JPS5921862A

JPS5921862A - 移動式コンクリ−ト型枠装置

Info

Publication number: JPS5921862A
Application number: JP12889282A
Authority: JP
Inventors: 信之松ケ下
Original assignee: FUOOMU SERVICE KK; OKABE KK
Current assignee: FUOOMU SERVICE KK; OKABE KK
Priority date: 1982-07-26
Filing date: 1982-07-26
Publication date: 1984-02-03
Also published as: JPS6363701B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、擁壁や堤防の嵩上げ構築に適用するための大
型の移動式コンクリート型枠装置に関するものである。

擁壁や堤防等のように水平方向に長くしかも高さの大き
なコンクリート構造物を構築する場合には、まず基盤上
に所要高さの基礎コンクリートを構築し、その上に所要
高さの壁体を嵩上げ式に構築してゆくが、このように水
平方向に長くしかも蔭は同一断面形をした擁壁等の施工
には、能率化、省力化等の点から大型の移動式型枠装置
が用いられるようになってきた。

しかし、従来使用されている移動式の型枠装置は、大型
の型枠を保持して走行し、型枠の整形、修成、脱型等一
連の操作を行なわせるため構造が複雑化し、取扱いに高
度の熟練を要すると共に、重量も過大で高価なものとな
り、経済的にも大きな効果が得られないという状況であ
る。

本発明は、前記従来の状況に録み、構造及び取扱いが簡
易で安価に製作できる、移動式コンクリート型枠装置の
提供を目的と１−でなされたもので、この装置を用いる
ことにより、擁壁や堤防等の構築が一層能率よく経済的
に行ない得られるものでおる。

以下、本発明装置の実施例を図面を参照して説明する。

図において１は保持フレームで、施工構造物の長手方向
に延長する梁フレーム２と、梁フレーム２の前端よシ斜
め後下方に向けて屈曲して設けた支柱杆３とにより形成
されてお如、この保持フレーム１は、施工構造物の巾方
向に所要の間隔をおいて複数配置されている。そして、
これら保持フレーム１，１には、施工構造物の巾方向に
延長する複数本の胴材４，４がそれらの梁フレーム２．
２上に架設、結合されている。

保持フレーム１の後端部には、高さ調節自在として後部
走行脚車６，６が設けられている。

すなわち、梁フレーム２の後端には取付部材８が立設窒
れ、これに後部走行脚車６がその胴部９を固定して設け
られており、胴部９には下端に車輪１０を設けた脚杆１
１が挿入され、油圧或はネジ等の手段により胴部９に対
して昇降調節自在にされている。

また、支柱杆３の下端部には前面型枠１４の下端部が保
持フレーム１の横断方向に延長するビン５により枢着さ
れている。この型枠１４は従来公知の型枠と同様に、縦
バタや横バタ等の架構材にせき板を固定して形成されて
おり、その外面側には梁フレーム２．２と対応した個所
に上下方向の支持杆１５．１５が取付けられている。な
お、この支持杆１５は型枠の縦バタを利用するようにし
てもよい。また、各支持杆１５の上端には梁フレーム２
の長手方向に長く形成した縦移動調節ジヤツキ１６が固
設されている。

この縦移動刺部ジヤツキ１６は従来公知のものであるが
、念のため説明すると、水平方向に長く形成した筒体１
６ａ内にネジ杆１６ｂが回動自在に設けられ、ネジ杆１
６ｂには、筒体１６ａに設けられた長孔１６ｃからビン
１７を突出させた移動コマ１６ｄ＃″−螺装され、ネジ
杆１６ｂを回動させることにより、移動コマ１６ｄを介
してビン１７が長孔１６ａＫ治って移動されるようにな
っているものである。そして、このビン１７は梁フレー
ム２に固着したブラケット１８に枢着されている。した
がって、前面型枠１４は支持杆１５を介して支柱杆３に
対しビン５を軸として第１図矢印ａのように傾動自在で
あると共に、縦移動調節ジヤツキ１６を操作することに
より、その上端部が同矢印すのように梁フレーム２の長
手方向に沿って移動調節自在な状態で装着されることに
なるのである。

また、前面型枠１４の前面下部には、前部走行脚車７が
取付部材２４を介しその胴部９を固定して設けられてい
る。この前部走行脚車７は、前記した後部走行脚車６と
同様の構成であるから、詳部の説明は省略する。そして
、後部走行脚車６は、嵩上げ構造物Ｂの上面においてそ
の長手方向に延長するように敷設された上部レール１２
に載置され、また前部走行脚車７は基礎コンクリート等
の既設構造物Ａの上面においてその長手方向に延長する
ように敷設された下部レール１３に載置されている。

１９．１９は胴材４，４の両端部に装着された側面型枠
で、前面部枠１４と同様に、縦バタや横バタの架構材に
せき板を固定【７て形成されており、その外面側に胴材
４，４と対応した個所に上下方向の支持杆２０．２０が
取付けられており、この支持杆２０も型枠縦バタを利用
することができる。また、各支持杆２ｏの上端には胴材
４の長手方向に長く形成した横移動調節ジヤツキ２１が
固設されている。この横移動調節ジヤツキ２１は、前記
した縦移動調節ジヤツキ１６と同様の構成のものである
から、図面には筒体２１ａ、ネジ杆２１ｂ、長孔２１ａ
、移動コマ２１ｄ、ビン２２の符号をつけて詳細な説明
は省略する。そして、横移動調節ジヤツキ２１から突出
したビン２２は胴材４に固着したブラケット２３に枢着
され、それによって、側面型枠１９は支持杆２０を介し
て胴材４にビン２２を軸として第２図矢印ｄのように傾
動自在であると共に、横移動調節ジヤツキ２１を操作す
ることにより同矢印ｅのように胴材４の長手方向に沿っ
て移動調節装置な状態で装着されることになるのである
。

