・オイルポンプ、28・・・油冷却室。 出 願 人 アイシン・エイ・ダブリュ株式会社代理人
弁理士菅井英雄(外4名) 電動し−り(ロ)玄叫支 コイIvの夕η更 第叩図 第9日図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーシング内に収容された電動モータを冷却する
    冷却装置を備えた電動機であって、 前記冷却装置は、ケーシング内の下部に設けられた冷却
    油が充填された油溜めと、少なくとも一部が前記ケーシ
    ングに形成され前記油溜めに連通するとともに前記電動
    モータの上方で前記ケーシング内に開口する油通路と、
    前記ケーシングに設けられ前記油通路内に冷却油を流動
    させるオイルポンプとから構成されていることを特徴と
    する冷却装置を備えた電動機。
  2. (2)前記冷却装置は、更に前記ケーシングの外面に形
    成された冷却フィンを備えていることを特徴とする請求
    項第1項記載の冷却装置を備えた電動機。
JP63207758A 1988-06-29 1988-08-22 冷却装置を備えた電動機 Expired - Lifetime JP2957585B2 (ja)

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