JPS59138666A

JPS59138666A - 壁体用移動型枠装置

Info

Publication number: JPS59138666A
Application number: JP991483A
Authority: JP
Inventors: 信之松ケ下
Original assignee: FUOOMU SERVICE KK; OKABE KK
Current assignee: FUOOMU SERVICE KK; OKABE KK
Priority date: 1983-01-26
Filing date: 1983-01-26
Publication date: 1984-08-09
Also published as: JPH024737B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、水平方向に長い壁体の構築に使用する移動型
枠装置に関するものである。

擁壁、防音壁のような水平方向に長いコンクリート壁体
の施工には、近年、施工の能率化と省力化のために、大
きな規模に組まれた型枠体を次々と施工位置に移動して
反復使用する移動型枠工法が実施されるようになってき
た。そして、この工法における型枠移動方式としては、
型枠体を台車に支持させて走行移動させ為ものが主流化
されつつある。。

しかし、この走行移動方式のものは、大規模、大重量の
型枠を安定よく支持して移動させることと、型枠の整型
、脱型等各種の調節、操作が行えなければならないこと
から、台車は頑強で大量化するとともに、型枠の操作機
構が複雑となり、重量が過大で取扱いが面倒であり高価
となるばかりでなく、大きな走行台車を施設するのに広
い場所が必要である等、多くの問題がある。

本発明は、前述のような従来の走行式移動型枠装置の問
題点を解決するためになされたもので、壁体用の一対の
型枠体を互に回動調節自在に一体的に結合するとともに
、両型枠体の外側に、簡単な構成で型枠体との接離を自
在とした走行脚車を装着させることにより、構造が簡単
。

軽量であり、しかも、型枠の整形、ｐｉｅおよび脱型等
の操作が容易で作業能率の良好な壁体用移動型枠装置を
提供しようとするものである。

以下、本発明装置の実施例を図面を参照して説明する。

第１図、第２図において、１．２は互に間隔をおいて対
向した一対の型枠体で、それぞれ縦バタ３．３および横
バタ（図示を略す）を格子状に結合するとともに、縦バ
タ３，３にはそれらの対向面側にせき板４，４を取付け
て構成しである。そして、一対の型枠体１，２の上部に
は互に対向側へ連結杆５，６を延設して、それらの端部
をピン７によって枢着し、また、型枠体１，２の上部間
には長さ調節自在とした間隔調節部材８が架設されてい
る。したがって、間隔調節部材８を伸縮操作することに
より、一対の型枠体１，２は互にピン７を中心にして第
１図の矢印のように回動して相対的に開閉されることに
なるのである。なお、前記の連結杆５゜６は、通常縦バ
タ３，３を延長して形成するが、これを縦バタ３とは別
の部材で形成することもできる。

９は走行脚車で、脚柱１０に車輪１１を備えた支脚１２
が油圧式或はネジ式等の昇降機構１３によって昇降調節
自在に設けられている。そして、この走行脚車１０は、
中央部を互に枢着１４し−た開閉自在なＸ字状支持体１
５を介して各型枠体１．２の外側に、その耐力材例えば
縦バタ３に接離自在に装着されている。すなわち、Ｘ字
状支持体１５の一対の支持杆１５ａ、１５ｂの各下端部
は、脚柱９と縦バタ３とにそれぞれピン１６．１７によ
り枢着され、また各上端部はそれぞれ脚柱１０と縦バタ
３とに設けた上下方向の長孔１Ｂ、１９とにそれぞれピ
ン２０゜２１により係合されているのである。

次に、本発明装置による施工要領について説明すると、
まず、第１図のように、壁体の布基礎２２を所定の高さ
に施工するとともに、その両性側に治ってレール２３．
２３を敷設し、その上に車輪１１．１１を介して装置を
載置し、所定の位置へ走行移動させて固定する。この場
合、走行脚車９，９の昇降機構１３．１３を操作して脚
柱１０，１０の高さを伸ばし、型枠体１．２の下端が地
盤２４に接しないようにする。

次いで昇降機構１３．１３を操作して型枠体１゜２の下
端が布基礎２２の両側面に重合できる高さに調節すると
ともに、間隔調節部材８を操作して、型枠体１，２０間
隔を縮め、それらの下端が布基礎２２の両側面に接する
ようにする。

