JPS6023839Y2 - 磁気バブル駆動回路 - Google Patents

磁気バブル駆動回路

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JPS6023839Y2
JPS6023839Y2 JP7671679U JP7671679U JPS6023839Y2 JP S6023839 Y2 JPS6023839 Y2 JP S6023839Y2 JP 7671679 U JP7671679 U JP 7671679U JP 7671679 U JP7671679 U JP 7671679U JP S6023839 Y2 JPS6023839 Y2 JP S6023839Y2
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JP
Japan
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coil
magnetic
drive circuit
ground
current
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JP7671679U
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JPS55178893U (ja
Inventor
格 大竹
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富士通株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は磁気バブル駆動回路に係り、特に磁気バブルメ
モリ装置において駆動磁界を発生するコイルの駆動回路
を小型化する場合に好適な磁気バブル駆動回路に係る。
近年、磁気バブルメモリ装置が実用化されるようになっ
た。
この磁気バブルメモリ装置においては、1軸異方性の磁
性結晶薄膜中に、周囲とは逆向きの磁化ベクトルを有す
る円筒状磁区(バブル磁区)が存在するか否かにより2
値情報を保持するようになっている。
また、磁性結晶薄膜上にはバブル磁区を発生させるため
の導体パターンよりなる発生器、バブル磁区の移動軌道
を定めるための軟磁性パターン、バブル磁区の通過を検
出する磁気抵抗素子よりなる検出器等が設けられている
バブル磁区の移動は磁性結晶薄膜表面と平行な平面内に
おいて回転する駆動磁界と前記軟磁性パターンとの協動
作用によってなされる。
すなわち、駆動磁界により軟磁性パターンの縁端部に磁
荷が誘起され、この誘起された磁荷にバブル磁区が吸引
され、同時に該誘起される磁荷が駆動磁界の回転に伴い
軟磁性パターンに沿って移動することに基づいている。
典型的な駆動磁界はその大きさが一定であり、従ってそ
のベクトル軌跡をみると円形となる。
このような円形ベクトル軌跡を描く駆動磁界を得るには
、例えば周知のように直交する1対のコイルに、相互に
90’位相が異なる正弦波電流を通ずればよい。
しかしながら、周波数、振幅等の精度および安定性が高
い正弦波電流を発生させるには一般に複雑・高価な回路
を構成せねばならず、とりわけ100K Hz以上の高
周波電流を発生させる回路を安価・簡素に構成すること
は困難である。
こうしたことから、従来、前記円形ベクトル軌跡を描く
駆動磁界にとって代り、方形ベクトル軌跡を描く駆動磁
界を採用することが提案された。
というのは、この方形ベクトル軌跡の駆動磁界発生に必
要な電流の波形が、簡素な構成の回路で発生しうる三角
波であるためである。
第1図はかかる従来の回路構成aおよびその動作波形す
を示し、第2図はH型駆動回路と称せられ第1図に示す
回路を改良し電源電圧を単一化した回路を示している。
いま、第1図aの回路において、トランジスタTrAが
オン、TrBがオフであると、コイルLの左端電位VL
は正電源電圧+Vにほぼ等しい。
(正確にはコレクタ・エミッタ間の電位降下分■。
や、だけ少なく、V、=V−VoEsとなる。
)従って、コイルLには一定の増加率(■L/Lアンペ
ア/秒を有する電流■、が流れる。
次いでトランジスタ’rrAt TrBの両方がオフと
なると、前記電流ILは減少しはじめ、コイルLの左端
