JPS6025375Y2 - 手動型ラベラ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、ラベルを順次貼着した移送テープを折返部で折
返して間欠的に移行せしめる事でラベルを剥離進出せし
めると共に、このラベルには折返部の手前で印字を施す
手動型ラベラーに関するものである。

此種ラベ゛う−において、印刷効果を良くするためにラ
ベル受部を合成樹脂で作っているものがあるが、この様
な型式のラベラーは、ケースも合成樹脂で作る様にして
、ラベル受部とケースとを鋳造成型手段により１体成型
する事が多い。

しかしながら、この様なラベラーで１よ、印字装置によ
って頻繁に押圧されるラベル受部の強度が大きくないた
め、ラベル受部の折損や損傷が生じやすく、この様な事
故によってラベラーそのものを廃棄せざるを得ないと云
う不利益があった。

本案は、この様な不利益を一掃し得る手動型ラベラーを
提供せんとするもである。

以下に本案ラベラーを添付図面につき説明すると、第１
図において、１はケースで、後方に向で抱部１１を延出
すると共に、内部には移送機構２と印字装置３とを内包
しており、更に上記抱部１１に対向する様レバー４を枢
着してあ・る。

上記移送機構２は移送ドラム２１とこの移送ドラム２１
に設けられた一方向クラッチ２２とを備えており、該一
方向クラッチ２２は上記レバー４の回動動作によって駆
動される。

このために、上記レバー４のケース内回動部分は作動部
４１に構成されており、この作動部４１には上記一方向
クラッチ２２と係合してこれを駆動する駆動手段、例へ
ばラックギヤ４２が設けられていて、実施例ではレバー
４が抱部１１へ向けて回動する時は、移送ドラム２１が
回転せず、又レバー４が抱部１１から隔離方向へ回動す
る時には移送ドラム２１が所定角度回転する様設定され
ている。

上記レバー４には復帰手段、例へば復帰発条４３が附設
されており、この復帰発条４３によってレバー４は常時
抱部１１から隔離する状態に偏向せしめられている。

更に又上記レバー４の作動部４１には印字装置３が取付
けられていて、レバー４を抱部１１へ向けて回動させる
と印字装置３が下降し、レバー４が復帰すると印字装置
３も上昇復帰する様構成されている。

上記印字装置３は、従来ラベラーに使用されているもの
と同様の構成に作られており、その下面に配列された印
字によって印刷用の印字配列面３１が組成されると共に
この印字配列面３１の印字組合せを随時変化させ得る様
構成しである。

上記ケース１の上記抱部１１と反対側の前部には、ラベ
ル受部材５が着脱自在に取付けられており、このラベル
受部材５は、第３図乃至第５図に示す如く、押付部材例
へば押付ローラー５１を支承する支承枠部５２とラベル
受片５３及びラベル押片５４とを備え、上記ラベル受片
５３は、上記押付ローラー５１と平行状に延びると共に
一端を支承枠部５２と連結し、又他端は自由端とした弾
性片で構成されており、且つ上記押付ローラー５１に対
してはラベル進出空間５５を介して対向すると共にこの
進出空間５５に面した前縁を折返縁５３１に成形しであ
る。

上記ラベル押片５４は、上記ラベル進出空間５５の上方
に上記支承枠部５２からラベル受片５３側へ向けて延出
せしめられており、これによって移送テープ６から分離
したラベル７がその上面側を抑えられる。

上記ラベル７は長尺の移送テープ６の上面に接着層を介
して順次貼着されており、この移送テープ６はロール状
に巻回されて、上記ケース１のテープホルダー１２に保
持されている。

この移送テープ６は、従来のラベラーにおけるのと同様
に作られており、第１図の如く上記テープホルダー１２
か引出されて上記ラベル受片５３の折返縁５３−１で折
返されると共に上記移送ドラム２１により係止されて、
移送ドラム２１の回転で所定長さ宛移送される。

上記ラベル７は、移送テープ６が移送されると自己の硬
性によって移送テープ６から剥離進出し、上記進出空間
５５から押付ローラー５１の下方に向けて、第５図の如
く、突出する。