このようにして、型枠体１，２が所定の位置に設定され
れば、型枠体１，２の内側にコンクリート２５を打設す
る。

コンクリート２５の硬化後は、型枠体１，２を外方に開
いて脱型するのであるが、それには、第２図のように、
間隔調節部材゛８を矢印のように伸長すれば、型枠体１
．２は互にピン７を中心にして左右に開かれることにな
り、型枠体１゜２はコンクリート２５から剥離、脱型さ
れることになる。この場合、走行脚車９はその車輪１１
とレール２３との係合によって横方向への移動が規制さ
れているので、型枠体１．２はそれぞれＸ字状支持体１
５を閉じるようにして走行脚車９の方に接近することに
なゐ。また、型枠体１．２はその開きによって傾くこと
になり、それによって走行脚車９も同様な傾きをもつこ
とになるが、しかし、その傾きは実際には僅かなもので
あるから、後の走行移動の障害と゛なるおそれはない。

そして、型枠体１，２は第２図のように脱型された開き
状態で次の施工位置に走行移動され、上述の操作を繰返
して行うことにより、水平方向に長い壁体コンクリート
の施工を進めて行くのである。

前記実施例においては、本発明装置による壁体の施工に
先だって、地盤２４上に布基礎２２を施設するようにし
ているが、この布基礎２２は設けなくても施工すること
ができる。−３図はその代案を示したもので、型枠体１
，２の下端を斜断状く形成し、施工にあたっては型枠体
１．２の下端を地盤２４の上方に間隔をおいて設定し、
その後で型枠体１．２の下端と地盤２４との間に補助型
枠２６を設置するのである。

第４図乃至第６図は、一対の型枠体１，２の間隔調節自
在の機構の他の実施例を示したもので、第４図のものは
、両型枠１，２の連結杆５゜６をそれらの枢着個所７よ
り更に長く延出して、それらの先端部間に両型枠１，２
の開閉を行う間隔調節部材８を架設したものである。ま
た、第５図のものは、例えば、一方の連結杆５だけを枢
着個所７より長く延出させ、その先端部と他方の連結杆
６の基部（型枠体２の上部）間に間隔調節部材８ｔ−架
設したものである。更に、第６図の実施例は、両連結杆
５，６を枢着個所より少し長く延出させ、例えば他方の
連結杆の方に枢着個所７を挾んで直立部材６ａ　、６ｂ
を突設し、それらにそれぞれネジ杆８ａ　、８ｂを連結
杆６と平行に進退自在に螺合させて、両ネジ杆８ｍ、８
ｂｌｉ４１４Ｃ一方の連結杆５の先端部を挾持したもの
である。これらいずれの実施例のものも、間隔調節部材
８或はネジ杆８ａ、８ｂを操作することによって、両型
枠体１．２は枢着したピン７を中心として開閉動作され
ることになる。なお、型枠体１．２の間隔調節自在とし
た機構は、前記実施例のほか従来公知の調節手段を用い
得ることはいうまでもない。

以上説明したように、本発明の壁体用移動型枠装置は、
一対の型枠体を互にその上部において間隔調節自在に結
合するとともに、各型枠体の外側に、車輪を備えた支脚
を昇降調節自在に設けた走行脚車を、開閉自在としたＸ
字状支持体を介して、型枠の横断方向に接離自在に装着
したので、型枠体を走行移動させるための装置を含めて
装置全体が極めて簡単化され、軽量で安価に製作できる
とともに、型枠体の高低調節と竪型およびコンクリート
からの剥離、脱型が、支脚の昇降操作と間隔調節部材の
伸縮操作だけで極めて簡易に行うことができ、熟練者を
必要とせず、作条人員も少くてすみ、省力的に高能率の
施工ができ、壁体用移動製枠装置として優れた効果を奏
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による装置の竪型した状態を
示す正断面図、第２図は同じく脱型した状態を示す正断
面図、第３図は型枠体下部の竪型時における他の実施例
を示す要部正断面図、第４図乃至第６図は一対の型枠体
の間隔調節自在の機構のそれぞれ他の実施例を示した要
部正断面図である。１．２・・・型枠体　　３川縦バタ４・・・せき板　　　　５，６・・・連結杆７・・・ピ
ン　　　　　８・・・間隔調節部材９・・・走行脚車　
　　１０−・・脚柱１１・・・車輪　　　　１２・・・
支脚１３・・・昇降機構　　１５・・・Ｘ字状支持体２
２・・・布基礎　　　２３・・・レール２５・・・コン
クリート　２６・・・補助型枠特許出願人　岡部株式会
社（ほか１名）第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

一対の壁体用型枠体を互にその上部において間隔隣節自
在に結合するとともＫ、各型枠体の外ｆＩＩＩＫ、車輪
を備えた支脚を昇降調節自在に設けた走行脚車を、開閉
自在としたＸ字状支持体を介して、型枠の横断方向に接
離自在に装着したことを特徴とする、壁体用移動型枠装
置。