JPS6023554A - ア−チカルバ−ト用移動外型枠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アーチカルバ（−トの施工において使用する
移動外型枠装置に関するものである。

アーチカルバート等の構築には、コンクリート施工の能
率化を図るために、移動型枠装置が使用されるようにな
ってきている。移動型枠装置は多くの場合、型枠体の下
端部にこれを走行させるための車輪を設けており、型枠
体番ま施工構造物の長さ方向に沿って敷設されたレール
にその車輪を介して載架するようになっている。

アーチカルバート施工に使用される移動式外型枠装置に
おいても、アーチ型に形成した型枠の下端部に車輪を設
けた構造のものとなっている。

ところで、アーチカルバートの外型枠はその両側下端部
の車輪で支持されるだけであるから、第１図に示すよう
に、型枠の自重Ｗの作用で下　′端部を矢印ａの方向に
開こうとする力が働くことになり、車輪５がレール２２
から脱線することになり、型枠の保持や移動が困難にな
る。そのため、従来のアーチカルバートの外型枠装置に
おいては、第２図に示すように、型枠体１をトラス２７
によって支持し、それによって型枠の自重による型枠下
部の外方への動きを抑制するようにしている。したがっ
て、従来のアーチカルバ−トの移動外型枠装置はこの第
２図からも明らかなように、構造が極めて複雑、大規模
なものとなって、高価で、重量が犬きく、取扱いが面倒
である、という欠点を有している。

本発明は、前述のような従来の欠点を解決し、構造が簡
易で軽量かつ取扱いが容易であり、安価に製作すること
ができるアーチカルバートの移動外型枠装置を提供する
ことを目的としてなされたもので、アーチ状に形成され
た型枠体の両下端部の外側に、それぞれ、車輪を型枠横
断方向に外方が高くなるように傾斜して移動調節自在及
び上下方向に移動調節自在に設けた走行脚車を装着した
ことを特徴とするものである以下、本発明の実施例を第
３図乃至第６図を参照して説明する。

図において１は型枠体で、アーチ形に形成したバタ材２
を所要間隔をおいて並列し、図示を略した横バタにより
連結して、バタ材１の内面にせき板３を取付けて構成さ
れている。また、この型枠体１は第４図に示したように
、その頂部において２分割して２個の型枠体１ａ　、　
ｌｂとし、それらの頂端部においてピ／４により矢印の
ように回動自在に連結した構造のものとすることもでき
る。そして、型枠体１の両下端部の外側には、型枠体１
の支持、移動と竪型、脱型操作を行なう走行脚車５がそ
れぞれ装着されている。

走行脚車５とその装着状態について第５図を参照して説
明すると、走行脚車５は、型枠体１にブラケット６や取
付杆７等によって固定された上下方向に長いボックス８
と、Ｌ字形に形成された支持脚９と車輪１０とを備えて
いる。ボックス８内には支持脚９の縦部材９ａが遊挿さ
れ、ボックス８内の縦方向に回動自在に設けられたネジ
杆１２にビン１３を突設したコマ（図示ケ略す）を介し
て螺合しており、このビン１３はボックス８の縦方向に
設けられた長孔】４に係合されていると共に、縦部材９
ａには前記のビン１３より下方位置にも振止ビン１５が
突設され、ボックス８に設けた別の長孔１６に係合され
ている。したがって、−ネジ杆１２を回動させれば、そ
れにより縦方向に移動するビン１３にともなって支持脚
９は矢印ａのように上下方向に移動されることになる。

支持脚９の横部材９ｂは前記縦部材９ａとほぼ直角に型
枠体１の横断方向の外方に向けて突出して形成されてお
り、この横部材９ｂにも、その長手方向に治つてネジ杆
１７が回動自在に設けられ、このネジ杆１７にコマ（図
示を略す）が螺装され、そのコマに突設されたビン１８
が横部材９ｂに設けられた横長孔１９から突出し、これ
に車輪１０を取付けたブラケット２１が固着されている
。

したがって、ネジ杆１７を回動させれば、それにより＋
ｉ６方向に移動するビン１８にともなって車輪１０は矢
印すのように横方向に移動されることになる。

そして、走行脚車５は型枠体１に対して、その下端部が
外方に位置した傾斜状態で装着される。したがって、支
持脚９の横部材９ｂは外端が高くなるように傾斜される
ことになり、車輪１０はその横部材９ｂＫ’ｆｆｉって
傾斜状に移動されることになる。

前述のように構成された型枠装置を載置するレール２２
は、アーチカルノクートの施工に先だって構築された基
礎構造物２３の外側に固定したブラケット２４の傾斜し
た上面に敷設され、走行脚車５の傾斜した車輪２２と合
致できるようにされている。

