JPS60252543A - 板状材料の取り出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は１層状に積重ねて保管された板状の材料を、
加工機へ供給するため取り出す装置に関するものである
。

従来、材料を取り出すには、真空吸引や磁気吸着などの
方式を用いて、上層より一枚づつ取り出す方法が行なわ
れているが、積み重ねた材料は密着していて、取り出す
際に離合しないことが多く、このため重なり合って余分
な材料が供給され、加工機に損傷を与えるなどの危険が
多かった。

この重なりは、これまでは静電気や１表面の油膜等が作
用して起るものと考えられ、静電気を除去したり、材料
の一部に突起などを設けて、積み重ねても材料間に空隙
ができて密着しない様にするなどの方策がとられてきた
が、効果は今一つ明瞭ではない上に、加工を特別に必要
としたり、積み重ねた際安定せず積滞装置に工夫を要す
るなどの欠点があっｔこ。

本発明はこの様な欠点を除去し、積み重ね”だ材料を一
枚づつ支障なく取り出せる装置を供給せんとするもので
ある。発明に際し、まず密着不分離が発生する原因とな
るものを追究した結果、その主たるものは従来考えられ
ていた静電気や油膜などではなく、密着して積み重ねら
れたことによって、板材の間の空気が追い出された結果
生ずる無気圧状態によるものであることが判ってきた。

そこで本発明は取り出す際材料に反りを与えることに」
：って、密着する材料の間に空隙を作り気圧を同一化さ
せ離合させる様にしたものである。

本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

まず第一実施例の全体を第１図に、第２図には部分の詳
細を示す。

フレーム（１）の端部の溝（１７）には、２この案内筒
（７）　（７）を座板（９）（づ）を挾みナツト（８）
　（８’Ｊで締着する軸（１８）は連結部材（１３）に
固着されており、押バネ（１４）を通して案内筒（ｉ）
の円孔に摺動自在に挿通し、外出した上端部にはカラー
（１６）を固着している。

同様に抑圧ピン（６）も押バネ（１２）を通し案内筒（
７）の内孔を摺動自在に挿通しカラー（１０）が上端に
固着されている。

（１１）は緩衝パノ１−であって押圧ピン（６）に固着
している。

連結部材（！３）には側面に口金（１９）を介しチュー
ブ（１６）を結合し、下面には吸着盤（＋５）を取付け
る。

連結部材（１３）の内部には通し穴を設け、一方は吸着
盤（１５）内の開口部に継かり、他の一方はチューブ（
１Ｇ）の内孔へと継って通気路ができている。チューブ
（１６）は吸引装置に継がれている。

以上の様な吸着盤（１に）と抑圧ピン（ｄ）を図の様に
フレーム（１）の他方の端部の溝（１７）にも設ける。

フレーム（＋）は連結板（５）を介してシリンダー（２
）の伸縮軸（３）に固着されている。

シリンダー（２）は保持部材（４）に固定されており保
持部材は運搬装置の一部を成している。

本発明は以上の構成であるから使用の際は次のごとくに
なる。

支持部材（４）を積み重ねた材料（２０）の上空に停止
させ、シリンダー（２）に圧搾空気が送り込まれシリン
ター（３）が伸びると、フレーム（１）は下降する。ま
ず押圧ピン（６）の緩衝パノｌ−（ＩＩＸＩわが最上層
の材料（２０）に接触するが、フレーム（りは第三図の
如く吸着板（＋ｓ）（＋ｇ）が材料（２Ｄ）の表面に接
触するまで下降する。この時、押しバネ（１２）（ｔＭ
）は押圧された状態にある。

次にチューブ（１６）を介して吸引が行なわれると吸着
板（］５）（１ｉｒ）は材料（２Ｄ）を段着する。次い
て第４図の如く伸縮軸（３）が縮み材料（２＋１）が持
ち上げられると、押しバネ（］２）（１：２）の圧力に
よって押圧ピン（６）（ｄ）が伸び、材料（２０）は端
部を押されて反る。

この時密着している次層の材料（２１）も材料（２０）
に沿って反るが、吸着保持されていないので完全には沿
い得す、材料（（イ））との間にずれを生じ空隙ができ
気圧差が無くなり図の様に分離する。