電位■、は負に変化する。
このとき、誘起される電位VLはダイオードDBのため
に略負電源電圧−■にクランプされ、従って電流ILは
一定の減少率(V/Lアンペア/秒)を有する。
こうした状態は電流ILの向きがダイオードDBに対し
順方向である限り、すなわち該電流It、が零になるま
で持続し、そこで終結し、以後はそのままでは電流は流
れない。
このようにして、半サイクルの間コイルLに電流■、が
図中矢印方向に流れた後、今度はトランジスタTrAが
オフ、トランジスタTrBがオンとなって、逆向きの増
大電流ILがコイルに流れ、また、次にトランジスタT
r A 9 TrBの両方がオフとなるときダイオード
DAを介して逆向きの減少電流■、が流れる。
以上が1サイクルの動作であり、これが繰返される。
尚、トランジスタTrA t TrBのベースA、 B
には図示しない発振回路等より同図すのTrA、 Tr
Bに対応する信号が加えられる。
また、第2図に示すH型駆動回路は、第1図にあっては
コイルLの一端のみに接続されている回路構成を、コイ
ルLの両端に接続し、各々の動作を半サイクルだけずら
して相補対称的な動作を得るようにしたものである。
こうすることによって、電源電圧を単一化している。
詳細な動作説明を省略するが、第2図すを参照すれば明
らかである。
さて、これらの従来の駆動回路をみると、各々次のよう
な長短がある。
すなわち、第1図に示す駆動回路は構成が簡素である反
面、電源電圧を2種必要とする。
他方、第2図に示すH型駆動回路は単一の電源電圧で動
作する反面、構成が複雑となり、受動素子に比らべ特性
のバラツキが大きい能動素子を多く使用していてそのだ
け動作のバラツキも大きく信頼性の低下を招くおそれが
ある。
従って、本考案は単一電源電圧で動作し構成が簡素な駆
動回路を提供することを目的としており、この目的は本
考案においては、逆極性の一端を相互に接続して共通と
なし他の一端をそれぞれ正または負の電源およびアース
に接続した2個の一方向性スイッチと、該スイッチのそ
れぞれに並列にかつ該スイッチに対し逆極性に接続され
た2個のダイオードと、前記電源およびアース間を分圧
する直列抵抗と、該直列抵抗の分圧端に一端が接続され
他端が電源ないしアースに少なくとも交流的に略導通し
ているコンデンサと、前記スイッチの共通端および直列
抵抗の分圧端間に挿設したコイルとを有し、前記スイッ
チを作動せしめてコイルに三角波電流を印加することに
より、該コイルの傍に配置した磁気バブル素子に駆動磁
界を加えるようにした磁気バブル駆動回路によって遠戚
されるが、以下その一実施例を図面に従って詳細に説明
する。
第3図は本考案に係る磁気バブル駆動回路の回路構成a
および動作波形すを示す図である。
図中TrA ? TrBはトランジスタ、DA、DBは
ダイオード、Lはコイル、R1,R2は抵抗、Cはコン
デンサであり、コイルLの左端に接続されたトランジス
タ’rrA、 TrysダイオードDA、DBよりなる
回路構成は第1図および第2図と同一であるから、対応
する符号を援用している。
この回路における構成上の従来との相違は、コイルLの
右端に接続された回路構成にあり、具体的には該コイル
Lの右端電位VL2を電源電圧■の172に保持するた
め、抵11. R2およびコンデンサCを該コイルの右
端に接続した点にある。
前記抵wit R2は各々一端がコイルLの右端に、ま
た他の一端がそれぞれ電源およびアースに接続されたも
のであり、前記コンデンサは一端がコイルLの右端に、
他の一端がアースに接続されたものである。
動作を説明すると、まずトランジスタTrAがオン、T
rBがオフのとき、コイルLの左端電位VLIはほぼ電
源電圧Vに等しく、他方コイルLの右端電位VL2は抵
抗R1,R2で電源電圧■を分圧し1/2とした電位が
定常的に加えられている。
従って、図中矢印方向にコイルLに電流■、が流れ、こ
の電流は一定の増加率(V /2Lアンペア/秒)を有
する。
この電流■、のほとんどは電源十■よりトランジスタT
rAおよびコイルLならびにコンデンサCを径由してア
ースに至る径路を流れ、抵抗R1゜R2には僅かにしか
流れないようにしている。
すなわち、コンデンサCの静電容量を充分大きくし、抵
抗R1,R2の抵抗値を比較的大きくしている。