上記ラベル受部材５には、こを上記ケース１に取付ける
ための取付手段が設けてり、実施例ではこの取付手段と
して螺子孔５６が形設さている。

又実施例では、この螺子孔５６が上記押付ロー２５１よ
り斜め上方に位置しているから、ケース１の端辺より隔
れてケース１の壁へ取付ける事が出来、従って螺子の径
を大きくする事が容易になると共にラベル受部材５に対
するケースの支承強度を大きくする事が出来る。

以上の実施例においては、ラベル受片５３が一端側での
み支承枠部５２と連結しているが、このラベル受片５３
はその両端が支承枠部５２と連結している構成であって
も良い。

来者ラベラーはこの様に、押付部材とラベル受片を１体
的に組合せたラベル受部材５をケースの前部に着脱自在
に取付けたものであるから、下記効果を期待する事が出
来る。

従来ラベラーの如く押付ローラーをケース前端に軸止め
する構成と異なり、押付ローラー等の押付部材がラベル
受部材５に設けであるから、押付ローラーの軸径を小さ
くする事が出来、従ってかくする事により、ラベル貼着
時における、押付ローラーを中心としたラベラーの傾倒
、回動性能を良くする事が可能である他、押付部材、特
に押付ローラーの位置がケースに対する軸止位置によっ
て制限されないから、押付ローラーのケース前端から突
出する部分を大きくする事も出来る。

押付部、材とラベル受片とがセットになっているから、
両者間の位置調整をする事なく取替作業が出来、従って
使用現場において使用者が直接取替修理を行う事が出来
ると共に最も消耗の烈しい押付部材とラベル受片とを同
時に交換出来るので、ラベラーの寿命を格段と延長出来
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案ラベラーの要部切欠側面図、第２図は同上
ラベラーの要部の拡大正面図、第３図は本案ラベラーに
使用するラベル受部材の斜視図、第４図は同背面図、第
５図は第４図Ｖ−Ｖ線に沿つた断面図である。 図中１はケース、１１は抱部、２は移送機構、３は印字
装置、３１は印字配列面、４はレバー、４１は作動部、
４２は駆動手段としてのラックギヤ、５はラベル受部材
、５１は押付部材としての押付ローラー、５２は支承枠
部、５３はラベル受片、５３１は折返縁、５５はラベル
進出空間、６は移送テープ、７はラベルを示す。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 抱部を延出すると共にこの抱部に対向する様にレバ
   ーを枢着したケースと、上記ケース内に設けられた移送
   機構と、上記レバーの上記ケース内における作動部に設
   けられた駆動手段と、上記レバーの作動部に取付けられ
   た印字装置と、上記ケースに上記抱部と反対側に位置す
   る様着脱可能に取付けられたラベル受部材とを備え、上
   記ラベル受部材は、上記印字装置の印字配列面と対向す
   る様位置するラベル受片と、このラベル受片と１体的に
   形設された支承枠部と、この支承枠部に上記ラベル受片
   と平行状に設けられた押付部材と、上記ラベル受片と押
   付部材間に形成されたラベル進出空間と、上記ラベル受
   片の上記ラベル進出ゆ開側端縁に形成された折返縁とを
   備えた構成とし、上記レバーの上記抱部に対する接離回
   動運動によって上記ラベル受部材のラベル受片上にある
   ラベルに上記印字装置が接離すると共に、上記移送機構
   が上記ラベル受部材の折返縁で折返された移送テープを
   間欠的に移行せしめてこれに貼着されているラベルをラ
   ベル進出空間か押付部材の下方へ剥離進出せしめる様に
   構成した手動型ラベラ２ 上記ラベル受部材の押付部材
   が押付ローラーである実用新案登録請求の範囲第１項記
   載の手動型ラベラー。 ３ 上記ラベル受部材のラベル受片がその一端において
   上記支承枠部と連結し、他端は自由端に形成している実
   用新案登録請求の範囲第１項記載の手動型ラベラー。