この様に吸着盤（１５）と押圧ピン（６）との相反する
関係によって、材料に反りを与え分離のための空隙を作
ることができるが材料に与える反りは、吸着盤（１５）
と押圧ピン（６）の間隔や押しバネ（１２）の強さを変
えることによって、材料の最も適する状態に設定するこ
とができる。

又、吸着盤（１５）と抑圧ピン（６）の関係位置は１図
と逆に抑圧ピン（６）を内側に設置して、材料は中央部
を下にして反る形となっても効果は同じである。

第５図はこの発明の第２実施例を示している。

フレーム（１）（イ）を十字又はＸ状に構成し、吸着盤
（１５）と抑圧ピン（６）を内外交互に配設する。

この様にすることによって材料は、フレーム（１）に沿
っては第６図に示す断面、フレーム（１）に沿っては第
７図に示す断面の様に波を打つ形を示す。

つまり、材料に反りの他にねじりを与え凹凸を形成する
ことになり、下側の材料は追随できず９分離の作用効果
が向上する。このため材料間に粘度の高い油膜や接着剤
なども介在して密着が強固であっても、容易に剥離させ
ることができる。

この他抑圧ピン（６）吸着盤（１５）の配置は例示に滞
らず材料の大きさ、厚さ、硬さ、密着の度合によって、
数量・位置とも工夫でき尚一層効果を−に（ヂうるもの
である。

第８図はこの発明の第３実施例を示し、ている。

保持部材（４）には、伸縮軸（３）に直接中継部材（１
３）吸盤（１４）中継ホース（Ｉ５）を取付けたンリン
クー（２）を２組取付け、２組の伸縮軸を伸ばし材料（
２Ｄ）を押え付けて吸着した後４片方の伸縮軸（３）を
縮めて図の如く材料（２０）を反らせ、密着する次段の
材ＦＩ（２＋）との間に空隙を作っても同じ効果がみら
れる。

又、各実施例において吸着は真空吸引であっても、磁気
の吸着など他の手段であっても効果は同じである。　１ 以上の如く本発明によるときは、一枚づつ確実に分離さ
れて材料は取り出されるので。

次段階へ材料が重なって供給され加工が行なわれたため
に加工機械が故障したり材料が損われる様な事故は未然
に防ぐことができる。

現在材料が重なって供給されるのを検知するのは、技術
的に困難が多く経済的にぜ、高＜　９る」二に、検知す
る煩度か高く実用的ではなＣ）ので、積み重ねた時に空
隙を作り密着させない方法などが行なわれているが９作
業が煩わしく非能率である。

本発明はそれ等の不都合をすへてＭ決［２゜経済的にも
作業能率上にも大きな効果を有するものである。

又、一方本発明の効果を活用して、比較的弱い接着剤を
材料に塗布し、材料の積み崩第１を防いだり、運搬時の
捕縛材料を排除することができるなどの効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一部を断面で示した正面図。 第２図は本発明の一部分の斜視図。 第３図第４図は本発明の作用を示す。 第５図は本発明第２実施例を示す。 第６図第７図は本発明第２実施例の効果を示す断面図。 第８図は本発明第３実施例を示す。 １　フレーム　１１．１１’　緩衝パラ１〜２　ノリン
ク−１２，１２′　押しバネ３、伸縮軸　１３．１３’
　連結部材 ４、　保持部材　１４．１．４“　押しバネ５　連結板
　１５．１ぎ　吸着盤 ６６′　抑圧ピン　１６．　チューブ ７７“　案内筒　１７．　溝 ８．８′　ナノｈ　１８．　軸 ９．９゛　座　板　１９．　口　金 １０１σ　カラー　２０．２１　材　料特許出願人　宇
　都　正　亜

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フレーム（１）には、押バネ（Ｌ２）と案内筒（７）と
   に挿通した押圧ピン（６）と、案内筒（７）に挿通した
   軸（１８）に固定した連結部材（１３）と吸着盤（１５
   ）とを設けて成る。材料の取り出し装置。