第６図は走行脚車５の他の実施例を示したもので、走行
脚車５の縦部材９ａと横部材９ｂとは鋭角交叉状にして
形成されており、走行脚車５はボックス８を型枠１のバ
タ材２に治って垂直状態で装着されている。したがって
、横部材９ｂはその外端を上位とした傾斜状態となり、
車輪１０はその傾斜に治って矢印すのように移動される
ことになる。また、ブラケット２４は前記実施例（第５
図参照）のようにそれ自体は上面を傾斜させないで、上
面に他の傾斜した添材１１を取付けて、これにレール２
２を設置スることもできる。

本発明装置は前述のように構成されており、施工場所へ
レール５上を押進１２て運げれる。型枠体１の竪型にあ
たって、型枠体１の高さの設定は、走行脚車５の縦方向
のネジ杆１２を操作し、ボックス８に対する支持脚９の
上下位置の調節によって行なう。また、型枠体１の横断
方向の位懺決めは、通常、型枠体１下端部を基ぴ構造物
２３の外側に密接させる作業となるが、それには、走行
脚車５の横方向のネジ杆１７を操作して横部材９ｂを車
輪１０に対して内方に向けて移動させるようにすればよ
い。

このようにして外型枠の竪型をする一方、内型枠２５（
第３図）を竪型し、これら両型枠を適宜連結ボルト等に
より結合する。そしてこれら両型枠間にコンクリート２
６（第３図）を打設する。コンクリートの硬化後型枠体
１を剥離。

脱型するには、横方向のネジ杆１７を操作して型枠体１
の下部を外方に移動させてコンクリート２６より引き離
してから、縦方向のネジ杆１２を操作して型枠体１を持
ち上げれば、型枠体１の全体がコンクリート２６から離
れて脱型されることになる。脱型後は、型枠体１の走行
移動に支障をきたさないように、縦方向ネジ杆１２及び
横方向ネジ杆１７を操作して、型枠体１をコンクリート
２６から十分引き離し、押進して次の施工位置に移動し
てやるのである。また、内型枠２５もコンクリート２６
から剥離して次の施工位置に運ばれることはいうまでも
ない。

上述の作業を操返して行き、アーチカルバートの構築が
なされるのである。

型枠体１は、その走行移動、整形、膜形等の全使用時に
おいて、前述したように、型枠体１の自重により型枠体
ｌの下部！外方へ押出そうとする力が働いているが、そ
の力は車輪１０及びレール２２の傾きによる対抗力によ
り相殺され、車輪１０がレール２２から脱線することが
防止されることになる。

以上説明したように、本発明装置は、アーチ状に形成さ
れた型枠体の雨下端部の外側に、それぞれ、車輪を型枠
横断方向に外方が高くなるように傾斜して移動調節自在
及び上下方向に移動調節自在に設けた走行脚車な装着さ
せたので、型枠体がその自重作用によって下端部を外方
に開こうとする力が働いても、走行脚車に設けた車輪の
傾斜によって、型枠体下端部の外方へのずれを効果的に
抑制することができ、そのため、型枠体には従来のよう
な型枠体の変形を防止するためのトラス等の特別な架構
を付加する必要がなく、型枠体全体が極めてシンプルで
軽量。

安価に製作することができ、取扱いが容易であると共に
、走行脚車には、車輪に対し型枠体を上下方向に移動調
節する機構及び型枠体を型枠横断方向に移動調節する機
構が備えられているので、型枠体の竪型、脱型が、それ
ら調節機構を個々に操作するだけで簡易、迅速に行ない
得られ、また、型枠体の走行移動も車輪により簡易に行
なえる等、多くの優れた効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はアーチカルバート外型枠の自重作用を説明する
正面図、第２図は従来のアーチカルバート外型枠の概要
を示す正面図、第３図は本発明装置の一実施例な示す概
略正面図、第４図は同型枠体の他の実施例を示す正面図
、第５図は同装着した走行脚車の拡大正面図、第６図は
同走行脚車の他の実施例を示す拡大正面図である。 １・・・・・・型枠体　２・・・・・・バタ材３・・・
・・・せき板　４・・・・・・ビン５・・・・・・走行
脚車　８・・・・・・ボックス９・・・・・・支持脚　
１ｏ・・・車輪１２・・・ネジ杆　１３・・・ビン １７・・・ネジ杆　１８・・・ビン ２２・・・レール　２３・・・基礎構造物特許出願人　
岡部株式会社 （ほか１名） 第１図 Ｗ 第２図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アーチ状に形成された型枠体の雨下端部の外側に、それ
   ぞれ、車輪を型枠横断方向に外方が高くなるように傾斜
   して移動調節自在及び上下方向に移動調節自在に設けた
   走行脚車を装着してなる、アーチカルバート用移動外型
   枠装置。