このようにすれば、コイルLの右端電位VL2の変動が
小さくなりかつ抵抗による電力損失が小となる。
次にトランジスタTrAg TrBの両方がオフとなっ
たときには、前記電流ILの減少によってコイルの左端
が急激に降下し、略零となってダイオードDBがオンと
なると、該電位VLIはほぼアース電位にクランプされ
る。
他方、コイルLの右端電位V L 2は依然として電源
電圧■の工を維持する。
この結果、コイルには図中矢印方向に一定の減少率(−
V/2Lアンペア/秒)を有した電流Iしが流れる。
この電流■、の径路はアースよりダイオードDBおよび
コイルLならびにコンデンサCを径由しアースに帰還す
るものである。
そして、この電流ILはダイオードDBがオンである期
間すなわち電流ILの大きさが零となり向きを変えよう
とするときまで持続する。
このような半サイクルの動作が終結すると同時に、今度
はトランジスタTrAがオフ、TrBがオンとなり、コ
イルLには逆向きの電流が流れ、前記半サイクルの動作
と同様な動作が行われる。
この場合にもコイルLの右端電位V L2は略一定電位
を維持する。
尚、前記右端電位VL2の変動分を算出すると次式の通
りである。
■o=1fTI′1dt=コチ”/’−M−tdtC2
L T2 2LC (但し、Tは周期である。
)例えば、L=50CμH)、 V=20 [:ボルト
〕、C=25CμF〕、T=10 Cμs〕のとき、 Vcキ0.05 (ボルト〕となる。
以上本考案の構成の一例およびその動作を説明したよう
に、本考案によれば、単一電源で動作し、かつ構成が簡
素な駆動回路を提供することができる。
また、トランジスタ等の能動素子の特性バラツキによる
信頼性の低下を防ぐために、該能動素子を2個のみ使用
している。
なお、前記実施例においては、コンデンサCがコイルL
の右端とアースとの間に挿設されているが、本考案はこ
れに限定されるものではない。
すなわち、このコンデンサCはコイルLに流しる電流I
Lの源となり、右端電位VL2を略一定値に保持するよ
うに機能するようにすればどのように接続しても構わな
い。
例えばコンデンサCの他端を電源に接続することもでき
、また並列もしくは直列のコンデンサを2個以上用いて
アースおよび電源に他端を接続するようにしてもよい。
いずれにしても本考案の実施例と同等の効果を奏するこ
とは無論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気バブル駆動回路、第2図は従来の別
の磁気バブル駆動回路、第3図は本考案に係る磁気バブ
ル駆動回路を夫々示している。 TrA、TrB、Tro、TrD・−−−−−トランジ
スタ、Dhg DBg Day DD・・・・・・ダイ
オード、L・・・・・・コイル、R1,R2・・・・・
・抵抗、C・・・・・・コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 逆極性の一端を相互に接続して共通となし他の一端をそ
    れぞれ正または負の電源およびアースに接続した2個の
    一方向性スイッチと、該スイッチのそれぞれに並列にか
    つ該スイッチに対し逆極性に接続された2個のダイオー
    ドと、前記電源およびアース間を分圧する直列抵抗と、
    該直列抵抗の分圧端に一端が接続された他端が電源ない
    しアースに少なくとも交流的に略導通しているコンデン
    サと、前記スイッチの共通端および直列抵抗の分圧端間
    に挿設したコイルとを有し、前記スイッチを作動せしめ
    てコイルに三角波電流を印加することにより、該コイル
    の近傍に配置した磁気バブル素子に駆動磁界を加えるよ
    うにしたことを特徴とする磁気バブル駆動回路。
JP7671679U 1979-06-06 1979-06-06 磁気バブル駆動回路 Expired JPS6023839Y2 (ja)

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JPS55178893U JPS55178893U (ja) 1980-12-22
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