なお、本実施例においては、梁フレーム２゜２に結合し
た胴材４は梁フレーム２，２の前後部２個所となってい
るが、必要に応じてその個所を増加させることができる
。

次に、本発明装置による施工態様について説明すると、
基礎コンクリート等の既設構造物Ａ上にすでに嵩上げさ
れた構造物Ｂの上面、及び既設構造物Ａの上面にレール
１２　、１２　、１３゜１３を敷設し、レール１２．１
２上には後部走行脚車６．６を載置し、レール１３，１
３上には前部走行脚車７，７を載置して、本発明装置を
両構造物Ａ、Ｂ上に支持させる。この場合、側面型枠１
９．１９の後部を高上構造物Ｂと所要の長さｌ（第１図
参照）だけ重合させた位置とする。また、後部走行脚車
６．６及び前部走行脚車７，７の高さを調節して、各型
枠１９゜１９．１４の下端が、既設構造物Ａの上面に接
地されるようにする。更に、　（ｌ！＋面型枠１９．１
９は、その上端の横移動調節装置を操作して、巾方向の
位埴決めを行なうと共に、前面型枠１４も、その上端の
縦移動調節装ｆｋ、１６を操作して、側面型枠１９．１
９の前端に接合させる。そして、＠面型枠１９．１９の
下部は、例えば型枠相互に連結ボルトや連結具等（図示
を略す）により固定したり、或は既設構造物等に固定し
て所定の位置設定を行うと共に打設コンクリートの側圧
に対抗させるようにする。

このようにしてセットされた各型枠１４．１９゜１９内
の空所にコンクリートＣ（第３図乃至第５図参照）が打
設される。打設したコンクリートが硬化したならば、側
面型枠１９．１９下部の固定を解除した後、第３図に示
したように、縦移動調節ジヤツキ１６を操作して前向型
枠１４の上端を前方に移動させコンクリートＣから剥離
させる。次いで第４図に示したように、横移動詞節ジヤ
ツキ２１．２１を操作して両側面型枠１９，１９の上端
を中方向外方に移動させ、コンクリートＣから剥離させ
る。この剥離作業が終えた後は、第５図に示したように
、後部走行脚車６，６及び前部走行脚車７，７を高くし
て保持フレーム１を上昇させれば、各型枠１４゜１９．
１９は持ち上げられてその下端は既設構造物Ａより上方
に離れることになる。そして、コンクリートＣ上にレー
ル１２．１２にｗ続ｔ、。

てレール２５．２５を敷設し、型枠装置を適宜な手段で
押進してやれば、型枠装置はレール１３１３．２５．２
５に案内されて次の施工位置へ走行移動させることがで
きる。

前述の施工を繰返し行なうことにより構築が進められる
のである。

なお、本実施例においては型枠装置を走行移動させるた
めにレールを敷設しているが、これは必須というもので
はなく、基礎コンクリートＡの上面が平坦であって走行
操作を十分注意して行なえば、レールを設けなくても走
行移動は可能でおる。

以上説明したように、本発明装置は、走行移動できるよ
うにした保持フレームの前部に前面型枠を、また両側部
に側面型枠を設け、保持フレームを上下に昇降調節自在
にすると共に、前面型枠はその下端部を中心にして前後
方向への傾動と移動調節を行なえるようにし、また、側
面型枠は巾方向への傾動と移動調節を行なえるようにし
たので、コンクリートを打設するための各型枠が一体的
に結合されて走行移動と型枠の保持が確実、容易にでき
、しかも、各型枠はその上端の移動調節装置により成型
、剥離操作が簡易であると共に、施工構造物の巾寸法の
変化に対しても適応させることができ、全体として構造
が簡単、軽量で安価に製作できると共に取扱いが容易で
あ如、施工能率を向上し、施工費の低減を図ることがで
きる等、多くの優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例の移動式コンクリート型枠装置
の使用状態を示したもので、第１図は側面図、第２図は
一部切欠正面図、第３図は前面型枠の剥離状態を示す側
面図、第４図は側面型枠の剥離状態を示す正面図、第５
図は走行移動時の状態を示す側面図である。Ａ・・・既設構造物　　Ｂ・・・素上構造物Ｃ・・・コ
ンクリート　１−・・保持フレーム２・・・梁フレーム
　　３・・・支柱杆４・・・胴材　　　　　５・・・ビ
ン

Claims

【特許請求の範囲】

施工構造物の長手方向に延長する保持フレームの前端部
に、下方に向けて延長する支柱杆を設け、保持フレーム
の後端部には、高上構造物の上面に載置される、高さ調
節自在としｆｃ後部走行脚車を設け、また、前記支柱杆
の下端部には、前面下部に既設構造物の上面に載置され
る、高さ調節自在とした前部走行脚車を装着した前面型
枠の下端部を枢着すると共に、前面部枠の上端部を保持
フレームの長手方向に移動調節自在に取付け、更に、保
持フレームの複数個所に該フレームの中方向に延長する
胴材を取付け、該胴材の両端部に、それぞれ側面製枠を
その上端部において傾動かつ胴材の長手方向く移動調節
自在に垂設したことを特徴とする、移動式コンクリート
型枠装置。